説明

ドアロックのチャイルドプロテクタ装置

【課題】従来装置の主要構造を変更せず同一外形のままで、操作部の操作位置及び操作方向に自由度を持たせ、様々な車種に適用できる汎用性の高いドアロックのチャイルドプロテクタ装置を提供する。
【解決手段】ドアラッチ解除方向に移動可能なオープン部材と、インサイドハンドルからの入力により作動するインサイドレバー3と、インサイドレバー3の作動によりオープン部材を作動させるブッシュ4と、操作ピン73の操作によりチャイルドプロテクトを可能とするセット位置とチャイルドプロテクトを解除するアンセット位置とに移動して切り替え可能とされた状態で配設されているチャイルドプロテクタ部材5と、ベース6と、を具備し、操作ピン73とチャイルドプロテクタ部材5との間にベルクランク7を介在させ、ベルクランク7はチャイルドプロテクタ部材5がセット位置からアンセット位置へ移動する方向とは異なる方向に操作ピン73を操作可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両内側のインサイドハンドルからドアロックの解除操作を行えないようにするチャイルドプロテクタ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両に乗った子供が誤ってドアロックを解除操作することを防止するために、チャイルドプロテクタ装置が用いられる。この種の装置として、本願出願人は特許文献1のドアロックチャイルドプロテクタ装置を共願している。特許文献1に開示される装置は、オープン部材と、インサイドレバーと、移動操作子と、チャイルドプロテクタ部材と、ベースとを具備し、チャイルドプロテクタ部材はチャイルドプロテクトを可能とするセット位置と、これを解除するアンセット位置とに切り替え可能とされている。チャイルドプロテクタ部材の位置は、操作部の操作により直動で切り替えられるようになっている。
【0003】
そして、移動操作子の組み付けられたチャイルドプロテクタ部材がセット位置に設定された状態では、インサイドハンドルからインサイドレバーを操作しても移動操作子及びオープン部材は作動せず、ドアロック状態が保持されるようになっている。また、チャイルドプロテクタ部材がアンセット位置に設定されて移動操作子がインサイドレバーとオープン部材との間に介挿された状態では、インサイドハンドルからインサイドレバーを操作することにより移動操作子及びオープン部材が作動して、普通にドアロックを解除できるようになっている。なお、車両外側のアウトサイドハンドルは、別の部材を用いてオープン部材に係合されており、チャイルドプロテクタ部材の位置に関係なくドアロックを解除できるようになっている。
【特許文献1】特開2006−169948号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のチャイルドプロテクタ装置では、チャイルドプロテクタ部材をセット位置とアンセット位置に切り替える操作部は、プロテクタ部材本体部の肉厚方向に突出するように一体に設けられていた。したがって、セット位置とアンセット位置に相当する操作部の位置は固定され、また操作方向も二つの位置の間を直動する方向のみに固定されていた。操作位置及び操作方向が固定されていると、適用可能なドア構造が限定されて、車種ごとに異なる寸法でチャイルドプロテクタ装置を製作する必要が生じ、汎用性がなかった。
【0005】
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであり、従来装置の主要構造を変更せず同一外形のままで、操作部の操作位置及び操作方向に自由度を持たせ、様々な車種に適用できる汎用性の高いドアロックのチャイルドプロテクタ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のドアロックのチャイルドプロテクタ装置は、ドアロックのラッチ状態を解除するドアラッチ解除方向に移動可能なオープン部材と、インサイドハンドルからの入力により作動するインサイドレバーと、前記インサイドレバーの作動により前記オープン部材を前記ドアラッチ解除方向に作動させる移動操作子と、操作部の操作によりチャイルドプロテクトを可能とするセット位置とチャイルドプロテクトを解除するアンセット位置とに移動して切り替え可能とされた状態で配設されているチャイルドプロテクタ部材と、前記オープン部材と前記インサイドレバーと前記移動操作子と前記チャイルドプロテクタ部材とを配設するベースと、を具備するドアロックのチャイルドプロテクタ装置であって、前記操作部は、所定方向の前記操作を前記チャイルドプロテクタ部材の任意方向の前記移動に変換する操作方向変換部材を有することを特徴とする。
【0007】
本発明は、例えば特許文献1に開示したチャイルドプロテクタ装置の改良に関し、操作方向変換部材を設けることで、チャイルドプロテクト部材の移動方向と異なる方向の操作を可能とし、汎用性を高めたことを主旨としている。本発明は、オープン部材と、インサイドレバーと、移動操作子と、チャイルドプロテクタ部材と、ベースと、操作方向変換部材と、で構成することができる。
【0008】
オープン部材は、例えば直進移動や回転移動することにより、ドアロックのラッチ状態の解除を行う部材である。インサイドレバーは、車両内側に設けられて乗員が操作するインサイドハンドルからの入力により作動する部材である。移動操作子は、インサイドレバーの作動によりオープン部材をドアラッチ解除方向に作動させる部材であり、インサイドレバーとオープン部材との間に機構的に介挿することができる。チャイルドプロテクタ部材は、操作部の操作によりセット位置とアンセット位置とに移動して切り替え可能とされている部材である。そして、チャイルドプロテクタ部材に移動操作子を組み込むことで、チャイルドプロテクトの機能を実現することができる。すなわち、チャイルドプロテクタ部材をセット位置に配したときに移動操作子が作動しないようにして、ドアラッチの解除を防止することによりチャイルドプロテクトを実施し、アンセット位置に配したときに移動操作子が作動するようにして、ドアラッチの解除を行えるようにしてチャイルドプロテクトを解除するように形成することができる。なお、チャイルドプロテクタ部材は、特定方向の直進移動や、あるいは特定軸を中心とした回転移動を行うことにより、二つの位置を切り替えられるように形成することができる。
【0009】
操作方向変換部材は、所定方向の操作をチャイルドプロテクタ部材の任意方向の移動に変換する部材である。操作方向変換部材を設けることにより、チャイルドプロテクタ部材の移動方向とは異なる方向で操作を行うことができ、さらには離れた箇所からも操作できるようになる。操作方向変換部材は、例えば次に述べるようなてこ部材、好ましくはベルクランクとすることができる。
【0010】
前記操作方向変換部材は、前記ベースによって揺動可能に枢支される支点と、前記操作のために操作力を加える力点と、前記チャイルドプロテクタ部材を前記移動可能に係止する作用点とをもつ、てこ部材であってもよい。
【0011】
前記てこ部材は、前記作用点に長孔が形成されたベルクランクであり、前記チャイルドプロテクタ部材は、該長孔に遊動可能に嵌挿される係止ピンをもつことが好ましい。
【0012】
操作方向変換部材には、てこ部材を用いることができ、てこ部材の支点はベースによって揺動可能に枢支することができる。また、力点には直接操作力を加えて操作するようにしてもよく、別の操作部材を連結して離れた箇所から操作するようにしてもよい。さらに、作用点では、チャイルドプロテクタ部材を移動可能に係止することができる。
【0013】
てこ部材の、支点、力点、作用点の並び順に制約はないが、中央に支点を有するベルクランクとすることが好ましい。ベルクランクは、支点となる枢支軸を介して二本のアームをもち、各アームの先端に力点と作用点とを有する構成とすることができる。ベルクランクでは、作用点は枢支軸を中心として円運動するので、この円運動でチャイルドプロテクタ部材を任意方向に移動させるために、作用点に長孔を形成することができる。一方、チャイルドプロテクタ部材には係止ピンを設けて、長孔に遊動可能に嵌挿することができる。すると、作用点の円運動の方向とチャイルドプロテクタ部材の移動方向が異なっていても、作用点が回動するにつれて係止ピンが長孔内を摺動して長径方向に相対移動するので、ベルクランクはチャイルドプロテクタ部材を移動させることができる。なお、ベルクランクの二本のアームの成す角及び各アーム長は、所望される操作方向と操作位置、及び操作力の大きさに合わせて適宜設定することができる。
【0014】
前記ベルクランクの前記支点を枢支する枢支軸は、前記インサイドレバーの前記作動を揺動により行うための揺動軸と、前記チャイルドプロテクタ部材の前記移動を案内するガイド部材と、のうち少なくとも一つを兼ねるようにしてもよい。
【0015】
インサイドハンドルからの入力により作動するインサイドレバーは、揺動軸を中心にして揺動することにより作動する構造を採用することができる。そして、インサイドレバーの揺動軸とベルクランクの枢支軸とを同一軸心に配置して両者を兼用すること、すなわち共通の軸体を用いることができる。また、チャイルドプロテクタ部材にガイド溝を設け、ベース側にガイド部材を設けて、ガイド溝がガイド部材を摺動することにより、チャイルドプロテクタ部材が移動するように構成することができる。このガイド部材を、ベルクランクの枢支軸で兼用することもできる。さらには、ベルクランクの枢支軸で、インサイドレバーの揺動軸とチャイルドプロテクタ部材を案内するガイド部材との両方を兼ねることもできる。
【0016】
以上のようにベルクランクの枢支軸を他の部材と兼用した態様では、ベルクランクを新たに設けても、従来装置のコンパクトな構造を変更する必要がなく、構成部材は従来と共通として同一の装置外形を維持することができる。
【発明の効果】
【0017】
以上説明した本発明のドアロックのチャイルドプロテクタ装置によれば、操作方向変換部材を設けたことにより、チャイルドプロテクトを行う操作位置及び操作方向を自由に設定することができるので、様々な車種に適用できて汎用性が高い。また、操作方向変換部材にベルクランクを用い他の部材と兼用した態様では、従来装置のコンパクトな構造を変更する必要がなく、構成部材は従来と共通として同一の装置外形を維持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明を実施するための最良の形態を、図1及び図2を参考にして説明する。図1は、本発明の実施例のドアロックのチャイルドプロテクタ装置を説明する図である。実施例のチャイルドプロテクタ装置1は、車両の後部座席のドアに内蔵されたドアロック機構に設けられたものであり、オープン部材に相当するオープンレバー2と、インサイドレバー3と、移動操作子に相当するブッシュ4と、チャイルドプロテクタ部材5と、ベース6と、操作方向変換部材に相当するベルクランク7と、で構成されている。また、図1はチャイルドプロテクタ部材5が図中下方のアンセット位置に配置されてチャイルドプロテクトが機能しないアンセット状態を示しており、図中の破線矢印はドアロックの解除操作に伴う装置の作動を示している。
【0019】
ベース6は、後述する各部材を配設するための基体となる部材であり、ドアに内蔵固定されるように形成されている。オープンレバー2は、ベース6の紙面奥側に配設された部材であり、図中に破線で示されている。オープンレバー2は、図中に破線矢印で示されるように右方向に作動してドアロックのリフトレバー21を右方に駆動し、ドアロックを解除することができるようになっている。オープンレバー2の図中左端は、図1のアンセット状態ではブッシュ4の右側面に紙面奥側で当接している。インサイドレバー3は、略かぎ型に形成され、一端が後述の枢支軸71に枢支されて揺動するようになっており、他端はアンセット状態のブッシュ4の左側面に当接している。そして、車両内側のインサイドハンドルからの入力により、図中破線矢印で示されるように時計回りに揺動してブッシュ4を右方に押圧するようになっている。ブッシュ4は略環状の部材で、チャイルドプロテクタ部材5の案内部52が貫挿している。ブッシュ4は、円弧状の案内部52に沿って図中左右に移動できるように形成されており、図1のアンセット状態において、ブッシュ4の左側面にはインサイドレバー3が当接し、左側面にはオープンレバー2が当接している。
【0020】
チャイルドプロテクタ部材5は、本体部51と、案内部52と、2つの脚部53、54と、係止ピン56とにより形成されている。本体部51は図中上下方向に延びており、本体部51の途中には図中左方向に分岐して円弧状に湾曲する案内部52が形成されている。本体部51の下方は二股に分かれて2つの脚部53、54が形成され、両脚部53、54の間にはガイド溝が形成されている。ガイド溝内には、ベース6に固定されたガイド部材61が配置されている。そして、ガイド溝がガイド部材61を摺動することにより、チャイルドプロテクタ部材5全体がブッシュ4とともに、図中白抜き矢印で示されるように、上方に向かうF1方向へ直線移動するようになっている。また、図中右側の脚部53の下端には、紙面手前方向に向かって係止ピン56が立設されている。チャイルドプロテクタ部材5には、例えば特許文献1に開示される詳細な細部構造を採用することができる。
【0021】
ベルクランク7は、中央に支点を有し、図中左方向に延びる駆動アーム72と、図中右下方向に延びる従動アーム75とが一体に形成されている。ベルクランク7の中央の支点は、ベース6のガイド部材61に保持された枢支軸71によって揺動可能に枢支されており、枢支軸71はインサイドレバー3の揺動軸を兼ねている。駆動アーム72の先端にはつまみに類した形状の操作ピン73が一体的に突設され、操作ピン73には図略の操作部材が連結されている。操作部材はドアの後端まで引き出されており、ドアを閉めた状態では操作できず、開けた状態で操作できるようになっている。また、従動アーム75の先端には長孔76が穿鑿され、チャイルドプロテクタ部材5の係止ピン56が嵌挿されて遊動するようになっている。
【0022】
次に、図1のアンセット状態におけるドアロックの解除操作について説明する。図1のアンセット状態で、乗員が車両内のインサイドハンドルを操作すると、インサイドレバー3が枢支軸71を中心に図中時計回りに揺動してブッシュ4を右方に押圧し、ブッシュ4は案内部52を摺動してオープンレバー2を図中右方向に作動させ、オープンレバー2はリフトレバー21を右方に駆動し、最終的にドアロックを解除することができる。これはチャイルドプロテクトが機能しない通常の操作である。
【0023】
次に、図1のアンセット状態において、チャイルドプロテクトを機能させる操作について説明する。ドアを開けて操作部材をセット操作すると、ベルクランク7の駆動アーム72の先端の操作ピン73は図中右下に向かうF2方向に駆動操作され、ベルクランク7は枢支軸71を中心として反時計回りに揺動される。すると、従動アーム75の長孔76が係止ピン56を図中上方に押し上げるので、チャイルドプロテクタ部材5全体が押し上げられ、ガイド部材61に案内されるガイド溝の作用により、チャイルドプロテクタ部材5はブッシュ4とともに上方のセット位置に移動し、図2に示されるセット状態となる。このセット状態でドアを閉めれば、チャイルドプロテクトが機能する。
【0024】
すなわち、図2のセット状態で、乗員が車両内のインサイドハンドルを操作すると、インサイドレバー3は枢支軸71を中心として図中時計回りに揺動するが、ブッシュ4はチャイルドプロテクタ部材5とともに上方に移動しているため押圧されず、オープンレバー2は作動せず、ドアロックは解除されない。また、チャイルドプロテクト部材5を下方のアンセット位置に下降させる操作は、ドアを閉じた状態では行えないので、車両内からドアを開けることができなくなり、チャイルドプロテクトの機能を果たすことができる。
【0025】
なお、チャイルドプロテクトの解除は、車両外側のアウトサイドハンドルからオープンレバー2を作動させてドアを開けた後、操作部材を逆方向にアンセット操作して行う。このとき、ベルクランク7は時計回りに揺動し、係止ピン56が下方に押し下げられて、チャイルドプロテクト部材5及びブッシュ4が下方に移動してアンセット位置に戻り、図1のアンセット状態となる。
【0026】
本実施例においては、チャイルドプロテクト部材5がアンセット位置からセット位置へと移動するF1方向と、ベルクランク7の操作ピン73を操作するF2方向とは異なっている。この両方向の角度差は、ベルクランク7の2本のアーム72、75が成す角Aを変更することにより、自在に調整することができる。また、操作部材の形状を変えることにより操作位置も適宜変更することができる。したがって、様々な車種の様々な操作方向や操作位置に合わせて、ベルクランク7と操作部材とを設計することにより、他の構成部材は共通として、高い汎用性を持たせることができる。さらに、ベルクランク7の枢支軸は、インサイドレバー3の揺動軸と兼用され、かつガイド部材61に保持されているので、従来の装置内にコンパクト配設することができ、従来と同一の装置外形を維持することができる。また、部材点数の増加もわずかである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施例のドアロックのチャイルドプロテクタ装置を説明する図であり、チャイルドプロテクタ部材がアンセット位置に配置された状態を示している。
【図2】図1の実施例において、チャイルドプロテクタ部材がセット位置に移動した状態を示す図である。
【符号の説明】
【0028】
1:ドアロックのチャイルドプロテクタ装置
2:オープンレバー(オープン部材) 21:リフトレバー
3:インサイドレバー
4:ブッシュ(移動操作子)
5:チャイルドプロテクタ部材 51:本体部 52:案内部
53、54:脚部
56:係止ピン
6:ベース 61:ガイド部材
7:ベルクランク(操作方向変換部材) 71:枢支軸
72:駆動アーム 73:操作ピン
75:従動アーム 76:長孔
F1:チャイルドプロテクタ部材の移動方向
F2:ベルクランクの操作ピンの操作方向
A:ベルクランクの2本のアームが成す角

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアロックのラッチ状態を解除するドアラッチ解除方向に移動可能なオープン部材と、インサイドハンドルからの入力により作動するインサイドレバーと、前記インサイドレバーの作動により前記オープン部材を前記ドアラッチ解除方向に作動させる移動操作子と、操作部の操作によりチャイルドプロテクトを可能とするセット位置とチャイルドプロテクトを解除するアンセット位置とに移動して切り替え可能とされた状態で配設されているチャイルドプロテクタ部材と、前記オープン部材と前記インサイドレバーと前記移動操作子と前記チャイルドプロテクタ部材とを配設するベースと、を具備するドアロックのチャイルドプロテクタ装置であって、
前記操作部は、所定方向の前記操作を前記チャイルドプロテクタ部材の任意方向の前記移動に変換する操作方向変換部材を有することを特徴とするドアロックのチャイルドプロテクタ装置。
【請求項2】
前記操作方向変換部材は、前記ベースによって揺動可能に枢支される支点と、前記操作のために操作力を加える力点と、前記チャイルドプロテクタ部材を前記移動可能に係止する作用点とをもつ、てこ部材である請求項1に記載のドアロックのチャイルドプロテクタ装置。
【請求項3】
前記てこ部材は、前記作用点に長孔が形成されたベルクランクであり、前記チャイルドプロテクタ部材は、該長孔に遊動可能に嵌挿される係止ピンをもつ請求項2に記載のドアロックのチャイルドプロテクタ装置。
【請求項4】
前記ベルクランクの前記支点を枢支する枢支軸は、前記インサイドレバーの前記作動を揺動により行うための揺動軸と、前記チャイルドプロテクタ部材の前記移動を案内するガイド部材と、のうち少なくとも一つを兼ねる請求項3に記載のドアロックのチャイルドプロテクタ装置。

【図1】
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【図2】
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