説明

ペイロード支持構造体およびジンバル装置

【課題】ペイロードを支持するペイロード支持構造体及びこれが搭載されるジンバル装置に関し、ペイロード支持構造体の共振による振動を低減する。
【解決手段】第1の軸周りに回転可能にして取付基部に取り付けた第1のジンバル4、および、第2の軸周りに回転可能にして該第1のジンバル4に取り付けられた第2のジンバル8を有するジンバル装置に対して取り付けられるペイロード支持構造体であって、前記第2のジンバル8に取り付けられかつペイロード部19を支持する支柱21内に動吸振器10を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば撮像装置等のペイロードを支持するペイロード支持構造体およびこれが搭載されるジンバル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、航空機等の移動体に搭載される撮像システムには、その取付けベースを通して移動体を起源とする各種の振動が加わるため、カメラ等のペイロードを防振支持して高精度な空間安定化を図ることが必要となる。
【0003】
このような高精度な空間安定化を行うための支持機構の一方式として、カメラ等の視軸を全方向へ容易に変更できる2ジンバル装置が用いられる。このジンバル装置は、AZ(アジマス)ジンバルと、このAZジンバルに内蔵されるEL(エレベーション)ジンバルと、ペイロードを支持すると共にELジンバル内に固定されるペイロード支持構造体とで構成される。
【0004】
従来、ペイロードを防振支持する構造としては、AZジンバルの外側にたわみバネと板バネと錘を有する3軸動吸収モジュールを付加したもの(特許文献1)や、カメラを支持するジンバル機構を吊り下げ支持するユニバーサルジョイント自体をコイルバネで支持するものが知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−155091号公報
【特許文献2】特許第3018004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の防振支持構造では、ELジンバル内に配置されたペイロード支持構造体自体の持つ構造共振モードに起因する振動を低減することはできなかった。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ペイロード支持構造体の共振による振動を低減しうるペイロード支持構造体およびジンバル装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一の観点からは、
第1の軸周りに回転可能にして取付基部に取り付けた第1のジンバル、および、第2の軸周りに回転可能にして該第1のジンバルに取り付けられた第2のジンバルを有するジンバル装置に対して取り付けられるペイロード支持構造体であって、
前記第2のジンバルに取り付けられかつペイロード部を支持する支柱内に動吸振器を設けたことを特徴とするペイロード支持構造体が提供される。
【発明の効果】
【0009】
開示のペイロード支持構造体は、ペイロード支持構造体自体の共振による振動が抑制されるため、ペイロードが振動することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本発明の一実施形態であるペイロード支持構造体およびジンバル装置の正面図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態であるペイロード支持構造体を拡大して示す正面図である(Z方向の曲げモード共振発生時)。
【図3】図3は、ペイロード支持構造体に設けられた動吸振モジュールがZ方向の曲げモード共振を低減する動作を説明するための図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態であるペイロード支持構造体を拡大して示す正面図である(梁の曲げモード共振発生時)。
【図5】図5は、ペイロード支持構造体に設けられた動吸振モジュールが梁の曲げモード共振を低減する動作を説明するための図である。
【図6】図6は、ペイロード支持構造体に発生する共振の態様を説明するための図である。
【図7】図7は、本実施形態の効果を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態である動吸振器10およびこれを搭載したカメラ指向装置1を示す図である。このカメラ指向装置1は、例えば航空機等の移動体に取り付けられ、内設されたカメラ24により所定の撮像処理を行うものである。
【0013】
カメラ指向装置1は、AZジンバル4をアジマス軸回り(AZ軸回り)に回転させるAZ回転機構2と、AZジンバル4をエレベーション軸回り(EL軸回り)に回転させるEL回転機構3から成る2軸回転機構を有している。尚、以下の説明では、図中矢印Zで示す方向を下方向として説明する。
【0014】
このAZジンバル4は、内部にEL支持枠部材6とELジンバル8とを有している。EL支持枠部材6は、上記のAZ回転機構2により、取付基部5に対して図中矢印aで示す方向に回転自在に取り付けられている。また、ELジンバル8は、EL支持枠部材6にEL回転機構3のEL回転軸7を介し、図の矢印bで示す方向に回転自在に支持されている。
【0015】
上記のAZ回転機構2は、内部にモータ、角度センサ等を内蔵しており、その回転出力側にEL支持枠部材6の上部6aが取り付けられている。EL支持枠部材6の上部6aの両端部からは、直角に下方に延出する一対の支持部6bが形成されている。
【0016】
この各支持部6bは平行配置されており、その先端近傍に上記のEL回転機構3が設けられている。このEL回転機構3も、モータ、角度センサ等を内蔵しており、その回転出力側に上記のELジンバル8がEL回転軸7周りに回転可能に取り付けられている。
【0017】
ELジンバル8は、ELシェルセンターカバー11、ELシェルフロントカバーおよびELシェルリアカバーで形成されるELシェルの外殻を有する(ELシェルフロントカバーおよびELシェルリアカバーは図示せず)。ELシェルセンターカバー11の両側部がEL回転機構3を介して支持部6bに支持され、これによりELジンバル8はEL支持枠部材6に支持される。
【0018】
ELジンバル8は、その内部に防振モジュール14a,14bおよびペイロード部19が配設されている。防振モジュール14a,14bは、AZ回転軸2aに同心となるよう配設されている。防振モジュール14aはペイロード部19の上部に配設され、防振モジュール14bはペイロード部19の下部に配設されている。即ち、防振モジュール14aはELシェルセンターカバー11とペイロード部19との間に配設され、防振モジュール14bはELシェルセンターカバー11とペイロード部19との間に配設されている。
【0019】
上下2つの防振モジュール14a,14bは、それぞれ外側プレート15a、15bと内側プレート16a、16bを有している。そして、外側プレート15a、15bをELシェルセンターカバー11の内側にボルト止めすることにより、外側プレート15a、15bはELジンバル8内に固定される。
【0020】
外側プレート15aと内側プレート16aとの間、および外側プレート15bと内側プレート16bとの間には、一定範囲で伸縮自在の6個のバネ付きストラット17がプレートの円周に沿って配設される。バネ付きストラット17は、2本でV字形を形成し、各バネ付きストラット17は、一端が内側プレート16a,16bに球面ジョイントにより係合し、他端が外側プレート15a,15bに球面ジョイントにより係止される。
【0021】
また、外側プレート15a,15bと内側プレート16a,16bとの間には、上記バネ付きストラット17の配設位置よりも内側に、3個のエアダンパ18が等間隔で配設されている。各エアダンパ18は、長手方向の一端が内側プレート16a,16bに球面ジョイントにより係合し、他端が外側プレート15a,15bに球面ジョイントにより係合している。
【0022】
防振モジュール14a,14bが外部から受ける力は、バネ付きストラット17により弾性的に緩衝され、更にエアダンパ18により吸収される。すなわち、防振モジュール14a,14bは、2枚のプレート(外側プレート15a,15b、内側プレート16a,16b)間に挟まれた6個のバネ付きストラット17と3個のエアダンパ18により、6自由度の防振機能を発揮する。
【0023】
ペイロード部19を支持するペイロード支持構造体20は、2つの防振モジュール14a,14bの間に配置される。このペイロード支持構造体20は、図1に加えて図2に示すように、内側プレート16a,16b、支柱21、球面軸受け22、および動吸振器10等を有している(内側プレート16a,16bは、防振モジュール14a,14bの一部としても機能する)。
【0024】
支柱21は、上端部が内側プレート16aに固定されると共に、下端部が内側プレート16bに固定されている。また、支柱21の中央位置には、球面軸受け22が配設されている。ペイロードフレーム23は、この球面軸受け22に固定されている。
【0025】
ペイロードフレーム23は、XYZの3方向に進退する3軸のアクチュエータからなるインナ軸(図示せず)により支柱21に対して移動可能な構成とされている。また、ペイロードフレーム23の一方の側部にはカメラ24(撮像装置)が搭載され、他方の側部には回路収納部25a,25bが搭載されている。このペイロードフレーム23は、上記のインナ軸により姿勢を制御され、これによりカメラ24の視軸は指向の安定化が図られる。
【0026】
ところで、本実施形態に係るカメラ指向装置1は、前記のようにELシェルセンターカバー11内に防振モジュール14a,14bが設けられている。このため、移動体を起源とする各種の振動がAZ回転軸2aを介して伝達されても、防振モジュール14a、14bが6自由度の防振機能を発揮することにより、この振動がペイロード支持構造体20(ペイロード部19)に伝達されるのを有効に防止することができる。
【0027】
図6は、ペイロード支持構造体20に発生する共振の態様を示す図である。図6(A)は、内側プレート16a,16bの持つ板曲げの固有振動モードを示している。また、図6(B)は、支柱21が持つシャフト曲げの固有振動モードを示している。
【0028】
本実施形態に係るペイロード支持構造体20は、支柱21の内部に動吸振器10を設け、これによりペイロード支持構造体20に起因した振動の発生を低減している。以下、ペイロード支持構造体20に設けられる動吸振器10について説明する。
【0029】
動吸振器10は、支柱21に2個配設されている。具体的には、一方の動吸振器10は支柱21の球面軸受け22を挟んだ上部位置に配設されており、他方の動吸振器10は支柱21の球面軸受け22を挟んだ下部位置に配設されている。
【0030】
動吸振器10は、空洞部26、スライダ27a,27b、動吸振錘28、弾性梁29、およびコイルバネ30a,30b等を有している。空洞部26は支柱21に設けられた円柱状の空洞であり、動吸振器10を構成するスライダ27a,27b等の他の構成要素はこの空洞部26内に配設される。
【0031】
スライダ27a,27bは、空洞部26内を上下方向(Z方向)に移動可能とされている。また、空洞部26内におけるスライダ27a,27bの移動を円滑とするため、スライダ27a,27bの外周にベアリングを設けることとしてもよい。
【0032】
一対のスライダ27a,27bは、弾性梁29により連結されている。従って、一対のスライダ27a,27bは離間配置されると共に、この離間した状態を維持しつつ一体的に空洞部26内を移動する。
【0033】
弾性梁29はバネ材料により形成されることにより、バネ性を有した構成とされている。動吸振錘28は、この弾性梁29の略中央位置に一体的に配設されている。よって、動吸振錘28に対してX,Y方向に外力(この外力には振動も含む)が印加された場合、弾性梁29は弾性変形し動吸振錘28は外力印加前の位置に対してX,Y方向に変位する(図5参照)。
【0034】
コイルバネ30aは、スライダ27aの上面と、該スライダ27aに対向する空洞部26の上端面との間に配設されている。また、コイルバネ30bはスライダ27bの下面と、該スライダ27bに対向する空洞部26の下端面との間に配設されている。よって、弾性梁29により連結されたスライダ27a,27bは、一対のコイルバネ30a,30bの間に挟まれた構成となる。
【0035】
よって、図3(A)に示すように動吸振錘28に図中矢印Z1で示す下方向の外力(この外力には振動も含む)が印加されると、動吸振錘28と共にスライダ27a,27bは下方に変位し、よってコイルバネ30bが収縮すると共にコイルバネ30aが伸長する。
【0036】
また、図3(B)に示すように動吸振錘28に矢印Z2で示す上方向の外力(この外力には振動も含む)が印加されると、動吸振錘28と共にスライダ27a,27bは上方に変位し、よってコイルバネ30aが収縮すると共にコイルバネ30bが伸長する。
【0037】
上記のように、本実施形態で用いている動吸振器10は、ペイロード支持構造体20に対して上下方向(Z方向)に共振振動が発生した場合、図3に示すようにコイルバネ30a,30bが弾性変形することにより共振現象を低減する。また、ペイロード支持構造体20に対して水平方向(X,Y方向)に共振振動が発生した場合、図5に示すようにバネ性を有する弾性梁29の曲げ振動により共振現象を低減することができる。即ち、動吸振器10は、X,Y,Zの3軸方向の共振振動をいずれも減少させる3軸動吸振器として機能する。
【0038】
本実施形態に係るペイロード支持構造体20は、上下の支柱21の内部にそれぞれに、上記のように3軸の各軸に対する共振振動低減機能を有する動吸振器10を配置している。これにより、ペイロード支持構造体20に各軸方向の共振振動が発生した場合、各動吸振器10はペイロード支持構造体20の持つ共振現象を低減し、これによりカメラ24の視軸振れが抑制される。
【0039】
図7は、本実施形態に係る動吸振器10およびこれを用いたカメラ指向装置1の効果を示す図である。同図は横軸に周波数(Hz)を対数尺で示し、縦軸に伝達倍率(倍)を対数尺で示している。そして、同図には比較のため、動吸振器なしの場合の振動伝達倍率を実線で示し、動吸振器ありの場合の振動伝達倍率を破線で示している。
【0040】
同図に示す例では、動吸振器10を用いてない場合の振動伝達倍率は10倍であるのに対し、動吸振器10を設けた場合の振動伝達倍率は3.3倍となっている。即ち、動吸振器10を設けることにより、動吸振器10を設けない場合に比べて振動伝達倍率が1/3に低減していることがわかる。尚、上記の振動伝達倍率の低減の他に、特には図示しないが、R.M.S.(実効値)加速度が、6.1Grmsから4.0Grmsに低減することも判明した。
【0041】
このように本実施形態では、ペイロード支持構造体20自身に起因して発生する共振振動を減衰させる動吸振器10をペイロード支持構造体20を構成する支柱21内に設けたことにより、ペイロード部19の防振性と安定性を向上させることができる。よって、ペイロード部19に設けられたカメラ24の視軸振れが抑制され、良好な撮像処理を実現することが可能となる。
【0042】
また本実施形態では、動吸振器10をペイロード支持構造体20の支柱21に内蔵した構造としているため、ELジンバル8内にペイロード支持構造体20と別箇に動吸振器を搭載するための搭載スペースを必要とすることはない。よって、ペイロード支持構造体20およびカメラ指向装置1の小形化を維持しつつ、上記のようにペイロード部19の防振性と安定性を向上を図ることができる。
【0043】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
【0044】
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1の軸周りに回転可能にして取付基部に取り付けた第1のジンバル、および、第2の軸周りに回転可能にして該第1のジンバルに取り付けられた第2のジンバルを有するジンバル装置に対して取り付けられるペイロード支持構造体であって、
前記第2のジンバルに取り付けられかつペイロード部を支持する支柱内に動吸振器を設けたことを特徴とするペイロード支持構造体。
(付記2)
前記動吸振器が、
前記支柱内に形成された空洞部内に設けられたことを特徴とする請求項1記載のペイロード支持構造体。
(付記3)
前記動吸振器が、
弾性梁により連結され前記空洞部内を前記支柱の軸方向に一体的にスライド可能な一対のスライダと、
前記各スライダを前記軸方向にスライド可能に弾性支持する弾性部材と、
前記梁に設けられ、該梁の弾性変形により前記軸方向に直行する方向に変位可能な錘と、
を有することを特徴とする請求項2記載のペイロード支持構造体。
(付記4)
前記動吸振器は、前記ペイロード部を挟んで前記第2のジンバルとの間に設けられた一対の支柱の夫々に設けられてなる付記1乃至3のいずれか一項に記載のペイロード支持構造体。
(付記5)
第1の軸周りに回転可能にして取付基部に取り付けた第1のジンバル、および、第2の軸周りに回転可能にして該第1のジンバルに取り付けた第2のジンバルを有するジンバル装置であって、
前記第2のジンバルに取り付けられかつペイロード部を支持するペイロード支持構造体の支柱内に動吸振器を設けたことを特徴とするジンバル装置。
(付記6)
前記第2のジンバルのカバーと前記ペイロード支持構造体との間に、防振要素ストラットおよびダッシュポットを設けてなる付記5記載のジンバル装置。
【符号の説明】
【0045】
1 カメラ指向装置
2 AZ回転機構
3 EL回転機構
4 AZジンバル
5 取付基部
6 EL支持枠部材
7 EL回転軸
8 EL組立体
10 動吸振器
11 ELシェルセンターカバー
14,14a,14b 防振モジュール
15a,15b 外側プレート
16a,16b 内側プレート
17 バネ付きストラット
18 エアダンパ
19 ペイロード部
20 ペイロード支持構造体
21 支柱
22 球面軸受け
23 ペイロードフレーム
24 カメラ
26 空洞部
27a,17b
28 動吸振錘
29 弾性梁
30a,30b コイルバネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の軸周りに回転可能にして取付基部に取り付けた第1のジンバル、および、第2の軸周りに回転可能にして該第1のジンバルに取り付けられた第2のジンバルを有するジンバル装置に対して取り付けられるペイロード支持構造体であって、
前記第2のジンバルに取り付けられかつペイロード部を支持する支柱内に動吸振器を設けたことを特徴とするペイロード支持構造体。
【請求項2】
前記動吸振器が、
前記支柱内に形成された空洞部内に設けられたことを特徴とする請求項1記載のペイロード支持構造体。
【請求項3】
前記動吸振器が、
弾性梁により連結され前記空洞部内を前記支柱の軸方向に一体的にスライド可能な一対のスライダと、
前記各スライダを前記軸方向にスライド可能に弾性支持する弾性部材と、
前記梁に設けられ、該梁の弾性変形により前記軸方向に直行する方向に変位可能な錘と、
を有することを特徴とする請求項2記載のペイロード支持構造体。
【請求項4】
第1の軸周りに回転可能にして取付基部に取り付けた第1のジンバル、および、第2の軸周りに回転可能にして該第1のジンバルに取り付けた第2のジンバルを有するジンバル装置であって、
前記第2のジンバルに取り付けられかつペイロード部を支持するペイロード支持構造体の支柱内に動吸振器を設けたことを特徴とするジンバル装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−38616(P2011−38616A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−188649(P2009−188649)
【出願日】平成21年8月17日(2009.8.17)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】