説明

マッサージインソール

【課題】歩行やたち姿勢が不安定となりがちな従来のジェルインソールの欠点を改善して、より効果的なマッサージ機能を有するインソールを提供する。
【解決手段】第1中足骨の先端と、第5中足骨の先端に位置するインソールの箇所に融着部分を施してジェルの侵入を防ぎ、歩行やたち姿勢の安定を保つようにした。その結果、足元の不安定感が解消し、足を前に蹴りだす動作が容易となる。また、ジェルはインソールの中央に集中して盛り上がるためより効果的なマッサージが得られ、ジェルの量がこれまでに比べて15%少なくてすみ、軽量となる。従来のインソールでマッサージ効果を高めるためジェルの量を多くすると、ジェルは足を浮かせるとともに、インソールの破裂する割合が高くなる。

【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
適度な粘度のジェル(流動液体)を充填した袋形状のインソール内部にジェルの流れを誘導する数箇所の融着部を設置して、姿勢の安定を保ちつつ足裏の骨格筋や腱を押圧して揉みほぐし、マッサージを行うことを特徴とする。
構成
ウレタンシートを2枚を貼り合わせ、足形の外周部及びジェルの流れを誘導する数箇所の融着部分を設け、その袋体の中に適度な粘度の液体であるグリコールまたはグリセリンを適量に充填したインソール。
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、歩行やたち姿勢が不安定となりがちな従来のジェルインソールの欠点を改善して、より効果的なマッサージ機能を有するインソールを提供せんとするものである。
【発明の効果】
第1中足骨の先端と、第5中足骨の先端に融着部分を施してジェルの侵入を防ぎ、歩行やたち姿勢の安定を保つようにした。その結果、足の不安定感が解消し、足を前に蹴りだす動作が容易となった。また、ジェルはインソールの中央に集中して盛り上がるためより効果的なマッサージが得られ、ジェルの量が15%少なくてすみ、軽量となった。マッサージ効果を高めるためジェルの量を多くすると、ジェルは足を浮かせるとともに、インソールの破裂する割合が高くなる。
【図面の簡単な説明】
足の裏にかかる体重は、gの踵骨と、およびaの第1中足骨の先端と、bの第5中足骨の先端にそれぞれ5対2対3の割合でかかる。すなわち第1中足骨の先端と第5中足骨の先端とは歩行やたち姿勢のバランスをとる重要な箇所であり、歩行時には踵のつぎに床に着地し、前に移動する体重を支え、さらに足を前に蹴りだす力点となる。ここにジェルが侵入すると、ジェルの滑りによって着地した足が不安定となる。そこでaとbに融着部分を施し、歩行やたち姿勢の安定を保つようにした。
【図1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
歩行やたち姿勢の安定にとって重要な箇所である、第1中足骨の先端と第5中足骨の先端の着地部分にジェルの侵入を防ぐため、そこに適宜な大きさの融着部分を施し、姿勢の安定を高めると共に、マッサージ効果を高め、軽量化したインソール。

【公開番号】特開2010−264215(P2010−264215A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−136692(P2009−136692)
【出願日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【出願人】(592161615)株式会社チクマプランニングシステム (1)
【Fターム(参考)】