説明

リニアソレノイドバルブ

【課題】 非通電時の供給ポートシール長さを長くとれないため、供給ポートに供給された作動油がこのシール長さ部分を通って排出ポートに流れ、作動油の消費流量が増加する問題がある。
【解決手段】 コア15のヨーク部31の先端とプランジャ18の端縁とを、非通電時にアンダラップの関係となるように設定して供給ポート50のシール長さを増大させ、前記プランジャをストッパ当接位置に向けて押圧するばね54を、セット荷重が前記プランジャの初期ストローク位置でのコアによる吸引力を上回らないようにばね常数を設定するとともに、前記プランジャのストッパ当接位置でセット荷重が0以上となるように設定した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソレノイドの通電によりプランジャを駆動してスプールを変位させるリニアソレノイドバルブ、特にオートマチックトランスミッションのクラッチ圧を制御するのに好適なリニアソレノイドバルブに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、オートマチックトランスミッションに用いられるクラッチ圧制御用のリニアソレノイドバルブは、変速段に対応したクラッチ油圧を制御することで、クラッチの締結、開放を行うようになっている。この種のオートマチックトランスミッションにおいては、リニアソレノイドバルブはクラッチと対で使用されることから、変速段数によって複数のリニアソレノイドバルブが搭載される。そして、変速段によってクラッチを開放状態に保つために、ソレノイドを非通電状態にしてクラッチ油圧が0状態に保持される。従って、アイドル時のニュートラル制御により、すべてのクラッチを開放状態に保持する必要があるため、すべてのリニアソレノイドバルブが非通電状態で使用される機会が生ずる。
【0003】
従来、非通電時のコアとプランジャは、アンダラップによる作動不良を防止するために、例えば、特許文献1に記載されているように、僅かにオーバラップする関係に設定されている。
【特許文献1】特開平11−132357号公報(段落0013、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記したように、非通電時のコアとプランジャが、オーバラップする関係、ないしは図6に示すように、非通電時のコア15の端縁とプランジャ18の端縁とが軸方向に一致(ラップ量0)する関係に設定されていると、供給ポート50部のシール長さS0をあまり長くとれないため、供給ポート50に供給された作動油がこのシール長さ部分のスプール20と弁スリーブ19との嵌合隙間を通って排出ポートに流れ、これにより、作動油の消費流量が増加するようになる。
【0005】
特に、オートマチックトランスミッションに用いられるクラッチ圧制御用のリニアソレノイドバルブにおいては、アイドル時のニュートラル制御により、複数のリニアソレノイドバルブがすべて非通電状態に保持されるため、消費流量のトータル流量が多くなる。従って、そのトータル流量に基づいてポンプ容量を決定しなければならないため、容量の大きなポンプを必要とし、車両の燃費低減を阻害する要因になる。
【0006】
また、非通電時の供給ポート部のシール長さを長くするために、プランジャおよびスプールのストロークを増加させようとすると、ソレノイドを現状のものよりも大型化しない限り、吸引力の低下を招き、リニアソレノイドバルブの信頼性、応答性が低下してしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、上記した従来の不具合を解消するためになされたもので、ヨーク部の先端とプランジャの端縁とを、非通電時にアンダラップの関係となるように設定して供給ポート部のシール長さを増大させたリニアソレノイドバルブを提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ソレノイドユニット部によって弁スリーブに収容されたスプールを変位させるリニアソレノイドバルブであって、前記ソレノイドユニット部は、ソレノイドと、このソレノイドに供給される電流に応じて移動するプランジャと、前記ソレノイドの通電に伴い前記プランジャを吸引するコアとを備え、前記弁スリーブには、非通電時は前記スプールによって閉塞され通電によるスプールの変位によって開口されて出力ポートに接続される供給ポートと、非通電時は開口されて出力ポートに接続され通電によるスプールの変位によって閉止される排出ポートと、前記供給ポートと排出ポートの間に設けられ制御圧を出力する出力ポートと、前記制御圧を前記スプールに形成した面積差を有するフィードバック部に導くフィードバックポートとを設け、前記コアのプランジャとの対向面に、前記プランジャの一端を収容可能な収容凹部を開口した円筒状のヨーク部を設け、このヨーク部の先端と前記プランジャの端縁とを非通電時に所定量離間したアンダラップの関係となるように設定して前記供給ポート部のシール長さを増大させ、前記プランジャに作用する吸引力に抗し、かつ前記フィードバック部に作用するフィードバック力と同方向に前記スプールを介してプランジャを押圧するばねを設け、このばねを、セット荷重が前記プランジャの初期ストローク位置でのコアによる吸引力を上回らないようにばね常数を設定するとともに、前記プランジャのストッパ当接位置でセット荷重が0以上となるように設定したことを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記ヨーク部の外周に、前記収容凹部の開口端に近づくにつれて断面積が減少するテーパ部を形成したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
上記のように構成した請求項1、2に係る発明によれば、ソレノイドの非通電状態におけるコアとプランジャとのラップ量をアンダラップとすることで、そのアンダラップ量だけ非通電時の供給ポート部のシール長さを増大させることができ、これにより、供給ポートから供給された作動油がスプールのランド部と弁スリーブの嵌合隙間を介して排出ポート側に流れる消費流量を低減させることができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。本実施の形態のリニアソレノイドバルブ10は、主として、ソレノイドユニット部11と、そのソレノイドユニット部11の一端に設けられたスプール弁部12とによって構成されている。ソレノイドユニット部11は、カバー14、コア15、内筒16、ソレノイド17、およびプランジャ18等を備えており、スプール弁部12は弁スリーブ19とスプール20等を備えている。
【0012】
磁性体からなるカバー14は、有底円筒状をなし、このカバー14の底部側に全体として筒状をなす磁性体からなる内筒16が収納されている。また、カバー14の開口部側に、貫通穴を形成した磁性体からなるコア15が収納されている。コア15にはカバー14の開口端側にフランジ部21が形成されているとともに、このフランジ部21よりカバー14の底部側に突設する円筒部22が形成されている。内筒16にはカバー14の底部側にフランジ部23が形成されているとともに、このフランジ部23よりカバー14の開口端側に突設する円筒部24が形成されている。
【0013】
コア15の円筒部22と内筒16の円筒部24は軸方向に所定量離間して対向配置され、これら円筒部22、24の外周に非磁性体からなるステンレスリング25の両端が嵌合されている。これによってコア15と内筒16は、磁気的に分離された状態で互いに同心に保持されている。内筒16の内周には磁性体からなるプランジャ18が摺動可能に嵌合されている。
【0014】
前記内筒16のフランジ部23はカバー14の底部に嵌合され、コア15のフランジ部21はカバー14の開口端に嵌合され、これら両フランジ部21、23の間に環状空間部26が両円筒部22、24の周りに形成されている。環状空間部26にはソレノイド17を巻回したボビン27が嵌入固定されている。
【0015】
前記内筒16に対向するコア15の一端には、前記プランジャ18の外径より僅かに大きな内径の収容凹部30が所定の深さに亘って開口され、これによってコア15の一端に円筒状のヨーク部31を形成している。収容凹部30にはプランジャ18の端部が収容可能となっており、収容凹部30の深さはプランジャ18のストローク量よりも僅かに小さめに設定されている。前記ヨーク部31の外周には、前記収容凹部30の開口端に近づくにつれて断面積が減少するテーパ部32が形成されている。
【0016】
かかるヨーク部31は、ソレノイド17と、コア15、内筒16、プランジャ18、およびカバー14とで構成される磁気回路におけるコア15とプランジャ18間の磁気受渡し部を構成している。
【0017】
カバー14の開口端側に位置するコア15の端面には、スプール20を摺動可能に嵌装する弁スリーブ19が配設されている。そして、カバー14の開口側筒状端部14aを、弁スリーブ19に形成されたフランジ部34とコア15のフランジ部21とを接合させた状態でかしめることにより、弁スリーブ19に対してソレノイドユニット部11を一体結合している。これにより、カバー14内に収納されたコア15と内筒16は、カバー14の底部と弁スリーブ19のフランジ部34との間で軸方向に固定されるようになっている。
【0018】
前記弁スリーブ19には、径の異なる第1の弁孔35と第2の弁孔36が形成されるとともに、この第2の弁孔36に接続するばね収容孔37が形成されている。これら各弁孔35、36およびばね収容孔37は、前記コア15およびプランジャ18と同軸上に延びるように形成されている。
【0019】
前記スプール20には、前記第1の弁孔35にそれぞれ嵌合する第1および第2のランド部41、42と、前記第2の弁孔36に嵌合する第3のランド部43が設けられている。第2のランド部42と第3のランド部43は互いに隣接して設けられ、その境界部に段差部44が設けられている。段差部44に連通するフィードバックポート45が弁スリーブ19に形成されている。
【0020】
前記第1および第2のランド部41、42は軸方向に所定量離間して設けられ、小径部46によって互いに連結されている。小径部46に対応して環状溝47が前記弁スリーブ19に形成され、この環状溝47に制御圧を出力する出力ポート48が連通されている。出力ポート48は、図略の連通路を介して前記フィードバックポート45に連通されている。また、前記弁スリーブ19には、前記第1および第2のランド部41、42の互いに対向する端面にそれぞれ対応して開口する排出ポート49および供給ポート50が形成されている。さらに、前記弁スリーブ19には、ばね収容孔37に開口するドレンポート51が形成されている。
【0021】
なお、前記スプール20の一端には、コア15の貫通穴を貫通してプランジャ18に当接するシャフト部52が突設されている。
【0022】
前記ばね収容孔37の開口端はその内周面に形成されたねじ孔に螺合するプラグ53によって閉塞され、このプラグ53とスプール20の間にばね54が設けられている。スプール20はばね54の付勢力によってプランジャ18に向けて押圧され、これにより、スプール20のシャフト部52を介してプランジャ18が、通常(ソレノイド17の非通電時)カバー14の底面に当接するストッパ当接位置に保持される。
【0023】
かかるプランジャ18のストッパ当接位置においては、図2に詳細図示するように、コア15のヨーク部31の端縁とプランジャ18の端縁とはΔS量だけ離間したアンダラップの関係にされ、このアンダラップ量ΔSだけ前記供給ポート50部のシール長さS1を増加するようにしている。
【0024】
すなわち、従来におけるヨーク部31の端縁とプランジャ18の端縁は、図6に示すように、軸方向に一致する関係に設定されているか、あるいは僅かにオーバラップする関係に設定されているのに対し、本実施の形態においては、プランジャ18のストッパ当接位置が前述したアンダラップ量ΔSだけ図の右方向にシフトされた形になっている。このため、このプランジャ18とともに移動するスプール20も、非通電時においては図6に比べて右方向にΔSだけシフトされた位置に保持される。従って、従来、図6に示すようにシール長さがS0であった供給ポート50部の弁スリーブ19と第1のランド部41とのシール長さがΔSだけ増加したS1(S1=S0+ΔS)となる。
【0025】
このように、コア15のヨーク部31の端縁とプランジャ18の端縁とがアンダラップの関係に設定されたことにより、プランジャ18のストロークに対する吸引力が、図3に示すように、プランジャ18の端縁がヨーク部31の端縁に一致するまでのアンダラップ領域ΔSにおいては、右下がりの吸引力特性FIとなる。しかしながら、プランジャ18のストロークが前記アンダラップ領域ΔSを越えて大きくなると、ヨーク部31に形成したテーパ部32の影響も相俟って、プランジャ18のストロークに対して吸引力がほとんど変化しないほぼフラットな吸引力特性となる。
【0026】
また、前記した供給ポート50部におけるシール長さS1をソレノイド17の非通電時にも確保するために、ソレノイド17の非通電時における前記ばね54のセット荷重F0が、図3に示すように、0以上となるように設定されている。これにより、前記アンダラップにより、スプール20のストローク量が増加したにも拘らず、非通電時においてはプランジャ18がカバー14の底面に当接するストッパ当接位置SAに確実に保持されるようになる。
【0027】
さらに、前記ばね54のばね常数は、図3に示すように、プランジャ18の初期ストローク位置(ストッパ当接位置SAから油圧立上がりストローク位置SBまでの間)でのばね54のセット荷重FXが、前記吸引力FIを上回らないように設定されている。これにより、プランジャ18の初期ストローク位置においても、吸引力とばね54とのバランスにとって、スプール20は安定的にストロークでき、作動不良を起こさないようになる。
【0028】
なお、図示してないが、前記供給ポート50には、圧油供給源より図略のレギュレータバルブによって低圧に制御された作動油が供給されるようになっており、また、出力ポート48より出力された作動油は、図略のオートマチックトランスミッションの各クラッチに供給されるようになっている。
【0029】
次に、上記した構成の本実施の形態における作用について説明する。
【0030】
ソレノイド17が非通電の状態においては、スプール20は、ばね54の付勢力によりプランジャ18を図1の右方向に押圧し、プランジャ18をカバー14の底面に当接するストッパ当接位置に保持している。この非通電状態においては、出力ポート48は、供給ポート50との連通が遮断されているとともに、排出ポート49に連通され、これによって出力ポート48は低圧に保持されている。
【0031】
ソレノイド17に通電されると、プランジャ18がコア15側へ引き寄せられることにより、前記ばね54の付勢力に抗してスプール20が変位する。その結果、第2のランド部42が供給ポート50を開口し始めるとともに、第1のランド部41が排出ポート49の開口面積を制限し始めるので、出力ポート48の制御圧は次第に上昇され、この制御圧によってクラッチ油圧が制御される。
【0032】
前記制御圧は、また、フィードバックポート45に導入され、第2のランド部42と第3のランド部43の境界部に設けられた段差部44に作用する。このため、第2のランド部42と第3のランド部43との面積差と制御圧との積によって求められるフィードバック力がばね54の付勢方向と同方向に作用する。
【0033】
すなわち、かかるリニアソレノイドバルブ10においては、ソレノイド17に通電される電流値に応じてコア15がプランジャ18を吸引する吸引力と、ばね54の付勢力および前記フィードバック力の合力とがバランスする位置にスプール20が保持され、これによって制御圧はソレノイド17に通電された電流値に応じた圧力に制御される。
【0034】
図4は、本実施の形態におけるリニアソレノイドバルブ10の圧力特性を示すもので、ソレノイド17に通電される電流値が小さな領域においては、スプール20が排出ポート49を閉止するに至らず、圧力は上昇しない。この状態においては、スプール20はばね54の付勢力と吸引力との釣り合いによって制御される。ソレノイド17に通電される電流値が大きくなると、それに伴って吸引力も増加するため、スプール20が排出ポート49を閉止し、圧力が立ち上がる。従って、その後は前述したように、スプール20が吸引力とばね54の付勢力とフィードバック力とに基づいて制御されるため、図4に示すように、ソレノイド17に通電される電流値の増大に比例して出力ポート48より出力される制御圧が上昇される。
【0035】
ところで、本実施の形態においては、ソレノイド17の非通電状態におけるコア15とプランジャ18とのラップ量をアンダラップとすることで、このアンダラップ量ΔSだけ非通電時の供給ポート50部のシール長さS1を増大させたので、供給ポート50から供給された作動油が、シール長さS1部分のスプール20のランド部42と弁スリーブ19の嵌合隙間を介して排出ポート49に流れる消費流量を低減させることができる。
【0036】
図5は、本実施の形態におけるリニアソレノイドバルブ10の流量特性Aを実線で示し、従来における流量特性Bを破線で示して両者を比較したものである。同図より、流量特性Aにおける非通電時の消費流量は、流量特性Bにおける非通電時の消費流量に比して、流量ΔLだけ低減していることが分かる。
【0037】
従って、本実施の形態におけるリニアソレノイドバルブを変速段に対応したクラッチ圧を制御するオートマチックトランスミッションに用いた場合には、複数のリニアソレノイドバルブのそれぞれの非通電時における消費流量のトータル流量を大幅に低減することができるようになり、容量の小さなポンプの使用が可能となり、小型、軽量化によって車両の燃費向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施の形態を示すリニアソレノイドバルブの断面図である。
【図2】図1の要部を拡大した図である。
【図3】本発明の実施の形態における吸引力とばね荷重との関係を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における圧力特性を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における流量特性を示す図である。
【図6】図2に対応する従来図である。
【符号の説明】
【0039】
10… リニアソレノイドバルブ、11…ソレノイドユニット部、12…スプール弁部、14…カバー、15…コア、17…ソレノイド、18…プランジャ、19…弁スリーブ、20…スプール、30…収容凹部、31…ヨーク部、32…テーパ部、35、36…弁孔、41、42、43…ランド部、45…フィードバックポート、48…出力ポート、49…排出ポート、50…供給ポート、54…ばね。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソレノイドユニット部によって弁スリーブに収容されたスプールを変位させるリニアソレノイドバルブであって、
前記ソレノイドユニット部は、ソレノイドと、このソレノイドに供給される電流に応じて移動するプランジャと、前記ソレノイドの通電に伴い前記プランジャを吸引するコアとを備え、
前記弁スリーブには、非通電時は前記スプールによって閉塞され通電によるスプールの変位によって開口されて出力ポートに接続される供給ポートと、非通電時は開口されて出力ポートに接続され通電によるスプールの変位によって閉止される排出ポートと、前記供給ポートと排出ポートの間に設けられ制御圧を出力する出力ポートと、前記制御圧を前記スプールに形成した面積差を有するフィードバック部に導くフィードバックポートとを設け、
前記コアのプランジャとの対向面に、前記プランジャの一端を収容可能な収容凹部を開口した円筒状のヨーク部を設け、このヨーク部の先端と前記プランジャの端縁とを非通電時に所定量離間したアンダラップの関係となるように設定して前記供給ポート部のシール長さを増大させ、
前記プランジャに作用する吸引力に抗し、かつ前記フィードバック部に作用するフィードバック力と同方向に前記スプールを介してプランジャを押圧するばねを設け、このばねを、セット荷重が前記プランジャの初期ストローク位置でのコアによる吸引力を上回らないようにばね常数を設定するとともに、前記プランジャのストッパ当接位置でセット荷重が0以上となるように設定したことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
【請求項2】
請求項1において、前記ヨーク部の外周に、前記収容凹部の開口端に近づくにつれて断面積が減少するテーパ部を形成したことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−71074(P2006−71074A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−258623(P2004−258623)
【出願日】平成16年9月6日(2004.9.6)
【出願人】(000003470)豊田工機株式会社 (198)
【Fターム(参考)】