説明

三次元測定機

【課題】被測定物の大きさに拘わらず、プローブの接触を確認しながら測定を実行することができる三次元測定機を提供する。
【解決手段】被測定物を載置するテーブルとプローブとを三次元方向へ相対移動させる相対移動機構13と、相対移動機構の駆動を指令する携帯可能な操作盤30と、操作盤からの指令に基づき相対移動機構を駆動させるとともに、プローブからの信号を取り込んで被測定物の形状を求める制御装置40とを備える。プローブの近傍にはカメラ20が取り付けられ、操作盤30には、表示部34と、カメラによって撮像された画像を表示部に表示する制御部38とが設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、三次元測定機に関する。
【背景技術】
【0002】
被測定物を載置するテーブルと、プローブと、これらを三次元方向へ相対移動させる相対移動機構とを備えた三次元測定機において、手動測定時や自動測定のための測定パスのティーチング操作時に、操作盤からの指令で、相対移動機構を駆動させてテーブルとプローブとを相対移動させる方法が採られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−74661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の三次元測定機において、ジェット機のタービン等、大型の被測定物を測定するに際して、被測定物の中央部分や高い所を測定する場合、プローブの先端が被測定物に接触したかを目視で確認することは難しい。また、微細な測定箇所の測定に際しても、プローブの先端が微細な測定箇所に接触したかを目視で確認することは難しい。
更に、被測定物の大きさに拘わらず、被測定物を挟んで、測定者から反対側の面を測定しようとする場合も、測定者から測定面を目視することができない。そのため、携帯型の操作盤の場合、操作盤を持って被測定物の裏面側に移動し、被測定物の裏面側を目視しながら測定を行う必要があるが、その都度、測定者は位置を変えて測定を行わなければならないため、作業効率が悪い。
【0005】
本発明の目的は、被測定物の大きさに拘わらず、プローブの接触を確認しながら測定を実行することができる三次元測定機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の三次元測定機は、被測定物を載置するテーブルと、前記被測定物に関与されるプローブと、前記テーブルおよび前記プローブを三次元方向へ相対移動させる相対移動機構と、前記相対移動機構の駆動を指令する携帯可能な操作盤と、前記操作盤からの指令に基づき前記相対移動機構を駆動させるとともに、前記プローブからの信号を取り込んで前記被測定物の形状を求める制御装置とを備えた三次元測定機において、前記プローブの近傍にはカメラが取り付けられ、前記操作盤には、表示部と、前記カメラによって撮像された画像を前記表示部に表示する制御部とが設けられている、ことを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、プローブの近傍にはカメラが取り付けられ、そのカメラによって撮像された画像が操作盤の表示部に表示されるから、被測定物の大きさに拘わらず、プローブの接触を確認しながら測定を実行することができる。つまり、プローブの先端が被測定物に接触したかを目視で確認することが困難な場合であっても、表示部を見て、プローブの接触状態を確認しながら測定を実行することができる。
【0008】
本発明の三次元測定機において、前記制御部は、前記表示部の一部の領域が閉ループで囲まれたことを認識する領域認識手段と、この領域認識手段によって前記表示部の一部の領域が囲まれたことを認識すると、その領域内に表示された画像を識別して測定要素を判別する要素判別手段と、この要素判別手段によって判別された測定要素に応じて前記相対移動機構の駆動を制御する測定パスを自動生成する測定パス生成手段と、を備えることが好ましい。
【0009】
このような構成によれば、表示部の一部の領域が閉ループで囲まれたとことが領域認識手段によって認識されると、要素判別手段において、その領域内に表示された画像から測定要素が判別されたのち、測定パス生成手段において、判別された測定要素に応じて、相対移動機構の駆動を制御する測定パスが自動生成される。
従って、表示部の一部を閉ループで囲むだけで、測定パスが自動生成されるから、効率的に測定を行うことができる。
【0010】
本発明の三次元測定機において、前記表示部は、タッチパネルによって構成されているとともに、表示領域の一部に測定開始ボタンが表示され、前記制御部は、前記測定開始ボタンがタッチされたことを認識すると、前記測定パス生成手段よって生成された測定パスを実行する測定パス実行手段を有する、ことが好ましい。
【0011】
このような構成によれば、表示領域の一部に測定開始ボタンが表示されているから、その測定開始ボタンをタッチすると、測定パス生成手段よって生成された測定パスが実行される。従って、その都度、制御装置側に戻って、測定開始を指令しなくてもよいから、効率的な測定を実現できる。
【0012】
本発明の三次元測定機において、前記表示部は、タッチパネルによって構成され、前記制御部は、前記表示部に表示された画像がドラッグされたことを認識すると、そのドラッグされた方向へ前記相対移動機構を駆動させる、ことが好ましい。
【0013】
このような構成によれば、表示部からの指令で相対移動機構が駆動されるから、表示部を見ながら所望の方向へ駆動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態に係る三次元測定機を示す斜視図。
【図2】同上実施形態において、プローブおよびカメラ部分を示す拡大斜視図。
【図3】同上実施形態で用いる操作盤を示す斜視図。
【図4】同上実施形態の制御システムを示すブロック図。
【図5】同上実施形態において、撮像した画像の一部を囲んだ状態を示す図。
【図6】同上実施形態において、測定パスの生成例を示す図。
【図7】同上実施形態において、測定した画像の一部をタッチした状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
<三次元測定機の説明>
本発明の実施形態に係る三次元測定機は、図1に示すように、上面に被測定物Wを載置するテーブル11と、被測定物Wの表面に接触されるスタイラス12Aを有するプローブ12と、テーブル11とプローブ12とを相対移動させる相対移動機構13と、この相対移動機構13の駆動を指令する携帯可能な操作盤30と、操作盤30からの指令に基づき相対移動機構13を駆動させるとともに、プローブ12からの信号を取り込んで被測定物Wの形状を求める制御装置40とを備える。
【0016】
相対移動機構13は、テーブル11の上面に前後方向(Y軸方向)へ移動可能に設けられた門型フレーム14と、この門型フレーム14の水平ビーム14Aに左右方向(X軸方向)へ移動可能に設けられたXスライダ15と、このXスライダ15に上下方向(Z軸方向)へ移動可能に設けられ下端にプローブ12を有するZ軸スピンドル16と、門型フレーム14、Xスライダ15およびZ軸スピンドル16を各軸方向へ移動させるY軸移動機構13Y、X軸移動機構13X、Z軸移動機構13Z(図4参照)とを含んで構成されている。つまり、相対移動機構13は、三次元移動機構によって構成されている。
【0017】
Z軸スピンドル16の下端、つまり、プローブ12の近傍には、Z軸スピンドル16に対して着脱可能な取付ブラケット21を介して、撮像手段としてのカメラ20が取り付けられている。
カメラ20は、図2に示すように、Z軸と平行な軸Aを中心として旋回可能な第1旋回部材22と、A軸に対して直交する軸Bを中心として旋回可能な第2旋回部材23とを介して、取付ブラケット21に取り付けられている。つまり、カメラ20の向きが、軸Aを中心としてα角度旋回可能かつ軸Bを中心としてθ角度旋回可能に設けられている。
【0018】
操作盤30は、図3に示すように、携帯可能な本体ケース31と、この本体ケース31の表面両側に配置されたカメラ姿勢変更用ジョイスティックレバー32およびプローブ移動用ジョイスティックレバー33と、これらの間に配置された表示部34、スピード調整用つまみ35、緊急停止用ボタン36およびファンクションキー群37とから構成されている。
本体ケース31には、操作盤30を、門型フレーム14の支柱などに引っ掛けて吊り下げる引っ掛け孔31Aが形成されている。
【0019】
カメラ姿勢変更用ジョイスティックレバー32は、左右方向へ傾倒されると、カメラ20を軸Bを中心として旋回させる指令(θ回転指令)を、また、前後方向へ傾倒されると、カメラ20を軸Aを中心として旋回させる指令(α回転指令)を、それぞれ発する。
プローブ移動用ジョイスティックレバー33は、左右方向へ傾倒されると、プローブ12をX軸+、−方向へ移動させる駆動指令を、また、前後方向へ傾倒されると、プローブ12をY軸+,−方向へ移動させる駆動指令を、更に、プローブ移動用ジョイスティックレバー33の上端のボタン33Aが押された状態において、前後方向へ傾倒されると、プローブ12をZ軸+,−方向へ移動させる駆動指令を、それぞれ発する。
【0020】
表示部34は、例えば、5インチ程度のタッチパネル式液晶モニタによって構成されている。
スピード調整用つまみ35は、相対移動機構13の移動速度を調整するために用いられる。
緊急停止用ボタン36は、相対移動機構13の移動時の緊急停止に用いられる。
ファンクションキー群37としては、例えば、X,Y,Z軸移動機構13X,13Y,13Zのロック機能、測定開始、モード選択などを指令する各種キーが配列されている。
【0021】
制御装置40は、図4に示すように、CPU(中央演算処理装置)41と、入力部42と、表示部43と、記憶部44とを含んで構成されている。
CPU41には、バス45を介して、X軸移動機構13X、Y軸移動機構13Y、Z軸移動機構13Z、プローブ12,カメラ20および操作盤30が接続されている。
操作盤30の内部には、カメラ20によって撮像された画像を表示部34に表示するとともに、ジョイスティックレバー32,33等からの指令を受けて動作や処理を実行する制御部38や記憶部39などが設けられている。制御部38は、具体的には、次の動作や処理を行う手段を備える。
【0022】
(a)カメラ姿勢変更用ジョイスティックレバー32からの指令を受けて、カメラ20を指令方向へ旋回させる手段
(b)プローブ移動用ジョイスティックレバー33からの指令を受けて、相対移動機構13を駆動させて、プローブ12を指令方向へ移動させる手段
(c)スピード調整つまみ35からの指令を受けて、相対移動機構13の移動速度を制御するとともに、緊急停止ボタン36が押されたときに、相対移動機構13の移動を停止させる手段
(d)ファンクションキー群37が押されたとき、押されたキーに基づく指令を実行する手段
(e)カメラ20によって撮像された画像を表示部34に表示する画像表示手段
(f)表示部34の一部の領域が閉ループで囲まれたことを認識する領域認識手段
(g)領域認識手段によって表示部34の一部の領域が囲まれたことを認識すると、その領域内に表示された画像を識別して測定要素を判別する要素判別手段
(h)要素判別手段によって判別された測定要素に応じて相対移動機構13の駆動を制御する測定パスを自動生成する測定パス生成手段
(i)表示部34の一部領域に表示された測定開始ボタンがタッチされたことを認識すると、測定パス生成手段よって生成された測定パスを実行する測定パス実行手段
(j)表示部34に表示された画像のうち、測定が実行された箇所をマーキングする測定箇所マーキング手段
(k)マーキングされた箇所をタッチすると測定結果を表示する測定結果表示手段
(l)表示部34に表示された画像がドラッグされたことを認識すると、そのドラッグされた方向へ相対移動機構13を駆動させる相対移動機構駆動指令手段
【0023】
<測定方法の説明>
(一般的な測定)
被測定物Wの形状を測定するにあたって、操作盤30を操作し、相対移動機構13を駆動させて、プローブ12をX,Y,Z軸方向へ移動させる。プローブ12が被測定物Wの測定部位に接触されると、プローブ12が接触したときの各軸方向の移動位置が図示省略の位置検出器によって検出されたのち、操作盤30の制御部38から記憶部39に記憶される。制御部38は、記憶部39に記憶された測定結果を基に、被測定物Wの形状等を求める。
【0024】
(表示部上で測定処理)
本実施形態においては、プローブ12の近傍にカメラ20が取り付けられているから、カメラ20の向きをカメラ姿勢変更用ジョイスティックレバー32の操作によってプローブ12の方向に一致させると、カメラ20によってプローブ12が向かう被測定物Wの画像が取り込まれ、表示部34に表示される。
例えば、図5に示すように、被測定物Wに形成された孔W1,W2,W3,W4が表示部34に表示される。同時に、表示部34の表示領域の一部(外周部分)には、カメラ20で撮像される画像を拡大、縮小するスクロールバー51や、測定モードに入るための「測定」ボタン52、測定の決定や取消を指令する「決定」ボタン53、「取消」ボタン54が表示される。
【0025】
この表示画面において、タッチペンを用いて、表示部34の一部の領域を閉ループで囲むと、例えば、一点鎖線で示す四角形で、孔W1を囲むと、表示部34の一部の領域を閉ループで囲まれたことが認識され、その領域内に表示された画像を画像処理することにより測定要素が判別される。ここでは、孔W1の測定であると判別され、その判別した測定要素(孔測定)に応じて相対移動機構13の駆動を制御する測定パスが自動生成される。
例えば、図6に示すように、プローブ12を孔W1の略中心位置P1に位置させたのち、プローブ12が孔W1の内周面3箇所、つまり、P2→P3→P4に接するように、測定パスが自動生成されたのち、記憶部39に記憶される。
【0026】
ここで、表示部34に表示された「測定」ボタン52が押されると、測定モードに入る。この後、「決定」ボタン53がタッチされると、記憶部39に記憶された測定パスが実行される。つまり、測定パスに沿ってプローブ12が移動され、プローブ12が接触した測定箇所P2→P3→P4での測定結果が取り込まれる。従って、表示部34において測定の実行を指令できるから、制御装置40まで戻って、測定開始を指令しなくてもよいから、測定作業を効率化できる。
このとき、測定が実行された箇所については、図7に示すように、測定していない箇所と区別できるように、例えば、●印等でマーキングされる。また、マーキングされた箇所がタッチされると、測定結果、つまり、X,Y,Z軸方向の座標位置が表示される。
【0027】
(カメラの画像を見ながら測定)
プローブ12の近傍にカメラ20が取り付けられているから、カメラ20の向きをカメラ姿勢変更用ジョイスティックレバー32の操作によってプローブ12の先端、つまり、スタイラス12Aの先端が撮影できる向きに設定すると、カメラ20によってプローブ12の先端画像が取り込まれ、表示部34に表示される。従って、プローブ12の先端を表示部34で確認しながら、プローブ12を被測定物Wの測定部位に接触させることができる。
【0028】
そのため、大型の被測定物Wを測定するに際して、被測定物Wの中央部分や高い所を測定する場合でも、プローブ12の先端が被測定物Wに接触したかを確認しながら測定できるほか、微細な測定箇所の測定に際しても、プローブ12の先端が微細な測定箇所に接触したかを確認しながら測定できる。更に、被測定物Wの大きさに拘わらず、被測定物Wを挟んで、測定者から反対側の面を測定しようとする場合も、プローブ12の先端を確認できるから、測定者は位置を変えて測定を行わなくてもよいから、作業効率を向上させることができる。
更に、プローブ12の先端のスタイラス12Aを表示部34で確認しながら測定できるから、スタイラス12Aが被測定物Wなどに接触したり、衝突して破損するのを未然に回避できる。
【0029】
(表示部からの指令でプローブを移動させながら測定)
表示部34に表示された画像がタッチペンによってドラッグされると(タッチペンを表示部34の表面に接したまま移動させると)、ドラッグされたことが認識されたのち、そのドラッグされた方向へ相対移動機構13が駆動される。つまり、相対移動機構13の駆動により、プローブ12がドラッグされた方向へ移動される。
これには、カメラ20が向いている方向を面法線とする画面座標系を用いることで、三次元の移動を実現できる。
【0030】
(測定結果の処理)
上述した測定方法によって得られた測定結果は、操作盤30の記憶部39に記憶される。記憶部39に記憶された測定結果などは、バス45を通じて、制御装置40に送られ、記憶部44に格納される。また、記憶部44に記憶された測定結果などは、バス45を通じて、操作盤30へ送られ、記憶部39に記憶されるとともに、表示部34で表示される。従って、制御装置40によって測定された測定結果も、操作盤30の表示部34で確認することができる。
【0031】
<変形例>
本発明は、前述の実施形態に限定されるものでなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本発明に含まれる。
前記実施形態では、操作盤30に、カメラ姿勢変更用ジョイスティックレバー32やプローブ移動用ジョイスティックレバー33を設け、カメラ姿勢変更用ジョイスティックレバー32の操作によってカメラ20の向きを、また、プローブ移動用ジョイスティックレバー33の操作によってプローブ12の移動を制御するようにしたが、カメラ20の向きやプローブ12の移動を制御するスクロールバーなどを表示部34に設けるようにしてもよい。
【0032】
前記実施形態では、プローブ12のスタイラス12Aの姿勢が固定式の構造として説明したが、カメラ20と同じように、プローブ12のスタイラス12Aも、軸Aや軸Bを中心に旋回できるように構成してもよい。
【0033】
前記実施形態において、相対移動機構13は、プローブ12がX,Y,Z軸方向へ移動可能に構成されていたが、これに限られない。要するに、テーブル11とプローブ12とが三次元方向へ移動可能であれば、どちらが移動する構造であっても構わない。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、手動測定時や自動測定のための測定パスのティーチング操作時に、操作盤からの指令で、相対移動機構を駆動させてテーブルとプローブとを相対移動させる三次元測定機に利用できる。
【符号の説明】
【0035】
11…テーブル、
12…プローブ、
13…相対移動機構、
20…カメラ、
30…操作盤、
34…表示部、
38…制御部、
40…制御装置、
W…被測定物。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被測定物を載置するテーブルと、
前記被測定物に関与されるプローブと、
前記テーブルおよび前記プローブを三次元方向へ相対移動させる相対移動機構と、
前記相対移動機構の駆動を指令する携帯可能な操作盤と、
前記操作盤からの指令に基づき前記相対移動機構を駆動させるとともに、前記プローブからの信号を取り込んで前記被測定物の形状を求める制御装置とを備えた三次元測定機において、
前記プローブの近傍にはカメラが取り付けられ、
前記操作盤には、表示部と、前記カメラによって撮像された画像を前記表示部に表示する制御部とが設けられている、ことを特徴とする三次元測定機。
【請求項2】
請求項1に記載の三次元測定機において、
前記制御部は、前記表示部の一部の領域が閉ループで囲まれたことを認識する領域認識手段と、この領域認識手段によって前記表示部の一部の領域が囲まれたことを認識すると、その領域内に表示された画像を識別して測定要素を判別する要素判別手段と、この要素判別手段によって判別された測定要素に応じて前記相対移動機構の駆動を制御する測定パスを自動生成する測定パス生成手段と、を備えることを特徴とする三次元測定機。
【請求項3】
請求項2に記載の三次元測定機において、
前記表示部は、タッチパネルによって構成されているとともに、表示領域の一部に測定開始ボタンが表示され、
前記制御部は、前記測定開始ボタンがタッチされたことを認識すると、前記測定パス生成手段よって生成された測定パスを実行する測定パス実行手段を有する、ことを特徴とする三次元測定機。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の三次元測定機において、
前記表示部は、タッチパネルによって構成され、
前記制御部は、前記表示部に表示された画像がドラッグされたことを認識すると、そのドラッグされた方向へ前記相対移動機構を駆動させる、ことを特徴とする三次元測定機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−107058(P2011−107058A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−264583(P2009−264583)
【出願日】平成21年11月20日(2009.11.20)
【出願人】(000137694)株式会社ミツトヨ (979)
【Fターム(参考)】