説明

低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット及びスピーカーユニットが組み立てられたボード

【課題】家電に使用されるスピーカー、特に、超薄型TVに適用されるために超薄型で低音特性が優れたウーファーに適用され、超薄型でありながらも低音向上と振幅を大きくして音圧を向上する超薄型スピーカーユニットを提供する。
【解決手段】ダンパー20とフレーム10の外形の変化でスピーカーの外径サイズに対比して、ボイスコイル130の直径を大きくすることができてダンパー20を2段で具備して、下端はフレーム10に置かれた状態で上端の上下振幅を大きくして低音特性を向上させながらも振動板140の大きさも大きく使用することで、低音特性を向上させながら音圧が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家電に使用されるスピーカーに関するものであり、特に、超薄型TVに適している、超薄型の構造を持ち低音特性が優秀なウーファーに適用される。
【0002】
しかし、このような本願発明の構造を利用して超薄型でありながら低音と高音にも適用が可能で多様なスピーカーに適用が可能である。
【0003】
また、十分な音圧を確保して低音特性をいかしながら組み立て時に露出された金糸線の長さを同一に合わせて容易に組立てることができるし、さらにひいては、機能を改善したスピーカーユニットとスピーカーユニットが装着されたボードに関する。
【背景技術】
【0004】
現在、家電の花と言えるTVの発展は、ブラウン管から始めてプロジェクションTVを経て、現在は超薄型と言えるPDPとLCDに進化し、TVの厚さが漸次的に薄くなっているため、これに装着されるスピーカーの厚さも構造的にますます薄くなっている。
【0005】
しかし、スピーカーがこのような構造的な部分だけで薄くなるようになる場合にもTV映像によって発生されるオーディオの性能も向上されなければならないが、超薄型である場合には特に、スピーカーの音圧が落ちて所望の低音特性や音圧を得ることができなくてTVの映像に合うオーディオを得ることができないということである。
【0006】
したがって、現在薄型や超薄型でなされたスピーカーを提供するために多様な形態で提案されているが、これらの短所は、低音特性を有するウーファーでは実質的な音圧を得ることができないというものである。
【0007】
すなわち、超薄型の提供のためには水平ダンパーを提案しているが、このような形態のダンパーは超薄型で製作されるスピーカーの構造的な限界によって上下振幅が大きくできないという短所はもちろん、上下振動の速度が早めになるようになることで、低音特性に好適ではないという短所があるためである。
【0008】
さらに、このような超薄型のスピーカーは、超薄型で製作されるために、ボイスコイルと連結されている金糸線を外部に露出させて接触端子と連結する時には、前記金糸線の長さがお互いに異なると、上下で振動するボビンの薄い厚さによって一側と他側の振動幅がお互いに変わるようになることで、金糸線の長さを同一に合わせて接触端子と連結する。
【0009】
この時製作されたスピーカーユニットは、超薄型スピーカーユニットであるために組み立て時に確保された空間が小さく、金糸線の長さも短いため、半田付けが非常に不便かつ難しい。
【0010】
さらに、このように完成された超薄型スピーカーユニットをボードに組立てる時には、フレームの角に形成されている結合ホールとボードに形成されている結合穴を一致させた状態でカバーを着せてねじを締結するようになるが、この時、締結されるねじはカバー内側に位置している超薄型スピーカーの結合ホールを貫通して、ボードに結合されることで、組み立て時に見えないスピーカーユニットとボードの結合ホールと溝によって組み立てが難しく不便である。
【0011】
また、ボードと超薄型スピーカーユニットが締結されながら前記スピーカーユニットの電線はフリーな状態で置かれて外部器機と連結される。したがって、前記スピーカーユニットが振動するようになれば、フリーな状態で置かれた電線が前記スピーカーユニットの振動によって震えながらボードと接触するようになってしまい騷音を発生させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
したがって、本発明では超薄型でありながらも低音特性の向上と振幅を大きくして音圧を向上するようにしたものである。
【0013】
また、本発明では十分な音圧を確保して低音特性をいかしながら、露出された金糸線の長さを容易に合わせて組立てることができるし、さらにひいては、ボードと超薄型スピーカーユニットを容易に結合させることができる組み立て構造と機能を改善しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
このためにダンパーとフレームの外形の変化でスピーカーの外径サイズに対比してボイスコイルの直径を大きくすることができ、ダンパーを2段で具備して下端はフレームに置かれた状態で上端の上下振幅を大きくして低音特性を工場させながらも振動板の大きさも大きく使用することで低音特性を向上させながら音圧が向上するようにした。
【0015】
また、平板の振動板を適用してさらに超薄型の設計が可能になった。
【0016】
また、組み立て構造の改善のために本発明では、ダンパーの外側枠には隣合う一対の係止枠を外側に突き出させて隣合う部位に内側へ湾曲された凹状窪みを形成して、開口ホールを通じて露出された凹状窪み内側に金糸線が挟まれた状態で接触端子と連結されるようにして同一な長さで露出した金糸線の長さを合わせてくれるようにしたことを特徴とする。
【0017】
また、本発明のフレームは、外側に拡張された角に下側で深く形成された多数個の結合口を形成して、前記結合口の結合ホール内側には、結合溝が形成されている結合突起が内入されて一体化された状態に組み立てられるようにするボードをさらに含んでなされることを特徴とする。
【0018】
また、本発明のボードには垂直に直立された多数個の固定片がボードと一体で射出成形されている。前記固定片には接触端子と連結されている電線が固定溝に挟まれて、ノイズを発生させないように融着されている。
【発明の効果】
【0019】
したがって、本発明は、ダンパーの構造を変更することで、超薄型でありながらも低音特性が向上させることで、薄型のTVに相応しいオーディオができるようにした。
【0020】
また、ダンパーの装着形態と振動板の形態変化に従って超薄型の提供も可能になることはもちろん、製作過程での組み立ても容易になる。
【0021】
また、本発明は、2段で構成されたダンパーを安着させて使用することによって高価のスリムTVと似合う低音特性が優秀でありながらも十分な音圧を有するようにスピーカーを提供することができるし、特に、ダンパーの湾曲された凹状窪みを形成している係止枠を利用して金糸線を連結するために容易に金糸線の長さを合わせて超薄型スピーカーユニットを組立てることができる。
【0022】
また、ユニットが装着されたボードを提供する場合にも組み立て構造を改善できるようにすることで経済的でありながら優秀な耐久性を有するようにするようになる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の全体組み立て構成を示した分解斜視図である。
【図2】本発明のスピーカーユニットの外観斜視図である。
【図3】本発明のスピーカーユニットの組み立てられた状態の断面斜視図である。
【図3a】本発明のスピーカーユニットの組み立てられた状態の断面斜視図である。
【図4】本発明のダンパーがフレームに装着される状態の断面図である。
【図5】本発明のダンパーの外観斜視図である。
【図6】本発明のダンパーの要部構成を示した拡大斜視図である。
【図7】本発明の振動板の斜視図である。
【図8】本発明の振動板とダンパーによる拗じれに抵抗する状態図である。
【図9】本発明のまた他のダンパーの構造による超薄型スピーカーユニットの分解斜視図である。
【図10】本発明の図9の組み立て状態の断面図である。
【図11】本発明のダンパーのまた他の実施例の斜視図である。
【図12】本発明の図11のダンパーの使用状態図である。
【図13】本発明のダンパーの使用による電源端子との金糸線の連結過程を見せてくれる手順工程図である。
【図14】本発明のコイル線が端子に連結される断面斜視図である。
【図15】本発明のスピーカーユニットが装着されたボードの外観斜視図である。
【図16】本発明のボードにスピーカーユニットが組み立てを示す分解斜視図である。
【図17】本発明のボードにスピーカーユニットを構成するフレームが組み立てられる斜視図である。
【図18】本発明の実施例によって電線の固定状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明は実施するための具体的な内容は添付された図面を参照して詳しく説明することにする。
【0025】
先ず、図1乃至図8は、本発明の一実施例によるスピーカーユニットの全体構成を見せてくれるものであり、図面に示すところのように本発明の構成は、永久磁石120が収容されるヨーク110が装着されるフレーム10には前記永久磁石120が収容されたヨーク110の外壁110aと密着されながら固定されることができるように内壁13を形成して、前記内壁13は超薄型の具現のためにフレーム10の内側(すなわち、ダンパーが収容される空間)に突き出されるように形成して、前記内側に突き出された内壁13の下端の延長線上にはダンパー20が置かれるようにするために離隔空間12を有するように底面11が形成されて、前記内壁13と離隔空間12を有する底面11の延長される外側には外壁14を形成して、前記外壁14は振動板140の上下振動時に発生される音圧に対応するために多数個の支持壁15による開口ホール16で形成する。
【0026】
また、前記外壁14を形成する支持壁15のいずれか一つにはダンパー20の開口溝22aからすり抜けて来たボイスコイル130のコイル線131を支持壁15の外側に形成される電源端子160と連結固定するための端子ホール15aを具備して、同時に支持壁15の内側には前記離隔空間12を有する底面11に置かれるダンパー20の固定のために係止突起15bを形成することができるものであり、このような係止突起15bはダンパー20が底面11に置かれた場合の振動を遮断するために若干持ち上げられており、このような係止突起15bの構成は多様な位置の変化や形態の変化が可能なものであり、このような振動防止のためには接着剤による接着固定の方法として底面11やまたは外壁14を形成する支持壁15に接着固定するようにする場合にも振動が防止される。
【0027】
また、前記フレーム10の上端のわくには、振動板140のエッジ(Edge)141が置かれて接着固定するようにするための段顎による枠端部17が形成される。
【0028】
また、前記ダンパー20は、フレーム10の離隔空間12を有する底面11に置かれて固定されるか、または外壁14を形成する支持壁15に固定されるための外側枠21とボイスコイル130が接着されて装着された振動板140と接着固定されるための内側枠22でなされる。
【0029】
前記外側枠21は、離隔空間12を有する底面11に置かれて接着固定されるか、または支持壁15の係止突起15bに係止されて固定されながら底面11から若干持ち上げられて振動時に振動が防止されるものであり、内側枠22は底面11から一定距離、すなわち、上下振動時に発生される最大の振幅程度浮き立っている状態を維持するために内側枠22は、できれば外側枠21の内側かつ上側に位置し、一定距離離隔されるように形成され、このような状態で内側枠22が上下振動する場合に振幅維持のためにクランク状の弾性バー23が外側枠21の上端と内側枠22の下端に連結形成されて最大の振幅で作動可能にさせる。
【0030】
また、本発明では前記ダンパー20は低重量の具現はもちろん形態変形防止のために多様な材質で選択されるプラスチックに射出成形されるものであり、このような射出成形が本発明の目的を制限するものではなくて、金属や多様な材質への具現も可能である。
【0031】
また、ダンパー20の最小重量でありながらも一定な強度維持と耐久性のために前記外側枠21と内側枠22は一定幅を有する板状が垂直補強のために垂直で直立された状態でなされて、弾性バー23は外側枠21や内側枠22の垂直で直立された状態と直交するように弾性の容易性のために水平に横たわっており、弾性バー23が上下振動する場合に外側枠21と内側枠22の直立強度を維持するようになるものであり、弾性バー23の弾性を向上させる。
【0032】
また、前記水平で横になっている弾性バー23は、外側枠21と内側枠22との間で内側枠22と外側枠21の外周縁と同一な線上に一定長さで位置されながら屈曲されるように形成されることで、内側枠22の上下振動時に正確な上下振幅維持を維持するようになるものであり、このような弾性バー23が内側枠22と外側枠21の外周縁と同一線上に位置するようにするために、外側枠21と内側枠22で連結される場合に連結される部分には垂直で延長された補強台24を具備するようにした後、補強台24で延長されながら水平でなされながら屈曲されるように形成されることで、上下振動時に正確な振幅維持が可能になる。
【0033】
また、本発明での補強台24は、内側枠22の上下振動時に軽量化のために肉取りが形成されながらも、水平で屈曲された弾性バー23の正確な作動時に拗じれを防止するために補強突起24aと内入溝24bでなされて、前記内入溝24bの先端に水平でなされながら屈曲された弾性バー23が連結される。
【0034】
また、振動板140に接着固定されるボイスコイル130から露出するコイル線131は、振動板140に固定されるダンパー20の内側枠22の開口溝22aから抜き取られながらフレーム10の外壁14を形成するいずれか一つの支持壁15に形成された端子ホール15aを通じて支持壁15の外側に連結される電源端子160と連結される。
【0035】
また、図7に示されたところのように振動板140のエッジ141を一側に傾くように傾斜突起142を形成したものを使用する場合には、ダンパー20の弾性バー23が内側枠22から外側枠21に高さが異なるように位置されながら一側方向に延長されることで発生される上下振動時の少しの拗じれを取ってくれるようになる長所ができる。
【0036】
また、本発明では前記振動板140を平板で作成する場合には、このような平板によってもうすこし超薄型への具現が可能になるものであり、振動板140がダンパー20の内側枠22と直接接着連結されることで直径が大きいものを使用が可能になって、上下振幅の速度を減らすことができるようになりながらも、前記振動板140が高さの差を有する上下段でなされた外側枠21と内側枠22でなされたダンパー20と連結されることで上下振幅時にもヨーク110などと触れなくなる。さらに、ダンパー20の内側枠22が外側枠21の内側で上下振動するようになることで振動板140の振動の幅を大きくして低音特性が向上する。また、ボイスコイル130のボビン130aの直径が大きいものを使用することができるようになることで、ボビン130aに巻取されるコイル130bの長さが増加するようになることで、音圧を向上させられる。
【0037】
さらに、前記ダンパー20を低重量な導電性材料を使用してボイスコイルのコイルの連結がダンパーに直接連結されるようにすることで、連結作業を簡単になされるようにすることで製作のための組み立て工程が簡単にすることができる。
【0038】
しかし、このような材質の変化が本発明の目的を変化させるものではなくて、また、このような材質や構造的な形態の変化は、本発明の目的範囲内で多様に変化可能であることは勿論である。
【0039】
また、図9乃至図14は、本発明のまた他の実施例による超薄型スピーカーユニットの姿を見せてくれるものであり、図面に示すところのように、フレーム10に装着される永久磁石120を収容するヨーク110をフレーム10と一体でインサート射出成形して、組み立ての容易性を提供するものであり、これのためにヨークの下端には突出枠111を形成して突出枠111を囲みながらインサート射出成形されることで、接着の工程が必要でないながらも、堅固な固定が可能になる。
【0040】
また、振動板140にボビン130aに絡められているコイル130bのコイル線131が連結されるように端子150を形成して、前記端子150に電源端子160と連結される金糸線162を形成するようにする。
【0041】
このために、振動板140に形成されている端子150の一側端子150aにコイル線131をすぐ連結するようにして長く垂れるコイル線131によってボビン130aに巻取されたコイル130bが解けるのを防止しながら容易に連結して組立てるようにしたものであり、それと同時に他側端子150bには前記一側端子150aと軟性ボード150cで連結された一つの電極150に形成されていることで、前記他側端子150bには金糸線162を連結して外部電源と連結される電源端子160に連結される。
【0042】
したがって、コイル線131と外部電源と連結するための金糸線162との連結が容易でありながらも、組み立て時に電源端子160と金糸線162との溶接も容易になされるようにできる。
【0043】
また、前記フレーム10の外壁14上端には振動板140のエッジ141が置かれるようにするための枠端部17が形成される状態で外側に拡張された縁には下側に深く形成された多数個の結合ホール19aを有する結合口19を形成して、前記結合ホール19aの内側へボード200の結合突起203が内入されて前記ボード200と一体化された状態で簡単に組み立てられるようにした。
【0044】
また、前記ダンパー20の外側枠21には、隣合う一対の係止枠25が外側にお互いに突き出されて形成されながらその間に内側へ湾曲された凹状窪み26を形成して、振動板で連結される金糸線が電源端子との組み立て時にダンパー20の外側に露出される金糸線162が湾曲された凹状窪み26内側へ挟まれて安着されている状態で金糸線の他側を電源端子160と連結することで、組み立て時に露出した金糸線162が等しい長さで合わせられて電源端子と連結される。
【0045】
この時、凹状窪み26は、金糸線162に対応する数が外側枠21に形成され、外壁14を形成する支持壁15を間に置いて前記係止枠25とまた他の係止枠25aの間には係止板27が形成され、前記係止板27が開口ホール16を通じて外に露出されて、支持壁15と密着されている時に、前記支持壁15を中心に同一な距離にそれぞれの係止枠25が開口ホールの外に露出されている。
【0046】
この時、開口ホール16の上端一部は切開されて、切開された部分に位置する支持壁15の上端には外側に多角形の固定突起18が突き出されるように形成されていて、電源端子160には固定突起18に対応する溝161が形成されていて、前記固定突起18に電源端子160が挟まれて固定されて簡単に組立てるようにした。
【0047】
図13は、金糸線162を電源端子160に連結する過程を見せてくれるものであり、先ず、フレーム10の底面11にダンパー20を固定するようにして、ボイスコイル130と振動板140の組み立てを完成した状態にした後、外壁を形成する支持壁の間に形成される開口ホールを通じて金糸線162をフレーム10の外側に露出させるようにする。
【0048】
この時、電源端子が形成される支持壁15の上部に形成されている固定突起18の上に電源端子160が固定突起18と溝161によって挟まれて組み立てされれば電源端子の大きさによって開口ホールが形成された部分の一部分が切開された状態であるために、ダンパー20の係止枠25と共に開口ホール16外に露出されている係止板27が支持壁15と密着されて固定されながら開口ホール16外に露出されているそれぞれの係止枠25が電源端子を中心に左右にそれぞれ対応する位置にあるようになる。
【0049】
そして、この時、露出されている金糸線162を係止枠25の凹状窪み26内側に挟んで固定した状態で前記金糸線162の他側端を電源端子160と半田付けして固定して、前記係止枠25をカッティングしてくれることで、ダンパー20外に露出した金糸線162がすべて等しい長さで合わせられて電源端子160に連結されているようになる。
【0050】
したがって、本発明は、超薄膜型スピーカー製造時に薄いボビンの厚さと構造的な限界によって連結された金糸線の長さがお互いに異なることで一側と他側の振動幅がお互いに異なってしまうという問題点と組み立て時に不便さを解消することができるようになった。
【0051】
また、図15乃至図18は、超薄型スピーカーユニットが結合されているボードの姿を見せてくれるものであり、前記ボードには切開された開口部201を中心にわくには前記スピーカーユニットの外郭を囲む固定枠202と結合溝203aが形成されている結合突起203が形成されていて、スピーカーがボード200に結合される時にはボードの結合突起203が前記フレーム10の結合口19内側へ内入されて、一体化された状態でカバー210を貫通して組み立てられた組み立てねじ211が直接ボード200の結合溝203aに挟まれて、一度に超薄型スピーカーユニットがボードに容易に組み立てられるようにした。
【0052】
また、ボード200の一側には切開された通気口204が形成されていて、前記通気口204を囲む湾曲された形状の通気路205が形成されていて、十分な空気を確保した状態で音を確張して出力を高めるようになっている。
【0053】
また、図18に示すところのように、実施例によってボード200の底部には垂直で直立された多数個の固定片206がボードと一体で射出成形されていて、前記固定片206には固定溝207が形成されていて、電源端子160と連結されている電線208らが固定溝207に挟まれて固定されている状態で熱を加えて融着させることで、フリーな状態(自由に流動可能な状態)に置かれていた電線208が張るように引かれている状態で固定されているようにして、振動によって電線208らが動きながら発生するノイズをとり除いて機能を改善した。
【0054】
この時、電線208らは、本発明のボード200が捻れることを防止するためにボード内側に形成されている直交する補強突起に固定溝を形成して、前記固定溝に電線208を挟んで熱融着して固定することで、前記のように同一な効果を発生することができる。
【0055】
そして、このようなボード200の一側には内入部230が形成されていて、前記内入部を通じて前記電線208が固定口240によって挟まれて固定されている状態で外に露出するようになる。すなわち、前記内入部230の一側には顎になった弾性片231が形成されていて、他側にはガイド232と露出穴233が形成されていて、内側にある電線208が露出穴を通じて外に出て固定口240に挟まれている状態で前記固定口240が内入部の内側へ内入されるようになれば、弾性片が離れながら固定口240のガイド片241とガイド232がお互いにかみ合いながら密着されながら固定されているようになる。この時、電線208は固定口240の溝を通じて外に出て露出されているようになる。
【0056】
したがって、本発明は、十分な音圧を確保して低音特性をいかしながら組み立て時に露出された金糸線の長さを同一に合わせて容易に組立てることができ、ひいては、組み立て構造を改善して、スピーカーとボードを容易に結合させることができるようになる。
【符号の説明】
【0057】
10 フレーム
11 底面
12 離隔空間
13 内壁
14 外壁
15 支持壁
15a 端子ホール
15b 係止突起
15c 下受け顎
16 開口ホール
17 枠端部
18 固定突起
19 結合口
19a 結合ホール
20 ダンパー
21 外側枠
22 内側枠
22a 開口溝
23 弾性バー
24 補強台
24a 補強突起
24b 内入溝
25 係止枠
26 凹状窪み
27 係止板
110 ヨーク
111 突出枠
120 永久磁石
130 ボイスコイル
140 振動板
141 エッジ
142 傾斜突起
150 電極
150a、150b 端子
150c FPCB
160 電源端子
161 溝
162 金糸線
200 ボード
201 開口部
202 固定枠
203 結合突起
204 通気口
205 通気路
206 固定片
207 固定溝
208 電線
210 カバー
211 組み立てねじ






















【特許請求の範囲】
【請求項1】
永久磁石120が収容されたヨーク110が装着されるフレーム10と、
前記フレーム10の底面に置かれるダンパー20と、
前記ダンパー20は、フレームの底面に置かれて固定される外側枠21と外側枠より上側に位置する内側枠22でなされて、前記外側枠21と内側枠22は弾性バー23によって連結されて、内側枠22に装着される振動板が上下で振動するようになって、上下振動時に前記振動板140に装着されたボイスコイルが内側枠に収容されてヨークと永久磁石との間に挟まれて上下作動するようになって、
前記フレームの底面に置かれるダンパーを固定し、振動板の上下振動時に発生される音圧に対応するためにフレームの外壁14は、多数個の支持壁15が開口ホール16によって開口される低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。
【請求項2】
前記ダンパー20の外側枠21と内側枠22を連結する弾性バー23は、振幅維持のためにクランク形状であり、一端は外側枠21の上端に連結されて、内側枠22の下端に連結されることを特徴とする低音特性と音圧を向上させた請求項1に記載の超薄型スピーカーユニット。
【請求項3】
前記ダンパー20の外側枠21と内側枠22とは、一定幅を有する板状が垂直補強のために垂直で直立された状態で形成され、弾性バー23は外側枠21または内側枠22と直交するように弾性の容易性のために水平で横たわるように形成されたことを特徴とする 請求項2に記載の低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。
【請求項4】
前記弾性バー23は、外側枠21と内側枠22との間で内側枠の上下振動時に正確な上下振幅維持のために外側枠21と内側枠22で連結される場合に連結される部分には垂直で延長された補強台24を具備するようにした後に補強台24から延長されながら外側枠21と内側枠22の外周縁と同一線上に沿って屈曲されるように形成されることで上下振動時に正確な振幅維持が可能になることを特徴とする請求項2または3に記載の低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。
【請求項5】
前記補強台24は、内側枠22の上下振動時に水平で屈曲された弾性バー23の正確な作動と拗じれることを防止するために補強突起24aと内入溝24bでなされて、前記内入溝24bの先端で水平になされることを特徴とする請求項4に記載の低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。
【請求項6】
前記振動板のエッジには、一側に傾くように傾斜突起142帯を形成して、ダンパーの弾性バーと拗じれに抵抗するように前記振動板のエッジが一方向に傾けられることを特徴とする請求項1に記載の低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。
【請求項7】
前記ヨークは、下端に突出枠を形成して、前記突出枠は、フレームの底面にインサート射出されながら成形されたことを特徴とする請求項1に記載の低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。
【請求項8】
前記振動板140には、ボイスコイルのボビンに巻かれているコイル130が振動板140に形成されている一側端子150aに連結されて、金糸線162が連結されている他側端子150bには前記一側端子150aと軟性ボード150cで連結されて一つの電極150を含んでなされることを特徴とする請求項1または6に記載の低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。
【請求項9】
前記外側枠21には隣合う一対の係止枠25がお互いに外側に突き出されながら中央に湾曲された凹状窪み26を形成していることを特徴とする請求項1に記載の低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。
【請求項10】
隣合う一対の開口ホール16の上端一部が切開されながら、中間に形成されている支持壁15の上端が外部に露出して、前記支持壁の上端には多角形の固定突起18が突き出されるように形成されていて、接触端子が形成されている連結片160の溝が固定突起18に挟まれて固定されることを特徴とする請求項1に記載の低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。
【請求項11】
前記開口ホール16の外には凹状窪み26が形成されている係止枠25が露出された状態で前記凹状窪み26と隣合うまた他の凹状窪みの間の外側枠21には、
支持壁15と密着されながら支持壁15を中心に同一な距離にそれぞれの係止枠25が開口ホール16外に露出しているようにする係止板27が形成されていることを特徴とする請求項10に記載の低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。
【請求項12】
前記フレーム10は、外側に拡張された縁には下側で深く形成された多数個の結合口19が形成されていて、
前記結合口19の結合ホールの内側には、結合溝203aが形成されている結合突起203が内入されて一体化された状態でフレームと組み立てられるようにするボードをさらに含んでなされていることを特徴とする請求項1に記載の低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。
【請求項13】
前記ボード200の固定枠202の周辺には切開された通気口204が形成されていて、これを囲む湾曲された形状の通気路205が形成されていることを特徴とする請求項12に記載の低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。
【請求項14】
前記ボード200には垂直で直立された多数個の固定片206がボードと一体で射出成形されていて、前記固定片206には接触端子161に連結されている電線108らが固定溝207に挟まれて融着されていることを特徴とする請求項13に記載の低音特性と音圧を向上させた超薄型スピーカーユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図3a】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2013−48414(P2013−48414A)
【公開日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−184655(P2012−184655)
【出願日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【出願人】(512220260)
【Fターム(参考)】