説明

作業車両

【課題】走行機体に連結される作業機に動力を伝達するPTO軸の駆動を入切操作するPTO入切操作具を備えると共に、PTO入切操作具の切操作時にエンジンの始動を可能にするエンジン始動回路を備えた作業車両において、エンジン始動操作及びPTO入切操作具の入切操作を常時スムーズに行うことが可能な作業車両を提供することを課題としている
【解決手段】走行機体3に連結される作業機6に動力を伝達するPTO軸13の駆動を入切操作するPTO入切操作具42を備えると共に、PTO入切操作具42の切操作時にエンジンの始動を可能にするエンジン始動回路53を備えた作業車両において、前記PTO入切操作具42を照らす照明具47を、PTO入切操作具42の近傍に設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、走行機体に連結される作業機に動力を伝達するPTO軸の駆動を入切操作するPTO入切操作具を備えた作業車両に関する。
【背景技術】
【0002】
走行機体に連結される作業機に動力を伝達するPTO軸の駆動を入切操作するPTO入切操作具を備えた作業車両が従来公知である。このような作業車両では、オペレータがPTO入操作具の入操作状態に気付かずにエンジンを始動させ、PTO軸が不測に駆動されることがあるという欠点があった。このような欠点を改善すべく、PTO入切操作具の切操作時にエンジンの始動を可能にするエンジン始動回路を備えた特許文献1に示す作業車両が開発され、公知になっている。
【特許文献1】特許第4132613号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記文献の作業車両は、PTO入切操作具の入操作時におけるエンジン始動がエンジン始動回路により規制されるため、不測にPTO軸が駆動されることが防止される一方で、夜間やキャビン内等、暗い場所で作業を行う際には、オペレータがPTO入切操作具の存在を視認しずらく、エンジン始動操作及びPTO軸駆動の入切操作をスムーズに行うことができない場合があるという課題がある。
本発明は、上記課題を解決し、走行機体に連結される作業機に動力を伝達するPTO軸の駆動を入切操作するPTO入切操作具を備えると共に、PTO入切操作具の切操作時にエンジンの始動を可能にするエンジン始動回路を備えた作業車両において、エンジン始動操作及びPTO入切操作具の入切操作を常時スムーズに行うことが可能な作業車両を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため本発明の作業車両は、第1に、走行機体3に連結される作業機6に動力を伝達するPTO軸13の駆動を入切操作するPTO入切操作具42を備えると共に、PTO入切操作具42の切操作時にエンジンの始動を可能にするエンジン始動回路53を備えた作業車両において、前記PTO入切操作具42を照らす照明具47を、PTO入切操作具42の近傍に設けたことを特徴としている。
【0005】
第2に、走行機体3に連結される作業機6に動力を伝達するPTO軸13の駆動を入切操作するPTO入切操作具42を備えると共に、PTO入切操作具42の切操作時にエンジンの始動を可能にするエンジン始動回路53を備えた作業車両において、PTO入切操作具42の存在位置を示すマーク部46aを照らす照明具47を、マーク部46aの近傍に設けたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
以上のように構成される作業車両によれば、暗い場所においてもPTO入切操作具又はPTO入切操作具の存在位置を示すマーク部が照明具によって明るく照らされ、オペレータがPTO入切操作具の存在を視認することが容易になるため、PTO軸の入切操作及びエンジン始動操作をよりスムーズに行うことが可能になるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下図示する例に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の作業車両を適用したトラクタの全体側面図である。本トラクタは、左右一対の前輪1,1及び後輪2,2を有する走行機体3と、走行機体3後端部にリンク機構4によって昇降自在に連結されたロータリ耕耘装置等の作業機6とを備えている。走行機体3の後半部にはキャビン7が立設され、キャビン7内には操縦部8が設けられている。
【0008】
図2は、ミッションケースの構成を示す側断面図である。走行機体3前半部のボンネット9(図1参照)内に収容設置されたエンジン(図示しない)の動力は、ミッションケース11内のトランスミッション12を介して前後輪1,2及びPTO軸(出力軸)13に変速伝動される。
【0009】
具体的には、エンジン動力が、オペレータが手動で入切操作する主クラッチ14によって、トランスミッション12に断続伝動される。主クラッチ14からトランスミッション12に入力された動力は、走行伝動機構16と、作業機伝動機構17とに分配伝動される。
【0010】
走行伝動機構16は、油圧クラッチによる4段の変速切換を行う主変速部18と、油圧クラッチによる前後進切換を行う前後進切換部19と、機械的に3段変速切換を行う変速切換部21と、油圧クラッチによる2段の変速切換を行う副変速部22と、前後進1,2に動力を伝動する走行伝動軸23とを備え、主変速部18→前後進切換部19→変速切換部21→副変速部22→走行伝動軸23の順に動力が伝動される。
【0011】
作業機伝動機構17は、入切作動により動力を断続する油圧クラッチであるPTOクラッチ24と、PTOクラッチ24からの動力を変速切換してPTO軸13に伝動する変速切換部26とを備えている。PTO軸13は、作業機6の走行機体3への連結時に、作業機6側に挿入接続され、作業機6に動力を出力伝動するように構成されている。ちなみに、本トラクタのPTO軸13は、PTOクラッチ24を入切作動させることなく、前後輪1,2とは別に、独立して駆動を入切可能なインディペンデントPTO(IND PTO)になっている。
【0012】
次に、図1,3〜6に基づき、操縦部8の構成について説明する。
図3は、操縦部の座席周辺の構成を示す要部平面図であり、図4は、操縦部のフロント操作部の構成を示す要部背面図である。操縦部8は、オペレータが着座する座席27と、座席27前方のフロント操作部28とを備えている。
【0013】
上記フロント操作部28の上部には、表示パネル29が設置され、その表示パネル29の後方には操向操作を行うステアリングハンドル31が配置されている。表示パネル29には、車速等を指示すメータ32の他、各種情報を表示する液晶画面(表示部)33が設けられている。フロント操作部28における上記表示パネル29の下方には、キー34を差込んで回すことによりエンジンを始動させるキースイッチ(エンジン始動操作具)36が設置されている。
【0014】
上記座席27の進行方向左(左)側方には走行変速操作を行う変速レバー(走行変速操作具)37が配置され、右側方には揺動させることにより作業機6の昇降操作を行う昇降レバー(昇降操作具)38が設置されている。この昇降レバー38の右斜め後方(座席27の右側方)には、PTO軸13の各種操作を行う操作パネル39が配置されている。
【0015】
図5は、操作パネルの平面図であり、図6は、操作パネルの構成を示す側断面図である。操作パネル39には、ダイヤル操作式の切替スイッチ(切替操作具)41及びPTO駆動スイッチ(PTO入切操作具)42と、押しボタン式の昇降連動切替スイッチ(昇降連動切替操作具)43とが設けられている。
【0016】
上記切替スイッチ41は、操作パネル39の前部に設置されており、ダイヤル操作によって、走行機体3の走行・走行停止又は走行・走行停止操作にPTO軸13の駆動の入切を連動させる連動モードと、連動させない独立モードとのモード切替を行う。そして、連動モード時、走行機体3が停止している場合にはPTO軸13は停止状態になる一方で、走行機体3が走行している場合にはPTO軸13は駆動状態になる。
【0017】
上記昇降連動切替スイッチ43を、1回押し操作する度に、作業機6の昇降又は昇降操作にPTO軸13の駆動の入切を連動させる昇降連動モードと、連動させない昇降非連動モードとの切替が行われる。そして、昇降連動モード時、作業機6が下降して耕耘作業を行うことが可能な状態になると、自動的にPTO軸13が駆動状態になる一方で、作業機6が非作業高さまで上昇すると、自動的にPTO軸13が停止状態になる。
【0018】
上記PTO駆動スイッチ42は操作パネル39上面の前後方向中央部に位置して透光性を有する部材からなる設置部46に設けられている。設置部46におけるPTO駆動スイッチ42設置箇所の後方には、「PTO」の文字が印刷されてPTO駆動スイッチ42の存在位置を示すマーク部46aと、「押して切」の文字が印刷されて後述するPTO駆動スイッチ42の切操作手段(操作手段)を示す切操作説明部(操作説明部)46bと、がそれぞれ形成されている。一方、設置部46におけるPTO駆動スイッチ42設置箇所の前方には、後述するPTO駆動スイッチ42の入操作手段(操作手段)を示す入操作説明部(操作説明部)46cが形成されている。
【0019】
このPTO駆動スイッチ42は、一方端(切側端)から他方端(入側端)に至る範囲で左右回動操作可能且つ押し操作可能に、操作パネル39に支持されている。そして、弾性部材(図示しない)により、切側端側に常時弾性的に付勢されている。
【0020】
オペレータは、切側端に位置して切操作状態のPTO駆動スイッチ42を、押し操作しながら入側端まで回動することにより、PTO軸13を駆動可能状態とする入操作を行う。PTO駆動スイッチ42は入側端で係合保持されるように構成されているため、オペレータが、上記入操作を行った後、PTO駆動スイッチ42から手を離しても、PTO駆動スイッチ42は入操作状態で保持される。
【0021】
一方、入操作状態のPTO駆動スイッチ42を一回押し操作することにより、PTO駆動スイッチ42の入側端での係合保持が解除され、上述の弾性部材によって、PTO駆動スイッチ42が切側端まで回動作動し、PTO軸13の駆動が停止される。すなわち、オペレータは、入側端で係合保持されたPTO駆動スイッチ42を1回押し操作することにより、PTO軸13を駆動停止状態とする切操作を行う。
【0022】
なお、前述の連動モード・独立モード及び昇降連動モード・昇降非連動モードはPTO駆動スイッチ42が入操作状態の際に実行され、走行機体3の走行・走行停止又は走行・走行停止操作、或いは作業機6の昇降又は昇降操作に基づいて、上述したように、PTO軸13の駆動の入切制御を行われる。一方、PTO駆動スイッチ42の切操作状態時には、PTO軸13が常時停止状態になる。
【0023】
ちなみに、独立モード時且つ昇降非連動モード時には、走行機体3の走行・走行停止状態及び走行・走行停止操作状態並びに作業機6の昇降状態及び昇降操作状態に関係無く、PTO駆動スイッチスイッチ42の入切操作によって、PTO軸13の駆動・駆動停止(駆動の入切)を行うことが可能になる。
【0024】
具体的には、上述したようなPTO軸13の駆動の入切制御は、本トラクタに搭載された制御装置45(図7参照)によって、行われる。
【0025】
次に、図5及び6に基づいて、PTO駆動スイッチ42の周辺構成について説明する。
操作パネル39内におけるPTO駆動スイッチ42の後方且つアップストップLED44の前方には、PTO駆動スイッチ42、マーク部46a及び切操作説明部46bを明るく照らす発行ダイオードである左右一対の操作具照明LED(照明具)47,47が収容支持されている。
【0026】
この一対の操作具照明LED47,47は、PTO駆動スイッチ42、マーク部46a及び切操作説明部46bに近接した状態で、アップストップLED44が配置されて支持体48によって操作パネル39の内面側に取付固定された基盤49上に、設置されている。この基盤49上面と操作パネル39内面との間には、操作具照明LED47,47から照射された光を、設置部46の後部側に導光する導光体51が介在している。
【0027】
そして、操作具照明LED47から照射され導光体51によって導光された光は、マーク部46a及び切操作説明部46bを明るく照らすとともに、マーク部46aを透過して操作パネル39上面側に至り、PTO駆動スイッチ42及び入操作説明部46cを明るく照らす。このため、キャビン7内や夜間等の暗い場所でも、オペレータがPTO駆動スイッチ42の輪郭をはっきりと視認することが容易になり、切操作説明部46b及び入操作説明部46cの説明書きを見ながら、PTO駆動スイッチ42の入切操作をスムーズに行うことが可能になる。
【0028】
なお、導光体51を省いて、マーク部46a、切操作説明部46b、入操作説明部46c及びPTO駆動スイッチ42を、操作具照明LED47,47によって直接照らすことも可能であるが、導光体51を上述のように用いることにより、より少ない光量で効率良く、マーク部46a及びPTO駆動スイッチ42を明るく照らすことができる。くわえて、座席27に着座したオペレータは、PTO駆動スイッチ42を若干後方から視認するため、操作具照明LED47をPTO駆動スイッチ42の後方に配置することにより、PTO駆動スイッチ42の視認性がより向上する。
【0029】
次に、図7に基づいて、制御装置45の構成を説明する。
図7は、制御装置の制御内容を示すブロック図である。制御装置45は、複数のマイコンをCAN(Control Area Network)で接続することによりなる制御部52と、エンジンを始動するエンジン始動回路(エンジン回路)53を備えている。
【0030】
上記制御部52は、液晶画面33に表示する情報を制御するように構成されている。くわえて、制御部52の入力側には、前述したPTO駆動スイッチ42、切替スイッチ41及び昇降連動切替スイッチ43とともに、主クラッチ14を断続作動させるクラッチペダルの入切操作を検出するクラッチスイッチ(入切検出手段)54が接続されている。一方、制御部52の出力側には、前述のアップストップLED44の他、PTOクラッチ24の圧油の供給・排出を制御してPTOクラッチ24を入切作動させる電磁比例制御弁であるPTOバルブ(PTO入切手段)56が接続されている。
【0031】
そして、制御部45は、PTO駆動スイッチ42の入切操作検出及び切替スイッチ41及び昇降連動切替スイッチ43の切替操作検出に基づいて、上述したようにして、PTOバルブ56を介したPTO軸13の駆動の入切制御を行う。くわえて、制御部45は、昇降連動切替スイッチ43よって昇降連動モードに切替えられた際には、アップストップLED44を点灯させる一方で、昇降連動切替スイッチ43よって昇降非連動モードに切替えられた際には、アップストップLED44を消灯させる。
【0032】
ちなみに、クラッチスイッチ54は、走行機体3の走行・走行停止操作を検出するために設けられている。そして、クラッチペダルを踏込み操作することにより、主クラッチ14が切作動され、エンジンからトランスミッション12への動力伝動が遮断されるとともに、クラッチスイッチ54がON状態になる。一方、クラッチペダルの踏込みを解除することにより、クラッチペダルが弾性部材の弾性力により踏込み解除状態になって主クラッチ14が入作動され、エンジンからトランスミッション12に動力が伝動される状態になるとともに、クラッチスイッチ54がOFF状態になる。
【0033】
上記エンジン始動回路53は、上述したキースイッチ36及び一対の操作具照明LED(照明具)47,47の他、PTO駆動スイッチ42の切操作状態時に接続状態(ON状態)になる一方でPTO駆動スイッチ42の入操作状態時に切断状態(OFF状態)になるセーフティリレー(リレー回路)57と、クラッチスイッチ54のON状態時に接続状態(ON状態)になる一方でクラッチスイッチ54のOFF状態時に切断状態(OFF状態)になるクラッチリレー(リレー回路)58と、12Vの直流電源(電源)59と、エンジンを始動させるスタータモータ(エンジン始動手段)61とを備えている。
【0034】
キースイッチ36は、電源59に電気的に接続された電源接点36aと、操作具照明LED47,47と電気的に接続された点灯接点36bと、スタータモータ61に上記2つのリレー回路57,58を介して電気的に接続可能な始動接点36cとを有している。ちなみに、2つのリレー回路57,58は電気的に直接に接続されており、2つの各リレー回路57,58が接続状態の場合にのみ、始動接点36cとスタータモータ61とが電気的に接続される。
【0035】
そして、キー34を差込んで軸回りに回動することにより、電源接点36aが点灯接点36bと始動接点36cとの何れにも電気的に接続されていない切断状態と、電源接点36aが点灯接点36bと始動接点36cの内で点灯接点36bにのみ電気的に接続される点灯状態と、電源接点36aが点灯接点36b及び始動接点36cに電気的に接続される始動状態との何れかの状態に切換えられる。具体的には、キー34を差込んで回動操作(エンジン始動操作)することにより、切断状態→点灯状態→始動状態の順に状態が切換えられていく。
【0036】
上述したようにして点灯状態に切換えられると、電源接点36aと点灯接点36bとが電気的に接続され、各操作具照明LED47が点灯して、PTO駆動スイッチ42等が明るく照らされる。
【0037】
続いて、点灯状態から始動状態に切換えられて電源接点36aが点灯接点36b及び始動接点36cに電気的に接続されると、クラッチペダルにより主クラッチ14が切操作され且つPTO駆動スイッチ42が切操作されている場合には、2つのリレー回路57,58がそれぞれ接続状態になって電源59がスタータモータ61に電気的に接続されるため、スタータモータ61が駆動してエンジンが始動される一方で、それ以外の場合には、2つのリレー回路57,58の一方又は両方が切断状態になって電源59とスタータモータ61が電気的に接続されないため、スタータモータ61が駆動せず、エンジンも始動されない。
【0038】
すなわち、エンジン始動回路53は、PTO軸13の駆動が切操作され、且つ主クラッチ14が切操作されている場合にのみエンジンを始動させ、それ以外の場合には、エンジンの始動を規制するエンジン始動規制回路として機能するように構成されている。また、上記構成から、エンジンが始動される前には、必ず一度点灯状態になり、PTO駆動スイッチ42等が操作具照明LED47によって明るく照らされるため、PTO駆動スイッチ42を視認することが容易になり、PTO駆動スイッチ42の切操作をスムーズに行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の作業車両を適用したトラクタの全体側面図である。
【図2】ミッションケースの構成を示す側断面図である。
【図3】操縦部の座席周辺の構成を示す要部平面図である。
【図4】操縦部のフロント操作部の構成を示す要部背面図である。
【図5】操作パネルの平面図である。
【図6】操作パネルの構成を示す側断面図である。
【図7】制御装置の制御内容を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0040】
3 走行機体
6 作業機(ロータリ耕耘装置)
13 PTO軸(出力軸)
42 PTO駆動スイッチ(PTO入切操作具)
46a マーク部
47 操作具照明LED(照明具,発行ダイオード)
53 エンジン始動回路(エンジン回路,エンジン始動規制回路)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行機体(3)に連結される作業機(6)に動力を伝達するPTO軸(13)の駆動を入切操作するPTO入切操作具(42)を備えると共に、PTO入切操作具(42)の切操作時にエンジンの始動を可能にするエンジン始動回路(53)を備えた作業車両において、前記PTO入切操作具(42)を照らす照明具(47)を、PTO入切操作具(42)の近傍に設けた作業車両。
【請求項2】
走行機体(3)に連結される作業機(6)に動力を伝達するPTO軸(13)の駆動を入切操作するPTO入切操作具(42)を備えると共に、PTO入切操作具(42)の切操作時にエンジンの始動を可能にするエンジン始動回路(53)を備えた作業車両において、PTO入切操作具(42)の存在位置を示すマーク部(46a)を照らす照明具(47)を、マーク部(46a)の近傍に設けた作業車両。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2010−143244(P2010−143244A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−319193(P2008−319193)
【出願日】平成20年12月16日(2008.12.16)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】