説明

作業車両

【課題】車両本体後部に複数の作業機に対応して作業機を取り付けられる簡単な構成の取付部を提供することを課題とする。
【解決手段】バックホー2やロータリ耕耘機40等の作業機を車両本体に着脱可能に装着するトラクタ(作業車両)1であって、該トラクタ(作業車両)1は前後方向に延出する機体フレーム5を具備し、該機体フレーム5の後部に作業機取付ブラケット50を設け、該作業機取付ブラケット50の左右両側下部に、作業機装着装置としてのリンク機構58のロアリンク60・60の取付用支持ピン(係止ピン52におけるYの範囲)と、バックホー2の基台フレーム(バックホーフレーム)29の取付用係止ピン(係止ピン52におけるXの範囲)と、を一体的に設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機を車両本体に装着可能な作業車両において、該作業機を機体フレームの後部に取り付けるための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、作業に応じて車両本体の後部にバックホーやロータリ耕耘機等の作業機を着脱可能とする作業車両が公知となっている(例えば、特許文献1を参照。)。
【特許文献1】特開2006−29417号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記作業車両では作業機ごとに車両本体後部への取付構造が異なり、例えば、バックホーを取り付ける場合には、機体フレームの後部に取付部を形成して車両本体に取り付け可能としている。一方、ロータリ耕耘機を装着する場合には、リンク機構からなる作業機装着装置をミッションケースの後部に取付可能としており、個々の作業機に応じた取付構造となっていた。
このような作業機の取付構造では、部品点数は増加し複雑な構造となる。
そこで本発明では、車両本体後部に複数の作業機に対応して作業機を取り付けられる、簡単な取付構造からなる取付部を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、請求項1においては、作業機を車両本体に着脱可能に装着する作業車両であって、該作業車両は前後方向に延出する機体フレームを具備し、該機体フレームの後部に作業機取付ブラケットを設け、該作業機取付ブラケットの左右両側下部に、作業機装着装置のロアリンクの取付用支持ピンと、バックホーフレームの取付用係止ピンと、を一体的に設けたものである。
【0006】
請求項2においては、前記作業機取付ブラケットにおいて、前記ロアリンクの取付用支持ピンと、バックホーフレームの取付用係止ピンと、を同軸上に配置したものである。
【0007】
請求項3においては、前記作業機取付ブラケットを後面視略「U」状に構成し、前記機体フレームの後部に着脱可能に構成したものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
【0009】
請求項1においては、共通の作業機取付ブラケットを用いて、バックホーや、作業機装着装置としてのリンク機構の支持部を、一体的に集約して配置できるため、これら作業機の取付部を簡単、且つ、コンパクトな取付構造で実現することができる。
【0010】
請求項2においては、一つのピンで前記リンク機構のロアリンクの取付用支持ピンと、バックホーフレーム(基台フレーム)の取付用係止ピンと、を一体的に構成でき、安価でコンパクトな取付部を構成できる。
【0011】
請求項3においては、単純な構成からなる作業機取付ブラケットを、機体フレームに対して着脱可能に設けるため、将来的に仕様変更等が発生した場合にも、容易に対応することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る作業車両の全体的な構成を示した側面図、図2は本発明に係る作業機の取付構造の近傍を示した側面図、図3は作業機取付ブラケットを示した斜視図である。図4はバックホーを装着した作業車両に係る作業機の取付構造の近傍を示した側面図、図5はリンク機構を装着した作業車両に係る作業機の取付構造の近傍を示した側面図、図6は各種作業機を装着した作業車両の後部を示した側面図である。
【0013】
[トラクタ1]
まず、本発明に係る作業車両の一実施例として、トラクタ1の全体構成について図1、及び、図2を用いて説明する。尚、図1、及び、図2に記載する矢印Aの向きを前方向として、以下前後左右方向を規定する。
本実施例のトラクタ1はその前部にフロントローダ39を配設し、前後中途部の下部に、モア昇降リンク機構を介してミッドマウントモア4を装着し、トラクタ1の後部に、作業機としてのバックホー2が着脱可能に装着されている。該バックホー2は後述する本発明の作業機取付ブラケット50を用いて装着され、該作業機取付ブラケット50にロータリ耕耘機40(図6(b)を参照)等、他の作業機も取付可能としている。
【0014】
トラクタ1の車両本体下部には、前後方向に延出しつつ、左右両側に対向して配設された機体フレーム5が備えられ、該機体フレーム5の前上部には駆動源としてのエンジン6が配設されるとともに、ボンネット8が該エンジン6を被装するようにして設けられている。
【0015】
又、機体フレーム5の後上部には操縦部9が設けられるとともに、該機体フレーム5の後部にはミッションケース7が配設され、該ミッションケース7にエンジン6からの動力が動力伝達機構を介して伝達される。
【0016】
即ち、エンジン6は機体フレーム5の前上部に防振支持されており、該エンジン6の後部から駆動伝達機構としてのドライブシャフトを介して前記ミッションケース7に動力が伝達される。
【0017】
機体フレーム5の前部には前輪10・10を支持する前車軸10aが支承されており、前記ミッションケース7の左右両側からは機体外方に向かって、後輪11・11を支持する後車軸11aが突出されている。尚、前記ミッションケース7の後面にはPTO出力軸12(図5を参照)が後方に向かって突出されている。
【0018】
このような構成を有することで、エンジン6の駆動力はドライブシャフトを介してミッションケース7に伝達され、該ミッションケース7に内装される変速装置によって変速され、後輪11・11に伝達されるようになっている。
【0019】
一方、機体フレーム5の後端部には、後述する作業機取付ブラケット50がボルト等によって組み付けられており、前記作業機取付ブラケット50を介して、バックホー2がトラクタ1の後部に着脱可能に装着されている。
【0020】
即ち、バックホー2は前部に取付部29aを有する基台フレーム29や、該基台フレーム29の上部に設けられた操縦ボックス30や、前記基台フレーム29の後部に支持されたブームブラケット31や、該ブームブラケット31に上下回動自在に支持されたブーム32や、該ブーム32の先端部に左右方向に設けた枢支軸回りに回動自在に支持されたアーム33や、該アーム33の先端部に装着されたバケット34や、前記基台フレーム29の左右両側、且つ、前記操縦ボックス30の左右両側に設けられた左右一対のアウトリガー35・35等により構成されている。
【0021】
そして、図2に示すように、基台フレーム29は機体前方に向けて取付部29aを突出して形成され、該取付部29aの前端部と、作業機取付ブラケット50の後端部と、が連結されることで、バックホー2は機体フレーム5の後部に着脱可能に取付けられる。
【0022】
又、ブームブラケット31と、ブーム32と、の間には、該ブーム32を上下回動させるブームシリンダ36が介装され、ブーム32と、アーム33と、の間には、該アーム33を上下回動させるアームシリンダ37が介装され、アーム33と、バケット34と、の間には該バケット34を上下回動させるバケットシリンダ38が介装されている。
そして、これらシリンダ36・37・38等の操作は操縦ボックス30の上部に突設される複数の操作レバーによって行うこととなっている。
【0023】
一方、ボンネット8の後部にはダッシュボード13が配置されており、該ダッシュボード13上には操向ハンドル14が上方に向かって延設されるとともに、その後方には操縦席16が配設されている。又、ダッシュボード13には燃料タンクや、バッテリーや、パワステバルブ等が内装され、且つ、前記ダッシュボード13の上面には、計器パネルや、前後進切換レバーや、キースイッチ等が設けられている。
【0024】
ダッシュボード13の左右両側下部にはステップ24が形成されている。
又、操縦部9の左右両側には、後輪11・11の上方、及び、前方を覆うフェンダー25・25が設けられ、該フェンダー25・25の上部には、主変速レバー26や、作業機操作レバー27等が配設される操作パネルが各々設けられる。
【0025】
[作業機の取付構造]
次に、トラクタ1後部への作業機の取付構造の詳細について、図2、乃至、図6を用いて説明する。尚、図2、乃至、図6に記載する矢印Aの向きを前方向として、以下前後左右方向を規定する。
本実施例におけるトラクタ1は、上述のように作業機としてバックホー2や他の作業機を装着可能に構成されており、以下、バックホー2を装着する場合と、バックホー2に換えてロータリ耕耘機40を装着する場合について説明する。
尚、作業機として、バックホー2やロータリ耕耘機40の他にフォークリフトや、マルチ作業機や、施肥・播種作業機等を取り付けることも可能である。
【0026】
[作業機取付ブラケット50]
まず、本発明に係る作業機取付ブラケット50の詳細について、図3を用いて説明する。
作業機取付ブラケット50は左右両側に各々対向して設けた二枚の板材からなる側板50L・50Rや、該側板50L・50Rの下端部を連結する平面視矩形状の板材からなる底板50D等によって構成され、所謂、後面視にて上方に開口する略「U」状となるようにして、一体的に形成されている。
【0027】
前記底板50D上面の左右方向略中央部には、多角形状の板材からなる支持部材50Mが、左右両側板50L・50Rと並行に立設されており、該支持部材50Mの上先端部には、後述するリフトアーム62・62の、昇降用の油圧シリンダ63(図5を参照)の一端が支持される。
【0028】
ここで、側板50L・50Rの形状は各々左右対称となるように形成されており、以下、特に相違点がない限り、左側の側板50Lについて説明し、右側の側板50Rの説明を省略する。
【0029】
側板50L(50R)は側面視にて上下中央部の前後両端部が略矩形状に抉られた略「I」状の板材からなり、その上端部、及び、下端部に形成される上突出部50a・50b、及び、下突出部50c・50dは各々前後両方向に突出して設けられている。
【0030】
前記後側の上突出部50bには取付孔が開口され、該取付孔に軸受部材51が挿入されている。又、前記後側の下突出部50dの外側面(左側の側板50Lに対する左側面)には、平面視「L」状に板部材を折り曲げたガイド部材53が、後方に開口するように固設されている。
該ガイド部材53の後部と、下突出部50dの後部と、の間には丸棒部材からなる係止ピン52が左右方向に貫設して横設され、該係止ピン52の一端部は側板50L(50R)を貫通した後、更に機体内側に突出させている。
【0031】
こうして、係止ピン52は、一端部を側板50L(50R)と、ガイド部材53と、によって支持されるXの範囲と、機体内側(左側の側板50Lに対する右側)に向かって延設されるYの範囲の二領域を備える。
【0032】
尚、ガイド部材53の後端部53aは平面視にて機体外側に向かって僅かに屈曲されており、バックホー2を作業機取付ブラケット50に組付ける際に、取付部29a(図2を参照)の下先端部がガイド部材53と、側板50L(50R)との間隙に容易に導かれるようになっている。
【0033】
ガイド部材53の下端部には、矩形状の平板部材54が貼設されて補強され、外部からの衝突物等によってガイド部材53が変形することを防止するとともに、前記平板部材54はバックホー2を作業機取付ブラケット50に組付ける際の位置決めストッパーとして作用する。
【0034】
そして、図2に示すように、作業機取付ブラケット50の前側の、上突出部50a、及び、上下中央部において、両側板50L・50Rに機体フレーム5の後端部がボルト等によって固定される。又、作業機取付ブラケット50の前側の下突出部50cに側面視略L字状に構成した支持部材55の後端がボルト等により固定され、該支持部材55の前上部端部は、後車軸11a前部の機体フレーム5にボルト等によって固定され、強度アップを図っている。
作業機取付ブラケット50は以上のような構成からなり、機体フレーム5後端部の左右両側面に、ボルト等を介して固設される。
【0035】
[バックホー2の取付構造]
次に、トラクタ1後部にバックホー2を取り付けるための構造について、図2、図4、及び、図6(a)、を用いて説明する。
トラクタ1の機体後部にバックホー2を装着する場合、バックホー2の基台フレーム29の前部に形成される取付部29aを、機体フレーム5後端部に配設される作業機取付ブラケット50に連結することにより行われる。
【0036】
前記取付部29aの前部は側面視略「コ」状に形成され、前上端部に取付孔を開口して円筒状の軸受部材56・56が貫設され、前下端部には下方に開口する半円状の凹部29b・29bが左右両側に各々設けられている。
尚、前記凹部29b・29bの内径寸法は、作業機取付ブラケット50に設けられる係止ピン52・52の直径寸法と略同じ値にて形成され、作業機取付ブラケット50に設けられる軸受部材51・51と、取付部29aに設けられる軸受部材56・56との内径寸法は同寸法にて形成される。
【0037】
そして、バックホー2を作業機取付ブラケット50に装着するには、まず、前記凹部29b・29bを作業機取付ブラケット50の側板50L・50Rと、ガイド部材53・53と、の間の領域(図3に示すXの範囲)の係止ピン52・52に掛止させ、その後、該係止ピン52・52を中心軸としてバックホー2全体を前上方に持ち上げる。
【0038】
ここで、取付部29aが略水平となると、取付部29aの下端部がガイド部材53・53の下端部に設けられる平板部材54・54の上面部に当接するため、それ以上、前記取付部29aを回動することはできず、この状態で、前記両軸受部材51・56の位置を合わせて固定ピン57を挿嵌することで、バックホー2を作業機取付ブラケット50に確実に固定することができる。
【0039】
[ロータリ耕耘機40の取付構造]
次に、トラクタ1後部にロータリ耕耘機40を取り付けるための構造について、図5、及び、図6(b)を用いて説明する。
トラクタ1の機体後部にロータリ耕耘機40を装着する場合、作業機装着装置としてのリンク機構58を、機体フレーム5後端部に配設される作業機取付ブラケット50と連結して、リンク機構58にロータリ耕耘機40を取り付ける。
【0040】
リンク機構58は主に左右一対のロアリンク60・60と、該ロアリンク60・60の上方に設けられるトップリンク59と、によって構成される。
前記ロアリンク60・60は平面視にて前方に窄む「ハ」状に配設され、その前後両端部には連結孔60a・60a・・・が設けられている。そして、ロアリンク60・60の後端部はロータリ耕耘機40の本体部と連結され、その前端部は作業機取付ブラケット50下部の内側から係止ピン52・52に連結される。
【0041】
こうして、ロアリンク60・60の取付用の支持ピン(係止ピン52におけるYの範囲)と、バックホー2の取付用の係止ピン(係止ピン52におけるXの範囲)と、は同軸上に配置され、且つ、一体的に形成されている。
【0042】
トップリンク59はターンバックル等からなる連結部材であり、その前端部はトラクタ1の機体後部に連結ピン65を介して連結されるとともに、その後端部はロータリ耕耘機40の本体部と揺動可能に連結される。
【0043】
ここで、機体フレーム5の後端部において、作業機取付ブラケット50の上部には、後方に突出してリフトアーム62・62が設けられている。
又、作業機取付ブラケット50の内側において、上述の支持部材50M(図3を参照)に油圧シリンダ63の一端が支持され、該油圧シリンダ63の伸縮ロッドの先端部には左右一方のリフトアーム62の前後中途部に連結されている。
【0044】
そして、リフトアーム62・62の後端部と、ロアリンク60・60の前後中途部と、がロッド62a・62aを介して連結されており、リンク機構58は前記油圧シリンダ63によって上下回動可能に構成されている。
【0045】
又、前記ミッションケース7(図1を参照)の後側面から作業機駆動用のPTO出力軸12が突出され、該PTO出力軸12がロータリ耕耘機40に連結されて、ロータリ耕耘刃64を回転駆動可能に構成している。
【0046】
尚、このリンク機構58は、機体に対して着脱可能に構成されるとともに、他の作業機によっては不要となる場合もあるため、その構成を適宜変更できる。
【0047】
このように、本発明においては、バックホー2やロータリ耕耘機40等の作業機を車両本体に着脱可能に装着するトラクタ(作業車両)1であって、該トラクタ(作業車両)1は前後方向に延出する機体フレーム5を具備し、該機体フレーム5の後部に作業機取付ブラケット50を設け、該作業機取付ブラケット50の左右両側下部に、作業機装着装置としてのリンク機構58のロアリンク60・60の取付用支持ピン(係止ピン52におけるYの範囲)と、バックホー2の基台フレーム(バックホーフレーム)29の取付用係止ピン(係止ピン52におけるXの範囲)と、を一体的に設けている。
【0048】
このような構成とすることで、共通の作業機取付ブラケット50を用いて、バックホー2や、作業機装着装置としてのリンク機構58の支持部を、一体的に集約して配置でき、これら作業機の取付部を簡単、且つ、コンパクトな取付構造で実現することができる。
【0049】
つまり、従来のようにロアリンク60・60の取付用支持ピンと、バックホー2の基台フレーム29の取付用係止ピンと、を別個に設ける場合には、例えば、バックホー2を装着する際、基台フレーム29との干渉を回避するために、予め取付用支持ピンを、取付用係止ピンの前方に配置する等の必要があり、機体フレーム5後部に設けられるこれら作業機の取付構造は部品点数が増加し、複雑な構造となっていた。
【0050】
これに対して、本発明によればロアリンク60・60の取付用支持ピンと、バックホー2の基台フレーム29の取付用係止ピンと、を共通の係止ピン52・52で構成することとしたため、取付部となる作業機取付ブラケット50のコンパクト化を図ることができるのである。
【0051】
又、本発明においては、前記作業機取付ブラケット50において、前記ロアリンク60・60の取付用支持ピン(係止ピン52におけるYの範囲)と、基台フレーム(バックホーフレーム)29の取付用係止ピン(係止ピン52におけるXの範囲)と、を同軸上に配置することとしている。
【0052】
このような構成とすることで、一つの係止ピン52で前記リンク機構58のロアリンク60・60の取付用支持ピンと、基台フレーム(バックホーフレーム)29の取付用係止ピンと、を一体的に構成でき、安価でコンパクトな取付部を構成できる。
【0053】
更に、本発明においては、前記作業機取付ブラケット50を後面視略「U」状に構成し、前記機体フレーム5の後部に着脱可能に構成することとしている。
【0054】
このような構成とすることで、単純な構成からなる作業機取付ブラケット50を、機体フレーム5に対して着脱可能に設けるため、将来的に仕様変更等が発生した場合にも、容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の一実施例に係る作業車両の全体的な構成を示した側面図。
【図2】本発明に係る作業機の取付構造の近傍を示した側面図。
【図3】作業機取付ブラケットを示した斜視図。
【図4】バックホーを装着した作業車両に係る作業機の取付構造の近傍を示した側面図。
【図5】リンク機構を装着した作業車両に係る作業機の取付構造の近傍を示した側面図。
【図6】各種作業機を装着した作業車両の後部を示した図であり、(a)はバックホーを装着した場合の側面図、(b)はロータリ耕耘機を装着した場合の側面図。
【符号の説明】
【0056】
1 トラクタ(作業車両)
2 バックホー
5 機体フレーム
29 基台フレーム(バックホーフレーム)
40 ロータリ耕耘機
50 作業機取付ブラケット
52 係止ピン
58 リンク機構
60 ロアリンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業機を車両本体に着脱可能に装着する作業車両であって、
該作業車両は前後方向に延出する機体フレームを具備し、
該機体フレームの後部に作業機取付ブラケットを設け、
該作業機取付ブラケットの左右両側下部に、作業機装着装置のロアリンクの取付用支持ピンと、バックホーフレームの取付用係止ピンと、を一体的に設けた
ことを特徴とする作業車両。
【請求項2】
前記作業機取付ブラケットにおいて、
前記ロアリンクの取付用支持ピンと、バックホーフレームの取付用係止ピンと、を同軸上に配置した
ことを特徴とする、請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記作業機取付ブラケットを後面視略「U」状に構成し、
前記機体フレームの後部に着脱可能に構成した
ことを特徴とする、請求項1、又は、請求項2に記載の作業車両。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−71054(P2010−71054A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−243138(P2008−243138)
【出願日】平成20年9月22日(2008.9.22)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】