説明

学習装置

【課題】語学の学習が容易となる学習装置を提供すること。
【解決手段】本発明の学習装置は、第一言語による所定単位の言葉が複数結合して構成された文章の音声データと、第一言語の音声データ中の所定単位の各言葉に対応する当該第一言語とは文法上の語順が異なる第二言語による所定単位の各言葉の各文字データと、を記憶する言語記憶手段と、第一言語の音声データを再生出力すると共に、当該第一言語の音声データ中の各言葉が再生されるタイミングで、当該再生される第一言語の言葉に対応する第二言語の言葉の文字データを表示出力する出力制御手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、学習装置にかかり、特に、言語を学習するための学習装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、交通網や通信網の発達により、英語や中国語などの母国語以外の外国語を使用する機会が増加している。このため、外国語を学習する者が増えており、情報処理端末を利用した学習装置も多数提供されている。例えば、特許文献1に示す装置では、英語のコンテンツデータを、繰り返し再生したり、速度を制御して再生するなどの機能を備えている。このように、言語を学習する際には、基本的には、学習対象となる言語を多く聞く、ということが一般的に行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−36885
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、英語や中国語などの言語は、日本語と比較して、文法上、語順が異なる。このため、学習対象となる外国語の言語自体を繰り返し聞いても理解が困難である。特に初心者にとっては、新しい言語自体を聞きとることが困難であり、文章を理解することは到底難しいことが想定される。従って、言語学習の継続が困難となる、という問題が生じる。
【0005】
このため、本発明の目的は、上述した課題である、特に初心者にとって他言語の学習が容易となる学習装置を提供すること、にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一形態である学習装置は、
第一言語による所定単位の言葉が複数結合して構成された文章の音声データと、前記第一言語の音声データ中の所定単位の各言葉に対応する当該第一言語とは文法上の語順が異なる第二言語による所定単位の各言葉の各文字データと、を記憶する言語記憶手段と、
前記第一言語の音声データを再生出力すると共に、当該第一言語の音声データ中の各言葉が再生されるタイミングで、当該再生される前記第一言語の言葉に対応する前記第二言語の言葉の文字データを表示出力する出力制御手段と、
を備えた、
という構成をとる。
【0007】
そして、上記学習装置では、
前記言語記憶手段は、前記第一言語の音声データ中の各言葉が再生される位置に、当該再生される第一言語の言葉に対応する前記第二言語の言葉の文字データをそれぞれ関連付ける各関連付けデータを、前記第一言語の音声データに記憶しており、
前記出力制御手段は、再生出力している前記第一言語の音声データから前記関連付けデータを検出すると当該関連付けデータにて関連付けられている前記第二言語の言葉の文字データを表示出力する、
という構成をとる。
【0008】
また、上記学習装置では、
前記言語記憶手段は、前記第一言語の音声データの語順に対応する語順で、前記第二言語の各言葉からなる音声データを記憶し、
前記表示出力手段は、前記第一言語の音声データに替えて前記第二言語の音声データを再生出力すると共に、当該第二言語の音声データ中の各言葉が再生されるタイミングで、当該再生される前記第二言語の言葉に対応する前記第二言語の言葉の文字データを表示出力する、
という構成をとる。
【0009】
また、上記学習装置では、
前記言語記憶手段は、前記第一言語の音声データ中の各言葉に対応する当該第一言語の言葉の文字データを記憶すると共に、
前記出力制御手段は、再生される前記第一言語又は前記第二言語の音声データ中の言葉に対応する前記第一言語の言葉の文字データを表示出力する、
という構成をとる。
【0010】
また、本発明の他の形態は、上述した学習装置を情報処理装置に実現するためのプログラムであり、
第一言語による所定単位の言葉が複数結合して構成された文章の音声データと、前記第一言語の音声データ中の所定単位の各言葉に対応する当該第一言語とは文法上の語順が異なる第二言語による所定単位の各言葉の各文字データと、を記憶する言語記憶手段を備えた情報処理装置に、
前記第一言語の音声データを再生出力すると共に、当該第一言語の音声データ中の各言葉が再生されるタイミングで、当該再生される前記第一言語の言葉に対応する前記第二言語の言葉の文字データを表示出力する出力制御手段、
を実現させるためのプログラムである。
【0011】
上述した学習装置やプログラムの発明によると、例えば、日本語が第二言語であり、英語が第一言語であって、日本語を理解している学習者が英語を学習する場合に、それぞれ語順が異なるが、第一言語である英語の音声データにおける言葉(単語)の出現順序(例えば、主語、動詞の語順)に対応させて、第二言語である日本語の言葉(単語)の文字データが表示出力される。このため、学習者は、英語である第一言語の語順で表示された日本語である第二言語を視覚的に認識することができ、第一言語の理解、習得が容易となる。このとき、第二言語である日本語の文字データと共に、対応する第一言語である英語の文章の文字データを出力することで、第二言語の学習がさらに容易となる。
【0012】
さらに、第二言語である日本語の音声データを、第一言語である英語の語順で再生出力しつつ、対応する日本語の文字データや英語の文字データを表示出力することで、第一言語である英語の語順の習得がさらに容易となる。
【0013】
なお、本発明では、第一言語及び第二言語は、日本語や英語、中国語などいかなる言語であってもよいが、第二言語は、学習者が理解している言語(例えば、母国語)であり、第一言語は、第二言語とは文法上の語順が異なる学習対象となる言語であると望ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、以上のように構成されることにより、学習者は、理解している第二言語を介して学習対象である第一言語の理解、習得が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態1における学習装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に開示した言語記憶装置に記憶されているデータの一例を示す図である。
【図3】図1に開示した学習装置におけるデータの出力制御の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態2における学習装置の構成を示すブロック図である。
【図5】図4に開示した学習装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本実施形態における学習装置の構成を示すブロック図であり、図2は、学習装置に記憶されている学習用のデータの一例を示す図である。図3は、学習用のデータの出力例を示す図である。
【0017】
まず、本発明における学習装置1は、日本語などの第二言語を理解している学習者が、文法上の語順が異なる英語などの他の言語である第一言語を学習する際に用いるものである。ここで、以下では、第二言語を日本語、第一言語を英語、として説明するが、第二言語及び第一言語は、日本語や英語、中国語などいかなる言語であってもよい。
【0018】
本実施形態における学習装置1は、図1に示すようにCPUといった演算装置10、メインメモリやハードディスクドライブといった記憶装置20、ディスクプレイといった表示装置30、スピーカといった音声出力装置40、を備えたパーソナルコンピュータや携帯電話機などの情報処理装置にて実現される。なお、学習装置1は、入力装置や通信装置といった一般的な情報処理装置が備えている他の構成を備えていてもよい。
【0019】
そして、学習装置1は、演算装置10にプログラムが組み込まれることによって構築された出力制御部11(出力制御手段)を備えている。また、学習装置1の記憶装置20には、言語記憶部21(言語記憶手段)が形成されている。以下、各構成について詳述する。
【0020】
まず、言語記憶部21には、第一言語である英語の文章の音声データM1と文字データT1、及び、第二言語である日本語の音声データM2と文字データT2、を記憶している。そして、日本語の文章と英語の文章とは、意味が同一となる相互に対応する文章が対となって1つのレコードD1を構成して記憶されている。例えば、図2に示すように、英語の文章として、「I have a pen.」という文章の音声データM1と文字データT1が記憶されており、これに対応する日本語の文章として、「私はペンを持っている。」(後述するように語順は異なる)という文章の音声データM2と文字データT2が記憶されている。但し、言語記憶部21に記憶される文章は、上記の文章に限定されず、いかなる文章であってもよい。また、図2に示すように、全ての文章が記憶されていることに限定されず、例えば、英語の音声データM1と日本語の文字データT2のみが記憶されているなど、これらのうちいくつかが選択されて記憶されていてもよい。
【0021】
具体的に、本実施形態では、まず英語の文章の音声データM1としては、図2に示すように、「I have a pen.」という文章の音声データが記憶されている。また、この英語の文章は所定単位の言葉(単語)が複数結合して構成されているが、その文字データT1は、図2の符号T1の下線で示すように、各言葉単位で区切られて記憶されている。ここでは、英語の文章を構成する各言葉として、「I」、「have」、「a pen」というように、「単語」の単位や、「冠詞+単語」の単位など、意味を有する単位の言葉で区切られた状態で記憶されている。
【0022】
また、日本語の文章の文字データM2は、図2に示すように、上述した英語の文章の語順に対応した語順で登録されている。このため、上述した英語の文章に対応する日本語の文章は、「私はペンを持っている。」であるが、ここでは、英語の文章の言葉(単語)の語順に対応して、「私は 持っている ペンを」、という語順で登録されている。そして、各言葉の文字データ「私は」、「持っている」、「ペンを」は、「名詞+助詞」といった単位の言葉や、「動詞」といった単位の言葉など、英語の文章の単語に対応して意味が通じる単位の言葉で区切られた状態で記憶されている。そして、日本語の文章の音声データM2も、上述したように英語に対応する語順で「私は 持っている ペンを」というように記憶されている。
【0023】
ここで、上記日本語の各言葉を表す各文字データは、当該日本語の言葉に対応する英語の音声データM1中の言葉が再生される位置に関連付けられている。具体的には、図2に示すように、英語の音声データ中の各言葉(単語)の再生位置に、黒色の三角印で示す関連付けデータが記憶されており、当該関連付けデータは日本語で同じ意味となって対応する言葉の文字データに関連付けられている。また、この英語の音声データ中の関連付けデータは、さらに対応する英語の言葉の文字データにも関連付けられている。ここでは、例えば、図2に示すように、英語の音声データ「I」には、日本語の文字データ「私は」と英語の文字データ「I」とが関連付けられており、英語の音声データ「have」には、日本語の文字データ「持っている」と英語の文字データ「have」とが関連付けられおり、さらに、英語の音声データ「a pen」には、日本語の文字データ「ペンを」と英語の文字データ「a pen」とが関連付けられて記憶されている。
【0024】
また、上記同様に、図2に示すように、日本語の音声データ中の各言葉(単語)の再生位置にも、黒色の三角印で示す関連付けデータが記憶されており、当該関連付けデータは日本語の対応する言葉の文字データと、英語で同じ意味となって対応する言葉の文字データと、に関連付けられている。例えば、図2に示すように、日本語の音声データ「私は」には、文字データ「私は」と英語の文字データ「I」とが関連付けられており、日本語の音声データ「持っている」には、文字データ「持っている」と英語の文字データ「have」とが関連付けられている。さらに、日本語の音声データ「ペンを」には、文字データ「ペンを」と英語の文字データ「a pen」とが関連付けられて記憶されている。
【0025】
そして、上記出力制御部11(出力制御手段)は、言語記憶部21に登録されている日本語と英語の文章を、音声出力や表示出力する機能を有する。特に、出力制御部11は、第一言語である英語の文章をそのまま、つまり、文法上の語順で、音声出力装置40から再生出力すると共に、当該第一言語である英語の語順に対応する語順で、第二言語である日本語の文章の言葉を、表示装置30から表示出力する。
【0026】
ここで、出力制御部11による出力制御の具体例を、図3を参照して説明する。まず出力制御部11は、図3(1)の矢印に示すように、英語の文章を音声データにて音声出力装置40から再生出力する。このとき、再生している英語の音声データ中から、図2を参照して説明した関連付けデータ(黒色の三角印)を検出すると、この関連付けデータに関連付けられた日本語の言葉の文字データを、表示装置30から表示出力する。例えば、英語の音声データ「I」が再生されるタイミングで、当該英語の音声データ「I」に関連付けられた日本語の言葉の文字データ「私は」を、表示装置30に表示出力する。続いて、英語の音声データ「have」が再生されるタイミングで、当該英語の音声データ「have」に関連付けられた日本語の言葉の文字データ「持っている」を、表示装置30に表示出力する。さらに続いて、英語の音声データ「a pen.」が再生されるタイミングで、当該英語の音声データ「a pen.」に関連付けられた日本語の言葉の文字データ「ペンを」を、表示装置30に表示出力する。このように、英語の音声データはそのままの語順で音声出力されつつ、これに合わせて、英語の文法上の語順で、対応する日本語の言葉の文字データが表示出力される。
【0027】
以上のように、英語は「I have a pen」と通常の語順で表示される一方で、日本語は「私は 持っている ペンを」と通常の語順とは異なって表示されるが、この日本語の語順は、英語の語順に対応する語順である。このため、学習者は、英語の文章の語順を日本語で理解することができ、習得が容易となる。
【0028】
なお、英語の音声データの再生時に、上述した日本語の文字データの表示に加えて、図3(2)に示すように、再生された英語の言葉に対応して関連付けられた英語の言葉の文字データを表示出力してもよい。さらに、上述した英語の音声データの再生に替えて、図3(3)に示すように、英語の語順で日本語の音声データを再生してもよく、このとき再生された日本語の言葉に対応して関連付けられた日本語の言葉の文字データや英語の言葉の文字データのいずれか一方あるいは両方を表示出力してもよい。
【0029】
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図4乃至図5を参照して説明する。図4は、本実施形態における学習装置の構成を示すブロック図であり、図5は、その動作を示すフローチャートである。
【0030】
本実施形態における学習装置1は、演算装置10にプログラムが組み込まれることによって構築された出力制御部11(出力制御手段)と、翻訳処理部12(第二言語変換手段)と、を備えている。また、学習装置1の記憶装置20には、言語記憶部21(言語記憶手段)と、辞書データ記憶部22と、が形成されている。また、学習装置1は、表示装置30と、音声出力装置40と、キーボードなど文字を入力することが可能な入力装置50と、を備えている。以下、各構成について詳述する。
【0031】
まず、言語記憶部21は、入力装置50から入力された第二言語である日本語の文章を記憶する(ステップS1)。例えば、実施形態1と同様に、日本語の文章として、「私はペンを持っている。」という文章が入力され、記憶されることとする。なお、入力装置50は、キーボードに限定されず、いかなる入力装置であってもよく、例えば、音声入力装置であってもよい。この場合には、入力された音声を演算装置10にて認識して文字に変換することで、日本語の文章を言語記憶部21に記憶する。
【0032】
また、上記翻訳処理部12は、言語記憶部21に記憶されている日本語の文章を、第一言語である英語の文章に変換する(ステップS2)。このとき、翻訳処理部12は、まず、辞書データ記憶部22に予め記憶されている日本語の文法規則辞書や語彙辞書などの各種辞書データを用いて、日本語の文章を各文字や単語などの単位の言葉に形態素解析する。そして、翻訳処理部12は、辞書データ記憶部22に予め記憶されている日本語と英語の対応辞書データに基づいて、形態素解析した日本語の文章を英語の文章に翻訳する。なお、上述した日本語の文章を英語の文章に翻訳する処理は、周知の技術によって実現可能であり、いかなる方法にて実現してもよい。
【0033】
また、上記翻訳処理部12は、上述したように翻訳した英語の文章に対応する音声データを生成する。このとき、辞書データ記憶部22には、予め英語の単語や所定単位の言葉ごとに音声データが記憶されており、かかるデータを用いて英語の文章の音声データを生成する。なお、英語の音声データは、文章を構成する多数の音声データが予め辞書データ記憶部22に記憶されていてもよく、この中から、上述したように翻訳された英語の文章に対応するものを選択することで生成してもよい。さらに同様に、入力された日本語の文章の音声データも生成する。
【0034】
また、上記翻訳処理部12は、第二言語である日本語の文章の文字データ及び音声データと、これを第一言語である英語に翻訳した文章の文字データ及び音声データと、を言語記憶部21に記憶する(ステップS2)。このとき、上記各文章の文字データ及び音声データを、各言語における所定単位の言葉に区切ると共に、上述した実施形態1と同様に、図2に示すように、英語の語順を基準として、音声データと文字データの相互に同じ意味となる言葉同士を関連付けて記憶する。つまり、英語と日本語の音声データ中の各言葉の再生位置に、当該言葉に対応する英語と日本語の文字データの言葉を関連付ける関連付けデータを記憶する。
【0035】
そして、出力制御部11は、上述した実施形態1と同様に、言語記憶部21に記憶されている英語と日本語の文章を出力する(ステップS3)。具体的には、図3(1)の矢印に示すように、英語の文章を音声データにて音声出力装置40から再生出力すると共に、再生された音声データの言葉に対応する日本語の言葉の文字データを、表示装置30から表示出力する。また、図3(2)に示すように、再生された英語の言葉に対応する英語の言葉の文字データを表示出力してもよい。さらに、上述した英語の音声データの再生に替えて、図3(3)に示すように、英語の語順で日本語の音声データを再生してもよく、このとき再生された日本語の言葉に対応して関連付けられた日本語の言葉の文字データや英語の言葉の文字データのいずれか一方あるいは両方を表示出力してもよい。
【0036】
以上により、本発明では、学習者が理解している第二言語で文章を入力することで、自動的に学習対象である第一言語の文章が生成され、さらに、第一言語での語順で第二言語の文章の言葉が自動的に表示されるようになる。従って、学習者による言語の学習が容易となり、利便性の向上を図ることができる。
【符号の説明】
【0037】
1 学習装置
10 演算装置
11 出力制御部
12 翻訳処理部
20 記憶装置
21 言語記憶部
22 辞書データ記憶部
30 表示装置
40 音声出力装置
50 入力装置


【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一言語による所定単位の言葉が複数結合して構成された文章の音声データと、前記第一言語の音声データ中の所定単位の各言葉に対応する当該第一言語とは文法上の語順が異なる第二言語による所定単位の各言葉の各文字データと、を記憶する言語記憶手段と、
前記第一言語の音声データを再生出力すると共に、当該第一言語の音声データ中の各言葉が再生されるタイミングで、当該再生される前記第一言語の言葉に対応する前記第二言語の言葉の文字データを表示出力する出力制御手段と、
を備えた学習装置。
【請求項2】
請求項1に記載の学習装置であって、
前記言語記憶手段は、前記第一言語の音声データ中の各言葉が再生される位置に、当該再生される第一言語の言葉に対応する前記第二言語の言葉の文字データをそれぞれ関連付ける各関連付けデータを、前記第一言語の音声データに記憶しており、
前記出力制御手段は、再生出力している前記第一言語の音声データから前記関連付けデータを検出すると当該関連付けデータにて関連付けられている前記第二言語の言葉の文字データを表示出力する、
学習装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の学習装置であって、
前記言語記憶手段は、前記第一言語の音声データの語順に対応する語順で、前記第二言語の各言葉からなる音声データを記憶し、
前記表示出力手段は、前記第一言語の音声データに替えて前記第二言語の音声データを再生出力すると共に、当該第二言語の音声データ中の各言葉が再生されるタイミングで、当該再生される前記第二言語の言葉に対応する前記第二言語の言葉の文字データを表示出力する、
学習装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の学習装置であって、
前記言語記憶手段は、前記第一言語の音声データ中の各言葉に対応する当該第一言語の言葉の文字データを記憶すると共に、
前記出力制御手段は、再生される前記第一言語又は前記第二言語の音声データ中の言葉に対応する前記第一言語の言葉の文字データを表示出力する、
学習装置。
【請求項5】
第一言語による所定単位の言葉が複数結合して構成された文章の音声データと、前記第一言語の音声データ中の所定単位の各言葉に対応する当該第一言語とは文法上の語順が異なる第二言語による所定単位の各言葉の各文字データと、を記憶する言語記憶手段を備えた情報処理装置に、
前記第一言語の音声データを再生出力すると共に、当該第一言語の音声データ中の各言葉が再生されるタイミングで、当該再生される前記第一言語の言葉に対応する前記第二言語の言葉の文字データを表示出力する出力制御手段、
を実現させるためのプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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