説明

幼児用靴

【課題】水遊びしても内部に水等が溜まり難いにもかかわらず、安全性が確保され、さらに、足の歩行動作がし易く、足を確実に保持することができる幼児用靴を提供すること。
【解決手段】靴底部2と、アッパー部3と、を有し、アッパー部の爪先側には、使用者の爪先部を覆うための爪先保持部31が形成されると共に、アッパー部の踵側には、使用者の踵部を覆うための踵保持部32が形成され、爪先保持部は、使用者が歩行に際し足指を屈曲させる足指屈曲領域Cに対応したアッパー部の領域を含み、アッパー部の少なくとも側面側には、排水用のアッパー開口部33が形成され、アッパー開口部は、爪先保持部と踵保持部との中間領域に形成され、アッパー部の上面側には、通気性のあるアッパー通気部34が形成され、アッパー通気部のうち、足指屈曲領域の上方の踵側に対応する部分には、密着凹部34aが形成されている幼児用靴1。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、幼児等が歩行の際に用いる幼児用靴に関するものである。
【背景技術】
【0002】
幼児等は水遊び等を好むため路面等が水で濡れているところや水溜り等で遊ぶことが多い。この際、幼児が通常履いている靴を使用して遊ぶと靴が水に濡れてしまうため、保護者等は、水に濡れることを前提としたサンダル等に履き替えさせることが多い。
このようなサンダルでは、幼児の足の甲の部分を覆うアッパー等を小さくし、水が履物内に溜まり難い構成となっている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
【特許文献1】実開平4−118002号公報(図1等)
【特許文献2】実開昭55−54002号公報(図1等)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献1の構成では、サンダルの爪先側が露出するため、この露出部分が障害物等に接触するおそれがあった。また、特許文献2の構成では、踵側が露出し、この露出した踵側が障害物等に接触するおそれがあった。
このように従来は、水をサンダルや靴等の履き物内に溜まりにくくすることと、そのような履き物で歩行等する際の安全性を両立させることは困難であるという問題があった。
また、特許文献1等のように、サンダル内に水が溜まらない構成とすると、いきおい、そのアッパー部分を小さくすることになり、サンダルを履いている足が十分に保持されなくなり、歩行が不安定となる。
このため、足を安定的に保持するため、特許文献1に示すように、使用者の足指の屈曲する部分である足指屈曲領域を覆い、この部分を保持する構成とするものが多い。これは、足のうち、最も大きく動く部分を保持することで、足をサンダル等の履き物内にしっかりと保持するための構成である。
このような構成は、足を履き物内に安定的に保持するには有効であるが、逆に足の屈曲動作を阻害するため歩き難い履き物となる。特に、歩行動作の発達途上である幼児等に取っては、かかる構成は、幼児等の歩行動作の発達を妨げ、その弊害が顕著となるという問題があった。
【0004】
そこで、水遊びしても内部に水等が溜まり難いにもかかわらず、安全性が確保され、さらに、足の歩行動作がし易く、足を確実に保持することができる幼児用靴を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題は、本発明によれば、使用者が歩行に際し、接地する靴底部と、使用者の足を覆うように前記靴底部から立ち上がるように形成されるアッパー部と、を有し、前記アッパー部の爪先側には、使用者の爪先部を覆うための爪先保持部が形成されると共に、前記アッパー部の踵側には、使用者の踵部を覆うための踵保持部が形成され、前記爪先保持部は、使用者が歩行に際し足指を屈曲させる足指屈曲領域に対応したアッパー部の領域を含み、前記アッパー部の少なくとも側面側には、排水用のアッパー開口部が形成され、前記アッパー開口部は、前記爪先保持部と前記踵保持部との中間領域に形成され、前記アッパー部の上面側には、通気性のあるアッパー通気部が形成され、前記アッパー通気部のうち、前記足指屈曲領域の上方の踵側に対応する部分には、密着凹部が形成されていることを特徴とする幼児用靴により達成される。
【0006】
前記構成によれば、使用者の足を覆うように靴底部から立ち上がるように形成されるアッパー部を有し、そのアッパー部の少なくとも側面側には、排水用のアッパー開口部が形成されているので、使用者である幼児等が水遊びに際し、この幼児用靴を使用しても、靴の内部に入り込んだ水を、アッパー開口部を介して外部に排出されることができるので、幼児等に不快感を与え難い構成となっている。
また、アッパー部の爪先側には、使用者の爪先部を覆うための爪先保持部が形成されると共に、アッパー部の踵側には、使用者の踵部を覆うための踵保持部が形成されている。
このため、幼児等の足の爪先側と踵側を、外部に露出等させない構成となっているので、幼児等の足の爪先側と踵側が障害物等の接触するのを未然に防止し、これらを保護することができる。
【0007】
また、爪先保持部は、使用者が歩行に際し足指を屈曲させる足指屈曲領域に対応したアッパー部の領域を含んでいるので、歩行に際し、最も動きの大きな部分であり、そのため、外部の障害物と接触する可能性の高い爪先保持部を有効に保護することができる。
また、アッパー開口部は、爪先保持部と踵保持部との中間領域に形成されているので、このアッパー開口が、爪先保持部や踵保持部の足の保護状態を阻害することがない。
このように、前記構成では、靴の内部に入り込んだ水等はアッパー開口部から排出されるので内部に水等が溜まり難い構成となっていると共に、幼児の足の爪先側及び踵側が爪先保持部と踵保持部で保護されるので、安全性も確保される靴となっている。
また、アッパー部の上面側には、通気性のあるアッパー通気部が形成されているので、通気性も確保させ、幼児等に不快感を生じさせ難い構成となっている。
また、アッパー通気部のうち、足指屈曲領域の上方の踵側に対応する部分には、密着凹部が形成されている。
この歩行に際し、最も動きの大きな部分である足指屈曲領域の上方の踵側に対応する部分に密着凹部があるので、幼児等が歩行に際し、足指を屈曲させると、それに対応して密着凹部も変形し、幼児等の足指屈曲領域の踵側を押し付け、この足指屈曲領域の踵側にアッパー部が密着される。このため、幼児等の歩行運動に際し、靴内で足が爪先側にズレることを未然に防ぐことができると共に、アッパー部が幼児の歩行運動を妨げることも未然に防ぐことができ、幼児等の歩行運動の発達を阻害しない構成となっている。
また、密着凹部が足側(内側)に変形することで、幼児等の足に接触し、足を確実に保持(ホールド)する構成となり、幼児等の足が靴の内部で安定し、歩行し易い状態となる。
【0008】
好ましくは、前記爪先保持部及び前記踵保持部には、前記靴底部を延伸して配置される爪先保護部及び踵保護部が形成されていることを特徴とする幼児用靴である。
【0009】
前記構成によれば、爪先保持部及び踵保持部には、靴底部を延伸して配置される爪先保護部及び踵保護部が形成されているので、より幼児等の足の爪先側と踵側を保護することができる。
【0010】
好ましくは、前記靴底部の前記足指屈曲領域に対応した領域には、屈曲溝が形成されていることを特徴とする幼児用靴である。
【0011】
前記構成によれば、靴底部の足指屈曲領域に対応した領域には、屈曲溝が形成されているので、幼児の歩行動作を阻害すること未然に防ぐことができる。
【0012】
好ましくは、前記爪先保持部は、幼児の親指が配置される側に、親指の背屈用空間が形成され、小指側に小指を広げるための小指用空間が形成されていることを特徴とする幼児用靴である。
【0013】
前記構成によれば、爪先保持部は、幼児の親指が配置される側に、親指の背屈用空間が形成され、小指側に小指を広げるための小指用空間が形成されているので、幼児が歩行に際してバランス等をとるため親指の背屈や小指を外側に広げる等の動作を行い易い構成となり、幼児にとって履きやすい靴となる。
【0014】
好ましくは、前記靴底部の爪先側は、前記靴底部が接地する接地面から離間する方向に反って形成されていることを特徴とする幼児用靴である。
【0015】
前記構成によれば、靴底部の爪先側は、靴底部が接地する接地面から離間する方向に反って形成されているので、靴底部の爪先側が接地面の障害物等につまずき難い構成とすることができ、幼児等の爪先側をより有効に保護することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、水遊びしても内部に水等が溜まり難いにもかかわらず、安全性が確保され、さらに、足の歩行動作がし易く、足を確実に保持することができる幼児用靴を提供することができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0018】
図1は、本発明の実施の形態に係る幼児用靴1を示す概略側面図である。図1に示す幼児用靴1は、月齢が12ヶ月未満程度の歩き初め等の幼児が例えば、水遊び等をする際に使用するサンダル型の幼児用靴1である。
具体的には、幼児用靴1は、図1に示すように、使用者である幼児等が歩行に際し、接地する靴底部2を有している。また、靴底部2に図において上方には、靴底部2から立ち上がるようにアッパー部3が形成されている。
また、アッパー部3は、図1に示すように幼児等の足を挿入するための開口である履き口部4を有している。
【0019】
また、アッパー部3の爪先側には、幼児等の足の爪先部を覆うための爪先保持部である例えば、トウアッパー31が形成されている。一方、アッパー部3の踵側には、幼児等の踵部を覆うための踵保持部である例えば、踵部32が形成されている。
この踵部32には、その剛性を高めるため、その内部にカウンターと呼ばれる補強部材が配置されている。
このように、トウアッパー31と踵部32を形成することで、幼児等の足の爪先側と踵側を外部に露出等させることがないので、これら保護する構成となっている。
また、踵部32の図における高さH1は、比較的高く形成され、幼児等の足の踵側を確実の覆うような構成となっている。
【0020】
図2は、図1の幼児用靴1の靴底部2を示す概略底面図である。
図2に示すように、靴底部2は、例えばラバー(ゴム)等から形成され、その表面には滑り止め用の凹凸部21が形成されている。
ところで、図3は、歩行に際し幼児等の足が屈曲する部分である足指屈曲領域を示す概略説明図である。
幼児等が歩行する際、足指を屈曲させるが、この足指の屈曲する部分が足指屈曲領域といわれている。具体的には、足指は、親指側である第1趾から小指側である第5趾まで配置され、その各指の中足指関節及びその周辺に、足指屈曲線及びその近傍である足指屈曲領域が矢印Cで示されている。この足指屈曲領域Cが、幼児等が歩行に際し足を屈曲させる部分である。
そして、図2の靴底部2における図3の足指屈曲領域Cに対応する領域には、屈曲溝22が形成されている。このため、幼児等が歩行に際し、足指を屈曲する動作をすると、この屈曲溝22が屈曲し、幼児等の歩行動作を阻害しない構成となっている。
したがって、幼児等の歩行運動の発達を促進させることができる。
【0021】
また、図1に示すように、トウアッパー31は、屈曲溝22の上方部分を含む構成となっている。すなわち、トウアッパー31は、幼児等の足指屈曲領域Cの上方領域を含んでいる。
つまり、幼児等が歩行に際し、最も動きの大きな部分となる足指屈曲領域Cは、その動作の大きさ故、外部の障害物と接触する可能性が高くなるが、本実施の形態では、その上方部分をトウアッパー31で覆うことで、幼児等の足指屈曲領域Cの領域を有効に保護する構成となっている。
【0022】
図1に示すように、幼児用靴1のアッパー部3の両側面側には、靴の内部に入り込んだ水等を排出するためのアッパー開口33が、例えば2箇所形成されている。
このため、幼児用靴1を履いた幼児が水遊びをしても、その際に靴の内部に入り込んだ水等は、このアッパー開口33から排出されるので内部に溜まらず、幼児等に不快感を与えることがない構成となっている。
さらに、このアッパー開口33は、図1に示すようにトウアッパー31と踵部32との中間領域に形成されている。
このため、このアッパー開口33が、幼児等の爪先側や踵側を保護するトウアッパー31や踵部32の機能を阻害することがない構成となっている。
【0023】
このように、本実施の形態では、幼児用靴1の内部に入り込んだ水等はアッパー開口33から排出されるので、靴の内部に水等が溜まり難い構成となっていると共に、幼児等の爪先側と踵側もトウアッパー31や踵部32で保護されるので安全性も同時に確保される構成となっている。
【0024】
また、アッパー部3の上面側には通気性のあるアッパー通気部である例えばメッシュ部34が形成されている。このメッシュ部34は、縦糸で厚みを持たせて編んだメッシュ状のものを、2種類組み合わせて形成している。
このため、このメッシュ部34は通気性が良好で、歩行時に幼児等に不快感を与え難い構成となっている。
また、図1に示すように、メッシュ部34のうち、幼児等の足指屈曲領域Cの上方の踵側に対応する部分には、凹状に形成されている凹部34aが配置されている。この凹部34aは、密着凹部の一例となっている。
凹部34aはアッパー部3の内側に向かって変形し、凹部34aの内側が幼児等の足指屈曲領域Cの踵側に相当する足の甲に密着する。この際、この凹部34aは、足指屈曲領域Cを避けているため、幼児等の足指の屈曲動作を阻害することがない。
さらに、凹部34aが幼児等の足の甲に密着しているため、幼児用靴1の内部で幼児等の足が爪先側へズレることを防止することができる。特に、本実施の形態では、後述するように、爪先部(トウアッパー31)に空間が形成されるため、ズレやすい構成であるが、凹部34aにより、幼児等の足が確実に保持(ホールド)される構成となり、幼児等の足を幼児用靴1内で安定させることができ、歩行し易い状態となる。
【0025】
また、図1に示すように、靴底部2のトウアッパー31には、靴底部2を延伸して形成された爪先保護部である例えば、爪先巻上げ部23が形成されている。そして、靴底部2の踵部32には、踵保護部である例えば、踵巻上げ部24が形成されている。
このように、トウアッパー31の先端側や踵部32の後端側に、それぞれ靴底部2と同じ材質からなる爪先巻上げ部23や踵巻上げ部24を形成することで、幼児等の爪先側と踵側は、二重に保護されることになり、より安全性の高い幼児用靴1となる。
【0026】
また、図1に示すように、靴底部2の爪先側は、靴底部2が接地する接地面から離間する方向に反って形成されており、この接地面からの離間である反り上がりの高さH2(接地面から垂直に伸びる仮想線における接地面から爪先までの長さ)は、爪先先端部で5mm乃至25mm、好ましくは、8mm乃至15mm程度となっている。
このため、幼児等が歩行に際し、地面等の障害物等につまずき難い構成とすることができ、幼児等が歩行し易い構成となっている。また、上述した靴底部2の爪先巻上げ部23と、この反り上がりの構成によって歩行時の幼児等の爪先側をより確実に保護することができる構成となっている。
【0027】
図4は、図1のトウアッパー31の概略断面図である。図4に示すように、トウアッパー31のうち、幼児等の足指の親指が配置される側に親指の背屈用空間31aが形成されている。また、トウアッパー31のうち、幼児等の足指の小指側には小指を広げることができる小指用空間31bが形成されている。
このため、幼児等が歩行動作をする際、バランス等をとるために行う動作である親指の背屈動作や小指の広げ動作を行い易い構成となっており、幼児等にとって歩行し易い幼児用靴1となっている。
【0028】
本発明は、上述の各実施の形態に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施の形態に係る幼児用靴を示す概略側面図である。
【図2】図1の幼児用靴の靴底部を示す概略底面図である。
【図3】歩行に際し幼児等の足が屈曲する部分である足指屈曲領域を示す概略説明図である。
【図4】図1のトウアッパーの概略断面図である。
【符号の説明】
【0030】
1・・・幼児用靴、2・・・靴底部、3・・・アッパー部、4・・・履き口部、21・・・凹凸部、22・・・屈曲溝、23・・・爪先巻上げ部、24・・・踵巻上げ部、31・・・トウアッパー、31a・・・背屈用空間、31b・・・小指用空間、32・・・踵部、33・・・アッパー開口、34・・・メッシュ部、34a・・・凹部、C・・・足指屈曲領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者が歩行に際し、接地する靴底部と、
使用者の足を覆うように前記靴底部から立ち上がるように形成されるアッパー部と、を有し、
前記アッパー部の爪先側には、使用者の爪先部を覆うための爪先保持部が形成されると共に、前記アッパー部の踵側には、使用者の踵部を覆うための踵保持部が形成され、
前記爪先保持部は、使用者が歩行に際し足指を屈曲させる足指屈曲領域に対応したアッパー部の領域を含み、
前記アッパー部の少なくとも側面側には、排水用のアッパー開口部が形成され、
前記アッパー開口部は、前記爪先保持部と前記踵保持部との中間領域に形成され、
前記アッパー部の上面側には、通気性のあるアッパー通気部が形成され、
前記アッパー通気部のうち、前記足指屈曲領域の上方の踵側に対応する部分には、密着凹部が形成されていることを特徴とする幼児用靴。
【請求項2】
前記爪先保持部及び前記踵保持部には、前記靴底部を延伸して配置される爪先保護部及び踵保護部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の幼児用靴。
【請求項3】
前記靴底部の前記足指屈曲領域に対応した領域には、屈曲溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の幼児用靴。
【請求項4】
前記爪先保持部は、幼児の親指が配置される側に、親指の背屈用空間が形成され、小指側に小指を広げるための小指用空間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の幼児用靴。
【請求項5】
前記靴底部の爪先側は、前記靴底部が接地する接地面から離間する方向に反って形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の幼児用靴。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2009−195402(P2009−195402A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−39063(P2008−39063)
【出願日】平成20年2月20日(2008.2.20)
【出願人】(000112288)ピジョン株式会社 (144)
【Fターム(参考)】