説明

底面管水用植物栽培器

【課題】 本発明は,植木鉢の底面に貯蔵された水を植物に供給可能にした,底面管水用植物栽培器を提供する。
【解決手段】 本発明の植物栽培器は,植物を植栽,栽培するための植栽培物質が入れられる,底面が所定の高さに隆起され,隆起された底面の下側に養液供給空間が形成された植木鉢1と,植木鉢1の下部側同軸上に位置して,植木鉢1に供給する所定量の水を補充貯蔵している補充給水タンク20と,植木鉢1の養液供給空間3に着脱可能に備えられる,徐々に溶解する,異なる固形肥料が貯蔵される養液受容空間が形成された,一定量の養液を供給方向に案内する養液ガイド30と,養液ガイド30と接して補充給水タンク20の水を吸収して,固形肥料に水分を一定に供給する水分吸収部材24と,養液ガイド30と植木鉢1の間に位置して,植物が肥料空間に侵入することを防止する根侵入遮断部材12とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,底面管水用植物栽培器に関する。より具体的には,底面に貯蔵された水を利用して水分を供給するように構成された底面管水用植物栽培器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に,植木鉢には,培養土が入れられて,その土に観賞植物が植えられる。このような植木鉢は,培養土を入れる空間と,供給された水から適当量の水だけを残して,余分な水を排水する排水口とを備えている。このとき,排水口から培養土が流失するため,水分だけを排水させるための網,または網の役割をする複数の石が備えられる。
【0003】
しかし,このような植木鉢では,管理者が,適当量の水をやりながら細やかに世話をしなければならない。さらに,植物が植木鉢と比べて大きく成長した場合には,植替えが必要になるなどの問題が生じる。
【0004】
また,植物が大きくなっても植替えをしない場合には,根元において十分な水分および栄養分を吸収することができず,植物が枯れてしまうという問題も発生する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は,長時間連続的な水分供給を可能にして,植物の幹と葉が大きく成長しても,根元にて適当量の水分を吸収することができ,植物に供給された水分の量を把握して,不足分の水を速やかに供給することの可能な,底面管水用植物栽培器を提供する。
【0006】
また,他の目的は,根元が底面管水用植物栽培器の底部に備えられた溶液受容空間の栄養分に侵入することを防ぎ,かつ,異なる種類の固形肥料を底面管水用植物栽培器内の植物に十分に供給することの可能な,植物の安全な生育のために構成された底面管水用植物栽培器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明により,上記目的を達成するために,底面管水用植物栽培器は,栽培される植栽培物質を投入して植物が植栽される植木鉢と,植木鉢に水を供給するための所定量の水を貯蔵する補充給水タンクと,植木鉢の養液供給空間に着脱可能に結合される養液ガイドと,養液ガイドと接するように形成されて,補充給水タンクの水を吸収して固形肥料に一定の水分を供給する水分吸収部材と,養液ガイドと植木鉢との間に位置して,植物が肥料空間に侵入することを防止する根侵入遮断部材とを備える。ここで,植木鉢は,底面が上方に向かって所定の高さに隆起され,植木鉢の隆起した底部の下側には,養液供給空間が形成されている。また,補充供給タンクは,植木鉢の下側同軸上に位置している。そして,養液ガイドは,徐々に溶解される,異なる固形肥料が貯蔵された養液受容空間を形成して,一定量の養液を供給方向へ導く。
【0008】
ここで,底面管水用植物栽培器は,補充給水タンクの水を植木鉢に供給するための給水管を備えており,供給管の底側の一端は,補充給水タンクの底部に延びて貫通固定されている。給水管の上部側の他端は,給水管を介して補充給水タンクに水を補充するとき,水が給水管から漏れないようにするために,例えば漏斗形状のように給水口が拡径されている。さらに,給水管には,補充給水タンクの水位状態を管理者に知らせる水位計を,内面に沿って備えることもできる。
【0009】
また,水位計は一定の形状を有しており,例えば,水位計の外面に,水位目盛りが長さ方向に付された水位表示体を備え,水位表示体内に,補充給水タンクに貯蔵されている水の量によって長さ方向に昇降する浮遊棒を備えることが望ましい。
【0010】
また,植木鉢は,円筒形状の本体と,本体の底面が所定の高さで隆起されて,その底面が上方に突出した円周形状の屈曲面を有する円筒形隆起部と,隆起部の屈曲面へ養液を植栽培物質に供給するために形成された複数の流通孔と,隆起部の円筒側面と本体の円筒側面とを相互に離隔して形成された円周形状の離隔空間と,本体の円筒外径面に,本体の内部に空気を供給するために円周方向に沿って等角度間隔に配置され,軸方向に所定の長さ延びて陥没した複数の空気誘導陥没溝と,各空気誘導陥没溝に,長さ方向に所定の間隔をおいて形成された,本体内部に空気を提供する複数の通気孔と,養液供給空間の隆起部円筒面の内径面に,養液ガイドを結合するために円周方向に沿って突出された結合突起環と,本体の円筒外径面に形成された,その一部が補充給水タンクに受容,結合されて支持される段差部と,空気誘導陥没溝の上部に,長さ方向に貫通した給水管を受容する貫通孔とを含むことが望ましい。
【0011】
空気誘導陥没溝は,本体の外側表面に形成されており,例えば,段差部の上に位置する空気誘導陥没溝の上部領域の一部は,本体が補充給水タンクと結合された状態において露出されている。そして,露出された領域を介して,補充給水タンクから供給された余分な水を排出することができる。
【0012】
一方,養液ガイドは,外側表面の円周方向に形成された環状溝を有するフレームを含み,突起環と環状溝とが結合されて,フレームは養液供給空間に挿入される。また,フレームの内部空には,植木鉢に養液を供給するために,隔壁によって隔離された,異なる養液受容空間が形成され,各養液受容空間に異なる固形肥料が入れられる。養液ガイドは,さらに受容定着部を備え,隔壁を中心に対向する外側面の一側と他側とに,内側方向に所定の厚さで陥没した領域が形成されて,水分吸収部材を定着させる。また,吸収部材の固定部から延長されて折曲可能に形成されており,水分吸収部材の余りを重ねて収容した吸収部材固定部を備えることもできる。
【0013】
そして,フレームは,硬質樹脂,軟質樹脂および高強度スポンジのうち,いずれか一つで形成されている。また,隔壁は,隆起部の屈曲面と合致する接触線を形成するように屈曲されていることが望ましい。
【0014】
また,養液受容空間には,固形肥料だけでなく,伸縮性と所定の水分吸収率とを有するパーライトとピートモスのうち,少なくとも一つ以上混合されている。また,植栽培物質は,植物に養液が適切に供給されるように,配合土,培養土,培地,軽石のうち,いずれか一つから成ることが望ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明は長時間連続的に水分を供給することが可能で,植物の幹と葉が成長しても根元が圧迫されることなく,適量の水分を供給することが可能であるため,便利性を極大にすることができ,鉢替えをしなくても,植物の寿命を長くすることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下,添付された図面を参照して,本発明の底面管水用植物栽培器を詳細に説明する。
【0017】
図1に示されたように,植物栽培器は,植木鉢1と,補充給水タンク20と,養液ガイド30と,根侵入遮断部材12と,水分吸収部材24とを有して構成されている。
【0018】
植木鉢1には,植物が植栽,栽培される植栽培物質が入れられている。植木鉢1は,底面が所定の高さに隆起されて,植木鉢の隆起された底面の下側に,養液供給空間3が形成される。
【0019】
養液ガイド30は,植木鉢1の養液供給空間3に着脱できるように結合されている。養液ガイド30には,養液ガイド30の内部空間に,養液を供給するための一組の養液受容空間18が隔壁19によって分離形成されている。この一組の養液受容空間18には,異なる種類の固形肥料が含まれており,植木鉢1に養液を供給する。また,養液ガイド30の養液受容空間18の底には,補充給水タンク20に受容された水を吸収して,水分を植木鉢に植栽された植物に供給するための水分吸収部材24が備えられている。水分吸収部材24は,養液ガイド30の隔壁19を基準に,養液ガイド30の両側面に連続的に連結されている。
【0020】
ここで,異なる固形肥料は,二つのグループに分けられた複数種類の肥料からなる。二つのグループの固形肥料は,水分吸収用パック(図示せず)に収容されており,補充給水タンク20から徐々に供給される水分量に比例して溶解されるようになっている。二つにグループ化された,異なる固形肥料は,相異なる肥料の間で化学的反応が起こり,植物の成長を妨害する物質が発生しないようにグループ化されている。
【0021】
養液受容空間18の底に位置した水分吸収部材24の上には,所定の伸縮性を有して水分を吸収するパーライトとピートモスのうち,少なくとも一つ以上が収容されている。養液受容空間18には,例えば上述したパーライトおよびピートモスなどが配合された固形肥料が含まれ,水により養液に分解される。このような固形肥料混合部材の上には,植木鉢1の底から伸びる根元を遮断するための根侵入遮断部材12が配置される。根侵入遮断部材12は,養液ガイド30内の固形肥料から溶解した養液が,植物に過剰供給されることを防止する機能を有する。
【0022】
植木鉢1には,内側から補充給水タンク20の底側に向かって延びて貫通固定された,補充給水タンク20から水を供給するための給水管13が備えられている。給水管13の上部には,給水時に漏水を防止するために漏斗形状に拡径された給水口14が形成され,給水管13の内側には,補充給水タンク20の水位を管理者に知らせる水位計15が備えられている。
【0023】
より詳細に説明すると,図2および図3で示したように,植木鉢1は,円筒形状の本体11を有し,植物を植栽,栽培するために植栽培物質を本体11内に入れる。さらに,本体11には,本体11の底面が所定の高さに隆起されて,隆起された底面が底面側に凹んだ,円周形状の屈曲面を有する隆起部2が形成されている。
【0024】
隆起部2の屈曲面には,養液を植栽培物質に供給する流通孔4が複数形成されている。隆起した領域と隆起しない領域の間には,植木鉢円筒面の内側壁と隆起円筒面の外側壁とにより離隔空間5が形成され,離隔空間5には植栽培物質が入れられる。ここで,植栽培物質は,配合土,培養土,培地,軽石のうちいずれか一つで形成されており,植物に養液を適切に供給する。
【0025】
本体11の外径面には,空気の供給を誘導するために,円周方向に等角度間隔に複数配置された空気誘導陥没溝7を備える。空気誘導陥没溝7は,本体11の側壁を中心軸方向に陥没させて形成され,軸の長さ方向に沿って隆起領域に隣接した領域まで陥没している。各空気誘導陥没溝7には,本体11の外部より誘導された空気を供給するための通気孔8が複数形成されている。ここで,空気誘導陥没溝7は,段差部10の上部領域に位置する,本体11が補充給水タンク20と結合した状態で露出した一部を介して,給水された水の過剰分を排出する。
【0026】
養液供給空間3の隆起円筒内面には,養液ガイド30を結合して固定するために,その所定の位置に突出した結合突起環9が円周方向に形成されている。また,植木鉢1の外径面には,補充給水タンク20に植木鉢1の一部を受容して結合するために,空気誘導陥没溝7の上側の一部が露出する位置,段差部10が円周方向に沿って形成されている。また,空気誘導陥没溝7の上部には,長さ方向に沿って貫通した給水管13が挿入される貫通孔22が形成されている。
【0027】
一方,給水管13に受容された水位計は,一定の形状を有しており,例えば,図2に図示されたように,外面に水位目盛りが長さ方向に付された水位表示体16と,水位表示体16内に長さ方向で受容され,補充給水タンク20に貯蔵された水の水位により昇降する浮遊棒17とを備えている。
【0028】
養液ガイド30は,図1に示されたように,養液供給空間3に挿入できるように突起環9と嵌合される環形溝37が円周方向に形成され,固形肥料を入れて養液を供給するために異なる養液受容空間18が隔壁19によって隔離されているフレーム31と,隔壁19を基準に対向した外側面の一側と他側とに,内側方向に所定厚さに陥没した領域が形成されて,水分吸収部材24を定着させる受容定着部33と,受容定着部33から延長されて折曲可能に形成された,水分吸収部材の余りを重ねて収容するための吸収部材固定部35とを有する。このとき,水分吸収部材24は,補充給水タンク20の大きさと深さとに合わせて柔軟に適用できるように,十分な長さを有している。
【0029】
このような養液ガイド30のフレーム31は,硬質樹脂で形成されているが,水分吸収部材24を固定するために固定用軟質樹脂または高強度硬化スポンジで形成することもできる。また,隔壁19は,隆起部2の屈曲面と合致するような接触線を形成するように屈曲されている。
【0030】
また,養液ガイド30の側面円周領域には,その円周方向に沿って結合突起環9と嵌合する環形溝37が,受容定着部33を中心に対称に形成されている。
【産業上の利用可能性】
【0031】
以上説明したように,本発明は長時間連続的に水分を供給することが可能で,植物の幹および葉が成長しても根元が圧迫されることなく,適量の水分を吸収することが可能であるため,便利性を極大にすることができ,鉢替えをしなくても,植物の寿命を長くすることができる。
【0032】
また,長期間において,養分と水分を均等に供給することができるため,便利性が向上して,植物のバランスの取れた成長を誘導することができる。
【0033】
また,補充給水タンクの大きさは限定されない。したがって,補充給水タンクの大きさを変更することにより,管理者の好みに応じて水分の供給を調節できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の底面管水用植物栽培器を示す分解斜視図である。
【図2】図1の植物栽培器が組み立てられた状態を示す縦断面図である。
【図3】図1の植物栽培器が組み立てられた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
【0035】
1 植木鉢
2 隆起部
3 養液供給空間
4 流通口
7 空気誘導管陥没溝
9 突起環
10 段差部
12 根侵入遮断部材
13 給水管
14 給水口
16 水位表示体
18 養液収容空間
19 隔壁
20 補充給水タンク
22 貫通孔
24 水分吸収部材
30 養液ガイド
31 フレーム
33 受容定着部
37 環形溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物を栽培するための植栽培物質が収容され,底面が所定の高さに隆起されて,前記隆起された底面の下側に養液供給空間が形成された植木鉢と;
前記植木鉢の下部に同軸上に位置して,前記植木鉢に供給するための所定量の水を補充貯蔵した補充給水タンクと;
前記植木鉢の前記養液供給空間に着脱可能に結合されて,徐々に溶解する,異なる固形肥料が収容される一組の養液受容空間を形成して,一定量の養液を供給方向に案内する養液ガイドと;
前記養液ガイドと接触して,前記補充給水タンクの水を吸収して前記固形肥料に水分を一定に供給する水分吸収部材と;
前記養液ガイドと前記植木鉢との間に位置して,前記植物の根が前記肥料空間に侵入することを防止する根侵入遮断部材と;
を含むことを特徴とする,底面管水用植物栽培器。
【請求項2】
前記植木鉢は,前記補充給水タンクの底面へ延びる,水を供給する給水管を備え,
前記給水管の上部は,給水時の漏水を防止するために,漏斗形状に給水口が拡径され,
前記給水管は,前記補充給水タンクの水の貯蔵量を管理者に知らせる水位計を内面に備えることを特徴とする,請求項1に記載の底面管水用植物栽培器。
【請求項3】
前記水位計は,
前記水位計の外面に水位目盛りが長さ方向に付されて一定の形状を有する水位表示体と,
前記水位表示体内に長さ方向に受容されて,前記補充給水タンクに受容された水の貯蔵量により昇降する浮遊棒と,
を含むことを特徴とする,請求項2に記載の底面管水用植栽培器。
【請求項4】
前記植木鉢は,
円筒形状の本体と,
前記本体の底面が所定の高さに隆起され,前記隆起された底面が底面側に凹んだ円周形状の屈曲面を有する円筒形の隆起部と,
前記隆起部の前記屈曲面に形成された,前記養液を前記植栽培物質に伝達させるための複数の流通孔と,
前記隆起部の円筒面と前記本体の円筒面とを相互離隔して形成された輪状の離隔空間と,
前記本体の円筒外径面に,空気の供給を誘導するために円周方向に等角度間隔に配置され,前記本体の内部方向に陥没し,軸線方向に所定の長さに延びて形成された空気誘導陥没溝と,
前記空気誘導陥没溝に,長さ方向に所定の間隔で前記本体の内部方向に形成された,空気を供給する複数の通気孔と,
前記養液供給空間の前記隆起部の円筒面の内径面に,前記養液ガイドを結合するために円周方向に突出した結合突起環と,
前記本体の円筒外径面に,前記本体の一部が前記補充給水タンクに受容されて,結合して支持するために形成された段差部と,
前記空気誘導陥没溝の上部に,前記給水管を挿入するための長さ方向に貫通した貫通孔と,
を含むことを特徴とする,請求項2に記載の底面管水用植物栽培器。
【請求項5】
前記空気誘導陥没溝は,前記段差部の上部領域に位置する,前記本体と前記補充給水タンクとが結合された状態で露出した前記本体の一部を介して,給水された水の過剰分を排出することを特徴とする,請求項4に記載の底面管水用植物栽培器。
【請求項6】
前記養液ガイドは,
前記養液供給空間に挿入可能であって,前記突起環と嵌合される環形溝が円周方向に形成されて,異なる固形肥料が入れられた,養液を供給するための異なる養液受容空間が隔壁で隔離されているフレームと,
前記隔壁を中心に対向される外側面の一側と他側に内側とに,内側方向に所定厚さに陥没した領域が形成されて,前記水分吸収部材を定着させる受容定着部と,
前記受容定着部から延長されて折曲可能に形成され,前記水分吸収部材の残余分を重ねて収容するための吸収部材固定部と,
を含むことを特徴とする,請求項1に記載の底面管水用植物栽培器。
【請求項7】
前記フレームは,硬質樹脂,軟質樹脂および高強度スポンジのうち,いずれか一つで形成されており,
前記隔壁は,前記隆起部の前記屈曲面と合致するように屈曲されることを特徴とする,請求項6に記載の底面管水用植物栽培器。
【請求項8】
前記養液受容空間には,固形肥料と,伸縮性と所定の水分吸収率とを有するパーライトおよびピートモスのうち少なくとも一つ以上とが混合されることを特徴とする,請求項6に記載の底面管水用植物栽培器。
【請求項9】
前記植栽培物質は,植物に養液を適切に供給するために,配合土,培養土,培地,および軽石のうちいずれか一つで形成されることを特徴とする,請求項1に記載の底面管水用植物栽培器。
【請求項10】
前記根侵入遮断部材は,前記養液ガイド内の固形肥料から溶解した養液が,植物に過剰供給されることを防止することを特徴とする,請求項1に記載の底面管水用植物栽培器。
【請求項11】
前記養液ガイドの異なる種類の固形肥料は,供給される水量に比例して溶解するように,水分吸収用パックに受容されることを特徴とする,請求項1に記載の底面管水用植物栽培器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2006−502730(P2006−502730A)
【公表日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−545036(P2004−545036)
【出願日】平成15年10月14日(2003.10.14)
【国際出願番号】PCT/KR2003/002123
【国際公開番号】WO2004/034773
【国際公開日】平成16年4月29日(2004.4.29)
【出願人】(505139768)
【Fターム(参考)】