説明

携帯型刈払い機におけるハンドルの防振機構

【課題】構造が簡単であり、また操作ハンドルの振れが小さくて操作性がよい携帯型刈払い機におけるハンドルの防振機構。
【解決手段】棹2には操作ハンドル5の取付ステー部10を固定し、この取付ステー部10の左右両側には防振材を介して操作ハンドル5の左右両側の端部を配置し、防振材の一側を取付ステー部10の収納凹部に収納するとともに、防振材の他側には開口溝を形成し、この開口溝に操作ハンドル5の左右両側に形成された突起部を挿入し、取付ステー部10と操作ハンドル5とにより防振材を棹2の直交方向で挟み込むように取り付けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、棹に対する防振材の組付けや交換の作業が容易で操作性のよい携帯型の刈払い機のハンドル装置におけるハンドルの防振機構に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、刈払い機は、作業部を駆動するエンジンを棹の基部に設け、棹の先端にカッタを備え、カッタとエンジンとを伝導軸で連結したものであり、棹の中途部に設けられた操作ハンドルに片手を掛け、他方の手でその近傍に配置されたレバー類により運転操作するものであるが、エンジンの振動がそのまま直接作業者の手に伝わるので、長時間の刈払い作業を長期間続けると人体へ悪影響を与えるという問題がある。そのため、防振対策を施した機械も知られている。この防振対策は通常、棹とハンドル又は棹とレバー装置間に防振ゴムや金属バネ等からなる防振材を配置し、エンジンからの振動を該防振材の介在により減衰させて極力ハンドルやレバー装置に伝達しないようにしている(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭56−62062号公報
【特許文献2】特開2005−46087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した公知の携帯型刈払い機は、防振材を配置した上で、操作性を確保するため、操作ハンドルが棹のまわりに動かないように、棹に強固に固定しなければならない。そのためには、構造が複雑にならざるを得なかった。また、操作時には操作ハンドルの振れが大きいという問題があった。
【0005】
本発明は上記問題点を解消し、構造が簡単であり、また操作ハンドルの振れが小さくて操作性がよい携帯型刈払い機のハンドル装置におけるハンドルの防振機構を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、棹の先端にカッタ等の作業部を設け、上記棹の基部側にエンジンとエンジンの作動を制御するレバー装置を設け、上記棹の中間部に操作ハンドルを設けた携帯型刈払い機において、上記棹には上記操作ハンドルの取付ステー部を固定し、この取付ステー部の左右両側には防振材を介して操作ハンドルの左右両側の端部を配置し、防振材の一側を上記取付ステー部の収納凹部に収納するとともに、防振材の他側には開口溝を形成し、この開口溝に上記操作ハンドルの左右両側に形成された突起部を挿入し、上記取付ステー部と操作ハンドルとにより防振材を棹の直交方向で挟み込むように取り付けたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記操作ハンドルの突起部及び突起部が挿入される防振材の開口溝の断面を略H字形に形成したことを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、上記取付ステー部の中央に凹溝を設け、この凹溝を上記棹に跨がせ、凹溝で上記棹を堅く挟んで固定したことを特徴とする。
【0009】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、上記取付ステー部をステー本体とその両側に配されるステーアウターとに分割可能とし、上記防振材の収納凹部をステーアウター側に設けるとともに、ステー本体とステーアウターの一方に断面が歯車状の嵌合軸、他方に上記嵌合軸に嵌合する嵌合穴を形成し、ステー本体にステーアウターを固定する際、上記棹の左右に直交する嵌合軸心のまわりに角度を変えて取り付けられるようにしたことを特徴とする。
【0010】
請求項5に係る発明は、請求項2〜4のいずれかにおいて、上記取付ステー部側に上記収納凹部、上記ハンドル部側に上記突起部を設けることに代えて、上記取付ステー部側に突起部、上記ハンドル部側に上記防振材の収納凹部を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る発明によれば、操作ハンドルは、防振材を介して取付ステー部に固定されるが、取付ステー部の収納凹部には防振材が収納され、これにより操作ハンドルと棹との間には防振材が設けられているので、棹の振動は操作ハンドルにダイレクトに伝達されることはなく、防振材を介して操作ハンドルに伝達される。防振材は棹の振動を吸収するので、棹の振動は防振材に吸収されて減衰し、操作ハンドルに伝わる振動が軽減される。
【0012】
また、防振材の開口溝に操作ハンドルの左右両側に形成された突起部が挿入される構造となっており、上記取付ステー部と操作ハンドルとにより防振材を棹の直交方向で挟み込むように取り付けたので、防振材は棹に対して直交する方向、つまり取付ステー部の振動方向に変形可能となるから、振動を効率よく吸収することができる。
【0013】
また、防振材が左右に設けられているので、操作ハンドルの振れも小さく、防振性、操作性に優れる。
【0014】
さらに、全体として構造が簡単であるから、組み立て性がよい。
【0015】
請求項2に係る発明によれば、防振材は取付ステー部の収納凹部に収納されているので、防振材は外部にあまり露出せず、無用な動きが規制される。そして、操作ハンドルの突起部及び突起部が挿入される防振材の開口溝の断面を略H字形に形成したので、ハンドルの上下及び左右の動きを有効に規制することができる。
【0016】
請求項3に係る発明によれば、取付ステー部の中央に凹溝を設け、この凹溝を上記棹に跨がせ、凹溝で棹を堅く挟んで固定する構造であるから、操作ハンドルを取り付けたり、交換したりする際に、操作ハンドルを棹の一端からスライドさせる必要がなく、単に取付ステー部と止め具を棹の上下から合せて結合するだけでよいので、作業を簡単に行うことができ、組み立て性に優れる。
【0017】
請求項4に係る発明によれば、ステー本体とステーアウターの一方に断面が歯車状の嵌合軸、他方に上記嵌合軸に嵌合する嵌合穴を形成し、ステー本体にステーアウターを固定する際、上記棹の左右に直交する嵌合軸心のまわりに角度を変えて取り付けられるようにしたから、草刈りの作業形態(高所、低所)に合わせ、作業者が保持しやすい最適なハンドル角度に設定できる。
【0018】
請求項5に係る発明によれば、取付ステー部側に突起部、上記ハンドル部側に上記防振材の収納凹部を設けても、上述と同様の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】(a)(b)はそれぞれ上記携帯型刈払い機の全体の平面図及び側面図
【図2】本発明の携帯型刈払い機におけるハンドルの斜視図
【図3】上記ハンドルの正面図
【図4】図3のA―A線上の断面図
【図5】(a)はハンドルの要部の分解斜視図、(b)は別角度からみた分解斜視図
【図6】取付ステー部の他の実施形態を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の携帯型刈払い機は、図1(a)(b)に示されているとおり、エンジン1と、その基部が該エンジン1に連結されてエンジン1から延びる棹2を備えており、棹2の先端にはカッター3(作業部)が回転可能に支持され、棹2のエンジン寄りの位置にはエンジンの作動を制御するスロットルワイヤを引き戻し操作可能なレバーを有するレバー装置4が取付けられている。刈払い作業をするときは、作業者が上記刈払い機を吊り下げ、棹2に設けられたハンドル5を持ってカッター3の角度と方向を制御し、レバー装置4によってエンジン1の出力を調整操作しながら行うように構成されている。
【0021】
棹2は中空管であり、その管の内部には、図示されない駆動伝導軸が回転自在に支持されており、駆動伝導軸はその基部がクラッチを介してエンジン1に駆動連結され、棹2の先端に回転可能に支持されたカッタ3を回転駆動するようになされている。
【0022】
レバー装置4は、棹2の中途部であるエンジン1寄りの位置に取付けられており、この取付け位置の選択により、レバー装置4を握って行なう作業は適切な刈払い機の重量バランスの下で効率的に行うことができる。
【0023】
なお、レバー装置4は手で握り易い筒形状に形成され、内部にはいくつかのレバーとスロットルワイヤが作動操作できるように保持されている。すなわち、手で握った状態において容易に操作できる位置にはスロットルレバー7aが設けられ、該レバー7aの操作によりスロットルワイヤを介してエンジン1の出力制御が行なえるようになっている。また、指でスライド操作するエンジン停止スイッチ9、スロットルレバー7aの作動をロックするセーフティレバー7b等の公知のレバー等が設けられている。
【0024】
刈払い機は概ね上述のような構造を備えており、これらの構造は既に知られたところである。
【0025】
次に、上記携帯型刈払い機の棹には、レバー装置と作業部(カッタ3)との間に設けられた操作ハンドル5は防振機構を介して棹2に取り付けられている。そこで、この操作ハンドルの防振機構について詳しく説明する。
【0026】
すなわち、図2〜図5(a)(b)に示されるように、棹2には操作ハンドル5を取り付けるための取付ステー部10が固定されている。取付ステー部10は「く」の字形に屈曲形成されたステー本体11と、その両側に配されるステーアウター12とに分割されている。
【0027】
ステー本体11の中央内側に半円形の凹溝13aが形成され、これに対し、ステー本体11の中央内側には止め具14が固定可能となっており、止め具14には、上記凹溝13aとともに棹2と嵌合する大きさの円形開口部を形成する半円形の凹溝13bが形成されている。また、ステー本体11の下端の両端面は互いに反対側に向くように形成され、端面中央には断面が歯車状の嵌合軸16が形成されている。嵌合軸16の中心にはボルト孔17が貫通形成されている。ステーアウター12はブロック状の部材で、外側には防振材18の収納凹部20、内側にはステー本体11の嵌合軸16に嵌り合うように断面が歯車状に形成された嵌合穴21が形成されている。なお、収納凹部20の下面は凹凸状に形成されている。
【0028】
取付ステー部10に取り付けられる操作ハンドル5は、ハンドル本体22とハンドル基部材23とに分割形成されている。ハンドル本体22はほぼC字状に形成され、両端の向き合う端面には直状溝25が形成され、反対側には内外方向にビスの挿通孔29が直状溝25を通るように形成されている。ハンドル基部材23は、板状体23aの一側に嵌合片26を突出させ、他側には、中央片27aと端片27bとからH字形に形成された突起部27を形成したもので、嵌合片26はハンドル本体22の直状溝25に嵌合可能に形成され、その中央にはネジ孔28が形成されている。上記突起部27の中央片27aは湾曲形成されている。
【0029】
なお、上記ハンドル基部材23の板状体23aはステーアウター12の収納凹部20の開口面よりも大きく形成されている。
【0030】
操作ハンドル5は上記取付ステー部10に防振材18を介して取り付けられている。防振材18はエラストマーなどの弾性体から構成され、両側面が平行で上面と下面が湾曲したブロックで、上面(外側面)と下面(内側面)の中央部には凹部30、31が形成され、また上下の凹部30、31の間には、中央部が円弧状に湾曲した略H字形の開口溝32が貫通形成されている。この開口溝32はハンドル基部材23の突起部27が挿入可能な形状と大きさになっている。なお、防振材18の厚さは、ステーアウター12の収納凹部20の奥行きよりも大きくなるように形成されている。
【0031】
次に、上記部材を組み付けるときは、ハンドル本体22の直状溝25にハンドル基部材23の嵌合片26を嵌合させるとともに、ハンドル基部材23のH字形突起部27を防振材18のH字形の開口溝32に挿入させ、ステーアウター12の収納凹部20に防振材18を収納し、ステー本体11の端部の嵌合軸16をステーアウター12の嵌合穴21に嵌合させる。そして、ハンドル本体22の下端部の外側から挿通孔29にビス33(図3参照)を通し、ハンドル基部材23のネジ孔28に螺合させることにより、ハンドル本体22とハンドル基部材23は一体に結合する。また、ステー本体11の下端部の外側からボルト34(図3参照)を嵌合軸16のボルト孔17に挿入させ、ステーアウター12の内側に配置したナット35に螺合させることにより、取付ステー部10とする。これにより、防振材18は、取付ステー部10と操作ハンドル5とにより棹2の直交方向で挟み込まれるように取り付けられる。このとき、防振材18の厚さは、ステーアウター12の収納凹部20の奥行きよりも大きいから、ステーアウター12とハンドル基部材23とが互いに接触することはない。
【0032】
上記構成の操作ハンドル5を棹2に取り付けるときは、ステー本体11の中央の凹溝13aを棹2に跨がせ、その反対側から止め具14を当て、棹2を止め具とステー本体11で挟み、ボルト、ナットによりきつく締結して固定すればよい。
【0033】
なお、ステー本体11にステーアウター12を結合させるときに、ステー本体11の端部の歯車状の嵌合軸16をステーアウター12の嵌合穴21に嵌合させる際、ステー本体11とステーアウター12との角度を選択することができる。
【0034】
また、操作ハンドル5は、ステー本体11とステーアウター12との角度を選択することにより、棹2の左右に直交する嵌合軸16の軸心のまわりに角度を変えて取り付けることができる。
【0035】
上述のように、操作ハンドル5は防振材18を介して取付ステー部10に固定されるが、取付ステー部10の収納凹部20には防振材18が収納され、これにより操作ハンドル5と棹2との間には防振材18が設けられているので、棹2の振動は操作ハンドル5にダイレクトに伝達されることはなく、防振材18を介して操作ハンドル5に伝達される。防振材18は棹2の振動を吸収するので、棹2の振動は防振材18に吸収されて減衰し、操作ハンドル5に伝わる振動は軽減される。
【0036】
また、防振材18の開口溝32に操作ハンドル5の左右両側に形成された突起部27が挿入される構造となっており、上記取付ステー部10と操作ハンドル5とにより防振材18を棹2の直交方向で挟み込むように取り付けたので、防振材18は棹2に対して直交する方向、つまり取付ステー部10の振動方向に変形可能となるから、振動を効率よく吸収することができる。
【0037】
また、防振材18が左右に設けられているので、操作ハンドル5の振れも小さく、防振効果と作業性に優れる。
【0038】
また、防振材18に凹部30、31を設け、ステーアウター12の収納凹部20の開口面積をよりも大きく形成したので、防振材18のたわみ量を大きく設定することができ、防振材18の変形を有効に吸収することができる。
【0039】
さらに、全体として構造が簡単であるから、組み立て性がよい。
【0040】
上記取付ステー部10には、図5(b)に示されるように、防振材18の収納凹部20を形成し、上記操作ハンドル5の突起部27及び突起部27が挿入される防振材18の開口溝32の断面を略H字形に形成したので、突起部27が上下方向に移動しようとすると、中央片27aが開口溝32の中央部の上下の溝壁に当たり、また突起部27が左右方向に移動しようとすると、端片27bが開口溝32の左右両端の垂直の溝壁に当たるから、操作ハンドル5の上下及び左右の動きを有効に規制することができる。
【0041】
さらに、操作ハンドル5は、取付ステー部10と止め具14とを棹2を挟んで結合することによって取り付けるものであるから、操作ハンドル5を取り付けたり、交換したりする際に、操作ハンドル5を棹2の一端からスライドさせる必要がなく、単に取付ステー部10と止め具14とを棹2の上下から合せて結合するだけでよいので、作業を簡単に行うことができ、組み立て性に優れる。
【0042】
また、ステー本体11とステーアウター12の一方に歯車状の嵌合軸16、他方に上記嵌合軸16に嵌合する嵌合穴21を形成し、ステー本体11にステーアウター12を固定する際、上記棹2の左右に直交する嵌合軸16のまわりに角度を変えて取り付けられるようにしたから、草刈りの作業形態(高所、低所)に合わせ、作業者が保持しやすい最適なハンドル角度に設定できる。
【0043】
なお、取付ステー部10側に収納凹部20、ハンドル基部材23側に上記突起部27を設けることに代えて、取付ステー部10側に突起部27、ハンドル基部材23側に上記防振材18の収納凹部20を設ける構成としてもよい。
【0044】
また、図6に示されるように、ステー本体11の中央に断面が円弧状に形成された凹溝13を形成するとともに、その開口端の両側から2個の止め片15を延長形成し、この構成の操作ハンドル5を棹2に取り付けるときは、ステー本体11の中央の凹溝13を強制的に押し広げて棹2に跨がせ、2個の止め片15をボルト、ナットできつく挟んで締結固定するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0045】
2 棹
5 操作ハンドル
10 取付ステー部
11 ステー本体
12 ステーアウター
16 嵌合軸
18 防振材
20 収納凹部
21 嵌合穴
23 ハンドル基部材
27 突起部
32 開口溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
棹の先端にカッタ等の作業部を設け、上記棹の基部側にエンジンとエンジンの作動を制御するレバー装置を設け、上記棹の中間部に操作ハンドルを設けた携帯型刈払い機において、
上記棹には上記操作ハンドルの取付ステー部を固定し、この取付ステー部の左右両側には防振材を介して操作ハンドルの左右両側の端部を配置し、防振材の一側を上記取付ステー部の収納凹部に収納するとともに、防振材の他側には開口溝を形成し、この開口溝に上記操作ハンドルの左右両側に形成された突起部を挿入し、上記取付ステー部と操作ハンドルとにより防振材を棹の直交方向で挟み込むように取り付けた
ことを特徴とする携帯型刈払い機におけるハンドルの防振機構。
【請求項2】
上記操作ハンドルの突起部及び突起部が挿入される防振材の開口溝の断面を略H字形に形成したことを特徴とする、請求項1に記載の携帯型刈払い機におけるハンドルの防振機構。
【請求項3】
上記取付ステー部の中央に凹溝を設け、この凹溝を上記棹に跨がせ、凹溝で上記棹を堅く挟んで固定したことを特徴とする、請求項1又は2に記載の携帯型刈払い機におけるハンドルの防振機構。
【請求項4】
上記取付ステー部をステー本体とその両側に配されるステーアウターとに分割可能とし、上記防振材の収納凹部をステーアウター側に設けるとともに、ステー本体とステーアウターの一方に歯車状の嵌合軸、他方に上記嵌合軸に嵌合する嵌合穴を形成し、ステー本体にステーアウターを固定する際、上記棹の左右に直交する嵌合軸心のまわりに角度を変えて取り付けられるようにしたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の携帯型刈払い機におけるハンドルの防振機構。
【請求項5】
上記取付ステー部側に上記収納凹部、上記ハンドル基部材側に上記突起部を設けることに代えて、上記取付ステー部側に突起部、上記ハンドル基部材側に上記防振材の収納凹部を設けたことを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載の携帯型刈払い機におけるハンドルの防振機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−44976(P2012−44976A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−192915(P2010−192915)
【出願日】平成22年8月30日(2010.8.30)
【出願人】(391014000)スターテング工業株式会社 (48)
【Fターム(参考)】