説明

携帯端末装置、再生制御方法および再生制御プログラム

【課題】 少ない操作回数で再生位置を移動可能とする。
【解決手段】 再生処理部25は、画像記憶部27に記憶されている動画を再生する。再生位置移動部26は、動画再生時に、キー入力部19の数字キーが押下されると、任意に設定可能な単位時間に、操作された数字キーに設定された数値を乗算して得られるスキップ時間だけ、動画の再生開始位置を移動させる早戻し、あるいは早送りを行う。また、キー入力部19のカーソルキーにより、早戻し、あるいは早送りを行うかを指示するようにしてもよい。さらに、動画がテレビ放送である場合には、数字キー「1」〜「9」で早戻しを行い、数字キー「0」で現在受信され、録画されている番組の最新の位置に復帰させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動画を生成する携帯端末装置、再生制御方法および再生制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ビデオレコーダや、ハードディスクレコーダ、光ディスクレコーダあるいはこれらを組み合わせた複合機器などの動画記録再生装置では、本体に設けられた各種機能キーやリモコンに設けられた各種機能キーを操作することにより、録画した動画データ(テレビ番組やユーザが撮影した録画ビデオ)、またはDVD−ROMや、DVD−R、DVD-RW、DVD−RAMなどの光ディスクに記録されている動画データなどの再生が行われる。
【0003】
ところで、上記動画記録再生装置では、動画データ再生時に、コマーシャル部分や不要部分を1つのキー操作によりスキップして再生するスキップ機能を備えている。該スキップ機能では、スキップキーのワンプッシュ操作で、例えば15秒だけスキップするようにスキップ時間が設定されている。これは、通常、コマーシャルが15秒や30秒単位であるので、コマーシャルが60秒である場合、上記スキップキーを4回押下することで、15秒×4=60秒だけスキップ再生することにより、コマーシャルで邪魔されることなく、動画データを円滑に視聴することができるようになっている。
【0004】
しかしながら、テレビ番組の再生中に、コマーシャルに入ったことを気づいてから、上記スキップキーの操作を行うと、数秒あるいはそれ以下の操作遅れが生じてしまう。このため、スキップ後の通常再生の開始も遅れてしまい、テレビ番組の頭出しが遅れてしまうという問題が生じる。
【0005】
そこで、従来、1回目のスキップ操作におけるスキップ時間を上記操作遅れ時間を差し引いた時間とすることで動画データの通常再生における頭出しの遅れを防止する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−364326号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来技術では、再生開始位置の移動が、スキップキーの操作回数に比例するように構成されていたため、スキップキー1回の移動時間が例えば15秒に設定されていた場合、結局、90秒のコマーシャルであれば、4回の操作が必要であり、操作が煩雑になるという問題があった。
【0007】
そこで本発明は、少ない操作回数で動画の再生開始位置を移動させることができる携帯端末装置、再生制御方法および再生制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による携帯端末装置は、動画を記憶した記憶手段と、表示手段と、数字キーを含むキー入力手段とを備えた携帯端末装置において、前記記憶手段に記憶されている動画を前記表示手段に再生表示させる再生表示手段と、この再生表示手段による再生表示中に前記キー入力手段の入力に基づく数値の入力を検出する検出手段と、この検出手段によって検出された数値に基づいて前記再生表示手段による動画の再生開始位置を変更する再生制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、好ましい態様として、例えば請求項2記載のように、請求項1記載の携帯端末装置において、単位時間を記憶する単位時間記憶手段をさらに備え、前記再生制御手段は、前記単位時間記憶手段に記憶されている単位時間に前記検出手段によって検出された数値を乗じた時間に基づいて前記再生表示手段による動画の再生開始位置を変更するようにしてもよい。
【0010】
また、好ましい態様として、例えば請求項3記載のように、請求項2記載の携帯端末装置において、前記単位時間を設定する設定手段をさらに備え、前記単位時間記憶手段は、前記設定手段によって設定された単位時間を記憶するようにしてもよい。
【0011】
また、好ましい態様として、例えば請求項4記載のように、請求項1記載の携帯端末装置において、前記再生制御手段は、前記検出手段によって検出されたときの再生位置から前記検出手段によって検出された数値に基づいた時間分過去に遡った位置を前記再生表示手段による動画の再生開始位置とするようにしてもよい。
【0012】
また、好ましい態様として、例えば請求項5記載のように、請求項1記載の携帯端末装置において、前記再生制御手段は、前記検出手段によって検出されたときの再生位置から前記検出手段によって検出された数値に基づいた時間分進んだ位置を前記再生表示手段による動画の再生開始位置とするようにしてもよい。
【0013】
また、好ましい態様として、例えば請求項6記載のように、請求項1記載の携帯端末装置において、前記記憶手段に動画を記憶させる記憶制御手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0014】
また、好ましい態様として、例えば請求項7記載のように、請求項6記載の携帯端末装置において、放送される番組を受信する放送受信手段をさらに備え、前記記憶制御手段は、前記放送送受信手段により受信された番組を動画として前記記憶手段に順次記憶させるようにしてもよい。
【0015】
また、好ましい態様として、例えば請求項8記載のように、請求項7記載の携帯端末装置において、前記再生表示手段は、前記記憶制御手段により順次記憶される動画を前記記憶手段から読み出して前記表示手段に再生表示させ、前記再生制御手段は、前記検出手段により「0」以外の数値の入力が検出されると、前記再生表示手段による動画の再生開始位置を、前記検出手段によって検出された数値に基づいた時間分過去に遡った位置に変更し、前記キー入力手段より「0」の入力が検出されると、前記再生表示手段による動画の再生開始位置を、前記放送受信手段により現在受信され、前記記憶手段に記憶された最新の位置に復帰させるようにしてもよい。
【0016】
また、好ましい態様として、例えば請求項9記載のように、請求項6記載の携帯端末装置において、撮像手段をさらに備え、前記記憶制御手段は、この撮像手段により撮像された動画を記憶させるようにしてもよい。
【0017】
また、上記目的達成のため、請求項10記載の発明による再生制御方法は、数字キーを含むキー入力部を有する携帯端末装置における動画の再生制御方法であって、メモリに記憶されている動画を表示部に再生表示させる再生表示ステップと、この再生表示ステップによる再生表示中に前記キー入力部の入力に基づく数値の入力を検出する検出ステップと、この検出ステップにて検出された数値に基づいて前記再生表示ステップにおける再生開始位置を変更する再生制御ステップとからなることを特徴とする。
【0018】
また、上記目的達成のため、請求項11記載の発明によるプログラムは、コンピュータに、メモリに記憶されている動画を再生表示させる再生表示機能、この再生表示機能による再生表示中にキー入力部の入力に基づく数値の入力を検出する検出機能、この検出機能にて検出された数値に基づいて前記再生表示機能による再生開始位置を変更する再生制御機能を実現させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
請求項1記載の発明によれば、動画の再生表示中に、キー入力手段による数値の入力が検出されると、該数値に基づいて動画の再生開始位置を変更するようにしたので、少ない操作回数で動画の再生開始位置を移動させることができるという利点が得られる。
【0020】
また、請求項2記載の発明によれば、単位時間記憶手段に記憶されている単位時間に、キー入力手段によって入力された数値を乗じた時間に基づいて動画の再生開始位置を変更するようにしたので、少ない操作回数で、かつより高い自由度で動画の再生開始位置を移動させることができるという利点が得られる。
【0021】
また、請求項3記載の発明によれば、設定手段によって設定された単位時間を単位時間記憶手段に記憶するようにしたので、少ない操作回数で、かつより高い自由度で動画の再生開始位置を移動させることができるという利点が得られる。
【0022】
また、請求項4記載の発明によれば、キー入力手段による数値の入力が検出されたときの再生位置から、該数値に基づいた時間分過去に遡った位置を動画の再生開始位置とするようにしたので、少ない操作回数で動画の再生開始位置を過去に遡った位置に移動させることができるという利点が得られる。
【0023】
また、請求項5記載によれば、キー入力手段による数値の入力が検出されたときの再生位置から、該数値に基づいた時間分進んだ位置を動画の再生開始位置とするようにしたので、少ない操作回数で動画の再生開始位置を進んだ位置に移動させることができるという利点が得られる。
【0024】
また、請求項6記載の発明によれば、記憶手段に動画を記憶させるようにしたので、少ない操作回数で、様々な媒体を介して記憶した動画の再生開始位置を移動させることができるという利点が得られる。
【0025】
また、請求項7記載の発明によれば、放送受信手段により受信された番組を動画として順次記憶させるようにしたので、少ない操作回数で、録画した番組を任意の再生開始位置から視聴することができるという利点が得られる。
【0026】
また、請求項8記載によれば、順次記憶される動画を記憶手段から読み出して再生表示させ、キー入力手段により「0」以外の数値の入力が検出されると、動画の再生開始位置を、該数値に基づいた時間分過去に遡った位置に変更し、該キー入力手段より「0」の入力が検出されると、動画の再生開始位置を、放送受信手段により現在受信され、記憶手段に記憶された最新の位置に復帰させるようにしたので、少ない操作回数で、録画した番組を任意の再生開始位置から視聴することができるとともに、容易に受信中の番組を視聴することができるという利点が得られる。
【0027】
また、請求項9記載の発明によれば、撮像手段により撮像された動画を記憶させるようにしたので、少ない操作回数で撮影した動画の再生開始位置を移動させることができるという利点が得られる。
【0028】
また、請求項10記載によれば、メモリに記憶されている動画を表示部に再生表示させる再生表示ステップと、この再生表示ステップによる再生表示中にキー入力部の入力に基づく数値の入力を検出する検出ステップと、この検出ステップにて検出された数値に基づいて前記再生表示ステップにおける再生開始位置を変更する再生制御ステップとからなるようにしたので、少ない操作回数で動画の再生開始位置を移動させることができるという利点が得られる。
【0029】
また、請求項11記載の発明によれば、コンピュータに、メモリに記憶されている動画を再生表示させる再生表示機能、この再生表示機能による再生表示中にキー入力部の入力に基づく数値の入力を検出する検出機能、この検出機能にて検出された数値に基づいて前記再生表示機能による再生開始位置を変更する再生制御機能を実現させるようにしたので、少ない操作回数で動画の再生開始位置を移動させることができるという利点が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0031】
A.実施形態の構成
図1は、本発明を適用した実施形態としての携帯電話の構成を示すブロック図である。図において、無線送受信部10、周波数変換部とモデムとから構成されており、アンテナANT1を介して、図示しない無線基地局と無線通信をするために、電波の周波数変換および変復調を行なう。無線信号処理部11は、所定の通信方式(例えば、CDMA(符号分割多重接続)等)に基づいた通信制御を行なう。
【0032】
次に、音声処理部12は、音声信号の符号化/復号化を行なうものであり、無線信号処理部11からのPCM音声信号をD/A変換によりアナログ音声信号へ変換し、スピーカ13から発音させる一方、マイク14から入力されたアナログ音声信号をA/D変換によりPCM信号に変換し、無線信号処理部11へ送出する。
【0033】
TV受信部15は、OFDM方式により変調された一放送局あたり5.57MHzの帯域(1セグメントあたり429KHz)で13セグメントに分割された搬送波のうち、中央の1セグメント以外の、12セグメントのMPEG−2(TS)のデータをアンテナANT2を介して受信する。TV信号処理部16は、TV受信部15により受信されたMPEG−2(TS)のデータを復調する。画像入力部17は、レンズ、CCD(若しくはCMOS等)のイメ−ジセンサなどからなるカメラ部18で撮像されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、イメージデータを生成する。
【0034】
キー入力部19は、相手先の電話番号を入力する数字キー19−1や、オンフック/オフフックを行なうスイッチ、音声出力を変えるボリュームスイッチ、メニュー画面等で選択肢の項目を選択するカーソルキー、決定キー、キャンセルキー等から構成される。特に、本実施形態では、上記キー入力部19の数字キー19−1を、コンテンツ再生時における再生位置を高速移動させるためのスキップキーとして用いるようになっている。
【0035】
具体的には、本実施形態では、数字キー「1」〜「9」の大きさに応じた数値が設定されており、動画再生時に、数字キー「1」〜「9」が押下されると、操作された数字キーに設定された数値に比例したスキップ時間だけ再生開始位置を移動させる早戻し、あるいは早送りを行う。本実施形態では、早送り、早戻しにおける、基本となる単位時間が設定されており、該単位時間に、操作された数字キーに設定された数値だけ乗算した時間をスキップ時間としている。上記単位時間は、例えば、1秒、30秒、1分、5分、15分などの複数の値から、ユーザにより選択可能となっている。さらに,選択された単位時間は単位時間記憶部31に保存される。
【0036】
報知部20は、着信処理を検出した際、着信報知音や楽曲などにより報知せしめるためにスピーカ21を駆動するとともに、筐体を振動させることにより報知せしめるためのバイブレータ(扁心モータ)22を駆動する。
【0037】
画像処理部23は、録画処理部24、再生処理部25および再生位置移動部26からなる。録画処理部24は、TV信号処理部16により復調されたMPEG−2(TS)のデータ、またはカメラ18により撮像され画像入力部17により生成された動画を、所定のフォーマット形式(MPEG−2)で画像記憶部27に保存する。再生処理部25は、画像記憶部27に保存されている動画データを伸張処理して再生する。再生位置移動部26は、キー入力部19の数字キー操作に応じて、再生処理部25で再生中の動画データの再生開始位置を移動(スキップ)させる。
【0038】
次に、画像記憶部27は、上述したように所定のフォーマット形式に変換された動画データを保存する。表示制御部28は、制御部30の制御の下、表示部29に表示すべき画像データの制御を行う。特に、動画再生時には、表示部29の長手方向を横位置として動画を再生表示すべく制御する。表示部29は、例えば16:9のアスペクト比の映像表示が可能な2.7inch(240×428ドット)TFT液晶(QVGAもしくは、HVGA相当の解像度を備える)カラー液晶からなり、動作モードや、電話番号、通話時間等の各種データ、再生処理部25で再生される動画などを表示する。制御部30は、所定のプログラムに従って装置全体を制御する。
【0039】
次に、図2は、MPEG−2フォーマットについて説明するための概念図である。MPEG−2フォーマットでは、空間型圧縮と時間型圧縮の双方を利用した非可逆圧縮されたデータであり、各フレームが独立しているわけではなく、GOP(Group Of Picture)と呼ばれる単位で圧縮・伸長が行われる。GOPは、Iピクチャ、Pピクチャ、およびBピクチャを組み合わせることにより構成されている。
【0040】
Iピクチャは、基準になるフレームであり、8×8ピクセルを単位としたDCT(離散コサイン変換)をベースに空間型圧縮されている。Pピクチャは、過去のフレームから生成され、フレーム内圧縮の他に、時間軸順方向のみの予測を取り入れ、Iフレームとの差異を元に時間型(フレーム間)圧縮されている。Bピクチャは、過去と未来のフレームから生成され、フレーム内圧縮の他に、前後フレームとの差異を利用して圧縮されている。
【0041】
次に、図3は、本実施形態としての携帯電話1での早戻し動作の概略を示す概念図である。図において、動画データは、GOP単位で時間軸方向に再生される。再生開始時間は、Tで示されており、現在の再生位置は、現再生経過時間Tcで示される。該現再生経過時間Tcにおいて、キー入力部19の数字キー「1」〜「9」が押下された場合には、予め設定されている単位時間Tuに、操作された数字キーに設定されている数値nを乗算した時間(Tu×n)だけ、再生開始位置を時間軸の過去の方向へ移動させる。図3では、新たな再生開始位置を現再生経過時間Tc(1)で示している。
【0042】
B.実施形態の動作
次に、上述した実施形態の動作について説明する。
B−1.早戻し動作
まず、携帯電話1での動画再生時の早戻し動作について説明する。ここで、図4および図5は、本実施形態としての携帯電話1での動画再生時の早戻し動作を説明するためのフローチャートである。動画再生モードが実行されると、まず、画像記憶部27に保存されている動画ファイルのリストを表示する(ステップS10)。次に、サブメニューが選択されたか否かを判断する(ステップS12)。ここで、サブメニューが選択されなければ、いずれかの動画ファイルが選択されたか否かを判断する(ステップS14)。そして、動画ファイルが選択されない場合には、当該処理を終了し、図示しないメインルーチンへ戻る。
【0043】
一方、いずれかの動画ファイルが選択されると、選択された動画ファイルを再生する(ステップS16)。このとき、現再生経過時間Tcを計測する。そして、動画ファイルの再生中に、数字キーが操作されたか否かを判断する(ステップS18)。数字キーが操作されない場合には、現再生経過時間Tcが全再生時間Ttであるか、すなわち再生が終了したか否かを判断し(ステップS28)、再生が終了した場合には当該処理を終了し、図示しないメインルーチンへ戻る。一方、再生が終了していない場合には、ステップS16へ戻り、動画ファイルの再生を継続する。
【0044】
また、動画ファイルの再生中に数字キーが操作されると、予め設定されている単位時間Tuに操作された数字キーに設定されている数値nを乗算し、新たな再生位置(早戻しすべき時間)を算出する(ステップS20)。数値nは、数字キーに刻印されている数字と同じ値とする。すなわち、数字キー「1」には「1」が、数字キー「2」には「2」が設定されており、以下、他の数字キーについても同様である。また、単位時間Tuの設定手順については後述する。
【0045】
例えば、単位時間Tuが「1秒」に設定されている場合に、数字キー「1」が押下された場合には、Tu×n=1×1=1秒となる。また、数字キー「2」が押下された場合には、Tu×n=1×2=2秒となる。同様に、数字キー「3」の場合には3秒、数字キー「4」の場合には4秒などとなる。また、単位時間Tuが「5分」に設定されている場合に、数字キー「1」が押下された場合には、Tu×n=5×1=5分となる。また、数字キー「2」が押下された場合には、Tu×n=5×2=10分となる。同様に、数字キー「3」の場合には15分、数字キー「4」の場合には20分などとなる。
【0046】
次に、上記Tu×nが現再生経過時間Tcより大きいか否かを判断する(ステップS22)。上記Tu×nが現再生経過時間Tcより大きい場合とは、再生開始位置を動画ファイルの先頭フレーム位置より前に早戻しすることを意味する。また、上記Tu×nが現再生経過時間Tcと等しい場合とは、再生開始位置を動画ファイルの先頭フレーム位置まで戻すということを意味する。さらに、上記Tu×nが現再生経過時間Tcより小さい場合とは、上記Tu×nで表される時間だけ再生開始位置を早戻しすることが可能であるということを意味する。
【0047】
そこで、上記Tu×nが現再生経過時間Tcより大きい場合には、現再生経過時間Tcを先頭フレームが表示される時間Tとすることで、再生開始位置を再生中の動画ファイルの先頭フレーム位置まで戻す(ステップS24)。また、上記Tu×nが現再生経過時間Tc以下の場合には、現再生経過時間Tcから上記Tu×nを減算し、これを現再生経過時間Tcとすることで、再生中の動画ファイルの再生開始位置を、Tu×nだけ早戻しする(ステップS26)。いずれの場合も、ステップS16へ戻り、新たな再生開始位置から再生動作を継続する。以後、現再生経過時間Tcが全再生時間Ttになるまで、すなわち、動画ファイルの最後に達するまで再生動作を継続し、数字キーが押下されるたびに、押下された数字キーの数値に応じて再生開始位置を早戻しする。そして、現再生経過時間Tcが全再生時間Ttになって動画ファイルの最後に達した場合には、当該処理を終了し、図示しないメインルーチンへ戻る。
【0048】
次に、上述したステップS12において、サブメニューが選択された場合の動作について説明する。サブメニューが選択された場合には、設定項目のリストを表示する(ステップS30)。次に、単位時間の設定が選択されたか否かを判断し(ステップS32)、単位時間の設定が選択されなかった場合には、他の設定処理へ進む(ステップS34)。
【0049】
一方、単位時間の設定が選択された場合には、図6に示すような単位時間選択と選択結果とを表示する(ステップS36)。図6に示す表示画面には、1秒、30秒、1分、5分、15分というように選択可能な単位時間が表示されている。また、該表示画面では、現在、設定されている単位時間が、図示の場合には1秒であることが表示されている(左側の黒丸)。ユーザは、単位時間を変更する場合、カーソルキーを操作して所望の単位時間を選択し、決定キー(OK指示)を押下すればよい。
【0050】
次に、キャンセルが指示されたか否かを判断し(ステップS38)、キャンセルが指示された場合には、図4のステップ10へ戻り、上述した処理を繰り返し実行する。一方、キャンセルが指示されない場合には、単位時間の選択結果がOKであるという指示が検出されたか否かを判断する(ステップS40)。そして、OKが検出されなかった場合には、ステップS36へ戻り、上述した単位時間の選択と選択結果の表示を繰り返す。
【0051】
一方、OKが検出された場合には、選択された単位時間にフラグを更新し(ステップS42)、図4のステップ10へ戻り、上述した処理を繰り返し実行する。
【0052】
B−2.早送り動作
次に、携帯電話1での動画再生時の早送り動作について説明する。
ここで、図7は、本実施形態としての携帯電話1での早送り動作の概略を示す概念図である。図において、現在の再生位置は、現再生経過時間Tcで示される。該現再生経過時間Tcにおいて、キー入力部19の数字キー「1」〜「9」が押下された場合には、予め設定されている単位時間Tuに、操作された数字キーに設定されている数値nを乗算した時間(Tu×n)だけ、再生開始位置を時間軸の未来の方向へ移動させる。図7では、新たな再生開始位置を現再生経過時間Tc(2)で示している。
【0053】
図8および図9は、本実施形態としての携帯電話1での動画再生時の早送り動作を説明するためのフローチャートである。動画再生モードが実行されると、まず、画像記憶部27に保存されている動画ファイルのリストを表示する(ステップS50)。次に、サブメニューが選択されたか否かを判断する(ステップS52)。ここで、サブメニューが選択されなければ、いずれかの動画ファイルが選択されたか否かを判断する(ステップS54)。そして、動画ファイルが選択されない場合には、当該処理を終了し、図示しないメインルーチンへ戻る。
【0054】
一方、いずれかの動画ファイルが選択されると、選択された動画ファイルを再生する(ステップS56)。このとき、現再生経過時間Tcを計測する。そして、動画ファイルの再生中に、数字キーが操作されたか否かを判断する(ステップS58)。数字キーが操作されない場合には、現再生経過時間Tcが全再生時間Ttであるか、すなわち再生が終了したか否かを判断し(ステップS66)、再生が終了した場合には当該処理を終了し、図示しないメインルーチンへ戻る。一方、再生が終了していない場合には、ステップS56へ戻り、動画ファイルの再生を継続する。
【0055】
また、動画ファイルの再生中に数字キーが操作されると、予め設定されている単位時間Tuに操作された数字キーに設定されている数値nを乗算し、新たな再生開始位置(早送りすべき時間)を算出する(ステップS60)。数値nについては、前述した早戻し動作と同様であり、数字キーに刻印されている数字と同じ値とする。
【0056】
次に、上記Tu×nに現再生経過時間Tcを加算した値が、全再生時間Ttより大きいか否かを判断する(ステップS62)。上記Tu×nに現再生経過時間Tcを加算した値が、全再生時間Ttより大きい場合とは、早送りにより再生開始位置が動画ファイルの最終フレームを越えて移動することを意味する。また、上記Tu×nに現再生経過時間Tcを加算した値が、全再生時間Ttと等しい場合とは、再生開始位置を動画ファイルの最終フレーム位置まで早送りするということを意味する。さらに、上記Tu×nに現再生経過時間Tcを加算した値が、全再生時間Ttより小さい場合とは、上記Tu×nで表される時間だけ再生開始位置を早送り可能であるということを意味する。
【0057】
そこで、上記Tu×nに現再生経過時間Tcを加算した値が、全再生時間Ttより大きい場合には、何もせずに当該処理を終了し、図示しないメインルーチンへ戻る。一方、上記Tu×nに現再生経過時間Tcを加算した値が、全再生時間Tt以下の場合には、現再生経過時間Tcに上記Tu×nを加算し(早送り)、これを新たな現再生経過時間Tcとする(ステップS64)。その後、ステップS56へ戻り、新たな再生開始位置(新たな現再生経過時間Tc)から再生動作を継続する。この結果、再生中の動画ファイルの再生位置がTu×nだけ早送りされたことになる。
【0058】
以後、現再生経過時間Tcが全再生時間Ttになるまで、すなわち、再生が終了するまで、再生動作を継続し、数字キーが押下されるたびに、押下された数字キーの数値に応じて、再生開始位置を早送りする。そして、現再生経過時間Tcが全再生時間Ttになって再生が終了した場合には、当該処理を終了し、図示しないメインルーチンへ戻る。
【0059】
なお、上述したステップS52において、サブメニューが選択された場合には、図9のステップS68〜S80へ移行し、単位時間Tuの設定を行うが、この一連の動作については、前述した早戻し動作での図5に示すステップS30〜S42と同じであるので説明を省略する。
【0060】
B−3.早戻し動作&早送り動作
次に、携帯電話1での動画再生時の早戻し動作&早送り動作について説明する。
ここで、図10は、本実施形態としての携帯電話1での早戻し動作&早送り動作の概略を示す概念図である。図において、現在の再生位置は、現再生経過時間Tcで示される。該現再生経過時間Tcにおいて、カーソルキーの左押しに続いてキー入力部19の数字キー「1」〜「9」のいずれかが押下された場合には、予め設定されている単位時間Tuに、操作された数字キーに設定されている数値nを乗算した時間(Tu×n)だけ、再生開始位置を時間軸の過去の方向へ移動させる。図10では、新たな再生開始位置を現再生経過時間Tc(1)で示している。
【0061】
一方、現再生経過時間Tcにおいて、カーソルキーの右押しに続いてキー入力部19の数字キー「1」〜「9」のいずれかが押下された場合には、単位時間Tuに、操作された数字キーに設定されている数値nを乗算した時間(Tu×n)だけ、再生開始位置を時間軸の未来の方向へ移動させる。図10では、新たな再生開始位置を現再生経過時間Tc(2)で示している。
【0062】
図11は、本実施形態としての携帯電話1での動画再生時の早戻し動作&早送り動作を説明するためのフローチャートである。動画再生モードが実行されると、まず、画像記憶部27に保存されている動画ファイルのリストを表示する(ステップS90)。次に、サブメニューが選択されたか否かを判断する(ステップS92)。ここで、サブメニューが選択されなければ、いずれかの動画ファイルが選択されたか否かを判断する(ステップS94)。そして、動画ファイルが選択されない場合には、当該処理を終了し、図示しないメインルーチンへ戻る。
【0063】
一方、いずれかの動画ファイルが選択されると、選択された動画ファイルを再生する(ステップS96)。このとき、現再生経過時間Tcを計測する。そして、動画ファイルの再生中に、カーソルキーの右押しに続き、数字キーが操作されたか否かを判断する(ステップS98)。そして、カーソルキーの右押しに続き、数字キーが操作された場合には、前述した図8のステップS60以降へ進む。ステップS60以降では、操作された数字キーに応じた倍率で早送りを行う。但し、この場合、ステップS64からの戻りは、ステップS96となる。
【0064】
一方、カーソルキーの右押しに続き、数字キーが操作されなかった場合には、カーソルキーの左押しに続き、数字キーが操作されたか否かを判断する(ステップS100)。そして、カーソルキーの左押しに続き、数字キーが操作された場合には、前述した図4のステップS20以降へ進む。ステップS20以降では、操作された数字キーに応じた倍率で早戻しを行う。但し、この場合、ステップS26もしくはステップS24の戻りは、ステップS96となる。
【0065】
また、いずれの操作もなかった場合には、現再生経過時間Tcが全再生時間Ttであるか、すなわち再生が終了したか否かを判断し(ステップS102)、再生が終了した場合には当該処理を終了し、図示しないメインルーチンへ戻る。一方、再生が終了していない場合には、ステップS96へ戻り、動画ファイルの再生を継続する。
【0066】
B−4.TV視聴モードでの再生位置制御
次に、本実施形態としての携帯電話1でのTV視聴モードでの再生位置制御動作について説明する。TV視聴モードでは、現在受信中のテレビ番組を録画しながら任意の位置から再生可能としている。
【0067】
ここで、図12は、本実施形態としての携帯電話1でのTV視聴モードでの再生位置制御動作の概略を示す概念図である。図において、現在録画経過時間は、Trで示されており、現在の再生位置は、現再生経過時間Tcで示される。該現再生経過時間Tcにおいて、キー入力部19の数字キー「1」〜「9」のいずれかが押下された場合には、単位時間Tuに、操作された数字キーに設定されている数値nを乗算した時間(Tu×n)だけ、再生開始位置を時間軸の過去の方向へ移動させる。図12では、新たな再生開始位置を現再生経過時間Tc(1)で示している。一方、現再生経過時間Tcにおいて、キー入力部19の数字キー「0」が押下された場合には、再生開始位置を現在録画経過時間Trに移動させる。すなわち、現在受信(かつ録画)されている位置に移動させる。
【0068】
ここで、図13は、本実施形態としての携帯電話1でのTV視聴モードでの再生位置制御を説明するためのフローチャートである。図において、TV視聴モードが実行されると、現在受信中のテレビ番組を圧縮(録画)するとともに、録画した動画ファイルの伸張(再生)を開始する(ステップS110)。次に、再生開始時間Tを現録画経過時間Trとし(ステップS112)、現録画フレームFrを現表示フレームFcとし(ステップS114)、現表示フレームFcの画像を表示する(ステップS116)。これにより、現在受信中のテレビ番組を録画しつつ、録画フレームのうち最新の録画フレームが表示されることになる。
【0069】
次に、数字キー「1」〜「9」のいずれかが操作されたか否かを判断する(ステップS118)。ここで、数字キー「1」〜「9」のいずれも操作されない場合には、数字キー「0」が操作されたか否かを判断する(ステップS124)。そして、数字キー「0」も操作されない場合には、ステップS116へ戻り、現表示フレームFcの画像表示を継続する。
【0070】
上記録画ファイルの再生中に、数字キー「1」〜「9」のいずれかが操作された場合には、予め設定されている単位時間Tuに操作された数字キーに設定されている数値nを乗算し、新たな再生位置(早送りすべき時間)を算出する(ステップS120)。数値nについては、前述した早戻し動作と同様であり、数字キーに刻印されている数字と同じ値とする。
【0071】
次に、現再生経過時間Tcから上記Tu×nを減算し(早戻し)、これを新たな現再生経過時間Tcとし、該現再生経過時間Tcに対応するフレーム、すなわちTu×nだけ早戻しされた位置のフレーム(該フレームが現表示フレームFcとなる)の画像を読み出す(ステップS122)。その後、ステップS116へ戻り、新たな再生開始位置(新たな現再生経過時間Tc)から再生動作を継続する。この結果、再生中の動画ファイルの再生開始位置がTu×nだけ早戻しされたことになる。このとき、操作された数字キーの数値に応じた時間だけ早戻しされるので、どれだけ戻されるかが直感的であり、分かりやすい。
【0072】
一方、上記録画ファイルの再生中に、数字キー「0」が操作された場合には現再生経過時間Tcを現録画経過時間Trとし、対応する現録画フレームFr、すなわち現在受信され、録画されている最新のフレームの画像を読み出す(ステップS126)。その後、ステップS114へ戻り、新たな再生開始位置(新たな現再生経過時間Tc=Tr)から再生動作を継続する。この結果、現在受信され、録画されている位置に復帰することになる。このように、どこを再生中であっても、数字キー「0」を押下することで、現在受信され、録画されている番組の最新の位置に復帰させることができる。
【0073】
なお、上述した実施形態においては、動画の再生装置、または録画再生装置として、携帯電話などの携帯情報端末を例に説明したが、これに限らず、ビデオレコーダや、ハードディスクレコーダ、光ディスクレコーダあるいはこれらを組み合わせた動画記録再生装置であってもよい。また、このような動画記録再生装置では、本体に設けられたキー入力部の数字キー以外にも、別体として用意されたリモコンなどに設けられている数字キーで、動画の再生開始位置を制御可能としてもよい。さらに,画像記憶部は、携帯端末装置に装着して使用するデータ記憶モジュール内に構成された外部メモリとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明を適用した実施形態としての携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図2】MPEG−2フォーマットについて説明するための概念図である。
【図3】早戻し動作の概略を示す概念図である。
【図4】動画再生時の早戻し動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】動画再生時の早戻し動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】単位時間選択画面を示す模式図である。
【図7】早送り動作の概略を示す概念図である。
【図8】動画再生時の早送り動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】動画再生時の早送り動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】早戻し動作&早送り動作の概略を示す概念図である。
【図11】動画再生時の早戻し動作&早送り動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】TV視聴モードでの再生位置制御動作の概略を示す概念図である。
【図13】TV視聴モードでの再生位置制御を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0075】
1 携帯電話(携帯情報端末)
10 無線送受信部
11 無線信号処理部
12 音声処理部
13 スピーカ
14 マイク
15 TV受信部(放送受信手段)
16 TV信号処理部(放送受信手段)
17 画像入力部(撮像手段)
18 カメラ(撮像手段)
19 キー入力部(キー入力手段)
19−1 数字キー
20 報知部
21 スピーカ
22 バイブレータ
23 画像処理部
24 録画処理部(記憶制御手段)
25 再生処理部(再生表示手段)
26 再生位置移動部(再生制御手段)
27 画像記憶部(記憶手段)
28 表示制御部
29 表示部(表示手段)
30 制御部(検出手段、設定手段)
31 単位時間記憶部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
動画を記憶した記憶手段と、表示手段と、数字キーを含むキー入力手段とを備えた携帯端末装置において、
前記記憶手段に記憶されている動画を前記表示手段に再生表示させる再生表示手段と、
この再生表示手段による再生表示中に前記キー入力手段の入力に基づく数値の入力を検出する検出手段と、
この検出手段によって検出された数値に基づいて前記再生表示手段による動画の再生開始位置を変更する再生制御手段と
を備えることを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
単位時間を記憶する単位時間記憶手段をさらに備え、
前記再生制御手段は、前記単位時間記憶手段に記憶されている単位時間に前記検出手段によって検出された数値を乗じた時間に基づいて前記再生表示手段による動画の再生開始位置を変更することを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記単位時間を設定する設定手段をさらに備え、
前記単位時間記憶手段は、前記設定手段によって設定された単位時間を記憶することを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記再生制御手段は、前記検出手段によって検出されたときの再生位置から前記検出手段によって検出された数値に基づいた時間分過去に遡った位置を前記再生表示手段による動画の再生開始位置とすることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項5】
前記再生制御手段は、前記検出手段によって検出されたときの再生位置から前記検出手段によって検出された数値に基づいた時間分進んだ位置を前記再生表示手段による動画の再生開始位置とすることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項6】
前記記憶手段に動画を記憶させる記憶制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項7】
放送される番組を受信する放送受信手段をさらに備え、
前記記憶制御手段は、前記放送受信手段により受信された番組を動画として前記記憶手段に順次記憶させる請求項6記載の携帯端末装置。
【請求項8】
前記再生表示手段は、前記記憶制御手段により順次記憶される動画を前記記憶手段から読み出して前記表示手段に再生表示させ、
前記再生制御手段は、前記検出手段により「0」以外の数値の入力が検出されると、前記再生表示手段による動画の再生開始位置を、前記検出手段によって検出された数値に基づいた時間分過去に遡った位置に変更し、
前記キー入力手段より「0」の入力が検出されると、前記再生表示手段による動画の再生開始位置を、前記放送受信手段により現在受信され、前記記憶手段に記憶された最新の位置に復帰させることを特徴とする請求項7記載の携帯端末装置。
【請求項9】
撮像手段をさらに備え、
前記記憶制御手段は、この撮像手段により撮像された動画を記憶させる請求項6記載の携帯端末装置。
【請求項10】
数字キーを含むキー入力部を有する携帯端末装置における動画の再生制御方法であって、
メモリに記憶されている動画を表示部に再生表示させる再生表示ステップと、
この再生表示ステップによる再生表示中に前記キー入力部の入力に基づく数値の入力を検出する検出ステップと、
この検出ステップにて検出された数値に基づいて前記再生表示ステップにおける再生開始位置を変更する再生制御ステップと
からなることを特徴とする再生制御方法。
【請求項11】
コンピュータに、
メモリに記憶されている動画を再生表示させる再生表示機能、
この再生表示機能による再生表示中にキー入力部の入力に基づく数値の入力を検出する検出機能、
この検出機能にて検出された数値に基づいて前記再生表示機能による再生開始位置を変更する再生制御機能を実現させるためのプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2007−13379(P2007−13379A)
【公開日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−189491(P2005−189491)
【出願日】平成17年6月29日(2005.6.29)
【出願人】(504149100)株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ (893)
【Fターム(参考)】