説明

携帯端末装置および携帯端末装置の制御方法

【課題】カメラ撮影時に鳴動させる撮影動作音の有無を判定し、撮影動作音が正常に鳴動していると判断され、かつ、撮影動作音量が所定の闘値以上であると判断された場合にのみ撮影画像データを取り込む携帯端末装置および携帯端末装置の制御方法を提供する。
【解決手段】マイク5による音声の取り込みが開始され、撮影時の音声データ中にスピーカ6より出力される撮影動作音があると判断された場合、予め設けた撮影動作音量の閾値を基に、撮影動作音量が任意(所定)の闘値以上であるかどうか判断する。マイク5より入力される撮影時の音声データ中にスピーカ6より出力される撮影動作音が無いと判断された場合、表示部3にエラーメッセージを表示する。撮影動作音量が閾値以上と判断された場合、撮影画像のプレビュを行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ機能付きの携帯端末装置および携帯端末装置の制御方法に関し、特に、撮影動作時にマイク機能を使用して盗撮防止を行う携帯端末装置および携帯端末装置の制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
カメラ機能付き携帯電話における盗撮防止策として、従来の携帯電話では撮影表示用LEDの点灯、撮影動作音の鳴動等、撮影動作を行っていることを周囲に明示させる機能を組み込む手法が多く取られている。
【0003】
しかしながら、前述のように周囲に明示させる機能では、撮影表示用LEDを隠す、スピーカ部を覆う又は除去する等により、撮影動作明示機能を不能にしての撮影が可能であり、盗撮を抑制するという効果が十分得られないことがある。そこで、これを解決するために提案された技術、これに関連する技術を次に開示する。
【0004】
例えば特許文献1は、マイクが収録した音声信号と、鳴音用メモリに記憶保持されているシャッタ音の鳴音データとの比較結果に基づいて撮像部による撮像処理の制御を行い、スピーカがシャッタ音を出力する際のスピーカの振動の有無に基づいて撮像部による撮像処理の制御を行う撮像機能制御装置およびその制御方法が提案されている。
【0005】
特許文献2は、カメラ起動ボタンの押下を監視し、カメラ起動ボタンが押下されたことを検出して、盗撮防止機能部は、カメラ起動ボタンの押下または撮影モードへの復帰指示を検出してカメラ撮影モードを設定し、設定した時点から撮影ボタンが押下されるまでの間、周期的に撮影モード中であることを周囲に知らせる音声案内を行う盗撮防止機能付携帯電話が提案されている。
【0006】
特許文献3は、撮像部による撮影動作時に擬似的な撮影動作音を出力するスピーカと、操作部と、これらを制御する制御部とを筐体に備え、筐体にスピーカの放音孔が形成され、放音孔の少なくとも一部が塞がれた場合にこれを検出する検出部を設け、制御部は、操作部による所定のモードを起動する操作の際に検出部により放音孔の少なくとも一部が塞がれていることが検出された場合に、所定のモードを起動しないように制御することで、ユーザー等が撮影動作音を聞き取ることができないおそれがあるときには、撮影動作を行わないようにする撮像機能付き携帯端末装置が提案されている。
【0007】
特許文献4は、鳴動したシャッタ音の先頭部分の正弦波信号を、空間を媒介しマイクにて集音し、増幅器を通してA/Dによりデジタルデータに変換して信号処理装置に入力し、集音された正弦波信号の周波数解析を行い、スペクトラムパターンを算出し、内部メモリに記憶された原音と集音された正弦波信号のスペクトラムパターン整合を比較し、パターンが一致するか否かを判定し、一致しなかった場合には、内部メモリに一時保存された撮像データを無効として破棄し、撮影処理を終了するといった処理で悪用を防止する撮像装置が提案されている。
【特許文献1】特開2005−79651号公報
【特許文献2】特開2005−136921号公報
【特許文献3】特開2005−244809号公報
【特許文献4】特開2006−135906号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の問題として、LED部を隠す、スピーカ部の除去またはスピーカ部を塞ぐことによる撮影動作音の抑制により鳴動させない等の方法で撮影動作明示機能を不能にした状態で撮影を行う悪用方法があり、盗撮防止という目的に対し十分な効果が得られない。
【0009】
また、マイク機能を使用して盗撮を防止する従来技術において、マイクを使用した取り込み時に周りで何か音が発生した場合、正しくシャッタ音と判定することが出来ず、画像を取れない状況が発生する可能性がある。
【0010】
そこで、本発明は、携帯端末装置に本来備わっているマイク機能を利用し、カメラ撮影時に鳴動させる撮影動作音の有無を判定し、撮影動作音が正常に鳴動していると判断され、かつ、撮影動作音量が所定の闘値以上であると判断された場合にのみ撮影画像データを取り込み、正常鳴動が認められなかった場合または撮影動作音量が所定の闘値以下であった場合には、撮影画像データを破棄する携帯端末装置および携帯端末装置の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、撮影指示信号に基づいて被写体像を撮影する撮像手段と、前記撮像手段で前記被写体像を撮影する際、鳴音を出力する鳴音出力手段と、前記鳴音出力手段から出力された鳴音を取得する鳴音取得手段と、前記撮像手段により取得した画像データを記憶保持する画像データ記憶手段と、前記鳴音出力手段から出力された鳴音の検出を判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段で鳴音が検出されたと判定された際、前記鳴音取得手段で取得した鳴音の闘値を設け、前記闘値が所定の値以上であるか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の判定手段と、前記第2の判定手段との結果に基づき、前記撮像手段の制御若しくは前記画像データの前記画像データ記憶手段への記憶保持の制御を行う制御手段とを有する携帯端末装置であることを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯端末装置において、前記制御手段は、前記第1の判定手段で鳴音が検出され、かつ、前記第2の判定手段で前記闘値が所定の値以上と判定された際、前記画像データの前記画像データ記憶手段への記憶保持を許可し、前記第1の判定手段で鳴音が検出されなかったと判定された際、または、前記第2の判定手段で前記闘値が所定の値以下と判定された際、前記画像データの前記画像データ記憶手段への記憶保持を禁止するように制御することを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の携帯端末装置において、撮像画像を表示および撮像エラーメッセージを表示する表示手段をさらに有し、前記制御手段は、前記記憶保持を禁止した際、前記表示手段に前記撮像エラーメッセージを表示するように制御することを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明は、撮影指示信号に基づいて被写体像を撮影する撮像工程と、前記撮像工程で前記被写体像を撮影する際、鳴音を出力する鳴音出力工程と、前記鳴音出力工程で出力された鳴音を取得する鳴音取得工程と、前記撮像工程により取得した画像データを記憶保持する画像データ記憶工程と、前記鳴音出力工程から出力された鳴音の検出を判定する第1の判定工程と、前記第1の判定工程で鳴音が検出されたと判定された際、前記鳴音取得工程で取得した鳴音の闘値を設け、前記闘値が所定の値以上であるか否かを判定する第2の判定工程と、前記第1の判定工程と、前記第2の判定工程との結果に基づき、前記撮像工程の制御若しくは前記画像データの前記画像データ記憶工程での記憶保持の制御を行う制御工程とを有する携帯端末装置の制御方法であることを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の携帯端末装置の制御方法において、前記制御工程は、前記第1の判定工程で鳴音が検出され、かつ、前記第2の判定工程で前記闘値が所定の値以上と判定された際、前記画像データの前記画像データ記憶工程での記憶保持を許可し、前記第1の判定工程で鳴音が検出されなかったと判定された際、または、前記第2の判定工程で前記闘値が所定の値以下と判定された際、前記画像データの前記画像データ記憶工程への記憶保持を禁止するように制御することを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の携帯端末装置の制御方法において、撮像画像を表示および撮像エラーメッセージを表示する表示工程をさらに有し、前記制御工程は、前記記憶保持を禁止した際、前記表示工程で前記撮像エラーメッセージを表示するように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、マイク機能を利用し、カメラ撮影時に鳴動させる撮影動作音の有無を判定し、撮影動作音が正常に鳴動していると判断され、かつ、撮影動作音量が所定の闘値以上であると判断された場合にのみ撮影画像データを取り込み、正常鳴動が認められなかった場合または撮影動作音量が所定の闘値以下であった場合には、撮影画像データを破棄する携帯端末装置および携帯端末装置の制御方法を提供することを可能にする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明を実施するための好適な実施の形態について説明する。
【0019】
本実施形態の携帯端末装置について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態の携帯端末装置の構成をブロック図で示し、具体的には、本発明の一実施例としてのカメラ機能を備え、携帯端末装置として携帯電話機の回路構成の要部を示す。
【0020】
図1において、カメラ部4は撮影、撮影画像データを一時的に保持する。メモリ部1ではカメラ4で撮影した画像を保存する。操作部2は使用者がカメラ起動処理、撮影処理、保存処理実行・キャンセル、カメラ終了処理を入力する装置である。CPU7はカメラ部4に画像データの更新停止、メモリ部1への撮影画像データ転送、マイク5に撮影動作中の音声取り込み、スピーカ6に撮影動作音鳴動を命令する。またCPU7はマイク5より入力される音情報中において撮影動作音の有無を判別できる機能を有し、その結果によりメモリ部1に撮影画像保持データの破棄・保存処理の続行を命令する。表示部3はCPU7の命令によりプレビュ・撮影画像の表示及び撮影エラーメッセージの表示を行う。
【0021】
本実施形態の携帯端末装置の動作について図1、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態の携帯端末装置の動作を第1のフローチャートで示し、具体的には、本実施形態で使用されている音声による撮影動作明示機能を不能にして行う盗撮を防止する撮影処理を示す。
【0022】
(第1実施形態)
図1、図2において、使用者が操作部2によりカメラ起動操作後、CPU7からの命令によりカメラ部4を起動させ、カメラプレビュを開始する(ステップS101)。プレビュ中に操作部2のカメラ終了ボタンが押下された場合、CPU7からの命令によりカメラを終了する(ステップS102)。ステップS101,ステップS102におけるカメラプレビュ中に、操作部2において撮影ボタンの押下がなされたかどうか判断する(ステップS103)。撮影ボタンの押下がなされたと判断された場合(ステップS103/YES)、CPU7の命令によりカメラ部4での画像データ更新を停止(ステップS104)する。撮影ボタン押下の検出がない場合(ステップS103/NO)、次の処理には進まずに、ステップS101の処理に戻る。ステップS104の処理で、画像データ更新を停止した後、マイク5による音声の取り込みが開始される(ステップS105)。その後、スピーカ6による撮影動作音出力を行う(ステップS106)。マイク5より入力される撮影時の音声データ中にスピーカ6より出力される撮影動作音が無いかどうかを判断する(ステップS107)。マイク5より入力される撮影時の音声データ中にスピーカ6より出力される撮影動作音があると判断された場合(ステップS107/YES)、CPU7を介してカメラ部4で保持している画像データを表示部3に転送・表示する(ステップS108)。マイク5より入力される撮影時の音声データ中にスピーカ6より出力される撮影動作音が無いと判断された場合(ステップS107/NO)、表示部3にエラーメッセージを表示(ステップS111)する。ステップS108の処理で、撮影画像のプレビュを行った後、保存実行の入力がされたか否かを判断する(ステップS109)。入力音声データ中に撮影動作音が有り使用者により保存実行の入力があった場合(ステップS109/YES)、カメラ部4よりCPU7を介してメモリ部1に撮影画像データを保存する(ステップS110)。保存キャンセルの入力があった場合(ステップS109/NO)、カメラ部4で保持している画像データを破棄する(ステップS112)。撮影画像データを破棄した後は、ステップS101のプレビュ動作の処理に戻る。
【0023】
以上説明したように、本実施形態においては、以下に記載するような効果を奏する。
第1の効果は、撮影動作音の有無により撮影の可否を判断しているので、撮影動作音による撮影動作明示機能を不能にした盗撮を防止できることである。
第2の効果は、本実施形態のシステムを導入する際に必要な音声入力装置として携帯電話端末の機能として備わっているマイクを使用するため、新たにハードウェアを追加・変更なしに実現できることである。
【0024】
本実施形態の携帯端末装置の動作について図1、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態の携帯端末装置の動作を第2のフローチャートで示し、具体的には、第1実施形態との基本的構成は同様であるが、撮影動作音の有無判別処理についてさらに工夫した処理を示す。
【0025】
(第2実施形態)
図1、図3において、使用者が操作部2によりカメラ起動操作後、CPU7からの命令によりカメラ部4を起動させ、カメラプレビュを開始する(ステップS201)。プレビュ中に操作部2のカメラ終了ボタンが押下された場合、CPU7からの命令によりカメラを終了する(ステップS202)。ステップS201,ステップS202におけるカメラプレビュ中に、操作部2において撮影ボタンの押下がなされたかどうか判断する(ステップS203)。撮影ボタンの押下がなされたと判断された場合(ステップS203/YES)、CPU7の命令によりカメラ部4での画像データ更新を停止(ステップ204)する。撮影ボタン押下の検出がない場合(ステップS203/NO)、次の処理には進まずに、ステップS201の処理に戻る。ステップS204の処理で、画像データ更新を停止した後、マイク5による音声の取り込みが開始される(ステップS205)。その後、スピーカ6による撮影動作音出力を行う(ステップS206)。マイク5より入力される撮影時の音声データ中にスピーカ6より出力される撮影動作音が無いかどうかを判断する(ステップS207)。マイク5より入力される撮影時の音声データ中にスピーカ6より出力される撮影動作音があると判断された場合(ステップS207/YES)、予め設けた撮影動作音量の閾値を基に、撮影動作音量が任意(所定)の闘値(S208)以上であるかどうか判断する(ステップS208)。マイク5より入力される撮影時の音声データ中にスピーカ6より出力される撮影動作音が無いと判断された場合(ステップS207/NO)、表示部3にエラーメッセージを表示(ステップS211)する。撮影動作音量が閾値以上と判断された場合(ステップS208/YES)、撮影画像のプレビュを行う(ステップS209)。撮影動作音量が閾値未満と判断された場合(ステップS208/NO)、撮影動作音が無い場合と同様にエラーメッセージを表示する(ステップS211)。表示後、保持画像データを破棄する(ステップS212)。ステップS209の撮影画像のプレビュを行う処理をした後、保存実行の入力が行われた否かの判断がされる(ステップS210)。入力音声データ中に撮影動作音が有り使用者により保存実行の入力があった場合(ステップS210/YES)、カメラ部4よりCPU7を介してメモリ部1に撮影画像データの保存処理を施す(ステップS211)。保存キャンセルの入力があった場合(ステップS210/NO)、カメラ部4で保持している画像データを破棄する(ステップS212)。撮影画像データを破棄した後は、ステップS201のプレビュ動作の処理に戻る。
【0026】
本実施形態では、実施形態1の処理に、撮影動作音量の閾値処理(ステップS208の処理)を追加することで、撮影動作音が動作しているが撮影動作明示機能として十分な効果が期待できない場合においても盗撮防止の効果を得ることができる。
【0027】
本実施形態によれば、撮影動作音の入力装置として携帯電話に備わっているマイクを使用し、ソフトウェア処理にてマイクから入力された音声データ中に撮影動作音が含まれているかの判別を行うため、新たにハードウェアの追加・変更を行うことなく安価に盗撮行為を防ぐ効果を有する。
【0028】
また本実施形態によれば、マイク機能を利用し、カメラ撮影時に鳴動させる撮影動作音の有無を判定し、撮影動作音が正常に鳴動していると判断され、かつ、撮影動作音量が所定の闘値以上であると判断された場合にのみ撮影画像データを取り込み、正常鳴動が認められなかった場合または撮影動作音量が所定の闘値以下であった場合には、撮影画像データを破棄することで、取り込み時に周りで何か音が発生した場合でも、正しくシャッタ音と判定し、間違った判定を行うことがないようにすることができる。これにより、画像の取りこぼしがないという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本実施形態における携帯端末装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態における携帯端末装置の処理動作を示す第1のフローチャート図である。
【図3】本実施形態における携帯端末装置の処理動作を示す第2のフローチャート図である。
【符号の説明】
【0030】
1 メモリ部
2 操作部
3 表示部
4 カメラ部
5 マイク
6 スピーカ
7 CPU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影指示信号に基づいて被写体像を撮影する撮像手段と、
前記撮像手段で前記被写体像を撮影する際、鳴音を出力する鳴音出力手段と、
前記鳴音出力手段から出力された鳴音を取得する鳴音取得手段と、
前記撮像手段により取得した画像データを記憶保持する画像データ記憶手段と、
前記鳴音出力手段から出力された鳴音の検出を判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段で鳴音が検出されたと判定された際、前記鳴音取得手段で取得した鳴音の闘値を設け、前記闘値が所定の値以上であるか否かを判定する第2の判定手段と、
前記第1の判定手段と、前記第2の判定手段との結果に基づき、前記撮像手段の制御若しくは前記画像データの前記画像データ記憶手段への記憶保持の制御を行う制御手段とを有することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
前記制御手段は、
前記第1の判定手段で鳴音が検出され、かつ、前記第2の判定手段で前記闘値が所定の値以上と判定された際、前記画像データの前記画像データ記憶手段への記憶保持を許可し、
前記第1の判定手段で鳴音が検出されなかったと判定された際、または、前記第2の判定手段で前記闘値が所定の値以下と判定された際、前記画像データの前記画像データ記憶手段への記憶保持を禁止するように制御することを特徴とする請求項1記載の撮像機能制御装置。
【請求項3】
撮像画像を表示および撮像エラーメッセージを表示する表示手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記記憶保持を禁止した際、前記表示手段に前記撮像エラーメッセージを表示するように制御することを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
【請求項4】
撮影指示信号に基づいて被写体像を撮影する撮像工程と、
前記撮像工程で前記被写体像を撮影する際、鳴音を出力する鳴音出力工程と、
前記鳴音出力工程で出力された鳴音を取得する鳴音取得工程と、
前記撮像工程により取得した画像データを記憶保持する画像データ記憶工程と、
前記鳴音出力工程から出力された鳴音の検出を判定する第1の判定工程と、
前記第1の判定工程で鳴音が検出されたと判定された際、前記鳴音取得工程で取得した鳴音の闘値を設け、前記闘値が所定の値以上であるか否かを判定する第2の判定工程と、
前記第1の判定工程と、前記第2の判定工程との結果に基づき、前記撮像工程の制御若しくは前記画像データの前記画像データ記憶工程での記憶保持の制御を行う制御工程とを有することを特徴とする携帯端末装置の制御方法。
【請求項5】
前記制御工程は、
前記第1の判定工程で鳴音が検出され、かつ、前記第2の判定工程で前記闘値が所定の値以上と判定された際、前記画像データの前記画像データ記憶工程での記憶保持を許可し、
前記第1の判定工程で鳴音が検出されなかったと判定された際、または、前記第2の判定工程で前記闘値が所定の値以下と判定された際、前記画像データの前記画像データ記憶工程への記憶保持を禁止するように制御することを特徴とする請求項4記載の撮像機能制御装置の制御方法。
【請求項6】
撮像画像を表示および撮像エラーメッセージを表示する表示工程をさらに有し、
前記制御工程は、前記記憶保持を禁止した際、前記表示工程で前記撮像エラーメッセージを表示するように制御することを特徴とする請求項5に記載の携帯端末装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−206092(P2008−206092A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−42917(P2007−42917)
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】