説明

携帯電話アクセス識別システム、ウェブサーバ及びウェブサーバの制御方法

【課題】PC又は携帯電話とウェブサーバの間に設けられた評価用サーバにてアクセスを記録する方法では、評価サーバの処理能力がボトルネックとなる。
【解決手段】携帯電話アクセス識別システム20は、ユーザ端末12や携帯電話11からのアクセスを識別する複数のウェブサーバ24と、アクセス解析装置23により構成され、ネットワーク21で接続されている。携帯電話11のユーザがリンク情報を選択すると、このリンク情報による新たな閲覧情報が携帯電話11からフロントコントローラ31へ送られる。フロントコントローラ31は、「uid=1」と「pid=1」を確認すると、すでにセッション管理が行われたユニークなユーザであると判断して、そのリンク情報をページ32上のウェブビーコン34へ送信する。リンク情報がアクセスされるとウェブビーコン34は、アクセス解析装置23へアクセス情報を送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話からのインターネットアクセスにおける、ユーザを識別するためのアクセス識別システム、ウェブサーバ及びウェブサーバの制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パーソナルコンピュータ(以下、PCという。)からインターネットを介したウェブサーバへのアクセスを解析するアクセス解析では、使用者を特定できなくとも、一連のアクセスを行うユニークなユーザが特定でき、ウェブサーバのサイト内での動きを調べることで、サイトにアクセスしてきたユニークなユーザ及びユーザ数を調べる解析手法や解析装置が知られている。
【0003】
このようなアクセス解析を利用して、ウェブサーバのサイト内で公開している広告や販売サイトのアクセス回数や、販売に結びついたアクセスなどを評価して広告効果を評価するシステムが、特許文献1に公開されている。
【0004】
また、特許文献1には、PCとウェブサーバの間に設けられた評価用サーバにて、PCからのアクセスを識別する認証IDを割り当て、割り当てられた認証IDと共にアクセスを記録する技術が示されている。また、評価用サーバは、記録されたPCや携帯電話からの一連のアクセスを評価している。
【0005】
【特許文献1】特開2003−296503号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1で示されるPCとウェブサーバの間に設けられた評価用サーバにてアクセスを記録する方法では、評価用サーバの処理能力がボトルネックとなり、評価用サーバの処理能力を超えるアクセスが発生すると、PCとウェブサーバの通信を阻害する要因となっていた。
【0007】
また、携帯電話からのアクセスは、通常のPCからのアクセスと異なり、PC用アクセス解析においてユニークなユーザを特定するために使用してきたセッション情報が、携帯電話会社であるキャリア、携帯電話の機種によって異なり、全てに対応することが難しいという問題があった。
【0008】
次に、3つの問題点を示す。第1の問題点は、携帯電話からのアクセスではIPアドレスが固定されない。第2の問題点は、直前に見ていたページの情報であるリファラが取得できない。第3の問題点は、PCでは一般的に使えるCookieが携帯電話では使えない。以下、具体的に説明する。
【0009】
(1)携帯電話からのアクセスではIPアドレスが固定されない
通常、PCからのアクセスはウェブサーバのサイトを閲覧中何度アクセスしても変化することがなく、例えば、192.168.0.1というIPアドレスでアクセスしていた場合は、192.168.0.1の値で固定される。
【0010】
しかし、携帯電話からのアクセスの場合は、最初はキャリアから192.168.0.1を割り振られてアクセスしていても、次のページを見るときにキャリアから割り振られたIPアドレスが192.168.0.2に変化する場合がある。これは携帯電話が移動してキャリアの無線基地局が変わってしまうことやアクセスの度にキャリアの無線基地局からインターネットへ中継するサーバが変わることで、IPアドレスが変化するためである。
【0011】
もっとも、個人向けのプロバイダを経由して接続しているPCも、複数のユーザでIPアドレスを共有するため、同じIPアドレスからのアクセスでも同一のPCとは限らない。そこで、アクセス解析では、30分から60分以上の間隔をおいてアクセスされた場合、たとえ同じIPアドレスであっても異なるユニークなユーザと判定しないという処理を設けている。しかし、アクセス毎に変化するIPアドレスでは、同一のユニークなユーザとみなすことができないため、携帯電話でユニークなユーザを特定しにくいという問題がある。
【0012】
(2)リファラがとれない
通常、PCからのアクセスによりウェブサーバに記録されるアクセスログには、共通形式と拡張形式がある。拡張形式のアクセスログには、リファラ(前にどこのサイトを見ていた)という項目があり、これを用いることによりサイトを閲覧していたユニークなユーザがどういう順序でページをたどっていったか分かる。しかし、携帯電話では、リファラ機能が無いものや、限られた機種にしか実装されていないため、通常は取得できない。
【0013】
(3)Cookieが使えない
PCからのアクセスによりユニークなユーザを認識するためにCookieを使ってセッションを維持し、ユニークなユーザを特定することが行われている。しかし、携帯電話ではCookieを使える機種は少数であり、全ての機種で使用することはできないため、一般化しにくいという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
以上のような問題を解決するために、本発明に係るウェブサーバは、ユーザ端末にホームページを公開し、ユーザ端末からのアクセスを検出してユーザ端末のIPアドレスをアクセスログ解析装置に送信するウェブビーコン手段を有するウェブサーバにおいて、ユーザ端末から要求された対象ページに含まれるリンク情報を取得するリンク情報取得手段と、ユーザ端末にユーザIDを割り当てるユーザID割当手段と、リンク情報取得手段により取得されたリンク情報と割り当てられたユーザIDと共にユーザ端末に送信する送信手段と、を備え、ユーザIDが割り当てられたユーザ端末によってアクセスされた場合には、ウェブビーコン手段により対象ページ情報とユーザIDをアクセスログ解析装置に送信することを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係るウェブサーバにおいて、ユーザID割当手段は、ユーザ端末から要求されたリンク情報にユーザIDが割り当てられていた場合には、そのユーザIDの使用を継続し、ユーザIDが無い場合は別のユーザIDを割り当てることを特徴とする。
【0016】
さらに、本発明に係るウェブサーバを用いる携帯電話アクセス識別システムにおいて、ページ情報取得手段とユーザ情報付加手段及び送信手段は、CGI等のプログラムにより実現され、ユーザIDが割り当てられたユーザ端末である携帯電話からのアクセス情報をアクセスログ解析装置に送信することを特徴とする。
【0017】
本発明に係るウェブサーバの制御方法は、ユーザ端末にホームページを公開し、ユーザ端末からのアクセスを検出してユーザ端末のIPアドレスをアクセスログ解析装置に送信するウェブビーコン工程を含むウェブサーバの制御方法において、ユーザ端末から要求された対象ページに含まれるリンク情報を取得するリンク情報取得工程と、ユーザ端末にユーザIDを割り当てるユーザID割当工程と、リンク情報取得工程により取得されたリンク情報と共に割り当てられたユーザIDをユーザ端末に送信する送信工程と、を含み、ユーザIDが割り当てられたユーザ端末によってアクセスされた場合には、ウェブビーコン工程により対象ページ情報とユーザIDをアクセスログ解析装置に送信することを特徴とする。
【0018】
また、本発明に係るウェブサーバの制御方法において、ユーザID割当工程は、ユーザ端末から要求されたリンク情報にユーザIDが割り当てられていた場合、そのユーザIDの使用を継続し、ユーザIDが無い場合は別のユーザIDを割り当てることを特徴とする。
【0019】
本発明に係る目的の一つは、パケットキャプチャ型のアクセス解析の欠点を補う仕組みをウェブビーコン型のアクセス解析に取り入れることにより、パフォーマンスのボトルネックとならないアクセス解析とするものである。
【発明の効果】
【0020】
本発明を用いることにより、携帯電話からのアクセスに対し、ユーザIDを割り当てることによりセッションを確立することが可能となり、一連のアクセス中にIPアドレスが異なっていても携帯電話から閲覧したページに割り当ててあるページIDを記録することによりサイトにアクセスしてきたユニークなユーザが特定でき、携帯電話でサイトにアクセスしてきたユーザ数がわかるという効果がある。
【0021】
さらに、携帯電話からアクセスしたユニークなユーザが特定できることにより各ユーザのアクセスしたページが特定でき、サイト内の経路がわかるという効果がある。さらにまた、HTML内に解析用のタグを埋め込むのでアフィリエイトなどの成果報酬広告評価用のフロントコントローラを用いた別のシステムがあった場合でも導入可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話アクセス識別システム20及びネットワーク21の全体構成を示す構成図である。携帯電話アクセス識別システム20は、ユーザ端末12や携帯電話11からのアクセスを識別する複数のウェブサーバ24と、アクセス解析装置23により構成され、ネットワーク21で接続されている。
【0024】
複数のユーザ端末12は、ネットワーク21に接続され、ウェブサーバ24に接続されている。さらに、複数の携帯電話11は、基地局15又は基地局16と無線回線により接続され、基地局15,16は接続サーバ13,14に接続され、接続サーバ13,14はネットワーク21を通じてウェブサーバ24に接続されている。
【0025】
図2は、本発明の実施形態に係るウェブサーバ24、アクセス解析装置23及び送受信されるページ情報と、情報の流れを示す説明図である。広告用サーバ又はプロバイダの運営するASPサーバであるウェブサーバ24は、ユーザIDを割り当てるフロントコントローラ31と各ページ32に設けられたウェブビーコン34を有している。
【0026】
ウェブサーバ24のページ32に設けられたウェブビーコン34は、分析対象のページにクリアジフ(透明な画像)などのプログラム(ビーコン)を有し、アクセス解析装置23に様々な情報を送信する。さらに、アクセス解析装置23は、アクセスログを管理するためのデータベース29を有しており、ウェブビーコン34からのアクセス情報を一括管理する。
【0027】
図4は、本発明の実施形態に係る携帯電話アクセスログ取得処理の流れを示すフローチャート図である。図4を用いて処理の概要を説明する。ウェブサーバ24は、ユニークなユーザを識別するためのセッション管理と、割り当てたユーザIDを基にしてアクセスログを取得するアクセスログ取得とを有している。
【0028】
ステップS10において、ユーザによるウェブサーバ24へのアクセスが開始されると、アクセスしたユーザ端末12のIP情報やアクセスするページのリンク情報を取得する。さらに、ステップS12において、ユーザがアクセスしようとしているページの情報を取得する。
【0029】
次に、アクセスしようとしているページのリンク及びページにユーザIDを追加する(ステップS14のサブルーチン)。さらに、追加されたページ情報をユーザへ応答し、ユーザ端末でアクセス可能なページ情報とリンクに追加されたユーザーIDを表示する(ステップS16)。次に、ユーザの操作によりウェブビーコン35によるアクセス情報の取得が行われる(ステップS18のサブルーチン)。
【0030】
次に、図2を用いてセッション管理について説明する。携帯電話11又はユーザ端末12は、ステップS1において、ページ32の閲覧要求をフロントコントローラ31に送る。フロントコントローラ31は、閲覧要求を受信すると携帯電話11又はユーザ端末12からIPアドレスその他の情報を取得する。次に、該当ページのHTMLデータとリンク情報の取得要求をページ32へ出す(ステップS2)。取得要求を受信したページ32は、ステップS3において、HTMLデータとリンク情報をフロントコントローラ31へ送信する。
【0031】
フロントコントローラ31は、ステップS1において取得したIPアドレスやその他の情報が所定の情報量と比べて少ない場合、携帯電話11からのアクセスと判断し、ユーザIDである「uid」と、閲覧しているページに割り振られているページID「pid」と、をリンク情報に付加してHTMLデータと共にページ33として携帯電話11へ返信する(ステップS4)。
【0032】
各リンク情報の後に例えば「?uid=n&pid=m」(nは自然数,mはURL等を含む文字列、又は自然数)が付与されたリンク先を含むページ33を取得した携帯電話11は、このHTMLデータとリンク情報を画面に表示する(ステップS5)。以上でフロントコントローラ31のセッション管理が完了する。
【0033】
図3は、本発明の実施形態に係るウェブサーバ24、アクセス解析装置23及び送受信されるページ情報と、携帯電話11からのアクセスに関する情報の流れを示す説明図である。図3を用いてセッション管理により割り当てられたユーザID及びページIDを利用したアクセスログ取得を説明する。
【0034】
携帯電話11のユーザがリンク情報を選択すると、このリンク情報による新たな閲覧情報が携帯電話11からフロントコントローラ31へ送られる(ステップS6)。フロントコントローラ31は、ページ33に記憶されている「uid=1」と「pid=1」を確認すると、すでにセッション管理が行われたユニークなユーザであると判断して、そのリンク情報をページ32上のウェブビーコン34へ送信する(ステップS7)。リンク情報がアクセスされるとウェブビーコン34は、アクセス解析装置23へアクセス情報を送信し(ステップS8)、フロントコントローラ31を介して携帯電話11の画面にページの情報が表示される(ステップS9)。アクセス情報を取得したアクセス解析装置23は、例えば、次のようなアクセスログ「000.000.000.000 - - [01/Jan/2004:19:20:21 +0900]" GET/web/index.htm HTTP/1.0" 200 20257 "http://www.☆☆☆.com/index.cgi?uid=1&pid=1" "Mozilla/4.08 (N901iS;FOMA;c300;TB;W24H12)"」を受信してデータベース29にその情報を格納し、格納された情報から同一の「uid」によるページIDをたどることでユニークなユーザのアクセスを解析する。
【0035】
図5は、本発明の実施形態に係る携帯電話におけるユニークなユーザを特定する処理の流れを示すフローチャート図である。ウェブサーバにより実行されるセッション管理では、予め広告主サーバ又はASPのサーバにCGIプログラムによりフロントコントローラ31を設け、広告主のページにウェブビーコン34のアクセスログ転送タグを設けておく。
【0036】
ステップS20において、フロントコントローラ31の機能を果たすIndex.cgiプログラムによりユーザからのリクエストを受信する。ここで、ユーザが最初にアクセスするのは、Index.cgiプログラムとなるように設定されている。次に、ステップS22において、ユーザのIPアドレス、リファラ、Cookieなどの情報を取得する。フロントコントローラ31はユーザがアクセスする度にユーザからユーザID、ページIDのパラメータを受け取る。
【0037】
ステップS24において、パラメータにユーザIDがない場合は、ステップS26においてユーザIDを新たに生成する。また、ステップS28において、ページIDがない場合はステップS30にてページIDを新たに設定し、ページIDが有る場合には、トップページのHTMLデータを返してステップS32へ移る。
【0038】
次に、フロントコントローラ31はユーザに返すHTMLデータのリンク情報とアクセスログ転送タグにステップS32においてユーザから受け取ったユーザIDのパラメータを付与する(ステップS34)。生成したHTMLをユーザに送信することでセッション管理が完了する(ステップS36)。
【0039】
ユーザはフロントコントローラ31から受け取ったHTMLのリンク情報をクリックした場合リンク情報に追加されているユーザID、ページIDをフロントコントローラ31に送信する。さらに、ウェブビーコン34によりユーザID、ページIDをアクセス解析装置23に転送する(ステップS40)。以上を繰り返すことによりユーザIDを保持し、ポイントAに移りステップS20へ戻る。
【0040】
なお、アクセス解析装置23の処理は、ステップS40において、HTML内のウェブビーコン34が送ってきたユーザID、ページIDからユーザがアクセスしたページの情報を取得する。
【0041】
上述したように、本実施形態によると携帯電話からアクセスしたユニークなユーザが特定できることにより各ユーザのアクセスしたページが特定でき、ページIDをたどることによりサイト内の経路がわかるという効果がある。また、携帯電話に限らず、リファラやCookieなどが使えない状況においても本実施形態を用いることにより好適に処理されることはいうまでもない。なお、本実施形態では、ユーザID、ページIDについて説明したが、携帯電話を識別するその他の情報として携帯キャリア名、機種名、IPアドレスを好適に組み合わせたIDでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯電話アクセス識別システム及びネットワークの全体構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係るウェブサーバ、アクセス解析装置及び送受信されるページ情報と、情報の流れを示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態に係るウェブサーバ、アクセス解析装置及び送受信されるページ情報と、携帯電話からのアクセスに関する情報の流れを示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態に係る携帯電話アクセスログ取得処理の流れを示すフローチャート図である。
【図5】本発明の実施形態に係る携帯電話におけるユニークなユーザを特定する処理の流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0043】
11 携帯電話、12 ユーザ端末、13,14 接続サーバ、15,16 基地局、20 携帯電話アクセス識別システム、21 ネットワーク、23 アクセス解析装置、24 ウェブサーバ、29 データベース、31 フロントコントローラ、32,33 ページ、34,35 ウェブビーコン。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末にホームページを公開し、ユーザ端末からのアクセスを検出してユーザ端末のIPアドレスをアクセスログ解析装置に送信するウェブビーコン手段を有するウェブサーバにおいて、
ユーザ端末から要求された対象ページに含まれるリンク情報を取得するリンク情報取得手段と、
ユーザ端末にユーザIDを割り当てるユーザID割当手段と、
リンク情報取得手段により取得されたリンク情報と割り当てられたユーザIDとを共にユーザ端末に送信する送信手段と、
を備え、
ユーザIDが割り当てられたユーザ端末によってアクセスされた場合には、ウェブビーコン手段により対象ページ情報とユーザIDをアクセスログ解析装置に送信することを特徴とするウェブサーバ。
【請求項2】
請求項1に記載のウェブサーバにおいて、
ユーザID割当手段は、ユーザ端末から要求されたリンク情報にユーザIDが割り当てられていた場合には、そのユーザIDの使用を継続し、ユーザIDが無い場合は別のユーザIDを割り当てることを特徴とするウェブサーバ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のウェブサーバを用いる携帯電話アクセス識別システムにおいて、
ページ情報取得手段とユーザ情報付加手段及び送信手段は、CGI等のプログラムにより実現され、ユーザIDが割り当てられたユーザ端末である携帯電話からのアクセス情報をアクセスログ解析装置に送信することを特徴とする携帯電話アクセス識別システム。
【請求項4】
ユーザ端末にホームページを公開し、ユーザ端末からのアクセスを検出してユーザ端末のIPアドレスをアクセスログ解析装置に送信するウェブビーコン工程を含むウェブサーバの制御方法において、
ユーザ端末から要求された対象ページに含まれるリンク情報を取得するリンク情報取得工程と、
ユーザ端末にユーザIDを割り当てるユーザID割当工程と、
リンク情報取得工程により取得されたリンク情報と共に割り当てられたユーザIDをユーザ端末に送信する送信工程と、
を含み、
ユーザIDが割り当てられたユーザ端末によってアクセスされた場合には、ウェブビーコン工程により対象ページ情報とユーザIDをアクセスログ解析装置に送信することを特徴とするウェブサーバの制御方法。
【請求項5】
請求項4に記載のウェブサーバの制御方法において、
ユーザID割当工程は、ユーザ端末から要求されたリンク情報にユーザIDが割り当てられていた場合、そのユーザIDの使用を継続し、ユーザIDが無い場合は別のユーザIDを割り当てることを特徴とするウェブサーバの制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−109137(P2007−109137A)
【公開日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−301430(P2005−301430)
【出願日】平成17年10月17日(2005.10.17)
【出願人】(300064102)株式会社環 (7)
【Fターム(参考)】