説明

放送受信装置およびプログラム

【課題】受信される複数の放送チャンネルが同一チャンネルである場合には、消費電力の低減を図ることができるようにすること。
【解決手段】指定チャンネルの映像・音声からなる番組パケットPおよびデータ放送コンテンツD1を受信する受信部17と、指定チャンネルのデータ放送コンテンツD2を受信するデータ放送受信部18とを備え、切替部20が受信部17から供給される番組パケットPを選択する受信入力モードに設定されている場合に、受信部17とデータ放送受信部18とが同じチャンネルを受信していなければ、データ放送受信部18により受信されたデータ放送コンテンツD2に基づいて生成されるデータ放送画面DGに、受信部17にて受信された映像・音声からなる番組パケットPを復号してなる映像を合成して画面に表示する。一方、同じチャンネルを受信している場合には、データ放送受信部18の電源をオフする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送チャンネルを受信する放送受信装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル放送では、図5に図示するように、映像V、音声AおよびデータコンテンツDが全てパケット単位に分割され、ISO/IEC13818−1規格で定義されるMPEG2−TS(以下、トランスポートストリームTSと称す)と呼ばれる多重化ストリーム形式で多重化されて伝送される。なお、トランスポートストリームTSにてデータ放送されるデータコンテンツDには、字幕や文字スーパーなどの番組に連動するコンテンツや、天気予報やニュースなどの蓄積型サービスコンテンツがある。
【0003】
このようなデジタル放送を受信する装置として、例えば特許文献1には、所望の変調周波数のデジタル放送信号を受信して得たデータストリームと、外部の受信装置により入力されるデジタル放送信号のデータストリームとの内、一方のデータストリームに含まれるチャンネルの内容をリアルタイムに再生しながら、他方のデータストリームに含まれるチャンネルの内容を媒体記録することで、チャンネルが異なる2つの放送の一方の番組を視聴しながら、他方の番組を記録する放送受信装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−285729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に開示の放送受信装置は、チャンネルが異なる2つの放送の一方の番組を視聴しながら、他方の番組を記録するだけなので、あるチャンネルの映像Vおよび音声Aからなる番組と、それ以外の他のチャンネルのデータ放送とを同時に視聴することができない、という問題がある。
また2つの放送を受信する場合は、双方のチャンネルが同じ場合にあっても、双方の受信をそのまま受信し続けることで無駄に電力を消費してしまう、という問題がある。
【0006】
本発明は、受信される複数の放送チャンネルが同一チャンネルである場合には、消費電力の低減を図ることができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、放送チャンネルを受信する放送受信装置であって、第1の放送チャンネルを受信する第1受信手段と、第2の放送チャンネルを受信する第2受信手段と、前記第1受信手段で受信した放送チャンネルと前記第2受信手段で受信した放送チャンネルとが同一チャンネルか否かを判別する判別手段と、前記判別手段で同一チャンネルでないと判別された場合には、前記第1受信手段による受信と前記第2受信手段による受信とを共に有効としてそれぞれの放送チャンネルを受信するよう制御し、前記判別手段で同一チャンネルであると判別された場合には、前記第1受信手段による受信のみを有効として放送チャンネルを受信し、前記第2受信手段による受信をオフするよう制御する受信制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、前記第1受信手段による受信と前記第2受信手段による受信とを共に有効としてそれぞれの放送チャンネルを受信した際は、受信したそれぞれの放送内容を表示画面上に同時に表示するように制御する表示制御手段と、を更に具備したことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記第1受信手段で受信する放送チャンネルを任意に変更する第1変更手段と、前記第2受信手段で受信する放送チャンネルを任意に変更する第2変更手段と、を更に具備し、前記判別手段は、前記第1変更手段あるいは前記第2変更手段により放送チャンネルが変更された際に、前記判別を行うようにしたことを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、任意に選択された放送チャンネルを受信する受信手段と、外部の放送受信装置において受信された放送チャンネルを入力する外部入力手段と、前記受信手段で受信した放送チャンネルと前記外部入力手段から入力した放送チャンネルとが同一チャンネルか否かを判別する判別手段と、前記判別手段で同一チャンネルでないと判別された場合には、前記受信手段による受信と前記外部入力手段による入力とを共に有効としてそれぞれの放送チャンネルの内容を表示するよう制御し、前記判別手段で同一チャンネルであると判別された場合には、前記受信手段による受信をオフするよう制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、受信される複数の放送チャンネルが同一チャンネルである場合には、一方の放送チャンネルの受信を自動的にオフすることで消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態による放送受信装置100の構成を示すブロック図である。
【図2】データ放送画面の一例を示す図である。
【図3】メインルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図4】メインルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図5】デジタル放送のトランスポートストリームTSの構成を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(実施形態)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(1)構成
図1は本発明の実施の一形態による放送受信装置100の構成を示すブロック図である。この図において、CPU10は、ROM11に格納される各種制御プログラムを実行して装置各部を制御する。本発明の要旨に関わるCPU10の動作、すなわち後述するメインルーチンの動作については後述する。ROM11は、CPU10により実行される各種制御プログラムや制御データ等を記憶する。ROM11に記憶される各種制御プログラムとは、後述するメインルーチンを含む。RAM12は、CPU10のワークエリアとして用いられ、各種レジスタ・フラグデータを一時記憶する。
【0013】
操作部13は、各種操作スイッチを備え、操作されるスイッチに対応したスイッチイベントを発生する。操作部13に配設される代表的なスイッチとして、後述する切替部20の切替え動作を指定するモードスイッチ、後述する選択部19の選択動作を指定するデータ放送スイッチ、視聴するチャンネル番号を設定するチャンネルスイッチおよび受信するデータ放送のチャンネル番号を設定するデータ放送チャンネルスイッチがある。これらスイッチ操作に対応する処理動作については追って述べる。
【0014】
外部入力部14には、外部の放送受信装置が受信したチャンネルの番組パケットが入力される。外部入力部14に入力される番組パケットEPは、CPU10の制御の下に、切替部20に供給される。電源15は、装置各部に駆動電圧を供給する。電源制御部16は、CPU10の指示に応じて、受信部17及びデータ放送受信部18に供給する駆動電源をオンオフ制御する。受信部17は、CPU10が指定するチャンネルの放送信号をアンテナANT1を介して選局受信してOFDM復調し、これにて得られるトランスポートストリームTSから指定チャンネルの映像・音声からなる番組パケットPおよびデータ放送コンテンツD1を分離抽出して出力する。
【0015】
データ放送受信部18は、CPU10が指定するチャンネルのデータ放送信号をアンテナANT2を介して選局受信してOFDM復調し、これにて得られるトランスポートストリームTSから指定チャンネルのデータ放送コンテンツD2を抽出して出力する。選択部19は、CPU10の指示に応じて、受信部17から供給されるデータ放送コンテンツD1又はデータ放送受信部18から供給されるデータ放送コンテンツD2のいずれかを選択して次段へ出力する。切替部20は、CPU10の指示に応じて、受信部17から供給される番組パケットP又は外部入力される番組パケットEPのいずれかを選択し、選択した番組パケットP(又は番組パケットEP)中のMPEG−2形式の映像データを画像合成部22に、MPEG−2 AAC形式の音声データを音声再生部23にそれぞれ出力する。
【0016】
データ放送画像生成部21は、選択部19により選択されるデータ放送コンテンツD1(又はデータ放送コンテンツD2)を画面表示するデータ放送画面DGを発生する。ここで、図2を参照してデータ放送画面DGの一例を説明する。図2に図示するデータ放送画面DGは、天気予報やニュースなどの蓄積型サービスコンテンツを画面表示する場合の画面構成を示している。この図に示すように、データ放送画面DGは、ヘッドライン表示領域、映像表示領域およびデータ放送コンテンツ表示領域を備える。ヘッドライン表示領域には、選択部19から供給されるデータ放送コンテンツD1(又はデータ放送コンテンツD2)のヘッドライン(表示項目)が表示される。このヘッドライン表示領域でユーザ操作で選択されるヘッドライン(表示項目)の詳細内容がデータ放送コンテンツ表示領域に画面表示される。
【0017】
画像合成部22は、切替部20から供給されるMPEG−2形式の映像データを復号すると共に、その復号した映像を、データ放送画像生成部21が発生するデータ放送画面DG(図2参照)の映像表示領域に合成して表示部24に出力する。音声再生部23は、切替部20から供給されるMPEG−2 AAC形式の音声データを復号して音声再生する。表示部24は、画像合成部22から出力される合成画像を画面表示する。
【0018】
(2)動作
次に、図3〜図4を参照してCPU10の動作を説明する。放送受信装置100の電源をパワーオンすると、CPU10は図3に図示するメインルーチンを実行してステップS1に進み、装置各部を初期化するイニシャライズを行う。続いてステップS2以降では、操作部13のスイッチ操作に対応して発生するスイッチイベントに応じた処理動作を行う。以下では、本発明の要旨に係わる「モードスイッチ」、「データ放送スイッチ」、「チャンネルスイッチ」および「データ放送チャンネルスイッチ」がそれぞれ操作された場合に分けて動作を説明する。
【0019】
<モードスイッチがオン操作された場合>
ステップS2では、モードスイッチのオン操作の有無を判断する。モードスイッチがオン操作されると、ここでの判断結果が「YES」になり、ステップS3に進む。ステップS3では、モードスイッチのオン操作に応じて遷移したモードが受信入力モードであるか否かを判断する。受信入力モードであると、判断結果は「YES」になり、ステップS4に進み、受信部17から供給される番組パケットPを選択するよう切替部20に指示してから上記ステップS2に処理を戻す。
【0020】
一方、モードスイッチのオン操作に応じて遷移したモードが外部入力モードであれば、上記ステップS3の判断結果は「NO」となり、ステップS5に進み、外部入力部14を介して外部より入力される番組パケットEPを選択するよう切替部20に指示してから上記ステップS2に処理を戻す。
【0021】
<データ放送スイッチがオン操作された場合>
ステップS6では、データ放送スイッチのオン操作の有無を判断する。データ放送スイッチがオン操作されると、ここでの判断結果が「YES」になり、ステップS7に進む。ステップS7では、フラグDHFを反転する。続いて、ステップS8では、反転されたフラグDHFの値が「1」であるか否かを判断する。反転されたフラグDHFの値が「1」であると、ステップS8の判断結果が「YES」になり、ステップS9に進み、データ放送受信部18に供給する駆動電源をオン状態に設定するよう電源制御部16に指示する。
そして、ステップS10に進み、画像合成部22に対して合成画像の作成を指示した後、上述のステップS2に処理を戻す。これにより、画像合成部22では、切替部20から供給されるMPEG−2形式の映像データを復号すると共に、その復号した映像を、データ放送画像生成部21が発生するデータ放送画面DG(図2参照)の映像表示領域に合成した合成画像を作成して表示部24に出力して画面表示させる。
【0022】
これに対し、反転されたフラグDHFの値が「0」の場合には、上記ステップS8の判断結果が「NO」となり、ステップS11に進む。ステップS11では、データ放送受信部18に供給する駆動電源をオフ状態に設定するよう電源制御部16に指示する。そして、ステップS12に進み、画像合成部22に対して映像のみの合成画像の作成を指示した後、上述のステップS2に処理を戻す。これにより、画像合成部22では、切替部20から供給されるMPEG−2形式の映像データを復号すると共に、その復号した映像だけを表示部24に出力して画面表示させる。
【0023】
<チャンネルスイッチ操作が行われた場合>
図4に図示するステップS13では、チャンネルスイッチ操作により視聴チャンネルが変更されたか否かを判断する。チャンネルスイッチ操作が行われると、ここでの判断結果が「YES」となり、ステップS14に進み、チャンネルスイッチ操作で設定される視聴チャンネル番号をレジスタCHにストアしてステップS15に処理を進める。なお、レジスタCHにストアされる視聴チャンネル番号とは、受信部17が選局受信するチャンネルを表す。
【0024】
ステップS15では、フラグDHFが「1」であるか否か、すなわち、データ放送受信部18の電源がオン設定されている状態であるかどうかを判断する。データ放送受信部18の電源がオフ設定されている場合(フラグDHFが「0」の場合)には、判断結果が「NO」になり、前述したステップS2(図3参照)に処理を戻す。一方、データ放送受信部18の電源がオン設定されていれば、判断結果は「YES」になり、後述のステップS20に進む。
【0025】
なお、チャンネルスイッチ操作が行われない場合には、上記ステップS13の判断結果が「NO」となり、ステップS16に進み、上記ステップS15と同様、フラグDHFが「1」であるか否か、すなわち、データ放送受信部18の電源がオン設定されている状態であるかどうかを判断する。データ放送受信部18の電源がオフ設定されていれば、判断結果は「NO」になり、前述したステップS2(図3参照)に処理を戻す。一方、データ放送受信部18の電源がオン設定されていると、判断結果が「YES」になり、後述のステップS17に進む。
【0026】
<データ放送チャンネルスイッチ操作が行われた場合>
ステップS17では、データ放送チャンネルスイッチ操作によりデータ放送チャンネルが変更されたか否かを判断する。データ放送チャンネルスイッチ操作が行われなければ、判断結果は「NO」となり、前述したステップS2(図3参照)に処理を戻すが、データ放送チャンネルスイッチ操作が行われると、判断結果は「YES」になり、ステップS18に進む。ステップS18では、データ放送チャンネルスイッチ操作で設定されるデータ放送チャンネル番号をレジスタDCHにストアしてステップS19に処理を進める。なお、レジスタDCHにストアされるデータ放送チャンネル番号とは、データ放送受信部18が選局受信するデータ放送チャンネルを表す。
【0027】
ステップS19では、レジスタDCHにストアされたデータ放送チャンネル番号をデータ放送受信部18にセットして受信すべきデータ放送チャンネルに変更するよう指示する。次いで、ステップS20では、レジスタCHにストアされた視聴チャンネル番号と、レジスタDCHにストアされたデータ放送チャンネル番号とが一致しているか否か、つまり受信部17とデータ放送受信部18とが同じチャンネルを受信しているかどうかを判断する。受信部17とデータ放送受信部18とが同じチャンネルを受信していると、判断結果は「YES」になり、ステップS21に進む。
【0028】
ステップS21では、データ放送受信部18に供給する駆動電源をオフ状態に設定するよう電源制御部16に指示する。次いで、ステップS22では、受信部17が受信出力するデータ放送コンテンツD1を選択して次段のデータ放送生成部21へ出力するよう選択部19に指示した後、前述のステップS2(図3参照)に処理を戻す。
【0029】
これに対し、受信部17とデータ放送受信部18とが同じチャンネルを受信していなければ、上記ステップS20の判断結果は「NO」となり、ステップS23に進む。ステップS23では、データ放送受信部18に供給する駆動電源をオン状態に設定するよう電源制御部16に指示する。そして、ステップS24では、データ放送受信部18が受信出力するデータ放送コンテンツD2を選択して次段のデータ放送生成部21へ出力するよう選択部19に指示した後、前述のステップS2(図3参照)に処理を戻す。
【0030】
以上説明したように、本実施形態では、指定チャンネルの映像・音声からなる番組パケットPおよびデータ放送コンテンツD1を受信する受信部17と、指定チャンネルのデータ放送コンテンツD2を受信するデータ放送受信部18とを備え、切替部20が受信部17から供給される番組パケットPを選択する受信入力モードに設定されている場合に、受信部17とデータ放送受信部18とが同じチャンネルを受信していなければ、データ放送受信部18により受信されたデータ放送コンテンツD2に基づいて生成されるデータ放送画面DG(図2参照)に、受信部17にて受信された映像・音声からなる番組パケットPを復号してなる映像を合成して画面表示するので、視聴しているチャンネルの番組と、それ以外の他のチャンネルのデータ放送番組とを同時に視聴することが可能になる。
【0031】
また、切替部20が外部入力部14から供給される番組パケットEPを選択する外部入力モードに設定されている場合に、データ放送受信部18をオン設定すると、このデータ放送受信部18により受信されたデータ放送コンテンツD2に基づいて生成されるデータ放送画面DG(図2参照)に、外部入力部14から供給される番組パケットEPを復号してなる映像を合成して画面表示するので、外部入力された番組と指定チャンネルのデータ放送番組とを同時に視聴することもできる。
【0032】
さらに、本実施形態では、切替部20が受信部17から供給される番組パケットPを選択する受信入力モードに設定されている場合に、受信部17とデータ放送受信部18との受信チャンネルが同一になると、データ放送受信部18の駆動電源をオフ状態に設定するので、消費電力の低減を図ることができる。
【符号の説明】
【0033】
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 操作部
14 外部入力部
15 電源
16 電源制御部
17 受信部
18 データ放送受信部
19 選択部
20 切替部
21 データ放送画像生成部
22 画像合成部
23 音声再生部
24 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送チャンネルを受信する放送受信装置であって、
第1の放送チャンネルを受信する第1受信手段と、
第2の放送チャンネルを受信する第2受信手段と、
前記第1受信手段で受信した放送チャンネルと前記第2受信手段で受信した放送チャンネルとが同一チャンネルか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段で同一チャンネルでないと判別された場合には、前記第1受信手段による受信と前記第2受信手段による受信とを共に有効としてそれぞれの放送チャンネルを受信するよう制御し、前記判別手段で同一チャンネルであると判別された場合には、前記第1受信手段による受信のみを有効として放送チャンネルを受信し、前記第2受信手段による受信をオフするよう制御する受信制御手段と、
を具備することを特徴とする放送受信装置。
【請求項2】
前記第1受信手段による受信と前記第2受信手段による受信とを共に有効としてそれぞれの放送チャンネルを受信した際は、受信したそれぞれの放送内容を表示画面上に同時に表示するように制御する表示制御手段と、
を更に具備したことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。
【請求項3】
前記第1受信手段で受信する放送チャンネルを任意に変更する第1変更手段と、
前記第2受信手段で受信する放送チャンネルを任意に変更する第2変更手段と、を更に具備し、
前記判別手段は、前記第1変更手段あるいは前記第2変更手段により放送チャンネルが変更された際に、前記判別を行うようにしたことを特徴とする請求項1あるいは2記載の放送受信装置。
【請求項4】
任意に選択された放送チャンネルを受信する受信手段と、
外部の放送受信装置において受信された放送チャンネルを入力する外部入力手段と、
前記受信手段で受信した放送チャンネルと前記外部入力手段から入力した放送チャンネルとが同一チャンネルか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段で同一チャンネルでないと判別された場合には、前記受信手段による受信と前記外部入力手段による入力とを共に有効としてそれぞれの放送チャンネルの内容を表示するよう制御し、前記判別手段で同一チャンネルであると判別された場合には、前記受信手段による受信をオフするよう制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする放送受信装置。
【請求項5】
放送チャンネルを受信する放送受信装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
第1の放送チャンネルを受信する第1受信手段、
第2の放送チャンネルを受信する第2受信手段、
前記第1受信手段で受信した放送チャンネルと前記第2受信手段で受信した放送チャンネルとが同一チャンネルか否かを判別する判別手段、
前記判別手段で同一チャンネルでないと判別された場合には、前記第1受信手段による受信と前記第2受信手段による受信とを共に有効としてそれぞれの放送チャンネルを受信するよう制御し、前記判別手段で同一チャンネルであると判別された場合には、前記第1受信手段による受信のみを有効として放送チャンネルを受信し、前記第2受信手段による受信をオフするよう制御する受信制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
【請求項6】
放送受信装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
任意に選択された放送チャンネルを受信する受信手段、
外部の放送受信装置において受信された放送チャンネルを入力する外部入力手段、
前記受信手段で受信した放送チャンネルと前記外部入力手段から入力した放送チャンネルとが同一チャンネルか否かを判別する判別手段、
前記判別手段で同一チャンネルでないと判別された場合には、前記受信手段による受信と前記外部入力手段による入力とを共に有効としてそれぞれの放送チャンネルの内容を表示するよう制御し、前記判別手段で同一チャンネルであると判別された場合には、前記受信手段による受信をオフするよう制御する制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−50079(P2011−50079A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−228337(P2010−228337)
【出願日】平成22年10月8日(2010.10.8)
【分割の表示】特願2005−21084(P2005−21084)の分割
【原出願日】平成17年1月28日(2005.1.28)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】