説明

映像表示装置および表示制御方法

【課題】外部電源が使用できない場合における映像表示装置の利便性を向上させた映像表
示装置および表示制御方法を提供する。
【解決手段】テレビジョン受信装置100は、内蔵されるバッテリ553で駆動している
場合に選択中の放送信号が受信不可になった場合、照明モードと放送切換モードとが選択
可能である。照明モードでは、表示部301における映像の表示を行わず、表示器300
のバックライトの照射を継続することで、テレビジョン受信装置100を照明代わりとし
て使用することができる。放送切換モードでは、受信できなくなった放送信号から、受信
可能な他の放送信号へ切り換える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、映像表示装置および表示制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年は、電力供給会社の発電プラントから供給される電力に対する節電対策が話題とな
っている。発電プラントからの電力供給量に対して管轄地域の全体電力消費量が多くなる
と、停電が生じ、工場、病院、などで多大な被害を生じる恐れがある。
【0003】
停電対策を講じた情報端末機として、室内の明るさが暗いときには表示部を照射するバ
ックライトの輝度を下げ、停電時に用いられるバックアップ電源の容量を小さくしたもの
が開示されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−72165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
また、テレビジョン受信装置においても、停電対策を講じたものも登場している。テレ
ビジョン受信装置にバッテリを内蔵することで、外部電源が取得できない場合であっても
放送を受信し、番組を視聴することができる。
【0006】
停電が発生した場合、室内の照明なども消灯し、室内が暗く生活に支障をきたす虞があ
る。このような事態に備えて、バッテリ駆動可能な装置を照明の代わりとして使用したい
という要求がある。
【0007】
本発明の目的は、外部電源が使用できない場合における映像表示装置の利便性を向上さ
せた映像表示装置およびその制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態によれば、映像表示装置は、映像を表示する表示部と、前記表示部を照射する
照射部と、前記表示部及び前記照射部へ電力を供給するバッテリと、前記バッテリで駆動
している場合、前記照射部における照射を継続すると共に、前記表示部における映像の表
示を切り換える表示制御手段とを備える。
【0009】
また、実施形態によれば、表示制御方法は、映像を表示部に表示し、前記表示部を照射
部により照射し、前記表示部及び前記照射部へバッテリから電力を供給し、前記バッテリ
で駆動している場合、前記照射部における照射を継続すると共に、前記表示部における映
像の表示を切り換える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施形態によるテレビジョン受信装置の各動作モードにおける動作を説明する図。
【図2】本実施形態によるテレビジョン受信装置の全体構成の代表的な一例を示すブロック図。
【図3】本実施形態におけるテレビジョン受信装置の各動作モードにおける動作を説明するブロック図。
【図4】本実施形態におけるテレビジョン受信装置の動作モードを選択する画面の一例。
【図5】本実施形態におけるテレビジョン受信装置の動作モードの切り換え手順を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のテレビジョン受信装置100の、各動作モードにおける動作を説
明する図である。本実施形態は、テレビジョン受信装置100に内蔵されているバッテリ
で駆動している場合の動作モードである。即ち、停電などで外部商用電力の供給が停止し
ている状態であり、テレビジョン受信装置100は内蔵バッテリを電力供給源として動作
している。図1上段に(A)照明モードを選択した場合、図1下段に(B)放送切換モー
ドを選択した場合のそれぞれの動作を示している。
【0012】
まず、(A)照明モードにおいては、アンテナやケーブル等を介して入力される放送信
号の信号処理を行わず、バックライトの点灯を継続することでテレビジョン受信装置10
0を照明代わりに用いる。
【0013】
次に、(B)放送切換モードにおいては、停電により受信不可能になった選択中の放送
信号の代わりに、他の受信可能な放送信号へ切り換える。例えば、停電によってケーブル
テレビ局とテレビジョン受信装置100との間に設けられるセットトップボックスが動作
不可能となり、選択中のケーブルテレビ放送が受信できなくなった場合に、受信可能であ
る地上波デジタル放送に自動で切り換える。
【0014】
以上のように、本実施形態におけるテレビジョン受信装置100は、(A)照明モード
及び(B)放送切換モードを備えることにより、停電時であっても使用することができる
。以下、本実施形態におけるテレビジョン受信装置100の構成及び動作について説明す
る。
【0015】
図2は、本実施形態における本実施形態によるテレビジョン受信装置100の全体構成
の代表的な一例を示すブロック図である。
チューナ部110は、ここでは、図示しないアンテナ及びケーブルを介して、地上波デ
ジタル放送、衛星デジタル放送、ケーブルテレビ放送の3つの放送方式に対応した放送信
号を受信する。即ち、チューナ部110は、地上波デジタル放送受信部111と、衛星デ
ジタル放送受信部112と、ケーブルテレビ放送受信部113とを有する。ここで、ケー
ブルテレビ放送とは、有線方式で番組を配信する配信事業者(ケーブルテレビジョン事業
体)等の供給元(以下、CAS(Conditional Access System
)と呼称する)が提供する放送を指す。
【0016】
尚、チューナ部110で受信可能な放送信号は、上記の3つに限定されることはなく、
他の種類の放送信号を受信可能としても良い。例えば、チューナ部110は、インターネ
ット経由で配信されるコンテンツも受信可能である。
【0017】
チューナ部110は、3つの放送の中から放送信号の選局を行い、この選局されたチャ
ンネルの放送信号を復調し、所望の番組を含んだトランスポートストリームを得て信号処
理器200に入力する。
【0018】
チューナ部110で選択されたチャンネル内に含まれる復調された番組信号は、信号処
理器200に入力される。信号処理器200は、映像信号処理回路201、オーディオ信
号処理系202を含む。映像信号処理回路201は、符号化(エンコード)されている映
像信号を元のベースバンドの映像信号に復号化(デコード)する。符号化・復号化方式は
、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)、H
.264/AVC(Advanced Video Coding)などの方式がある。
映像信号処理回路201から出力されるベースバンドの映像信号が、表示器300に供給
される。
【0019】
オーディオ信号処理回路202は、番組信号からオーディオストリームを取り出し復号
する。復号されたオーディオ信号は、デジタルアナログ変換器203にてアナログ信号に
変換されて、スピーカ204に供給される。図の例は、ヘッドホーンを示しているがヘッ
ドホーンに限定されるものではなく、据え置き型のスピーカであってもよい。
【0020】
信号処理器200は、制御ブロック400の制御の元で、外部機器との接続が可能であ
る。例えばHDMI(High Definition Multimedia Int
erface)205を介して、外部の情報記録再生装置、例えば光ディスク(DVD、
BD(登録商標)など)記録再生装置と接続されることが可能である。従って、信号処理
器200は、外部の情報記録再生装置からの再生信号を受け取り、表示出力のための信号
処理、オーディオ出力のための信号処理を行うことができる。また、外部の情報記録再生
装置に向けて、記録のための信号を伝送することが可能である。
【0021】
また、信号処理器200は、制御ブロック400の制御の元で、USB(Univer
sal Serial Bus)206を介して、ハードディスクドライブ(HDD)2
07との接続も可能である。このハードディスクドライブ207は、バッテリ208を搭
載しており、停電時には、例えば2−3時間程度の自力ドライブが可能である。また制御
信号に基づいて他のブロックへの電源供給も可能である。
【0022】
制御ブロック400は、動作状態制御部401と、表示状態制御部402と、電源制御
部403と、操作信号対応部404とを有する。
動作状態制御部401は、外部或いは内部の状態信号、或いは外部からの操作信号に応
答して、テレビジョン受信装置内100のブロックの状態を制御する。例えば、チューナ
部110で受信する放送を、地上波デジタル放送や衛星デジタル放送やケーブルテレビ放
送などの間で切り換える。さらに信号処理器200における信号処理状態を制御すること
ができる。例えば、自動或いは手動に関わらす、設定された条件に応じてカラー調整、輝
度調整、電源の部分シャットオフなどを制御することも可能である。
【0023】
表示状態制御部402は、表示器300のバックライトの調整、バックライトの照明エ
リアの制御行うことができ、さらにまた映像信号の輝度制御、拡大縮小制御、さらには表
示位置の移動制御などを行うことができる。
【0024】
電源制御部403は、電源出力回路500を制御し、テレビジョン受信装置100の電
源使用状態を、商用電源(外部電源)使用状態、バッテリ電源使用状態に切り換えること
ができる。この電源使用状態は、スイッチ502が電源制御部403により制御されるこ
とで切り換えられる。
【0025】
操作信号対応部404は、リモートコントローラ700から送信された操作信号が、リ
モートコントローラ信号受信器455を介して入力したとき前記操作信号を解析する。操
作信号対応部404は、操作信号を解析した結果に応じて、テレビジョン受信装置100
の動作状態を制御する。動作状態としては、主電源のオンオフなどを行う。なお操作信号
は、リモートコントローラ受信器455からだけでなく、手動操作部456からも入力す
ることができる。手動操作部456がユーザにより操作されると、操作信号が操作信号対
応部404により解析される。
【0026】
RAM(Random Access Memory)451は、各種プログラムが展
開される、いわゆるワーキングメモリである。書き込み読出しが可能なメモリであればよ
く、不揮発性メモリなどである。またRAM451には、オンスクリーンディスプレイ(
OSD)のための各種のデータ(アイコン、警告文字情報、チャンネル番号など)が格納
されていてもよいことは勿論である。また、本実施形態においては、後述する動作モード
選択画面302を表示するためのデータも格納されている。
【0027】
また、制御ブロック400には、リードオンリーメモリ(ROM)452が接続されて
おり、ROM452には、例えば、テレビジョン受信装置で利用される各種のソフトウェ
アが格納されている。ソフトウェアは、テレビジョン受信装置100が動作するとき、例
えばRAM451に展開されて、操作信号や指令信号に応じて動作手順を実行する。
【0028】
また、制御ブロック400には、明るさセンサ453が接続されており、明るさセンサ
453は、テレビジョン受信装置100の筐体外部の明るさに関する情報を取得すること
ができる。
【0029】
次に、電源系統について説明する。プラグ551から取り込まれる商用交流電源が、A
Cアダプタ552で整流されて電源出力回路500に入力される。電源出力回路500は
、アダプタ552の出力を用いて各種直流電圧に変換している。ACアダプタ場ない場合
は、電源出力回路500は、商用交流電源を整流して、種々の値の直流電圧を生成するこ
とができる。また電源出力回路500は、バッテリ553からの電源を取り込むことがで
きる。電源出力回路500はバッテリ553からの直流電圧をDC/DC変換器501で
変換し、種々の値の直流電圧を生成することができる。
【0030】
電源出力回路500は、電源制御部403の制御の元で、テレビジョン受信装置100
の電源使用状態を、商用電源(外部電源)使用状態、バッテリ電源使用状態に切り換える
ことができる。
【0031】
図3は、本実施形態におけるテレビジョン受信装置100の各動作モードにおける動作
を説明するブロック図である。
まず、リモートコントローラ700は、ユーザ操作に応じて、照明モードまたは放送切
換モード選択信号をリモートコントローラ信号受信器455に送信する。リモートコント
ローラ信号受信器455は、受信した照明モードまたは放送切換モード選択信号を操作信
号対応部404に入力する。
【0032】
操作信号対応部404は、照明モード選択信号に応じて、信号処理器200の映像信号
処理回路201を制御し、映像信号の処理を停止する。また、操作信号対応部404は、
放送切換モード選択信号に応じて、チューナ部110を制御し、信号処理器200に出力
する放送信号を切り換える。
【0033】
また、表示状態制御部402は、テレビジョン受信装置100外部の明るさに応じて、
表示器300のバックライト(LED)の輝度を制御したり、バックライトの照明エリア
を縮小させたりする。本実施の形態においては、表示状態制御部402は、明るさセンサ
453から入力される外部の明るさ情報に応じて、バックライトの輝度を制御することが
できる。従って、照明モードが選択された場合、テレビジョン受信装置100は、外部の
明るさに応じて必要な光量を提供する照明装置として用いられる。
【0034】
図4は、本実施形態におけるテレビジョン受信装置100の動作モードを選択する画面
の一例である。表示器300は、表示部301と、表示部301を表示器300の筐体内
部から外側に向けて照射するバックライト(照射部)から構成される。この表示部301
に、動作モード選択画面302が表示される。
【0035】
バックライトの構成の一例として、導光板と、この導光板の垂直方向の厚み面に対向し
て水平光源が配置され、水平方向の厚み面に対向して垂直光源が配置されているものがあ
る。各光源から出射された光は、導光板内で反射して導光板の前面方向へ出力する。光源
の素子としては、例えば複数の発光素子(LED)が使用される。各光源からの出射光は
、前面に向けて均一な光で出力するように導光板内で拡散されている。またバックライト
の他の構成としては、表示器300のガラス基板の裏側に発光素子(LED)を2次元的
に配列した基板を配置しても良い。
【0036】
動作モード選択画面302には、照明モード選択ボタン303と放送切換モード選択ボ
タン304とが選択可能に表示される。照明モード選択ボタン303と放送切換モード選
択ボタン304とは、例えばユーザがリモートコントローラ700を操作することで選択
できる。
【0037】
照明モード選択ボタン303が選択されると、操作信号対応部404からの操作信号に
基づいて、動作状態制御部401がチューナ部110を制御し、放送信号の受信を停止す
る。これに伴い、チューナ部110、信号処理部200、デジタルアナログ変換器203
、スピーカ204の動作及び表示器300における映像表示動作が停止され、省電力化を
図ることができる。
【0038】
または、照明モード選択ボタン303が選択されると、チューナ部110での受信は継
続し、チューナ部110から信号処理器200に放送信号を出力しないとしても良い。こ
の場合には、信号処理部200、デジタルアナログ変換器203、スピーカ204の動作
及び表示器300における映像表示動作が停止され、省電力化を図ることができる。
【0039】
または、照明モード選択ボタン303が選択されると、チューナ部110での受信及び
信号処理器200における信号処理は継続し、デジタルアナログ変換器203や表示器3
00に放送信号を出力しない構成としても良い。この場合には、スピーカ204における
動作及び表示器300における映像表示動作が停止され、省電力化を図ることができる。
【0040】
放送切換モード選択ボタン304が選択されると、操作信号対応部404からの操作信
号に基づいて、動作状態制御部401がチューナ部110を制御し、受信可能な他の放送
信号を選択し、信号処理器200へ出力するように制御する。選択中の放送信号が受信不
可能でない場合には、放送切換モード選択ボタン304は表示されない若しくは選択不可
能な状態で表示される。
【0041】
図5は、本実施形態におけるテレビジョン受信装置100の動作モードの切り換え手順
を示すフローチャートである。
まず、電源制御部403は、電源出力回路500を制御することにより、テレビジョン
受信装置100の電力供給源をバッテリ553にする(ステップS101)。換言すると
、テレビジョン受信装置100をバッテリ駆動状態にする。
【0042】
次に、動作状態制御部401は、選択中の放送信号が受信不可であるか否かを判別する
(ステップS102)。ステップS102で判別した結果、選択中の放送信号が受信不可
でないと判別した場合(ステップS102のNo)、ステップS102に遷移する。一方
、ステップS102で判別した結果、選択中の放送信号が受信不可であると判別した場合
(ステップS102のYes)、動作状態制御部401はRAM451に格納されている
データに基づいて、動作モード選択画面302を表示する(ステップS103)。
【0043】
次に、操作信号対応部404は、照明モード選択ボタン303が選択されたか否かを判
別する(ステップS104)。ステップS104で判別した結果、照明モード選択ボタン
303が選択されたと判別した場合(ステップS104のYes)、動作状態制御部40
1は、信号処理器200を制御することで、映像の表示を停止すると共にバックライトの
点灯は継続する(ステップS105)。
【0044】
次に、電力制御部403は、バッテリ553の残量があるか否かを判別する(ステップ
S106)。ステップS106で判別した結果、バッテリ553の残量があると判別した
場合(ステップS106のYes)、ステップS102に遷移する。一方、ステップS1
06で判別した結果、バッテリ553の残量がないと判別した場合(ステップS106の
No)、本動作モード選択手順を終了する。即ち、バッテリ残量がない場合には、テレビ
ジョン受信装置100の動作は不可能となる。
【0045】
一方、ステップS104で判別した結果、照明モード選択ボタン303が選択されてい
ないと判別した場合(ステップS104のNo)、操作信号対応部404は、放送切換モ
ード選択ボタン304が選択されたか否かを判別する(ステップS107)。ステップS
107で判別した結果、放送切換モード選択ボタン304が選択されたと判別した場合(
ステップS107のYes)、受信可能な放送信号に切り換える(ステップS108)。
一方、ステップS107で判別した結果、放送切換モード選択ボタン304が選択されて
いないと判別した場合(ステップS107のNo)、ステップS106に遷移する。以上
で本動作モード選択手順は終了する。
【0046】
以上の説明においては、ステップS102で選択中の放送信号が受信不可になった場合
に、動作モード選択画面302を出力して、照明モードと放送切換モードとを選択可能と
したが、これに限定されることはない。例えば、リモートコントローラ700の操作によ
って動作モード選択画面302が出力できるようにしても良いし、リモートコントローラ
700の操作によって直接各動作モードを選択できるとしても良い。または、テレビジョ
ン受信装置100がバッテリ駆動に切り換わると、自動的に照明モードに切り換わるとし
ても良い。
【0047】
以上のように構成されるテレビジョン受信装置100によれば、バッテリ駆動中に、テ
レビジョン受信装置100を照明代わりに使用することができる。即ち、バッテリ駆動中
に照明モードが選択されると、表示部301における映像の表示を停止して、バックライ
トの点灯だけを継続させる。従って、映像処理に関する各部の省電力化を図ると共に、停
電時にも室内を照らす照明としてテレビジョン受信装置100を用いることができる。
【0048】
また、停電時に選択していた放送信号が受信できなくなった場合には、放送の切り換え
を自動で行うことによりテレビジョン受信装置の利便性を向上させることができる。以上
のような動作モードを備えることにより、停電時におけるテレビジョン受信装置100の
用途を広げることができる。
【0049】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したも
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その
他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の
省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や
要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる

【符号の説明】
【0050】
100…テレビジョン受信装置、110…チューナ部、200…信号処理器、300…
表示器、400…制御ブロック、500…電源回路、552…ACアダプタ、553…バ
ッテリ、700…リモートコントローラ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像を表示する表示部と、
前記表示部を照射する照射部と、
前記表示部及び前記照射部へ電力を供給するバッテリと、
前記バッテリで駆動している場合、前記照射部における照射を継続すると共に、前記表
示部における映像の表示を切り換える表示制御手段と、
を備える映像表示装置。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記バッテリで駆動している場合には、前記表示部で映像を表示
しない請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項3】
前記表示部で表示する映像を受信する受信手段を更に有し、
前記表示制御手段は、前記表示部に表示していたコンテンツが受信不可能になった場合
、前記受信手段で受信可能なコンテンツに切り換える請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項4】
放送信号を受信する受信手段を更に有し、
前記表示制御手段は、前記受信手段で受信する放送信号に基づいて映像を表示し、前記
表示部に表示していた映像の放送信号が受信不可能になった場合、前記受信手段で受信可
能な放送信号に切り換える請求項1に記載の映像表示装置。
【請求項5】
映像を表示部に表示し、
前記表示部を照射部により照射し、
前記表示部及び前記照射部へバッテリから電力を供給し、
前記バッテリで駆動している場合、前記照射部における照射を継続すると共に、前記表
示部における映像の表示を切り換える表示制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−81006(P2013−81006A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−218691(P2011−218691)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】