説明

歩行型管理機

【課題】燃料の給油作業を容易に行うことができる歩行型管理機を提案する。
【解決手段】ミッションケース11の上にエンジン12が載置され、エンジン12の上に燃料タンク13が備えられるとともに、ミッションケース11より斜め上方へ延出されるハンドル20を備える歩行型管理機において、ハンドル20は、基部側ハンドル21と上部側ハンドル22とにより構成され、基部側ハンドル21と上部側ハンドル22との間には、燃料タンク13の上端と略同じ高さ位置で水平方向の回動軸23が備えられ、上部側ハンドル22は、回動軸23を支点として燃料タンク13側に回動させて折り畳み収納可能に構成されるとともに、上部側ハンドル22の裏面には携行缶Aを載置可能な載置面が形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歩行型管理機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来からある歩行型管理機においては、ミッションケース(機体)の上にエンジンが搭載され、該エンジンの上に燃料タンクが備えられている。例えば特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に開示されている歩行型管理機の燃料タンクの上部には、給油口が設けられる。該給油口のキャップを取り外すとともに、前記燃料タンクの上方に燃料を入れた携行缶を載せ、前記燃料タンクの給油口と、前記携行缶の給油口と、をサイフォン型のポンプ等で繋ぐことにより、前記携行缶内の燃料を前記燃料タンク内に給油することが可能である。
しかし、上記の歩行型管理機の燃料タンクはサイズが小さいため、燃料の給油作業時に該燃料タンクの上面の平面部分に携行缶を載せると非常に不安定である。そのため、オペレータが重たい携行缶を手で支えたりする必要があり、給油作業が重労働となっていた。また、携行缶を安定的に支えることが困難であるため、燃料をこぼしてしまうおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−183236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、ハンドルの上に燃料給油用の携行缶を載せて、燃料の給油作業を容易に行うことができる、歩行型管理機を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
請求項1に記載の歩行型管理機は、
ミッションケースの上にエンジンが載置され、該エンジンの上に燃料タンクが備えられるとともに、前記ミッションケースより斜め上方へ延出されるハンドルを備える歩行型管理機において、
前記ハンドルは、基部側ハンドルと上部側ハンドルとにより構成され、
前記基部側ハンドルと前記上部側ハンドルとの間には、前記燃料タンクの上端と略同じ高さ位置で水平方向の回動軸が備えられ、
前記上部側ハンドルは、前記回動軸を支点として前記燃料タンク側に回動させて折り畳み収納可能に構成されるとともに、前記上部側ハンドルの裏面には携行缶を載置可能な載置面が形成される、ことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載の歩行型管理機は、前記上部側ハンドルは、ループ状に構成されるとともに、折り畳み収納時に、前記上部側ハンドルは、前記燃料タンクの上部に設けられる給油口の少なくとも一部とは干渉しない構成とされるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、ハンドルを構成する上部側ハンドルの裏面に形成される載置面に燃料給油用の携行缶を載せることができるので、オペレータが重たい携行缶を手で支えたりする必要がなくなり、燃料の給油作業を容易に行うことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係る歩行型管理機の構成を示した左側面図であり、上部側ハンドルを「作業位置」にした状態を示している。
【図2】本発明に係る歩行型管理機の構成を示した平面図であり、上部側ハンドルを「作業位置」にした状態を示している。
【図3】本発明に係る歩行型管理機の構成を示した左側面図であり、上部側ハンドルを「収納位置」にした状態を示している。図中に「作業位置」の上部側ハンドルの位置を一点鎖線で示している。
【図4】本発明に係る歩行型管理機の構成を示した平面図であり、上部側ハンドルを「収納位置」にした状態を示している。図中に「作業位置」の上部側ハンドルの位置を一点鎖線で示している。
【図5】上部側ハンドルの上に携行缶を載せた状態を示した左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の一形態である歩行型管理機1の全体的な構成について、図1及び図2を参照して説明する。なお、以下では、歩行型管理機1の前進方向(耕耘装置40側)を「前方」と定義して説明を行う。
【0011】
歩行型管理機1は、ロータリ作業型の歩行型管理機であり、耕耘作業や畝立て作業等の管理作業を行うことができる作業機である。歩行型管理機1は、ミッションケース11、エンジン12、燃料タンク13、走行輪14・14、耕耘装置40、ハンドル20、及び操作部30等を具備する。
なお、本明細書において「機体」(機体10)とは、ミッションケース11、エンジン12、燃料タンク13、及びエンジンフレーム16等を合わせたもの、すなわち歩行型管理機1の本体を指す。
【0012】
ミッションケース11は、トランスミッションを内装する側面視「へ」字形状のケースであり、歩行型管理機1の主たる構造体の一つである。ミッションケース11の上部には、エンジンフレーム16を介してエンジン12が載置固定される。エンジン12の上には燃料タンク13が備えられる。燃料タンク13の上部には給油口13aが設けられる。給油口13aのキャップを取り外すことにより、該給油口13aから燃料タンク13内に燃料を給油することができる。
【0013】
ミッションケース11の後下部には、左右の車軸17・17が回転可能に支持される。左の車軸17は、ミッションケース11の左側方に突出するように設けられ、先端部に左の走行輪14が固定される。右の車軸17は、ミッションケース11の右側方に突出するように設けられ、先端部に右の走行輪14が固定される。ミッションケース11内における左右の車軸17・17の間には、該左右の車軸17・17を差動するデフ装置が備えられる。さらに、ミッションケース11内には、前記デフ装置による差動を規制するためのデフロック装置が備えられる。該デフロック装置の作動は、デフロックレバー31の操作と連動されている。すなわち、デフロックレバー31を操作することにより、左右の走行輪14・14をロックして相対回転不能としたり、当該ロックを解除したりすることができる。
【0014】
ミッションケース11の前下部には、作業軸41が回転可能に支持される。作業軸41は、ミッションケース11の左右両側方に突出するように設けられ、その外周面上に複数の耕耘爪42・42・・・が固定される。耕耘爪42・42・・・の回動軌跡の上半部は、ミッションケース11に固定されたロータリカバー43により、上方から覆われている。作業軸41、耕耘爪42・42・・・、及びロータリカバー43等により、耕耘装置40が構成される。
【0015】
耕耘装置40の前方には、補助輪50・50が配置される。補助輪50・50は、補助輪用フレーム51を介してエンジンフレーム16に上下方向に回動可能に支持される。
【0016】
ミッションケース11の後部には、ハンドル20の前端部が取り付けられる。ハンドル20は、基部側ハンドル21及び上部側ハンドル22により構成される。
【0017】
基部側ハンドル21は、長い棒状の部材であり、その前端部(前下端部)がミッションケース11の後部に固定される。基部側ハンドル21の後端部(後上端部)は、機体10の後上方に延出される。
【0018】
上部側ハンドル22は、ループ状に形成された部材であり、オペレータが把持する部分を成すものである。上部側ハンドル22の前端部は、基部側ハンドル21の後端部に連結される。より詳細には、上部側ハンドル22は、軸線を左右方向(水平方向)に向けた回動軸23を介して、基部側ハンドル21に軸支される。回動軸23は、燃料タンク13の上端と略同じ高さに配置される。このような構成により、回動軸23を支点として上部側ハンドル22を基部側ハンドル21に対して回動することができる。
【0019】
前記回動軸23の右側には、ハンドル固定レバー32が設けられる。該ハンドル固定レバー32を回動して緩めることにより、上部側ハンドル22を上下任意の高さまで回動でき、または、前方へ回動することができる。そして、ハンドル固定レバー32を締付方向に回動することで、上部側ハンドル22を所望の回動位置で固定することができる。
【0020】
歩行型管理機1を別の場所へ移動させる時や耕耘作業時には、上部側ハンドル22を後上方に突出させた位置に固定する。このとき、上部側ハンドル22の位置は図1及び図2に示す如き位置となる。なお、上部側ハンドル22の上下高さは、オペレータの身長に合わせて任意に変更することができる。
【0021】
また、歩行型管理機1を保管場所へ収容する時や燃料の給油作業時には、上部側ハンドル22を前方(燃料タンク13側)に折り畳んだ位置に固定することができる。このとき、上部側ハンドル22の位置は図3及び図4に示す如き位置となる。
【0022】
なお、上部側ハンドル22が「収納位置」まで回動したときに該上部側ハンドル22のそれ以上の回動を規制するストッパを、回動軸23近傍に配置してもよいし、あるいは、上部側ハンドル22が燃料タンク13または機体10の上部を覆うカバーに当接するように構成してもよい。
あるいは、上部側ハンドル22が「収納位置」まで回動したときに、停止スイッチ33(後に詳述)が機体10の上部を覆うカバーに当接するように構成してもよい。このような構成とした場合、給油作業を行うときには、停止スイッチ33が確実に押された状態となるので、安全性を向上させることができる。
【0023】
以下では、燃料の給油作業時における歩行型管理機1の姿勢について、図3〜図5を参照して説明する。
【0024】
本実施形態においては、上部側ハンドル22の位置を「収納位置」にすることにより、歩行型管理機1の姿勢を燃料の給油を行い易い姿勢とすることができる。
すなわち、上部側ハンドル22の位置を「収納位置」にしたとき、上部側ハンドル22のループ状の部分が一つの平面内に配置され、該上部側ハンドル22が機体10に対して概ね水平な面を成すように構成されている。図4に示すように、平面視において、上部側ハンドル22の位置を「収納位置」にしたとき、上部側ハンドル22の裏面には携行缶Aを載置可能な載置面Xが形成される。
【0025】
詳述すると、上部側ハンドル22は、取付部22a及びループ部22bにより構成される。取付部22aの一端部は、回動軸23を介して、基部側ハンドル21の後端部(後上端部)に連結される。ループ部22bは、長い棒状の部材をループ状に折り曲げたものであり、取付部22aの他端部の左右両側面に取り付けられる。
上部側ハンドル22を「収納位置」にしたとき、取付部22aの上面(裏面)は図5に示すように略水平となる。また、この状態において、ループ部22bの上面には操作レバー等の操作具が配置されておらず、取付部22aの先端部(「収納位置」のときの前部)から左右側方へ突設されたループ部22bの左右両側部が、取付部22aの上面と略同じ高さとなる。
【0026】
また、上部側ハンドル22の位置を「収納位置」にしたとき、平面視において、燃料タンク13の給油口13aの少なくとも一部が、上部側ハンドル22により取り囲まれた部分に配置され(図4参照)、しかも、上部側ハンドル22よりも下方に配置される(図3参照)。このような構成において、オペレータは、「収納位置」に配置された上部側ハンドル22の上方から、燃料タンク13の給油口13aを視認することができる。
【0027】
上部側ハンドル22の位置を「収納位置」にした状態において、図5に示すように、上部側ハンドル22の裏面に形成された載置面Xに燃料を入れた携行缶Aを載せると、携行缶Aが上部側ハンドル22の取付部22aの部分とループ部22bの左右両側の部分の3点で支持されて、前記携行缶Aが安定した状態で載置されることとなる。また、該携行缶Aが燃料タンク13の給油口13aよりも上方に配置されることとなる。上部側ハンドル22に携行缶Aを載せた状態で、該携行缶Aの給油口aと、燃料タンク13の給油口13aと、をサイフォン型のポンプ等で繋ぐことにより、サイフォン効果を利用して携行缶A内の燃料を燃料タンク13内に容易に給油することができる。
【0028】
なお、前記上部側ハンドル22の裏面の取付部22aにおいて、携行缶Aを支持する部分を平坦な面とし、より安定した状態で支持できるようにして、載置面Xを形成してもよい。
また、上部側ハンドル22の位置を「収納位置」にしたとき、歩行型管理機1を構成するその他の部材は、上部側ハンドル22の下方に配置された状態となる。言い換えれば、上部側ハンドル22の上方に他の部材が突出していない状態となる。したがって、上部側ハンドル22の裏面の載置面Xに携行缶Aを載せるに際して、他の部材が邪魔になることがない。
【0029】
また、上部側ハンドル22の位置を「収納位置」にすることにより、図3及び図4に示すように、歩行型管理機1の前後方向の寸法をコンパクトにすることができ、歩行型管理機1の姿勢を、保管場所に収容し易い姿勢とすることができる。
【0030】
図2に示すように、上部側ハンドル22の前部には操作ボックス25が設けられ、該操作ボックス25にデフロックレバー31及び停止スイッチ33が配置される。
また、ミッションケース11の後部には操作プレート24が設けられ、該操作プレート24に変速レバー34及び耕深調節レバー35のレバーガイドが配置される。変速レバー34及び耕深調節レバー35の後端部は、機体10の後上方に向かって延出される。
デフロックレバー31、停止スイッチ33、変速レバー34、及び耕深調節レバー35等により、歩行型管理機1を人為的に操作するための操作部30が構成される。
【0031】
デフロックレバー31は、上述のように、前記デフロック装置を作動させるための操作具である。デフロックレバー31の基端部は、軸線を上下方向に向けた回動軸(不図示)を介して、上部側ハンドル22に軸支される。このような構成により、当該回動軸を支点としてデフロックレバー31を上部側ハンドル22に対して回動することができる。本実施形態のデフロックレバー31は、上部側ハンドル22のループ状の部分により取り囲まれている領域内において、水平方向に回動するように設定されている。
【0032】
停止スイッチ33は、エンジン12を停止するための押しボタン式のスイッチである。停止スイッチ33は、操作ボックス25を介して、上部側ハンドル22の上に押し込み操作可能に設けられる。
【0033】
変速レバー34は、前記トランスミッションの変速比を変更するための操作具である。変速レバー34の基端部は、ミッションケース11内のトランスミッションを構成しているギヤ等に連結される。変速レバー34の先端部は、上部側ハンドル22の前端の前方まで延出される。オペレータは、操作プレート24に形成されたレバーガイドであるガイド溝24aに沿って、変速レバー34を上下方向に傾倒操作することができる。
【0034】
耕深調節レバー35は、補助輪50・50の耕耘装置40に対する上下位置(高さ)を調節するためのものである。耕深調節レバー35の先端部は、機体10の後上方に向かって延出される。耕深調節レバー35の他端部は、リンク機構を介して補助輪用フレーム51に連結される。なお、当該リンク機構は機体10に枢支される。オペレータは、操作プレート24に形成されたレバーガイドであるガイド溝24bに沿って、耕深調節レバー35を上下方向に傾倒操作することができる。該耕深調節レバー35を傾倒操作することにより、補助輪50・50が上下方向に回動され、耕耘深さを調節することができる。
【0035】
このように、本実施形態の変速レバー34及び耕深調節レバー35は、いずれも機体10の後上方に向かって延出されていて、左右に並設されている。したがって、オペレータは、これらのレバーの操作のために左右に移動する必要がない。すなわち、ハンドル20の後方の一定の位置から、変速レバー34及び耕深調節レバー35の双方を操作することができる。
また、変速レバー34用のガイド溝24aと、耕深調節レバー35用のガイド溝24bと、が一つの操作プレート24に形成されているため、双方のインデックス(操作位置)を同時に見渡すことが容易であり、操作性に優れる。また、変速レバー34用のガイド溝24aと、耕深調節レバー35用のガイド溝24bと、を別個の部材(操作プレート)に形成する構成とした場合と比べて、製造時における溶接等の工程の数を少なく抑えることができ、製造コストの削減を図ることができる。
【0036】
以上の如く、本実施形態に係る歩行型管理機1は、ミッションケース11の上にエンジン12が載置され、エンジン12の上に燃料タンク13が備えられるとともに、ミッションケース11より斜め上方へ延出されるハンドル20を備える歩行型管理機において、ハンドル20は、基部側ハンドル21と上部側ハンドル22とにより構成され、基部側ハンドル21と上部側ハンドル22との間には、燃料タンク13の上端と略同じ高さ位置で水平方向の回動軸23が備えられ、上部側ハンドル22は、回動軸23を支点として燃料タンク13側に回動させて折り畳み収納可能に構成されるとともに、上部側ハンドル22の裏面には携行缶Aを載置可能な載置面Xが形成されるものである。
【0037】
したがって、上部側ハンドル22を折り畳んで「収納位置」としたとき、上部側ハンドル22の裏面の載置面Xに携行缶Aを載せることができ、燃料タンク13への燃料の給油作業を容易に行うことができる。
上部側ハンドル22に携行缶Aを載せる載置面Xを形成し、すでにあるハンドルの構成部材に携行缶Aを載置する機能を兼用させる構成としたので、別途携行缶Aを載せる部材等を設ける等、部品点数を増やし複雑な構造にする必要もなく、また、ハンドルの有効利用を図ることもできる。
また、上部側ハンドル22を折り畳んで「収納位置」としたとき、燃料タンク13の上端と上部側ハンドル22とを近づけることができるので、歩行型管理機1をコンパクトな姿勢にして、保管場所に収容することができる。
【0038】
また、本実施形態に係る歩行型管理機1は、上部側ハンドル22は、ループ状に構成されるとともに、折り畳み収納時に、上部側ハンドル22は、燃料タンク13の上部に設けられる給油口13aの少なくとも一部とは干渉しない構成とされるものである。
【0039】
したがって、燃料の給油作業時に、携行缶Aの給油口aと燃料タンク13の給油口13aとを繋ぐに際して、上部側ハンドル22が妨げにならない(邪魔にならない)。また、上部側ハンドル22は、ループ状に形成されているため、その上に携行缶Aを安定した状態で載せることができる。
【符号の説明】
【0040】
1 歩行型管理機
11 ミッションケース
12 エンジン
13 燃料タンク
13a 給油口
20 ハンドル
21 基部側ハンドル
22 上部側ハンドル
22b ループ部
23 回動軸
A 携行缶
a 給油口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ミッションケースの上にエンジンが載置され、該エンジンの上に燃料タンクが備えられるとともに、前記ミッションケースより斜め上方へ延出されるハンドルを備える歩行型管理機において、
前記ハンドルは、基部側ハンドルと上部側ハンドルとにより構成され、
前記基部側ハンドルと前記上部側ハンドルとの間には、前記燃料タンクの上端と略同じ高さ位置で水平方向の回動軸が備えられ、
前記上部側ハンドルは、前記回動軸を支点として前記燃料タンク側に回動させて折り畳み収納可能に構成されるとともに、前記上部側ハンドルの裏面には携行缶を載置可能な載置面が形成される、ことを特徴とする歩行型管理機。
【請求項2】
請求項1に記載の歩行型管理機であって、
前記上部側ハンドルは、ループ状に構成されるとともに、折り畳み収納時に、前記上部側ハンドルは、前記燃料タンクの上部に設けられる給油口の少なくとも一部とは干渉しない構成とされる、歩行型管理機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−85589(P2012−85589A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−235997(P2010−235997)
【出願日】平成22年10月20日(2010.10.20)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】