説明

照明装置及びその制御方法、液晶表示装置

【課題】複数の光源を有する照明装置において、各光源の劣化の度合が不均一になることを抑制する技術を提供する。
【解決手段】混色により白色光を生成する複数の発光素子から構成される第1の光源と、前記第1の光源を構成する複数の発光素子とは異なる色の発光素子で構成され、前記第1の光源との混色により白色光を生成する第2の光源と、を有する光源部と、第1の光源及び第2の光源の劣化度合を判定する判定手段と、第1の光源の劣化度合が第2の光源の劣化度合より小さい場合は、第1の光源を発光させ、第1の光源の劣化度合が第2の光源の劣化度合以上の場合は、第1の光源及び第2の光源を発光させる制御手段と、を備える照明装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置及びその制御方法、液晶表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置において所望の色温度で表示を行うためには、白色光源のみでバックライトを構成し画像信号処理にて色温度を調整する方法がある。また、赤色、緑色、青色など複数の色の光源からなる原色光源でバックライトを構成し、これら複数の色の光源を適当な輝度比率で点灯し、加法混色により目標の色温度を実現する方法がある。これらの方法のうち、白色光源のみで構成されたバックライトは、発光効率に優れるが表示色域を広くしにくい。その一方、複数の色の光源からなる原色光源で構成されたバックライトは、表示色域を広くできるが、各色の光源の発光効率が低いため低消費電力化が困難であった。そこで、バックライトを白色光源と複数の色の光源からなる原色光源とで構成し、目標の色温度に応じて白色光源と原色光源の輝度比率を調節して点灯させることで、広色域と高効率を両立させることが考えられる。
【0003】
例えば、特許文献1では、白色光源と原色光源とを点灯駆動制御するバックライト装置において、目標色に応じて原色光源から点灯する光源が選択され、白色光源と選択された原色光源とが目標色に応じて点灯駆動される。
【0004】
また、特許文献2では、複数のカラー光源とn個の白色光源を有するバックライト装置が開示されている。ここで、白色光源の数nは、所望の色域仕様の所定比率、例えば10%以内にバックライト出力の色域を維持しながら、出力照明範囲の発光効率を高める又は最大化させるように選択される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010-128072号公報
【特許文献2】特表2010-528432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1では、目標色に応じて光源が選択されるが、目標色が固定された状態でバックライト装置が長期間使用された場合、長期間使用された光源と使用されなかった光源とで劣化の度合にばらつきが生じる。そのため、全ての光源を所望の輝度で点灯することができなくなる可能性がある。また、特許文献2では、所望の表示色域を維持しながら白色光源の数nが決定されるが、光源輝度の経年劣化については考慮されておらず、高輝度点灯させた光源の輝度劣化速度にバックライトの寿命が依存してしまうという課題があった。
【0007】
そこで、本発明は、複数の光源を有する照明装置において、各光源の劣化の度合が不均一になることを抑制する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、混色により白色光を生成する複数の発光素子から構成される第1の光源と、前記第1の光源を構成する複数の発光素子とは異なる色の発光素子で構成され、前記第1の光源との混色により白色光を生成する第2の光源と、を有する光源部と、第1の光源及び第2の光源の劣化度合を判定する判定手段と、第1の光源の劣化度合が第2の光源の劣
化度合より小さい場合は、第1の光源を発光させ、第1の光源の劣化度合が第2の光源の劣化度合以上の場合は、第1の光源及び第2の光源を発光させる制御手段と、を備える照明装置である。
【0009】
本発明は、混色により白色光を生成する複数の発光素子から構成される第1の光源と、前記第1の光源を構成する複数の発光素子とは異なる色の発光素子で構成され、前記第1の光源との混色により白色光を生成する第2の光源と、を有する照明装置の制御方法であって、第1の光源及び第2の光源の劣化度合を判定する判定ステップと、第1の光源の劣化度合が第2の光源の劣化度合より小さい場合は、第1の光源を発光させ、第1の光源の劣化度合が第2の光源の劣化度合以上の場合は、第1の光源及び第2の光源を発光させる制御ステップと、を有する照明装置の制御方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、複数の光源を有する照明装置において、各光源の劣化の度合が不均一になることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】実施例1に係る液晶表示装置の概略構成を示すブロック図
【図2A】実施例1に係るバックライトの光源制御を示すフローチャート
【図2B】実施例1に係るバックライトの光源制御を示すフローチャート
【図3】実施例2に係るバックライトの光源制御を示すフローチャート
【図4】実施例3に係る液晶表示装置の概略構成を示すブロック図
【図5】実施例3に係るバックライトの光源制御を示すフローチャート
【図6】実施例4に係る液晶表示装置の概略構成を示すブロック図
【図7】実施例4に係るバックライトの光源制御を示すフローチャート
【図8】実施例5に係るバックライトの光源制御を示すフローチャート
【図9】実施例6に係るバックライトの光源制御を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0012】
(実施例1)
本発明の実施例1に係る液晶表示装置の概略構成を図1に示す。図1において、液晶表示装置1は、バックライト部100、ディスプレイ部101及び制御部200から構成される。なお、以下では、照明装置として、液晶表示装置に用いられるバックライト装置を例示するが、これに限定されるものではない。複数の光源を有し、混色により白色光を生成する照明装置であれば、本発明を適用可能である。また、表示装置として液晶表示装置を例示し、バックライト装置の光源としてLED発光素子を例示するが、カラーフィルタ方式の有機EL(有機EL発光素子とカラーフィルタを用いた方式)等、各種の表示パネルや光源素子を使用可能である。
【0013】
バックライト部100は、白色光源10、赤色光源11、緑色光源12、及び青色光源13を含む光源部と、光源駆動部14、及び光源輝度検出部15から構成される。本実施例では、赤色光源11、緑色光源12、及び青色光源13をまとめて原色光源と称する。原色光源は混色により白色光を生成する第1の光源(光源群)である。白色光源10は、第1の光源を構成する赤色光源11、緑色光源12、及び青色光源13とは異なる色の光源であって第1の光源との混色により白色光を生成する第2の光源である。
【0014】
ディスプレイ部101は、入力される画像信号に応じた画素毎の透過率でバックライト部100から発せられる照射光を透過させることにより画像信号に基づく画像を表示する液晶パネルである。
また、制御部200は、初期輝度記憶部20、光源輝度劣化度算出部21、光源輝度劣
化度判定部22、光源駆動方法決定部23、表示設定制御部24、及び画像信号処理部25から構成される。
【0015】
白色光源10、赤色光源11、緑色光源12、及び青色光源13はLEDなど光を発生するデバイス(発光素子)により構成される。各光源は一つまたは複数個を直列、または並列に接続した構成でもよい。また、各光源の数は異なっていてもよい。例えば、緑色光源が他の色の光源の二倍の数であってもよい。各光源の数は液晶表示装置1の輝度仕様や色域仕様に応じて決められる。
【0016】
光源駆動部14は、白色光源10、赤色光源11、緑色光源12、及び青色光源13の各光源を駆動するための電流調整回路及び電圧調整回路を含んで構成される。電流調整回路は、後述する光源駆動方法決定部23によって決定された電流量に応じて各光源に流す電流量を調整する。電圧調整回路は、光源がLEDの場合であれば、各LEDの駆動電流によって変動するLEDの順方向降下電圧に応じて出力電圧を調整する。また、出力電圧はLEDの直列接続数に応じても変動するものとする。LED以外の光源の場合、光源駆動部14は各光源を所望の輝度で点灯させるときに必要な電流と電圧を生成することとする。
【0017】
光源輝度検出部15は、白色光源10、赤色光源11、緑色光源12、及び青色光源13の各光源から発する光の強度、つまり光源の輝度を検出する。光源輝度検出部15を構成する光検出素子は、異なる複数の波長の光源の輝度を同時に検出可能なものであっても良いし、単一の波長の光源の輝度を検出可能なものであっても良い。光源輝度検出部15が単一波長の光源の輝度を検出可能な構成の場合、光源輝度検出部15は、各光源を順次点灯させ、そのときの輝度を順次検出することにより複数の異なる波長の光源の輝度の検出を行う。
【0018】
次に制御部200について説明する。
初期輝度記憶部20は、例えばバックライト装置の製造後の工程において、各光源を予め定められた電流値及びパルス幅(電圧変調)にて点灯させたときに光源輝度検出部15にて検出される輝度を初期輝度として記憶する。ここで、初期輝度記憶部20は、RAMなどの記憶装置にて構成される。
【0019】
光源輝度劣化度算出部21は、光源輝度検出部15にて検出された各光源の輝度と、初期輝度記憶部20にて記憶されている各光源の輝度との比較に基づき、各光源の輝度の劣化度合を示す輝度劣化度を算出する。各光源の輝度劣化度は、光源輝度検出部15にて検出された各光源の輝度と、初期輝度記憶部20にて記憶されている各光源の輝度との比であり、以下の式で算出される。
【数1】

【0020】
また、光源輝度劣化度算出部21は、原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)
の輝度劣化度の平均値である原色光源平均輝度劣化度を、以下の式により算出する。
【数2】

ここで分母の数字は原色光源を構成する色の数である。
【0021】
光源輝度劣化度算出部21は、バックライト部100全体での各光源の輝度劣化度を算出しても良いし、バックライト部100を構成する光源が独立制御可能な複数の光源ブロックに分割されている場合は、光源ブロック毎に各光源の輝度劣化度を算出してもよい。光源輝度劣化度判定部22は、光源輝度劣化度算出部21にて算出された白色光源10、赤色光源11、緑色光源12、及び青色光源13の各光源の輝度劣化度に基づき、輝度劣化度が大きい光源を判定する。
【0022】
光源駆動方法決定部23は、光源輝度劣化度判定部22にて判定された結果に応じて、白色光源10、赤色光源11、緑色光源12、及び青色光源13の各光源の駆動設定値を決定する。本実施例では、各光源のLEDはPWM制御により駆動されるものとし、駆動設定値として各光源に流す電流値及び電圧変調のパルス幅を決定する。このPWM制御では、LEDに流す電流値を大きくするか、パルス幅を大きくすることにより、光源の輝度が高くなるものとする。
【0023】
表示設定制御部24は、ユーザからの目標輝度及び目標色温度の指定を受け付け、表示設定情報として光源駆動方法決定部23に送信する。
【0024】
画像信号処理部25は、ディスプレイ部101に入力する画像信号に対して信号処理を行う。例えば、画像信号処理部25は、光源駆動方法決定部23により決定された各光源の駆動設定値(光源毎の発光の有無、輝度、電流値、パルス幅など)に基づき、バックライト部100が発光する白色光の色温度及び輝度を算出する。そして、算出した色温度及び輝度がユーザにより指定された目標色温度及び目標輝度と一致しない場合、画像信号処理部25は、ディスプレイ部101からの透過光の色温度及び輝度が目標色温度及び目標輝度になるように、画像信号に対して信号処理を行う。
【0025】
次に、実施例1において制御部200が行うバックライトの光源制御について説明する。図2Aにバックライトの光源制御を示すフローチャートを示す。
【0026】
まず、S10において、表示設定制御部24は、ユーザから表示設定の入力を受け付ける。具体的には、表示設定制御部24は、ユーザによる輝度、色温度、色域、ガンマ値などの目標値の設定の入力を受け付け、表示設定情報として光源駆動方法決定部23に送信する。
次に、S11において、初期輝度記憶部20は、記憶している初期輝度の情報を光源輝度劣化度算出部21に送信する。
【0027】
次に、S12において、光源輝度検出部15は、輝度検出素子を用いて各光源の現在の輝度を測定する。このとき、各光源の駆動条件は、初期輝度の測定の際に用いられた電流値及びパルス幅に設定される。初期輝度の測定の際に用いられた電流値及びパルス幅の情報は、初期輝度の情報とともに初期輝度記憶部20に記憶されている。光源輝度検出部15は、光源輝度検出部15が異なる複数の波長の光源の輝度を同時に検出可能な構成の場合、各光源を一斉に点灯させて各光源の輝度を測定する。光源輝度検出部15が単一の波長の光源の輝度を検出可能な構成の場合、光源輝度検出部15は、各光源を順次点灯させて各色光源の輝度を順次測定する。
【0028】
次に、S13において、光源輝度劣化度算出部21は、S11で初期輝度記憶部20から取得した初期輝度と、S12で光源輝度検出部15が測定した現在の輝度と、から各光源の輝度劣化度を算出する。光源輝度劣化度算出部21は、白色光源輝度劣化度Wdgr、赤色光源輝度劣化度Rdgr、緑色光源輝度劣化度Gdgr、青色光源輝度劣化度Bdgr、及び原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVを算出する。
【0029】
次に、S14において、光源輝度劣化度判定部22は、S13で算出した白色光源輝度劣化度Wdgrと、S13で算出した原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVとを比較する。比較した結果、白色光源輝度劣化度Wdgrが原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVよりも大きい場合、処理はS15に進む。S15において、光源駆動方法決定部23は、原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)を点灯することを決定する。
【0030】
次にS16において、光源駆動方法決定部23は、光源輝度検出部15にて検出した赤色光源、緑色光源、及び青色光源の輝度、ユーザが指定した目標輝度及び目標色温度に応じて、赤色光源、緑色光源、及び青色光源の電流値及びパルス幅を決定する。バックライト部100から照射された光が液晶パネルを透過した場合に観察される輝度及び色温度と、赤色光源、緑色光源、及び青色光源の電流値及びパルス幅と、の関係は、LUTや演算式として予め図示しない記憶装置に記憶されている。
【0031】
光源駆動方法決定部23は、ユーザに指定された輝度及び色温度に応じて、記憶装置に記憶されたLUTを参照し、必要に応じて補間計算をすることにより、赤色光源、緑色光源、及び青色光源の電流値及びパルス幅を求める。或いは、光源駆動方法決定部23は、ユーザに指定された輝度及び色温度を、記憶装置に記憶された演算式に代入して、赤色光源、緑色光源、及び青色光源の電流値及びパルス幅を算出する。
【0032】
記憶装置に記憶されている前記関係が、各光源の輝度が所定の基準輝度(例えば初期輝度)で発光することを前提として作成されている場合は、光源駆動方法決定部23は、各光源の現在の輝度と基準輝度との差異に応じた補正を行うようにしても良い。この補正は、光源輝度劣化度算出部21により算出される輝度劣化度を用いて行うようにしても良い。
【0033】
次に、S17において、光源駆動部14は、S16において決定された電流値及びパルス幅にて赤色光源、緑色光源、及び青色光源を駆動し点灯させる。
【0034】
一方、S14の比較の結果、白色光源輝度劣化度Wdgrが原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAV以下の場合、処理はS18に進む。S18において、光源駆動方法決定部23は、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源を点灯することを決定する。
次に、S19において、光源駆動方法決定部23は、光源輝度検出部15にて検出した赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源の輝度、ユーザが指定した目標輝度及び目標色温度に応じて、前記各光源の電流値及びパルス幅を決定する。S16で決定された赤色光源、緑色光源、及び青色光源の光量の合計値と、S19で決定された赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源の光量の合計値とは、等しくなる。
【0035】
次に、S20において、光源駆動部14は、S19において決定された電流値及びパルス幅にて赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源を駆動し点灯させる。赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源を点灯させることで、赤色光源、緑色光源、青色光源のみを点灯させる場合よりも広い表示色域を実現できる。なお、S18において、白色光源のみを点灯するのではなく、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源を点灯するようにしているのは、白色光源のみを点灯すると表示色域が狭くなってしまうためである
。赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源を点灯させることで、広い表示色域を実現できる。本実施例では、白色光源の劣化速度が、原色光源の劣化速度よりも早いことを前提としている。したがって、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源を点灯させ続けると、あるタイミングで白色光源の輝度劣化度が原色光源平均輝度劣化度よりも大きくなる。
なお、S12〜S20の処理は、ユーザが設定した時間間隔で定期的に実行するようにしてもよいし、ユーザが液晶表示装置1のキャリブレーション実行の指示をしたときに実行するようにしてもよい。また、液晶表示装置1の電源オフ時や電源オン時に実行するようにしてもよい。
【0036】
本実施例によれば、原色光源の劣化度合(平均的な劣化度合)が白色光源の劣化度合より小さい場合、原色光源が発光し、原色光源の劣化度合が白色光源の劣化度合以上の場合、原色光源及び白色光源が発光する。従って、白色光源の輝度劣化度と原色光源(本実施例では赤色光源、緑色光源、及び青色光源)の輝度劣化度との間にばらつきが生じることを抑制することができるので、バックライト部100の性能を長期にわたって維持することが可能になる。
なお、S14において白色光源輝度劣化度Wdgrが原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAV以下と判定された場合は、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源を点灯するものとした。しかし、白色光源輝度劣化度Wdgrと原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVの差に応じてことなる処理をしてもよい。具体的には、白色光源輝度劣化度Wdgrと原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVの差が閾値以上(例えば、原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVが白色光源輝度劣化度Wdgrの2倍以上)である場合は、白色光源のみを点灯するようにしてもよい。
また、図2Aでは、S14で、光源輝度劣化度判定部22が、S13で算出した白色光源輝度劣化度Wdgrと、S13で算出した原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVとを比較する例を挙げたが、図2Bに示すように光源輝度劣化度判定を行ってもよい。具体的には、図2BのS21で、原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVが所定の基準値Refよりも小さいかどうかを判定するようにしてもよい。この場合、原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVが所定の基準値Refよりも小さい場合は、S15に進み、赤色光源、緑色光源、及び青色光源を点灯する。一方、原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVが所定の基準値Ref以上である場合は、S18に進み、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源を点灯する。
【0037】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。実施例2に係る液晶表示装置1の構成は実施例1と同様である。実施例2と実施例1との相違点は、制御部200が行う制御にある。図3は、実施例2の制御部200が行う制御の流れを示すフローチャートである。図3において、実施例1の制御部200が行う制御と同等の内容を示すステップには、図2と同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。図3のフローチャートでは、S24において光源輝度劣化度判定部22が行う判定が、実施例1の図2のフローチャートのS14における判定と異なる。具体的には、本実施例では、S24において、光源輝度劣化度判定部22は、白色光源の輝度劣化度Wdgrと、原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)の輝度劣化度の中の最大値と、を比較する。赤色光源輝度劣化度Rdgr、緑色光源輝度劣化度Gdgr、青色光源輝度劣化度Bdgrとすると、この中の最大値をmax(Rdgr,Gdgr,Bdgr)で表す。
【0038】
S24における比較の結果、白色光源の輝度劣化度Wdgrの方が原色光源の輝度劣化度の最大値max(Rdgr,Gdgr,Bdgr)よりも大きい場合、処理はS25に進む。S25において、光源駆動方法決定部23は、赤色光源、緑色光源、及び青色光源を点灯することを決定する。以降の処理(S16,S17)は実施例1と同様である。
【0039】
一方、S24にける比較の結果、原色光源の輝度劣化度の最大値max(Rdgr,Gdgr,Bdgr)の方が白色光源の輝度劣化度Wdgrよりも大きい場合、処理はS28に進む。S28において、光源駆動方法決定部23は、赤色光源、緑色光源、青色光源及び白色光源を点灯することを決定する。以降の処理(S19,S20)は実施例1と同様である。
【0040】
本実施例によれば、原色光源の劣化度合(最大劣化度合)が白色光源の劣化度合より小さい場合、原色光源が発光し、原色光源の劣化度合が白色光源の劣化度合以上の場合、原色光源及び白色光源を発光する。従って、白色光源の輝度劣化度と原色光源(本実施例では、赤色光源、緑色光源、及び青色光源)の輝度劣化度との間にばらつきが生じることを抑制することができるので、バックライト部100の性能を長期にわたって維持することが可能になる。特に原色光源のうち輝度劣化度が最も大きい光源の輝度劣化度よりも白色光源の輝度劣化度が大きい場合に、白色光源を点灯させない光源制御が行われるので、輝度劣化度のばらつきを効果的に抑制することが可能になる。
【0041】
(実施例3)
次に、本発明の実施例3について説明する。実施例3と実施例1との構成上の相違点は、バックライト部において、実施例1の白色光源の代わりに実施例3では黄色光源を用いている点である。詳細には、実施例1の光源部は赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源で構成されているのに対し、実施例3の光源部は赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源で構成されている。黄色光源は、黄色、黄緑色、橙色など黄色系の発光をする光源である。赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源を点灯させることで、赤色光源、緑色光源、青色光源のみを点灯させる場合よりも広い表示色域を実現できる。
【0042】
実施例3に係る液晶表示装置1の構成を図4に示す。実施例3に係る液晶表示装置1は、バックライト部300、ディスプレイ部301、及び制御部400から構成される。
バックライト部300は、赤色光源30、緑色光源31、青色光源32、黄色光源33、光源駆動部34、及び光源輝度検出部35から構成される。本実施例では、赤色光源30、緑色光源31、及び青色光源32をまとめて原色光源と称する。原色光源は混色により白色光を生成する第1の光源(光源群)である。黄色光源33は、第1の光源を構成する赤色光源30、緑色光源31、及び青色光源32とは異なる色の光源であって第1の光源との混色により白色光を生成する第2の光源である。
【0043】
赤色光源30、緑色光源31、青色光源32、及び黄色光源33の各光源の数は、液晶表示装置1の輝度仕様、色域仕様に応じて決められ、各光源の数は異なっていてもよい。光源駆動部34は、赤色光源30、緑色光源31、青色光源32、及び黄色光源33の各光源を駆動するための電流調整回路、電圧調整回路から構成される。
【0044】
光源輝度検出部35は、赤色光源30、緑色光源31、青色光源32、及び黄色光源33の各光源の輝度を検出する。実施例1の光源輝度検出部15と同様、光源輝度検出部35は、複数の波長の光源の輝度を同時に検出可能であっても良いし、単一の波長の光源の輝度を検出可能な場合に各光源を順次点灯させて各光源の輝度を順次検出する構成でも良い。
【0045】
制御部400の構成は実施例1における制御部200と同様であるが、バックライト部300の光源の構成が実施例1と異なることから、制御部400の各機能部の処理内容は実施例1の制御部200の各機能部の処理内容とは異なっている。
例えば、初期輝度記憶部40は、赤色光源30,緑色光源31、青色光源32、及び黄色光源33の各光源を予め定められた電流値及びパルス幅にて点灯させたときに光源輝度
検出部35にて検出される輝度を初期輝度として記憶する。
【0046】
光源輝度劣化度算出部41は、光源輝度検出部35にて検出された各光源の輝度と、初期輝度記憶部40に記憶されている各光源の輝度とに基づき、各光源の輝度劣化度を算出する。赤色光源輝度劣化度Rdgr,緑色光源輝度劣化度Gdgr、青色光源輝度劣化度Bdgrは実施例1で説明した式で算出される。黄色光源輝度劣化度Ydgrは、以下の式で算出される。
【数3】

【0047】
光源輝度劣化度判定部42は、光源輝度劣化度算出部41にて算出された赤色光源30,緑色光源31、青色光源32、及び黄色光源33の各光源の輝度劣化度に基づき、輝度劣化度が大きい光源を判定する。
光源駆動方法決定部43は、光源輝度劣化度判定部42による判定の結果に応じて、赤色光源30,緑色光源31、青色光源32、及び黄色光源33の各光源の駆動方法を決定する。
【0048】
画像信号処理部45は、ディスプレイ部301に入力する画像信号に対して信号処理を行う。例えば、画像信号処理部45は、バックライト部300の赤色光源30,緑色光源31、青色光源32、及び黄色光源33により生成される白色光の色温度及び輝度を各光源の駆動設定値(発光の有無、輝度、電流値及びパルス幅など)に基づいて算出する。算出した色温度及び輝度がユーザが表示設定制御部44にて指定した目標色温度及び目標輝度と一致しない場合、画像信号処理部45は、ディスプレイ部301からの透過光の色温度及び輝度が目標色温度及び目標輝度になるように画像信号に対して信号処理を行う。
【0049】
次に、図5を用い実施例3において制御部400が行うバックライト制御について説明する。実施例1と異なる点は主に、白色光源輝度劣化度Wdgrの代わりに黄色光源輝度劣化度Ydgrが算出され、光源輝度劣化度判定部42にて黄色光源輝度劣化度Ydgrと原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVとの比較に基づいて各光源が制御される点である。
【0050】
詳細には、S31において、初期輝度記憶部40は、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源の初期輝度を取得する。
S32において、光源輝度検出部35は、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源の現在の輝度を測定する。
S33において、光源輝度劣化度算出部41は、赤色光源輝度劣化度Rdgr,緑色光源輝度劣化度Gdgr,青色光源輝度劣化度Bdgr、黄色光源輝度劣化度Ydgr、及び原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVを算出する。
【0051】
S34において、光源輝度劣化度判定部42は、黄色光源輝度劣化度Ydgrと、原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVと、を比較する。比較の結果、黄色光源輝度劣化度Ydgrが原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVよりも大きい場合、処理はS35に進む。S35において、光源駆動方法決定部43は原色光源(本実施例では、赤色光源、緑色光源、及び青色光源)を点灯することを決定する。そして、続くS16,S17では実施例1と同様、赤色光源、緑色光源、及び青色光源の電流値及びパルス幅が決定され、決定された電流値及びパルス幅にて赤色光源、緑色光源、及び青色光源が駆動される。
【0052】
一方、S34における比較の結果、黄色光源輝度劣化度Ydgrが原色光源平均輝度劣
化度RGBdgrAV以下の場合、処理はS36に進む。S36において、光源駆動方法決定部43は原色光源(本実施例では、赤色光源、緑色光源、及び青色光源)と黄色光源を点灯することを決定する。
【0053】
続くS37で光源駆動方法決定部43は、光源輝度検出部35にて検出した赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源の輝度、ユーザが指定した目標輝度及び目標色温度に応じて、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源の電流値及びパルス幅を決定する。
続くS38において、光源駆動部34は、S37で決定した電流値及びパルス幅にて赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源を駆動して点灯させる。なお、本実施例では、黄色光源の劣化速度が、原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)の劣化速度よりも早いことを前提としている。したがって、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源を点灯させ続けると、あるタイミングで黄色光源の輝度劣化度が原色光源平均輝度劣化度よりも大きくなる。
【0054】
なお、S34において、実施例2と同様、光源輝度劣化度判定部42は、原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)の輝度劣化度の中の最大値max(Rdgr,Gdgr,Bdgr)と、黄色光源輝度劣化度Ydgrと、を比較してもよい。その場合、Ydgr>max(Rdgr,Gdgr,Bdgr)ならば、S35において、光源駆動方法決定部43は、原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)を点灯することを決定する。Ydgr≦max(Rdgr,Gdgr,Bdgr)ならば、S38において、光源駆動方法決定部43は、原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)と黄色光源を点灯することを決定する。
【0055】
実施例3によれば、原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)の劣化度合が黄色光源の劣化度合より小さい場合、原色光源が発光し、原色光源の劣化度合が黄色光源の劣化度合以上の場合、原色光源及び黄色光源が発光する。従って、黄色光源を用いることで表示色域を拡大した照明装置(バックライト装置)において、黄色光源の輝度劣化度と原色光源の輝度劣化度との間にばらつきが生じることを抑制することができるので、広色域性能を長期にわたって維持することが可能になる。
【0056】
(実施例4)
次に、本発明の実施例4について説明する。実施例4と実施例1との構成上の相違点は、バックライト部において、さらに黄色光源が追加された点である。詳細には、実施例1の光源部は赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源で構成されているのに対し、実施例4の光源部は赤色光源、緑色光源、青色光源、白色光源、及び黄色光源で構成されている。黄色光源は、黄色、黄緑色、及び橙色など黄色系の発光をする光源である。赤色光源、緑色光源、青色光源、白色光源、及び黄色光源を点灯させることで、赤色光源、緑色光源、青色光源、白色光源のみを点灯させる場合よりも広い表示色域を実現できる。
【0057】
実施例4に係る液晶表示装置1の構成を図6に示す。実施例4に係る液晶表示装置1は、バックライト部500、ディスプレイ部501、及び制御部600から構成される。
バックライト部500は、白色光源50、赤色光源51、緑色光源52、青色光源53、黄色光源54、光源駆動部55、及び光源輝度検出部56から構成される。本実施例では、赤色光源51、緑色光源52、青色光源53、及び黄色光源54をまとめて有色光源と称する。有色光源は混色により白色光を生成する第1の光源(光源群)である。白色光源10は、第1の光源を構成する赤色光源51、緑色光源52、青色光源53、及び黄色光源54とは異なる色の光源であって第1の光源との混色により白色光を生成する第2の光源である。
【0058】
白色光源50、赤色光源51、緑色光源52、青色光源53、及び黄色光源54の数は、液晶表示装置1の輝度仕様、色域仕様に応じて決められ、各光源の数は異なっていてもよい。
光源駆動部34は、白色光源50、赤色光源51、緑色光源52、青色光源53、及び黄色光源54の各光源を駆動するための電流調整回路、電圧調整回路から構成される。
【0059】
光源輝度検出部56は、白色光源50、赤色光源51、緑色光源52、青色光源53、及び黄色光源54の各光源の輝度を検出する。実施例1の光源輝度検出部15と同様、光源輝度検出部56は、複数の波長の光源の輝度を同時に検出可能な構成であっても良いし、単一の波長の光源の輝度を検出可能であって各光源を順次点灯させながら各光源の輝度を順次検出する構成であっても良い。
【0060】
制御部600の構成は実施例1における制御部200と同様であるが、バックライト部500の光源の構成が実施例1と異なることから、制御部600の各機能部の処理内容は実施例1の制御部200の各機能部の処理内容とは異なっている。
【0061】
例えば、初期輝度記憶部60は、白色光源50、赤色光源51、緑色光源52、青色光源53、及び黄色光源54の各光源を予め定められた電流値及びパルス幅にて点灯させたときに光源輝度検出部56にて検出される輝度を初期輝度として記憶する。
【0062】
光源輝度劣化度算出部61は、光源輝度検出部56にて検出された各光源の輝度と、初期輝度記憶部60に記憶されている各光源の輝度との比較に基づき、各光源の輝度劣化度を算出する。白色光源輝度劣化度Wdgr、赤色光源輝度劣化度Rdgr,緑色光源輝度劣化度Gdgr、青色光源輝度劣化度Bdgrは実施例1で説明した式で算出される。黄色光源輝度劣化度Ydgrは実施例3で説明した式で算出される。
【0063】
光源輝度劣化度判定部62は、光源輝度劣化度算出部61にて算出された白色光源50、赤色光源51、緑色光源52、青色光源53、及び黄色光源54の各光源の輝度劣化度に基づき、輝度劣化度が大きい光源を判定する。
光源駆動方法決定部63は、光源輝度劣化度判定部62にて判定された結果に応じて、白色光源50、赤色光源51、緑色光源52、青色光源53、及び黄色光源54の各光源の駆動方法を決定する。
【0064】
画像信号処理部65は、ディスプレイ部501に入力する画像信号に対して信号処理を行う。例えば、画像信号処理部65は、バックライト部500の白色光源50、赤色光源51、緑色光源52、青色光源53、及び黄色光源54により生成される白色光の色温度及び輝度を各光源の駆動設定値に基づいて算出する。算出した色温度及び輝度がユーザが表示設定制御部64にて指定した目標色温度及び目標輝度と一致しない場合、画像信号処理部65は、ディスプレイ部501からの透過光の色温度及び輝度が目標色温度及び目標輝度になるように画像信号に対して信号処理を行う。バックライト部500の発光する白色光の色温度及び輝度は、各光源の駆動設定値(光源毎の発光の有無、輝度、電流値及びパルス幅など)に基づいて求められる。
【0065】
次に、図7を用い実施例4において制御部600が行うバックライト制御について説明する。実施例1と異なる点は、主に白色光源輝度劣化度Wdgrと、有色光源平均輝度劣化度RGBYdgrAVと、が比較される点である。ここで、有色光源平均輝度劣化度RGBYdgrAVは次の式で算出される。
【数4】

【0066】
S41において、初期輝度記憶部60は、白色光源、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源の初期輝度を取得する。
S42において、光源輝度検出部56は、白色光源、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源の現在の輝度を測定する。
S43において、光源輝度劣化度算出部61は、白色光源輝度劣化度Wdgr,赤色光源輝度劣化度Rdgr,緑色光源輝度劣化度Gdgr,青色光源輝度劣化度Bdgr、黄色光源輝度劣化度Ydgr、及び有色光源平均輝度劣化度RGBYdgrAVを算出する。
【0067】
S44において、光源輝度劣化度判定部62は、白色光源輝度劣化度Wdgrと、有色光源平均輝度劣化度RGBYdgrAVと、を比較する。比較の結果、白色光源輝度劣化度Wdgrが有色光源平均輝度劣化度RGBYdgrAVよりも大きい場合、処理はS45に進む。S45において、光源駆動方法決定部63は、有色光源(赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源)を点灯することを決定する。
【0068】
続くS46で光源駆動方法決定部63は、光源輝度検出部56にて検出した赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源の輝度、ユーザが指定した目標輝度及び目標色温度に応じて、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源の電流値及びパルス幅を決定する。
続くS47において、光源駆動部55は、S46で決定した電流値及びパルス幅にて赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源を駆動して点灯させる。
【0069】
一方、S44における比較の結果、白色光源輝度劣化度Wdgrが有色光源平均輝度劣化度RGBYdgrAV以下の場合、処理はS48に進む。S48において、光源駆動方法決定部63は、白色光源と有色光源(赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源)を点灯することを決定する。
続くS49において、光源駆動方法決定部63は、光源輝度検出部56にて検出した白色光源、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源の輝度、ユーザが指定した目標輝度及び目標色温度に応じて、各光源の電流値及びパルス幅を決定する。
続くS50において、光源駆動部55は、S49で決定した電流値及びパルス幅にて白色光源、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源を駆動して点灯させる。
なお、本実施例では、白色光源の劣化速度が、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源の劣化速度よりも早いことを前提としている。したがって、白色光源、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源を点灯させ続けると、あるタイミングで白色光源の輝度劣化度が有色光源平均輝度劣化度よりも大きくなる。
【0070】
なお、S44において、光源輝度劣化度判定部62は、有色光源(本実施例では、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源)の輝度劣化度の最大値max(Rdgr,Gdgr,Bdgr,Ydgr)と、白色光源輝度劣化度Wdgrと、を比較してもよい。その場合、Wdgr>max(Rdgr,Gdgr,Bdgr,Ydgr)ならば、S45において、光源駆動方法決定部63は、有色光源(赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源)を点灯することを決定する。Wdgr≦max(Rdgr,Gdgr,Bdgr,Ydgr)ならば、S48において、光源駆動方法決定部63は、白色光源と有色光源(赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源)を点灯することを決定する。
【0071】
実施例4によれば、有色光源(赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源)の劣化度合が白色光源の劣化度合より小さい場合、有色光源が発光し、有色光源の劣化度合が白色光源の劣化度合以上の場合、有色光源及び白色光源が発光する。従って、赤色光源、緑色光源、青色光源、黄色光源、及び白色光源を用いることで表示色域の拡大と発光効率の両立を可能とした照明装置(バックライト装置)において、白色光源の輝度劣化度と有色光源の輝度劣化度との間のばらつきを抑制することができる。よって、広色域・高効率性能を長期にわたって維持することが可能になる。
【0072】
(実施例5)
次に、本発明の実施例5について説明する。ここでは、原色光源は赤色光源、緑色光源、及び青色光源とする。
【0073】
実施例5では、実施例1で説明した構成において、白色光源輝度劣化度Wdgrに対して、原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVが、所定値以上大きくなった場合のバックライト制御について説明する。ユーザの使用環境や、輝度劣化度検出頻度によって原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVと白色光源輝度劣化度Wdgrとの間に所定値以上の差が生じる場合がある。つまり、原色光源と比較して白色光源の劣化が大幅に遅い場合である。このような場合に、本実施例では、バックライト部100の発する白色光の輝度を目標輝度に維持しつつ、白色光源10の輝度を高くする。すなわち、白色光源10と原色光源との輝度比率において、白色光源10の比率を高める。これにより、原色光源の輝度劣化度と白色光源の輝度劣化度の差を小さくすることができる。本実施例に係る液晶表示装置1の構成は、図1に示した実施例1の液晶表示装置1と同様である。
【0074】
次に、図1と図8に基づき、実施例5において制御部200が行う一連の制御について説明する。図8において、実施例1で説明した図2と同じ処理を行うステップには図2と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0075】
本実施例が実施例1と異なる点は、以下の点である。すなわち、S14における比較の結果、白色光源輝度劣化度Wdgrが原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAV以下の場合(S18)、処理はS59に進む。S59において、光源輝度劣化度判定部22は、白色光源輝度劣化度Wdgrと原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVの差分の絶対値を算出し、算出した差分の絶対値と所定値Cdgrとを比較する。差分の絶対値が所定値Cdgrよりも大きい場合、処理はS60に進み、光源駆動方法決定部23は、白色光源の輝度を前記差分の絶対値が所定値以下の場合よりも高くする。一例を挙げると、S60では、白色光源の光量と原色光源の光量(赤色光源、緑色光源、及び青色光源の光量の合計値)とが1:1となるようにし、S19では、白色光源の光量と原色光源の光量とが1:2となるようにする。
【0076】
すなわち、光源駆動方法決定部23は、バックライト部100の発する光の輝度における白色光源の比率(寄与)を大きくするよう赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源の電流値及びパルス幅を決定する。光源駆動方法決定部23は、白色光源の輝度比率の大きさを、予め決められた割合だけ増加させても良いし、白色光源輝度劣化度Wdgrと原色光源平均輝度劣化度RGBdgrAVの差分の絶対値の所定値Cdgrからの乖離の度合に応じて決定しても良い。例えば、光源駆動方法決定部23は、差分の絶対値と所定値Cdgrとの差が大きいほど、白色光源の輝度比率が高くなるように、白色光源の輝度比率を決定しても良い。
【0077】
続くS61において、光源駆動部14は、S60で決定した電流値及びパルス幅にて、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び白色光源を駆動し点灯させる。本実施例によれば、
何らかの原因で白色光源の輝度劣化度が原色光源(この場合、赤色光源、緑色光源、及び青色光源)の輝度劣化度に対し大幅に遅い場合であっても、両者の輝度劣化度のずれを短期間で縮小することができる。従って、バックライト部100の性能を長期にわたって維持することが可能になる。
【0078】
なお、本実施例の考え方は、実施例2〜4にも適用することができる。実施例2に適用すると、図3のS24において、光源輝度劣化度判定部22は、Wdgr≦max(Rdgr,Gdgr,Bdgr)の場合に、差分絶対値|max(Rdgr,Gdgr,Bdgr)−Wdgr|と所定値との比較を行う。そして、差分絶対値が所定値より大きい場合に、光源駆動方法決定部23は、白色光源の輝度比率を上げるよう各光源の点灯を制御する。
【0079】
実施例3に適用すると、図5のS34において、光源輝度劣化度判定部42は、Ydgr≦RGBdgrAVの場合に、差分絶対値|RGBdgrAV−Ydgr|と所定値との比較を行う。そして、差分絶対値が所定値より大きい場合に、光源駆動方法決定部43は、黄色光源の輝度比率を上げるよう各光源の点灯を制御する。これにより、黄色光源の輝度劣化度が原色光源(この場合、赤色光源、緑色光源、及び青色光源)の輝度劣化度よりも大幅に遅い場合であっても、原色光源と黄色光源の輝度劣化度のばらつきを短期間に縮小することができる。
【0080】
実施例4に適用すると、図7のS44において、光源輝度劣化度判定部62は、Wdgr≦RGBYdgrAVの場合に、差分絶対値|RGBYdgrAV−Wdgr|と所定値との比較を行う。そして、差分絶対値が所定値より大きい場合に、光源駆動方法決定部63は、白色光源の輝度比率を上げるよう各光源の点灯を制御する。これにより、白色光源の輝度劣化度が有色光源(この場合、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源)の輝度劣化度よりも大幅に遅い場合であっても、有色光源と白色光源の輝度劣化度のばらつきを短期間に縮小することができる。
【0081】
(実施例6)
次に、本発明の実施例6について説明する。実施例6では、実施例1で説明した構成において、原色光源の輝度劣化度の最大値max(Rdgr,Gdgr,Bdgr)と最小値min(Rdgr,Gdgr,Bdgr)との差分に基づく制御を行う。図9に基づき、実施例6において制御部200が行うバックライト制御について説明する。図9において、実施例1で説明した図2と同じ処理を行うステップには図2と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0082】
本実施例では、S15において光源駆動方法決定部23が原色光源(ここでは、赤色光源、緑色光源、及び青色光源)を点灯させることを決定した後、処理はS76に進む。S76において、光源輝度劣化度判定部22は、max(Rdgr,Gdgr,Bdgr)とmin(Rdgr,Gdgr,Bdgr)との差分を算出し、算出した差分と所定値Ddgrとを比較する。差分が所定値Ddgr以上の場合、S79において、光源駆動方法決定部23は、原色光源のうち輝度劣化度が最も小さい光源の輝度を前記差分が前記所定値より小さい場合よりも高くする。
【0083】
すなわち、光源駆動方法決定部23は、当該光源の電流値及びパルス幅を、ユーザにより指定された輝度及び色温度に応じて決定される通常の場合(差分が所定値Ddgrより小さい場合)の電流値及びパルス幅よりも大きくする補正をする。これにより、原色光源の輝度劣化度のばらつきを縮小することができる。光源駆動方法決定部23は、輝度劣化度が最小の光源の電流値及びパルス幅に対する補正量を、予め定められた量又は割合により決定しても良いし、所定値Ddgrからの前記差分の乖離の度合に応じて決定しても良
い。
【0084】
例えば、光源駆動方法決定部23は、所定値Ddgrからの前記差分の乖離の度合が大きいほど補正量を大きくしても良い。輝度劣化度の小さい光源の輝度を高くすることにより、バックライト部100による照射光のディスプレイ部101からの透過光の輝度及び色温度が、ユーザが指定した輝度及び色温度と一致しなくなる可能性がある。一致しない場合、S80において、画像信号処理部25は、ディスプレイ部101からの透過光の輝度及び色温度がユーザにより指定された目標輝度及び目標色温度と一致するように、ディスプレイ部101に入力する画像信号に画像処理を加える。これにより、上記のような原色光源の輝度劣化度のばらつきを抑える光源駆動を行った場合でも、ユーザにより指定された輝度及び色温度を実現できる。
【0085】
同様に、S18において光源駆動方法決定部23が原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)と白色光源を点灯させることを決定した後、処理はS82に進む。S82において、光源輝度劣化度判定部22は、max(Rdgr,Gdgr,Bdgr)とmin(Rdgr,Gdgr,Bdgr)との差分を算出し、算出した差分と所定値Ddgrとを比較する。差分が所定値Ddgr以上の場合、S85において、光源駆動方法決定部23は、原色光源のうち輝度劣化度が最も小さい光源の輝度を高くする。
【0086】
すなわち、光源駆動方法決定部23は、当該光源の電流値及びパルス幅を、ユーザに指定された輝度及び色温度に応じて決定される通常の場合(前記差分が前記所定値Ddgrより小さい場合)の電流値及びパルス幅よりも大きくする補正をする。この補正に応じて、S86において、画像信号処理部25は、ディスプレイ部101からの透過光の輝度及び色温度がユーザにより指定された目標輝度及び目標色温度と一致するように、ディスプレイ部101に入力する画像信号に補正処理を加える。
【0087】
実施例6の制御によれば、原色光源(この場合、赤色光源、緑色光源、及び青色光源)の輝度劣化度のばらつきを短期間で縮小することができる。従って、バックライト部100の性能を長期にわたって維持することが可能になる。
【0088】
なお、本実施例の考え方は、実施例2〜4にも適用することができる。実施例2に適用すると、図3のS25において光源駆動方法決定部23が原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)を点灯することを決定した次のステップにおいて、光源輝度劣化度判定部22が上記S76の判定を行う。前記差分が前記所定値以上の場合、S79〜S80の処理が行われる。また、S28において光源駆動方法決定部23が原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)と白色光源を点灯させることを決定した次のステップにおいて、光源輝度劣化度判定部22が上記S82の判定を行う。前記差分が前記所定値以上の場合、S85〜S86の処理が行われる。
【0089】
実施例3に適用すると、図5のS35において光源駆動方法決定部43が原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)を点灯することを決定した次のステップにおいて、光源輝度劣化度判定部42が上記S76の判定を行う。前記差分が前記所定値以上の場合、S79〜S80の処理が行われる。また、S36において光源駆動方法決定部43が原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)と黄色光源を点灯させることを決定した次のステップにおいて、光源輝度劣化度判定部42が上記S82の判定を行う。
【0090】
そして、前記差分が前記所定値以上の場合、光源駆動方法決定部43は、原色光源(赤色光源、緑色光源、及び青色光源)のうち輝度劣化度が最も小さい光源の輝度を高くする補正をする。この補正に応じて、画像信号処理部45は、バックライト部による照射光のディスプレイ部からの透過光の輝度及び色温度がユーザにより指定された輝度及び色温度
と一致するように、ディスプレイ部に入力する画像信号に補正処理を加える。これにより、原色光源(この場合、赤色光源、緑色光源、及び青色光源)の輝度劣化度のばらつきを短期間で縮小することができ、多原色光源バックライトの性能を長期にわたって維持することが可能になる。
【0091】
実施例4に適用すると、図7のS45で光源駆動方法決定部63が原色光源を点灯させることを決定した後、光源輝度劣化度判定部62がmax(Rdgr,Gdgr,Bdgr,Ydgr)とmin(Rdgr,Gdgr,Bdgr,Ydgr)の差分を算出する。算出した差分と所定値とを比較し、差分が所定値以上の場合、光源駆動方法決定部63は有色光源(赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源)のうち輝度劣化度が最も小さい光源の電流値及びパルス幅を大きくする補正をする。
【0092】
この補正に応じて、画像信号処理部65はバックライト部による照射光のディスプレイ部からの透過光の輝度及び色温度がユーザにより指定された輝度及び色温度と一致するように、ディスプレイ部に入力する画像信号に補正処理を加える。
【0093】
また、S48で光源駆動方法決定部63が原色光源と白色光源を点灯させることを決定した後、光源輝度劣化度判定部62がmax(Rdgr,Gdgr,Bdgr,Ydgr)とmin(Rdgr,Gdgr,Bdgr,Ydgr)との差分を算出する。算出した差分と所定値とを比較し、差分が所定値以上の場合、光源駆動方法決定部63は有色光源(赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源)のうち輝度劣化度が最も小さい光源の電流値及びパルス幅を大きくする補正をする。
【0094】
この補正に応じて、画像信号処理部65はバックライト部による照射光のディスプレイ部からの透過光の輝度及び色温度がユーザにより指定された輝度及び色温度と一致するように、ディスプレイ部に入力する画像信号に補正処理を加える。これにより、有色光源(この場合、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源)の輝度劣化度のばらつきを短期間で縮小することができ、多原色光源バックライトの性能を長期にわたって維持することが可能になる。
【符号の説明】
【0095】
10 白色光源、11 赤色光源、12 緑色光源、13 青色光源、14 光源駆動部、15 光源輝度検出部、100 バックライト部、21 光源輝度劣化度算出部、22光源輝度劣化度判定部、23 光源駆動方法決定部、200 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
混色により白色光を生成する複数の発光素子から構成される第1の光源と、前記第1の光源を構成する複数の発光素子とは異なる色の発光素子で構成され、前記第1の光源との混色により白色光を生成する第2の光源と、を有する光源部と、
第1の光源及び第2の光源の劣化度合を判定する判定手段と、
第1の光源の劣化度合が第2の光源の劣化度合より小さい場合は、第1の光源を発光させ、第1の光源の劣化度合が第2の光源の劣化度合以上の場合は、第1の光源及び第2の光源を発光させる制御手段と、
を備える照明装置。
【請求項2】
前記制御手段は、第1の光源の劣化度合が第2の光源の劣化度合以上であって、かつ、第1の光源の劣化度合と第2の光源の劣化度合との差分が所定値より大きい場合、第2の光源の輝度を、前記差分が前記所定値以下の場合よりも高くする請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記第1の光源を構成する各光源の劣化度合のうちの最大値と最小値との差分が所定値より大きい場合、前記第1の光源を構成する複数の光源のうち劣化度合が最小の光源の輝度を、前記差分が前記所定値以下の場合よりも高くする請求項1に記載の照明装置。
【請求項4】
各光源の輝度を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出される輝度に基づいて、第1の光源及び第2の光源の劣化度合を算出する算出手段と、
をさらに備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第1の光源は、赤色光源、緑色光源、及び青色光源を含む前記複数の光源から構成される請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第2の光源は白色光源である請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項7】
前記第2の光源は黄色光源である請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項8】
前記第1の光源は更に黄色光源を含み、
前記第2の光源は白色光源である請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項9】
各光源の輝度を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出される輝度に基づいて、第1の光源及び第2の光源の劣化度合を算出する算出手段と、をさらに備え、
前記第1の光源は、赤色光源、緑色光源、及び青色光源を含む前記複数の光源から構成され、
前記算出手段は、第1の光源の劣化度合として、赤色光源の劣化度合、緑色光源の劣化度合、及び青色光源の劣化度合の平均値又は最大値を算出する請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項10】
各光源の輝度を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出される輝度に基づいて、第1の光源及び第2の光源の劣化度合を算出する算出手段と、をさらに備え、
前記第1の光源は、赤色光源、緑色光源、青色光源、及び黄色光源を含み、
前記第2の光源は白色光源であり、
前記算出手段は、第1の光源の劣化度合として、赤色光源の劣化度合、緑色光源の劣化度合、青色光源の劣化度合、及び黄色光源の劣化度合の平均値又は最大値を算出する請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1項に記載の照明装置と、
前記照明装置により照射される光を画像信号に応じた透過率で透過させることにより画像信号に基づく画像を表示する液晶パネルと、
前記制御手段により制御される前記第1の光源及び前記第2の光源の発光の有無及び輝度に基づいて、前記液晶パネルを透過した光の輝度及び色温度が所定の目標輝度及び目標色温度になるように、前記液晶パネルに入力する画像信号に対し信号処理を行う画像処理手段と、
を備える液晶表示装置。
【請求項12】
混色により白色光を生成する複数の発光素子から構成される第1の光源と、前記第1の光源を構成する複数の発光素子とは異なる色の発光素子で構成され、前記第1の光源との混色により白色光を生成する第2の光源と、を有する照明装置の制御方法であって、
第1の光源及び第2の光源の劣化度合を判定する判定ステップと、第1の光源の劣化度合が第2の光源の劣化度合より小さい場合は、第1の光源を発光させ、第1の光源の劣化度合が第2の光源の劣化度合以上の場合は、第1の光源及び第2の光源を発光させる制御ステップと、
を有する照明装置の制御方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−16462(P2013−16462A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−71494(P2012−71494)
【出願日】平成24年3月27日(2012.3.27)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】