説明

田植機の植付アーム構造

【課題】 田植機の植付アーム構造において、駆動アームを揺動自在に支持する支持軸を本体部から外方に抜き出すことが容易に行えるように構成する。
【解決手段】 本体部36の内部に支持された支持軸44に駆動アーム45を揺動自在に支持し、駆動アーム45により苗押し出し部材が植付爪に沿って往復駆動されるように構成する。支持軸44の端部44aを本体部36の側面から外方に突出させて、本体部36の外方から支持軸44を挿抜自在に構成する。本体部36の内部を開放可能な蓋部材を備えて、蓋部材を本体部36に取り付けた状態で支持軸44の本体部33からの抜け出しを阻止する阻止部37aを、蓋部材に備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歩行型や乗用型の田植機において、苗のせ台から苗を取り出して田面に植え付ける植付アームの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
田植機で使用される植付アームとしては、例えば特許文献1に開示されているように、本体部(特許文献1の図4及び図5の21B)に固定された植付爪(特許文献1の図4及び図5の23)と、植付爪に沿って往復移動自在に本体部に支持された苗押し出し部材(特許文献1の図4及び図5の30)とを備えている。本体部の内部に支持された支持軸(特許文献1の図4及び図5の25)に、駆動アーム(特許文献1の図4及び図5の26)が揺動自在に支持されており、駆動アームにより苗押し出し部材が植付爪に沿って往復駆動される。
【0003】
【特許文献1】特開2003−70326号公報(図4及び図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
田植機を長期間に亘って使用した場合、植付アームの各部に磨耗等が進行するので、駆動アームや支持軸等を交換する必要が生じてくる。特許文献1において、駆動アーム及び支持軸等を交換する場合、蓋部材(特許文献1の図5の21A)を取り外したとしても、支持軸(特許文献1の図4及び図5の25)を、本体部(特許文献1の図4及び図5の21B)から外方に抜き出さなければ、駆動アーム(特許文献1の図4及び図5の26)を取り外すことができない。
【0005】
しかしながら、特許文献1では支持軸の端部が本体部に内部に埋没した状態となっているので(特許文献1の図4参照)、支持軸を本体部から外方に抜き出すことが容易に行えないものとなっている。
本発明は田植機の植付アーム構造において、駆動アームを揺動自在に支持する支持軸を本体部から外方に抜き出すことが容易に行えるように構成することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、田植機の植付アーム構造において、次のように構成することにある。
本体部に固定された植付爪と、植付爪に沿って往復移動自在に本体部に支持された苗押し出し部材とを備える。本体部の内部に支持された支持軸に駆動アームを揺動自在に支持し、駆動アームにより苗押し出し部材が植付爪に沿って往復駆動されるように構成する。支持軸の端部を本体部の側面から外方に突出させて、本体部の外方から支持軸を挿抜自在に構成する。本体部の内部を開放可能な蓋部材を備えて、蓋部材を本体部に取り付けた状態で支持軸の本体部からの抜け出しを阻止する阻止部を、蓋部材に備える。
【0007】
(作用)
本発明の第1特徴によると、支持軸の端部が本体部の側面から外方に突出しており、蓋部材を本体部に取り付けた状態において、蓋部材の阻止部によって支持軸の本体部からの抜け出しが阻止されている。これにより、本体部から蓋部材を取り外すことによって、蓋部材の阻止部が支持軸の端部から離れるので、工具等により支持軸の端部を持つことが容易に行えて、支持軸を本体部から外方に容易に抜き出すことができる。
【0008】
支持軸の本体部からの抜き出しを容易なものにする為に、本体部と支持軸との嵌め合いを少し緩いものに設定することが考えられる。
本発明の第1特徴によると、蓋部材を本体部に取り付けた状態で、蓋部材の阻止部により支持軸の本体部からの抜け出しを阻止しているので、本体部と支持軸との嵌め合いを少し緩いものに設定しても、通常の植付作業状態において本体部から支持軸が抜け出るようなことがない。
【0009】
阻止部を備える場合、阻止部を蓋部材に備えずに、本体部に着脱自在に備えることが考えられる。しかしながら、このように構成すると、本体部の内部のメンテナンスの為に(例えば本体部の内部の駆動アームを交換する為に)、本体部から蓋部材を取り外した後、本体部から阻止部を取り外さなければならない。
本発明の第1特徴によると、本体部の内部を開放可能な蓋部材に阻止部を備えているので、本体部の内部のメンテナンスの為に(例えば本体部の内部の駆動アームを交換する為に)、本体部から蓋部材を取り外せば、これと同時に蓋部材の阻止部が支持軸の端部から離れるので、本体部から蓋部材を取り外した後、本体部から阻止部を取り外すと言うようなことを行う必要がない。
【0010】
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、田植機の植付アーム構造において、駆動アームを揺動自在に支持する支持軸を本体部から外方に抜き出すことが容易に行えるようになり、本体部の内部のメンテナンス性(駆動アームや支持軸等の交換)を向上させることができた。
本発明の第1特徴によると、本体部の内部を開放可能な蓋部材に阻止部を備えることにより、本体部から蓋部材を取り外した後、本体部から阻止部を取り外すと言うようなことを行う必要がないので、この点においても本体部の内部のメンテナンス性(駆動アームや支持軸等の交換)を向上させることができた。
【0011】
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の田植機の植付アーム構造において次のように構成することにある。
植付作動が行われるように本体部を回転駆動する駆動軸と、駆動軸を回転自在に支持する植付ケースとを備える。駆動軸における植付ケースの内部の部分にバランスウェイトを備える。
【0012】
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
田植機では、植付アーム(本体部)に対してバランスウェイトを備えて、植付アーム(本体部)の回転による振動を抑えるように構成することが多い。
本発明の第2特徴によると、植付作動が行われるように本体部を回転駆動する駆動軸において、駆動軸における植付ケースの内部の部分にバランスウェイトを備えているので、バランスウェイトが植付ケースの内部で回転することになり、バランスウェイトが植付ケースから外方に出るようなことがない。これにより、植付ケースの内部に潤滑油が満たされている場合、バランスウェイトの回転により潤滑油が攪拌され撥ね飛ばされるので、植付ケースの内部の各部に潤滑油が充分に供給されるようになる。
【0013】
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、植付アーム(本体部)に対するバランスウェイトを植付ケースの内部に配置することにより、植付ケースの内部の各部に潤滑油を充分に供給することができるようになって、植付ケースの内部の各部の潤滑性及び耐久性を向上させることができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
[1]
図1及び図2に、6条植型式の歩行型田植機の全体が示されている。ミッションケース1の横軸芯P1周りに右及び左の伝動ケース2が上下に揺動駆動自在に支持され、右及び左の伝動ケース2の後部に右及び左の車輪3が支持されて、機体が支持されており、ミッションケース1の前部に連結された支持フレーム4にエンジン5が支持され、エンジン5及びミッションケース1の上側を覆うボンネット6が備えられている。
【0015】
図1及び図2に示すように、角パイプ状の支持フレーム7がミッションケース1の後部に連結されて後方に延出されて、支持フレーム7に苗植付装置8及び操縦ハンドル9が支持されている。ミッションケース1及び苗植付装置8に亘って予備苗のせ台10が支持され、機体の下部にセンターフロート11及びサイドフロート12が支持されている。
【0016】
図2,3,4に示すように、苗植付装置8は、支持フレーム7に連結された中央の植付ケース13、中央の植付ケース13の上部に連結されたフィードケース14、中央の植付ケース13に連結された右及び左のパイプフレーム15、右及び左のパイプフレーム15に連結された右及び左の植付ケース16、中央の植付ケース13の下部に回転駆動自在に支持されたクランク型式の2個の植付アーム17、右及び左の植付ケース16の下部に回転駆動自在に支持されたクランク型式の2個の植付アーム17、機体左右方向に往復横送り駆動される苗のせ台18等を備えて構成されている。
【0017】
[2]
次に、苗植付装置8の伝動系について説明する。
図4に示すように、ミッションケース1からの伝動軸(図示せず)が支持フレーム7の内部を通って後方に延出され、中央の植付ケース13の下部に備えられた入力軸(図示せず)と伝動軸とが、支持フレーム7の内部で接続されている。中央の植付ケース13の下部に駆動軸19が回転自在に支持されて、駆動軸19の右及び左の端部に植付アーム17が後述するように支持されており、駆動軸19に相対回転自在に外嵌されたベベルギヤ20が入力軸に固定されたベベルギヤ21に咬合している。スプライン構造により駆動軸19に一体回転及びスライド自在に外嵌された伝動部材22が備えられ、伝動部材22をベベルギヤ20との咬合側に付勢するバネ23が備えられており、ベベルギヤ20と伝動部材22との間で植付クラッチ24が構成されている。
【0018】
図4に示すように、中央の植付ケース13の上部に2本の出力軸25,26が回転自在に支持されており、駆動軸19に固定されたスプロケット19a、及び出力軸25,26に固定されたスプロケット25a,26aに亘って伝動チェーン27が巻回されている。フィードケース14の内部に螺旋軸28が回転自在に支持されて、出力軸26の端部に固定された伝動ギヤ26bと、螺旋軸28の端部に固定された伝動ギヤ28aとが咬合している。フィードケース14に横送り軸29が機体左右方向に往復横移動自在に支持され、横送り軸29に取り付けられた送り部材29aが螺旋軸28の螺旋溝28bに係合しており、図1及び図2に示すように、横送り軸29の右及び左の端部が連結部材30を介して苗のせ台18の右及び左の端部に連結されている。
【0019】
図4に示すように、右及び左の植付ケース16の上部に入力軸31が回転自在に支持されており、出力軸25と入力軸31とに亘って円筒状の伝動軸32が接続されている。右及び左の植付ケース16の下部に駆動軸33が回転自在に支持されて、駆動軸33の右及び左の端部に植付アーム17が後述するように支持されており、入力軸31に固定されたスプロケット31a、及び駆動軸33に固定されたスプロケット33aとに亘って伝動チェーン34が巻回されている。
【0020】
以上の構造により、図4に示すように、ミッションケース1からの動力が、支持フレーム7の内部の伝動軸及び入力軸、植付クラッチ24(伝動状態)を介して駆動軸19に伝達されて、中央の植付ケース13の植付アーム17が回転駆動されるのであり、伝動チェーン27及び出力軸26を介して螺旋軸28に伝達される。横送り軸29の送り部材29aと螺旋軸28の螺旋溝28bとの係合により、横送り軸29が螺旋軸28に沿って往復横送り駆動されるのであり、これに伴って苗のせ台18が機体左右方向に往復横送り駆動される。ミッションケース1からの動力が、出力軸25、伝動軸32、入力軸31及び伝動チェーン34を介して駆動軸33に伝達されて、右及び左の植付ケース16の植付アーム17が回転駆動される。このように苗のせ台18が機体左右方向に往復横送り駆動されるのに伴って、植付アーム17が苗のせ台18の下部から苗を取り出して田面に植え付ける。
【0021】
この場合に、図4に示すように、伝動部材22をベベルギヤ20に咬合させることにより、植付クラッチ24が伝動状態に操作される。伝動部材22をベベルギヤ20から離し操作することにより、植付クラッチ24を遮断状態に操作することができるのであり、苗のせ台18及び植付アーム17を停止させることができる。出力軸26及び螺旋軸28の伝動ギヤ26b,28aを覆うカバー35を取り外して、出力軸26及び螺旋軸28の伝動ギヤ26b,28aを、ギヤ比の異なる別の伝動ギヤ(図示せず)に交換することにより、苗のせ台18の往復横送り駆動の速度を変更することができる。
【0022】
[3]
次に、中央の植付ケース13の植付アーム17、右及び左の植付ケース16の植付アーム17について説明する。
図3,5,6に示すように、アルミ合金の鋳物によって一体的に形成された本体部36と、合成樹脂によって一体的に形成された蓋部材37とを備えて、植付アーム17が構成されており、植付爪38が本体部36にボルト39によって固定され、苗押し出し部材40が植付爪38の下面に沿って往復移動自在(図6の紙面左右方向)に、本体部36に支持されている。
【0023】
図3及び図5に示すように、駆動軸19,33の右及び左の端部にクランクアーム41が固定され、クランクアーム41にバランスウェイト41aが一体的に形成されており、クランクアーム41に支持軸42が固定されている。支持軸42に本体部36がベアリングを介して回転自在に支持されており、本体部36から延出されたアーム部36aと、中央の植付ケース13(右及び左の植付ケース16)のアーム部13a,16a(図4参照)とに亘って、連係リンク43が接続されている。
【0024】
図5及び図6に示すように、本体部36の内部に支持軸44が支持され、支持軸44に駆動アーム45が揺動自在に支持されており、駆動アーム45の上端部と苗押し出し部材40とがリンク46によって接続されている。本体部36の内部において支持軸42にカム部42aが固定されて、駆動アーム45の下端部が支持軸42のカム部42aに接当しており、駆動アーム45を図6の紙面右方に付勢するバネ47が駆動アーム45と蓋部材37とに亘って取り付けられ、ゴム製の受け部材48が本体部36に固定されている。
【0025】
以上の構造により、図5及び図6に示すように、駆動軸19,33が回転駆動されることにより、支持軸42及び支持軸42のカム部42aが本体部36の内部で回転駆動(図6の紙面時計方向)されるのであり、支持軸42のカム部42aにより駆動アーム45がバネ47に抗して図6の紙面左方に操作されて、苗押し出し部材40が本体部36の内部に移動操作される。この状態で植付アーム17が苗のせ台18の下部を通過して、植付爪38の先端部と苗押し出し部材40の先端部との間に苗を保持して取り出す。
【0026】
図5及び図6に示すように、植付爪38及び苗押し出し部材40が田面に突入すると、支持軸42のカム部42aから駆動アーム45の下端部が外れ、バネ47の付勢力により駆動アーム45が受け部材48に接当するまで図6の紙面右方に操作されて、苗押し出し部材40が本体部36から外方に移動操作される。これにより、植付爪38の先端部と苗押し出し部材40の先端部との間に保持されていた苗が、苗押し出し部材40によって田面に押し出される。
【0027】
[4]
次に、支持軸44について説明する。
図5及び図6に示すように、本体部36の右及び左側部にボス部36bが形成されており、一方のボス部36b(図5の紙面右側)に凹部が形成され、他方のボス部36b(図5の紙面左側)に貫通孔が形成されている。本体部36のボス部36bに支持軸44が支持されており、本体部36の他方のボス部36b(図5の紙面左側)から(本体部36の側面から)、支持軸44の端部44aが外方に突出している。
【0028】
図3及び図5に示すように、蓋部材37の横側部に阻止部37aが一体的に形成されており、蓋部材37を本体部36に取り付けた状態において、蓋部材37の阻止部37aが支持軸44の端部44aに対向するように配置されている。これにより、支持軸44が本体部36から図5の紙面左方に抜け出ようとしても、支持軸44の端部44aが蓋部材37の阻止部37aに接当して、支持軸44の本体部36からの抜け出しが阻止される。
【0029】
図3及び図5に示すように、本体部36から蓋部材37を取り外すことによって、蓋部材37の阻止部37aが支持軸44の端部44aから離れるので、工具等により支持軸44の端部44aを持つことが容易に行えて、支持軸44を本体部36から外方(図5の紙面左方)に容易に抜き出すことができる。これにより、本体部36の内部が開放され、支持軸44が本体部36から抜き出された状態において、駆動アーム45及び支持軸44等の交換を行うことができるのであり、新しい駆動アーム45を本体部36の内部に配置して、新しい支持軸44を外方から本体部36のボス部36b及び駆動アーム45に挿入することができる。
【0030】
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図3及び図5に示すクランクアーム41のバランスウェイト41aを廃止し、図7に示すように、中央の植付ケース13の内部において、駆動軸19にバランスウェイト49をスプライン構造によって連結するように構成してもよい。同様に右及び左の植付ケース16の内部において、駆動軸33にバランスウェイト49をスプライン構造によって連結するように構成してもよい。
【0031】
中央の植付ケース13、右及び左の植付ケース16には潤滑油が満たされており(潤滑油のオイルレベルは出力軸25及び入力軸31の付近)、バランスウェイト49が中央の植付ケース13、右及び左の植付ケース16の内部で回転することにより、潤滑油が攪拌され撥ね飛ばされるので、中央の植付ケース13、右及び左の植付ケース16の各部に潤滑油が充分に供給されるようになる。
駆動軸19,33にバランスウェイト49をスプライン構造によって連結するように構成しているので、駆動軸19,33に対するバランスウェイト49の位相を調節し、植付アーム17に対して最適な位相に、バランスウェイト49を配置することができる。
【0032】
[発明の実施の第2別形態]
本発明は歩行型田植機ばかりではなく、乗用型田植機にも適用できる。本発明は、クランク型式の植付アーム17ばかりではなく、回転駆動される回転ケース(図示せず)に一対の植付アーム17を支持したロータリ型式の植付アーム17にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】歩行型田植機の全体側面図
【図2】歩行型田植機の全体平面図
【図3】中央の植付ケース及び植付アームの付近の側面図
【図4】中央の植付ケース、フィードケース、右及び左の植付ケースの縦断背面図
【図5】植付アームの横断平面図
【図6】植付アームの縦断側面図
【図7】発明の実施の第1別形態における中央の植付ケースの下部の付近の縦断背面図
【符号の説明】
【0034】
13,16 植付ケース
19,33 駆動軸
36 本体部
37 蓋部材
37a 阻止部
38 植付爪
40 苗押し出し部材
44 支持軸
44a 支持軸の端部
45 駆動アーム
49 バランスウェイト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部に固定された植付爪と、前記植付爪に沿って往復移動自在に本体部に支持された苗押し出し部材とを備え、
前記本体部の内部に支持された支持軸に駆動アームを揺動自在に支持し、前記駆動アームにより苗押し出し部材が植付爪に沿って往復駆動されるように構成すると共に、
前記支持軸の端部を本体部の側面から外方に突出させて、前記本体部の外方から支持軸を挿抜自在に構成し、
前記本体部の内部を開放可能な蓋部材を備えて、前記蓋部材を本体部に取り付けた状態で支持軸の本体部からの抜け出しを阻止する阻止部を、前記蓋部材に備えてある田植機の植付アーム構造。
【請求項2】
植付作動が行われるように前記本体部を回転駆動する駆動軸と、前記駆動軸を回転自在に支持する植付ケースとを備えると共に、
前記駆動軸における植付ケースの内部の部分にバランスウェイトを備えてある請求項1に記載の田植機の植付アーム構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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