説明

画像形成装置

【課題】画像形成装置が備える省電力機能をユーザに意識させ得る画像形成装置を提供する。
【解決手段】計時手段403と、休止モード状態への移行時刻と休止モード状態の解除時刻とを記憶する移行時間記憶手段404と、計時手段403と上記移行時間記憶手段404とに基づいて休止モード状態への移行及び休止モード状態からの解除を行う状態遷移手段405と、移行時間記憶手段404に記憶された時刻に基づく休止モード状態時に休止モード状態の解除が行われた場合、当該解除時に実行された印刷ジョブにおける印刷出力枚数を実際の出力枚数に対して増加させてカウントするカウント手段407とを備える画像形成装置100を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル複写機、プリンタ、スキャナなどの画像形成装置に関し、詳しくは画像形成装置が備える省電力機能をユーザに意識させ得る画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、画像形成装置ではその価値を高めるため、高性能化、多機能化が図られてきた。このような高性能である点を示す指標の1つとして、消費電力が挙げられる。すなわち、画像形成装置を構成する各パーツの消費電力を低く抑え、あるいは長時間入力が行われない場合には休止モード(スリープモード、スタンバイモード、省電力モード)に移行するなどして低消費電力(省エネルギー化)を実現している。
【0003】
また、特開平07−154515号公報(特許文献1)には、省電力モード時に受信した受信データをメモリに順次蓄積し、通常モードへの切り替え時に一括して印刷出力している。これにより、消費電力の大きいヒータの稼動効率を上げ、すなわち省電力化が図れるとしている。
【0004】
また、画像形成装置の稼働率が低い時間帯には自動的に休止モードに移行し、稼働率の高い時間に自動的に通常モードに復帰すると共に、休止モード時に受信した印刷ジョブを出力することでヒータの稼動効率を上げる技術もある。
【特許文献1】特開平07−154515号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、休止モード時には画像データをメモリに格納し通常モードへの切り替え時に一括して印刷出力することで、ヒータの稼動効率が上がり、省電力化に寄与することは明らかである。一方で、ユーザの利便性を優先するために、例えばボタンの押下等、所定の入力を行うことにより容易に休止モードから通常モードに移行し、印刷機能を利用可能となるのが通常である。また、画像形成装置の高性能化も伴い、休止モードから通常モードへの遷移も短時間で行われるようになってきている。つまりユーザは、画像形成装置が休止モードで動作している場合あっても、さほど不便・違和感なく通常モードに復帰させることができるのである。これら背景により、印刷ジョブの出力に急を要しない場合であっても、ユーザは休止モードを気軽に通常モードに復帰させる傾向があり、結果的に省エネルギー化に反する行動となっている。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、画像形成装置が備える省電力機能をユーザに意識させ得る画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち本発明における画像形成装置においては、計時手段と、休止モード状態への移行時刻と休止モード状態の解除時刻とを記憶する移行時間記憶手段と、計時手段と上記移行時間記憶手段とに基づいて休止モード状態への移行及び休止モード状態からの解除を行う状態遷移手段と、移行時間記憶手段に記憶された時刻に基づく休止モード状態時に休止モード状態の解除が行われた場合、当該解除時に実行された印刷ジョブにおける印刷出力枚数を実際の出力枚数に対して増加させてカウントするカウント手段とを備える。
【0008】
また、印刷ジョブを入力するユーザを認証する認証手段を備え、カウント手段は認証されたユーザ単位で印刷出力枚数をカウントする構成としてもよい。
【0009】
さらに、移行時間記憶手段に記憶された時刻に基づくスリープ状態時に、実際の出力枚数に対して増加する旨を表示する表示手段を備える構成や、カウント数を集計して出力するレポート手段を備える構成としてもよい。
【発明の効果】
【0010】
移行時間に記憶された時刻に基づく休止モードへの移行時に印刷を行う場合には、印刷出力枚数が実際の数より多くカウントされる。このため、ユーザの、休止モード、即ち省電力機能に対する意識を高め、結果的に電力消費効率を高めることができる。
【0011】
また、“移行時間に記憶された時刻に基づく休止モードへの移行時”以外の休止モード時にはこのようなカウントの増加を行わないため、例えば通常の業務時間帯にはユーザの過剰な省電力意識による業務効率の低下を防止することができる。
【0012】
さらに、表示手段が、実際の出力枚数に対して増加する旨を確認画面に表示することで、不意のカウント増加を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0014】
以下、本発明に係る画像形成装置について説明する。
【0015】
図1は、画像形成装置100の概略模式図である。ただし、本発明に直接には関係しない各部の詳細は省略している。
【0016】
本発明の画像形成装置100は、例えばプリンタやスキャナ単体、あるいはプリンタ、コピー、スキャナ、ファックス等を備えた複合機等が該当する。
【0017】
なお、一例として複合機を利用して原稿のコピーを行う際の画像形成装置の動作を簡単に説明する。
【0018】
ユーザが複合機を利用して例えば原稿の印刷を行う場合、原稿を図1に示す原稿台103、或いは載置台105に配置し、原稿台近傍に供えられた操作パネルに対して印刷の指示を行う。当該指示があると、以下に示す各部(駆動部)が動作することで、印刷が行われる。
【0019】
即ち、図1に示すように、本実施の形態の画像形成装置100は、本体101と、本体101の上方に取り付けられたプラテンカバー102を備える。本体101の上面は原稿台103が設けられており、原稿台103は、プラテンカバー102によって開閉されるようになっている。プラテンカバー102は、自動原稿給紙装置104と載置台105と排紙台109が設けられている。
【0020】
自動原稿給紙装置104は、プラテンカバー102の内部に形成された原稿搬送路108と、プラテンカバー102の内部に備えられたピックアップローラ106や搬送ローラ107等で構成される。原稿搬送路108は、載置台105から、本体101に設けられた読取部110にて読み取りが行なわれる読取位置Pを経由して、排紙台109に通じる原稿の搬送路である。
【0021】
自動原稿給紙装置104は、載置台105に載置された原稿1枚ずつをピックアップローラ106で搬送路内108に引き出し、搬送ローラ107等によって引き出した原稿を、読取位置Pを通過させて排紙台109に排紙する。読取位置Pを通過する時に原稿は読取部110にて読み取られる。
【0022】
上記読取部110は、原稿台103の下方に設けられており、図2にその詳細が示されている。読取部110は、原稿台103を照射する主走査方向に長い光源111と、原稿台からの光を選択的に通過させるスリット116と、原稿台からの光を導くミラー112とを備える第一の移動キャリッジ117や、第一の移動キャリッジ117からの反射光を再度反射するミラー113A、113Bを備える第二の移動キャリッジ118、さらにミラーで導かれた光を光学的に補正するレンズ群119、当該レンズ群119より補正された光を受光する撮像素子115、撮像素子にて受光した光を電気信号に変換し、必要に応じて補正・修正などを行う画像データ生成部114とで構成されている。
【0023】
自動原稿給紙装置104上の原稿を読み取る場合には、光源111は、読取位置Pを照射できる位置に移動して発光する。光源111からの光は、原稿台103を透過して読取位置Pを通過する原稿にて反射し、スリット116、ミラー112、113A、113B、レンズ群119によって撮像素子115に導かれる。撮像素子115は、受光した光を電気信号に変換して画像データ生成部114に送信する。画像データ生成部114には、上記撮像素子115にて受光された光がR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のアナログ電気信号として入力され、ここでアナログ−デジタル変換され、即ちデジタル化される。さらに、画像データ生成部114では、順次変換されたデジタル信号を単位データとし、これら単位データを必要に応じて補正、修正等することで複数の単位データからなる画像データを生成し、第一の記憶部114Bに格納する。
【0024】
また、読取部110は、自動原稿給紙装置104で搬送される原稿だけでなく、原稿台103に載置された原稿も読み取ることが可能となっている。原稿台103に載置された原稿を読み取る場合は、第一のキャリッジ112は、光源111を発光しながら副走査方向に移動し、光源111から撮像素子115までの光路長を一定にするために、第二の移動キャリッジ118は第一の移動キャリッジ117の1/2の速度で撮像素子115方向に移動する。
【0025】
撮像素子115は、自動原稿給紙装置104に搬送された原稿のときと同様に、ミラー112、113A、113Bに導かれた光に基づいて原稿台103に載置された原稿からの光を電気信号に変換し、これに基づいて画像データ生成部114が画像データを生成し、第一の記憶部114Bに記憶する。なお、上記読取部110を構成する各部が一連の処理を行うことにより、後述する読取手段401として動作する。
【0026】
本体101の読取部110の下方には、画像データを印刷する印刷部120を備えている。印刷部120が印刷できる画像データは、上記のように画像データ生成部114にて生成されたものや、その他画像形成装置100とLAN等のネットワークに接続された他の画像形成装置やパソコン等の端末から、ネットワークインターフェイスを介して受信したものである。
【0027】
印刷部120が行う印刷方式には、電子写真方式が用いられている。即ち、感光ドラム121を帯電器122で一様に帯電させ、その後レーザ123で感光ドラム121を照射して感光ドラム121に潜像を形成し、現像器124で潜像にトナーを付着させて可視像を形成し、転写ローラにて可視像を用紙に転写する方式である。
【0028】
なお、フルカラー画像に対応した画像形成装置では、上記現像器(ロータリー現像器)124が、図1の紙面に対して垂直方向に構成される回転軸を中心として周方向に回転させられ、対応する色のトナーが格納された現像ユニットが感光ドラム121の対向位置に配置される。この状態で、感光ドラム121上の潜像が、現像器124が格納するトナーにより現像され、中間転写ベルト125Aに転写される。なお、現像器124は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各トナーをそれぞれ格納する4つの現像ユニット124(Y)、(C)、(M)、(K)を有している。上記中間転写ベルト125Aへの転写を上記各色毎に繰り返すことにより、当該中間転写ベルト125A上にフルカラー画像が形成される。
【0029】
可視像が印刷される印刷媒体、即ち用紙は、手差しトレイ131、給紙カセット132、133、134などの給紙トレイに載置されたものである。
【0030】
印刷部120が印刷を行う際には、何れか1つの給紙トレイから用紙1枚を、ピックアップローラ135を用いて引き出し、引き出した用紙を搬送ローラ137(手差しトレイ131を利用する場合には搬送ローラ136)やレジストローラ138で中間転写ベルト125Aと転写ローラ125Bの間に送り込む。
【0031】
印刷部120は、中間転写ベルト125と転写ローラ125の間に送り込んだ用紙に、上記中間転写ベルト125上の可視像を転写すると、可視像を定着させるために、搬送ベルト126で定着装置127に用紙を送る。定着装置127は、ヒータが内蔵された加熱ローラ128と、所定の圧力で加熱ローラ128に押し当てられた加圧ローラ129とで構成されている。加熱ローラ128と加圧ローラ129の間を用紙が通過すると、熱と用紙への押圧力によって可視像が用紙に定着する。印刷部120は、定着装置127を通過した用紙を排紙トレイ130に排紙する。
【0032】
以上が、画像形成装置100における基本的なコピーサービスの処理である。
【0033】
なお、上記画像形成装置100では、図3の概略構成図に示すように、CPU(Central Processing Unit)301、RAM(Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303、HDD(Hard Disk Drive)304及び上記印刷処理における各駆動部に対応するドライバ305が内部バス306を介して接続されている。上記CPU301は、例えばRAM302を作業領域として利用し、ROM303やHDD304等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいて上記ドライバ305とデータや命令を授受することにより上記図1、図2に示した各駆動部307の動作を制御する。
【0034】
続いて、本発明に係る画像形成装置の印刷処理の詳細について、図4〜7を参照して説明する。
【0035】
最初に、通常モード動作時(通常動作時)でありユーザが画像形成装置100を利用していない状態で、状態遷移手段405は、クロック、即ち計時手段403からの時刻情報を常時取得し、同時に移行時間記憶手段404に記憶されている休止モード時間を参照する(図5:S501)。移行時間記憶手段404は図6に示すように、移行時間テーブル600に複数の休止モード時間601が記憶されており、休止モード状態への移行時刻と休止モード状態の解除時刻とがそれぞれ記憶されている。なお、時刻表示には限らず、開始時刻と解除までの時間とを記憶してもよい。
【0036】
ここで、時刻が上記休止モード時間と一致しない場合には、状態遷移手段405は、画像処理装置100を通常モード動作の状態に維持したまま上記処理S501から繰り返す(図5:S502NO→S501)。
【0037】
また、時刻が上記休止モード時間と一致した場合には、状態遷移手段405は画像形成装置100の例えば印刷手段408を休止モードに移行する(図5:S502YES→S503)。ここでいう休止モードとは、スリープモード、スタンバイモード、省電力モードなどと称されており、加熱ヒータや他の不要な駆動部への電源供給を遮断し、またサービスの提供を休止すると共に、例えばユーザの入力に基づいて高速にサービス提供の再開ができるよう、消費電力の低い箇所のみ通電させるモードである。さらに、上記移行時間に記憶された時刻(時間)に基づく休止モードへの移行の際には、状態遷移手段405よりその旨を受けた表示手段406は、省電力案内表示を行う(図5:S504)。具体的には、実際の出力枚数に対してカウント数が増加する旨の表示、即ち図7の操作パネルの確認画面701における表示702に示すように、“12:00〜13:00の間、省電力モード(休止モード)で動作しています。省電力モードを解除して印刷を行う場合には、印刷枚数のカウントが割り増しされます。省電力にご協力下さい。”といった表示を出力する。なお、“移行時間に記憶された時刻(時間)に基づく休止モードへの移行”とは、無操作での一定時間経過による休止モードへの移行とは異なり、移行時間記憶手段に示された時刻に従った休止モードへの強制的な移行を意味する。
【0038】
さて、休止モードに移行した状態でも、処理S501、S502と同様、計時手段403からの時刻情報を常時取得し、同時に移行時間記憶手段404に記憶されている休止モード時間を参照する(図5:S505)。
【0039】
ここで、休止モード時間に一致しない場合には、状態遷移手段405は、画像処理装置100を通常モードに復帰させる(図5:S505YES→S506)。
【0040】
なお、時刻が休止モード時間と一致する場合には、状態遷移手段405はさらに復帰ボタン703の押下を判定する(図5:S505NO→S507)。復帰ボタンの押下は、例えば図7に示した確認画面701の省電力案内表示702に対してユーザがカウントの割り増しに理解を示した際に行われる。つまり、ユーザが例えば割り増しになってでも早急に印刷ジョブを実行したい場合が該当する。
【0041】
上記判定にて復帰ボタン703が押下されたと判定した場合、状態遷移手段405は、画像処理装置100を通常モードに復帰させると共に、認証手段401によりユーザの認証を行う(図5:S508)。なお、認証処理では、例えばユーザを一意に特定可能なIDカード、及びパスワードを用いて当該ユーザを認証する。ただし、ユーザの認証に限らず、ユーザが所属する部署毎に認証してもよい。
【0042】
上記認証が行われると、ユーザは例えば上述した手順で原稿を読み込ませ、印刷手段408を介して印刷物を取得する。ここで、印刷出力枚数はカウント手段407にてユーザ単位でカウントされ、記憶される(図5:S509)。なお、この際、カウント手段407は、計時手段403、移行時間記憶手段404、及び状態遷移手段405に基づいて、休止モード時間内に復帰ボタン703により(ユーザの意思によって)通常モードに復帰したことを判定した場合には、休止モード時間601に関連付けられた割り増し情報602に基づいて、印刷出力枚数を所定の割合で増加させ、あるいは所定の枚数分増加させる。具体的には、例えば12:00〜13:00の間に通常モードに復帰し印刷ジョブが投入された場合、当該印刷ジョブにて印刷出力枚数が10枚であれば、割り増し情報603に基づいて×2倍の20枚としてカウントされる。また、24:00〜08:00の間に復帰し印刷ジョブが投入された場合、当該印刷ジョブにて印刷出力枚数が10枚であれば、割り増し情報604に基づいて+5枚の15枚としてカウントされる。
【0043】
印刷ジョブが完了すると、再度上記休止モード時間か否かの判定処理S501より繰り返す(図5:S509→S501)。
【0044】
また、カウント手段407にてカウントされた印刷出力枚数は、レポート手段409により、例えば一週間といった所定の期間毎に、認証単位であるユーザ毎に集計してレポートとして出力される。
【0045】
以上のように、移行時間に記憶された時刻に基づく休止モードへの移行時に印刷を行う場合には、印刷出力枚数が実際の数より多くカウントされる。このため、ユーザの、休止モード、即ち省電力機能に対する意識を高め、結果的に電力消費効率を高めることができる。
【0046】
また、“移行時間に記憶された時刻に基づく休止モードへの移行時”以外の休止モード時にはこのようなカウントの増加を行わないため、例えば通常の業務時間帯にはユーザの過剰な省電力意識による業務効率の低下を防止することができる。
【0047】
また、表示手段が、実際の出力枚数に対して増加する旨を確認画面に表示することで、不意のカウント増加を防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明に係る画像形成装置は、ユーザの省電力機能に対する意識を高め、結果的に電力消費効率を高めることができる画像形成装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略模式図。
【図2】読取部の拡大図。
【図3】本発明に係る画像形成装置の概略構成図。
【図4】本発明に係る画像形成装置の概略機能ブロック図。
【図5】本発明に係る処理手順を示すフローチャート。
【図6】移行時間テーブルの一例を示す図。
【図7】確認画面の一例を示す図。
【符号の説明】
【0050】
401 認証手段
403 計時手段
404 移行時間記憶手段
405 状態遷移手段
406 表示手段
407 カウント手段
408 印刷手段
409 レポート手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
計時手段と、
休止モード状態への移行時刻と休止モード状態の解除時刻とを記憶する移行時間記憶手段と、
上記計時手段と上記移行時間記憶手段とに基づいて、休止モード状態への移行及び休止モード状態からの解除を行う状態遷移手段と、
上記移行時間記憶手段に記憶された時刻に基づく休止モード状態時に休止モード状態の解除が行われた場合、当該解除時に実行された印刷ジョブにおける印刷出力枚数を、実際の出力枚数に対して増加させてカウントするカウント手段と、
を備える画像形成装置。
【請求項2】
さらに、印刷ジョブを入力するユーザを認証する認証手段を備え、
上記カウント手段は、上記認証されたユーザ単位で印刷出力枚数をカウントする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
さらに、上記移行時間記憶手段に記憶された時刻に基づくスリープ状態時に、実際の出力枚数に対して増加する旨を表示する表示手段を備える請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
さらに、上記カウント数を集計して出力するレポート手段を備える請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−86107(P2009−86107A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−253418(P2007−253418)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】