説明

発光装置

【課題】省エネルギーであり、寿命が長い発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置は、収納状態から作動状態に展開可能な面発光体80及び該面発光体80の展開された部分を発光させるように駆動電流を制御する電流制御手段を有し、面発光体80は、複数枚の発光板801からなり、収納状態は、複数の発光板801が積載された状態であり、発光板801を積載状態から引き出すことにより、面発光体80が展開されることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、面発光体を備え、物や広がりのある情景や部屋等の閉空間を照明する照明装置として、或いは、場所や情報を伝達する表示装置として使用される発光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
発光装置には、点光源や面光源があり、面光源にも発光体自体が面発光するものと、点光源が集まって面光源を構成するものとがある。
【0003】
近年、液晶、プラズマ発光体、エレクトロルミネッセンス等の面発光体が開発され、様々な面発光装置が開発されている。
【0004】
例えば、特許文献1では、情報表示機能や調光機能を有し、部屋の間仕切り、ショーケース、情報表示装置、ドア装置、外壁用調光装置、照明装置として使用される光源が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−61446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の発光装置では、発光可能領域において、情報伝達や調光のために部分発光するものはあるが、発光可能領域が収納状態と作動状態との間で切り替わるものはない。
【0007】
例えば、発光可能領域が収納状態と作動状態との間で切り替わり、発光可能領域全体が収納状態のときに消灯し、発光可能領域全体が作動状態のときに点灯するように構成することが考えられる。しかし、このような構成であると、発光可能領域全体が収納状態になるまで発光可能領域における発光は継続され、エネルギー消費量が大きい、光源の劣化が速い、発光可能領域を収納する収納部が高温になる等の問題があった。
【0008】
発光可能領域を収納する収納部が高温になった場合、劣化が促進され、発火の危険があるなど、他の弊害を誘発し対策が必要になる。
【0009】
本発明は、このような従来の発光装置における問題を解決し、省エネルギーであり、寿命が長い発光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的は、下記の構成(1)〜(7)により達成される。
(1)収納状態から作動状態に展開可能な面発光体及び該面発光体の展開された部分を発光させるように駆動電流を制御する電流制御手段を有する発光装置であって、
前記面発光体は、複数枚の発光板からなり、前記収納状態は、複数の前記発光板が積載された状態であり、前記発光板を積載状態から引き出すことにより、前記面発光体が展開されることを特徴とする発光装置。
(2)前記面発光体を収納する収納部を有し、前記収納部及び前記面発光体の引き出し方向先端部に電極が設けられていることを特徴とする前記(1)に記載の発光装置。
(3)前記面発光体は、有機エレクトロルミネッセンス層を有する複数の発光素子を備え、前記電流制御手段は、前記有機エレクトロルミネッセンス層の前記発光素子の各々に対応し、ホール素子を備え保持機能を有するスイッチング素子及び該スイッチング素子をスイッチングさせる磁石装置を有することを特徴とする前記(1)に記載の発光装置。
(4)複数の前記発光板が一部重なった状態で引き出されることを特徴とする前記(1)又は(3)に記載の発光装置。
(5)複数の前記発光板が重ならない状態で引き出されることを特徴とする前記(1)に記載の発光装置。
(6)前記面発光体を案内するレールを有し、前記面発光体は、前記レールに案内されて前記収納状態から展開され、展開された前記面発光体が収納されることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の発光装置。
(7)前記レールは前記面発光体に電流を供給する電極を構成することを特徴とする前記(6)に記載の発光装置。
なお、以下1〜25については参考とされる構成である。
【0011】
1.
収納状態から作動状態に展開可能な面発光体及び該面発光体の展開された部分を発光させるように駆動電流を制御する電流制御手段を有することを特徴とする発光装置。
【0012】
2.
前記面発光体を収納する収納部を有することを特徴とする前記1に記載の発光装置。
【0013】
3.
前記収納状態は、前記面発光体が巻かれてロールに形成された状態であり、前記面発光体は、前記ロールから引き出すことにより展開されることを特徴とする前記1又は2に記載の発光装置。
【0014】
4.
前記面発光体に対向して設けられ、収納状態から作動状態に展開可能な対向電極を有することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の発光装置。
【0015】
5.
前記収納状態は、前記対向電極が巻かれてロールに形成された状態であり、前記対向電極は、前記ロールから引き出すことにより展開され、展開された状態で前記面発光体の展開部を電源に接続することを特徴とする前記4に記載の発光装置。
【0016】
6.
前記面発光体は、支持層、透明電極層、有機エレクトロルミネッセンス層及び電極層を有し、前記支持層、前記透明電極層及び前記有機エレクトロルミネッセンス層は連続層に形成され、前記電流制御手段を構成する前記電極層は、展開/収納時の移動方向に分割された多数の素子からなり、該素子は、前記収納状態において電源に接続されず、展開状態において前記電源に接続されることを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
【0017】
7.
前記面発光体は、支持層、透明電極層、有機エレクトロルミネッセンス層及び電極層を有し、前記支持層及び前記透明電極層は連続層に形成され、前記有機エレクトロルミネッセンス層及び前記電流制御手段を構成する前記電極層は、展開/収納時の移動方向に分割された多数の素子からなり、該素子は、前記収納状態において電源に接続されず、展開状態において前記電源に接続されることを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
【0018】
8.
前記面発光体は、支持層、透明電極層、有機エレクトロルミネッセンス層及び電極層を有し、前記支持層、前記透明電極層及び前記電極層は連続層に形成され、前記有機エレクトロルミネッセンスは、展開/収納時の移動方向に分割された多数の素子からなり、該素子は、前記収納状態において電源に接続されず、展開状態において前記電源の駆動回路に接続されることを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
【0019】
9.
前記電流制御手段は、前記有機エレクトロルミネッセンス層の前記素子の各々に対応し、ホール素子を備え保持機能を有するスイッチング素子、及び該スイッチング素子をスイッチングさせる磁石装置を有することを特徴とする前記7又は8に記載の発光装置。
【0020】
10.
前記面発光体は、支持層、透明電極層、有機エレクトロルミネッセンス層及び電極層を有し、前記支持層及び前記有機エレクトロルミネッセンス層は連続層に形成され、前記電流制御手段を構成する前記透明電極層及び前記電極層は、展開/収納時の移動方向に分割された多数の素子からなり、該素子は、前記収納状態において電源に接続されず、展開状態において前記電源に接続されることを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
【0021】
11.
前記透明電極層の素子と前記電極層の素子とは、展開/収納時の移動方向に関して千鳥状に配置されたことを特徴とする前記10に記載の発光装置。
【0022】
12.
前記面発光体は、支持層、透明電極層、有機エレクトロルミネッセンス層及び電極層を有し、前記支持層、前記透明電極層及び前記電極層は連続層に形成され、前記有機エレクトロルミネッセンス層は展開/収納時の移動方向に分割された多数の素子からなり、前記電流制御手段は、前記有機エレクトロルミネッセンス層の前記素子の各々対応した第1接触子及び、前記電極層に形成され、前記第1接触子に対応する第2接触子を有し、
前記収納状態では、前記第1接触子と前記第2接触子とが離間し、展開状態においては、前記第1接触子と前記第2接触子とが接触することを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
【0023】
13.
前記面発光体は、複数枚の発光板がアコーデオン状に連結されて形成されており、前記電流制御手段は、前記発光板の各々に対応した電極を有し、
前記発光板の隣り合うもの間の角度を大きくすることにより前記面発光体が展開され、前記角度を小さくすることにより収納され、
前記角度が所定値以下では、前記電極間の接続が断たれ、
前記角度が前駆所定値よりも大きい時は、前記電極間の接続が形成されることにより、前記面発光体が展開されたときに、展開された部分が発光することを特徴とする前記1又は2に記載の発光装置。
【0024】
14.
前記面発光体は、支持層、透明電極層、有機エレクトロルミネッセンス層及び電極層を有し、前記支持層、前記透明電極層及び前記電極層は連続層に形成され、前記有機エレクトロルミネッセンスは、展開/収納時の移動方向分割された素子からなり、展開された部分の前記素子が選択的に電源に接続されることを特徴とする前記1又は2に記載の発光装置。
【0025】
15.
前記面発光体は、複数枚の発光板からなり、前記収納状態は、複数の前記発光板が積載された状態であり、前記発光板を積載状態から引き出すことにより、前記面発光体が展開されることを特徴とする前記1又は2に記載の発光装置。
【0026】
16.
前記収納部及び前記面発光体の引き出し方向先端部に電極が設けられていることを特徴とする前記15に記載の発光装置。
【0027】
17.
前記電流制御手段は、前記有機エレクトロルミネッセンス層の前記素子の各々に対応し、ホール素子を備え保持機能を有するスイッチング素子及び該スイッチング素子をスイッチングさせる磁石装置を有することを特徴とする前記15に記載の発光装置。
【0028】
18.
複数の前記発光板が一部重なった状態で引き出されることを特徴とする前記15又は17に記載の光源装置。
【0029】
19.
複数の前記発光板が重ならない状態で引き出されることを特徴とする前記15に記載の光源装置。
【0030】
20.
前記面発光体を案内するレールを有し、前記面発光体は、前記レールに案内されて前記収納状態から展開され、展開された前記面発光体が収納されることを特徴とする前記13〜19のいずれか1項に記載の発光装置。
【0031】
21.
前記レールは前記面発光体に電流を供給する電極を構成することを特徴とする前記20に記載の発光装置。
【0032】
22.
前記収納部は、前記面発光体を取り付ける取付部を有し、前記電流制御手段を構成する電極が前記取付部に設けられ、
前記面発光体は、前記取付部に取り付けられない時は、発光せず、前記取付部に取り付けられた時に前記電極から駆動電流が供給されて発光することを特徴とする前記2に記載の発光装置。
【0033】
23.
前記面発光体は異なる色の光を発生する複数の発光領域を有することを特徴とする前記1〜22のいずれか1項に記載の発光装置。
【0034】
24.
前記面発光体は、両面で発光し、表面と裏面とが異なる色の光を発生することを特徴とする前記1〜23に記載の発光装置。
【0035】
25.
前記面発光体は、展開・収納時の移動方向に配列された多数のLED素子、該LED素子の各々に対応し、前記移動方向に直角な方向に長い多数の導光部材を有することを特徴とする前記1〜5、13、15、16、22のいずれか1項に記載の発光装置。
【発明の効果】
【0036】
本発明に係る発光装置、即ち、展開部が発光する光源は、光源が全体として、非発光から発光に切り替わる光源に比較して、必要部のみが発光するので、消費電力が節約できて、消費エネルギーを低減することができる。
【0037】
また、劣化が少なく長寿命化が可能である。
【0038】
面発光体は、省スペースの観点から、ロール状に巻き込まれたり、折り畳まれて収納されるが、全面を発光させる必要がなく、一部のみを発光して使用する場合には、全部を展開しないで、必要部のみが展開される。
【0039】
このような使用態様では、収納部が発光すると、収納部が発光に伴う熱により温度上昇し、発光体に悪影響を及ぼす。
【0040】
本発明による発光装置では、展開部のみが発光するのでこのような問題が解消されている。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施の形態1に係る発光装置を示す図である。
【図2】面発光体12及び対向電極52の構造を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る発光装置を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る発光装置を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態4に係る発光装置を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態5に係る発光装置を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態6に係る発光装置を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態6に係る発光装置を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態7に係る発光装置を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態7に係る発光装置を示す図であり、面発光板の連結部の拡大図である。
【図11】本発明の実施の形態7に係る発光装置を示す図であり、面発光板の連結部の拡大図である。
【図12】本発明の実施の形態8に係る発光装置を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態8に係る発光装置を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態8に係る発光装置を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態8に係る発光装置を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態9に係る発光装置を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態10に係る発光装置を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態10に係る発光装置を示す図であり、中間引き出し状態を拡大して示す。
【図19】本発明の実施の形態11に係る発光装置を示す図である。
【図20】本発明の実施の形態12に係る発光装置を示す図である。
【図21】本発明の実施の形態13に係る発光装置を示す図である。
【図22】本発明の実施の形態14に係る発光装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下に、本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
【0043】
本発明に係る発光装置は、収納状態から引き出し等の操作で展開され、展開された部分が面発光する面発光体を有する。
【0044】
該面発光体は有機エレクトロルミネッセンス(以下有機ELという)からなる面光源を有するか、又は発光ダイオード素子等の点光源及び導光板を有する。後者では、点光源からの光が導光板から出射し、面発光が起こる。
【0045】
本発明の発光装置は、また、収納状態から発光する作動状態(非収納状態)に展開されたときに、展開された部分に駆動電流を供給する電流制御手段を有し、該電流制御手段は以下に説明するように、光源に駆動電流を供給する電極の対で構成され、収納状態と作動状態とで、電極対間の導通/遮断が切り替わるように構成される。
【0046】
また、面光源を構成する有機EL層は連続した層に形成されるか又は多数の分割された素子で構成される。
【0047】
更に他の実施の形態では、有機EL層を有する面発光体が複数枚の発光板で構成され、各発光板の展開されたものが、或いは、各発光板の展開された部分が前記電流制御手段により制御されて発光する。
【0048】
図1は本発明の実施の形態1に係る発光装置を示す。
【0049】
12は面発光体、52は対向電極である。
【0050】
面発光体12、対向電極52がともに、まかれてロールに形成され、収納されている。
【0051】
点線で示す収納部10、50は、閉空間を形成する箱状の収納体で形成されていてもよいし、収納部を設けず、面発光体12がロールの形態で巻き付けられる軸11及び対向電極52がロールの形態で巻き付けられた軸51で形成されてもよい。
【0052】
面発光体12は、有機EL層を有し、軸11に巻き付けられた収納状態では発光しないが、下方の直線状に展開された部分は、発光して光Lを発生する。
【0053】
面発光体12及び対向電極52は矢印W1で示すように、上下に移動可能であり、収納部10、50から引き出され、また、収納部10、50に収納される。
【0054】
なお、図示しないが、軸11、51それぞれにばねを設けて手を離すことにより、面発光体12及び対向電極52が自動的に収納されるようにするのが好ましい。
【0055】
図2に面発光体12及び対向電極52の構造を示す。
【0056】
面発光体12は、可撓性の透明樹脂からなる支持層13、ITOからなる透明電極層14、有機EL層151及び電極161を有する。
【0057】
面発光体12の基本的な層構成は、図2(a)に示すとおりであるが、必要に応じ、正孔注入層、正孔輸送層、電子ブロック層、有機発光層、正孔ブロック層、電子輸送層及び電子注入層を有する積層構造の有機EL層を面発光体12の面光源として用いることができる。
【0058】
支持層13及び透明電極層14は図示のように一様、且つ、一体な連続層である。
【0059】
透明電極層14は陽極として機能し電源(図示せず)に接続される。
【0060】
有機EL層151は図2(b)(図2(b)は面発光体12の構造を示す断面図である)に示すように、引き出し、収納の方向である方向W1に分割され、引き出し方向W1に直角な方向に長いストライプ状の多数の素子からなる。
【0061】
電極161も有機EL層151の各素子に対応した素子からなる。電極161は陰極として機能し接地される。
【0062】
有機EL層151を構成する素子は個々に、電極161を構成する素子の一つ一つと電気接続している。17は電極161と支持するとともに、個々の有機EL素子間及び個々の電極素子間を絶縁する絶縁層である。
【0063】
対向電極52は、絶縁層17に対向するように配置され、絶縁層17の幅にほぼ等しい幅を有する。
【0064】
対向電極52は一様な層からなる電極層53、絶縁層54及び電極541を有する。
【0065】
電極541は図示のように、電極161の各素子に対応した多数の分割された素子からなる。
【0066】
電極541を構成する各素子は、面発光体12と対向電極52とが接触したときは、面発光体12の電極161を構成する素子の各々と1対1の関係で接触する。
【0067】
図2(a)は、面発光体12と対向電極52とが矢印W1の下方に移動して、接触を開始した部分の断面を示す。
【0068】
図2(a)に示すように、電極161と電極541とが接触しない上方部の有機EL層151の素子は発光しないが、電極161と電極541とが接触した下方の有機EL層151の素子には、透明電極14−有機EL層151−電極161−電極541−電極層53の回路が形成されて、接触部の有機EL層151の素子が発光する。
【0069】
なお、図示の例では、電極161と電極541とは点接触しているが、電極161、電極541を有機EL層151の各素子のストライプの長さに対応した長に形成し、これらが線接触するように構成することもできる。
【0070】
前述したように、電極161及び電極541の素子は、面発光体12の展開部分(電極161と電極541が接触した部分)に駆動電流を供給する電流制御手段を構成する。
【0071】
図3は図1、図2と同様に面発光体12を引き出したときに、引き出し部分が発光する発光装置の例である実施の形態2を示す。図3(a)は面発光体12を軸11から引き出した状態を示す側面図であり、図3(b)は電流制御手段の回路を示す説明図である。
【0072】
実施の形態2においては、図3(a)に示すように、面発光体12を軸11に収納した状態から引き出すと、磁石装置56を通過した部分、即ち、下方の直線部分が発光する。
【0073】
部分発光させる電流制御手段の回路は図3(b)に示すとおりである。
【0074】
面発光体12は透明電極14、ストライプ状の素子からなる有機EL層151、有機EL層141の各素子に対応して設けられたスイッチング素子181、及び電極層19からなる可撓性の面発光体である。透明電極層14が陽極として機能し、電極層19が陰極として機能する。
【0075】
スイッチング素子181はホール素子を有し、ホール素子が最後に通過した時の状態を保持する保持機能を持ったスイッチング素子である。
【0076】
即ち、スイッチング素子181がN極の磁界を通過するとONし、S極の磁界を通過するとOFFし、磁界がない状態では、最後の磁界によりセットされたON又はOFFを保持する。
【0077】
磁石装置56は、図示のように一対の磁石561、562で構成されており、下方の磁石561は面発光体12に近い側がN極であり、上方の磁石562は面発光体12に近い方がS極である。
【0078】
面発光体12が引き出されたとき、即ち、上から下に向かって移動するとき、ホール素子181はN極によりONの状態にセットされ、磁石装置56を通過したスイッチング素子181がON状態に保持される。
【0079】
したがって、磁石装置56から下方の面発光体部分の有機EL層151は発光し、上方の有機EL層151は発光しない。
【0080】
また収納時であり、面発光体12が下から上に向かって移動するときは、ホール素子181は、磁石装置56のS極によりOFF状態にセットされた状態となる。
【0081】
したがって、磁石装置56の下方部で有機EL層151が発光し、磁石装置56の上方部では発光しない。
【0082】
図4は収納部を上下に配置した例である実施の形態3を示す。
【0083】
本実施の形態における面発光体12及び対向電極52の構成は図1と同じであり、その作動も前記に説明したとおりである。
【0084】
図5は実施の形態4を示し、実施の形態4の収納部は図1又は図4に示したものと同様である。
【0085】
面発光体12は、透明樹脂層からなる支持層13、透明電極層14、有機EL層(有機エレクトロルミネッセンス層)15及び電極161を有する。
【0086】
支持層13、透明電極層14及び有機EL層15は実施の形態1と同様に連続層であり、電極161は実施の形態1と同様に、移動方向W1に分割された多数の素子からなる。
【0087】
対向電極52は連続した帯状である。
【0088】
面発光体12の上方部では、電極161が電極52から離れているが、面発光体12の下方部では、電極161が電極52に接触している。
【0089】
電極161は実施の形態1と同様に、ピン状又は突条に形成され、電極52に対して点接触又は線接触することができる。
【0090】
実施の形態4においては、電極161の素子の電極52に接触したものから透明電極14に流れる電流により有機ELは発光し、有機EL層15は連続層なので、電極161は電52に接触している面発光体12の部分が発光するのみでなく、離れた部分でも、接触部と非接触部との境界部近傍では、有機ELが発光する。
【0091】
しかしながら全体としては、面発光体12の展開部が発光し、収納部が発光しない。
【0092】
図6は実施の形態5を示す。
【0093】
実施の形態5における面発光体12は、図6(a)(図6(a)は発光装置の側面図である)で示すように支持層13、透明電極層141、有機EL層15及び電極161からなる。
【0094】
支持層13及び有機EL層15は図示のように連続層であり、透明電極層141は面発光体12の移動方向W1に分割された多数のストライプ状の素子141からなる。
【0095】
有機EL層15は図示のように連続層である。
【0096】
面発光体12の上部では、電極161が対向電極52に接触しないので、有機EL層15は発光しないが、接触部である面発光体12の下方部では、有機EL層15が発光する。
【0097】
有機EL層15内を流れる電流は、電極141と161との間で流れるので、発光部と非発光部とは画然と分けられる。
【0098】
図6(b)は、有機ELを均一に発光させるようにした例における電極配列を示す。
【0099】
図示のように、透明電極層141の素子と電極161の素子とは、各素子の位置が千鳥状のずれるように配置される。
【0100】
このような配置により、電極141の各素子から電極161の各素子への電流が2次元的に均一化されて、有機EL層15が均一に発光する。
【0101】
図7、図8は実施の形態6を示す。図8(a)は支持層13Aの詳細図であり、図8(b)は電極152と電極541が接触している状態を示す説明図である。
【0102】
実施の形態6では、面発光体12が透明電極、有機EL層及び対向電極を備えている。
【0103】
図7に示すように、面発光体12は、透明支持層と透明電極層とからなる支持層13A、移動方向W1に分割された多数のストライプ状の有機EL層151、電極152、同様に移動方向W1に分割された多数の素子からなる電極541及び連続した層を形成する対向電極52を有する。
【0104】
電極152を構成する素子の各々は有機EL層151の各素子に接着されており、有機EL層151から立ち上がった接触子を有する。
【0105】
電極541は移動方向W1に分割された多数のブロック542上に形成された接触子を構成し、電極52に電気接続している。
【0106】
図7に示す面発光体12の下方部、即ち、平板状に保持された面発光体12の部分Aでは、有機EL層151の間隔は、支持層13Aに近い底部から頂上部まで狭く等しい間隔d1(図8(a)参照)である。
【0107】
これに対して、軸11に巻かれて湾曲している面発光体12の部分Bでは、図8(a)に示すように有機EL層151の間隔が、d1よりも広いd2となる。
【0108】
即ち、有機EL層151の間隔は、面発光体12の直線部では狭く、巻き付き部で広くなる。
【0109】
これに対して、ブロック542の間隔は、巻き付き部Bにおいて広くなるが、有機EL層151の間隔の広がりよりは小さい。
【0110】
したがって、図7のAで示す面発光体12の直線部、即ち、展開部では、電極152と電極541とが接触し、有機EL層151を通る電気回路が形成されるが、図7のBで示す面発光体12の収納部では、電極152と電極541とが離間し、有機EL層151を通る電気回路が形成されない。
【0111】
これによって、面発光体12の展開部のみが発光し、収納部は発光しない。
【0112】
図9〜図11は実施の形態7を示す。
【0113】
実施の形態7に係る発光装置では、面発光体80が図9に示すように、アコーデオン状に形成されており、折り畳むことにより収納され、伸ばすことにより展開される。
【0114】
実施の形態7においては、面発光体80が、アコーデオンの各辺を構成する発光板801からなり、隣り合う発光板801間の角度がθ1で示す大きい部分Aでは発光し、θ2で示す小さい部分では、発光しない。このような発光/非発光は所定角度を境界として切り替えられる。
【0115】
このような、面発光体80のON/OFF制御を行う電流制御手段を図10、図11に示す。
【0116】
図10は展開された面発光体80の隣り合う発光板801間の連結部を示し、図11は収納された面発光体80の隣り合う発光板801間の連結部を示す。
【0117】
図10、11において、透明な支持層81上に透明電極層82が形成され、透明電極層82上に有機EL層831が形成される。
【0118】
有機EL層831は面発光体80の移動方向W2に分割された多数のストライプ状の素子からなる。
【0119】
有機EL層831の上には、有機EL層831を構成する各素子に対応した電極841が形成される。
【0120】
電極841と間隔をおいて、連続層である電極層86が形成され、電極層86上には支持層88が形成される。
【0121】
電極841の素子の各々には、接触子85が形成されるとともに、電極層86上には、接触子85に対応した接触子87が形成される。
【0122】
接触子85と接触子87とは、次のように配置される。
【0123】
隣り合う発光板801間の角度が所定角度以上であるように面発光体80が展開されたときに、接触子85と接触子87とは図10に示すように接触する。
【0124】
これに対して、隣り合う発光板801間の角度が所定角度よりも小さくなるように面発光体80が収納された状態では、図11に示すように、接触子85と接触子87とは離間する。
【0125】
以上説明した電気接続のON・OFFにより、面発光体80は、W2方向に移動したときに、図9のAで示す部分では発光し、Bで示す部分では発光しない。
【0126】
図12〜図15は実施の形態8を示す。
【0127】
実施の形態8は、図12に示すように、部屋の天井103等に設置され、部屋を天井103から照明する照明装置として用いられる。
【0128】
複数枚の発光板801がアコーデオン状に連結された面発光体80は両端に設けられたレール93、94に案内されて、矢印W2で示すように移動して収納/展開される。
【0129】
レール93、94はそれぞれ、電極部93A、94A及び絶縁部93B、94Bを有する。なお、図14には、レール93が示されているが、レール94も同様な構造を有する。
【0130】
図13、図14は電極の構造を示す。
【0131】
面発光体80はアコーデオン状であり、複数の面発光板801を有し、面発光板801と面発光板801との連結部には、支持棒901が設けられる。
【0132】
支持棒901は両端部の電極901A、901B及び中間の絶縁部901Cからなる。
【0133】
電極901Aはレール93A、93Bに接触して案内され、電極901Bはレール94A、94Bに接触し案内される。
【0134】
図14にはレール93のみが示されているが、レール94も同様な構造である。
【0135】
電極93Aは陽極として機能し、電極94Aは陰極として機能する。
【0136】
発光板801は、図13に示すように透明な支持層81、透明電極層82、有機EL層83及び電極層840を有する。
【0137】
面発光体80の透明電極層82に電極93Aが接続し、面発光体80の電極層840に電極94Aが接続する。
【0138】
電極層840は図14に示すように、各面発光板801毎に分割されている。
【0139】
レール93、94の絶縁部93B、94Bに接触している面発光体80の部分は発光せず、電極93A、94Aに接触している部分が発光する。
【0140】
即ち、面発光体80は、収納部は発光しないが、展開された部分が発光する。
【0141】
図15(a)、図15(b)、図15(c)は、電極を構成するレールの例を示す。
【0142】
図15(a)では、左右に設けられたレールの一方が陽極であり、他方が陰極である。
【0143】
図15(b)の例では、面発光体80を支持する基部が電極に形成され、陽極として機能し、レール91が電極に形成され、陰極として機能する。
【0144】
図15(c)の例では、レールを形成する2本のレール片の一方が陽極であり、他方が陰極である。
【0145】
図16(a)、図16(b)は実施の形態9を示す。
【0146】
実施の形態9においては、箱状の収納部101内に面発光体80が折り畳み状態で収納されており、面発光体80を引き出したときに、引き出した部分が発光するように構成されている。
【0147】
面発光体80は引き出し操作により矢印W2方向に移動し、1枚の発光板801の全体が引き出された後に、次の1枚が引き出されるという態様で、各発光板801が重なることなく、引き出され展開される。
【0148】
90は収納部101に設けられ、面発光体80の透明電極層82に接触する陽極として機能する電極である。また、面発光体80の引き出し側先端部に設けられた電極91は面発光体80を引き出し状態に保持するラッチを構成しており、陰極として機能する。
【0149】
面発光体80をW2方向に引き出すことにより、引き出し部分が発光し、収納部は発光しない。
【0150】
光源設置部にラッチに係合するラッチを複数箇所に設けることにより、面発光体80の引き出し部面積を種々変えることができるように構成することもできる。
【0151】
このような構成により、面発光体80を収納部101から引き出し、ラッチすることにより、引き出された部分が発光する。
【0152】
図17(a)、図17(b)、図17(c)は実施の形態10を示す。
【0153】
実施の形態10は、面発光体80が複数枚の面発光板80a〜80dで構成され、各発光板を全部重ねた収納状態から、全部展開して1枚の板とした全展開状態に至る過程の中で、全展開状態において発光するのみでなく、中間状態においても引き出し部が発光するように構成された例である。
【0154】
即ち、図17(b)の全展開状態では、発光板801の下面802の全面が光Lを発生し、図17(c)の中間状態では、各面発光板80a、80b、80c、80dの下方に露出した面のみが光Lを発生し、隣接発光板により覆われた下面は発光しない。
【0155】
図18に面発光板80a〜80dが一部重なった面発光体80の中間引き出し状態を拡大して示す。
【0156】
発光板80a、80b、80cはそれぞれ収納/展開方向W2に分割されたストライプ状の有機ELを有する多数の発光素子801aを有する。
【0157】
各発光素子801aは有機EL及び該有機ELに流れる電流の導通/遮断を制御するスイッチング素子を有する。
【0158】
スイッチング素子はホール素子で構成されており、磁界の変化によりスイッチング作動する。
【0159】
発光板80b、80c、80dの方向W2の引き出し後端部、即ち、図18の左端部には、磁石装置95b、95c、95dが固定されている。
【0160】
磁石装置95b、95c、95dはそれぞれ一対の磁石で構成される。
【0161】
面発光体80の基部を支持する部分には、電極91が設けられ陰極として機能する。また、面発光体80の引き出し側先端には、電極90が設けられ陽極として機能する。
【0162】
電極90は面発光体80を引き出し状態に保持するラッチに設けられ、このラッチに対向するラッチは、面発光体80を図17(b)、図17(c)のように、中間展開状態の複数箇所に設けられる。
【0163】
実施の形態1に関して既に説明したように、方向W2の右方向に面発光体80を引き出したときに磁石装置95b、95c、95dを通過しない発光素子801aは発光し、磁石装置95b、95c、95dを通過した発光素子801bは消灯する。
【0164】
したがって、各発光板80a、80b、80c、80dの露出している下面の有機EL層の素子801aのみが発光し、下面であっても、他の発光板により覆われた部分は、黒色で示す有機EL層の素子801bは黒色で示すように発光しない。
【0165】
図19(a)、図19(b)は実施の形態11を示す。
【0166】
有機EL層を有する面発光体80は、取付部102に取り付けられた形で収納部101に巻き込まれた状態で収納される。90aは面発光体80の電極であり、90bは取付部102の電極である。
【0167】
取付部102に取り付けられた面発光体80は、図7、図8で説明した面発光体12と同様の構造であり、面発光体12の展開された部分が発光し、収容部101に収納された部分は発光しない。
【0168】
図19に示す実施の形態11では、面発光体80が取付部102に対して着脱可能であり、別の面発光体に取り替えることが可能である。
【0169】
図19(a)は面発光体80が取付部102に取り付けない状態を示し、図19(b)は面発光体80を取付部102に取り付けた状態を示す。
【0170】
図19(a)に示すように、取付部102から離れているときは、面発光体80は発光しない。
【0171】
これに対して、面発光体80が取付部102に取り付けられると、面発光体80の展開された部分は光Lを発生する。
【0172】
なお、図示の例は、面発光体80の中央部80eのみに有機EL層が形成され、中央部が発光するように構成されている。
【0173】
有機EL層を形成する部分80eの形状を変えることにより、発光部の形状を種々変えることができる。
【0174】
図20(a)、図20(b)は実施の形態12を示す。
【0175】
実施の形態12は、面発光体80が一対の軸11a、11bに収納され、軸11aと軸11bとの間の張架部において、面発光体80が発光するように構成されたものである。
【0176】
面発光体80の左右両側には、それぞれ電極90、91が配置される。
【0177】
90は陽極、91は陰極である。
【0178】
図20では図示しないが、面発光体80の両側縁には電極が設置されており、電極90、91に接触している電極が設置された領域の面発光体80が発光する。
【0179】
図20(b)は実施の形態12の他の例を示し、この例では、面発光体80が異なる色の光を発光する複数領域を有する。
【0180】
図示のように、電極90、91に接続する領域80Rは、例えば、赤色に発光し、領域80Gは緑色に発光する。
【0181】
図21は実施の形態13を示す。
【0182】
実施の形態13は、面発光体の両面が発光し、表面と裏面とが異なる色の光を発光する例である。
【0183】
面発光体80の層構成において、中央部はAl等の電極84であり、電極84は不透明であり支持層を兼ねている。
【0184】
電極84の両側に有機EL層83R、83Gが形成される。
【0185】
有機EL層83Rは赤色光を発光し、有機EL層83Gは緑色光を発光する。
【0186】
表面層を形成する82a、82bはITOからなる透明電極である。
【0187】
前述した実施の形態1〜13のような電流制御手段を用いることにより、図21における面発光体80の両面の展開部を赤色発光及び緑色発光させることができる。
【0188】
図22(a)、図22(b)は実施の形態14を示す。
【0189】
実施の形態14は、発光ダイオード(LED)を用いて面発光体を構成した例である。
【0190】
面発光体12は帯状の可撓性支持体20及び支持体20の長手方向に多数配置されたLED素子211、導光部材としての導光板221及び電極231で構成される。
【0191】
電極231には例えば、図2に示す対向電極52から面発光体12の展開部に駆動電流が供給される。
【0192】
LED素子211から出力される光は図22(b)に示すように、導光板221に入射し、導光板221に形成された突起221aで乱反射して導光板221の外に出射する。
【0193】
導光板221は図示のように、支持体20の幅方向に長い短冊状であり、LED素子211が駆動回路に接続した部分が、面発光する。
【0194】
実施の形態14に示すような面発光体、即ち、点光源からの光を導光体を用いて面発光させるものには、図22に示す導光板221の他に、スリガラス、乳白色板等を用いることができる。
【0195】
更に、図1〜21に示した発光装置にも点光源と導光部材とで構成した面発光体を用いることができる。
【符号の説明】
【0196】
10、50、101 収納部
12 80 面発光体
52 対向電極
13、81 支持層
14、81 透明電極層
15、151、83、831 有機EL層
161 電極
80a、80b、80c、80d、801 発光板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
収納状態から作動状態に展開可能な面発光体及び該面発光体の展開された部分を発光させるように駆動電流を制御する電流制御手段を有する発光装置であって、
前記面発光体は、複数枚の発光板からなり、前記収納状態は、複数の前記発光板が積載された状態であり、前記発光板を積載状態から引き出すことにより、前記面発光体が展開されることを特徴とする発光装置。
【請求項2】
前記面発光体を収納する収納部を有し、前記収納部及び前記面発光体の引き出し方向先端部に電極が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記面発光体は、有機エレクトロルミネッセンス層を有する複数の発光素子を備え、前記電流制御手段は、前記有機エレクトロルミネッセンス層の前記発光素子の各々に対応し、ホール素子を備え保持機能を有するスイッチング素子及び該スイッチング素子をスイッチングさせる磁石装置を有することを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項4】
複数の前記発光板が一部重なった状態で引き出されることを特徴とする請求項1又は3に記載の発光装置。
【請求項5】
複数の前記発光板が重ならない状態で引き出されることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項6】
前記面発光体を案内するレールを有し、前記面発光体は、前記レールに案内されて前記収納状態から展開され、展開された前記面発光体が収納されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
【請求項7】
前記レールは前記面発光体に電流を供給する電極を構成することを特徴とする請求項6に記載の発光装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate


【公開番号】特開2013−62255(P2013−62255A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−247422(P2012−247422)
【出願日】平成24年11月9日(2012.11.9)
【分割の表示】特願2009−544639(P2009−544639)の分割
【原出願日】平成20年11月26日(2008.11.26)
【出願人】(000001270)コニカミノルタホールディングス株式会社 (4,463)
【Fターム(参考)】