説明

着用物

【課題】着脱が容易で、暑苦しさを伴わず、不使用時にもコンパクトに持ち運べる、靴を足にフィットさせるための手段を提供する。
【解決手段】着用物1は、本体部11と、第1の延伸部12と、第2の延伸部13と、連結部14と、装飾物15と、第1の係合部16と、第2の係合部17とを備えている。着用物1を着用したユーザは、靴Sを履いた後、第1の延伸部12を内踝から靴Sの下側へと潜らせ、その先端部を外踝へ引き上げる。そして、第1の延伸部12の先端部を連結部14により第2の延伸部13の先端部に連結する。その結果、連結された第1の延伸部12および第2の延伸部13が靴Sをユーザの足に対して押し付けるように働くため、靴Sの足へのフィット感が著しく向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが脚に着用する着用物に関する。
【背景技術】
【0002】
足に十分にフィットしない靴を履いたユーザが歩行する際、足の裏と靴とが接触と離脱を繰り返し、パタパタという音が生じるとともに、履き心地が必ずしも良くない、速く歩いたり走ったりできない、といった不都合が伴う。特に、踵部分が開いたミュールやサンダルと呼ばれる靴においては、その点が顕著である。
【0003】
現在のところ、上記の問題を解消する手段を提案するものとして本出願人が知っているものは特許文献1のみである。特許文献1に提案されている着用物は全体としてトレンカと呼ばれる着用物の形状を備え、ウェストから足の甲あたりまでの全体を覆うとともに、足の裏に掛け留められるフックを備えている。通常のトレンカにおいてこのフックが靴を履く前の状態の足の裏に掛け留められるが、特許文献1に提案されている着用物においては、このフックが靴を履いた状態の足の裏に靴の上から掛け留められる点が大きく異なっている。
【0004】
特許文献1に提案されている着用物によれば、フックによりユーザの足に靴が押しつけられた状態となるため、足の動きに対し常に靴が追従し、上述した問題が解消される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実登3163529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に提案されている着用物はウェストより下の概ね全体を覆う構造であるため、着脱に手間を要する、夏場のような蒸し暑い気候下においては使用に耐えない、不使用時に嵩張る、といった問題が伴う。
【0007】
そこで、本発明は、着脱が容易で、暑苦しさを伴わず、不使用時にもコンパクトに持ち運べる、靴を足にフィットさせるための手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記の目的に鑑みて想到されたものであり、
ユーザの右脚および左脚の各々に各々着用され左右一対を成す2個の着用物であって、
前記2個の着用物の各々は前記ユーザに着用された状態において、
両端部が各々開口した筒状体であり、前記ユーザの脚の膝より下かつ踝より上の領域の少なくとも一部分を覆いつつ締め付ける本体部と、
前記本体部の下端部における左側部および右側部のうちの一方から他方に向かい前記ユーザの足に着用された靴の下側を横断するように延伸する第1の延伸部と、
前記本体部の下端部における前記左側部および右側部のうちの前記他方から前記第1の延伸部の先端部に向かい延伸する第2の延伸部と、
前記第1の延伸部の先端部と前記第2の延伸部の先端部とを互いに連結させる連結部と
を備える着用物を提供する(第1の実施態様)。
【0009】
また、上記の第1の実施態様において、
前記ユーザに着用された状態において、前記連結部の外側に外部から視認可能に配置された装飾物を備える
構成を採用してもよい(第2の実施態様)。
【0010】
また、上記の第2の実施態様において、
前記連結部に取り付けられた第1の係合部と、
前記装飾物に取り付けられ前記第1の係合部と着脱可能に係合する第2の係合部と
を備える
構成を採用してもよい(第3の実施態様)。
【0011】
また、上記の第2または3の実施態様において、
前記ユーザに着用された状態において、前記装飾物は、外部から視認可能な位置に配置された、外部から照射される光に応じて蛍光を発する蛍光部もしくは外部から照射される光を吸収して発光する蓄光部を有する
構成を採用してもよい(第4の実施態様)。
【0012】
また、上記の第1乃至4のいずれかの実施態様において、
前記ユーザに着用された状態において、前記本体部、前記第1の延伸部、前記第2の延伸部および前記連結部のうちの少なくともいずれかの外部から視認可能な位置に配置された、外部から照射される光に応じて蛍光を発する蛍光部もしくは外部から照射される光を吸収して発光する蓄光部を有する
構成を採用してもよい(第5の実施態様)。
【発明の効果】
【0013】
上記の第1の実施態様にかかる着用物によれば、ユーザは靴を履いた状態で、靴の下側に第1の延伸部を潜らせた後、その第1の延伸部を第2の延伸部と連結させることにより、容易に靴を足にフィットさせることができる。また、上記の第1の実施態様にかかる着用物は全体として左右が分離したソックスの形状を備えるため、スパッツもしくはレギンスと呼ばれるウェストより下の概ね全体を覆う着用物と比較し、その着脱が容易であるとともに暑苦しさを伴わず、さらに全体として嵩張らないため不使用時に鞄などに入れて持ち運ぶ際にも便利である。
【0014】
また、上記の第2の実施態様にかかる着用物によれば、ユーザは踝あたりに装飾物を配置することで、従来にない美観上のアクセントを付加することができる。
【0015】
また、上記の第3の実施態様にかかる着用物によれば、ユーザは装飾物を容易に取り外したり付け替えたりすることができる。従って、例えば勤務中は装飾物を取り外し、通勤中は装飾物を取り付ける、といった使い方や、シーンに応じて適したデザインの装飾物を選択して取り付ける、といった使い方が可能となる。
【0016】
また、上記の第4または5の実施態様にかかる着用物によれば、装飾物もしくは連結部が蛍光部もしくは蓄光部を有するので、暗所においてユーザの足もとが他人からよく見え、安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は、ユーザの足に着用された状態の本発明の実施例にかかる着用物の外観を示す図である。
【図2】図2は、ユーザの足に着用されていない状態の本発明の実施例にかかる着用物の外観を示す平面図である。
【図3】図3は、ユーザの足に着用されていない状態の本発明の実施例にかかる着用物の外観を示す平面図である。
【図4】図4は、ユーザの足に着用されていない状態の本発明の実施例にかかる着用物の外観を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
(実施例)
以下、本発明の一具体例である実施例を、図面を用いて説明する。
【0019】
図1は、ユーザの足に着用された状態の本実施例にかかる着用物1の外観を示す図である。また、図2乃至図4は、ユーザの足に着用されていない状態の本実施例にかかる着用物1の外観を示す平面図である。
【0020】
図2は後述する第1の延伸部12と第2の延伸部13が連結される前の着用物1の状態を示し、図3は第1の延伸部12と第2の延伸部13が連結された後の着用物1の状態を示している。ただし、図2および図3においては、装飾物15の取り付けは行われていない。一方、図4は、装飾物15が取り付けられた状態の着用物1を示している。
【0021】
着用物1は、全体として、野球の競技者が着用するストッキングと類似の形状を有している。
【0022】
着用物1はまず、右脚用と左脚用の2個で一対を成す。右脚用のものと左脚用のものはその形状が左右対称である点を除き同じであるため、以下、着用物1のうち右脚用のものについて説明を行う。
【0023】
着用物1は、本体部11と、第1の延伸部12と、第2の延伸部13と、連結部14と、装飾物15と、連結部14に取り付けられる第1の係合部16と、装飾物15に取り付けられる第2の係合部17とを備えている。
【0024】
本体部11は、ユーザに着用された状態において、両端部が各々開口した筒状体であり、ユーザの膝下の踵より上の領域を概ね全体的に覆いつつ締め付ける。
【0025】
この締め付けにより本体部11がユーザの足の脛および脹ら脛あたりに固定されることにより、後述するように第1の延伸部12および第2の延伸部13が互いに連結された際、それらの第1の延伸部12および第2の延伸部13が靴Sを上方向に引き上げ、ユーザの足の裏に密着させるように働く。従って、本体部11の締め付けの強度は、第1の延伸部12および第2の延伸部13を靴Sの下に掛け留めた際にずり落ちない程度の強度である必要がある。
【0026】
本体部11の素材は、例えばナイロンである。
【0027】
第1の延伸部12は、着用物1が使用される際に、本体部11の下端部における例えば左側部から右側部に向かいユーザの足に着用された靴Sの下側を横断するように延伸する。
【0028】
第1の延伸部12は、本体部11と一体に成形されており、長手方向の長さが例えば12センチメートルである。ただし、本体部11および第1の延伸部12は伸縮性を有しているので、着用物1がユーザに着用され、第1の延伸部12が第2の延伸部13と連結された状態においては、一般的にその長さが12センチメートルよりも長くなる。
【0029】
第1の延伸部12は、本体部11から長手方向の先端部に向かうに従ってその幅、すなわち長手方向に垂直な方向の長さが徐々に短くなっている。そして、当該長手方向の先端部における幅は、例えば3センチメートルである。
【0030】
第1の延伸部12の素材は、例えば本体部11と同じくナイロンである。
【0031】
第2の延伸部13は、着用物1が使用される際に、本体部11の下端部における例えば右側部から第1の延伸部12の先端部に向かい延伸する。
【0032】
第2の延伸部13は、本体部11と一体に成形されており、長手方向の長さが例えば5センチメートルである。ただし、第2の延伸部13もまた伸縮性を有しているので、着用物1がユーザに着用され、第2の延伸部13が第1の延伸部12と連結された状態においては、一般的にその長さが5センチメートルよりも長くなる。
【0033】
第2の延伸部13は、本体部11から長手方向の先端部に向かうに従ってその幅、すなわち長手方向に垂直な方向の長さが徐々に短くなっている。そして、当該長手方向の先端部における幅は、例えば3センチメートルである。
【0034】
第2の延伸部13の素材もまた、例えば本体部11と同じくナイロンである。
【0035】
連結部14は、第1の延伸部12の先端部と第2の延伸部13の先端部とを互いに着脱可能に連結させるための部材である。
【0036】
連結部14は、第1の延伸部12から延伸する内側部分141と、第2の延伸部13から延伸する外側部分142で構成される。
【0037】
連結部14の内側部分141は、第1の延伸部12と一体成形され第1の延伸部12から例えば1センチメートル延伸するベース生地1411と、ベース生地1411の外側に取り付けられた2個のスナップボタン・オス部材1412とで構成される。
【0038】
連結部14の外側部分142は、第2の延伸部13と一体成形され第2の延伸部13から例えば1センチメートル延伸するベース生地1421と、ベース生地1421の内側に取り付けられた2個のスナップボタン・メス部材1422とで構成される。
【0039】
なお、ベース生地1411およびベース生地1421の素材は、例えば本体部11と同じくナイロンであり、スナップボタン・オス部材1412およびスナップボタン・メス部材1422の素材は、例えば真鍮などの金属である。
【0040】
装飾物15は、連結部14の外側部分142の外側面上に取り付けられた装飾物であり、そのデザインは様々なものがあり得るが、図4においては例として合成樹脂製の造花2つが装飾物15として示されている。装飾物15は着用物1がユーザに着用された状態において、図1に示されるようにユーザの外踝あたりに配置されるため、外部からよく見える。
【0041】
また、装飾物15の一部には蓄光素材が用いられている。そのため、例えば夜間において停電が発生した場合などに、その蓄光素材が発する光により他人がユーザの足もとを外部から容易に視認することができるようになっている。
【0042】
第1の係合部16および第2の係合部17は、装飾物15を連結部14に着脱可能に取り付けるための部材である。
【0043】
第1の係合部16は、例えば2個のスナップボタン・オス部材であり、連結部14の外側部分142の外側面上に取り付けられている。
【0044】
第1の係合部16は、ベース生地1421を挟んで連結部14の外側部分142の内側面上に取り付けられているスナップボタン・メス部材1422と互いに対向する位置に配置される。そのため、第1の係合部16の2個のスナップボタン・オス部材の各々と、連結部14の2個のスナップボタン・メス部材1422の各々とは、互いにベース生地1421を挟んで噛み合うことにより、ベース生地1421に対し固定されている。
【0045】
第2の係合部17は、例えば2個のスナップボタン・メス部材であり、装飾物15の裏側部分の外側面上に取り付けられている。
【0046】
以下、以上のように構成される着用物1の使用方法の一例を説明する。
【0047】
まず、ユーザは第1の係合部16と第2の係合部17との係合を解いて装飾物15を取り外し、連結部14の連結を解いて第1の延伸部12と第2の延伸部13が連結されていない状態にする。
【0048】
ユーザは上記の状態の着用物1を、ソックスを履くのと同じ要領で、靴Sを履く前の状態の右脚および左脚に各々着用する。その際、第1の延伸部12が内踝側にくるようにその向きを注意する。
【0049】
次に、ユーザは靴Sを履いて、第1の延伸部12を内踝から靴Sの下側に潜らせ、靴Sの土踏まず部分を第1の延伸部12で下側から支えるように第1の延伸部12の先端部を外踝あたりに引き上げ、第1の延伸部12側に取り付けられているスナップボタン・オス部材1412を第2の延伸部13側に取り付けられているスナップボタン・メス部材1422に係合させることにより、第1の延伸部12と第2の延伸部13の連結を行う。
【0050】
上記の連結が完了すると、互いに連結された第1の延伸部12および第2の延伸部13により靴Sがユーザの足の下から上へと押し上げられ、ユーザの歩行に伴い靴Sがユーザの足裏から離脱する、という問題が生じなくなり、パタパタという騒音が出る、素早く歩けない、といった問題も解消する。
【0051】
さらに、ユーザは必要に応じて、外踝の外側に位置する第1の係合部16に対し装飾物15の裏側に取り付けられている第2の係合部17を係合させることで、装飾物15の取り付けを行う。
【0052】
ユーザは、例えば靴Sの履き心地等よりも外観を重視するシーンにおいては、通常のソックスを脱ぐ要領で容易に着用物1を脚から脱衣することができる。また、脱衣した後の着用物1はさほど嵩張らないため、鞄などに収容して持ち運ぶこともできる。
【0053】
また、着用物1を脱ぐことができない場合には、連結部14による第1の延伸部12と第2の延伸部13との連結を解いて、第1の延伸部12と第2の延伸部13が垂れ下がらないように本体部11の裾側を捲り上げることで、脚もとの見た目を素早く通常の状態に戻すことができる。例えば、ユーザがスラックスを履いている場合には、スラックスの裾より上まで着用物1の裾を捲り上げることで、外から見た場合には着用物1の着用が分からなくなるため、必ずしも着用物1を脱ぐ必要がない。
【0054】
(変形例)
上述した実施例は、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形が可能である。以下にそれらの変形の例を示す。
【0055】
まず、着用物1の各構成要素を特定する数値、形状、素材、個数、位置などはあくまでも一例であって、特に問題がなければその他の数値、形状、素材、個数、位置などが用いられてもよい。
【0056】
また、連結部14を構成するスナップボタン・オス部材1412とスナップボタン・メス部材1422のオスとメスが逆であってもよい。同様に、第1の係合部16と第2の係合部17のオスとメスが逆であってもよい。
【0057】
また、スナップボタン・オス部材1412およびスナップボタン・メス部材1422に代えて、例えば面ファスナーのフック面とループ面、足袋などに用いられる留め具である小鉤など、他の着脱可能な係合部材が採用されてもよい。第1の係合部16および第2の係合部17に関しても同様である。
【0058】
また、装飾物15は、第1の係合部16および第2の係合部17により着脱可能に連結部14に取り付けられるものとしたが、連結部14に対して常時固着されていてもよい。さらに、装飾物15(および装飾物15を取り付けるための第1の係合部16および第2の係合部17)は、必ずしも設けられなくてもよい。
【0059】
また、装飾物15に蓄光素材(外部から照射される光を吸収して発光する蓄光部)を用いるのに代えて、もしくはそれに加えて、装飾物15に蛍光素材(外部から照射される光に応じて蛍光を発する蛍光部)を用いてもよい。その場合、例えばユーザが夜道を歩く際などに蛍光素材が車両のヘッドライトなどを反射することで、ユーザの安全性が高まる。
【0060】
また、上述した蓄光部もしくは蛍光部を装飾物15に用いることに代えて、もしくはそれに加えて、本体部11などの着用物1の他の部分にそれらの素材を用いてもよい。さらに、着用物1は蛍光部および蓄光部を必ずしも有していなくてもよい。
【0061】
また、第1の延伸部12は第2の延伸部13の内側において連結部14により連結されるものとしたが、第1の延伸部12が第2の延伸部13の外側において第2の延伸部13と連結されるように連結部14が構成されていてもよい。
【0062】
また、第1の延伸部12と第2の延伸部13が逆であってもよい。すなわち、第1の延伸部12が外踝から靴Sの下側を潜って内踝に達し、内踝あたりにおいて第2の延伸部13に連結される構成が採用されてもよい。その場合、装飾物15による装飾はできなくなるが、外踝あたりに連結部14が見えることがなくなるので、その意味で美観が向上する。
【0063】
また、第1の延伸部12および第2の延伸部13は本体部11と一体に成形されているものとしたが、本発明はこれによって限定されるものではない。したがって、例えば、第1の延伸部12および第2の延伸部13は、本体部11に縫い付けにより取り付けられていてもよい。
【0064】
また、上述した着用物1の使用方法はあくまでも一例であって、着用物1は他のいかなる方法によって使用されてもよい。
【0065】
なお、上述した実施例に示した着用物1には女性向きのデザインが採用されているが、本発明にかかる着用物は性別や年齢を問わず使用可能である。例えば、幼児は歩行の際にすぐに靴が脱げてしまうことが多いため、その防止のために用いられてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明の着用物は、靴のフィット感を求める全てのユーザのニーズを満たすため、大量に製造・販売され、いわゆる製造業や小売業などのサービス業において利用可能である。
【符号の説明】
【0067】
1…着用物、11…本体部、12…第1の延伸部、13…第2の延伸部、14…連結部、15…装飾物、16…第1の係合部、17…第2の係合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの右脚および左脚の各々に各々着用され左右一対を成す2個の着用物であって、
前記2個の着用物の各々は前記ユーザに着用された状態において、
両端部が各々開口した筒状体であり、前記ユーザの脚の膝より下かつ踝より上の領域の少なくとも一部分を覆いつつ締め付ける本体部と、
前記本体部の下端部における左側部および右側部のうちの一方から他方に向かい前記ユーザの足に着用された靴の下側を横断するように延伸する第1の延伸部と、
前記本体部の下端部における前記左側部および右側部のうちの前記他方から前記第1の延伸部の先端部に向かい延伸する第2の延伸部と、
前記第1の延伸部の先端部と前記第2の延伸部の先端部とを互いに連結させる連結部と
を備える着用物。
【請求項2】
前記ユーザに着用された状態において、前記連結部の外側に外部から視認可能に配置された装飾物を備える
請求項1に記載の着用物。
【請求項3】
前記連結部に取り付けられた第1の係合部と、
前記装飾物に取り付けられ前記第1の係合部と着脱可能に係合する第2の係合部と
を備える請求項2に記載の着用物。
【請求項4】
前記ユーザに着用された状態において、前記装飾物は、外部から視認可能な位置に配置された、外部から照射される光に応じて蛍光を発する蛍光部もしくは外部から照射される光を吸収して発光する蓄光部を有する
請求項2または3に記載の着用物。
【請求項5】
前記ユーザに着用された状態において、前記本体部、前記第1の延伸部、前記第2の延伸部および前記連結部のうちの少なくともいずれかの外部から視認可能な位置に配置された、外部から照射される光に応じて蛍光を発する蛍光部もしくは外部から照射される光を吸収して発光する蓄光部を有する
請求項1乃至4のいずれかに記載の着用物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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