説明

突然変異株INDEHISCENTアレルを有するアブラナ属(Brassica)植物

本発明は、果実裂開特性が調節された作物植物に関する。特に、本発明は、脱粒を低減または脱粒を収穫後まで遅延させると同時に、莢の農学的に妥当な脱穀性を維持し、収量を高めるための改善された方法および手段に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
自らのゲノムに少なくとも2つの部分ノックアウト突然変異株INDアレルを含むことを特徴とする、少なくとも2つのIND遺伝子を含むアブラナ属(Brassica)植物あるいは、その細胞、一部分、種子または後代。
【請求項2】
前記IND遺伝子が、IND−A1またはIND−C1遺伝子である、請求項1に記載の植物。
【請求項3】
前記IND遺伝子が、
(a)配列番号1、配列番号3の46位のヌクレオチドから633位のヌクレオチドまで、配列番号3、配列番号5または配列番号7との配列同一性が少なくとも90%である核酸分子と、
(b)配列番号2、配列番号4の16位のアミノ酸から21位のアミノ酸までまたは配列番号4に対する配列同一性が少なくとも90%であるアミノ酸配列をコードする核酸分子と、からなる群から選択される核酸分子を含む、請求項1または2に記載の植物。
【請求項4】
前記部分ノックアウト突然変異株INDアレルが、前記IND−C1遺伝子の突然変異株INDアレルである、請求項2または3に記載の植物。
【請求項5】
前記部分ノックアウト突然変異株INDアレルが、ind−a1−EMS06、ind−a1−EMS09、ind−a1−EMS13、ind−c1−EMS04、ind−c1−EMS08、ind−c1−EMS09からなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の植物。
【請求項6】
少なくとも1つの完全ノックアウト突然変異株INDアレルを自らのゲノムにさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の植物。
【請求項7】
前記完全ノックアウト突然変異株INDアレルが、前記IND−C1遺伝子の突然変異株INDアレルである、請求項6に記載の植物。
【請求項8】
前記完全ノックアウト突然変異株INDアレルが、ind−a1−EMS01、ind−a1−EMS05、ind−c1−EMS01、ind−c1−EMS03からなる群から選択される、請求項6または7に記載の植物。
【請求項9】
前記部分および/または完全ノックアウト突然変異株INDアレルにとってホモ接合である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の植物。
【請求項10】
突然変異株INDアレルを含まない対応する植物によって産生される機能的INDタンパク質の量と比較して有意に低減された量の機能的INDタンパク質を産生する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の植物。
【請求項11】
前記植物の前記脱粒が、突然変異株INDアレルを含まない対応する植物の脱粒と比較して有意に低減または遅延される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の植物。
【請求項12】
莢の農学的に妥当な脱穀性を維持する、請求項11に記載の植物。
【請求項13】
アブラナ属(Brassica)作物種、好ましくはセイヨウアブラナ(Brassica napus)、カラシナ(Brassica juncea)、アビシニアカラシ(Brassica carinata)、カブ(Brassica rapa)またはキャベツ(Brassica oleracea)由来の植物である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の植物。
【請求項14】
アブラナ属(Brassica)油糧種子種、好ましくはセイヨウアブラナ(Brassica napus)、カラシナ(Brassica juncea)またはカブ(Brassica rapa)由来の植物である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の植物。
【請求項15】
IND遺伝子が、
(a)配列番号1、配列番号3の46位のヌクレオチドから633位のヌクレオチドまで、配列番号3、配列番号5または配列番号7との配列同一性が少なくとも90%である核酸分子と、
(b)配列番号2、配列番号4の16位のアミノ酸から21位のアミノ酸までまたは配列番号4に対する配列同一性が少なくとも90%であるアミノ酸配列をコードする核酸分子と、からなる群から選択される核酸分子を含む、自らのゲノムにIND遺伝子の少なくとも1つの部分ノックアウト突然変異株アレルを含む植物あるいは、その細胞、一部分、種子または後代。
【請求項16】
前記部分ノックアウト突然変異株INDアレルが、ind−a1−EMS06、ind−a1−EMS09、ind−a1−EMS13、ind−c1−EMS04、ind−c1−EMS08、ind−c1−EMS09からなる群から選択される、請求項15に記載の植物。
【請求項17】
前記突然変異株INDアレルが、アブラナ属(Brassica)種の植物由来である、請求項15または16に記載の植物。
【請求項18】
アブラナ属(Brassica)種由来の植物である、請求項15〜17のいずれか1項に記載の植物。
【請求項19】
請求項1〜18のいずれか1項に記載の植物から入手可能な種子莢。
【請求項20】
IND遺伝子が、
(a)配列番号1、配列番号3の46位のヌクレオチドから633位のヌクレオチドまで、配列番号3、配列番号5または配列番号7との配列同一性が少なくとも90%である核酸分子と、
(b)配列番号2、配列番号4の16位のアミノ酸から21位のアミノ酸までまたは配列番号4に対する配列同一性が少なくとも90%であるアミノ酸配列をコードする核酸分子と、からなる群から選択される核酸分子を含む、IND遺伝子の部分ノックアウト突然変異株アレル。
【請求項21】
ind−a1−EMS06、ind−a1−EMS09、ind−a1−EMS13、ind−c1−EMS04、ind−c1−EMS08、ind−c1−EMS09からなる群から選択される、請求項20に記載の突然変異株アレル。
【請求項22】
アブラナ属(Brassica)種の植物、好ましくはアブラナ属(Brassica)作物種またはアブラナ属(Brassica)油糧種子種由来である、請求項20〜21のいずれか1項に記載の突然変異株アレル。
【請求項23】
請求項20〜22のいずれか1項に記載の突然変異株アレルによってコードされる突然変異株INDタンパク質。
【請求項24】
生体試料において、前記生体試料に存在する核酸における突然変異株IND特異的領域の存在を判断することを含む、請求項20〜22のいずれか1項に記載の突然変異株INDアレルを同定するための方法。
【請求項25】
一組の少なくとも2つのプライマーを用いて前記生体試料でポリメラーゼ連鎖反応アッセイを実施することをさらに含み、前記組が、
− 一組のプライマーであって、前記プライマーの一方が前記突然変異株INDアレルの5’フランキング領域を特異的に認識し、前記プライマーの他方が前記突然変異株INDアレルの3’フランキング領域を特異的に認識する、一組のプライマーと、
− 一組のプライマーであって、前記プライマーの一方が前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識し、前記プライマーの他方が前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する、一組のプライマーと、
− 一組のプライマーであって、前記プライマーの一方が前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識し、前記プライマーの他方が前記突然変異株INDアレルの3’または5’フランキング領域と変異領域との間の連結領域をそれぞれ特異的に認識する、一組のプライマーと、
からなる群から選択される、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プライマーが、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらの相補体から選択される17〜200の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなるか、
− 前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プライマーが、前記突然変異株INDアレルの変異配列あるいはそれらの相補体から選択される17〜200の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなるか、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プライマーが、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらの相補体から選択される17〜200の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなるものであり、前記17〜200の連続したヌクレオチドが、変異配列またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではない、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プライマーが、その3’最末端に、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらの相補体から選択される少なくとも17の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プライマーが、その3’最末端に、前記突然変異株INDアレルの変異配列あるいはそれらの相補体から選択される少なくとも17の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プライマーが、その3’最末端に、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらの相補体から選択される少なくとも17の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含み、前記3’に位置する17の連続したヌクレオチドが、変異配列またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではない、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
少なくとも1つの特異的プローブを含む一組の特異的プローブを用いて生体試料でハイブリダイゼーションアッセイを実施することをさらに含み、前記組が、
− 一組の特異的プローブであって、前記プローブの一方が前記突然変異株INDアレルの5’フランキング領域を特異的に認識し、前記プローブの他方が前記突然変異株INDアレルの3’フランキング領域を特異的に認識する、一組の特異的プローブと、
− 一組の特異的プローブであって、前記プローブの一方が前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識し、前記プローブの他方が前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する、一組の特異的プローブと、
− 一組の特異的プローブであって、前記プローブの一方が前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識し、前記プローブの他方が前記突然変異株INDアレルの3’または5’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する、一組の特異的プローブと、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する特異的プローブと、
からなる群から選択される、請求項24に記載の方法。
【請求項29】
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プローブが、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される13〜1000の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列あるいは、それとの配列同一性が少なくとも80%である配列からなるか、
− 前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プローブが、前記突然変異株INDアレルの変異配列あるいはそれらの相補体から選択される13〜1000の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列あるいは、それとの配列同一性が少なくとも80%である配列からなるか、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プローブが、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される13〜1000の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなるものであり、前記13〜1000の連続したヌクレオチドが、変異配列またはフランキング配列のいずれか一方、あるいはそれとの配列同一性が少なくとも80%である配列だけから誘導されるものではない、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プローブが、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される少なくとも13の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プローブが、前記突然変異株INDアレルの変異配列あるいはそれらの相補体から選択される少なくとも13の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プローブが、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される少なくとも13の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含み、前記少なくとも13の連続したヌクレオチドが、変異配列またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではない、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜929または931〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記変異領域が、配列番号5のヌクレオチド930またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜930または930〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜995または997〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記変異領域が、配列番号5のヌクレオチド996またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜996または996〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜1035または1037〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記変異領域が、配列番号5のヌクレオチド1036またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜1036または1036〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜902または904〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記変異領域が、配列番号7のヌクレオチド903またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜903または903〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜910または912〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記変異領域が、配列番号7のヌクレオチド911またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜911または911〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜919または921〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記変異領域が、配列番号7のヌクレオチド920またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜920または920〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含む、請求項25〜30のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
前記一組のプローブが、
− 配列番号11の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号12の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号14の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号15の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号17の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号18の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号20の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号21の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号23の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号24の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号26の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号27の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、からなる群から選択される、請求項28〜31のいずれか1項に記載の方法。
【請求項33】
植物あるいは、その細胞、一部分、種子または後代において請求項20〜22のいずれか1項に記載の突然変異株INDアレルの接合状態を判断するための方法であって、前記植物あるいは、その細胞、一部分、種子または後代のゲノムDNAにおける突然変異株および/または対応する野生型IND特異的領域の存在を判断することを含む、方法。
【請求項34】
一組の少なくとも2つまたは少なくとも3つのプライマーを用いて前記植物あるいは、その細胞、一部分、種子または後代のゲノムDNAで、ポリメラーゼ連鎖反応アッセイを実施することを含む方法であって、前記プライマーの少なくとも2つが野生型INDアレルを特異的に認識し、前記少なくとも2つのプライマーが、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する第1のプライマーと、突然変異株および野生型INDアレルの3’または5’フランキング領域をそれぞれ特異的に認識する第2のプライマーと、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する第1のプライマーと、野生型INDアレルの変異領域を特異的に認識する第2のプライマーと、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する第1のプライマーと、野生型INDアレルの3’または5’フランキング領域と変異領域との間の連結領域をそれぞれ特異的に認識する第2のプライマーと、からなる群から選択され、
前記プライマーの少なくとも2つが、前記突然変異株INDアレルを特異的に認識し、前記少なくとも2つのプライマーが、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する第1のプライマーと、突然変異株および野生型INDアレルの3’または5’フランキング領域をそれぞれ特異的に認識する第2のプライマーと、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する第1のプライマーと、前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する第3のプライマーと、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する第1のプライマーと、前記突然変異株INDアレルの3’または5’フランキング領域と変異領域との間の連結領域をそれぞれ特異的に認識する第3のプライマーと、からなる群から選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プライマーが、突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される17〜200の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなるか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プライマーが、突然変異株または野生型INDアレルの変異配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される17〜200の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなるか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プライマーが、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される17〜200の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなり、前記17〜200の連続したヌクレオチドが、変異領域またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではない、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プライマーが、その3’最末端に、突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される17の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プライマーが、その3’最末端に、突然変異株または野生型INDアレルの変異配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される17の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プライマーが、その3’最末端に、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域にある配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される17の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含み、前記3’に位置する17の連続したヌクレオチドが、変異部位あるいは変異領域またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではない、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
一組の少なくとも2つの特異的プローブを用いて前記植物あるいは、その細胞、一部分、種子または後代のゲノムDNAでハイブリダイゼーションアッセイを実施することをさらに含み、前記特異的プローブの少なくとも1つが野生型INDアレルを特異的に認識し、前記少なくとも1つのプローブが、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する第1のプローブと、突然変異株および野生型INDアレルの3’および5’フランキング領域をそれぞれ特異的に認識する第2のプローブと、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する第1のプローブと、野生型INDアレルの変異領域を特異的に認識する第2のプローブと、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する第1のプローブと、野生型INDアレルの3’または5’フランキング領域と変異領域との間の連結領域をそれぞれ特異的に認識する第2のプローブと、
− 野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識するプローブと、からなる群から選択され、
前記特異的プローブの少なくとも1つが、前記突然変異株INDアレルを特異的に認識し、前記少なくとも1つのプローブが、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する第1のプローブと、突然変異株および野生型INDアレルの3’または5’フランキング領域をそれぞれ特異的に認識する第2のプローブと、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する第1のプローブと、前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する第3のプローブと、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する第1のプローブと、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する第3のプローブと、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識するプローブと、からなる群から選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項38】
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プローブが、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体あるいは、それとの配列同一性が少なくとも80%である配列から選択される13〜1000の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなるか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プローブが、突然変異株または野生型INDアレルの変異領域の配列それぞれ、あるいは、それとの配列同一性が少なくとも80%である配列から選択される13〜1000の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなるか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プローブが、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列それぞれ、あるいは、それとの配列同一性が少なくとも80%である配列から選択される13〜1000の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなり、前記13〜1000の連続したヌクレオチドが、変異部位あるいは変異領域またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではない、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プローブが、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される少なくとも13の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プローブが、突然変異株または野生型INDアレルの変異配列あるいはそれらの相補体から選択される少なくとも13の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プローブが、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される少なくとも13の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含み、前記少なくとも13の連続したヌクレオチドが、変異配列またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではない、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜929または931〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、野生型INDアレルの前記変異領域が配列番号5のヌクレオチド930またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記突然変異株INDアレルの前記変異領域が、配列aまたはその相補体を有し、野生型INDアレルの前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜930または930〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記突然変異株INDアレルの前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜929にaが続くヌクレオチド配列またはaに配列番号5のヌクレオチド931〜1622が続くヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜995または997〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、野生型INDアレルの前記変異領域が、配列番号5のヌクレオチド996またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記突然変異株INDアレルの前記変異領域が、配列aまたはその相補体を有し、野生型INDアレルの前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜996または996〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記突然変異株INDアレルの前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜995にaが続くヌクレオチド配列またはaに配列番号5のヌクレオチド997〜1622が続くヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜1035または1037〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、野生型INDアレルの前記変異領域が、配列番号5のヌクレオチド1036またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記突然変異株INDアレルの前記変異領域が、配列tまたはその相補体を有し、野生型INDアレルの前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜1036または1036〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記突然変異株INDアレルの前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜1035にtが続くヌクレオチド配列またはtに配列番号5のヌクレオチド1037〜1622が続くヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜902または904〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、野生型INDアレルの前記変異領域が、配列番号7のヌクレオチド903またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記突然変異株INDアレルの前記変異領域が、配列tまたはその相補体を有し、野生型INDアレルの前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜903または903〜1593のヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含み、前記突然変異株INDアレルの前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜902にtが続くヌクレオチド配列またはtに配列番号7のヌクレオチド904〜1593が続くヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜910または912〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、野生型INDアレルの前記変異領域が、配列番号7のヌクレオチド911またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記突然変異株INDアレルの前記変異領域が、配列aまたはその相補体を有し、野生型INDアレルの前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜911または911〜1593のヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含み、前記突然変異株INDアレルの前記連結領域が配列番号7のヌクレオチド1〜910にaが続くヌクレオチド配列またはaに配列番号7のヌクレオチド912〜1593が続くヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜919または921〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、野生型INDアレルの前記変異領域が配列番号7のヌクレオチド920またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記突然変異株INDアレルの前記変異領域が配列tまたはその相補体を有し、野生型INDアレルの前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜920または920〜1593のヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含み、前記突然変異株INDアレルの前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜919にtが続くヌクレオチド配列またはtに配列番号7のヌクレオチド921〜1593が続くヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含む、請求項34〜39のいずれか1項に記載の方法。
【請求項41】
少なくとも3つの特異的プローブの前記組が、
− 配列番号11の配列を含む1つのプローブ、配列番号12の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号13の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号14の配列を含む1つのプローブ、配列番号15の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号16の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号17の配列を含む1つのプローブ、配列番号18の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号19の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号20の配列を含む1つのプローブ、配列番号21の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号22の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号23の配列を含む1つのプローブ、配列番号24の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号25の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号26の配列を含む1つのプローブ、配列番号27の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号28の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、からなる群から選択される、請求項37〜40のいずれか1項に記載の方法。
【請求項42】
生体試料において、請求項20〜22のいずれか1項に記載の突然変異株INDアレルを同定するための、一組のプライマーまたはプローブを含むキットであって、前記組が、
− 一組のプライマーまたはプローブであって、前記プライマーまたはプローブの一方が前記突然変異株INDアレルの5’フランキング領域を特異的に認識し、前記プライマーまたはプローブの他方が前記突然変異株INDアレルの3’フランキング領域を特異的に認識する、一組のプライマーまたはプローブと、
− 一組のプライマーまたはプローブであって、前記プライマーまたはプローブの一方が前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識し、前記プライマーまたはプローブの他方が前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する、一組のプライマーまたはプローブと、
− 一組のプライマーまたはプローブであって、前記プライマーの一方が前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識し、前記プライマーまたはプローブの他方が前記突然変異株INDアレルの3’または5’フランキング領域と変異領域との間の連結領域をそれぞれ特異的に認識する、一組のプライマーまたはプローブと、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識するプローブと、からなる群から選択される、キット。
【請求項43】
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プライマーが、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される17〜200の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなるか、
− 前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プライマーが、前記突然変異株INDアレルの変異配列あるいはそれらの相補体から選択される17〜200の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなるか、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プライマーが、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらの相補体から選択される17〜200の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなり、前記17〜200の連続したヌクレオチドが、変異配列またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではなく、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プローブが、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される13〜1000の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列あるいは、それとの配列同一性が少なくとも80%である配列からなるか、
− 前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プローブが、前記突然変異株INDアレルの変異配列あるいはそれらの相補体から選択される13〜1000の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列あるいは、それとの配列同一性が少なくとも80%である配列からなるか、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プローブが、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される13〜1000の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなり、前記13〜1000の連続したヌクレオチドが、変異配列またはフランキング配列のいずれか一方、あるいはそれとの配列同一性が少なくとも80%である配列だけから誘導されるものではない、請求項42に記載のキット。
【請求項44】
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プライマーが、その3’最末端に、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される少なくとも17の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プライマーが、その3’最末端に、前記突然変異株INDアレルの変異配列あるいはそれらの相補体から選択される少なくとも17の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プライマーが、その3’最末端に、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらの相補体から選択される少なくとも17の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含み、前記3’に位置する17の連続したヌクレオチドが、変異配列またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではなく、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プローブが、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される少なくとも13の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プローブが、前記突然変異株INDアレルの変異配列あるいはそれらの相補体から選択される少なくとも13の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プローブが、前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される少なくとも13の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含み、前記少なくとも13の連続したヌクレオチドが、変異配列またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではない、請求項42に記載のキット。
【請求項45】
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜929または931〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記変異領域が、配列番号5のヌクレオチド930またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、および前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜930または930〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜995または997〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記変異領域が、配列番号5のヌクレオチド996またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、および前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜996または996〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜1035または1037〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記変異領域が、配列番号5のヌクレオチド1036またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、および前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜1036または1036〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜902または904〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記変異領域が、配列番号7のヌクレオチド903またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、および前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜903または903〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜910または912〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記変異領域が、配列番号7のヌクレオチド911またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜911または911〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜919または921〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記変異領域が、配列番号7のヌクレオチド920またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜920または920〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含む、請求項42〜44のいずれか1項に記載のキット。
【請求項46】
前記一組のプローブが、
− 配列番号11の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号12の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号14の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号15の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号17の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号18の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号20の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号21の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号23の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号24の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号26の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号27の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、からなる群から選択される、請求項42〜45のいずれか1項に記載のキット。
【請求項47】
植物あるいは、その細胞、一部分、種子または後代において、請求項20〜22のいずれか1項に記載の前記突然変異株INDアレルの接合状態を判断するためのキットであって、一組のプライマーまたはプローブを含み、前記プライマーの少なくとも2つまたは前記プローブの少なくとも1つが野生型INDアレルを特異的に認識し、前記プライマーの少なくとも2つまたは前記プローブの少なくとも1つが前記突然変異株INDアレルを特異的に認識し、
− 一組の少なくとも2つのプライマーまたはプローブであって、第1のプライマーまたはプローブが突然変異株および野生型INDアレルの5’フランキング領域を特異的に認識し、第2のプライマーまたはプローブが突然変異株および野生型INDアレルの3’フランキング領域を特異的に認識する、一組の少なくとも2つのプライマーまたはプローブと、
− 一組の少なくとも3つのプライマーまたはプローブであって、第1のプライマーまたはプローブが突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識し、第2のプライマーまたはプローブが、前記突然変異株INDアレルの変異領域を特異的に認識し、第3のプライマーまたはプローブが野生型INDアレルの変異領域を特異的に認識する、一組の少なくとも3つのプライマーまたはプローブと、
− 一組の少なくとも3つのプライマーまたはプローブであって、第1のプライマーまたはプローブが突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識し、第2のプライマーまたはプローブが前記突然変異株INDアレルの3’または5’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識し、第3のプライマーまたはプローブが野生型INDアレルの3’または5’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する、一組の少なくとも3つのプライマーまたはプローブと、
− 一組の少なくとも2つのプローブであって、第1のプローブが前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識し、第2のプローブが野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する、一組の少なくとも2つのプローブと、からなる群から選択される、キット。
【請求項48】
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プライマーが、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される17〜200の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなるか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プライマーが、突然変異株または野生型INDアレルの変異領域の配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される17〜200の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなるか、
− 野生型または前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プライマーが、野生型または前記突然変異株INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される17〜200の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなり、前記17〜200の連続したヌクレオチドが、変異領域またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではないか、あるいは、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プローブが、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される13〜1000の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列あるいは、それとの配列同一性が少なくとも80%である配列からなるか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プローブが、突然変異株または野生型INDアレルの変異配列あるいはそれらの相補体から選択される13〜1000の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列あるいは、それとの配列同一性が少なくとも80%である配列からなるか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プローブが、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される13〜1000の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列からなり、前記13〜1000の連続したヌクレオチドが、変異配列またはフランキング配列のいずれか一方、あるいはそれとの配列同一性が少なくとも80%である配列だけから誘導されるものではない、請求項47に記載のキット。
【請求項49】
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プライマーが、その3’最末端に、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される17の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの変異領域の特異的に認識する前記プライマーが、その3’最末端に、突然変異株または野生型INDアレルの変異領域の配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される17の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プライマーが、その3’最末端に、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列からそれぞれ選択される17の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含み、前記3’に位置する17の連続したヌクレオチドが、変異領域またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではないか、あるいは、
− 突然変異株および野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域を特異的に認識する前記プローブが、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される少なくとも13の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの変異領域を特異的に認識する前記プローブが、突然変異株または野生型INDアレルの変異配列あるいはそれらの相補体から選択される少なくとも13の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含むか、
− 突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域を特異的に認識する前記プローブが、突然変異株または野生型INDアレルの5’または3’フランキング領域と変異領域との間の連結領域の配列あるいはそれらそれぞれの相補体から選択される少なくとも13の連続したヌクレオチドからなるヌクレオチド配列を含み、前記少なくとも13の連続したヌクレオチドが、変異配列またはフランキング配列のいずれか一方だけから誘導されるものではない、請求項47に記載のキット。
【請求項50】
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜929または931〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、野生型INDアレルの前記変異領域が、配列番号5のヌクレオチド930またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記突然変異株INDアレルの前記変異領域が、配列aまたはその相補体を有し、野生型INDアレルの前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜930または930〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記突然変異株INDアレルの前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜929にaが続く配列またはaに配列番号5のヌクレオチド931〜1622が続くヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜995または997〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、野生型INDアレルの前記変異領域が、配列番号5のヌクレオチド996またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記突然変異株INDアレルの前記変異領域が、配列aまたはその相補体を有し、野生型INDアレルの前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜996または996〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記突然変異株INDアレルの前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜995にaが続くヌクレオチド配列またはaに配列番号5のヌクレオチド997〜1622が続くヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜1035または1037〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、野生型INDアレルの前記変異領域が、配列番号5のヌクレオチド1036またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記突然変異株INDアレルの前記変異領域が、配列tまたはその相補体を有し、野生型INDアレルの前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜1036または1036〜1622あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、前記突然変異株INDアレルの前記連結領域が、配列番号5のヌクレオチド1〜1035にtが続くヌクレオチド配列またはtに配列番号5のヌクレオチド1037〜1622が続くヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜902または904〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、野生型INDアレルの前記変異領域が、配列番号7のヌクレオチド903またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記突然変異株INDアレルの前記変異領域が、配列tまたはその相補体を有し、野生型INDアレルの前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜903または903〜1593のヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含み、前記突然変異株INDアレルの前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜902にtが続くヌクレオチド配列またはtに配列番号7のヌクレオチド904〜1593が続くヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜910または912〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、野生型INDアレルの前記変異領域が、配列番号7のヌクレオチド911またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記突然変異株INDアレルの前記変異領域が、配列aまたはその相補体を有し、および野生型INDアレルの前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜911または911〜1593のヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含み、前記突然変異株INDアレルの前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜910にaが続くヌクレオチド配列またはaに配列番号7のヌクレオチド912〜1593が続くヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含むか、
− 前記5’または3’フランキング領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜919または921〜1593あるいはそれらそれぞれの相補体のヌクレオチド配列を含み、野生型INDアレルの前記変異領域が、配列番号7のヌクレオチド920またはその相補体のヌクレオチド配列を有し、前記突然変異株INDアレルの前記変異領域が、配列tまたはその相補体を有し、野生型INDアレルの前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜920または920〜1593のヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含み、前記突然変異株INDアレルの前記連結領域が、配列番号7のヌクレオチド1〜919にtが続くヌクレオチド配列またはtに配列番号7のヌクレオチド921〜1593が続くヌクレオチド配列あるいはそれらそれぞれの相補体を含む、請求項47〜49のいずれか1項に記載のキット。
【請求項51】
前記一組の少なくとも3つの特異的プローブが、
− 配列番号11の配列を含む1つのプローブ、配列番号12の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号13の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号14の配列を含む1つのプローブ、配列番号15の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号16の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号17の配列を含む1つのプローブ、配列番号18の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号19の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号20の配列を含む1つのプローブ、配列番号21の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号22の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号23の配列を含む1つのプローブ、配列番号24の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号25の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、
− 配列番号26の配列を含む1つのプローブ、配列番号27の配列を含む1つのプローブおよび/または配列番号28の配列を含む1つのプローブを含む一組のプローブと、からなる群から選択される、請求項47〜50のいずれか1項に記載のキット。
【請求項52】
請求項20〜22のいずれか1項に記載の少なくとも2つの部分ノックアウト突然変異株INDアレルを1つの植物で組み合わせる方法であって、
(a)請求項24〜32のいずれか1項に従って各々少なくとも1つの部分ノックアウト突然変異株INDアレルを含む少なくとも2つの植物を同定するステップと、
(b)前記少なくとも2つの植物を交雑させ、前記少なくとも1つの交雑種からF1ハイブリッド種子を採取するステップと、
(c)任意に、請求項24〜32のいずれか1項に従って少なくとも2つの部分ノックアウト突然変異株INDアレルを含むF1植物を同定するステップと、を含む、方法。
【請求項53】
請求項33〜41のいずれか1項に従って選択された前記突然変異株INDアレルの接合状態を判断することで、部分ノックアウト突然変異株INDアレルにとってホモ接合またはヘテロ接合であるF1植物を同定するステップをさらに含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
少なくとも1つの部分ノックアウト突然変異株INDアレルを1つの植物から別の植物に移行するための方法であって、
(a)請求項24〜32のいずれか1項に従って少なくとも1つの部分ノックアウト突然変異株INDアレルを含む第1の植物を同定するか、あるいは、請求項52に従って少なくとも2つの部分ノックアウト突然変異株INDアレルを含む第1の植物を生成するステップと、
(b)第1の植物を、前記少なくとも1つの部分ノックアウト突然変異株INDアレルを含まない第2の植物と交雑させ、前記交雑種からF1種子を採取するステップと、
(c)任意に、請求項24〜32のいずれか1項に従って少なくとも1つの部分ノックアウト突然変異株INDアレルを含むF1植物を同定するステップと、
(d)前記少なくとも1つの部分ノックアウト突然変異株INDアレルを含むF1植物を、前記少なくとも1つの部分ノックアウト突然変異株INDアレルを含まない第2の植物と、少なくとも1世代(x)戻し交雑させ、前記交雑種からBCx種子を採取するステップと、
(e)請求項24〜32のいずれか1項に従って前記少なくとも1つの部分ノックアウト突然変異株INDアレルを含む各世代のBCx植物で同定するステップと、を含む、方法。
【請求項55】
請求項33〜41のいずれか1項に従って部分ノックアウト突然変異株INDアレルの接合状態を判断することで、前記部分ノックアウト突然変異株INDアレルにとってホモ接合またはヘテロ接合であるBCx植物を同定するステップをさらに含む、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
請求項20〜22のいずれか1項に記載の前記突然変異株INDアレルを、請求項52〜55のいずれか1項に従って1つのアブラナ属(Brassica)植物に組み合わせおよび/または移行することを含む、請求項1〜18のいずれか1項に記載の植物の生成方法。
【請求項57】
完全ノックアウト突然変異株INDアレルを有する1つの植物でおよび/または完全ノックアウト突然変異株INDアレルを含む1つの植物に、請求項20〜22のいずれか1項に記載の前記部分ノックアウト突然変異株INDアレルを組み合わせおよび/または移行することをさらに含む、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記完全ノックアウト突然変異株INDアレルが、ind−a1−EMS01、ind−a1−EMS05、ind−c1−EMS01、ind−c1−EMS03からなる群から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
(a)第1の部分ノックアウト突然変異株INDアレルをホモ接合状態で含む第1の植物と、第2の部分ノックアウト突然変異株INDアレルをホモ接合状態で含む第2の植物を、請求項33〜41のいずれか1項に従って同定するステップと、
(b)第1および第2の植物を交雑させ、交雑種からF1ハイブリッド種子を採取するステップと、を含む、請求項1〜18のいずれか1項に記載のハイブリッドアブラナ属(Brassica)種子または植物を生成するための方法。
【請求項60】
第1および第2の部分ノックアウト突然変異株INDアレルが同一である、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記第1の植物が第1の完全ノックアウト突然変異株INDアレルをホモ接合状態でさらに含み、前記第2の植物が第2の完全ノックアウト突然変異株INDアレルをホモ接合状態でさらに含む、請求項59または60に記載の方法。
【請求項62】
第1および第2の完全ノックアウト突然変異株INDアレルが同一である、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
NCIMBに受託番号NCIMB 41570で寄託されたind−a1−EMS06アレルを含む種子、NCIMBに受託番号NCIMB 41571で寄託されたind−a1−EMS09アレルを含む種子、NCIMBに受託番号NCIMB 41572で寄託されたind−a1−EMS13アレルを含む種子、NCIMBに受託番号NCIMB 41575で寄託されたind−c1−EMS04アレルを含む種子、NCIMBに受託番号NCIMB 41573で寄託されたind−c1−EMS08アレルを含む種子、NCIMBに受託番号NCIMB 41574で寄託されたind−c1−EMS09アレルを含む種子、これらの誘導体からなる群から選択される部分ノックアウトindアレルを含むアブラナ属(Brassica)種子。
【請求項64】
請求項63に記載の種子から得られる、アブラナ属(Brassica)植物あるいは、その細胞、一部分、種子または後代。
【請求項65】
請求項63に記載の種子から生育させたアブラナ属(Brassica)植物の繁殖および/または育種によって得られる、ind−a1−EMS06、ind−a1−EMS09、ind−a1−EMS13、ind−c1−EMS04、ind−c1−EMS08またはind−c1−EMS09アレルを自らのゲノムに含むアブラナ属(Brassica)植物あるいは、その細胞、一部分、種子または後代。
【請求項66】
ind−a1−EMS06、ind−a1−EMS09、ind−a1−EMS13、ind−c1−EMS04、ind−c1−EMS08またはind−c1−EMS09アレルを含む種子であって、前記アレルを含む基準種子が、それぞれ受託番号NCIMB 41570、NCIMB 41572、NCIMB 41572、NCIMB 41574、NCIMB 41575、NCIMB 41573でNCIMBに寄託されている、種子。
【請求項67】
請求項66に記載の種子から産生される、ind−a1−EMS06、ind−a1−EMS09、ind−a1−EMS13、ind−c1−EMS04、ind−c1−EMS08、ind−c1−EMS09アレルを含む、植物あるいは、その細胞、一部分、種子または後代。
【請求項68】
自らのゲノムの1つの遺伝子座に2つの突然変異株INDアレルを含むことを特徴とする、2つの遺伝子座に少なくとも2つのIND遺伝子を含むアブラナ属(Brassica)植物あるいは、その細胞、一部分、種子または後代。
【請求項69】
前記2つの突然変異株INDアレルがホモ接合である、請求項68に記載の植物。
【請求項70】
IND遺伝子が、IND−A1またはIND−C1遺伝子である、請求項68に記載の植物。
【請求項71】
IND遺伝子が、
(a)配列番号1、配列番号3の46位のヌクレオチドから633位のヌクレオチドまで、配列番号3、配列番号5または配列番号7との配列同一性が少なくとも90%である核酸分子と、
(b)配列番号2、配列番号4の16位のアミノ酸から21位のアミノ酸までまたは配列番号4に対する配列同一性が少なくとも90%であるアミノ酸配列をコードする核酸分子からなる群から選択される核酸分子と、を含む、請求項68〜70のいずれか1項に記載の植物。
【請求項72】
前記突然変異株INDアレルが、部分ノックアウトINDアレルである、請求項68〜71のいずれか1項に記載の植物。
【請求項73】
前記突然変異株INDアレルが、ind−a1−EMS06、ind−a1−EMS09、ind−a1−EMS13、ind−c1−EMS08、ind−c1−EMS09、ind−c1−EMS04からなる群から選択される、請求項68〜72のいずれか1項に記載の植物。
【請求項74】
突然変異株INDアレルを含まない対応する植物によって産生される機能的INDタンパク質の量と比較して、有意に低減された量の機能的INDタンパク質を産生する、請求項68〜73のいずれか1項に記載の植物。
【請求項75】
突然変異株INDアレルを含まない対応する植物の種子収量に比して、植物の種子収量が高まり、好ましくは有意に高まる、請求項68〜74のいずれか1項に記載の植物。
【請求項76】
アブラナ属(Brassica)作物種、好ましくはセイヨウアブラナ(Brassica napus)、カラシナ(Brassica juncea)、アビシニアカラシ(Brassica carinata)、カブ(Brassica rapa)またはキャベツ(Brassica oleracea)由来の植物である、請求項68〜75のいずれか1項に記載の植物。
【請求項77】
アブラナ属(Brassica)油糧種子種、好ましくはセイヨウアブラナ(Brassica napus)、カラシナ(Brassica juncea)またはカブ(Brassica rapa)由来の植物である、請求項68〜76のいずれか1項に記載の植物。
【請求項78】
2つの突然変異ホモ接合INDアレルをそのゲノムに導入することを含む、少なくとも2つのIND遺伝子を含むアブラナ属(Brassica)植物の収量を増すための方法。
【請求項79】
請求項20〜22のいずれか1項に記載の突然変異株INDアレルを使用して、アブラナ属(Brassica)植物の種子収量を増す、使用法。
【請求項80】
アブラナ属(Brassica)植物の裂莢耐性を増す、請求項20〜22のいずれか1項に記載の突然変異株INDアレルの使用法。

【公表番号】特表2011−527891(P2011−527891A)
【公表日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−517785(P2011−517785)
【出願日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際出願番号】PCT/EP2009/005004
【国際公開番号】WO2010/006732
【国際公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【出願人】(501018298)バイエル・バイオサイエンス・エヌ・ヴェー (12)
【氏名又は名称原語表記】Bayer BioScience N.V.
【Fターム(参考)】