説明

組合せ便器及び座部装置

格納及び/又は輸送用の平面梱包構成から、使用するための箱状構成に変形可能な組合せ便器及び座部装置は、側面パネルに各々接続された前面及び背面パネルと、底部パネルと、を備え、前記側面パネルは、内向きに傾斜した側面パネルを構成可能であり、それによって前面及び/又は背面パネルのいずれかに接続された上部パネルに支持を提供し、前記上部パネルは、台座を構成し、前記底部パネルは、前面又は背面パネルのいずれかに接続されている。上部パネル及び/又は底部パネルは、一つ以上の連結部を備え、側面パネルの一方又は両方と上部パネル及び/又は底部パネルを連結し、前記装置を箱状構成に維持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、平面梱包構成から、箱状の使用構成に変形可能な組合せ便器及び座部装置に関する。更に、本発明は組合せ便器及び座部装置を構成するための抜き板、及び使用するための組立てられた組合せ便器及び座部装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯型便器は、従来から知られている。同様の構成の一例は、米国特許第6,047,414号に示されており、前記特許は組合せ梱包可能な便器及び腰掛けを開示している。この腰掛けは、型抜き板紙の連結可能構造を有する。当業者には理解されるように、この米国特許で開示されている構成は、少なくとも腰掛けの底部、つまり組合せ便器及び腰掛けの前面、背面及び側面パネルが、座部又はその周りに提供された連結部から最も離れる、地面上に配置される箇所に向かう安定性、剛性、及び強度の問題に苦しむと思われる。更に、連結部と地面の間にやや距離があるので、使用中、地面がややでこぼこであり、使用者が一部のパネルにより体重をかけ、他のパネルに体重をかけないと、前面、背面、及び側面パネルは、横方向の力を受けやすく、それらのパネルを倒し、腰掛け/便器を押しつぶす可能性がある。これらの問題に提供される解決策は、第二の前面パネルを設けて、二つの前面パネルを共に連結し、二倍の厚さの前面パネルを提供することとされている。しかし、開示されている組合せ便器及び腰掛けは、様々な体重及びサイズの人が座ることを意図しているが、二重前面パネルの提供は、強度、剛性、又は安定性をあまり改善せず、従って、本発明によって提供される改善された組合せ便器及び座部が必要であると理解される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第6,047,414号
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、従来技術の装置より強く、より大きな剛性を備え、より堅牢で安定であり、実質的に全てのサイズ及び体重の成人を支えることが可能な組合せ便器及び腰掛けを提供することである。
【0005】
従って、本発明の第一形態では、格納及び/又は輸送用の平面梱包構成から、使用するための箱状構成に変形可能な組合せ便器及び座部装置を提供し、前記装置は、
各側面パネルによって接続された前面及び背面パネルと、
前記全面又は背面パネルのいずれかに接続された底部パネルと、を備え、
前記側面パネルは、内向きに傾斜した側面パネルを構成可能であり、それによって前記前面及び/又は背面パネルのいずれかに接続された、台座を構成する上部パネルに支持を提供し、
前記上部パネル及び/又は底部パネルが一つ以上の連結部を備え、前期上部パネル及び/又は底部パネルを一方又は両方の側面パネルと連結し、それによって前記装置を箱状構成に維持する。
【0006】
好ましくは、本発明の構成は、従来技術の装置より大きな安定性、強度、及び剛性を備えている組合せ便器及び座部を提供する。特に、底部パネルを提供することは、組合せ便器及び座部の地面上の表面積を増大させ、それは組合せ便器及び座部の安定性を補助し、地面とのより大きな接触面積を提供し、使用者の体重をより均一に分散させる。地面に沈むことが防止又は最小化されるので、明らかに、組合せ便器及び座部を柔らかい地面上で用いる場合は非常に有利である。更に、底部パネルは、座部の下側領域で内向きに傾斜した側面パネルを、所定の位置に実質的に保持し、使用中、これらの部品の不安定性を最小化し、前面及び/又は背面パネルの角度的な分離を維持する。内向きに傾斜した側面パネルと、前面又は背面パネルの角度的な分離は実質的に一定であるので、地面に接触する組合せ便器及び座部の下側部分が、使用中に動いてしまう、又は動かされる量は低減され、本発明の組合せ便器及び座部は使用者にとってより安全及び安定になる。特に、所定の製造材料は段ボール、又は板紙等であるので、本装置を使用する際の信頼と、この信頼が、使用者が製品を購入するかどうかに影響するという両方の観点から、組合せ便器及び座部装置が体重に耐えうると使用者が信じることが重要である。更に、連結部は、装置の箱状構成を維持する。本発明の別の利点は、底部パネルによって、内向きに傾斜した側面パネルが箱状構造の中心に向かって従来技術の部材より更に延長可能であることである。従って、上部パネルを更に支持するものとして機能し、台座を画定する内向きに傾斜した側壁は、更に体重の重い人を支え、安定性を低減することなく機能することが可能な部材となる。当然のことながら、内向きに傾斜した側面パネルの頂点に与えられる角度を変更し、装置の所定の可搬重量に適合させることができる。好ましい実施形態では、底部パネルだけが、一つ以上の連結部を備え、底部パネルと一方又は両方の側面パネルを連結する。更に好ましいことには、本実施形態では、上部パネルと、対向する前面又は背面パネルは、対応する連結部を備え、それらの間を連結させ、前面及び背面パネルの分離を維持する。従って、この好ましい実施形態は、より大きな安定性を提供し、それらのパネルと連結する上部パネル及び底部パネルの一部によって、側面、前面及び/又は背面パネルの上部又は底部において、各部分の少なくとも一つの連結が提供される際、側面パネル、前面パネル及び/又は背面パネルの横方向の移動を最小化する。
【0007】
第二形態では、本発明は、組合せ便器及び座部装置を構成する一つ以上の抜き板を提供し、
前記装置の前面パネル、第一側面パネル、背面パネル、及び第二側面パネルを各々構成するための第一、第二、第三、及び第四連続パネルと、それらの間の接続手段と、
前記装置の台座及び底部を各々構成するための第五及び第六パネルと、を備え、
前記第五パネルは、第一又は第三パネルのいずれかから延び、前記第六パネルは、第一又は第三パネルのいずれかの反対側の端部から延び、
前記第五又は第六パネル、及び第二及び/又は第四パネルは、対応する連結部を備え、それらの間に少なくとも一つの連結を構成する。
【0008】
本発明の第三形態によると、箱状構成を有する組立てられた組合せ便器及び座部が提供され、前記装置は、
内向きに傾斜した側面パネルによって接続されている、間隙を介した前面及び背面パネルと、
前記前面及び/又は背面パネルのいずれかに接続され、内向きに傾斜した側面パネルによって支持され、台座を構成する上部パネルと、
前記前面又は背面パネルのいずれかに接続された底部パネルと、を備え、
連結は、内向きに傾斜した側面パネルの少なくとも一つと、上部パネル又は底部パネルの間の対応する連結部によって提供され、前記装置を箱状の構成に維持する。
【0009】
本発明が十分に開示されるように、添付の図面を参照しながら、ほんの一例として、ここで実施形態を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の組合せ便器及び座部装置の斜視図である。
【図2】図1の装置を構成するための第一部分の抜き板の平面図である。
【図3】図1の装置を構成するための第二部分の抜き板の平面図である。
【図4】本発明の部分的に構成した組合せ便器及び座部装置であり、図1と図2の抜き板を組み合わせたものを示す図である。
【0011】
全ての図、及び特に図1は、本発明の組合せ便器及び座部装置を示しており、概して、便器及び座部は参照番号1によって示されている。装置1は、蓋2、座部3、前面パネル4、側面パネル5、9、背面パネル8、及び底部パネル6を備えている。便器孔7は、座部3の中央に設けられ、装置1の内部が見えるようになっている。便器孔7を介して、背面パネル8と第二側面パネル9の内面を見ることができる。蓋2は、図1に示した上側位置と、座部3を覆う状態の下側位置の間で、旋回するように移動可能である。当然のことながら、蓋2は、装置1を便器として使用する際には反対方向にも移動可能である。蓋2を下げて座部3を覆った場合、その外面は外側座部又は台座を構成する。もちろん、便器の台座として使用中は、座部3のみ用いられる。底部パネル6は、側面パネル5、9の対応する部分を受け取るために、切り込まれたスロット11を有するタブ10を備え、側面パネル5、9の対応する部分は、後で参照番号18によって識別される。連結は、それらの対応する連結部11、18の間に提供される。
【0012】
図2は、特に、本発明の組合せ便器及び座部装置1を構成するための、第一部分の抜き板を示している。特に、図2の抜き板は、本発明の組合せ便器及び座部装置に組み立てる前に、図3の抜き板に接続可能である。図2は、十字型の抜き板の中心に、組合せ便器及び座部の背面壁8を示している。底部パネル6とタブ10は、中心から上向きに延びている。図2では、タブ10のスロット11がより明確に確認できる。上部パネル3’は、背面パネル8から底部パネル6の方向とは反対側に延び、図1に示した座部3の下に配置される第一上部パネルを構成する。従って、本装置を便器として用いる場合、二重層台座が提供される。上部パネル3’は、二つのタブ12を備え、二つのタブ12は、図3の抜き板上に設けられた二つのスロット13内に配置可能であり、連結はそれらの対応する連結部12、13の間に提供される。第二側面パネル9の第一部分9Aは、背面パネル8の左に延びている。第一部分9Aは、遠端にタブ14を備え、図3に示した第二側面パネル9の第二部分9Bと接続可能である。パネル9Aからの切り欠き18はスロット18を構成し、組み立てられた際に、スロット11の一つと接触する。背面パネル8の反対側には、第一側面パネル5の第一部分5Aを設ける。第一パネル5A遠端には、タブ17を設け、図3に示した第一側面パネル5の第二部分5Bと接続する。パネル5Aからの切り欠き18はスロット18を構成し、組み立てたときスロット11の一つと接触する。
【0013】
特に、図3で分かるように、前面パネル4は、この逆T字型の抜き板の横木領域の中央に設けられる。前面パネル4の左には、第二側面パネル9の第二部分9Bが設けられる。前面パネル4の右には、第一側面パネル5の第二部分5Bが設けられる。前面パネル4のすぐ上には、図1に示した座部3が設けられ、蓋2は、座部3に操作可能なように接続される。座部3と上部パネル3’の両方には、その中央に便器孔7が設けられる。追加の切り欠き部20は、男性の使用者によって選択的に取りはずせるように設けられ、男性の体構造でも、組合せ便器及び座部装置を使用しやすくする。
【0014】
図2と3で分かるように、抜き板の各パネルは、刻み目又はミシン目によって分離され、パネルを折り畳んで、箱状構成及び平面梱包構成を形成可能にする。図2及び3において、刻み目は一点鎖線15によって示されており、二重刻み目15は少なくとも座部3と蓋2の間に設けられ、便器を使用しない場合、又は座部として使用する場合、蓋2をそれ自体の上に折り畳み、座部3上に配置可能にする。更に、参照番号16で示した二重ミシン目は、少なくとも前面パネル4と、第二及び第一側面パネル9、5の第二部分9B、5Bの間に設けられる。更に、背面パネル8と、第二及び第一側面パネル9、5の第一及び第二部分9A、5Aの間に、同じ構成が提供される。特に、二重ミシン目16(及び二重刻み目15)は、抜き板の各部分の折り畳みを補助する。また、二重刻み目15と二重ミシン目16によって、抜き板を平面に配置し、いずれの方向にも蓋のサイズより広くない方形をとることができる。従って、折り畳んだ平面梱包状態において、本装置は積層可能である点で有利である。
【0015】
本発明の組合せ便器及び座部装置を作製するための単一の抜き板は、第二部分9Bと5Bの内側端部に、第一部分9A、5Aのタブ14と15をシールすることによって提供される。シールは、内向きに傾斜した側面パネル5、9の頂点の領域に設けられる。好ましくは、接着剤を用いて、第二パネル9の第一及び第二部分9A、9Bと、第一側面パネル5の第一及び第二部分5A、5Bを結合する。この部分的に組み立てた状態でも、組合せ便器及び座部を分解し、格納及び輸送用になお平面梱包可能であり、折り畳めばほぼ方形となる。特に、この段階での装置の平面梱包性は、二重刻み目15と二重ミシン目16によって提供される。
【0016】
図4は、タブ14と17を用いて接続された第一及び第二部分9A、9B及び5A、5Bのシール後に組み合わされた図2と3の抜き板を示している。図4は、その平面梱包状態から開かれた状態の本発明の組合せ便器及び座部を示しており、底部6は、側面パネル5、9の下、特に第一部分5A、9Aの下に配置される。タブ10は底部6に対して90゜に示され、側面パネル5、9に向かって上向きに延び、第一部分5Aとタブ17、及び第一部分9Aとタブ14の間のミシン目16に沿う接合領域に提供されたスロット18において、側面パネル5、9と噛み合う。タブ10に設けられたスロット11は、対応するスロット18と噛み合い、連結を構成する。図4から分かるように、第一部分5Aと背面パネル8の角度的な分離は、タブ10のスロット11、18と、第一及び第二側面パネル5、9の第一部分5A、9Aの連結性によって維持される。更に、連結は、本装置の箱状構成を維持する。特に、本構成は、組合せ便器及び座部装置に多大な強度、剛性、及び安定性を提供する。図1に示した組合せ便器及び座部装置を組み立てるために、上部パネル3’は、側面パネル5、9によって提供される支持部上に配置され、タブ12は、スロット13内に配置される。それから、座部3は、上部パネル3’の上にもたらされ、そのパネル3’上に配置され、本装置を便器として使用し、蓋2が開いた状態の場合に用いる二重層台座を構成する。上記のように、蓋2は、座部3上に折り畳んで便器を閉じ、三層上部パネルを構成する。スリット19は、座部3と上部パネル3’に形成され、例えば、手提げ袋の取っ手を受け取り、前記手提げ袋は、便器用の収集器又は収集椀として用いることができる。特に、便器孔7の反対側のスリット19の位置と、スリットの空間的な構成によって、使用中、袋自体が閉じないようにしている。
【0017】
本発明の組合せ便器、及び座部装置は二つの段ボールから製造されるが、別の実施形態では、プラスチック材料から製造することもできる。更に、段ボール、板紙、又はプラスチック材料は、波形の構成を備えていてもよい。好ましくは、段ボールは生分解性である。本発明は、二つの段ボールを共に接続するために、二つのタブ14、17を備えるものとして説明したが、本発明の抜き板は、一つの段ボールだけから構成することもでき、従って、その場合は、抜き板の端部を接続するために一つのタブだけが必要とされ、本発明の平面梱包形態を構成できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
格納及び/又は輸送用の平面梱包構成から、使用するための箱状構成に変形可能な組合せ便器及び座部装置であって、
各側面パネルに接続された前面及び背面パネルと、
前記前面又は背面パネルのいずれかに接続された底部パネルと、を備え、
前記側面パネルが、内向きに傾斜した側面パネルを構成可能で、それによって前面及び/又は背面パネルのいずれかに接続された上部パネルを支持し、前記上部パネルが台座を構成し、
前記上部パネル及び/又は底部パネルが、一つ以上の連結部を備え、前記上部パネル及び/又は底部パネルを、一方又は両方の側面パネルと連結することで、箱状構成を維持する組合せ便器及び座部装置。
【請求項2】
各側面パネルが、対応する連結部を備えている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記上部パネル、又は前記底部パネルが、二つの連結部を備えている、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
第一及び第二組の連結部が、前記底部パネルと前記各側面パネルの間に設けられている、請求項1〜3のいずれかに記載の装置。
【請求項5】
対応する連結部が、タブ及びスロット構成、又は単一のスロット又は二重スロット構成を備えている、請求項1〜4のいずれかに記載の装置。
【請求項6】
前記底部パネルが、前記各側面パネルと接触する突出部を備える、請求項1〜5のいずれかに記載の装置。
【請求項7】
前記突出部が、側面パネルと連結するスロットの形態の連結部を備える、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記突出部が、前記各側面パネルと連結する二つのスロットを備える、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記底部パネルが、前記側面パネルの中央領域に、前記連結部を配置するように構成された部分的長さのパネルである、前記請求項のいずれかに記載の装置。
【請求項10】
底部パネルが、内向きに傾斜した側面パネルの各頂点に、前記連結部を配置するように構成された部分的長さのパネルである、請求項1〜9のいずれかに記載の装置。
【請求項11】
一方又は両方の側面パネルが、スロット形態の連結部を備えている、請求項1〜10のいずれかに記載の装置。
【請求項12】
前記上部パネルと、対向する前面又は背面パネルが、対応する連結部を備え、前記連結部が、それらの間に連結を提供可能であり、前記前面及び背面パネルの分離を維持する、請求項1〜11のいずれかに記載の装置。
【請求項13】
前記前面、又は前記背面パネル上の前記連結部が、前記前面又は背面パネル、及び第二上部パネルの接合部に設けられている、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記上部パネル上の連結部が、前記上部パネルから、前記対向する前面又は背面パネルに向かって延びる一つ以上のタブである、請求項12又は13に記載の装置。
【請求項15】
前記対向する前面又は背面パネル上の前記連結部が、各タブを受け取る一つ以上のスロットである、請求項12〜14のいずれかに記載の装置。
【請求項16】
前記第一上部パネルが、前記背面パネルに接続されている、請求項1〜15のいずれかに記載の装置。
【請求項17】
前記底部パネルが、前記背面パネルに接続されている、請求項1〜16のいずれかに記載の装置。
【請求項18】
前記第二上部パネルが、前記前面パネルに接続され、二層台座を提供する、請求項13〜17のいずれか一つに記載の装置。
【請求項19】
前記第二上部パネルが、第三上部パネルを供え、前記第三上部パネルが折り畳み可能であり、三層台座を提供する、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記第一上部パネルが、装置内部へ通じる孔を備え、前記孔が便器としての使用に適している、請求項1〜19のいずれかに記載の装置。
【請求項21】
前記第二上部パネルが、装置内部へ通じる孔を備える、請求項13〜20のいずれかに記載の装置。
【請求項22】
前記孔が、前記前面パネルに対向する前記孔の端部に配置され、特に、男性の体構造にとっての使用を容易にするために設けられる、追加の切り欠き可能な部分を備える、請求項20又は21に記載の装置。
【請求項23】
前記第三上部パネルが、前記第二上部パネルの孔を実質的に覆うように配置されている、請求項19〜22のいずれかに記載の装置。
【請求項24】
前記第三上部パネルが、前記第一及び第二上部パネルを実質的に覆うように配置されている、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記第一及び/又は第二上部パネルが、組合せ便器及び座部の内側で使用するための、流体密封容器、又は流体/固体貯蔵器の一部を支え、固定する、一つ以上のスリットを備える、請求項1〜24のいずれかに記載の装置。
【請求項26】
前記容器/貯蔵器が、受け皿またはプラスチック袋である、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記第一及び/又は第二上部パネルの二つの対向する側に、プラスチック袋の取っ手を支える、二つのスロットが設けられる、請求項25又は26に記載の装置。
【請求項28】
前記組合せ便器及び座部が、段ボール又は板紙等、又はプラスチック材料から製造される、請求項1〜27のいずれかに記載の装置。
【請求項29】
前記段ボールに刻み目を設けて、その折り畳みを補助する、請求項28に記載の装置。
【請求項30】
前記段ボールにミシン目を設けて、その折り畳みを補助する、請求項28又は29に記載の装置。
【請求項31】
前記前面及び/又は背面パネルと、各側面パネルの間に、平面梱包折り畳みを可能にする二重ヒンジを提供する、適切に間隙を介した二組の刻み目、又はミシン目が設けられる、請求項28〜30のいずれかに記載の装置。
【請求項32】
二つの段ボール、板紙等から構成されている、請求項28〜31のいずれかに記載の装置。
【請求項33】
輸送又は格納用の平面梱包構成に折り畳み可能なように構成されている、請求項1〜32のいずれかに記載の装置。
【請求項34】
方形の平面構成に折り畳み可能である、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
構成材料が、生分解可能である、請求項1〜34のいずれかに記載の装置。
【請求項36】
添付の図面及び記述を参照しながら、実質的に本明細書で説明されている、組合せ便器及び座部装置。
【請求項37】
組合せ便器及び座部装置を構成するための一つ以上の抜き板であって、
前記装置の前面パネル、第一側面パネル、背面パネル、及び第二側面パネルを構成するための第一、第二、第三、及び第四連続パネルと、それらの間の接続手段と、
前記装置の台座と底部を各々構成するための第五及び第六パネルと、を備え、
前記第五パネルが、第一又は第三パネルの一方から延び、前記第六パネルが、第一又は第三パネルの一方の反対側の端部から延び、
前記第五又は第六パネル、及び第二及び/又は第四パネルが、対応する連結部を備え、それらの間に少なくとも一つの連結を構成する、一つ以上の抜き板。
【請求項38】
組み合わされて、単一の抜き板を構成する二つの抜き板を備えている、請求項37に記載の一つ以上の抜き板。
【請求項39】
前記対応する連結部が、一つ以上のスロットを備えている、請求項37又は38に記載の一つ以上の抜き板。
【請求項40】
請求項1〜36のいずれか一つに記載の組合せ便器及び座部装置を構成するための抜き板。
【請求項41】
箱状構成を有する組立てられた組合せ便器及び座部装置であって、
内向きに傾斜した側面パネルによって接続され、間隙を介している前面及び背面パネルと、
前記前面及び/又は背面パネルの一方に接続され、内向きに傾斜した側面パネルによって支持され、台座を構成する上部パネルと、
前記前面又は背面パネルの一方に接続されている底部パネルと、を備え、
少なくとも一つの前記内向きに傾斜した側面パネルと、前記上部パネル又は底部パネルの間の対応する連結部によって、連結を提供し、箱状構成を維持する組合せ便器及び座部装置。
【請求項42】
請求項1〜36のいずれかに記載の組合せ便器及び座部装置、又は請求項37〜41のいずれかに記載の一つ以上の抜き板から組み立てられる、請求項41に記載の組立て装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−530775(P2010−530775A)
【公表日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−512771(P2010−512771)
【出願日】平成20年6月23日(2008.6.23)
【国際出願番号】PCT/GB2008/002132
【国際公開番号】WO2009/001050
【国際公開日】平成20年12月31日(2008.12.31)
【出願人】(509348845)ザ ブラウン コーポレイション リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】THE BROWN CORPORATION LIMITED
【住所又は居所原語表記】52 Great Eastern Street, London EC2A 3EP, United Kingdom
【Fターム(参考)】