説明

羽根車及び該羽根車を備えた送風機

【課題】高温気体の送風においても振動を生じることのない高温気体の送風に好適な送風機の羽根車及び送風機を提供すること。
【解決手段】円柱状の回転軸11と、回転軸11に取り付けられたボス12と、ボス12に固定されボス12の外周に放射状に延びる複数枚の翼13とを備え、ボス12はボス12と回転軸11の間に円周方向に等配した3個以上のキー15で固定した。これにより常温から数百度の高温に至る気体を送風する際に回転軸11とボス12の温度差により回転軸11とボス12の間に発生する隙間による振動を抑制する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は送風機に関し、特に温度が数百度になる高温気体用送風機の羽根車、及び該羽根車を備えた送風機に関する。
【背景技術】
【0002】
図1、2は送風気体温度が数百度になる従来の高温送風機である両吸込遠心送風機の概略構成を示す図で、図1は水平断面図、図2はケーシング付近の断面図である。図示するように、送風機100は、ケーシング101内に羽根車110が回転自在に配置された構成である。ケーシング101の両側面には吸込口102が設けられ、両側面の吸込口102の外周側には吸込配管120が接続されている。また、ケーシング101の外周所定位置には吐出口103が設けられている。
【0003】
羽根車110は円柱状の回転軸111と、回転軸111に取り付けられた肉厚の円筒状のボス112と、ボス112に溶接等で固定され外周方向に放射状に延びる複数枚の翼113とを備えている。なお、114は翼113を補強するための補強板であり、翼113と翼113の間に位置し、内側辺がボス112の外周に溶接等で固定され、両側辺が翼113、113の面に溶接等で固定されている。ボス112はボス112と回転軸111の間に配置した1本のキー溝116に挿入されたキー115で固定されており、回転軸111を回転することにより、ボス112と補強板114で補強された複数の翼113が一体に回転するようになっている。
【0004】
羽根車110の回転軸111の両端部は軸受(図示せず)により回転自在に支持されており、回転軸111を電動モータ等の駆動機で回転させると、一体的に複数枚の翼113も回転し、吸込配管120内の気体はケーシング101両側面に設けた吸込口102からケーシング101内に吸い込まれ、複数枚の翼113の回転により加圧され、吐出口103から吐き出される。なお、ボス112や回転軸111には、例えばステンレス鋼を用いている。
【0005】
従来タービン等の高速回転機器では翼と回転軸をクリスマスツリー状の溝ではめあい、遠心力で固定することで回転体と翼の間にガタは生じなくなるが、加工が多量・煩雑かつ高精度ではめあい部も硬さが必要等材料制約も大きく、コスト的には大きなものとなる。
【0006】
また、例えば従来技術として特開2009-287580号公報ではロータと回転軸を締結体を介して結合することで、ロータが回転軸よりも熱膨張係数の高い材料により形成されていてもトルクを伝達することが可能な機構が提供されている。
【0007】
しかし上記特許は回転軸とロータの材料の熱膨張率の差に対しては有効であるものの、締結体の結合には圧入が使用されており、雰囲気温度変化による回転軸と締結体の温度差に対しては従来のしまりばめ固定と同じ問題点を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2009−287580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記構成の送風機100を温度が数百度の気体(例えば加熱炉排ガス)の送風に用いた場合、送風機の運転中に大きな振動が発生するという問題を生じる。送風機の運転中に大きな振動が発生することは、騒音源となるだけでなく、送風機100の寿命にも影響を与えるという問題がある。
【0010】
上記振動発生の原因は取扱気体が常温から数百度に上昇する場合、また数百度から常温に下降する場合等に主に回転軸111とボス112の間に温度差が生じ、温度差が無いときに存在しない回転軸111と羽根車110のボス112との間に隙間が発生し、隙間の発生により、回転軸111とボス112の間にガタツキが生じ、互いに振れ回ることにより、発生していたと考えられる。
【0011】
振動の原因として熱膨張による回転軸111と羽根車110のボス112の熱伝達解析と熱応力解析をおこなった結果、回転軸111の径φ≒440mm、ボス112の径φ≒650mmのもので、気体温度が常温から600℃に上昇する場合、回転軸111とボス112との間では、最大で200℃以上の温度差が生じ、そのため回転軸111とボス112との間に0.5〜2.0mm程度の隙間が生じることが分かった。気体温度600℃での運転が継続すれば、ボス112だけではなく回転軸111の温度も上昇するため、温度差は小さくなり隙間も小さくなるから、ここで「温度差最大」という意味は、ボス112の温度が上昇したが、回転軸111の温度が低いためその温度差が最も大きいということである。
【0012】
また、羽根車100は常温において回転バランスを調整されているものの、高温への昇温時には熱膨張等によってアンバランスを生じているということも振動を誘発する原因の一つと考えられる。
【0013】
上記振動を抑制するためには、回転軸111とボス112及び複数枚の翼113を一体に形成するということも考えられるが、コスト等を考えると実現は困難である。
【0014】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、高温気体の送風においても振動を生じることのない高温気体の送風に好適な送風機の羽根車及び該羽根車を備えた送風機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記の課題を解決するために、本発明は、円柱状の回転軸と、該回転軸に取り付けられたボスと、該ボスに固定され該ボスの外周に放射状に延びる複数枚の翼とを備え、該ボスは該ボスと前記回転軸の間に円周方向に配置した3個以上のキーで固定されたことを特徴とする羽根車を要旨とする。
【0016】
また、本発明は、上記羽根車において、3個以上の前記キーは円周方向に等配されていることを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、上記羽根車において、前記キーは3個であることを特徴とする。
【0018】
また、本発明は、上記羽根車において、前記回転軸と前記ボスの間の温度差により、該回転軸と該ボスの間に温度差が無いときには存在しない隙間が生じることを特徴とする。
【0019】
また、本発明は、ケーシングと、該ケーシング内に回転自在に配置された羽根車とを備えた送風機であって、上述の特徴を備えた羽根車を具備する送風機を要旨とする。
【0020】
また、本発明は、上記送風機において、気体温度が300℃以上であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、放射状に延びる複数枚の翼が固定されたボスと回転軸の間にあるキーが、ボスと回転軸の間に温度差が生じている送風機の運転時にあっても、キーは少なくとも円周方向において、回転軸とボスの相対的な動きを抑制できる作用を奏することから、円周方向に3個以上のキーを設けることにより、羽根車のボスと回転軸との間のガタツキを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】従来の高温送風機である両吸込遠心送風機の概略構成を示す水平断面図である。
【図2】図1に示す送風機のケーシング付近の断面図である。
【図3】本発明に係る羽根車を回転軸と共に示す垂直断面図である。
【図4】本発明に係る送風機である両吸込遠心送風機の概略構成を示す水平断面図である。
【図5】図4に示す送風機のケーシング付近の断面図である。
【図6】運転振動解析実験装置の構成を示す図である。
【図7A】振動解析実験装置に用いた回転軸を除く羽根車の構成を示す水平断面図である。
【図7B】振動解析実験装置に用いた回転軸を除く羽根車の構成を示す垂直断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図3は本発明に係る送風機の羽根車の垂直断面図である。本羽根車10は円柱状の回転軸11と、回転軸11に取り付けられた肉厚の円筒状のボス12と、ボス12に溶接等で固定され外周方向に放射状に延びる複数枚(図では6枚)の翼13とを備えている。翼13と翼13の間には翼13を補強するための補強板14が配置されている。補強板14のボス側辺はボス12の外周円周率と同じ円周率の円弧状で溶接等によりボス12の外周面に固定されると共に、両側辺は直線状で翼13の側面に溶接等で固定されている点は、図1、2に示す羽根車110と同じである。
【0024】
本羽根車10が羽根車110と異なる点は、回転軸11の外周面とボス12の内周面にキー溝16を120度の等間隔で3個ずつ設け、キー溝16とキー溝16の間にキー15を挿入し、ボス12を3個のキー15を介して回転軸11に固定している点であり、他の構成は図1、2に示す従来の羽根車110と同じである。なお、回転軸11とボス12を構成する材料にはここではステンレス鋼(ここでは、ボス部にSCS16A、ボス部以外にSUS316を使用している)を使用している。
【0025】
上記構成の羽根車を送風機の羽根車とし、数百度に達する高温の気体を送風すると、上述したように、回転軸11とボス12の間に温度差を生じ、これによる回転軸11とボス12の間に温度差が無かった場合には存在しなかった隙間が発生し、隙間の発生により、回転軸11とボス12の間にガタツキが生じ、運転中に互いに振れ回ることにより、振動が発生する。ここではボス12と回転軸11との間に円周方向に等間隔で3本のキー15を介在させて、回転軸11にボス12を固定している。キー15は円周方向において、回転軸11とボス12の相対的な動きを抑制できる作用を奏するから、円周方向に等配に3個キーを設けることにより、回転軸11とボス12とが半径方向に力(加振力)を受けても2つ以上のキー15により両者の相対的な動きが抑制される。
【0026】
回転軸11とボス12の間に配置される複数のキー15は円周方向に等配されることが望ましい。円周方向に等配されるキー15の数は4個以上でもよいが、キー15の個数をコストや製造の容易性が犠牲になる。即ち、回転軸11の外周面やボス12の内周面に等配に精度よくキー溝16を形成することや、キー溝16に挿入されるキー15の加工等が困難で加工費が嵩む等、その結果、キー15の個数は3個が適切である。
【0027】
図4、5は羽根車に上記本羽根車10を用いた、本発明に係る送風機の概略構成を示す図で、図4は水平断面図、図5はケーシング付近の断面図である。本送風機20が図1、2に示す送付機100と異なる点は、羽根車に図3に示す構成の本羽根車10を用いた点で、その他の点は同じである。即ち、ケーシング21内に羽根車10が軸受(図示せず)により回転自在に支持されて配置され、ケーシング21の両側面には吸込口22が設けられ、両側面の吸込口22の外周側には吸込配管23が接続されて、ケーシング21の外周所定位置には吐出口24が設けている点等は、図1、2に示す構成の送風機と同じであり、回転軸11を回転させると、一体的に複数枚の翼13も回転し、吸込配管23内の気体はケーシング21両側面に設けた吸込口22からケーシング21内に吸い込まれ、複数枚の翼13の回転により加圧され、吐出口24から吐き出される。
【実施例】
【0028】
本発明の効果を確認するため、図7A、7Bに示す本発明に係る羽根車の回転軸の無い羽根車モデル10′を製作し、羽根車モデル10′を図6に示すように回転軸31に固定し、図6に示す運転振動解析実験装置30で回転実験を行った。運転振動解析実験装置30は図示すように、回転軸31を回転自在に支持する油浴潤滑軸受32、33を備え、回転軸31に羽根車モデル10′を3個のキーで固定し、電動機(図示せず)で回転軸31を回転させ、運転振動解析実験装置30の軸受32又は軸受33で振動を測定した。その条件を表1に示す。
【表1】

【0029】
表1において、「実施例」は回転軸31に羽根車モデル10′を3個のキーでボス12′内周面と回転軸31の外周面の間に高温昇温時の隙間を形成して固定している。また、「比較例1」は回転軸31に羽根車モデル10′を1個のキーと焼き嵌めにより固定(ボス12′内周面と回転軸31の外周面に隙間なし)し、「比較例2」は回転軸31に羽根車モデル10′を1個のキーと焼き嵌め固定(ボス12′内周面と回転軸31の外周面に隙間なし)し、「比較例3」は回転軸31に羽根車モデル10′を1個のキーと焼き嵌めにより固定(ボス12′内周面と回転軸31の外周面に隙間有り)している。なお、羽根車モデル10′には、図7A、7Bに示すように翼13′の所定の位置にアンバランサ(アンバランサウエイト17)を設ける場合があり、「実施例」、「比較例2」、「比較例3」はアンバランサを設け、「比較例1」はアンバランサを設けていない。
【0030】
また、羽根車モデル10′は、ボス12′の内径(回転軸31に取り付ける部分の内径)径φ1=165、ボス12′の外径φ2=250、羽根車モデル10′の外径(翼13′外径)φ3=780とし、ボス12′内周面(回転軸31に取り付ける部分の内面)には周方向に均等に配置した3個のキー溝16′を設けた構成とし、羽根車モデル10′を3個のキーで回転軸31に固定している。羽根車モデル10′を装着(固定)の回転軸31の両端部を運転振動解析実験装置30の軸受32及び軸受33に枢着し、回転数890rpmで回転する。このときケーシングの吸込口及び吐出口は省略している。運転時(羽根車モデル10′回転時)の気体温度(気温)は常温としている。
【0031】
表1において、「比較例1」はボス12′内周面と回転軸31の外周面の間に隙間がない状態、即ち回転軸31に羽根車モデル10′を1個のキーと焼き嵌めにより固定した従来技術の気体が高温になる前の状態を想定している。また、「比較例2」は回転バランスが悪化し、ボス12′内周面と回転軸31の外周面の間に隙間がない状態を想定している。また、「比較例3」は回転バランスが悪化し、ボス12′内周面と回転軸31の外周面の間に隙間が生じた状態、即ち従来技術の軸とボスの温度差が最大となった状態を想定している。
【0032】
また、表1において、「締め代」は、回転軸31とボス12′の幾何公差により設定される。通常、ボス12′は回転軸31に対して焼き嵌めされ、締め嵌めとなっている。焼き嵌めでは、0.007mm〜0.035mmの締め代を設定した。「隙間有り」では、0.7mm程度の隙間(上記段落「0008」の解析時のサイズに換算すると2mm程度の隙間に相当)となるように設定している。また「アンバランス」の有無とは、熱膨張等による羽根車の回転バランスの悪化を模擬するためのもので、図7A、7Bに示すように一部の翼13′アンバランサウエイト17を溶接で取り付けることで、故意にバランスを崩している。なお、アンバランサウエイト17は縦横80mm×80mm、厚さ6mm、重さ360gの矩形状の板材をその中心がボス12′の回転中心から半径340mm離れた位置に位置するように配置固定している。
【0033】
各例で、軸受での振動を測定した結果を表2に示す。表2において、各要素の単位は、振幅[μm](ピークtoピーク)、速度[mm/s]、加速度[G(R.G.M)]である。
【表2】

【0034】
「実施例」では、表2(a)に示すように、
・水平方向の、振幅=23.0、速度=0.92、加速度=0.026
・垂直方向の振幅=2.2、速度=0.29、加速度=0.023
・軸方方向の振幅=9.0、速度=1.00、加速度=0.016
である。
【0035】
「比較例1」では、表2(b)に示すように、
・水平方向の、振幅=2.8、速度=0.36、加速度=0.016
・垂直方向の振幅=0.6、速度=0.11、加速度=0.024
・軸方方向の振幅=3.2、速度=0.6、加速度=0.016
である。
【0036】
「比較例2」では、表2(c)に示すように、
・水平方向の、振幅=28.5、速度=1.0、加速度=0.018
・垂直方向の振幅=2.1、速度=0.12、加速度=0.028
・軸方方向の振幅=6.8、速度=0.44、加速度=0.014
である。
【0037】
「比較例3」では、表2(d)に示すように、
・水平方向の、振幅=36.0、速度=5.8、加速度=0.2
・垂直方向の振幅=12.0、速度=1.9、加速度=0.4
・軸方方向の振幅=32.0、速度=3.6、加速度=0.2
である。
【0038】
上記のように「実施例」の数値は何れも回転アンバランスのみを生じている「比較例2」と同等の値となっており、「比較例3」に較べて著しく数値が小さくなっている。回転軸31に羽根車モデル10′を3個のキーにより固定することにより、効果的に振動を抑制できることが実験的に確認できる。「比較例3」では、軸受付近でのボス12′と回転軸31とが接触したと思われる音といった異音が発生したが、「実施例」ではそのような異音の発生はなく、「比較例1」に較べれば振動は大きいものの、許容できる範囲にある。このように回転軸31に羽根車モデル10′を3個のキーにより固定することにより、振動を抑制できるため、羽根車や回転軸、軸受等の寿命を延ばすことができる。
【0039】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書、面に記載がない何れの形状や構造であっても、本発明の作用効果を奏する以上、本発明の技術範囲である。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、複数枚の翼が固定されたボスはボスと回転軸の間に円周方向に配置した3個以上のキーで固定された放射状に延びる複数枚の翼が固定されたので、ボスと回転軸の間に温度差が生じている送風機の運転時にあっても、キーは少なくとも円周方向において、回転軸とボスの相対的な動きを抑制できる作用を奏することから、羽根車のボスと回転軸との間のガタツキを防止できる。よって、回転軸とボスの間に温度差によって回転軸とボスの間に隙間が発生することにより発生する振動を抑制できる高温気体用の送風機の羽根車として利用することができる。
【符号の説明】
【0041】
10 羽根車
10′ 羽根車モデル
11 回転軸
12 ボス
12′ ボス
13 翼
13′ 翼
14 補強板
15 キー
16 キー溝
20 送風機
21 ケーシング
22 吸込口
23 吸込配管
24 吐出口
30 実験装置
31 回転軸
32 軸受
33 軸受

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円柱状の回転軸と、
該回転軸に取り付けられたボスと、
該ボスに固定され該ボスの外周に放射状に延びる複数枚の翼とを備え、
該ボスは該ボスと前記回転軸の間に円周方向に配置した3個以上のキーで固定されたことを特徴とする羽根車。
【請求項2】
請求項1に記載の羽根車において、
前記3個以上のキーは円周方向に等配されていることを特徴とする羽根車。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の羽根車において、
前記キーは3個であることを特徴とする羽根車。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の羽根車において、
前記回転軸と前記ボスの間の温度差により、該回転軸と該ボスの間に温度差が無いときには存在しない隙間が生じることを特徴とする羽根車。
【請求項5】
ケーシングと、該ケーシング内に回転自在に配置された羽根車とを備えた送風機であって、前記羽根車に請求項1乃至4のいずれか1項に記載の羽根車を用いたことを特徴とする送風機。
【請求項6】
請求項5に記載の送風機において、気体温度が300℃以上であることを特徴とする送風機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【公開番号】特開2013−104302(P2013−104302A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−246473(P2011−246473)
【出願日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【出願人】(000006655)新日鐵住金株式会社 (6,474)
【出願人】(000120397)荏原ハマダ送風機株式会社 (1)
【出願人】(000000239)株式会社荏原製作所 (1,477)
【Fターム(参考)】