説明

草刈り機

【課題】 本発明は舗装路面と道路縁石の境界付近に生える草を刈り取る。
【解決手段】 草刈り機本体は駆動体により道路縁石と舗装路面境界面にそって移動し縦、横2方向に設置された2枚の円盤状型刈刃は道路縁石と舗装路面境界付近において同一軌道を描き、円盤状型刈刃に設定される角度により道路縁石側面および舗装路面をすべり動作及び回転動作をすることにより円盤型刈刃と舗装路面および道路縁石側面との間に挟まれた草を円盤型刈刃と舗装路面および道路縁石側面との間に発生するせん断作用によって刈り取る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は舗装路面と道路縁石との境界付近に生える草の除草作業の利便性を図った草刈り機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の草刈り機には高速回転する刃によって草を切断するものや、ナイロンの線等を高速回転させることによって草を切断する草刈り機があり、また、鋭利な両刃をハサミ状に作動させ草を切断する方法や、道路舗装部と道路縁石との境界部分にある隙間に樹脂等の溶液を注入して種子の定着を防止する方法などもあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開2006−262755
【特許文献2】特許公平11−032539
【特許文献3】特許公開08−103136
【特許文献4】特許公開2006−111
【特許文献5】特許公開2005−83140
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上に述べた従来の草刈り機及び防止方法は、草を切断するために鋭利な回転刃、又は線状のナイロンの刃を動力により高速回転させる必要があったため、高速回転する刃により作業員が怪我を負ったり、高速回転する刃によって跳ね飛ばされた石などで器物を破損する事故があった。そのため、一般車両の通行する車道や歩道付近では、飛散の防止策や作業員の道路上での作業に対する安全対策等により、作業方法が制限される等していた。また、草の生えている地盤が舗装等固い場合、高速回転によって草を切断する動作は、回転する鋭利な刃を損傷し、また刃等の部材の消耗も激しく不適当であった。さらに、道路舗装と道路縁石の境界にできた隙間に樹脂等を注入する方法は、道路縁石を道路の外側へ押し出すことになり、道路縁石の転倒破壊につながるものであった。
【0005】
本発明は、このような従来の機器、施工技術が有していた問題を解決しようとするものであり、刈刃を回転させる為の動力を必要とせずに、舗装路面と道路縁石の境界付近に生えている草を根元から切断できるようにすると共に、高速回転する刈刃からの作業員等への危険性や、回転刃によって撥ねられる石等による器物等の破損等を防止することを目的とする。また、路上での作業員の通行車両による人身事故防止や、CO2の削減など、環境に優しい安全な草刈り機を実現するとともに、作業経費の大幅な節減を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の好適な態様である草刈り機は、駆動体に固定して道路の舗装路面と道路縁石が接する境界部分に生える草を刈る草刈り機であって、円盤状刈刃を備え、刈刃の外周が舗装路面を向き、側面が道路縁石側面に向いた縦式から外周が道路縁石に向き、側面が舗装路面に向いた横式まで角度を調整可能にした草刈り機であることを特徴とする。
【0007】
また、駆動体に固定して道路の舗装路面と道路縁石が接する境界部分に生える草を刈る草刈り機であって、駆動方向にほぼ並行に縦列に複数の円盤状刈刃を備え、刈刃の外周が舗装路面を向き、側面が道路縁石側面に向いた縦式から外周が道路縁石に向き、側面が舗装路面に向いた横式まで角度を調整可能にした草刈り機であることを特徴とする。
【0008】
上記の様態において、外周部が舗装路面に向き、側面が道路縁石側面を向いた縦式円盤型刈刃は、進行方向と直角方向に舗装路面に対し55度〜65度の角度を成し、進行方向に対し円盤型刈刃の前部が道路縁石側面に対し25度〜35度の角度を成すようにしてもよい。
【0009】
また、外周部が道路縁石に向き側面が舗装路面を向いた横式円盤型刈刃は、進行方向と直角方向に道路縁石側を下向きに55度〜65度の角度を成し、進行方向に対し前部を舗装路面に対し25度〜35度の角度を成すようにしてもよい。
【0010】
さらに、外周部が舗装路面に向き、側面が道路縁石側面を向いた縦式円盤型刈刃は、進行方向と直角方向に舗装路面に対し55度〜65度の角度を成し、進行方向に対し円盤型刈刃の前部が道路縁石側面に対し25度〜35度の角度を成し、外周が道路縁石に向き側面が舗装路面を向いた横式円盤型刈刃は、進行方向と直角方向に道路縁石側を下向きに55度〜65度の角度を成し、進行方向に対し前部を舗装路面に対し25度〜35度の角度を成すようにしてもよい。
【0011】
また、上記の様態において、台座に突出して設けたレール上を往復自在に移動するローラーに一端を固定し他端をシャフトに固定した回転復帰用コイルと一端をシャフト端部に被せた可動カバーに固定し、他端をシャフトの軸受け部に固定した伸縮バネを取り付け、シャフトの他端に梃を固定し、該梃を介して円盤状刈刃を道路路面および道路縁石側面に圧接を可能にしてもよい。
【0012】
さらに、上記の様態において、刈刃受け台に自在受け台部材の一端を繋ぎボルトで取り付け、自在受け台部材の他端を自在受け台に繋ぎボルトで取り付け、刈刃受け台に円盤型刈刃を取り付け、刈刃受け台に自在受け台部材を取り付ける繋ぎボルトと、自在受け台部材の他端を自在受け台に取り付ける繋ぎボルトで円盤の角度を調整可能にしてもよい。
【0013】
そして、本発明は上記目的を達成するために、道路縁石と舗装路面部の境界付近に生える草を鉛直方向や水平方向から草を刈り取る為の複数枚の円盤型刈り刃を備えた草刈り機本体と、前記述にある刈刃の取り付けを、外周部が舗装路面に向き、側面が道路縁石側面を向いた縦式円盤型刈り刃は、舗装路面に対し円盤型刈刃を道路内側に55度〜65度の角度を成し、進行方向に対し円盤型刈刃の前部が道路縁石側に対し25度〜35度の角度を成し、外周が道路縁石に向き側面が舗装路面を向いた横型円盤型刈刃は、進行方向と直角方向に道路縁石側を下向きに55度〜65度の角度を成し、進行方向に対し前部を舗装路面に対し25度〜35度の角度を成すことにより、円盤型刈り刃は作業進行方向に対し道路路面との接点部及び道路縁石側面との接点部に於いての摩擦力によって回転動作を行うと共に、舗装路面や道路縁石に沿って進行方向にすべり、その回転動作とすべり動作を行っている円盤型刈刃と道路縁石または舗装路面との接点に生じるせん断作用により道路縁石と舗装路面境界に生える草を道路内側へ舗装面にそって刈り取り、もう一方の円盤型刈り刃は同様な動作で道路縁石と舗装境界付近にある草を道路縁石側面に沿って上向きに刈り取り、その円盤型刈刃の舗装路面への接点は作業進行方向においてほぼ同一線上の軌跡をなすように配置された複数枚の円盤型刈り刃を持つ草刈り機である。
【発明の効果】
【0014】
上述したように本発明の草刈り機は道路縁石と舗装路面との境界付近にある草を容易かつ安全に除去でき、また除去方法が切断ではなく引き削ぎ取ることから、草の根を引っ張り、傷つける事により草の再成長速度を阻害する効果を発揮するものである。
【0015】
また、円盤型刈刃のすべり作用により道路縁石と舗装路面との境界面に堆積した土砂が拡散されるため、風等によって飛来運搬される草の種子の定着場所が無くなり新しい草が生息しにくい効果を発揮する。
【0016】
さらに、円盤型刈刃は、円盤型刈刃の外周部と道路縁石及び舗装路面との接触による摩擦力により、すべり動作と回転動作を同時におこなうので、移動に必要な動力を除く、外部動力が必要なく動作し、安価な作業となる。
【0017】
また、人力による草刈り作業は作業効率が悪く高価であるが、本発明は前述の機械の動作によって草を刈り取るので作業速度が速く経費の大幅な削減が図れる。
【0018】
また、路上における作業員による草刈り作業は、通行する車両からの危険を伴い、安全対策に費用を費やすが、本発明による機械作業を可能にすることにより、作業員の危険回避とそれらに費やされる費用の節減を図れる。
【0019】
さらに、回転する刈刃によって切断された草は進行方向前面に滞留せず後方へと置き去られるため、作業性が良いという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】草刈り機の実施例を示す斜視図
【図2】回転ばねの回転圧力を受け台に伝える作用を示す図
【図3】伸縮ばねの圧力を受け台に伝える作用を示す図
【図4】自在受け台の取り付けを示す図
【図5】横式円盤型刈刃の道路縁石側面とのなす角度及び舗装路面との成す角度を示す図
【図6】縦式円盤型刈刃の道路路面とのなす角度及び道路縁石側面との成す角度を示す図
【図7】横式円盤型刈刃の実施例を示す図
【図8】横式円盤型刈刃の実施例を示す図
【図9】縦式円盤型刈刃の実施例を示す図
【図10】縦式円盤型刈刃の実施例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の草刈り機本体は駆動体により舗装路面と道路縁石との境界にそって移動し、縦方向や横方向に設置された複数枚の円盤型刈刃は道路縁石と舗装路面境界付近でほぼ同一軌道を描き、円盤型刈刃に設定される角度により道路縁石側面及び舗装路面に対して回転動作とすべり動作を同時に行い、円盤型刈刃と舗装路面及び道路縁石との間に挟まれた草を刈り取る。
【0022】
さらに、円盤型刈刃を油圧モーター等により低速で回転させ、また振動させることにより、より効果的動作となる。
【0023】
以下、本発明の実施の形態を図1から図10に基づいて説明する。
【0024】
図1において、1の移動体は、本発明の23の草刈り機を移動させる移動体であって、2の台座を介して草刈り機本体を支持している。
【0025】
3の横型円盤型刈刃は、4の自在金具A、並びに5の自在金具Bによって6の受け台に取り付けられ、7の角度調整ボルトによって所定の角度に固定される。
【0026】
8の縦型円盤型刈刃は、9の自在金具C、並びに10の自在金具Dによって6の受け台に取り付けられ、11の角度調整ボルトによって所定の角度に固定される。
【0027】
6の受け台は12の上下揺動ボルトにより、13の梃に14の左右揺動ボルトによって接続される。
【0028】
13の梃は15の軸受けA、16の軸受けBにより支持される17のシャフト端部に固定される。
【0029】
17のシャフトに巻かれた18の回転ばねの一端は17のシャフトに固定され、もう一端は2の台座に固定された19の移動レール上を左右に自由に移動できる20の移動ローラーに固定される。
【0030】
21の伸縮ばねは、一端を15の軸受けAに固定し、もう一端を17のシャフトの端部にかぶせた22のキャップに固定される。
【0031】
以下、上記構成の動作を説明する。3の横型円盤型刈刃は、舗装路面と道路縁石の境界付近に生える草を道路縁石側面に沿って上方向へと刈り取り、8の縦型円盤型刈刃は、舗装路面と道路縁石の境界付近に生える草を道路内側へと刈り取る。2は草を横方向から刈り取るための円盤型刈刃であり、4、5、7、9、10、11は、各円盤型刈刃を適宜適当な作業効果を得るために縦方向および、横方向、作業進行方向に対し円盤型刈刃の道路路面および道路縁石側面との接触角度を調整するための自在金具及び角度調整ボルトであり適宜調整される。
【0032】
6は、3及び8の円盤型刈刃の受け台であり、13の梃と連結され、連結取り付け部の12の上下揺動ボルトを回転軸とするシーソ動作による上下動作により舗装路面の凹凸に対し3及び8の円盤型刈刃に均等な圧力を得る。14の左右揺動ボルトは6の受け台と13の梃とを連結するためのピンであり、横方向に回転可動し、21の伸縮ばねの動作により道路縁石側面への圧着と駆動体の左右の振れに対応する。
【0033】
18の回転ばねは各円盤型刈刃を路面に圧接させるための圧力バネであり、17のシャフトに蓄積された回転反力により17のシャフトに連結された13の梃を介して3及び8の円盤型刈刃を舗装路面へ圧接する動作をおこなう。
21の伸縮ばねは各円盤型刈刃を道路縁石側面に圧接させるための17のシャフトを制御する伸縮バネであり、17のシャフトに作用し蓄積されたばねの反力により17のシャフトに固定された梃を介して3、8の円盤型刈刃を道路縁石側面へ圧接する動作をおこなう。
【0034】
13は円盤型刈刃を舗装路面と縁石に圧接させるための6と17を連結する梃であり、18の回転ばね及び21の伸縮ばねの作用を3及び8の円盤型刈刃を舗装路面と縁石へ圧接する動作をおこなう。
【0035】
2の台座は本発明を移動体に固定するための台座である。20の移動ローラーは3及び8の円盤型刈刃を道路縁石側面に圧着し、また駆動体の左右の振れに対し17のシャフトに巻きつけた18の回転ばねの端部を支持し、シャフトの左右の揺動に対しスムーズに移動するための移動ローラーである。19の移動レールは20の移動ローラーを受けるレールであり、シャフトの左右の移動に対して回転ばねの移動端部を支持するローラーの移動を可能にする。
【0036】
14の左右揺動ボルトは6を連結するための可変角度ジョイントであり、道路縁石の側面の凹凸に対し作用し3及び8の円盤型刈刃が道路縁石側面に対し均等な圧接力を得るように作用する。24は回転ばね固定支部であり、18の回転ばね反力によって17のシャフトを圧力回転させるために18の回転ばねの端部を17のシャフトに固定する支部である。7の縦方向角度調整ボルトは、3及び8の円盤型刈刃の縦方向の角度を調整するための締め付けボルトであり、図5における3の円盤型刈刃の道路縁石との角度C、および、図6における8の円盤型刈刃の舗装路面との角度Aの角度の調整を行う。11の横方向角度調整ボルトは、3及び8の円盤型刈刃の横方向の角度を調整するための締め付けボルトであり、図5における3の円盤型刈刃の道路路面との角度D、および、図6における8の円盤型刈刃の道路縁石との角度Bの角度の調整を行う。
【0037】
図2は本発明の草刈り機の円盤型刈刃を舗装路面に圧着させるために、18の回転ばねの回転圧力を17のシャフトおよび13の梃を介して図1における6の受け台に伝える作用を示す図であり、17のシャフトに巻きつけた18の回転ばねに作用方向と逆の回転を与えておき、反作用の力で13の梃等を介し3及び8の円盤型刈刃を舗装路面に圧接する。
【0038】
図3は本発明の草刈り機の円盤型刈刃を道路縁石側面に圧接させるために、21の伸縮ばねの圧力を17のシャフトおよび13の梃、14の左右揺動ボルト、12の上下揺動ボルトを介して図1における6の受け台に伝える作用を示す図であり、17のシャフトの端部に取り付けられた22のキャップに21の伸縮ばねの端部を固定し、一方を16の軸受けBに固定し、21の伸縮ばねの縮力によって13の梃等を介し3及び8の円盤型刈刃を道路縁石側面に圧接する。
【0039】
図4は本発明の草刈り機の6の受け台の取り付けを示す図である。7の角度調整ボルトは、3及び8の円盤型刈刃の縦方向の角度を調整するための締め付けボルトであり、図5における3の円盤型刈刃の道路縁石との角度C、および、図6における8の円盤型刈刃の路面との角度Aの角度の調整を行う。11の角度調整ボルトは、3及び8の円盤型刈刃の横方向の角度を調整するための締め付けボルトであり、図5における3の円盤型刈刃の道路路面との角度D、および、図6における8の円盤型刈刃の道路縁石側面との角度Bの角度の調整を行う。
【0040】
図5は、3の横式円盤形刈刃が101の道路縁石側面と成す角度、及び、102の舗装路面と成す角度を示した図であり、3の横式円盤型刈刃が101の道路縁石側面と成す105の角度Aは、境界に生える草を101の道路縁石側へ倒すための角度であり、3の横式円盤型刈刃が102の舗装路面と成す106の角度Bは、境界に生える草を101の道路縁石側面の上方へと刈り取るための角度である。
【0041】
図6は、8の縦式円盤形刈刃が101の道路縁石側面との成す角度、及び、102の舗装路面との成す角度を示した図であり、8の縦式円盤型刈刃が102の舗装路面と成す107の角度Cは、境界に生える草を102の舗装路面側へ倒すための角度であり、8の縦式円盤型刈刃が101の道路縁石側面と成す108の角度Dは、境界に生える草を102の舗装路面内側へと刈り取るための角度である。
【実施例1】
【0042】
図7と図8は、本発明の23の草刈り機における3の横式円盤型刈刃の実施例を示す図である。1の駆動体の移動により104の進行方向へ移動する3の横式円盤型刈刃は、101の道路縁石側面との摩擦力によりすべり回転をし、舗装路面と道路縁石の境界面付近に生える草を109の接点Eにおいて道路縁石側へ倒し、倒された草は101の道路縁石側面と3の横式円盤型刈刃との間に起こるせん断作用によって、110の接点Fにおいて101の道路縁石側面の上方へと刈り取られる。
【実施例2】
【0043】
図9と図10は、本発明の23の草刈り機における8の縦式円盤型刈刃の実施例を示す図である。1の駆動体の移動により104の進行方向へ移動する8の縦式円盤型刈刃は、すべりながら102の舗装路面との摩擦力によりすべり回転をし、舗装路面と道路縁石の境界面付近に生える草を111の接点Gにおいて102の舗装路面側へ寄せ倒し、倒された草は、8の円盤型刈刃と102舗装路面とのせん断作用によって、112の接点Hにおいて舗装路面内側へと刈り取られる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明の一実施例は上述の如き構成からなるものであるから、3、8の円盤型刈刃により舗装路面と道路縁石との境界付近に生育する草の刈取り作業を容易にすることは勿論であるが、舗装路面と道路縁石の境界付近にある土砂の除去も同時に行われ、新規な種の定着及び生育を防止できる。また、刈取り動作に動力を使用しないことから、環境にやさしく、作業経費が安価であり、さらに、作業の容易性と作業員の安全性が向上する。
【符号の説明】
【0045】
1…移動体
2…台座
3…横式円盤型刈刃
4…自在金具A
5…自在金具B
6…受け台
7…角度調整ボルト
8…縦式円盤型刈刃
9…自在金具C
10…自在金具D
11…角度調整ボルト
12…上下揺動ボルト
13…梃
14…上下揺動ボルト
15…軸受けA
16…軸受けB
17…シャフト
18…回転ばね
19…移動レール
20…移動ローラー
21…伸縮ばね
22…キャップ
23…草刈り機
24…回転ばね固定支部
101…道路縁石側面
102…舗装路面
104…移動体の進行方向
105…横式円盤型刈刃と道路縁石側面との角度A
106…横式円盤型刈刃と舗装路面との角度B
107…縦式円盤型刈刃と舗装路面との角度C
108…横式円盤型刈刃と道路縁石側面との角度D
109…接点E
110…接点F
111…接点G
112…接点H

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動体に固定して道路の舗装路面と道路縁石が接する境界部分に生える草を刈る草刈り機であって、円盤状刈刃を備え、刈刃の外周が舗装路面を向き、側面が道路縁石側面に向いた縦式から外周が道路縁石に向き、側面が舗装路面に向いた横式まで角度を調整可能にした草刈り機
【請求項2】
駆動体に固定して道路の舗装路面と道路縁石が接する境界部分に生える草を刈る草刈り機であって、駆動方向にほぼ並行に縦列に複数の円盤状刈刃を備え、刈刃の外周が舗装路面を向き、側面が道路縁石側面に向いた縦式から外周が道路縁石に向き、側面が舗装路面に向いた横式まで角度を調整可能にした草刈り機
【請求項3】
外周部が舗装路面に向き、側面が道路縁石側面を向いた縦式円盤型刈刃は進行方向と直角方向に舗装路面に対し55度〜65度の角度を成し、進行方向に対し円盤型刈刃の前部が道路縁石側面に対し25度〜35度の角度を成した請求項1〜2の草刈り機
【請求項4】
外周部が道路縁石側面に向き、側面が舗装路面を向いた横式円盤型刈刃は進行方向と直角方向に道路縁石側を下向きに55度〜65度の角度を成し、進行方向に対し前部を舗装路面に対し25度〜35度の角度を成した請求項1〜2の草刈り機
【請求項5】
外周部が舗装路面に向き、側面が道路縁石側面を向いた縦式円盤型刈刃は進行方向と直角方向に舗装路面に対し55度〜65度の角度を成し、進行方向に対し円盤型刈刃の前部が道路縁石側面に対し25度〜35度の角度を成し、外周が道路縁石に向き側面が舗装路面を向いた横式円盤型刈刃は進行方向と直角方向に道路縁石側を下向きに55度〜65度の角度を成し進行方向に対し前部を舗装路面に対し25度〜35度の角度を成した請求項1〜2の草刈り機
【請求項6】
台座に突出して設けたレール上を往復自在に移動するローラーに一端を固定し他端をシャフトに固定した回転復帰用コイルと一端をシャフト端部に被せた可動カバーに固定し、他端をシャフトの軸受け部に固定した伸縮バネを取り付け、シャフトの他端に梃を固定し、該梃を介して円盤状刈刃を道路路面および道路縁石側面に圧接を可能にした請求項1〜5の草刈り機
【請求項7】
刈刃受け台に自在受け台部材の一端を繋ぎボルトで取り付け、自在受け台部材の他端を自在受け台に繋ぎボルトで取り付け、刈刃受け台に円盤型刈刃を取り付け、刈刃受け台に自在受け台部材を取り付ける繋ぎボルトと、自在受け台部材の他端を自在受け台に取り付ける繋ぎボルトで円盤の角度を調整可能にした請求項1〜6の草刈り機

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−107(P2011−107A)
【公開日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−163160(P2009−163160)
【出願日】平成21年6月19日(2009.6.19)
【出願人】(509194057)株式会社篠田興業 (1)
【出願人】(310010575)地方独立行政法人北海道立総合研究機構 (51)
【Fターム(参考)】