説明

記録装置、コンテンツの管理方法、及びプログラム

【課題】保存を希望しているコンテンツが他のユーザによって消去されることを防止可能とする。
【解決手段】視聴情報記憶部21は、記録媒体に記録されたコンテンツを特定するコンテンツ情報とそのコンテンツの消去を制限する者を示すコンテンツ消去制限者情報とを対応付けて記憶する。コンテンツ消去制限者情報入力部31は、記録媒体に記録されたコンテンツの指定とコンテンツ消去制限者情報の入力とを受け付ける。視聴情報更新部32は、入力されたコンテンツ消去制限者情報を、指定されたコンテンツを特定するコンテンツ情報に対応付けて視聴情報記憶部21に記録する。コンテンツ消去制限部51は、視聴情報記憶部21に記憶されているコンテンツ情報にコンテンツ消去制限者情報が対応付けられている場合に、コンテンツ情報が示すコンテンツの記録媒体からの消去を制限する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置、コンテンツの管理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、テレビジョン放送の番組コンテンツを録画(録音;記録)する録画装置として、録画したコンテンツの中から選択されたコンテンツを再生・消去可能とし、また、録画の予約設定を登録・消去可能な録画装置が普及している。このような録画装置が複数のユーザで共有される場合、各ユーザは、録画されたコンテンツの全てを視聴でき、また、視聴済みのコンテンツや、関心の無い番組コンテンツの予約設定を消去できる。このため、あるユーザが録画したコンテンツが、他のユーザにより勝手に消去されてしまう問題が生じ得る。
【0003】
特許文献1,2には、複数のユーザが録画装置を共有する場合に生じる問題を解消するための技術が開示される。
【0004】
特許文献1の録画装置では、コンテンツにユーザIDを対応付けて記憶し、コンテンツ消去時に、消去者のユーザIDと登録されているユーザIDとが一致するか否かを判別し、一致する場合にのみ、そのコンテンツを消去する。この技術によれば、録画されたコンテンツが、IDが登録されている者以外によって勝手に消去される事態を防止できる。
【0005】
また、特許文献2の録画装置では、コンテンツの録画を予約する際に、他ユーザによって同一コンテンツの録画予約が既に設定されているか否かを判別し、録画が他ユーザによって予約されている場合には、コンテンツを1つの記録動作で共有領域に録画する。このため、同一のコンテンツが重複して録画されることが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−259251号公報
【特許文献2】特開2008−177989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示された録画装置では、コンテンツに複数のユーザIDが登録されている場合、ユーザIDが登録されているユーザ以外のユーザによってそのコンテンツが消去される事態は防止される。しかし、ユーザIDが登録されている複数のユーザのうち、一のユーザによって他のユーザの了解無く、コンテンツが勝手に消去される可能性がある。
【0008】
また、特許文献2に開示された録画装置では、同一コンテンツを共有化して重複録画を防止できるものの、消去に関する開示がない。このため、共有(共用)化されているコンテンツが、一の共有者によって他の共有者の同意のないままに、消去されるおそれがある。記録済のコンテンツに限らず、録画(録音)予約についても、同様の問題が存在する。
【0009】
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンテンツ或いは記録予約が、一ユーザによって他ユーザの同意なく消去される事態を防止可能である記録装置、コンテンツの管理方法、及びプログラムを提供することである。
【0010】
また、本発明の他の目的は、保存を希望しているコンテンツ或いは記録予約が、他者によって勝手に消去される事態を防止可能である記録装置、コンテンツの管理方法、及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の第1の観点に係る記録装置は、
コンテンツを記録する記録媒体と、
前記記録媒体に記録されたコンテンツを特定するコンテンツ情報とそのコンテンツの消去を制限する者を示すコンテンツ消去制限者情報とを対応付けて記憶する視聴情報記憶部と、
前記記録媒体に記録されたコンテンツの指定と前記コンテンツ消去制限者情報の入力と、を受け付けるコンテンツ消去制限者情報入力部と、
前記コンテンツ消去制限者情報入力部により入力された前記コンテンツ消去制限者情報を、指定されたコンテンツを特定する前記コンテンツ情報に対応付けて前記視聴情報記憶部に記録する視聴情報更新部と、
前記視聴情報記憶部に記憶されている前記コンテンツ情報に前記コンテンツ消去制限者情報が対応付けられている場合に、前記コンテンツ情報が示すコンテンツの前記記録媒体からの消去を制限するコンテンツ消去制限部と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
例えば、前記記録媒体には、記録予約により記録された番組コンテンツが記録される。
この場合、記録装置は、例えば、
前記記録予約を設定する記録予約情報と、その記録予約の消去を制限する者を示す予約消去制限者情報とを対応付けて記憶する予約情報記憶部と、
前記記録予約情報の指定と、前記予約消去制限者情報の入力と、を受け付ける予約消去制限者情報入力部と、
前記予約消去制限者情報入力部により入力された前記予約消去制限者情報を、指定された前記記録予約情報に対応付けて前記予約情報記憶部に記録する予約消去制限者情報更新部と、
前記予約情報記憶部に記憶されている前記記録予約情報に前記予約消去制限者情報が対応付けられている場合、前記記録予約情報の消去を制限する記録予約消去制限部と、
をさらに備える。
【0013】
例えば、前記予約情報記憶部は、前記記録予約情報が複数含まれる記録予約セットと、その記録予約の消去を制限する者を示す予約消去制限者情報とを対応付けて記憶し、
前記視聴情報記憶部は、前記記録予約セットを識別するセットIDと、前記記録予約セットに含まれる前記記録予約情報に従って記録されたコンテンツを示す前記記録コンテンツ情報と、そのコンテンツの消去を制限する者を示すコンテンツ消去制限者情報とを対応付けて記憶し、
前記予約消去制限者情報更新部は、前記指定されたコンテンツを特定するコンテンツ情報に対応付けられた前記セットIDを特定するとともに、前記セットIDにより特定される前記記録予約セットに、前記入力されたコンテンツ消去制限者情報を、前記予約消去制限者情報として対応付けて、前記予約情報記憶部に記録し、
前記記録予約消去制限部は、前記記録予約セットに前記予約消去制限者情報が対応付けられている場合、前記記録予約セットの消去を制限する。
【0014】
例えば、前記予約情報記憶部は、前記記録予約情報が複数含まれる記録予約セットと前記予約消去制限者情報とを対応付けて記憶し、
前記予約消去制限者情報入力部は、前記記録予約セットの指定と前記予約消去制限者情報の入力と、を受け付け、
前記予約消去制限者情報更新部は、前記予約消去制限者情報入力部により入力された予約消去制限者情報を、前記指定された記録予約セットに対応付けて前記予約情報記憶部に記録し、
前記視聴情報記憶部は、前記記録予約セットを識別するセットIDと、前記記録予約セットに含まれる前記記録予約情報に従って記録されたコンテンツを示すコンテンツ情報と、前記記録されたコンテンツの消去を制限する者を示すコンテンツ消去制限者情報とを対応付けて記憶し、
前記視聴情報更新部は、前記指定された前記記録予約セットに対応するセットIDを特定するとともに、前記セットIDに対応付けられた前記コンテンツ情報を特定して、前記コンテンツ情報に、前記入力された予約消去制限者情報を、前記コンテンツ消去制限者情報として対応付けて、前記視聴情報記憶部に記録する。
【0015】
例えば、前記記録予約セットに含まれる記録予約情報は、曜日ないしは週が異なりほぼ同一の時刻から連続して放送されるいわゆる連続番組またはシリーズ番組の記録予約を設定する。
【0016】
例えば、前記視聴情報記憶部は、前記コンテンツ情報及び前記コンテンツ消去制限者情報と、前記記録媒体に記録されたコンテンツの再生停止位置を示すレジューム情報とを対応付けて記憶する。
【0017】
本発明の第2の観点に係るコンテンツの管理方法は、
記録されたコンテンツを示すコンテンツ情報とそのコンテンツの消去を制限する者を示すコンテンツ消去制限者情報とを対応付けて記憶する視聴情報記憶段階と、
コンテンツ消去制限者情報を入力し、コンテンツ情報に対応付けることで、記憶されている前記コンテンツ消去制限者情報を更新するコンテンツ消去制限者情報更新段階と、
前記コンテンツ情報に前記コンテンツ消去制限者情報が対応付けられている場合、前記コンテンツ情報が示すコンテンツの消去を制限するコンテンツ消去制限段階と、
を備えることを特徴とする。
【0018】
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
記録されたコンテンツを示すコンテンツ情報とそのコンテンツの消去を制限する者を示すコンテンツ消去制限者情報とを対応付けて記憶する視聴情報記憶段階、
コンテンツ消去制限者情報を入力し、コンテンツ情報に対応付けることで、記憶されている前記コンテンツ消去制限者情報を更新するコンテンツ消去制限者情報更新段階、
前記コンテンツ情報に前記コンテンツ消去制限者情報が対応付けられている場合、前記コンテンツ情報が示すコンテンツの消去を制限するコンテンツ消去制限段階、
を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、コンテンツは、コンテンツ消去制限者情報によって、その消去が制限される。よって、自己のコンテンツ消去制限者情報を希望のコンテンツに対応付けて記憶させることで、他者による希望コンテンツの消去を防止できる。
【0020】
また、本発明によれば、記録予約は、予約消去制限者情報によって、その消去が制限される。よって、自己の予約消去制限者情報を希望の記録予約に対応付けて記憶させることで、他者による希望記録予約の消去を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施の形態1に係る記録装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係る記録装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】予約情報テーブルを示す図である。
【図4】記録予約セットテーブルを示す図である。
【図5】図3や図4のテーブルを用いて表示されるGUI画面を示す図である。
【図6】図3や図4のテーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図7】ユーザリストテーブルを示す図である。
【図8】視聴情報テーブルを示す図である。
【図9】図8の視聴情報テーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図10】図8の視聴情報テーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図11】制限者情報登録処理を示すフロチャートである。
【図12】図8の視聴情報テーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図13】コンテンツ消去制限者情報が更新された視聴情報テーブルを示す図である。
【図14】図8の視聴情報テーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図15】図13の視聴情報テーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図16】図8の視聴情報テーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図17】コンテンツ消去制限者情報が更新された視聴情報テーブルを示す図である。
【図18】予約消去制限者情報が更新された予約情報テーブルを示す図である。
【図19】図8の視聴情報テーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図20】図17や図18のテーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図21】図17や図18のテーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図22】予約消去制限処理を示すフロチャートである。
【図23】コンテンツ消去制限処理を示すフロチャートである。
【図24】本発明の実施の形態2に係る記録装置の機能的構成を示すブロック図である。
【図25】コンテンツ消去制限処理を示すフロチャートである。
【図26】図3や図4のテーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図27】予約消去制限者情報が更新された予約情報テーブルを示す図である。
【図28】図3や図4のテーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図29】図27の予約情報テーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図30】図3や図4のテーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【図31】図3や図4のテーブルに基づき表示されるGUI画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施の形態に係る記録装置、コンテンツの管理方法、及びプログラムを、図面を参照して説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
【0023】
(実施の形態1)
まず、実施の形態1に係る記録装置と方法を番組コンテンツを記録する録画装置を例に説明する。実施の形態1に係る録画装置1は、テレビ放送のコンテンツを記録(録画(録音を含む))するものであり、図1に示すように、チューナ部2と、DEMUX(Demultiplexer)部3と、オーディオデコーダ4と、音声制御部5と、音声出力部6と、ビデオデコーダ7と、映像制御部8と、映像出力部9と、エンコーダ10と、記憶部11と、制御部12と、ROM(Read Only Memory)13と、RAM(Random Access Memory)14と、操作部15と、通信部16と、これらを相互に接続する内部バス18と、を備える。
【0024】
チューナ部2は、デジタル放送を受信して、トランスポートストリームを出力する。
【0025】
DEMUX部3は、チューナ部2から出力されたトランスポートストリームに含まれる複数のパケットを、オーディオパケット、ビデオパケット、データパケットに分離する。
【0026】
オーディオデコーダ4は、DEMUX部3で分離されたオーディオパケットに含まれるMPEG(Moving Picture Experts Group)圧縮された音声データを復調する。
【0027】
音声制御部5は、オーディオデコーダ4から出力された音声データと、内部バス18を通して得られる音声データとを切り替え、或いは合成して、音声出力部6へ出力する。
【0028】
音声出力部6は、音声制御部5から出力された音声データを増幅して、図示しないスピーカにより音声を出力する。
【0029】
ビデオデコーダ7は、DEMUX部3で分離されたビデオパケットに含まれるMPEG圧縮された映像データを復調して、デジタル映像データを映像制御部8に出力する。
【0030】
映像制御部8は、表示設定や音量設定等のためのGUI画面を、ビデオデコーダ7から出力されるデジタル映像データに合成して、映像出力部9に出力する。
【0031】
映像出力部9は、映像制御部8から出力された映像データをテレビモニタ等の映像出力装置に出力する。
【0032】
エンコーダ10は、デジタル音声データ及びデジタル映像データを所定の記録形式に変調する。
【0033】
記憶部11は、例えばハードディスクドライブ等の記憶装置または記憶媒体からなる。記憶部11は、エンコーダ10によりエンコードされたデジタル音声データ及びデジタル映像データをハードディスク等に記録し、また、ハードディスク等に記録された番組コンテンツの再生を再生し、内部バス18を介してオーディオデコーダ4、ビデオデコーダ7に送信する。ハードディスク等には、記録予約を設定するための記録予約情報や記録予約情報に基づき録画された番組コンテンツを示す情報等も記憶される。
【0034】
ROM13は、制御部12を動作させる制御プログラムや各種のデータを記憶する。
【0035】
RAM14は、制御部12により読み出され、ROM13に格納されているプログラムを一旦格納し、制御部12のワークエリアとして機能する。
【0036】
操作部15は、図示しないリモコンや操作スイッチ等の操作により入力される指示を受けて、この指示に対応する信号を制御部12に入力する。リモコンは、例えばチャンネルを指定するためのキー、音量を調整するためのキー、録画装置1の電源をオン・オフするためのキーなどから構成される。ユーザは、リモコンを操作することで、チャンネル指定や音量設定等の操作を行うことができる。また、ユーザは、映像制御部8により表示されるGUI画面を見ながら、リモコンを操作することで、コンテンツの指定や記録予約の設定を行うことができる。
【0037】
通信部16は、ネットワークと接続するためのインターフェースである。録画装置1は、通信部16を通じたネットワーク接続により、他の機器と情報の送受信を行うことができる。
【0038】
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ等から構成される。制御部12は、ROM13に記憶される制御プログラムを実行して、録画装置1全体の動作を制御する。
【0039】
上記構成を有する録画装置1は、図2に示すように、予約情報記憶部20と、視聴情報記憶部21と、予約消去制限者情報更新部30と、コンテンツ消去制限者情報入力部31と、視聴情報更新部32と、記録予約消去制限部50と、コンテンツ消去制限部51とを、機能的に構成する。これら各部は、制御プログラムが、図1に示す各部をハードウエア資源として用いて処理することで実現される。
【0040】
予約情報記憶部20は、図3に示す予約情報テーブルを記憶する。予約情報テーブルは、記録予約の内容を特定する情報を格納するテーブルであり、記録予約情報、記録予約セット、予約ID、及び予約消去制限者情報が登録されている。記録予約情報や記録予約セットは、ユーザの予約操作により入力される情報である。記録予約情報や記録予約セットには、それぞれ、予約IDや予約消去制限者情報が対応付けられる。
【0041】
記録予約情報は、単独のコンテンツの記録予約を設定する情報である。記録予約情報は、コンテンツの番組名、記録開始時刻、記録終了時刻、コンテンツが放送される曜日、及びコンテンツを放送する放送局の項目を含む。例えば、図3の予約情報テーブルの1行目には、放送局Aが5月15日(木)18:00〜18:45に放送する単独の番組AAAを記録予約する記録予約情報が記録される。
【0042】
記録予約セットは、上述の記録予約情報を複数含む情報であり、これら記録予約情報は、後述の記録予約セットテーブル(図4)に記録される。記録予約セットテーブルの各記録予約情報は、連続番組又はシリーズ番組のコンテンツの記録予約を設定する。連続番組やシリーズ番組は、曜日ないしは週が異なりほぼ同一の時刻から連続して放送される番組である。
【0043】
例えば、図3の予約情報テーブルの2行目には、放送局Gが毎日放送する連続番組BBBを記録予約する記録予約セットが記録される。2行目の記録予約セットには、次回放送日(記録予約日)5月15日(木)と、放送時間(記録予約時間)08:25〜08:40とが示される。
【0044】
予約IDは、記録予約情報と記録予約セットとを識別するIDである。記録予約情報と記録予約セットには、識別を容易にするため、異なる桁数の値が割り当てられている。図3の例では、記録予約情報には1桁の予約ID「1」,「2」,「3」,「4」が対応付けられる。記録予約セットには2桁の予約ID「10」,「20」が対応付けられる。
【0045】
なお、予約IDの値は、予約情報テーブルに記録される情報の数に応じて任意に設定される。また、記録予約情報と記録予約セットとを識別する方法は、上述の桁数による方法に限られない。例えば、記録予約情報に対応付ける予約IDが、ある閾値以上の値に設定され、記録予約セットに対応付ける予約IDが、上記閾値よりも小さく設定されることで、記録予約情報と記録予約セットとが識別可能とされてもよい。
【0046】
予約消去制限者情報は、記録予約の消去を制限する者(以下、予約消去制限者)を、有効フラグ「○」により設定する情報である。例えば、4行目の記録予約セットには、ユーザ1の有効フラグが対応付けられている。これは、ユーザ1が、番組CCCの記録予約の予約消去制限者として登録されていることを示す。なお、図3は、4名のユーザ1〜4を予約消去制限者として登録できる例を示すが、予約消去制限者として登録されるユーザの数は任意に設定可能である。
【0047】
予約情報テーブルにおける有効フラグ(予約消去制限者情報)の登録・削除は、ユーザが操作部15を操作することで行われる。つまり、ユーザは、コンテンツの記録予約の予約消去制限者として自身を登録する操作を行うことができる。この操作が行われた場合、操作を行ったユーザの有効フラグが、上記視聴を望むコンテンツの記録予約を設定する記録予約情報や記録予約セットに対応付けられる。また、ユーザは、予約消去制限者から自身を除外する操作を行うことができる。この操作が行われた場合、記録予約情報や記録予約セットに対応付けられたユーザの有効フラグが削除される。
【0048】
図2に示す予約情報記憶部20には、図4に示す記録予約セットテーブルが記憶される。記録予約セットテーブルには、記録予約セットに含まれる記録予約情報と、予約IDとが対応付けて記録される。記録予約セットテーブルに含まれる記録予約情報は、コンテンツの番組名、コンテンツの放送回・放送日、記録開始時刻(放送開始時刻)、及び記録終了時刻(放送終了時刻)の項目を含む。
【0049】
予約IDは、記録予約セットテーブルに記録された記録予約情報と、図3に示す予約情報テーブルに記録された記録予約セットとを関連付けるキーである。図4のテーブルは、図3の4行目の記録予約セットに含まれる記録予約情報が記録されたものである。各記録予約情報は、予約ID「20」が付されることで、図3の4行目の記録予約セットと関連付けられている。
【0050】
図5,図6は、図3や図4に示すテーブルが用いられてテレビモニタに表示されるGUI画面を示す。図5,図6のGUI画面には、予約消去制限者が登録された記録予約が表示される。
【0051】
図5(a)の画面では、ユーザ1が予約消去制限者に登録されたコンテンツ、つまり、図3の予約情報テーブルで、ユーザ1の有効フラグ「○」が対応付けられたコンテンツ(番組AAA・番組BBB・番組CCC・番組DDDのコンテンツ)の記録予約が表示されている。
【0052】
記録予約セットにより記録予約される番組CCCや番組BBBの欄には、「曜日」や「毎日」が表示される。「曜日」は、予約情報テーブル(図3)の4行目の予約ID「20」が2桁であるため、予約ID「20」から図4の記録予約セットテーブルが特定され、さらに図4のテーブルに記録された放送日が全て火曜日であることが特定されることで、表示されるものである。ユーザは、「曜日」の表示により、番組CCCの記録予約が毎週行われていることを知ることができる。
【0053】
「毎日」は、図3の予約情報テーブルの2行目の予約ID「10」が2桁であることで、予約ID「10」の付された記録予約セットテーブル(図示せず)が特定され、さらに、記録予約セットテーブルに記録された放送日が連続する日であることが特定されることで、表示されるものである。ユーザは、「毎日」の表示により、番組BBBの記録予約が毎日行われていることを知ることができる。
【0054】
図5(b)の画面では、ユーザ3が予約消去制限者に登録されたコンテンツ、つまり、図3の予約情報テーブルで、ユーザ3の有効フラグ「○」が対応付けられたコンテンツ(番組DDD・番組FFFのコンテンツ)の記録予約が表示されている。
【0055】
図6の画面では、番組コンテンツを表示する欄の右端には、スライドバーSが表示される。ユーザは、操作部15によりスライドバーSを操作することで、表示されていない番組コンテンツの一覧を参照することができる。
【0056】
また図6の画面では、予約消去制限者が登録された全てのコンテンツ、つまり、図3の予約情報テーブルで、有効フラグ「○」が対応付けられたコンテンツの情報が表示される。図6の画面において、番組コンテンツを表示する欄の右端には、予約消去制限者を示すカラー付箋Fが表示される。
【0057】
カラー付箋Fは、予約情報テーブル(図3)の予約消去制限者情報に基づき表示される。例えば、放送番組AAAの欄では、ユーザ1,4が予約消去制限者であることを示すカラー付箋F1,F4が表示されている。これは、予約情報テーブル(図3)の1行目に、ユーザ1,4の有効フラグ「○」が付されているため表示されるものである。
【0058】
カラー付箋Fは、図7に示すユーザリストテーブルに記録された色で表示される。例えば、ユーザ1に対応するカラー付箋F1は、青色で表示される。ユーザは、カラー付箋Fの表示により、自身や他のユーザが記録予約している番組コンテンツを知ることができる。図7のユーザリストテーブルは、例えば図2に示す視聴情報記憶部21に記憶される。
【0059】
また図5(a),図5(b),図6の画面には、情報の表示対象となるユーザを示すボタンBが表示される。図5(a),図5(b)の画面では、各ユーザに対応するボタンBが重畳されており、これらボタンBのうち、情報の表示対象となるユーザ1,3のボタンB1,B3が前面に表示されている。図6の画面では、情報の表示対象が全ユーザであるため、全ユーザの名称が付されたボタンBが表示されている。ユーザは、操作部15のリモコンを用いて、ボタンBを指定したり、リモコンの専用ボタンキーを操作することで、図5(a),図5(b),図6の画面を切り替えることができる。
【0060】
ボタンBは、図7に示すユーザリストテーブルに登録された色で表示される。図7のテーブルによれば、ユーザ1,2,3,4に対応するボタンB1,B2,B3,B4は、それぞれ青赤緑黄で表示される。なお、ボタンBの色は、リモコン等に設けられる専用ボタンキーと同じ色に設定される。この場合、専用ボタンキーの操作によっても、図5(a),図5(b),図6の画面が切り替えられる。例えば、青色の専用ボタンキーが押された場合には、情報の表示対象がユーザ1である図5(a)の画面に切り替えられる。
【0061】
また視聴情報記憶部21(図2)には、図8に示す視聴情報テーブルが記録される。視聴情報テーブルには、コンテンツ情報と、セットIDと、コンテンツ消去制限者情報と、レジューム情報とが対応付けて記録される。
【0062】
コンテンツ情報は、録画装置1に記録されたコンテンツを示す情報である。図8の1〜3行目のコンテンツ情報は、ダイレクトに記録されたコンテンツや、単独の記録予約により記録されたコンテンツを示す。図8の4,5行目のコンテンツ情報は、図3の4行目の記録予約セットにより記録されたコンテンツを示す。
【0063】
セットIDは、記録予約セットにより記録されたコンテンツと、それ以外のコンテンツとを、桁数により識別するIDである。図8のテーブルの4,5行目には、記録予約セットにより記録されたコンテンツが示されており、4,5行目では、3桁のセットID「201」,「202」が記録されている。図8のテーブルの1〜3行目には、単独の記録予約等により記録されたコンテンツ等が示されており、1〜3行では、1桁のセットID「0」が記録されている。
【0064】
3桁のセットIDは、図8のテーブルに記録されたコンテンツ情報と、図3の予約情報テーブルに記録された記録予約セットとを関連付けるキーである。例えば、図8の4,5行目のセットID「201」「202」は、図3の4行目の予約ID「20」を上二桁に含む。この関係から、図8の4,5行目に示される番組CCCのコンテンツは、図3の4行目の記録予約セットにより記録されたものであることが特定可能とされる。
【0065】
コンテンツ消去制限者情報は、録画装置1に記録されたコンテンツの消去を制限する者(以下、コンテンツ消去制限者)を、有効フラグ「○」により設定する情報である。例えば、4行目のユーザ1の有効フラグは、5月6日(火)20:00〜20:55に記録されたコンテンツのコンテンツ消去制限者として、ユーザ1が登録されていることを示す。
【0066】
視聴情報テーブルにおける有効フラグ(コンテンツ消去制限者情報)の登録・削除は、ユーザが操作部15を操作することで行われる。すなわち、ユーザは、記録されたコンテンツに係るコンテンツ消去制限者として自身を登録する操作を操作部15に行うことができる。この操作が行われた場合、操作を行ったユーザの有効フラグが、コンテンツ情報に対応付けられる。また、ユーザは、コンテンツ消去制限者から自身を除外する操作を行うことができる。この操作が行われた場合、コンテンツ情報に対応付けられたユーザの有効フラグが削除される。
【0067】
レジューム情報は、記録されたコンテンツの再生停止位置をユーザ毎に示す情報である。例えば、図8の4行目では、ユーザ1についてのレジューム情報として、「8m9s」が登録されている。これは、ユーザ1が、5月6日(火)20:00〜20:55に記録されたコンテンツを、8分9秒間再生した後、停止したことを示す。
【0068】
図9,図10は、図8の視聴情報テーブルが用いられてテレビモニタに表示されるGUI画面を示す。図9,図10の画面には、コンテンツ消去制限者が登録されたコンテンツが表示される。図9,図10の画面は、図8の視聴情報テーブルに有効フラグ(コンテンツ消去制限者情報)を登録するために使用される。
【0069】
図9(a)の画面では、ユーザ1がコンテンツ消去制限者に登録されているコンテンツの一覧が示される。番組HHHの欄は、視聴情報テーブル(図8)の1行目に、ユーザ1の有効フラグが付されていることで表示される。番組HHHの欄には、番組HHHの記録時間や放送局を示す「04/28(月)23:15〜23:45 放送局K」が含まれる。これは、視聴情報テーブルの1行目のセットIDが「0」であることから、1行目のコンテンツ情報が取得されて表示されるものである。この表示により、ユーザは、番組HHHのコンテンツが、ダイレクトに記録され、或いは、単独の予約により記録されたものであることを知ることができる。
【0070】
番組CCCの欄は、視聴情報テーブル(図8)の4,5行目に、ユーザ1の有効フラグが付されていることで表示される。この番組CCCの欄には、「2番組」が表示されている。これは、視聴情報テーブルで、セットIDの上二桁が「20」を示す4,5行の数がカウントされて表示されるものである。ユーザは、「2番組」の表示により、番組CCCが連続番組であることや、番組CCCの2回分のコンテンツが録画装置1に記録されていることを知ることができる。
【0071】
図9(b)の画面は、図9(a)の画面が表示されているときに、ユーザが操作部15を操作して、番組CCCの欄を選択することで表示される。図9(b)の画面では、番組CCCの表示が、5月6日(火)の放送分の情報を示す表示と、5月13日(火)の放送分の情報を示す表示とに展開されている。この展開表示は、視聴情報テーブル(図8)で、セットIDの上二桁が「20」である行(4,5行目)のコンテンツ情報が取得されることで行われる。この展開表示により、ユーザは、5月6日(火)や5月13日(火)に放送された番組CCCのコンテンツが、録画装置1に記録されていることを知ることができる。
【0072】
図9(c)の画面では、ユーザ3がコンテンツ消去制限者として登録されているコンテンツの一覧が示される。放送番組SSSの欄は、図8の視聴情報テーブルの2行目に、ユーザ3の有効フラグが付されていることで表示される。放送番組SSSの欄には、放送番組SSSの記録時間等を示す「05/05(月)18:00〜18:55 放送局A」が含まれる。これは、視聴情報テーブル(図8)の2行目のセットIDが「0」であることから、図8のテーブルの2行目のコンテンツ情報が取得されて表示されるものである。
【0073】
図10の画面では、コンテンツ消去制限者が登録された全てのコンテンツ、つまり、図8の視聴情報テーブルで、有効フラグ「○」が対応付けられたコンテンツの情報が表示される。コンテンツを表示する欄の右端には、コンテンツ消去制限者を示すカラー付箋Fが表示される。カラー付箋Fは、視聴情報テーブルに記録されたコンテンツ消去制限者情報に基づき表示される。
【0074】
例えば、番組HHHの欄では、ユーザ1,4がコンテンツ消去制限者であることを示すカラー付箋F1,F4が表示されている。これは、視聴情報テーブル(図8)の1行目で、ユーザ1,4の有効フラグが付されていることで表示されるものである。なお、各ユーザのカラー付箋Fは、ユーザリストテーブル(図7)で、各ユーザに対して登録された色で表示される。
【0075】
また、コンテンツを表示する欄の右端には、スライドバーSが表示される。ユーザは、操作部15によりスライドバーSを操作することで、表示されていない番組欄を参照することができる。
【0076】
図9,図10の画面には、情報の表示対象となるユーザを示すボタンBが表示される。図9(a),(b),(C)の画面では、各ユーザに対応するボタンBが重畳されており、これらボタンBのうち、情報の表示対象となるユーザ1,3のボタンB1,B3が前面に表示されている。図10の画面では、情報の表示対象が全ユーザであるため、全ユーザの名称が付されたボタンBが表示されている。ユーザは、操作部15のリモコンを用いて、ボタンBを指定したり、リモコンの専用ボタンキーを操作することで、図9,図10の画面を切り替えることができる。ボタンBは、図7のユーザリストテーブルに登録された色で表示される。
【0077】
図2に示す構成において、予約消去制限者情報更新部30、コンテンツ消去制限者情報入力部31、視聴情報更新部32、記録予約消去制限部50、及びコンテンツ消去制限部51は、予約情報記憶部20や視聴情報記憶部21に記憶された情報に基づき、コンテンツを管理する処理を実行する。
【0078】
以下、予約消去制限者情報更新部30、コンテンツ消去制限者情報入力部31、及び視聴情報更新部32により実行される制限者情報登録処理を、図11を用いて説明する。図11の制限者情報登録処理は、予約消去制限者情報を予約情報テーブル(図3)に記録し、コンテンツ消去制限者情報を視聴情報テーブル(図8)に記録するための処理である。図11の処理は、ユーザが操作部15を用いて、処理を開始する操作を実行することに応じて実行される。
【0079】
まず、コンテンツ消去制限者情報入力部31は、図8の視聴情報テーブルに示されるコンテンツの指定を受け付ける(ステップS101)。
【0080】
ついで、コンテンツ消去制限者情報入力部31は、コンテンツ消去制限者情報の入力を受け付ける(ステップS102)。
【0081】
上記のステップS101,S102では、図8の視聴情報テーブルに基づき、操作以外の者がコンテンツ消去制限者に登録されたコンテンツを示すGUI画面(例えば図9(a)の画面)や、コンテンツ消去制限者が登録されている全てのコンテンツを示すGUI画面(例えば図10の画面)が表示され、これらGUI画面が用いられて、情報の指定や入力が行われる。
【0082】
ついで、視聴情報更新部32は、ステップS101で指定されたコンテンツを特定するコンテンツ情報(以下、指定コンテンツ情報)に、ステップS102で入力されたコンテンツ消去制限者情報を対応付けて、視聴情報記憶部21に記録する(ステップS103)。
【0083】
ついで、予約消去制限者情報更新部30は、ステップS101で指定されたコンテンツが、記録予約セットにより記録されたコンテンツであるか否かを判断する(ステップS104)。具体的には、指定コンテンツ情報に対応付けられたセットID(図8)が、3桁の数字であるか否かが判断される。
【0084】
セットIDが3桁の数字ではない、つまり「0」である場合には、指定されたコンテンツは、単独の予約により記録されたコンテンツや、ダイレクトに記録されたコンテンツである。この場合、ステップS104ではNOと判定され、図11の処理は終了する。
【0085】
一方、セットIDが3桁の数字である場合には、指定されたコンテンツは、記録予約セットにより記録されたコンテンツである。この場合、ステップS104でYESと判定されることで、ステップS105が実行される。
【0086】
ステップS105では、予約消去制限者情報更新部30が、予約情報記憶部20に記憶される予約消去制限者情報を更新する。具体的には、図8の視聴情報テーブルで、指定コンテンツ情報に対応付けられているセットIDが特定される。さらに、図3の予約情報テーブルで、上述のセットIDから特定される記録予約セットに、入力されたコンテンツ消去制限者情報が、予約消去制限者情報として対応付けられる。
【0087】
以下、コンテンツ消去制限者情報入力部31、視聴情報更新部32、及び予約消去制限者情報更新部30による処理の例として、図3,4、及び図8に示すテーブルが予約情報記憶部20や視聴情報記憶部21に記憶され、ユーザ3に番組HHHを視聴したい要求がある場合に実行される処理について説明する。
【0088】
ユーザ3が操作部15に処理を開始する操作を行うことに応じて、ステップS101では、図9(a)のGUI画面や、図10のGUI画面が表示される。この画面の表示により、ユーザ3は、ユーザ1により番組HHHのコンテンツが記録されていることを知ることができる。まず、図10のGUI画面が表示される場合の流れについて説明する。
【0089】
ユーザ3が操作部15を操作して、図10の画面中の番組HHHの欄を選択することで、ステップS101では、図8の視聴情報テーブルの1行目に示す番組HHHのコンテンツが指定される。
【0090】
ついで、ステップS102では、図12(a)に示すように、選択された番組HHHのファイルに関するメニュー表示画面G1が表示される。
【0091】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、メニュー表示画面G1中の「このファイルをインポート」を選択することで、図12(b)に示すように、インポート先を指定するメニュー表示画面G2が表示される。メニュー表示画面G2では、インポート先の表示として、ユーザリストテーブル(図7)に記録されたユーザ1〜4の名称のうち、ユーザ1を除くユーザ2〜4の名称が表示される。なお、ユーザ3がログイン等を行うことで、操作者がユーザ3であることを特定できる場合には、ユーザ3の名称のみが表示されてもよい。
【0092】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、画面G2中の自身の名称「ユーザ3」を選択することで、ユーザ3を示すコンテンツ消去制限者情報が入力される。
【0093】
ついで、ステップS103では、図8の視聴情報テーブルにおいて、ステップS101で指定されたコンテンツを特定するコンテンツ情報に、ステップS102で入力されたユーザ3を示す情報(ユーザ3の有効フラグ)を対応付ける。これにより、視聴情報記憶部21に記憶されるコンテンツ消去制限者情報が更新される。
【0094】
図13は、ステップS103により、コンテンツ消去制限者情報が更新された視聴情報テーブルを示す。図13の視聴情報テーブルでは、ステップS101で指定された1行目のコンテンツ情報に、ユーザ3の有効フラグが新たに対応付けられている。この結果、ユーザ3が番組HHHのコンテンツ消去制限者として設定された状態になる。
【0095】
ついで、図11のステップS104では、図13の視聴情報テーブルで、指定された1行目のコンテンツ情報に、3桁のセットIDが対応付けられている否かが判定される。図13の1行目のセットIDは、「0」であり、3桁の数字ではない。このため、ステップS204ではNOと判定されて、図11の処理が終了する。
【0096】
次に、ステップS101で、図9(a)のGUI画面が表示される場合の流れについて説明する。
【0097】
この場合、ユーザ3が操作部15を操作して、図9(a)のGUI画面中の番組HHHの欄を選択することで、ステップS101では、視聴情報テーブル(図8)の1行目に示す番組HHHのコンテンツが指定される。
【0098】
ついで、ステップS102では、図14(a)に示すように、選択された番組HHHのファイルに関するメニュー表示画面G3が表示される。
【0099】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、メニュー表示画面G3中の「このファイルをインポート」を選択することで、図14(b)に示すように、インポート先を指定するメニュー表示画面G4が表示される。
【0100】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、画面G4中の自己の名称「ユーザ3」を選択することで、ユーザ3を示す情報が入力される。
【0101】
以降は、ステップS101で図10の画面が表示される場合と同様、ステップS103が実行される。この結果、図13に示すように、視聴情報テーブルで、1行目のコンテンツ情報にユーザ3の有効フラグが対応付けられることで、ユーザ3が番組CCCのコンテンツ消去制限者として設定された状態になる。さらにステップS104ではNOと判定されることで、図11の処理が終了する。
【0102】
図15は、図13の視聴情報テーブルが用いられてテレビモニタに表示されるGUI画面を示す。図15(a)の画面は、図13の予約情報テーブルで、ユーザ3の有効フラグが付された1,2行目に基づき表示される。図15(b)の画面は、図13のテーブルで、有効フラグが付された全ての行に基づき表示される。
【0103】
図15(a)の画面を、図9(c)の画面と比較すると、図15(a)の画面では、番組HHHの欄が新たに表示されている。また、図15(b)の画面を、図10の画面と比較すると、図15(b)の画面では、番組HHHの欄にユーザ3を示すカラー付箋F3が新たに表示されている。
【0104】
上記の番組HHHの欄やカラー付箋F3は、視聴情報テーブル(図13)の1行目に、ユーザ3を示す情報(ユーザ3の有効フラグ)が新たに付されたことで、表示されたものである。この表示により、ユーザ3は自身が番組HHHのコンテンツ消去制限者として設定されたことを知ることができる。
【0105】
次に、図3,図4、及び図8のテーブルが記憶される状況で、ユーザ3に番組CCCを視聴する要求がある場合に実行される図11の処理について説明する。なお、図3,図4、及び図8のテーブルが記憶される状況では、図4の1,2行目の記録予約情報(図3の4行目の記録予約セットに含まれる記録予約情報)に従って、5月6日(火)や5月13日(火)に放送された番組CCCの第1,第2回目のコンテンツが記録されている。これにより、視聴情報テーブル(図8)の4,5行目には、番組CCCの第1,第2回目のコンテンツを示す情報が記録されている。
【0106】
ユーザ3が操作部15に処理を開始する操作を行うことに応じて、ステップS101では、図10のGUI画面や、図9(a)のGUI画面が表示される。この表示により、ユーザ3は、ユーザ1により番組CCCのコンテンツが記録されていることを知ることができる。まず、図10のGUI画面が表示される場合の流れについて説明する。
【0107】
この場合、ユーザ3が操作部15を操作して、図10の画面中の番組CCCの欄を選択することで、図8の視聴情報テーブルの4,5行目に示す番組CCCのコンテンツが指定される。
【0108】
ついで、ステップS102では、図16(a)に示すように、選択された番組CCCのファイルに関するメニュー表示画面G5が表示される。
【0109】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、メニュー表示画面G5中の「このファイルをインポート」を選択することで、図16(b)に示すように、インポート先を指定するメニュー表示画面G6が表示される。
【0110】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、画面G6中の自己の名称「ユーザ3」を選択することで、ユーザ3を示す情報が入力される。
【0111】
ついで、ステップS103では、視聴情報テーブル(図8)において、ステップS101で、コンテンツが指定された4,5行目のコンテンツ情報に、ステップS102で入力されたユーザ3を示す情報(ユーザ3の有効フラグ)が対応付けられる。これにより、視聴情報記憶部21に記憶されるコンテンツ消去制限者情報が更新される。
【0112】
図17は、ステップS103により、コンテンツ消去制限者情報が更新された視聴情報テーブルを示す。図17の視聴情報テーブルでは、4,5行目のコンテンツ情報に、ユーザ3の有効フラグが新たに対応付けられている。この結果、ユーザ3は番組CCCのコンテンツ消去制限者として設定されている。
【0113】
ついで、図11のステップS104では、図13の視聴情報テーブルにおいて、ステップS101で指定された4,5行目のコンテンツ情報に、3桁のセットIDが対応付けられているか否かが判定される。4,5行目のセットIDは、「201」,「202」であり、3桁の数字である。よって、ステップS104では、YESと判定され、ステップS105が実行される。
【0114】
ステップS105では、図17の視聴情報テーブルにおいて、4,5行目のコンテンツ情報に対応付けられたセットID「201」「202」が特定される。さらに、図3の予約情報テーブルで、上記セットID「201」「201」の上二桁「20」を示す予約IDが特定される。さらに図3の予約情報テーブルで、予約ID「20」に対応付けられた4行目の記録予約セットが特定されて、前記4行目の記録予約セットに、ステップS102で入力されたユーザ3を示す予約消去制限者情報(ユーザ3の有効フラグ)が対応付けられる。
【0115】
図18は、ステップS105により、予約消去制限者情報が更新された予約情報テーブルを示す。図18のテーブルでは、4行目の記録予約セットに、ユーザ3の有効フラグが新たに対応付けられている。この結果、ユーザ3は番組CCCの予約消去制限者に設定されている。
【0116】
次に、図11のステップS101で、図9(a)のGUI画面が表示される場合の流れについて説明する。
【0117】
この場合には、ユーザ3が操作部15を操作して、図9(a)のGUI画面中の番組CCCの欄を選択することで、図8の視聴情報テーブルの4,5行目に示す番組CCCのコンテンツが指定される。
【0118】
ついで、ステップS102では、図19(a)に示すように、選択された番組CCCのファイルに関するメニュー表示画面G7が表示される。
【0119】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、メニュー表示画面G7中の「このファイルをインポート」を選択することで、図19(b)に示すように、インポート先を指定するメニュー表示画面G8が表示される。
【0120】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、画面G8中の自己の名称「ユーザ3」を選択することで、ユーザ3を示す情報が入力される。
【0121】
以降は、ステップS101で図10の画面が表示される場合と同様に、ステップS103が実行される。この結果、図17に示すように、視聴情報テーブルでは、4,5行目のコンテンツ情報に、ユーザ3の有効フラグが新たに対応付けられる。これにより、ユーザ3が連続番組CCCのコンテンツ消去制限者として設定された状態になる。また、ステップS104ではYESと判定されることで、ステップS105が実行される。この結果、図18に示すように、予約情報テーブルは、4行目の記録予約セットに、ユーザ3の有効フラグが新たに対応付けられる。これにより、ユーザ3が連続番組CCCの予約消去制限者に設定された状態になる。
【0122】
図20(a)は、図18の予約情報テーブルで、ユーザ3の有効フラグが付された4〜6行に基づき、テレビモニタに表示されるGUI画面を示す。
【0123】
図20(a)の画面を図5(b)の画面と比較すると、図20(a)の画面では、番組CCCの欄が新たに追加されている。これは、図18に示すように、予約情報テーブルの4行目に、ユーザ3を示す情報(ユーザ3の有効フラグ)が付されたためである。この表示により、ユーザ3は、自身が番組CCCの予約消去制限者として設定されたことを把握することができる。
【0124】
図20(b),(c)は、図17の視聴情報テーブルで、ユーザ3の有効フラグが付された4,5行に基づき、テレビモニタに表示されるGUI画面を示す。
【0125】
図20(b)の画面を図9(c)の画面と比較すると、図20(b)の画面では、番組CCCの欄が新たに追加されている。これは、図17に示すように、視聴情報テーブルの4,5行目に、ユーザ3を示す情報(ユーザ3の有効フラグ)が付されたためである。この表示により、ユーザ3は、自身が番組CCCのコンテンツ消去制限者として設定されたことを把握することができる。
【0126】
図20(c)の画面は、図20(b)の画面が表示されているときに、ユーザが操作部15を操作して、番組CCCの欄を選択することで表示される。図20(c)の画面では、番組CCCの表示が、5月6日(火)の放送分の情報を示す表示と、5月13日(火)の放送分の情報を示す表示とに展開されている。この展開表示は、図17の視聴情報テーブルの4,5行目に示されるコンテンツ情報が取得されることで行われる。上記の展開表示により、ユーザ3は、番組CCCの5月6日(火)や5月13日(火)の放送分が記録されていることを把握することができる。
【0127】
図21(a)は、図18の予約情報テーブルで、有効フラグが付された全ての行に基づき、テレビモニタに表示されるGUI画面を示す。図21(b)は、図17の視聴情報テーブルで、有効フラグが付された全ての行に基づき、テレビモニタに表示されるGUI画面を示す。
【0128】
図21(a),(b)の画面を、それぞれ図6の画面や図10の画面と比較すると、図21(a),(b)の画面では、番組CCCの欄に、ユーザ3を示すカラー付箋F3が新たに表示されている。このカラー付箋F3は、図18のテーブルの4行目や、図17のテーブルの4,5行目に、ユーザ3を示す情報(ユーザ3の有効フラグ)が付されたことで、表示されるものである。カラー付箋F3の表示により、例えば、ユーザは、ユーザ3が番組CCCの予約消去制限者やコンテンツ消去制限者として設定されたことを知ることができる。
【0129】
次に、記録予約消去制限部50により実行される予約消去制限処理を、図22を用いて説明する。図22の処理は、ユーザが操作部15を操作することで、予約情報テーブル(図3,図18)から予約消去制限者情報(有効フラグ)が削除されることに応じて開始される。
【0130】
まず、記録予約消去制限部50は、削除された予約消去制限者情報に対応付けられていた記録予約情報や記録予約セットを特定する(ステップS201)。
【0131】
ついで、記録予約消去制限部50は、ステップS201で特定された記録予約情報等に、他の予約消去制限者情報(有効フラグ)が対応付けられているか否かを判定する(ステップS202)。
【0132】
予約消去制限者情報が対応付けられていない場合(ステップS202でNO)、記録予約消去制限部50は、ステップS201で特定された記録予約情報等を消去し(ステップS203)、消去完了の通知をテレビモニタに表示する(ステップS204)。
【0133】
一方、予約消去制限者情報が対応付けられている場合(ステップS202でYES)、記録予約消去制限部50は、記録予約情報等を消去せず、記録予約が消去不可能である旨の通知をテレビモニタに表示する(ステップS205)。
【0134】
次に、コンテンツ消去制限部51により実行されるコンテンツ消去制限処理を、図23を用いて説明する。図23の処理は、ユーザが操作部15を操作することで、視聴情報テーブル(図8,図13)から、コンテンツ消去制限者情報(有効フラグ)が削除されることに応じて開始される。
【0135】
まず、コンテンツ消去制限部51は、削除されたコンテンツ消去制限者情報に対応付けられていたコンテンツ情報を特定する(ステップS301)。
【0136】
ついで、コンテンツ消去制限部51は、ステップS301で特定されたコンテンツ情報に、他のコンテンツ消去制限者情報(有効フラグ)が対応付けられているか否かを判定する(ステップS302)。
【0137】
コンテンツ消去制限者情報が対応付けられていない場合(ステップS302でNO)、コンテンツ消去制限部51は、ステップS301で特定されたコンテンツ情報が示すコンテンツを消去し(ステップS303)、消去完了の通知をテレビモニタに表示する(ステップS304)。
【0138】
一方、コンテンツ消去制限者情報が対応付けられている場合(ステップS302でYES)、コンテンツ消去制限部51は、コンテンツ情報が示すコンテンツを消去せず、消去不可能である旨の通知をテレビモニタに表示する(ステップS305)。
【0139】
以上、実施の形態1によれば、コンテンツが指定されて、さらにコンテンツ消去制限者情報が入力されることで、該コンテンツ消去制限者情報が、指定されたコンテンツを特定するコンテンツ情報に対応付けられる。これにより、コンテンツは、コンテンツ消去制限者情報によって、その消去が制限される。よって、自己のコンテンツ消去制限者情報を希望のコンテンツに対応付けて記憶させることで、他者による希望コンテンツの消去を防止できる。
【0140】
また、指定されたコンテンツが、記録予約セットにより記録されたコンテンツである場合には、指定されたコンテンツを特定するコンテンツ情報に、コンテンツ消去制限者情報が対応付けられる。これにより、記録予約セットにより記録された連続番組等の過去放送分を消去できない状態にすることができる。
【0141】
また、指定されたコンテンツが、記録予約セットにより記録されたコンテンツである場合には、コンテンツ情報に対応するセットIDが特定されて、前記セットIDにより特定される記録予約セットに、コンテンツ消去制限者情報が、予約消去制限者情報として対応付けられる。これにより、記録予約セットは、その消去が制限される。これにより、関心のある連続番組等の将来放送分を確実に記録することが可能になる。
【0142】
また、視聴情報テーブル(図8,図13,図17)では、コンテンツ情報やコンテンツ消去制限者情報に、コンテンツの再生停止位置を示すレジューム情報が対応付けて記録される。このため、コンテンツ消去制限者が前回再生を停止した位置から、コンテンツを再生することが可能となる。
【0143】
また、予約情報テーブル(図3,図18)で、記録予約情報や記録予約セットに予約消去制限者情報が対応付けられることで、例えば図5のGUI画面のように、ユーザ毎の記録予約一覧を表示したり、例えば図6に示すカラー付箋Fのように、各ユーザの記録予約を特定する表示を行うことが可能になる。これにより、ユーザは、自身が記録予約したコンテンツや、他のユーザが記録予約したコンテンツを容易に把握できる。
【0144】
また、視聴情報テーブル(図8,図13,図17)で、コンテンツ情報にコンテンツ消去制限者情報が対応付けられることで、例えば図9のGUI画面のように、ユーザ毎のコンテンツの一覧を表示したり、例えば図10に示すカラー付箋Fのように、各ユーザのコンテンツを特定する表示を行うことが可能になる。これにより、ユーザは、自身がコンテンツ消去制限者に登録されたコンテンツや、他のユーザがコンテンツ消去制限者に登録されたコンテンツを容易に把握できる。
【0145】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態2は、記録予約が、一ユーザによって他ユーザの同意なく消去される事態を防止可能とするものである。
【0146】
実施の形態2では、ROM13(図1)に記憶された制御プログラムが、図1に示す各部を資源として用いて処理することで、図24に示すように、予約情報記憶部20と、視聴情報記憶部21と、予約消去制限者情報入力部40と、予約消去制限者情報更新部41と、視聴情報更新部42と、記録予約消去制限部50と、コンテンツ消去制限部51とが機能的に構成される。実施の形態1と同様、予約情報記憶部20には、図3,図4,図7に示すテーブルが記憶され、視聴情報記憶部21には、図8に示す視聴情報テーブルが記憶される。また記録予約消去制限部50は、ユーザの操作により記録予約情報等が削除されることに応じて図22の処理を実行する。コンテンツ消去制限部51は、ユーザの操作によりコンテンツ消去制限者情報(有効フラグ)が削除されることに応じて図23の処理を実行する。
【0147】
以下、予約消去制限者情報入力部40、予約消去制限者情報更新部41、及び視聴情報更新部42により実行される制限者情報登録処理について、図25を用いて説明する。図25の処理は、ユーザが操作部15を用いて、処理を開始する操作を実行することに応じて実行される。
【0148】
まず、予約消去制限者情報入力部40は、図3の予約情報テーブルに示される記録予約情報や記録予約セット(以下、記録予約情報等)の指定を受け付ける(ステップS201)。
【0149】
ついで、予約消去制限者情報入力部40は、指定された記録予約情報等に対応付ける予約消去制限者情報の入力を受け付ける(ステップS202)。
【0150】
上記のステップS201,S202では、図3の予約情報テーブルに基づき、操作以外の者が予約消去制限者に登録されたコンテンツを示すGUI画面(例えば図5(a)の画面)や、予約消去制限者が登録されている全てのコンテンツを示すGUI画面(例えば図6の画面)が表示され、これらGUI画面が用いられて、情報の指定や入力が行われる。
【0151】
ついで、予約消去制限者情報更新部41は、図3の予約情報テーブルで、ステップS201で指定された記録予約情報等に、ステップS202で入力された予約消去制限者情報を対応付けて、予約情報記憶部20に記録する(ステップS203)。
【0152】
ついで、視聴情報更新部42は、ステップS201で指定された情報が、記録予約セットであるか否かを判断する(ステップS204)。具体的には、ステップS201で指定された情報に対応付けられている予約ID(図3)は、2桁の数字であるか否かが判断される。
【0153】
予約IDが2桁の数字ではない場合、ステップS201では、単独の記録予約を設定する記録予約情報が指定されている。この場合、ステップS204ではNOと判定されて、図25の処理は終了する。
【0154】
予約IDが2桁の数字である場合、ステップS201では、記録予約セットが指定されている。この場合、ステップS204ではYESと判定されて、ステップS205が実行される。
【0155】
ステップS205では、視聴情報更新部42は、視聴情報記憶部21に記憶されるコンテンツ消去制限者情報を更新する。具体的には、図3の予約消去制限者情報テーブルで、ステップS201で指定された記録予約セットに対応付けられている予約IDが特定される。さらに、図8のコンテンツ消去制限者情報テーブルで、上述の予約IDを上二桁に含むセットIDが特定されて、前記セットIDが付されたコンテンツ情報に、ステップS202で入力された予約消去制限者情報が、コンテンツ消去制限者情報として対応付けられる。
【0156】
以下、予約消去制限者情報入力部40、予約消去制限者情報更新部41、及び視聴情報更新部42により実行される処理の例として、図3,図4、及び図8のテーブルが記憶される状況で、ユーザ3に番組AAAを記録予約したい要求がある場合に実行される処理について説明する。
【0157】
ユーザ3がGUI画面を表示させる操作を行うことに応じて、図3の予約情報テーブルに基づき、図5(a)や図6のGUI画面が表示される。この表示により、ユーザ3は、ユーザ1が番組AAAを記録予約していることを知ることができる。まず、図6のGUI画面が表示される場合の流れについて説明する。
【0158】
この場合、図25のステップS201では、ユーザ3が操作部15を操作して、図6の画面中の番組AAAの欄を選択することで、図3の予約情報テーブルで、番組AAAに対応する1行目の記録予約情報が指定される。
【0159】
ついで、ステップS202では、図26(a)に示すように、前記選択された番組AAAのファイルに関するメニュー表示画面G9が表示される。
【0160】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、メニュー表示画面G9中の「この予約をインポート」を選択することで、図26(b)に示すように、インポート先を指定するメニュー表示画面G10が表示される。このメニュー表示画面G10では、ユーザリストテーブル(図7)に記録されたユーザ1〜4の名称のうち、ユーザ1を除く、ユーザ2〜4の名称が表示される。
【0161】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、画面G10中の自己の名称「ユーザ3」を選択することで、ユーザ3を示す情報が入力される。
【0162】
ついで、ステップS203では、予約情報テーブル(図3)において、ステップS201で指定された記録予約情報に、ステップS202で入力されたユーザ3を示す情報(ユーザ3の有効フラグ)を対応付けることで、予約情報記憶部20に記憶される予約消去制限者情報が更新される。
【0163】
図27は、ステップS203により、予約消去制限者情報が更新された予約情報テーブルを示す。図27の予約情報テーブルでは、ステップS201で指定された1行目の記録予約情報に、ユーザ3の有効フラグが新たに対応付けられている。この結果、ユーザ3は、番組AAAの予約消去制限者として設定されている。つまり、ユーザ3が番組AAAの記録予約を消去しない限り、番組AAAの記録予約が維持される状態になっている。
【0164】
ついで、図25のステップS204では、図27の予約情報テーブルで、指定された1行目の記録予約情報に対応付けられた予約ID「1」が、2桁の数字であるか否かが判定される。予約ID「1」は2桁の数字ではないため、NOと判定されて、図25の処理が終了する。
【0165】
次に、ステップS201で、図5(a)のGUI画面が表示された場合の流れについて説明する。
【0166】
この場合、ユーザ3が操作部15を操作して、図5(a)の画面中の番組AAAの欄を選択することで、ステップS201では、図3の予約情報テーブルで、番組AAAに対応する1行目の記録予約情報が指定される。
【0167】
ついで、ステップS202では、図28(a)に示すように、選択された番組AAAのファイルに関するメニュー表示画面G11が表示される。
【0168】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、メニュー表示画面G11中の「この予約をインポート」を選択することで、図28(b)に示すように、インポート先を指定するメニュー表示画面G12が表示される。
【0169】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、画面G12中の自己の名称「ユーザ3」を選択することで、ユーザ3を示す情報が入力される。
【0170】
以降は、ステップS201で図6の画面が表示される場合と同様に、ステップS203が実行される。この結果、図27に示すように、予約情報テーブルで、1行目の記録予約情報に、ユーザ3の有効フラグが新たに対応付けられる。これにより、ユーザ3が番組AAAの予約消去制限者として設定される。さらにステップS204でNOと判定されることで、図25の処理が終了する。
【0171】
図29は、図27の予約情報テーブルに基づき、テレビモニタに表示されるGUI画面を示す。図29(a)は、図27の予約情報テーブルで、ユーザ3の有効フラグが付された1,5,6行に基づき表示される画面を示す。図29(b)は、図27の予約情報テーブルで、有効フラグが付された全ての行に基づき表示される画面を示す。
【0172】
図29(a)の画面を、図5(b)の画面と比較すると、図29(a)の画面では、番組AAAの欄が新たに表示されている。また、図29(b)の画面を、図6の画面と比較すると、図29(b)の画面では、番組AAAの欄に、ユーザ3を示すカラー付箋F3が新たに表示されている。
【0173】
上述の番組AAAの欄やカラー付箋F3は、図27のテーブルの1行目に、ユーザ3を示す情報(ユーザ3の有効フラグ)が付されたことで、表示される。この表示により、ユーザ3は自身が番組AAAの予約消去制限者として設定されたことを知ることができる。
【0174】
次に、図3,図4、及び図8のテーブルが記憶される状況で、ユーザ3に番組CCCを記録予約したい要求がある場合に実行される処理について説明する。この場合も、ステップS201では、ユーザの操作により、図3の予約情報テーブルに基づき、図5(a)や図6に示すGUI画面が表示される。この表示により、ユーザ3は、番組CCCがユーザ1により記録予約されていることを知ることができる。まず、図6のGUI画面が表示される場合の流れについて説明する。
【0175】
この場合には、ユーザ3が操作部15を操作して、図6の画面中の番組CCCの欄を選択することで、ステップS201では、図3の予約情報テーブルで、番組CCCに対応する4行目の記録予約セットが指定される。
【0176】
ついで、ステップS202では、図30(a)に示すように、選択された番組CCCのファイルに関するメニュー表示画面G13が表示される。
【0177】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、メニュー表示画面G13中の「この予約をインポート」を選択することで、図30(b)に示すように、インポート先を指定するメニュー表示画面G14が表示される。
【0178】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、画面G14中の自己の名称「ユーザ3」を選択することで、ユーザ3を示す情報が入力される。
【0179】
ついで、ステップS203では、予約情報テーブル(図3)において、ステップS201で指定された4行目の記録予約セットに、ステップS202で入力されたユーザ3を示す情報(ユーザ3の有効フラグ)を対応付けることで、記録予約セットに対応付ける予約消去制限者情報が更新される。
【0180】
この結果、予約情報テーブルでは、図18と同様、4行目の記録予約セットに、ユーザ3の有効フラグが新たに対応付けられる。これにより、ユーザ3が番組CCCの予約消去制限者に設定される。つまり、ユーザ3が番組CCCの記録予約を消去しない限り、番組CCCの記録予約が維持される状態になる。
【0181】
また、図18の予約情報テーブルに基づき、図20(a)に示すGUI画面がテレビモニタに表示される。この表示により、ユーザ3は、自身が番組CCCの予約消去制限者に設定されたことを知ることができる。
【0182】
ついで、図25のステップS204では、図18の予約情報テーブルにおいて、ステップS201で指定された4行目の記録予約セットに対応付けられた予約ID「20」が、2桁の数字であるか否かが判定される。予約ID「20」は2桁の数字であるため、ステップS204ではYESと判定されて、ステップS205が実行される。
【0183】
ステップS205では、図18の予約情報テーブルにおいて、指定された4行目の記録予約セットに対応付けられた予約ID「20」が特定される。さらに、図8の視聴情報テーブルで、予約ID「20」を上二桁に含むセットID「201」「202」が特定される。さらに、セットID「201」「202」が付された4,5行目のコンテンツ情報に、ステップS202で入力されたユーザ3を示す情報(ユーザ3の有効フラグ)が、コンテンツ消去制限者情報として対応付けられる。
【0184】
この結果、図17に示すように、視聴情報テーブルでは、4,5行目のコンテンツ情報に、ユーザ3の有効フラグが新たに対応付けられる。これにより、ユーザ3が番組CCCのコンテンツ消去制限者に設定される。
【0185】
また、図17の視聴情報テーブルに基づき、図20(b),(c)に示すGUI画面がテレビモニタに表示される。この表示により、ユーザ3は、自身が番組CCCのコンテンツ消去制限者として設定されたことや、番組CCCの5月6日(火)や5月13日(火)の放送分が記録されていることを知ることができる。
【0186】
次に、図25のステップS201で、図5(a)のGUI画面が表示された場合の流れについて説明する。
【0187】
この場合、ユーザ3が操作部15を操作して、図5(a)の画面中の番組CCCの欄を選択することで、ステップS201では、図3の予約情報テーブルにおいて、番組CCCに対応する4行目の記録予約セットが指定される。
【0188】
ついで、ステップS202では、図31(a)に示すように、選択された番組CCCに関するメニュー表示画面G15が表示される。
【0189】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、メニュー表示画面G15中の「この予約をインポート」を選択することで、図31(b)に示すように、インポート先を指定するメニュー表示画面G16が表示される。
【0190】
ついで、ユーザ3が操作部15を操作して、画面G16中の自己の名称「ユーザ3」を選択することで、ユーザ3を示す情報が入力される。
【0191】
以降は、ステップS201で図6の画面が表示される場合と同様に、ステップS203が実行される。この結果、図18に示すように、予約情報テーブルでは、4行目の記録予約セットに、ユーザ3の有効フラグが新たに対応付けられ、ユーザ3が番組CCCの予約消去制限者として設定される。
【0192】
また、図25のステップS204ではYESと判定されることで、ステップS205が実行される。この結果、視聴情報テーブルでは、図17に示すように、4,5行目のコンテンツ情報に、ユーザ3の有効フラグが新たに対応付けられ、ユーザ3が番組CCCのコンテンツ消去制限者として設定される。
【0193】
実施の形態2によれば、記録予約情報や記録予約セットが指定されて、予約消去制限者情報が入力されることで、前記予約消去制限者情報が、指定された記録予約情報や記録予約セットに対応付けられる。これにより、記録予約情報や記録予約セットは、予約消去制限者情報によって、その消去が制限される。よって、自己の予約消去制限者情報を希望の録画予約を設定する記録予約情報等に対応付けて記憶させることで、他者による希望記録予約の消去を防止できる。
【0194】
また、記録予約セットが指定された場合には、前記記録予約セットに対応するセットIDが特定され、また、前記セットIDに対応付けられたコンテンツ情報が特定されて、前記コンテンツ情報に、予約消去制限者情報が、コンテンツ消去制限者情報として対応付けられる。これにより、上記記録予約セットにより記録された過去放送分のコンテンツは、その消去が制限される。これにより、関心のある連続番組等の過去放送分が他者により消去されることを防止できる。
【0195】
本発明は、上記実施の形態に限定されず、特許請求の範囲において種々改変が可能である。
【0196】
例えば、予約情報テーブルは、単独の記録予約を設定する記録予約情報と、連続番組等の記録予約を設定する記録予約セットとが混在して記録されていたが、記録予約セットのみを記録する予約情報テーブルが作成されるようにしてもよい。この場合でも、記録予約セットが記録された予約情報テーブルを用いて、図11や図25の処理が実行可能である。
【0197】
また、記録予約を行う際にユーザにユーザ番号を入力させ、前記ユーザ番号から特定されるユーザの有効フラグが、予約情報テーブル(図3)に記録されるようにしてもよい。このようにすることで、一のユーザが所望する記録予約が、他のユーザにより設定されている場合、他のユーザの記録予約のリスト(例えば図5のGUI画面に相当)を表示することなく、一のユーザを予約消去制限者として登録できる(予約情報テーブル(図3)に、一のユーザの有効フラグを記録できる)。
【0198】
なお、一のユーザが所望する記録予約が記録予約セットにより行われ、且つ、前記記録予約セットにより過去放送分のコンテンツが記録されている場合には、さらに、視聴情報テーブル(図8)で、過去放送分のコンテンツを示すコンテンツ情報に、ユーザ番号から特定されるユーザの有効フラグが対応付けられる。
【0199】
また、本発明は、ネットワークを介して接続される複数の記録装置でコンテンツを共有する場合にも適用が可能である。例えば、本発明は、複数の記録装置がネットワークを介して接続されて、一の記録装置に記録されたコンテンツの再生や、一の記録装置における記録予約を、他の記録装置が実行可能なシステムに適用され得る。この場合、例えば、一の記録装置に図3,図4に示すテーブルや、図8に示す視聴情報テーブルが記憶され、他の記録装置は、通信部16を通じてネットワークに接続することで、一の記録装置に記憶されたテーブルにアクセスして、図11、図22、図23、及び図25の処理を実行する。
【0200】
また、図3,図4、及び図8のテーブルが用いられて表示されるGUI画面は、実施の形態1,2で示す形態に限らず、記録予約やコンテンツのリストをユーザ毎に表示可能な任意の形態に設定され得る。
【0201】
また、上記実施の形態1,2における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に伝送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
【0202】
また、上記実施の形態では、テレビモニタやスピーカ等を備える記録装置を例として説明したが、本発明は、映像情報及び音声情報を外部のモニタやスピーカに出力する記録装置にも適用することが可能である。
【符号の説明】
【0203】
1 録画装置(記録装置)
2 チューナ部
3 DEMUX部
4 オーディオデコーダ
5 音声制御部
6 音声出力部
7 ビデオデコーダ
8 映像制御部
9 映像出力部
10 エンコーダ
11 記憶部
12 制御部
13 ROM
14 RAM
15 操作部
16 通信部
18 内部バス
20 予約情報記憶部
21 視聴情報記憶部
30 予約消去制限者情報更新部
31 コンテンツ消去制限者情報入力部
32 視聴情報更新部
40 予約消去制限者情報入力部
41 予約消去制限者情報更新部
42 視聴情報更新部
50 記録予約消去制限部
51 コンテンツ消去制限部
B1,B2,B3,B4 ボタン
F1,F2,F4 カラー付箋
G1,G2,G3,G4,G5,G6,G7,G8,G9,G10,G11,G12,
G13,G14,G15,G16 メニュー表示画面
S スライドバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを記録する記録媒体と、
前記記録媒体に記録されたコンテンツを特定するコンテンツ情報とそのコンテンツの消去を制限する者を示すコンテンツ消去制限者情報とを対応付けて記憶する視聴情報記憶部と、
前記記録媒体に記録されたコンテンツの指定と前記コンテンツ消去制限者情報の入力と、を受け付けるコンテンツ消去制限者情報入力部と、
前記コンテンツ消去制限者情報入力部により入力された前記コンテンツ消去制限者情報を、指定されたコンテンツを特定する前記コンテンツ情報に対応付けて前記視聴情報記憶部に記録する視聴情報更新部と、
前記視聴情報記憶部に記憶されている前記コンテンツ情報に前記コンテンツ消去制限者情報が対応付けられている場合に、前記コンテンツ情報が示すコンテンツの前記記録媒体からの消去を制限するコンテンツ消去制限部と、
を備えることを特徴とする記録装置。
【請求項2】
前記記録媒体には、記録予約により記録された番組コンテンツが記録され、
前記記録予約を設定する記録予約情報と、その記録予約の消去を制限する者を示す予約消去制限者情報とを対応付けて記憶する予約情報記憶部と、
前記記録予約情報の指定と、前記予約消去制限者情報の入力と、を受け付ける予約消去制限者情報入力部と、
前記予約消去制限者情報入力部により入力された前記予約消去制限者情報を、指定された前記記録予約情報に対応付けて前記予約情報記憶部に記録する予約消去制限者情報更新部と、
前記予約情報記憶部に記憶されている前記記録予約情報に前記予約消去制限者情報が対応付けられている場合、前記記録予約情報の消去を制限する記録予約消去制限部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記予約情報記憶部は、前記記録予約情報が複数含まれる記録予約セットと、その記録予約の消去を制限する者を示す予約消去制限者情報とを対応付けて記憶し、
前記視聴情報記憶部は、前記記録予約セットを識別するセットIDと、前記記録予約セットに含まれる前記記録予約情報に従って記録されたコンテンツを示す前記記録コンテンツ情報と、そのコンテンツの消去を制限する者を示すコンテンツ消去制限者情報とを対応付けて記憶し、
前記予約消去制限者情報更新部は、前記指定されたコンテンツを特定するコンテンツ情報に対応付けられた前記セットIDを特定するとともに、前記セットIDにより特定される前記記録予約セットに、前記入力されたコンテンツ消去制限者情報を、前記予約消去制限者情報として対応付けて、前記予約情報記憶部に記録し、
前記記録予約消去制限部は、前記記録予約セットに前記予約消去制限者情報が対応付けられている場合、前記記録予約セットの消去を制限することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記予約情報記憶部は、前記記録予約情報が複数含まれる記録予約セットと前記予約消去制限者情報とを対応付けて記憶し、
前記予約消去制限者情報入力部は、前記記録予約セットの指定と前記予約消去制限者情報の入力と、を受け付け、
前記予約消去制限者情報更新部は、前記予約消去制限者情報入力部により入力された予約消去制限者情報を、前記指定された記録予約セットに対応付けて前記予約情報記憶部に記録し、
前記視聴情報記憶部は、前記記録予約セットを識別するセットIDと、前記記録予約セットに含まれる前記記録予約情報に従って記録されたコンテンツを示すコンテンツ情報と、前記記録されたコンテンツの消去を制限する者を示すコンテンツ消去制限者情報とを対応付けて記憶し、
前記視聴情報更新部は、前記指定された前記記録予約セットに対応するセットIDを特定するとともに、前記セットIDに対応付けられた前記コンテンツ情報を特定して、前記コンテンツ情報に、前記入力された予約消去制限者情報を、前記コンテンツ消去制限者情報として対応付けて、前記視聴情報記憶部に記録することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項5】
前記記録予約セットに含まれる記録予約情報は、曜日ないしは週が異なりほぼ同一の時刻から連続して放送されるいわゆる連続番組またはシリーズ番組の記録予約を設定することを特徴とする請求項3又は4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記視聴情報記憶部は、前記コンテンツ情報及び前記コンテンツ消去制限者情報と、前記記録媒体に記録されたコンテンツの再生停止位置を示すレジューム情報とを対応付けて記憶することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項7】
記録されたコンテンツを示すコンテンツ情報とそのコンテンツの消去を制限する者を示すコンテンツ消去制限者情報とを対応付けて記憶する視聴情報記憶段階と、
コンテンツ消去制限者情報を入力し、コンテンツ情報に対応付けることで、記憶されている前記コンテンツ消去制限者情報を更新するコンテンツ消去制限者情報更新段階と、
前記コンテンツ情報に前記コンテンツ消去制限者情報が対応付けられている場合、前記コンテンツ情報が示すコンテンツの消去を制限するコンテンツ消去制限段階と、
を備えることを特徴とするコンテンツの管理方法。
【請求項8】
コンピュータに、
記録されたコンテンツを示すコンテンツ情報とそのコンテンツの消去を制限する者を示すコンテンツ消去制限者情報とを対応付けて記憶する視聴情報記憶段階、
コンテンツ消去制限者情報を入力し、コンテンツ情報に対応付けることで、記憶されている前記コンテンツ消去制限者情報を更新するコンテンツ消去制限者情報更新段階、
前記コンテンツ情報に前記コンテンツ消去制限者情報が対応付けられている場合、前記コンテンツ情報が示すコンテンツの消去を制限するコンテンツ消去制限段階、
を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図3】
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【図4】
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【図8】
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【図13】
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【図17】
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【図18】
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【図27】
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【公開番号】特開2013−31134(P2013−31134A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−167688(P2011−167688)
【出願日】平成23年7月29日(2011.7.29)
【出願人】(308036402)株式会社JVCケンウッド (1,152)
【Fターム(参考)】