説明

車両のガス燃料供給装置

【課題】液化ガス燃料を補給可能な補給施設が近隣に無い環境であっても、液化ガス燃料の補給を可能とする。
【解決手段】車両1に搭載され、液化されたLNGが充填されたLNGタンク11を備え、LNGタンク11から供給された天然ガス燃料によって走行する車両1のガス燃料供給装置100であって、天然ガス燃料が気体の状態で圧縮されて充填されたCNGタンク21と、CNGタンク21内のCNGをLNGタンク11に導く連結通路41と、連結通路41に設けられ、CNGタンク21から導かれたCNGを減圧する圧力調整弁42と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両にガス燃料を供給するガス燃料供給装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、CNG(Compressed natural gas:圧縮天然ガス)やLNG(Liquefied natural gas:液化天然ガス)等のガス燃料を使用して走行する車両が知られている。
【0003】
特許文献1には、液化天然ガス車両の燃料系システムが開示されている。このような液化天然ガス車両では、液相のLNGを気化器によって気化し、CNGの状態でエンジンに供給している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−144845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、CNGを車両に補給するための補給施設は全国に数百箇所設けられているため、CNGを補給することは比較的容易である。これに対して、LNGを車両に補給するための補給施設は全国に一箇所しか設けられてないため、走行する方面によってはLNGを補給することが困難となる場合がある。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、液化ガス燃料を補給可能な補給施設が近隣に無い環境であっても、液化ガス燃料の補給を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、車両に搭載され、液化されたガス燃料が充填された液化ガスタンクを備え、前記液化ガスタンクから供給されたガス燃料によって走行する車両のガス燃料供給装置であって、前記ガス燃料が気体の状態で圧縮されて充填された圧縮ガスタンクと、前記圧縮ガスタンク内のガス燃料を前記液化ガスタンクに導く連結通路と、前記連結通路に設けられ、前記圧縮ガスタンクから導かれたガス燃料を減圧する圧力調整弁と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、圧縮ガスタンクに充填されたガス燃料を減圧し、低温の液化ガスタンクに供給することによって、ガス燃料を液化することができる。したがって、液化ガス燃料を補給可能な補給施設が近隣に無い環境であっても、圧縮ガスタンクに補給されたガス燃料によって、液化ガス燃料の補給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施の形態に係る燃料供給装置の構成図である。
【図2】燃料供給装置の作用を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るガス燃料供給装置100について説明する。
【0011】
まず、図1を参照して、ガス燃料供給装置100の構成について説明する。
【0012】
ガス燃料供給装置100は、車両1に搭載され、車両1の駆動力を発生するエンジン2にガス燃料を供給するものである。以下では、ガス燃料として天然ガスを使用する場合について説明する。
【0013】
一般に、ガス燃料として使用される天然ガスには、気体の状態で数十kPaに圧縮されたCNG(Compressed natural gas:圧縮天然ガス)と、液化されたLNG(Liquefied natural gas:液化天然ガス)とがある。
【0014】
CNG及びLNGとして使用される天然ガスは、約90%がメタンであり、この他にエタン,プロパン,ブタン等を含む。1気圧のときのメタンの標準沸点は、−161.5℃である。メタンは、圧力に応じて沸点が上昇し、臨界温度である−82.6℃を超えると、いくら圧力をかけても液化しない。天然ガスに含まれる成分の中では、メタンの沸点が最も低いため、メタンが液化されれば他の成分も液化されることとなる。
【0015】
天然ガスは、気体の状態から液化されると体積が約600分の1になる。そのため、ガス燃料としてLNGを車両に搭載した場合、同容量の燃料タンクであれば、CNGの場合と比較して数十倍の燃料を搭載できることとなる。よって、ガス燃料としてLNGを使用することによって、CNGを使用する場合と比較して、車両の航続可能距離を延ばすことができる。
【0016】
ガス燃料供給装置100は、液化ガスタンクとしてのLNGタンク11に充填されたLNGをエンジン2に供給するLNG供給部10と、圧縮ガスタンクとしてのCNGタンク21に充填されたCNGをエンジン2に供給するCNG供給部20と、CNGタンク21内のCNGを再液化してLNGを生成する再液化部40とを備える。ガス燃料供給装置100は、コントローラ(図示省略)を備え、このコントローラによって燃料の供給が制御される。
【0017】
ガス燃料供給装置100は、LNG供給部10から供給されるLNGとCNG供給部20から供給されるCNGとのいずれをエンジン2に供給するかを選択する切換弁31と、エンジン2へのCNGの供給を遮断可能な開閉弁32とを備える。
【0018】
切換弁31は、LNGタンク11内のLNGを気化させたCNGをエンジン2に供給するか、又はCNGタンク21内のCNGをエンジン2に供給するかを選択的に切り換えるバルブである。切換弁31は、コントローラによって切り換え制御され、通常はCNGタンク21内のCNGを優先的にエンジン2に供給する。
【0019】
開閉弁32は、開状態に切り換えられると、切換弁31を通過してきたCNGをエンジン2に供給し、閉状態に切り換えられると、切換弁31を通過してきたCNGのエンジン2への供給を遮断するものである。開閉弁32は、コントローラによって開閉制御される。
【0020】
以下、LNG供給部10について説明する。
【0021】
LNG供給部10は、LNGが充填されたLNGタンク11と、LNGタンク11からのLNGの供給を遮断可能な開閉弁12とを備える。
【0022】
LNGタンク11は、内部にLNGを貯留可能なタンクである。LNGタンク11は、充填されたLNGを−100℃以下の極低温で貯留する。LNGタンク11は、魔法瓶構造に形成され、外部との熱伝達が抑制される。
【0023】
LNGタンク11の内部には、液化されたLNGとともに、BOG(boil−off gas:蒸発損ガス)と呼ばれるLNGの一部が気化してできた気体の状態の天然ガスが貯留される。LNGタンク11の内部の圧力は約2MPaである。
【0024】
LNGタンク11は、LNGを外部から供給可能な充填口11aと、内部のLNGの温度を検出する温度検出器11bと、内部のLNGの圧力を検出する圧力検出器11cとを有する。
【0025】
充填口11aは、外部からLNGを補給するための穴である。充填口11aは、通常は閉じられており、LNGを補給可能な補給施設にてLNGを補給する際に開かれる。充填口11aには、LNGタンク11内のLNGが外部に流出することを防止するチェック弁(図示省略)が設けられる。
【0026】
温度検出器11bは、LNGタンク11内のLNGの温度を検出してコントローラに送信し、圧力検出器11cは、LNGタンク11内のLNGの圧力を検出してコントローラに送信する。
【0027】
開閉弁12は、開状態に切り換えられると、LNGタンク11から導かれたCNGがエンジン2に供給可能となり、閉状態に切り換えられると、LNGタンク11から導かれたCNGのエンジン2への供給を遮断する。開閉弁12は、コントローラによって開閉制御される。
【0028】
LNG供給部10は、LNGタンク11から供給されたLNGを気化させてCNGとするベポライザ13と、ベポライザ13にて気化したCNGが貯留されるバッファタンク14と、バッファタンク14からエンジン2に供給されるCNGの圧力を調整する圧力調整弁15とを備える。
【0029】
ベポライザ13は、エンジン2を冷却する冷却水を用いて極低温のLNGを気化させるものである。ベポライザ13では、エンジン2の熱によって約100℃近くまで温度が上昇した冷却水との熱交換によってLNGが気化してCNGになる。
【0030】
バッファタンク14は、ベポライザ13にて気化したCNGを、一次的に貯留するものである。バッファタンク14が設けられることによって、エンジン2の負荷が上昇して大量の燃料が必要となったときに、ベポライザ13によるLNGの気化が間に合わずにガス燃料が足りなくなることを防止している。
【0031】
圧力調整弁15は、コントローラによって制御され、バッファタンク14に貯留されたCNGのエンジン2への供給圧力を調整するバルブである。圧力調整弁15にて圧力が調整されたCNGは、切換弁31及び開閉弁32を通過してエンジン2に供給されることとなる。
【0032】
以下、CNG供給部20について説明する。
【0033】
CNG供給部20は、CNGが充填されたCNGタンク21と、CNGタンク21からのCNGの供給を遮断可能な開閉弁22と、CNGタンク21からエンジン2に供給されるCNGの圧力を調整する圧力調整弁25とを備える。
【0034】
CNGタンク21は、内部にCNGを貯留可能なタンクである。CNGタンク21は、充填されたCNGを低温で保持する。CNGタンク21は、魔法瓶構造に形成され、外部との熱伝達が抑制される。
【0035】
CNGタンク21の内部には、約20MPaに圧縮された気体の状態の天然ガスが貯留される。
【0036】
CNGタンク21は、CNGを外部から供給可能な充填口21aと、内部のCNGの圧力を検出する圧力検出器21cを有する。
【0037】
充填口21aは、外部からCNGを供給するための穴である。充填口21aは、通常は閉じられており、CNGを補給可能な補給施設にてCNGを供給する際に開かれる。充填口21aには、CNGタンク21内のCNGが外部に流出することを防止するチェック弁(図示省略)が設けられる。
【0038】
圧力検出器21cは、CNGタンク21内のCNGの圧力を検出してコントローラに送信する。
【0039】
開閉弁22は、開状態に切り換えられると、CNGタンク21に貯留されたCNGがエンジン2に供給可能となり、閉状態に切り換えられると、CNGタンク21に貯留されたCNGのエンジン2への供給を遮断する。開閉弁22は、コントローラによって開閉制御される。
【0040】
圧力調整弁25は、コントローラによって制御され、CNGタンク21に貯留されたCNGのエンジン2への供給圧力を調整するバルブである。圧力調整弁25にて圧力が調整されたCNGは、切換弁31及び開閉弁32を通過してエンジン2に供給されることとなる。
【0041】
以下、再液化部40について説明する。
【0042】
再液化部40は、CNGタンク21内のCNGをLNGタンク11に導く連結通路41と、連結通路41に設けられCNGタンク21から導かれたCNGを減圧する圧力調整弁42と、連結通路41内のCNGを遮断可能な開閉弁43とを備える。
【0043】
連結通路41は、CNGタンク21に貯留されているCNGを液化させてLNGにするために、LNGタンク11に導くための通路である。
【0044】
圧力調整弁42は、コントローラによって制御され、CNGタンク21から導かれたCNGを減圧するものである。CNGタンク21の内部圧力は約20MPaであり、LNGタンク11の内部圧力は約2MPa程度である。圧力調整弁42が設けられることによって、CNGの圧力が下げられ、CNGタンク21内のCNGが一気にLNGタンク11内へ流れ込むことを防止している。つまり、圧力調整弁42が設けられることによって、LNGタンク11内に導かれるCNGの流量が調整される。
【0045】
圧力調整弁42を通過したCNGは、LNGタンク11のLNGにバブリングされ、LNGタンク11内の極低温のLNGによって冷却されて液化する。
【0046】
圧力調整弁42によってCNGが減圧されると、CNGが断熱膨張して温度が低下する。そのため、圧力調整弁42によってCNGが断熱膨張して温度が低下すると、CNGがLNGにバブリングされたときに液化しやすくなる。
【0047】
また、LNGは温度が上昇すると気化するため、LNGタンク11内のLNGの温度を極低温に維持する必要がある。圧力調整弁42によってCNGが断熱膨張して温度が低下すると、その分だけCNGがバブリングされたときのLNGタンク11内の温度の上昇が抑制される。
【0048】
圧力調整弁42は、エンジン2の冷却水が導かれる保温装置(図示省略)によって外部から温められる。これにより、圧力調整弁42は、CNGの断熱膨張によって温度が低下しても圧力調整のための動作が可能となる。
【0049】
開閉弁43は、開状態に切り換えられると、CNGタンク21から導かれたCNGがLNGタンク11に供給可能となり、閉状態に切り換えられると、CNGタンク21から導かれたCNGを遮断する。開閉弁43は、コントローラによって開閉制御され、温度検出器11bによって検出されたLNGの温度が所定の温度以下である場合に開状態に切り換え可能となる。この所定の温度は、LNGタンク11にCNGを導いても、LNGタンク11内のLNGが液化された状態を維持できる温度であり、約−100℃に設定される。
【0050】
次に、図2を参照して、ガス燃料供給装置100におけるCNGの再液化について説明する。
【0051】
ステップ101では、CNGタンク21内に充填されたCNGの圧力が、CNGタンク21の最低圧力より大きいか否かを判定する。この最低圧力は、CNGタンク21からエンジン2にCNGを供給することが可能な最低の圧力に設定される。
【0052】
ステップ101において、CNGの圧力が最低圧力より大きいと判定された場合には、ステップ102に移行する。一方、ステップ101において、CNGの圧力が最低圧力以下であると判定された場合には、ステップ106に移行してCNGの再液化を中止する。
【0053】
ステップ102では、LNGタンク11内に充填されたLNGの体積が、LNGタンク11の最大体積より小さいか否かを判定する。最大体積は、LNGタンクの容積である。
【0054】
ステップ102において、LNGの体積が最大体積より小さいと判定された場合には、LNGタンク11内に空き容量が残っているため、ステップ103に移行する。一方、ステップ102において、LNGの体積が最大体積であると判定された場合には、LNGタンク11内に空き容量が残っていないため、ステップ106に移行してCNGの再液化を中止する。
【0055】
ステップ103では、LNGタンク11内に充填されたLNGの圧力が、LNGタンク11の最大圧力より小さいか否かを判定する。この最大圧力は、LNGタンク11が耐久可能な最大圧力に設定される。
【0056】
ステップ103において、LNGの圧力が最大圧力より小さいと判定された場合には、LNGタンク11内にCNGを充填して再液化を実行してもLNGタンク11が耐久可能であるため、ステップ104に移行する。一方、ステップ103において、LNGの圧力が最大圧力であると判定された場合には、LNGタンク11内の圧力をこれ以上上げることはできないため、ステップ106に移行してCNGの再液化を中止する。
【0057】
ステップ104では、温度検出器11bによって検出されたLNGタンク11内のLNGの温度が、所定の温度より低いか否かを判定する。この所定の温度は、LNGタンク11内のLNGが液化された状態を維持できる約−100℃に設定されるが、CNGが圧力にかかわらず液化可能な臨界温度である−82.6℃に設定してもよい。
【0058】
ステップ104において、LNGの温度が所定の温度より低いと判定された場合には、CNGをLNGタンク11に充填して液化可能であるため、ステップ105に移行する。一方、ステップ104において、LNGの温度が所定の温度以上であると判定された場合には、LNGの温度が高くCNGを液化できなくなる可能性があるため、ステップ106に移行してCNGの再液化を中止する。
【0059】
ステップ105では、開閉弁43がコントローラによって開状態に切り換えられる。これにより、CNGタンク21からLNGタンク11へのCNGの供給が可能となり、圧力調整弁42によって調圧されたCNGがLNGタンク11内のLNGにバブリングされて液化することとなる。
【0060】
開閉弁43が開状態に切り換えられた状態では、CNGタンク21から導かれたCNGが、連結通路41に設けられた圧力調整弁42によって減圧され、極低温のLNGが充填されたLNGタンク11にバブリングされることによって液化される。したがって、LNGを補給可能な補給施設が近隣に無い環境であっても、CNGタンク21に補給されたCNGによって、LNGタンク11へのLNGの補給が可能となる。
【0061】
また、LNGタンク11内のLNGが充分に残った状態で、CNGを補給可能な補給施設にてCNGタンク21にCNGを補給すれことによって、気体の状態で補給されたCNGを液化してLNGタンク11に補給し、LNGタンク11を再び満タンにすることができる。このように、CNGタンク21内にCNGを補給することによって、LNGタンク11内のLNGを常に満タンに近い状態に維持することができる。
【0062】
したがって、LNGを車両1に搭載した場合、同容量の燃料タンクであれば、CNGの場合と比較して数十倍の燃料を搭載できるため、CNGとして補給された天然ガスを液化してLNGとして車両1に搭載することによって、車両1の航続可能距離を延ばすことが可能である。
【0063】
一方、ステップ106では、開閉弁43がコントローラによって閉状態に切り換えられる。これにより、CNGタンク21からLNGタンク11へのCNGの供給が遮断され、LNG供給部10とCNG供給部20とからは、それぞれ独立してエンジン2にCNGを供給することとなる。
【0064】
以上の実施の形態によれば、以下に示す効果を奏する。
【0065】
CNGタンク21から導かれたCNGを、連結通路41に設けられた圧力調整弁42によって減圧し、極低温のLNGが充填されたLNGタンク11に供給することによって、CNGを液化することができる。したがって、LNGを補給可能な補給施設が近隣に無い環境であっても、CNGタンク21に補給されたCNGによって、LNGタンク11へのLNGの補給が可能となる。
【0066】
また、LNGを車両1に搭載した場合、同容量の燃料タンクであれば、CNGの場合と比較して数十倍の燃料を搭載できるため、CNGとして補給された天然ガスを液化してLNGとして車両1に搭載することによって、車両1の航続可能距離を延ばすことが可能である。
【0067】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【産業上の利用可能性】
【0068】
本発明のガス燃料供給装置は、車両においてエンジンにガス燃料を供給する装置として利用することができる。
【符号の説明】
【0069】
100 ガス燃料供給装置
1 車両
10 LNG供給部
11 LNGタンク
11b 温度検出器
20 CNG供給部
21 CNGタンク
31 切換弁
40 再液化部
41 連結通路
42 圧力調整弁
43 開閉弁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載され、液化されたガス燃料が充填された液化ガスタンクを備え、
前記液化ガスタンクから供給されたガス燃料によって走行する車両のガス燃料供給装置であって、
前記ガス燃料が気体の状態で圧縮されて充填された圧縮ガスタンクと、
前記圧縮ガスタンク内のガス燃料を前記液化ガスタンクに導く連結通路と、
前記連結通路に設けられ、前記圧縮ガスタンクから導かれたガス燃料を減圧する圧力調整弁と、を備えることを特徴とする車両のガス燃料供給装置。
【請求項2】
前記圧縮ガスタンクには、気体の状態のガス燃料を外部から供給可能であり、
前記液化ガスタンクには、液化されたガス燃料を外部から供給可能であることを特徴とする請求項1に記載の車両のガス燃料供給装置。
【請求項3】
前記液化ガスタンクに充填されたガス燃料の温度を検出する温度検出器と、
前記連結通路に設けられ、ガス燃料の流れを遮断可能な開閉弁と、を更に備え、
前記開閉弁は、前記温度検出器によって検出されたガス燃料の温度が所定の温度以下である場合に開状態に切り換え可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両のガス燃料供給装置。
【請求項4】
前記車両は、前記圧縮ガスタンクから供給されたガス燃料によっても走行可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の車両のガス燃料供給装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−122496(P2012−122496A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−271146(P2010−271146)
【出願日】平成22年12月6日(2010.12.6)
【出願人】(000003908)UDトラックス株式会社 (1,028)
【Fターム(参考)】