説明

農作業車

【課題】農作業を円滑に行うことができる農作業車を提供すること。
【解決手段】本発明では、自走可能に構成した農作業車(1)において、車体フレーム(2)に操舵軸(33)を介して操舵輪(36,37)を左右遥動自在に設けるとともに、車体フレーム(2)と操舵軸(33)との間に操舵輪(36,37)を直進方向に向けて付勢する直進付勢手段(38)を設けることにした。また、前記操舵軸(33)に操舵具(57)を上下方向に回動自在に接続し、操舵具(57)に走行操作レバー(60)を設けるとともに、操舵具(57)を下方に向けて回動させたときに走行操作レバー(60)に当接する当接体(63)を操舵軸(33)に設けて、操舵具(33)を下方に向けて回動操作することによって走行操作可能に構成することにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自走可能に構成した農作業車に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、圃場内の畝間での農作業時に作業者の身体的な負担を軽減するために、畝間を自走できるように構成した農作業車が利用されている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
この従来の農作業車は、車体フレームに駆動輪と転動輪とを取付けるとともに、駆動輪に駆動モータを接続し、駆動モータを駆動することで直進方向のみに自走できるように構成している。
【0004】
また、従来の農作業車では、車体フレームに座席を前向きに取付けるとともに、座席の前方に足で操作する走行操作ペダルを配置した構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−154540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、上記従来の農作業車では、直進方向のみにしか自走することができない構成となっていたために、農作業車と畝上の作物との距離が離れている場合には、作業者が身体を畝側に乗り出して作業しなければならず、また、ハウス内に形成した複数条の畝間で折り返して農作業する場合には、作業者が農作業車から降車して車体の方向を変更しなければならず、農作業を円滑に行うことが困難であった。
【0007】
しかも、前向き姿勢の座席の前方に走行操作ぺダルを配置した構成となっていたために、作業者が前方を向いた状態で走行操作しなければならないので、畝上の作物に対する農作業時に作業者が畝側へ横を向いた状態では走行操作することができずに農作業時と走行時とで作業者が姿勢を変更しなければならず、これによっても農作業を円滑に行うことが困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、請求項1に係る本発明では、自走可能に構成した農作業車において、車体フレームに操舵軸を介して操舵輪を左右遥動自在に設けるとともに、車体フレームと操舵軸との間に操舵輪を直進方向に向けて付勢する直進付勢手段を設けることにした。
【0009】
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記操舵軸に操舵具を上下方向に回動自在に接続し、操舵具に走行操作レバーを設けるとともに、操舵具を下方に向けて回動させたときに走行操作レバーに当接する当接体を操舵軸に設けて、操舵具を下方に向けて回動操作することによって走行操作可能に構成することにした。
【0010】
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項2に係る本発明において、前記操舵軸に操舵具を前後方向にも回動自在に接続し、操舵具を前方に向けて回動させたときに走行操作レバーに当接する当接体を操舵軸に設けて、操舵具を前方に向けて回動操作することによって走行操作可能に構成することにした。
【発明の効果】
【0011】
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
【0012】
すなわち、本発明では、自走可能に構成した農作業車において、車体フレームに操舵軸を介して操舵輪を左右遥動自在に設けるとともに、車体フレームと操舵軸との間に操舵輪を直進方向に向けて付勢する直進付勢手段を設けることにしているために、操舵軸を操舵操作することで進行方向を容易に変更することができ、しかも、進行方向を変更する必要が無いときには操舵軸を操舵操作しないでも操舵軸が自動的に直進方向に向けて操舵され農作業車を直進させることができるので、農作業を行いながら操舵操作をも行うことができるようになり、農作業車を用いた農作業を円滑に行うことができる。
【0013】
特に、操舵軸に操舵具を上下方向に回動自在に接続し、操舵具に走行操作レバーを設けるとともに、操舵具を下方に向けて回動させたときに走行操作レバーに当接する当接体を操舵軸に設けて、操舵具を下方に向けて回動操作することによって走行操作可能に構成することにした場合には、畝上の作物に対する農作業時と同様の横向きの姿勢であっても肘などで走行操作を行うことができるので、農作業車を用いた農作業を円滑に行うことができる。
【0014】
また、操舵軸に操舵具を前後方向にも回動自在に接続し、操舵具を前方に向けて回動させたときに走行操作レバーに当接する当接体を操舵軸に設けて、操舵具を前方に向けて回動操作することによって走行操作可能に構成することにした場合には、農作業車の前方側から走行操作することができ、農作業車を台車としても利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る農作業車を示す平面図(a)、背面図(b)、側面図(c)、正面図(d)。
【図2】農作業車の車体フレーム及び駆動部を示す平面断面図(a)、側面断面図(b)。
【図3】農作業車の操舵部を示す平面図(a)、平面断面図(b)、側面図(c)、背面図(d)。
【図4】農作業車の操舵部を示す平面図(a)、側面図(b)。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、本発明に係る農作業車の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
【0017】
図1〜図3に示すように、農作業車1は、車体フレーム2の下部に駆動部3を形成するとともに、車体フレーム2の上部に着座部4を形成し、さらに、車体フレーム2の前端部に操舵部5を形成している。
【0018】
この農作業車1の具体的な構成について、車体フレーム2、駆動部3、着座部4、操舵部5に分けて以下に説明する。
【0019】
まず、車体フレーム2の構成について説明すると、車体フレーム2は、前後方向に伸延する左右一対の側部構成体6,7の前端部に前方内側に向けて傾斜状に伸延する左右一対の前部構成体8,9を取付けるとともに、左右の前部構成体8,9の前端部に円筒状の操舵部支持体10を取付けている。
【0020】
また、車体フレーム2は、左右の側部構成体6,7の後端部間に左右幅方向に伸延する後部構成体11を取付けるとともに、左右の側部構成体6,7の中途部間に左右幅方向に伸延する前後一対の中途部構成体12,13を取付けている。
【0021】
さらに、車体フレーム2は、前後の中途部構成体12,13の左右端部間に左右一対のコ字状の駆動部支持体14,15を取付けるとともに、左右の駆動部支持体14,15の間に矩形板状の支持板16を取付け、また、前側の中途部構成体12の中央部に円筒状の着座部支持体17を形成している。なお、車体フレーム2は、左右の駆動部支持体14,15の前側中途部に前後方向に伸延する矩形板状の左右一対の足載台18,19を取付けている。
【0022】
次に、駆動部3の構成について説明すると、駆動部3は、車体フレーム2の左右の駆動部支持体14,15に軸受20,21を介して左右幅方向に伸延する駆動軸22を回動自在に取付けるとともに、駆動軸22の左右端部に駆動輪23,24を取付けている。
【0023】
また、駆動部3は、後側の中途部構成体13に駆動モータ25を取付け、この駆動モータ25に駆動軸22を連動機構26を介して接続している。
【0024】
さらに、駆動部3は、支持板16の上部に2個のバッテリ27,28を左右に並べて取付けている。
【0025】
そして、駆動部3は、バッテリ27,28を電源として駆動モータ25を駆動させることによって、駆動軸22及び駆動輪23,24を回転させ、農作業車1が自走できるようにしている。
【0026】
次に、着座部4の構成について説明すると、着座部4は、車体フレーム2の着座部支持体17に座席29の下部中央に取付けた下方に伸延する座席支持体30を螺着している。
【0027】
これにより、着座部4は、座席29を回転させることによって座席29の高さを調節することができるようになっており、しかも、座席29を前方に向けた前向き姿勢(図1中に一点鎖線で示す姿勢)と座席29を左又は右方向に向けた横向き姿勢(図1中に実線で示す姿勢)とに姿勢変更することができるようになっている。
【0028】
また、着座部4は、車体フレーム2の左右の側部構成体6,7と前部構成体8,9の上部に間隔をあけて形成したボス31に床板32を螺着しており、床板32の座席29よりも前側及び後側に収穫箱や農具などを載置できるスペースを形成している。
【0029】
次に、操舵部5の構成について説明すると、操舵部5は、車体フレーム2の操舵部支持体10に上下方向に伸延する操舵軸33を回動自在に取付け、操舵軸33の下端部に軸受34を介して左右幅方向に伸延する回動軸35を回動自在に取付け、回動軸35の左右端部に操舵輪36,37を取付けている。
【0030】
また、操舵部5は、操舵軸33の中途部と車体フレーム2の左右の前部構成体8,9との間に操舵輪36,37を直進方向に向けて強制的に付勢するための直進付勢手段38を介設している。
【0031】
この直進付勢手段38は、操舵軸33の中途部左右側部に左右幅方向に伸延する左右一対のアーム39,40の基端部を取付けるとともに、アーム39,40の先端部に付勢手段としてコイルスプリング41,42の前端部を取付け、左右のコイルスプリング41,42を均等に引張させた状態でコイルスプリング41,42の後端部を左右の前部構成体8,9の中途上部に形成した係止ピン43,44に取付けている。
【0032】
これにより、直進付勢手段38は、操舵軸33が左又は右に操舵されると一方のコイルスプリング41(42)に引張力が作用するとともに他方のコイルスプリング42(41)に圧縮力が作用して操舵軸33を中立状態(操舵輪36,37が直進方向を向いた状態)に戻す回転力が生じることになり、左右のコイルスプリング41,42の付勢力によって無操舵状態において操舵軸33及び操舵輪36,37が常に直進方向に向くように強制的に付勢するようになっている。
【0033】
また、操舵部5は、操舵軸33の上端部にU字状のハンドル支持体45を取付けるとともに、ハンドル支持体45の左右上端部間に左右幅方向に伸延するハンドル46を取付けている。
【0034】
また、操舵部5は、操舵軸33の上端前側部及びハンドル支持体45の中央前側部に矩形箱型状の制御ボックス47を取付けている。この制御ボックス47は、前面にオンオフスイッチ型の電源スイッチ48とバッテリ残量メータ49とを並べて取付け、上面に走行速度設定ダイヤル50とトグルスイッチ型の前後進切換スイッチ51とプッシュプルスイッチ型の駆動スイッチ52とを並べて取付けている。ここで、電源スイッチ48は、農作業車1を駆動する駆動モータ25にバッテリ27,28の電力を供給するスイッチである。なお、この電源スイッチ48とは別個にメインスイッチを設けて両スイッチの操作によって電力が供給されるようにして安全性を向上させることもできる。バッテリ残量メータ49は、バッテリ27,28の充電状態を表示するメータであり、電源スイッチ48の近傍に設けることで、電源スイッチ48の操作時にバッテリ27,28の残量を確認することができる。走行速度設定ダイヤル50は、走行時の速度を設定するダイヤルである。前後進切換スイッチ51は、傾倒操作によって前進と後進とを切換えるスイッチである。駆動スイッチ52は、押圧操作によって走行と停車とを交互に切換えるスイッチである。この駆動スイッチ52をハンドル46の前側近傍に設けることで、農作業車1から降車した状態で使用者がハンドル46を持って農作業車1を走行・停車させることができ、農作業車1を台車として利用することもできる。
【0035】
さらに、操舵部5は、ハンドル支持体45の後側部に左右一対の矩形板状の操舵板53,54を座席29に対面させた状態で左右に間隔をあけて取付けるとともに、操舵軸33の上端後側部に自動復帰式レバースイッチ型の走行操作スイッチ55を取付け、走行操作スイッチ55に走行操作レバー56を無操作時(停車時)では操舵板53,54よりも座席側に起立した状態となるとともに操作時(走行時)では操舵板53,54の間に倒伏した状態となるように取付けている。ここで、走行操作スイッチ55は、走行操作レバー56を起立させた状態ではバッテリ27,28から駆動モータ25への電力の供給が停止されて農作業車1が停車し、走行操作レバー56を押圧操作して倒伏させた状態ではバッテリ27,28から駆動モータ25に電力が供給されて農作業車1が走行するようになっており、走行操作レバー56の押圧を解除すると自動的に起立した状態となって農作業車1が停車するようになっている。
【0036】
これにより、操舵部5は、横向き姿勢にした座席29に着座する使用者が肘を用いて操舵板53,54を押圧操作することによって操舵軸33を操舵することができるようになっており、また、使用者が肘を用いて走行操作レバー56を起倒操作することによって走行操作することもできるようになっており、しかも、使用者が肘を用いて操舵板53,54と走行操作レバー56とを同時に操作することができるようになっている。
【0037】
操舵部5は、図4に示すような構成とすることもできる。図4に示す操舵部5では、直進付勢手段38で直進状態に付勢された操舵軸33の上端部に矩形枠型状の操舵具57を上下方向かつ前後方向に向けて回動自在に取付け、操舵具57に上下一対の矩形板状の操舵板58,59を取付け、上下の操舵板58,59の間に自動復帰式レバースイッチ型の走行操作スイッチの走行操作レバー60を取付けている。
【0038】
また、操舵部5は、操舵軸33の上端後部に支持台61を後方に向けて水平に取付け、支持台61の上部に操舵具57の下側の操舵板59を上方に向けて付勢するスプリング62と走行操作レバー60に当接して走行操作レバー60を走行操作する当接体63とを取付けている。
【0039】
これにより、操舵部5は、操舵具57を下方に向けて回動させたときに、当接体63が走行操作レバー60に当接することになり、操舵具57を下方に向けて回動操作することによって走行操作可能となっている。なお、操舵具57は、スプリング62によって自動的に水平状態(無操作状態)に復帰するようになっている。
【0040】
さらに、操舵部5は、操舵軸33の上端前部に支持台64を前側上方に向けて傾斜状に取付け、支持台64の上部に操舵具57の上側の操舵板58を上方に向けて付勢するスプリング65と走行操作レバー60に当接して走行操作レバー60を走行操作する当接体66とを取付けている。
【0041】
これにより、操舵部5は、操舵具57を前方に向けて回動させたときに、当接体66が走行操作レバー60に当接することになり、操舵具57を前方に向けて回動操作することによって走行操作可能となっている。なお、操舵具57は、スプリング65によって自動的に前側傾斜状態(無操作状態)に復帰するようになっている。
【0042】
以上に説明したように、上記農作業車1は、自走可能に構成されており、車体フレーム2に操舵軸33を介して操舵輪36,37を左右遥動自在に設けるとともに、車体フレーム2と操舵軸33との間に操舵輪36,37を直進方向に向けて付勢する直進付勢手段38を設けている。
【0043】
そのため、上記構成の農作業車1では、操舵軸33を操舵操作することで進行方向を容易に変更することができ、しかも、進行方向を変更する必要が無いときには操舵軸33を操舵操作しないでも操舵軸33が自動的に直進方向に向けて操舵され農作業車1を直進させることができるので、農作業を行いながら操舵操作をも行うことができるようになり、農作業車1を用いた農作業を円滑に行うことができる。
【0044】
また、上記農作業車1は、車体フレーム2に座席29を前向き姿勢と横向き姿勢とに姿勢変更可能に設けるとともに、横向き姿勢にした座席29に着座する使用者が肘を用いて操舵するための操舵板53,54を操舵軸33に設けている。
【0045】
そのため、上記構成の農作業車1では、畝上の作物に対する農作業時と同様の横向きの姿勢であっても肘で操舵操作を行うことができるので、これによっても、農作業を行いながら操舵操作をも行うことができるようになり、農作業車1を用いた農作業を円滑に行うことができる。
【0046】
また、上記農作業車1は、操舵板53,54の座席側に走行操作レバー56を配置し、使用者が肘を用いて走行操作レバー56と操舵板53,54とを同時に操作できるように構成している。
【0047】
そのため、上記構成の農作業車1では、畝上の作物に対する農作業時と同様の横向きの姿勢であっても肘で走行操作を行うことができるので、農作業を行いながら走行操作及び操舵操作をも行うことができるようになり、農作業車1を用いた農作業をより一層円滑に行うことができる。
【0048】
また、上記農作業車1は、操舵軸33に操舵具57を上下方向に回動自在に接続し、操舵具57に走行操作レバー60を設けるとともに、操舵具57を下方に向けて回動させたときに走行操作レバー60に当接する当接体63を操舵軸33に設けて、操舵具57を下方に向けて回動操作することによって走行操作可能に構成している。
【0049】
そのため、上記構成の農作業車1では、畝上の作物に対する農作業時と同様の横向きの姿勢であっても肘などで走行操作を行うことができるので、農作業車1を用いた農作業を円滑に行うことができる。
【0050】
さらに、上記農作業車1は、操舵軸33に操舵具57を前後方向にも回動自在に接続し、操舵具57を前方に向けて回動させたときに走行操作レバー60に当接する当接体66を操舵軸33に設けて、操舵具57を前方に向けて回動操作することによって走行操作可能に構成している。
【0051】
そのため、上記構成の農作業車1では、農作業車1の前方側から走行操作することができ、農作業車1を台車としても利用することができる。
【符号の説明】
【0052】
1 農作業車 2 車体フレーム
3 駆動部 4 着座部
5 操舵部 6,7 側部構成体
8,9 前部構成体 10 操舵部支持体
11 後部構成体 12,13 中途部構成体
14,15 駆動部支持体 16 支持板
17 着座部支持体 18,19 足載台
20,21 軸受 22 駆動軸
23,24 駆動輪 25 駆動モータ
26 連動機構 27,28 バッテリ
29 座席 30 座席支持体
31 ボス 32 床板
33 操舵軸 34 軸受
35 回動軸 36,37 操舵輪
38 直進付勢手段 39,40 アーム
41,42 コイルスプリング 43,44 係止ピン
45 ハンドル支持体 46 ハンドル
47 制御ボックス 48 電源スイッチ
49 バッテリ残量メータ 50 走行速度設定ダイヤル
51 前後進切換スイッチ 52 駆動スイッチ
53,54 操舵板 55 走行操作スイッチ
56 走行操作レバー 57 操舵具
58,59 操舵板 60 走行操作レバー
61 支持台 62 スプリング
63 当接体 64 支持台
65 スプリング 66 当接体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自走可能に構成した農作業車において、
車体フレームに操舵軸を介して操舵輪を左右遥動自在に設けるとともに、車体フレームと操舵軸との間に操舵輪を直進方向に向けて付勢する直進付勢手段を設けたことを特徴とする農作業車。
【請求項2】
前記操舵軸に操舵具を上下方向に回動自在に接続し、操舵具に走行操作レバーを設けるとともに、操舵具を下方に向けて回動させたときに走行操作レバーに当接する当接体を操舵軸に設けて、操舵具を下方に向けて回動操作することによって走行操作可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の農作業車。
【請求項3】
前記操舵軸に操舵具を前後方向にも回動自在に接続し、操舵具を前方に向けて回動させたときに走行操作レバーに当接する当接体を操舵軸に設けて、操舵具を前方に向けて回動操作することによって走行操作可能に構成したことを特徴とする請求項2に記載の農作業車。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2011−83261(P2011−83261A)
【公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−240676(P2009−240676)
【出願日】平成21年10月19日(2009.10.19)
【出願人】(591136296)株式会社大神 (5)
【Fターム(参考)】