説明

電力平準化装置

【課題】上位コントローラからの有効電力指令からエネルギー蓄積要素の満充電制御モードを電力平準化装置にて自動判別し、エネルギー蓄積要素の充放電がゼロになるよう直接充放電電流を制御できる技術を提供する。
【解決手段】電力平準化装置は、商用電力系統と重要負荷及び分散型電源とを接続するスイッチと、これらの接続ラインに接続される電力変換器と、電力変換器に接続されるエネルギー蓄積要素と、上記接続ラインの電圧を検出する電圧検出部と、重要負荷と電力変換器及びエネルギー蓄積要素の各電流を検出する第1、第2、第3の電流検出部と、上記各検出部からの各検出値と、上位コントローラからの有効及び無効電力指令に基づいて上記電力変換器を制御する制御装置とを備え、制御装置は、上記有効電力指令の絶対値がゼロ近くの基準値未満では、第3電流検出部からの検出値がゼロとなるように上記電力変換器を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、系統連系点における電力変動を補償する電力平準化装置に適用されるエネルギー蓄積要素の満充電制御に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、太陽光発電装置や風力発電装置等の自然エネルギーを利用した分散型電源の導入が進んでいる。これら分散型電源は、安定な電力供給を行うために商用電力系統に接続される。しかし、自然エネルギーによる発電は、一般に発電量が安定していない。発電量が安定しないと系統側の電力変動が大きくなり、系統不安定状態から大規模停電が発生する可能性も危惧されている。
【0003】
このような問題を解決するため、従来から分散型電源と併用して、バッテリ等のエネルギー貯蔵要素と、半導体等によるスイッチング素子を使用した電力変換器とを用いた電力平準化装置を導入し、電力供給の安定化を図っている。また従来から、有効電力だけでなく無効電力の制御も行っており、これが電力系統の過渡安定度向上にも寄与している。
【0004】
図4は、電力平準化装置の一例を示すブロック図であるが、一般的な構成の部分(公知技術の部分)については図示のみで、詳細な説明は省略する(図示した一般負荷106、電流検出器110、電流検出器111、電圧検出器109bは、図示のみで説明は省略)。通常、図4に示すような構成において、分散型電源108で発電した電力を、需要家の重要負荷115に供給しつつ、余剰となった電力を商用電力系統101側へ回生する。ただし系統連系点104での電力潮流の変動が大きい場合は、先に述べたように商用電力系統101側を不安定にさせてしまう虞があるので、なるべく系統連系点104での電力潮流を平準化させる必要がある。
【0005】
そこで、分散型電源108、電力変換器112及び重要負荷115の接続ラインの電圧と負荷(重要負荷115)側および電力変換器112側に流れ込む電流を検出して、制御装置114にて負荷(重要負荷115)側および電力変換器112側それぞれの有効電力と無効電力を求めて、電力指令値(有効電力指令Pref及び無効電力指令Qref)通りに電力変換器112を制御することで系統連系点104の電力平準化を図るシステムとなっている。
【0006】
商用電力系統101側で停電が発生した場合、停電検出部103が停電を検出する。連系点CB(Circuit Breaker:遮断器)102は商用電力系統101を解列するとともに、電力変換器112を制御する制御装置114は停電検出信号を受け取る。非常用発電機105が動作を開始するまでは、高速スイッチ(交流スイッチ)107を切断状態とし、電力変換器112をUPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)として動作させ、重要負荷115に電力供給を行う。
その後、非常用発電機105が動作を開始して電力供給可能な状態になると、図4に示す電力平準化装置150は、非常用発電機105の電力変動をアシストする動作に代わる。
【0007】
図5は、図4に示す構成の電力平準化装置150における、従来の一般的な状態遷移を示す概念図であり、図4に示す構成において一般的に執り得る状態(ステータス)と、同様に遷移し得る方向を矢印線(ループを含む)で示している。
なお矢印線には遷移動作を表すAと、この遷移動作のきっかけとなる事象(イベント)Eの数字が記されているが、本図は各状態を説明する概念図であるので、動作と事象の詳細な説明は省略する。
【0008】
図5に示す各状態については、概ね次の通りである。
ステータスS00は全停止状態を示している。本構成が起動した直後等である。
ステータスS02は停止待機状態を示している。連系点CB102をオンにした直後等の状態で、各種信号が接続されるのを待っている。
ステータスS14はソフトスタート状態を示している。電力変換器112等の動作状態を所定の時間をもって次のステータスにおける所定の定常状態に移行させる(コンデンサの充電等)。
【0009】
ステータスS08は商用連系制御状態を示している。電力変換器112は商用電力系統101と連系して電流制御で運転される。
ステータスS18は、商用停電・連系インバータ制御状態を示している。商用電力系統101が停電して非常用発電機105が運転状態のとき、電力変換器112は非常用発電機105と連系して電流制御で運転される。
ステータスS10は、商用停電・CVCF制御状態を示している。商用電力系統101が停電し、非常用発電機105も電力供給できない状態のとき(停電直後の起動動作中や燃料が枯渇して停止したとき)、電力変換器112は、エネルギー蓄積要素113のエネルギーを使用して、電圧と周波数を一定に制御するよう自立運転制御される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2008−72774号公報
【特許文献2】特開2011−10412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
このような従来技術の電力平準化装置150において、停電の発生していない状態では、制御装置114は図5に示す商用連系制御S08の状態にあり、電力変換器112によってエネルギー蓄積要素113の充電状態を制御・監視している。
また、エネルギー蓄積要素113の充放電制御は、図示しない上位コントローラ(外部機器)からの有効電力指令Prefにより行っている。エネルギー蓄積要素113が満充電状態になると、上位コントローラは有効電力指令Prefを0[kW]まで絞り、充放電ゼロの状態になるよう制御する。
【0012】
ただし、有効電力指令Prefを0[kW]にしても、直接はエネルギー蓄積要素113の充放電を制御していないため、わずかながら充放電が生じる。この状態を実機で確認したところ、わずかな放電状態となる場合が多く、せっかく蓄積したエネルギーを放出する状態となるという問題が生じていた。
【0013】
本発明の目的は、上位コントローラからの有効電力指令から、エネルギー蓄積要素の満充電制御モードを電力平準化装置にて自動判別し、エネルギー蓄積要素の充放電がゼロになるよう直接充放電電流を制御できる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の電力平準化装置は、商用電力系統と重要負荷及び分散型電源とを接続するスイッチと、前記スイッチと前記重要負荷及び前記分散型電源との接続ラインに、交流側が接続される交流直流変換器と、前記交流直流変換器の直流側に接続されるエネルギー蓄積要素と、前記スイッチと前記重要負荷及び前記分散型電源との接続ラインの電圧を検出する電圧検出部と、前記重要負荷に流れる電流を検出する第1電流検出部と、前記交流直流変換器の交流側に流れる電流を検出する第2電流検出部と、前記エネルギー蓄積要素に流れる電流を検出する第3電流検出部と、前記電圧検出部、前記第1電流検出部、前記第2電流検出部及び前記第3電流検出部からの各検出値と、上位コントローラからの有効電力指令及び無効電力指令とに基づいて前記交流直流変換器を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記上位コントローラからの有効電力指令の絶対値がゼロ近くの基準値未満では、前記第3電流検出部からの検出値がゼロとなるように前記交流直流変換器を制御することを特徴とする。
また、本発明の電力平準化装置は、前記制御装置が、前記上位コントローラからの有効電力指令の絶対値がゼロ近くの基準値以上では、前記電圧検出部、前記第1電流検出部及び前記第2電流検出部からの各検出値により前記交流直流変換器及び前記重要負荷のそれぞれの有効電力及び無効電力を算出し、前記上位コントローラからの有効電力指令及び無効電力指令に一致するように前記交流直流変換器を制御してもよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、商用電力系統側へ電力回生が可能な電力平準化装置で、エネルギー蓄積要素が満充電状態になっても、充放電電流をゼロに制御することで、無駄なエネルギー放出をしない技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態に係る、電力平準化装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る、電力平準化装置の状態遷移を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る、バッテリ電流ゼロ制御の各処理について説明する図である。
【図4】従来技術に係る、電力平準化装置の構成例を示すブロック図である。
【図5】従来技術に係る、電力平準化装置の状態遷移を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、本発明の実施形態に係る電力平準化装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る電力平準化装置50の構成を示すブロック図である。
商用電力系統1は、本実施形態の電力平準化装置50を介して重要負荷15に電力を供給するように構成される。系統連系点4は、停電時等に遮断制御される連系点CB(遮断器)2を介して商用電力系統1に接続される。停電検出部3は、商用電力系統1の停電を検出して停電検出信号Sdを送出する。
【0018】
系統連系点4には、非常用発電機5および一般負荷6が接続されるとともに、高速スイッチ(電力を接断する交流スイッチ)7を介して重要負荷接続点9aに接続される。また、重要負荷接続点9aは電圧検出器9bとなっている。
重要負荷接続点9aには、太陽光発電設備や風力発電設備あるいは燃料電池や常用型の自家発電設備等の分散型電源8が接続されるとともに、電流検出器10を介して電力変換器12が、また電流検出器11を介して重要負荷15が接続される。
【0019】
制御装置14には、電圧検出器9bによる検出値と電流検出器10による検出値と電流検出器11による検出値の他、後述する電流検出器30による検出値(バッテリ電流値Dib)が入力されるとともに、制御装置14は、上位コントローラ18(外部機器)からの有効電力指令Prefおよび無効電力指令Qrefを受けて電力変換器12を制御する。
【0020】
この制御装置14は、幾つかのブロックから成る。制御部20は、電圧検出器9bによる検出値、電流検出器10による検出値、電流検出器11による検出値、および上位コントローラ18からの有効電力指令Pref、無効電力指令Qrefに基づいて、電力変換器12を制御する第1のIp指令(図示しないが、便宜上Ip20とする)を制御部20から出力する。
【0021】
充放電制御部26は、電流検出器30による検出値(バッテリ電流値Dib)に基づいて電力変換器12を制御する第2のIp指令(図示しないが、便宜上Ip26とする)を出力する。
第1のIp指令(Ip20)と第2のIp指令(Ip26)とは、ともに切替部24に送られる。切替部24は、有効電力指令Prefがゼロのとき(有効電力指令Prefの絶対値が0[kW]近くの任意の基準値未満のとき)には判別部22の指示によって第2のIp指令(Ip26)を選択し、有効電力指令Prefがゼロでない所定の値以上のとき(有効電力指令Prefの絶対値が0[kW]近くの任意の基準値以上のとき)には、判別部22の指示によって第1のIp指令(Ip20)を選択し、これをIp指令として電力変換器12へ送る。
【0022】
上述の電力変換器12は、交流電力と直流電力とを相互に変換可能な交流直流変換器であり、重要負荷接続点9aの電力の一部によってエネルギー蓄積要素13にエネルギーを充電するとともに、当該エネルギー蓄積要素13に蓄えられたエネルギーをパルス幅変調により所定の周波数および電圧の電力に変換して重要負荷接続点9aに供給する役割を担う。なお電流検出器30は、これら電力変換器12とエネルギー蓄積要素13との間のバッテリ電流値Dibを検出している。
また、エネルギー蓄積要素13は、例えば、鉛蓄電池等のような二次電池である。
【0023】
図2は、本実施形態に係る電力平準化装置50の状態遷移例を示す図である。図2では、本実施形態において執り得る状態(ステータス)と、同様に遷移し得る方向を矢印線(ループを含む)で示している。
これら各状態に関して、本発明の特徴である破線内を除いては図5に示すものと同様であるので、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
遷移動作を表すAと、この遷移動作のきっかけとなる事象Eの数字についても、本実施の形態の説明に必要な部分を除いては、その詳細な説明は省略する。
【0024】
上述の通り、図2においては破線内部分が本発明の特徴であり、エネルギー蓄積要素13の満充電制御に係る状態遷移である。
S09は、電力変換器12を介してエネルギー蓄積要素13の充放電を制御する満充電制御である。この満充電制御S09は、上位コントローラ18から受け取る有効電力指令Prefの絶対値が0[kW]近くの任意の基準値未満となる事象E16をきっかけに、電力平準化制御を行う商用連系制御S08からのみ遷移する。この任意の基準値は、本実施形態の電力平準化装置50の設置環境での調整要素であり、変更可能となっている。
【0025】
事象E16に対して、商用連系制御S08から満充電制御S09への状態遷移するための動作がA16である。動作A16は、後述する有効電力制御をバッテリ電流ゼロ制御S09aで継続し、無効電力制御を停止させる。
【0026】
一方、満充電制御S09から他の制御への状態への遷移は3通り有り、1つ目は事象E17に対する動作A17である。事象E17は、上位コントローラ18から受け取る有効電力指令Prefの絶対値が0[kW]近くの任意の基準値以上のときに発生する。このときの動作A17は、商用連系制御S08へ状態遷移し、有効電力制御はバッテリ電流ゼロ制御から上位コントローラ18からの有効電力指令Prefによる制御で継続し、無効電力制御は上位コントローラ18からの無効電力指令Qrefで制御を開始させる。
【0027】
2つ目は、事象E05に対する動作A05である。動作A05は満充電制御S09中の停止動作で、有効電力制御および無効電力制御を終了し、制御系の変数や信号設定を停止時の設定にした上で、停止待機S02に状態遷移する。
【0028】
3つ目は、事象E04に対する動作A04である。動作A04は、満充電制御S09中の停電バックアップ動作で、有効電力制御および無効電力制御を終了し、制御系の変数や信号設定を停電時の設定にした上で、商用停電・CVCF(Constant Voltage Constant Frequency)制御S10に状態遷移し、停電中のバックアップ動作を行う。
【0029】
次に、エネルギー蓄積要素13の満充電制御S09中のバッテリ電流ゼロ制御S09aについて、図3のブロック図を基に説明する。バッテリ電流ゼロ制御S09aは、以下の各処理から成る。
St1:LPF(低域通過フィルタ)ブロック
St2:−1倍ゲイン(極性反転)
St3:PI(比例積分補償)ブロック
St4:リミッタ(制限器)
【0030】
このSt1では、電流検出器30によって検出されたバッテリ電流値DibからLPFで高域成分を取り除き、続くSt2では、この値を−1倍する。これは、バッテリ電流指令値0[A](固定)に対する差分を求めるためであり、ここで極性を反転し、次にバッテリ電流基準値0[A]と加算する。
なお、St2とSt3との間に設けられた加算器40は、0を加算するのみなので、省略することができる。
その後、St3でPI補償を行い、その出力をSt4でリミット処理した値を第1のIp指令(Ip26)とする。
【0031】
ここで、充放電制御部26を図3のブロック図からなる構成とした場合、St2から出力されるIp指令(Ip26)を基に、電力変換器12を駆動する制御信号を生成するゲート信号生成回路(座標変換回路、パルス幅制御信号生成回路など)を設ける必要がある。
このゲート信号生成回路は充放電制御部26に設けられるが、制御部20にも同種のゲート信号生成回路が設けられる。この場合、これら充放電制御部26と制御部20のゲート信号生成回路の出力信号を切替部24で切り替えるように構成することができる。
また、充放電制御部26に設けられるゲート信号生成回路と制御部20に設けられるゲート信号生成回路は同じ構成とすることができるので、切替部24内に1組共通に設け、切り替えて使用することができる。このようにすればゲート信号生成回路を1組設けるだけでよいので構成が簡単になる。
【0032】
このように、本実施の形態では、有効電力指令Prefがゼロのときには、バッテリ電流値Dibとバッテリ電流基準値0[A](バッテリ電流指令値0[A])との差分が0となるようにフィードバック制御され、これによりバッテリ電流値Dibが0[A]に制御される。
即ち、エネルギー蓄積要素が満充電状態になると、充放電電流がゼロに制御され、無駄なエネルギー放出をしない。
【0033】
以上、実施形態を基に本発明を説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素や処理の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【符号の説明】
【0034】
1 商用電力系統
2 連系点CB
3 停電検出部
4 系統連系点
5 非常用発電機
6 一般負荷
7 高速スイッチ(スイッチ)
8 分散型電源
9a 重要負荷接続点
9b 電圧検出器(電圧検出部)
10 電流検出器(第2電流検出部)
11 電流検出器(第1電流検出部)
12 電力変換器(交流直流変換器)
13 エネルギー蓄積要素
14 制御装置
15 重要負荷
18 上位コントローラ
20 制御部
22 判別部
24 切替部
26 充放電制御部
30 電流検出器(第3電流検出部)
50、150 電力平準化装置
Sd 停電検出信号
Dib バッテリ電流値
Pref 有効電力指令
Qref 無効電力指令

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商用電力系統と重要負荷及び分散型電源とを接続するスイッチと、
前記スイッチと前記重要負荷及び前記分散型電源との接続ラインに、交流側が接続される交流直流変換器と、
前記交流直流変換器の直流側に接続されるエネルギー蓄積要素と、
前記スイッチと前記重要負荷及び前記分散型電源との接続ラインの電圧を検出する電圧検出部と、
前記重要負荷に流れる電流を検出する第1電流検出部と、
前記交流直流変換器の交流側に流れる電流を検出する第2電流検出部と、
前記エネルギー蓄積要素に流れる電流を検出する第3電流検出部と、
前記電圧検出部、前記第1電流検出部、前記第2電流検出部及び前記第3電流検出部からの各検出値と、上位コントローラからの有効電力指令及び無効電力指令とに基づいて前記交流直流変換器を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記上位コントローラからの有効電力指令の絶対値がゼロ近くの基準値未満では、前記第3電流検出部からの検出値がゼロとなるように前記交流直流変換器を制御することを特徴とする電力平準化装置。
【請求項2】
前記制御装置は、前記上位コントローラからの有効電力指令の絶対値がゼロ近くの基準値以上では、前記電圧検出部、前記第1電流検出部及び前記第2電流検出部からの各検出値により前記交流直流変換器及び前記重要負荷のそれぞれの有効電力及び無効電力を算出し、前記上位コントローラからの有効電力指令及び無効電力指令に一致するように前記交流直流変換器を制御することを特徴とする請求項1記載の電力平準化装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−46532(P2013−46532A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−184209(P2011−184209)
【出願日】平成23年8月26日(2011.8.26)
【出願人】(000106276)サンケン電気株式会社 (982)
【Fターム(参考)】