説明

LEDユニットおよび照明装置

【解決手段】 LED素子30と、前記LED素子30の発光面と対向配置され前記発光面からの光を反射する反射面31とを備え楕円配光または狭角配光を有するLEDチップ3が板状のユニットベース体2に複数配列してLEDユニット1を構成した。また、前記ユニットベース体2はライン状の板材であり、前記LEDチップ3が当該ユニットベース体2の長手方向に配列させた。
【効果】 LED素子と、当該LED素子の発光面と対向配置され発光面からの光を反射する反射面とを有する反射型のLEDチップによりLEDユニットを構成したため、眩しさが抑えられ、楕円配光を有するLEDチップを配列してなるLEDユニットにあっては、ユニットサイズのコンパクト化を図りつつ所要照度の照射範囲を拡大することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のLED素子を有するLEDユニットおよび照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、LED素子を光源として用いた照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような照明装置にあっては、LED素子は白熱灯や蛍光灯になどに比べて小型であることから、装置の小型化が図ることができるようになる、などの効果がある。
【特許文献1】特開2000−251503号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、LED素子はその輝度が高く、LED素子を光源とした照明装置にあっては、LED素子を直視すると眩しく感じることがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、眩しさを抑えることのできるLEDユニット、および、このLEDユニットを備えた照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は、LED素子と、前記LED素子の発光面と対向配置され前記発光面からの光を反射する反射面とを備え楕円配光または狭角配光を有するLEDチップが板状のユニットベース体に複数配列されたことを特徴とするLEDユニットを提供する。
【0005】
また本発明は、上記発明において、前記ユニットベース体はライン状の板材であり、前記LEDチップが当該ユニットベース体の長手方向に配列されたことを特徴とする。
【0006】
また本発明は、上記発明において、前記楕円配光の長軸が前記ライン状のユニットベース体の長手方向と略一致するように、複数の前記LEDチップを配列したことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、上記発明において、前記楕円配光の長軸が前記ライン状のユニットベース体の長手方向と略直交するように、複数の前記LEDチップを配列したことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、上記発明において、前記ユニットベース体に、前記LEDチップをマトリクス状に配列されたことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、上記発明において、前記LEDチップの寸法が縦横10mm×15mm以内であることを特徴とする。
【0010】
また本発明は、上記発明において、楕円配光を有する前記LEDチップの反射面は、楕円の長軸方向の1/2度照度角が約50度〜約70度となり、かつ、楕円の短軸方向の1/2度照度角が約10度〜約30度となるような湾曲面を有することを特徴とする。
【0011】
また本発明は、上記発明において、狭角配光を有する前記LEDチップの反射面は、最大光軸鉛直角が約0度、かつ1/2度照度角が約15度〜約20度となるような湾曲面を有することを特徴とする。
【0012】
また本発明は、上記発明のいずれかに記載のLEDユニットを1或いは複数備えたことを特徴とする照明装置を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、LED素子と、当該LED素子の発光面と対向配置され発光面からの光を反射する反射面とを有する反射型のLEDチップによりLEDユニットを構成したため、眩しさが抑えられる。さらに、楕円配光を有するLEDチップを配列してなるLEDユニットにあっては、ユニットサイズのコンパクト化を図りつつ所要照度の照射範囲を拡大することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態に係るLEDユニット1の構成を概略的に示す平面図であり、図2はその正面側の側面図である。これらの図に示すように、LEDユニット1は、ライン状のユニットベース体2と、ユニットベース体2の表面2Aに、当該ユニットベース体2の長手方向(図中矢印A方向)に略等間隔で配置された複数のLEDチップ3と、ユニットベース体2の表面を覆う、ガラスやプラスティック等から形成されたカバー体4とを備え、各LEDチップ3が発光して、LEDユニット1から上側に向けて(図2中矢印Bにて示す)光が照射される。
【0015】
ユニットベース体2は、長手方向の横幅Wが約20cm、縦幅Hが約2〜3cm、厚さTが約0.5cm程度の薄型に形成されており、その表面2Aには、上記LEDチップ3が装着される装着穴5が形成されている。この装着穴5は約1cm程度の間隔で、ユニットベース体2の長手方向に等間隔に複数(図示例では18)設けられている。また、ユニットベース体2には図示せぬ配線基板が内蔵されており、各装着穴5の底面には、配線基板上に形成された図示せぬ電極が配設されている。ユニットベース体2の一端からは一対の電力供給線6A、6Bが引き出され、これら一対の電力供給線6A、6Bが図示せぬ駆動回路に接続され、この駆動回路から電力供給線6A、6Bおよびユニットベース体2に内蔵された配線基板を介して各LEDチップ3に対して直流電圧或いは交流電圧が供給される。
【0016】
LEDユニット1は、その一端側に固定具7が取り付けられて、取り付け板などに取り付けられる。図3は固定具7の平面図、図4は固定具7の断面視図である。これらの図に示すように、固定具7はユニットベース体2の外形に沿って略コ字状に形成された抑え部7Aと、この抑え部7Aの両端に設けられ、螺子孔8が形成された螺子止め部7Bとを備えている。この固定具7によりLEDユニット1を固定する際には、抑え部7AがLEDユニット1を抑えるようにLEDユニット1に取り付けた後、螺子止め部7Bの螺子孔8に図示せぬ螺子を通して取り付け板などに螺子止め固定する。
【0017】
ここで、LEDユニット1に固定具7を取り付けた際、LEDユニット1の表面2Aの一部が抑え部7Aにより覆われる。このとき、抑え部7AによりLEDチップ3が覆われたとしても、その覆われたLEDチップ3からの光を外部に取り出すことができるように、抑え部7Aには、LEDチップ3を露出させるための開口9が形成されている。
【0018】
LEDチップ3は縦幅Eが10mm以内、横幅Fが15mm以内の小型のパッケージとして構成され、図5に示すように、発光面から光を発するLED素子30と、このLED素子30の発光面に対向し、LED素子30の光を上側(LED素子30側)に向けて反射する放物面形状に湾曲した反射面31とを備える反射型LEDチップである。このように、LEDチップ3を間接反射型のLEDチップとすることにより、LED素子30からの発光が直接目に届くことがないため、眩しさが抑えられる。
【0019】
LEDチップ3の構成についてより詳細には、LEDチップ3は、LED素子30に電力を供給する一対のリード32を備え、これら一対のリード32が反射面31の上方で略水平方向に延存し、上記LED素子30が一方のリード32に反射面31に対向配置するように取り付けられ、また、他方のリード32から延びたワイヤ33がLED素子30に接続される。これら一対のリード32の一端部は、上記ユニットベース体2に内蔵された配線基板の電力供給用の電極に接続され、この電極から供給された電力がリード32を介してLED素子30に供給されて、LED素子30が発光する。
【0020】
ここで、本実施の形態では、上記LEDチップ3の反射面31の湾曲形状を制御することで、各LEDチップ3の配光を図6に示す略円形状の照射範囲を有する狭角配光、または、図7に示す略楕円形状の照射範囲を有する楕円配光としている。
具体的には、狭角配光を有するLEDチップ3にあっては、反射面31の湾曲形状が、最大光軸鉛直角が0度であり、1/2照度角が15度〜20度となるような形状とされている。また、楕円配光を有するLEDチップ3にあっては、反射面31の湾曲形状が、楕円の長軸方向(図7では水平方向)の1/2照度角が50度〜70度、かつ、楕円の短軸方向(図7では垂直方向)の1/2照度角が10度〜30度となるような形状とされている。
【0021】
そして、LEDユニット1の配光は、各LEDチップ3の配光が合成された配光となる。すなわち、各LEDチップ3の配光を狭角配光とした場合、LEDチップ3の各々からはスポット状の光が照射されため、このスポット状の光がLEDユニット1の長手方向に連接してなる配光パターンが得られる。結果として、LEDユニット1の照射範囲は、その長手方向および当該長手方向と直交する方向(縦幅方向)のそれぞれの広がりが抑えられた範囲となる。このように、LEDチップ3の配光を狭角配光とした場合には、照射範囲が比較的狭い範囲となるため、その分、照射範囲内の照度が高められる。
【0022】
また、各LEDチップ3の配光を楕円配光とし、楕円配光の長軸方向がLEDユニット1の長手方向と一致するように各LEDチップ3を配列することで、長手方向に延びる楕円状の光が当該長手方向に連接してなる配光パターンが得られる。この結果、LEDユニット1の照射範囲は、当該LEDユニット1の長手方向と直交する方向(縦幅方向)の広がりが抑えられる一方、当該長手方向には広がることとなり、LEDユニット1の横幅Wよりも長い範囲にわたり照射範囲を形成することができ、このような広い範囲を効率良く照らすことが可能となる。
【0023】
また、各LEDチップ3の配光を楕円配光とするとともに、図8に示すように、LEDチップ3のユニットベース体2への取り付け姿勢を変更して、楕円配光の長軸方向がLEDユニット1の長手方向と直交するように各LEDチップ3を配列することで、長手方向と直交する方向(縦幅方向)に延びる楕円状の光が当該長手方向に連接してなる配光パターンが得られる。この結果、LEDユニット1の照射範囲は、当該LEDユニット1の長手方向と直交する方向(縦幅方向)に広がりを有した範囲となり、LEDユニット1の縦幅Hよりも長い範囲にわたり照射範囲を形成することができ、このような広い範囲を効率良く照らすことが可能となる。
【0024】
なお、上記LEDユニット1を図9に示すように、複数直列に接続して、長手方向により長くしたLEDユニット群10を構成することも可能である。この図においては、LEDユニット1の一端部に電力供給線接続用の図示せぬソケットが設けられるとともに、他端部に他のLEDユニット1の上記ソケットが接続される図示せぬブラケットが設けられており、これらソケットとブラケットとを嵌合させることで、各LEDユニット1を直列に接続する構成としている。このような接続構成とすることで、各LEDユニット1間の接続距離を短くすることが可能となるため、LEDユニット1間の接続箇所近傍の照度の落ち込みが抑制される。
【0025】
また、各LEDユニット1間を電力供給用ケーブルにて接続する構成としても良く、この構成によれば、各LEDユニット1を電力供給用ケーブルの接続箇所で任意の方向に向きを変えてレイアウトすることができ、レイアウトの自由度の向上が図られる。
【0026】
また、LEDユニット1の構成としては、ライン状にLEDチップ3を配列する構成に限らず、図10に示すように、複数のLEDチップ3を縦横に等間隔でマトリクス状に配置してLEDユニット1Aを構成することも可能である。具体的には、このLEDユニット1Aにあっては、平面視略矩形の板状に形成されたユニットベース体21を備え、そのユニットベース体21の表面21Aに、上記LEDチップ3がマトリクス状に配列されている。また、LEDユニット1Aには、ユニットベース体21の表面21Aを覆うカバー体21と、ユニットベース体21の背面側に設けられた取付け足24および電力供給用コネクタ25とが設けられている。
【0027】
なお、以上説明したLEDユニット1、1Aにおいて、同一配光を有するLEDチップ3を配列する構成に限らず、狭角配光を有するLEDチップ3および楕円配光を有するLEDチップ3を組み合わせて配列する構成としても良い。さらに、各LEDチップ3の発光色は任意であり、例えば、赤色を発光するLEDチップ3、緑色を発光するLEDチップ3および青色を発光するLEDチップ3を組み合わせてLEDユニット1を構成しても良い。
【0028】
ここで、上記LEDユニット1、1Aは、照明装置の光源に用いて好適なものであり、以下では、かかる照明装置として、足元を照らすアプローチライトを例にして説明する。
【0029】
図11に示すように、アプローチライト50は地面に立設される高さ約1Mのポール51と、このポール51の先端部51Aに取り付けられて地面に対して略平行に延びる照明ヘッド52とを備え、ヘッド52から地面に向けて光が照射される。このヘッド52は、図11に示すように、正面が開口した箱状のヘッドケース体53と、このヘッドケース体53の正面開口を覆う、例えばガラスやプラスティックなどから形成された図示せぬカバー部材とを備えて構成され、上記ヘッドケース体53の内部空間が複数の仕切り54により仕切られて、上記LEDユニット1が着脱自在に装着される装着部55が形成されている。なお、以下の説明では、ヘッドケース体53(ヘッド52)の長手方向の中心線を中心線Yと表記し、その中点をXと表記する。
【0030】
上記のような構成の下、ヘッドケース体53に上記LEDユニット1を1或いは複数装着することで、アプローチライト50の光源を構成し、その配光を、使用環境やユーザの好みなどに応じて様々に変更することが可能となる。
例えば、狭角配光のLEDチップ3を配列してなるLEDユニット1を1つだけヘッドケース体53に装着した場合、図13(A)に示すように、ヘッド52の直下の狭い範囲だけを効果的に照らすことができる。また、LEDユニット1に配列するLEDチップ3の数を多くすることで、図13(B)に示すように、所要照度の照射範囲が拡大される。
なお、ヘッド52に装着するLEDユニット1の数を多くすることで、照射範囲内の照度を高めることも可能である。
【0031】
また例えば、楕円配光のLEDチップ3を配列してなるLEDユニット1を1つだけヘッドケース体53に装着した場合、図14(A)に示すように、ヘッド52の長手方向と略垂直な方向に延びる配光パターンが形成可能となる。したがって、複数本のアプローチライト50を歩道に沿って立設する場合に、配光パターンが延びる方向を歩道に沿った方向に一致させることで、1つのアプローチライト50が照射可能な区間が長くなるため、少ない個数のアプローチライト50により、効率的に歩道を照らすことができる。また、LEDユニット1に配列するLEDチップ3の数を多くすることで、図14(B)に示すように、照射範囲が拡大され、より広範囲なエリアを照らすことが可能となる。
なお、ヘッド52に装着するLEDユニット1の数を多くすることで、照射範囲内の照度を高めることも可能である。
また、楕円配光の延びる方向を歩道に沿った方向ではなく、歩道を横断する方向に合わせることも可能である。
【0032】
また、公園などに植えられた樹木などに取り付けられて、当該樹木をライトアップするアッパーライト(投光器)の光源にも上記LEDユニット1、1Aを適用することができる。
図15はアッパーライト100の構成を示す側面図である。この図に示すように、アッパーライト100は、直径が約17.5cm、厚さが約6cmの円板状のライト本体110と、ヒンジ111により折り曲げ自在に構成されてライト本体110の背面に取り付けられる取付アーム112とを備え、この取付アーム112が例えば地上から所定の高さ(例えば1〜1.5M)の位置に取り付けられて、樹木などの被照射体をライトアップする。ライト本体110の背面には複数の開口スリットが設けられてライト本体110内を空冷可能に構成されている。
【0033】
図16はライト本体110の正面図である。この図に示すように、ライト本体110には、狭角配光または楕円配光を有するLEDチップ3がマトリクス状に配列されてなるLEDユニット1Aが2つ並列に配置されるとともに、これらのLEDユニット1Aを挟んで上下に狭角配光または楕円配光を有するLEDチップ3がライン状に配列されてなるLEDユニット1が配置され、これらのLEDユニット1、1Aによりアッパーライト100の光源が構成されている。
特に、これらのLEDユニット1、1AのLEDチップ3の配光を楕円配光とすることで、広い範囲にわたった照明が可能になり、また、LEDチップ3の配光を狭角配光とすることで、比較的狭い範囲を高照度で照らすことが可能となる。
【0034】
なお、照明装置としてはアプローチライト50やアッパーライト100の他にも、ガードレールなどに設けられる高欄照明装置や、公園などに設置されたベンチの足に設けられて、当該ベンチの足元を照らす照明装置、手すりなどに適宜の間隔で設けられて歩道を照らす照明装置、縁石などに嵌め込まれて歩道などを照らす照明装置、車歩道に沿って設けられた車止め(ボラード)に嵌め込まれて歩道を照らす照明装置とった各照明装置の光源に、上記LEDユニット1、1Aを用いることができる。
特に、本実施の形態に係るLEDユニット1、1Aは、間接反射型のLEDチップ3を備えて構成されているため眩しさを抑えることが可能な構造となっているため、歩行者の目の高さに近い位置に光源が位置するような照明装置に用いたとしても、歩行者が眩しく感じるのが抑えられる。
さらに、楕円配光を有するLEDチップ3を配列してなるLEDユニット1にあっては、ユニットサイズのコンパクト化を図りつつ、照射範囲を拡大することが可能となり、また、このように照射範囲が拡大されたLEDユニット1を複数組み合わせることで、その照射範囲の照度を容易に高めることが可能となる。
また、LEDユニット1、1Aを適宜組み合わせて光源を構成することで、使用目的や使用場所に合わせた配光パターンの光源を容易に構成することが可能となる。
また、本照明装置によれば、光源の光量を、各LEDユニット1、1Aを適宜増設することで、光源光量を簡単に調整することができる。
【0035】
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の実施の形態に係るLEDユニットの構成を示す平面図である。
【図2】同LEDユニットの正面側の側面図である。
【図3】固定具の構成を示す正面図である。
【図4】固定具の構成を示す断面図である。
【図5】LEDチップの構成を示す図である。
【図6】LEDチップの狭角配光を示す図である。
【図7】LEDチップの楕円配光を示す図である。
【図8】LEDユニットの他の態様を示す図である。
【図9】LEDユニットを連接してなるLEDユニット群を示す図である。
【図10】LEDユニットのその他の態様を示す図である。
【図11】アプローチライトの構成を示す図である。
【図12】アプローチライトのヘッドの構成を示す平面図である。
【図13】アプローチライトの配光パターンを示す図である。
【図14】アプローチライトの配光パターンを示す図である。
【図15】アッパーライトの構成を示す側面図である。
【図16】アッパーライトのライト本体の正面図である。
【符号の説明】
【0037】
1、1A LEDユニット
2、21、31 ユニットベース体
3 LEDチップ
30 LED素子
31 反射面
50 アプローチライト(照明装置)
100 アッパーライト(照明装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
LED素子と、前記LED素子の発光面と対向配置され前記発光面からの光を反射する反射面とを備え楕円配光または狭角配光を有するLEDチップが板状のユニットベース体に複数配列されたことを特徴とするLEDユニット。
【請求項2】
前記ユニットベース体はライン状の板材であり、前記LEDチップが当該ユニットベース体の長手方向に配列されたことを特徴とする請求項1に記載のLEDユニット。
【請求項3】
前記楕円配光の長軸が前記ライン状のユニットベース体の長手方向と略一致するように、複数の前記LEDチップを配列したことを特徴とする請求項2に記載のLEDユニット。
【請求項4】
前記楕円配光の長軸が前記ライン状のユニットベース体の長手方向と略直交するように、複数の前記LEDチップを配列したことを特徴とする請求項2に記載のLEDユニット。
【請求項5】
前記ユニットベース体に、前記LEDチップをマトリクス状に配列されたことを特徴とする請求項1に記載のLEDユニット。
【請求項6】
前記LEDチップの寸法が縦横10mm×15mm以内であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のLEDユニット。
【請求項7】
楕円配光を有する前記LEDチップの反射面は、
楕円の長軸方向の1/2度照度角が約50度〜約70度となり、かつ、楕円の短軸方向の1/2度照度角が約10度〜約30度となるような湾曲面を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のLEDユニット。
【請求項8】
狭角配光を有する前記LEDチップの反射面は、
最大光軸鉛直角が約0度、かつ1/2度照度角が約15度〜約20度となるような湾曲面を有することを特徴とする請求項1、4乃至6のいずれに記載のLEDユニット
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかに記載のLEDユニットを1或いは複数備えたことを特徴とする照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2006−236895(P2006−236895A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−52902(P2005−52902)
【出願日】平成17年2月28日(2005.2.28)
【出願人】(000000192)岩崎電気株式会社 (533)
【Fターム(参考)】