説明

独立行政法人国立循環器病研究センターにより出願された特許

31 - 40 / 52


【課題】医療用具などの表面への付着性に優れ、かつ、ヘパリンの担持量が多く、抗血栓性に優れるヘパリンコーティング剤、及びこのヘパリンコーティング剤を付着させた医療用具を提供する。
【解決手段】ヘパリン又はその塩と、ポリマー材料とからなるコーティング成分を含むヘパリンコーティング剤において、該ポリマー材料は、2−N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート及び/又はその誘導体を重合主成分とする分岐鎖を複数本有する分岐型重合体であり、該ヘパリンコーティング剤中の該ポリマー材料の濃度が0.05〜0.3重量%であり、該ポリマー材料とヘパリン又はその塩との重量比が1/0.75〜1/1.3であるヘパリンコーティング剤。 (もっと読む)


【課題】医療用具などの表面への付着性に優れ、かつ、アニオン性物質の担持量が多い表面コーティング剤、及びこの表面コーティング剤でコーティングされた医療用具を提供する。
【解決手段】アニオン性物質と、ポリマー材料とからなるコーティング成分を含む表面コーティング剤において、該ポリマー材料は、2−N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート及び/又はその誘導体を重合主成分とする分岐鎖を複数本有する分岐型重合体であり、該表面コーティング剤中の該ポリマー材料の濃度が0.75〜3重量%であり、該ポリマー材料とアニオン性物質とのイオンモル比が1/2〜1/5であることを特徴とする表面コーティング剤。 (もっと読む)


【課題】生物本来の構造に近い生体由来組織、その生産方法、及びこれを生産するための装置を提供する。
【解決手段】生体組織材料の存在する環境下で光照射手段4により光照射を所定時間行うことにより、光照射部分およびその周辺に複数種類の細胞が集合した組織体が形成される。この組織体はコラーゲン1に加えてエラスチン2を含み、これらがかさなった部分を含む組織からなるものであり、膜厚が厚く、生物本来の有する組織体に近い構成を有する。また、膜厚が厚くなった分、組織体の中には毛細血管も形成され、血管の元になる細胞が多く存在する。したがって、より生体に近い要素が入った組織体(生体由来組織)を生産することができる。 (もっと読む)


【課題】分岐鎖の側鎖を短時間で加水分解し、血清を含む培地において優れた遺伝子導入活性を示す遺伝子導入剤を効率的に製造することができる遺伝子導入剤の製造方法を提供する。
【解決手段】分岐鎖を有する分岐型重合体よりなる遺伝子導入剤を製造する方法において、芳香環に該芳香環から放射状に伸延する、少なくとも2−N,N−ジアルキルアミノアルキルメタクリレート及び/又はその誘導体を重合してなる複数の分岐鎖を導入することにより分岐型重合体を製造する分岐型重合体製造工程と、得られた分岐型重合体を加水分解する加水分解工程とを有する遺伝子導入剤の製造方法であって、該加水分解工程は、サイズ排除カラムに、該分岐型重合体を含む溶液を通液する工程を含むことを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】生体の外面に重なるフランジ部を有し、このフランジ部に生体刺入管が挿通されるカフ部材において、生体刺入管からフランジ部に力が加えられても生体組織とフランジ部との界面に応力が殆ど生じないカフ部材及びカフ部材ユニットを提供する。
【解決手段】カフ部材3は、第1のフランジ部1と、第1のフランジ部1に重なる第2のフランジ部2とを有する。フランジ部1,2には開口1a,2aがフランジ部1,2を厚み方向に貫通するように同軸状に設けられている。開口1a,2aは、同一直径を有する。開口1a,2aは、フランジ部1,2の中心に設けられてもよく、中心からずれて設けられてもよい。第1のフランジ部1は連通孔を有した通気性の多孔質合成樹脂よりなり、生体組織との癒着性に優れる。第2のフランジ部2は、独立気孔を有した非通気性の多孔質合成樹脂よりなる。 (もっと読む)


【課題】生体への影響が懸念されるような有機溶剤、及び分子レベルの界面活性剤や分散安定剤等の添加剤を使用せず、熱可塑性樹脂粒子の表面に無機粒子が吸着した球状の複合微粒子を製造する方法を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂粒子の表面に、無機粒子が吸着した複合粒子の製造方法であって、(1)熱可塑性樹脂と相溶性のない分散媒中に、熱可塑性樹脂及び少なくとも1種の無機粒子を添加する工程、(2)工程(1)で得られる混合物を前記熱可塑性樹脂の融点以上の温度に加熱して混合し、熱可塑性樹脂粒子の表面に、無機粒子が吸着した複合粒子を含む分散液を形成する工程、及び(3)工程(2)における複合粒子を含む分散液を冷却し、分散液中の複合粒子を固化する工程を含む複合粒子の製造方法である。 (もっと読む)


【課題】人工心臓ポンプと人工血管との接続部における段差や隙間の発生と、人工血管のよじれや曲り等の発生を防止して血栓の生成を抑制する。
【解決手段】血管接続装置1は、人工心臓ポンプ2側に設けられる差込筒部材5と、人工血管3の末端部が内周部に縫合される外筒部材6と、人工血管3を介して外筒部材6の内周部に密に挿入され、その内周面が人工血管3の内周面と段差無く繋がるように形成されて、該人工血管3が接続される側とは反対側の端部が差込筒部材5に差し込まれて水密的に連結される内筒部材7と、外筒部材6および内筒部材7を人工心臓ポンプ2に接続する接続部材8と、外筒部材6と内筒部材7の先端部の軸方向位置を揃える先端位置決め手段9とを有してなることを特徴とする。人工血管3の末端部は、外筒部材6の内周部に形成された血管外周保持面20と、内筒部材7の外周部に形成された血管内周保持面31との間に挟持される。 (もっと読む)


【課題】ポリ塩化ビニル樹脂チューブと多孔質ポリウレタン樹脂よりなるカフとが接着されたカフ付きチューブを提供する。
【解決手段】ポリ塩化ビニル樹脂製のチューブ1の外周面に多孔質ポリウレタン樹脂製のカフ2を付着させてなるカフ付きチューブを製造する方法であって、ポリ塩化ビニル樹脂及びポリウレタン樹脂の双方が可溶な第1の溶媒にポリウレタン樹脂を溶解させてなる第1のポリウレタン樹脂溶液を該チューブの外周面に塗布し、乾燥させることにより下地層1aを形成し、第2の溶媒にポリウレタン樹脂を溶解させてなる第2のポリウレタン樹脂溶液を該下地層1aに塗布して塗液層1bを形成し、該塗液層1bに前記カフを押し付け、その後、該塗液層1bから第2の溶媒を除去する。 (もっと読む)


【課題】刺入角度を小さくすることができるカフ部材及びカフ部材ユニットを提供する。
【解決手段】スポンジ状合成樹脂よりなり、生体刺入管が挿通される刺入管挿通孔2が設けられているカフ部材1,1Aにおいて、該刺入管挿通孔2は、生体表面と重なるカフ部材の後面1R又は側面1Sからカフ部材の前面1Fまで貫通しており、該前面1Fに、該後面1Rからの高さの異なる低所1b及び高所1a並びに該低所と高所との間の段差面1cが設けられており、前記刺入管挿通孔2は、該段差面1cから該後面1R又は側面1Sにまで、該後面1Rと斜交方向又は平行方向に延在しており、該高所1aは凸に湾曲した曲面よりなることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】分岐型重合体の架橋体よりなる遺伝子導入剤の架橋数を制御して、遺伝子導入に好適な分子量及び粒子径を有する遺伝子導入剤を製造する。
【解決手段】芳香環を核とし、それから放射状に伸延した複数の分岐鎖を有する分岐型重合体同士を架橋させて架橋分岐型重合体よりなる遺伝子導入剤を製造するに当たり、ピーク波長が360〜375nmの範囲にある光による光照射リビング重合により、該芳香環に複数の分岐鎖を導入して分岐型重合体を得、この分岐型重合体に対してピーク波長が350nm以下の光を照射した後の分岐型重合体を架橋する。分岐型重合体の架橋は、2工程の光照射後の分岐型重合体を加水分解することにより該分岐型重合体の分岐鎖の末端をSH基に変換し、このSH基同士を反応させることにより行う。 (もっと読む)


31 - 40 / 52