説明

ウェハ周辺部研磨装置

【課題】アライニング機能を有するウェハ周辺部研磨装置であって、研磨対象となるウェハが大口径ウェハであっても、装置を小型化できるとともに、製造コストの上昇を抑制することが可能な周辺部研磨装置を提供する。
【解決手段】ノッチ位置検出センサ73の光学式センサ731がワークWのノッチdを検出すると、チャック手段21の回転が減速される。ノッチ位置決めピン74をワークWの半径方向内側に移動し、ばね746の付勢力によって、スライダー743を、ワークWの半径方向内側に移動する。ピン部741の先端がワークWの円筒面bに当接し、ピン部741の先端がワークWの円筒面bに押し付けられる。この状態で、さらにワークWを回転すると、ピン部741の先端がワークWのノッチdに侵入して係合する。その結果、ノッチdは、ノッチ用研磨ユニット6と対向する角度位置に位置決めされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外周縁部にノッチを有する半導体ウェハ等の円板形ワークの外周を研磨するためのウェハ周辺部研磨装置に関し、特にノッチが予め定められた方向を向くように方向付けするためのアライニング機能を有するウェハ周辺部研磨装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体ウェハは、円柱状のシリコンインゴットをスライスしたものであって、パターンが形成される表側の平坦部、その裏側の平坦部、外周縁部の表裏に形成されたベベル面、このベベル面間にある円筒面を有している。この外周縁部の一個所には切り欠き、いわゆる、ノッチが形成され、このノッチを形成している面(ノッチ面)も、他の面と同様に鏡面研磨処理が施される。
【0003】
半導体ウェハは実質的に円板状であって、上記各面はウェハの中心線に関して基本的に同等である。このため、特に半導体ウェハの向きを考慮しないでも研磨することが可能である。しかしながら、ノッチ及びノッチ面だけは上のような同等性がないため、ここを研磨するにあたっては、半導体ウェハのノッチ及びノッチ面が、研磨工具に対峙するように方向付けしなければならない。
【0004】
この方向付けのために、半導体ウェハ周辺部研磨装置には、ウェハのアライニング装置が設けられ、半導体ウェハを搬送装置によってノッチ研磨ユニットに搬入するに先立って、ノッチを所定の方向に向けるアライニング作業が行われる。このアライニング装置は、特許文献1に見ることができるように、ノッチ研磨ユニット、ベベル面研磨ユニット、円筒面研磨ユニット等とは別のユニットとしてウェハ周辺部研磨装置に設置される。
【0005】
近年、大口径ウェハ(450ミリ)に対応した周辺部研磨装置が要望されている。しかし、大口径ウェハに対応した周辺部研磨装置において、アライニング装置を研磨ユニット等とは別のユニットとして設置すると、設置面積が大きくなるため装置が大型化するとともに、製造コストが上昇する等の問題が生じる。
【0006】
【特許文献1】特開2003−77872号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、アライニング機能を有するウェハ周辺部研磨装置であって、研磨対象となるウェハが大口径ウェハであっても、装置を小型化できるとともに、製造コストの上昇を抑制することが可能な周辺部研磨装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、外周縁部にノッチを有する円板形のウェハをチャックして軸線の回りに回転させるチャック手段、上記ウェハを上記チャック手段に搬入搬出するウェハ搬送装置、上記ウェハ搬送装置に設けられ、上記ウェハをその中心が予め定められた位置にくるように把持する把持部材、上記ウェハ搬送装置に設けられ、上記チャック手段を回転させてチャック手段にチャックされたウェハのノッチを検出するノッチ位置検出センサ、上記ウェハ搬送装置に設けられ、上記チャック手段にチャックされたウェハのノッチに係合して、ノッチを予め定められた角度位置に位置決めするノッチ位置決めピン、上記チャック手段にチャックされ、予め定められた角度位置に位置決めされたウェハのノッチを研磨するノッチ用研磨ユニット、上記チャック手段を回転させてウェハの円筒面を研磨する円筒面用研磨ユニット、上記チャック手段を回転させてウェハの傾斜した上側エッジを研磨する上側エッジ用研磨ユニット、上記チャック手段を回転させてウェハの傾斜した下側エッジを研磨する下側エッジ用研磨ユニットを備えたことを特徴とするウェハ周辺部研磨装置である。
【0009】
第2番目の発明は、第1番目の発明のウェハ周辺部研磨装置において、上記ウェハ搬送装置によって上記ウェハを上記チャック手段に搬入して、チャック手段がウェハをチャックし、上記把持部材がウェハの把持を解除した後、チャック手段を回転させて、チャック手段にチャックされたウェハのノッチを上記ノッチ位置検出センサが検出し、上記ノッチ位置検出センサがノッチを検出して上記チャック手段の回転が減速されると、上記ノッチ位置決めピンがノッチと係合可能な位置に付勢され、上記ノッチ位置決めピンがノッチに係合し、ノッチが予め定められた角度位置に位置決めされると、上記チャック手段の回転を停止することを特徴とするウェハ周辺部研磨装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明のウェハ周辺部研磨装置は、ウェハをチャックして軸線の回りに回転させるチャック手段と、ウェハをチャック手段に搬入搬出するウェハ搬送装置と、ウェハ搬送装置に設けられ、ウェハをその中心が予め定められた位置にくるように把持する把持部材と、ウェハ搬送装置に設けられ、チャック手段を回転させてチャック手段にチャックされたウェハのノッチを検出するノッチ位置検出センサと、ウェハ搬送装置に設けられ、チャック手段にチャックされたウェハのノッチに係合して、ノッチを予め定められた角度位置に位置決めするノッチ位置決めピンとを備えている。
【0011】
従って、ウェハ搬送装置とチャック手段を使用してウェハのアライニング作業が行われるため、アライニング装置を設置するための特別なスペースが不要となり、研磨対象となるウェハが大口径ウェハであっても、装置を小型化できるとともに、製造コストの上昇を抑制することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1は本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置のチャック手段と4種類の研磨ユニットとの関係を示す平面図である。図2は本発明の実施例のウェハ搬送装置、チャック手段、円筒面用研磨ユニット、ノッチ用研磨ユニットの構造を説明するための縦断面図である。
【0013】
図3(1)は本発明の実施例のウェハ搬送装置、チャック手段、上側エッジ用研磨ユニット、下側エッジ用研磨ユニットの構造を説明するための縦断面図、図3(2)は湾曲面内側に不織布等の研磨布を貼り付けた円筒面用研磨部材、上側エッジ用研磨部材、及び、下側エッジ用研磨部材を示す斜視図である。
【0014】
図4は図2のA−A断面図であって、本発明の実施例のノッチ用研磨ユニットの構造を説明するための縦断面図である。図5(1)は本発明の実施例のウェハ搬送装置の平面図であって、図5(2)のC−C断面図、図5(2)は図5(1)のB−B断面図である。図6(1)は半導体ウェハの全体平面図、図6(2)は図6(1)の一部を断面した側面図である。
【0015】
図1から図5に示すように、周辺部研磨装置1のフレーム11には、中央にワークスピンドルユニット2と、このワークスピンドルユニット2を取り囲むように、円筒面用研磨ユニット3、上側エッジ用研磨ユニット4、下側エッジ用研磨ユニット5、及び、ノッチ用研磨ユニット6が備えられている。
【0016】
また、フレーム11は、全体として箱状の外形をなしており、その略中央部から上記各ユニットの上部が突き出している。フレーム11の上部空間には、ウェハ搬送装置7が移動可能に配置され、円板形のワークWを上記ワークスピンドルユニット2に搬入搬出する。
【0017】
ワークスピンドルユニット2には、ワークWをチャックして、垂直な中心軸線の回りに回転させるためのチャック手段21が設けられている。円筒面用研磨ユニット3には、ワークWの外周の円筒面b(図6参照)を研磨するために、この円筒面bに接触する弧状の作業面を有する円筒面用研磨部材31が備えられている。
【0018】
上側エッジ用研磨ユニット4及び下側エッジ用研磨ユニット5には、上側エッジ用研磨部材41及び下側エッジ用研磨部材51が各々備えられている。上側エッジ用研磨部材41及び下側エッジ用研磨部材51は、各々、ワークWの傾斜した上側エッジa(図6参照)及び下側エッジc(図6参照)を研磨するために、これらの各エッジに接触する弧状の作業面を有している。
【0019】
更に、ノッチ用研磨ユニット6には、ワークWの外周縁部のノッチd(図6参照)を研磨するため、環状(ドーナツ状)のノッチ用研磨部材61が備えられている。ノッチ用研磨部材61は、ノッチdの略V字状の凹部とほぼ一致する略V字状の外周縁部が形成された作業面を有している。
【0020】
後述するように、それぞれの研磨部材31、41、51、61には、ワークWの各被研磨面に向けてこれらの作業面を押圧するため、それぞれの研磨部材に荷重を付与するための荷重手段が設けられている。
【0021】
更に、ワークスピンドルユニット2を除く各ユニットには、それぞれ円筒面用往復動機構、上側エッジ用往復動機構、下側エッジ用往復動機構、ノッチ用往復動機構が設けられている。これらの各往復動機構は、後述するように各研磨部材の作業面を、それぞれの受け持つ研磨面に沿って、往復動をさせることができるようになっている。
【0022】
チャック手段21を回転させながら、研磨部材を各被研磨面に押圧することにより各研磨が行われることになる。なお、研磨箇所には不図示のノズル研磨液供給手段から研磨液(スラリー)がかけられる。以下、図2から図5までの図面を用いて各ユニット、及び、ウェハ搬送装置7の構造について説明する。
【0023】
* ワークスピンドルユニット及び円筒面用研磨ユニット
図2は、ワークスピンドルユニット2及び円筒面用研磨ユニット3の構造を説明するための縦断面図である。図2の下方の左右の中央に示すように、ワークスピンドルユニット2は、垂直な中心軸線の回りに回転可能に支持されるワークスピンドル22と、このワークスピンドル22の一端に固定されたチャック手段21を有している。チャック手段21はフレーム上面から飛び出している。チャック手段21は、真空吸着によって、チャック手段21の上面にワークWを吸着して固定する。
【0024】
更に、ワークスピンドルユニット2にはワークスピンドル22を回転駆動するための駆動モータ23が備えられている。駆動モータ23の出力軸とワークスピンドル22の他端が、任意の伝動機構、例えばプーリーとベルトからなる巻掛け伝動機構24によって、動力的に結合されている。
【0025】
図2の下方の右半分に示すように、円筒面用研磨ユニット3には、往復送り装置32、押圧送り装置33が備えられており、円筒面用研磨部材31に往復送りと押圧送りをさせることができる。
【0026】
押圧送り装置33は、上記ワークスピンドル22の在る方向に向かって、フレーム11に固定された水平なガイドウェイ331、及び、このガイドウェイ331によってガイドされるスライダー332を備え、スライダー332は荷重手段333によってワークスピンドル22に向かう前進方向に押圧可能になっている。この荷重手段333は、また、スライダー332を退避位置に後退させることもできる。
【0027】
この例では、荷重手段333には、ピストン、ピストンロッドとシリンダーとからなる流体送りが採用されている。荷重手段333に供給する流体の圧力を所定の圧力に設定することにより、円筒面用研磨部材31が所定の研磨圧で、安定してワークWに接触するようにしている。
【0028】
円筒面用往復動機構をなす往復送り装置32は、上記スライダー332に設けられ、ワークスピンドル22と平行な方向に向かうガイドウェイ321、及び、このガイドウェイ321によってガイドされるスライダー322を備えている。スライダー322は送りナット325を有し、これと螺合する送りねじ324、この送りねじ324を回転駆動する送りモータ323によって、スライダー322がワークスピンドル22と平行な方向に往復動できるようになっている。
【0029】
この往復動のストロークの長さ、位置及び速度は送りモータ323を制御することにより制御される。送りモータ323をステッピングモータとし、数値制御装置によってこれを制御するようにすることができる。
【0030】
円筒面用研磨部材31はスライダー322に固定されているので、荷重手段333によって、必要な研磨圧でワークWの外周の円筒面bに接触するとともに、往復送り装置32によって円筒面用研磨部材31がワークWと接触する位置を絶えず、あるいは定期的に、変化させることができる。これによって、ワークWの外周の円筒面bを良好に研磨することができる。図3(2)に示すように、円筒面用研磨部材31の研磨面は、ワークWの外周の円筒面bに沿った湾曲面を有しており、湾曲面内側に不織布等の研磨布が貼り付けられたものである。
【0031】
* ウェハ搬送装置
図2、図3はウェハ搬送装置7の構造を説明するための縦断面図、図5(1)はウェハ搬送装置7の平面図であって、図5(2)のC−C断面図、図5(2)は図5(1)のB−B断面図である。ウェハ搬送装置7は、図2の左右方向及び上下方向に移動し、不図示のカセットからワークWを取り出してチャック手段21に搬入し、周辺部研磨装置1で周辺部の研磨が完了したワークWを、チャック手段21から搬出して、次工程に搬送する。
【0032】
図2、図3、図5に示すように、ウェハ搬送装置7のアーム71には、ワークWを把持する把持部材72、ワークWのノッチdを検出するノッチ位置検出センサ73、ワークWのノッチdに係合して、ノッチdを予め定められた角度位置に位置決めするノッチ位置決めピン74が備えられている。
【0033】
図5に示すように、把持部材72は、アーム71の下面に取り付けられており、エアチャック721と、エアチャック721に連結された3つのフィンガー部材722と、フィンガー部材722の先端部にそれぞれ取り付けられた3つの把持爪723とで構成されている。エアチャック721は、いわゆるロータリ駆動形エアチャックであり、空気圧を利用して、フィンガー部材722および把持爪723をワークWに対して開閉移動させるようになっている。
【0034】
なお、このロータリ駆動形のエアチャック721は、1つのロータリアクチュエータ(図示せず)を用いて、3つのフィンガー部材722および把持爪723を、半径方向に同期して開閉移動させる。従って、把持爪723に把持されたワークWのセンタリング(芯出し)が可能で、ワークWをその中心が予め定められた位置にくるように把持する構成となっている。このとき、把持爪723に把持されたワークWはセンタリング(芯出し)されるため、ワークWの中心をチャック手段21の中心軸線に一致するように搬入することが容易となる。
【0035】
図5に示すように、ワークWのノッチd(図5、図6に示す)を検出するノッチ位置検出センサ73は、透過型、回帰反射型などの光学式センサ731を用いることができる。ここでは、発光器と受光器で構成される透過型光学式センサにて説明する。図5に示すように、光学式センサ731は、常時はワークWの外周の円筒面bから半径方向外側に離間した退避位置に配置されている。
【0036】
ノッチ位置検出センサ73は、ワークWの半径方向に往復送りさせることができる。ノッチ位置検出センサ73の往復送り装置は、ワークWの半径方向に、ワークWの中心に向かって、アーム71に固定された水平なガイドウェイ732、及び、このガイドウェイ732によってガイドされるスライダー733を備えている。流体シリンダや電動シリンダなどのアクチュエータによって、スライダー733が、ワークWの半径方向に往復移動できる。ここでは、流体シリンダ734を用いて説明する。
【0037】
光学式センサ731がワークWの外周の円筒面bに近接した検出位置に移動すると、光学式センサ731でワークWのノッチdを検出することが可能となる。近接センサ735は、光学式センサ731がノッチdの検出位置に移動したこと(あるいは退避位置に移動したこと)を検出する。
【0038】
図2、図5に示すように、ワークWのノッチdを予め定められた角度位置に位置決めするノッチ位置決めピン74は、常時はワークWの外周の円筒面bから半径方向外側に離間した退避位置に配置されている。ワークWの回転方向(図5(1)の矢印81)で見て、ノッチ位置検出センサ73の下流側にノッチ位置決めピン74が設けられている。ノッチ位置決めピン74には、ノッチdの略V字状の凹部とほぼ一致する略V字状のピン部741が形成されている。
【0039】
ノッチ位置決めピン74は、ワークWの半径方向に往復送りさせることができる。ノッチ位置決めピン74の往復送り装置は、ワークWの半径方向に、ワークWの中心に向かって、アーム71に固定された水平なガイドウェイ742、及び、このガイドウェイ742によってガイドされるスライダー743を備えている。流体シリンダ744によって、スライダー743が、ワークWの半径方向外側に移動し、退避位置に移動できる。
【0040】
ウェハ搬送装置7を移動し、ウェハ搬送装置7の把持爪723で把持したワークWを、チャック手段21の中心に搬入した後、チャック手段21の上面にワークWを吸着して固定する。チャック手段21を回転し、光学式センサ731でワークWのノッチdを検出すると、流体シリンダ744のピストンロッドをワークWの半径方向内側に移動し、ばね746の付勢力によって、スライダー743を、ワークWの半径方向内側に移動する。
【0041】
ピン部741の先端がワークWの円筒面bに当接し、ピン部741の先端がワークWの円筒面bに押し付けられた状態で、さらにワークWを回転すると、ピン部741の先端がワークWのノッチdに侵入して係合する。その結果、ノッチdは、予め定められた角度位置(ノッチdがノッチ用研磨ユニット6と対向する角度位置)に位置決めされる。ピン部741の先端がワークWのノッチdに係合すると、近接センサ745は、ピン部741がノッチdに係合したこと(あるいは退避位置に移動したこと)を検出する。
【0042】
* 上側エッジ用研磨ユニット
図3は、上側エッジ用研磨ユニット4の構造を説明するための縦断面図である。図3の下方の左側に配置された上側エッジ用研磨ユニット4には、往復送り装置42、押圧送り装置43が備えられており、上側エッジ用研磨部材41に、往復送りと押圧送りをさせることができる。
【0043】
上側エッジ用往復動機構をなす往復送り装置42は、ワークスピンドル22の中心軸に向かって上昇方向に傾斜したガイド方向を有し、フレーム11に固定されたガイドウェイ421、及び、このガイドウェイ421によってガイドされるスライダー422を備えている。なお、上記傾斜は、ワークWの上側エッジaに沿うような傾斜である。
【0044】
スライダー422は送りナット425を有し、これと螺合する送りねじ424、この送りねじ424を回転駆動する送りモータ423によって、スライダー422がワークスピンドル22に向かう方向(及び、その反対方向)に傾斜して往復動できる。この往復動のストロークの長さ、位置、及び速度は送りモータ423を制御することにより制御される。送りモータ423をステッピングモータとし、数値制御装置によってこれを制御することができる。
【0045】
押圧送り装置43は、上記スライダー422上にあり、上記ガイドウェイ421と直交する上下方向に向かうガイドウェイ431、及び、このガイドウェイ431によってガイドされるスライダー432を備えている。スライダー432は、ワークスピンドル22の中心軸線に対して僅かに傾斜した下方向に向かって、荷重手段433及びスライダー432等の自重によって押圧力を付与することが可能になっている。この荷重手段433は、また、スライダー432を上方の退避位置に後退させることもできる。
【0046】
この例では、荷重手段433には、ピストン、ピストンロッドとシリンダーとからなる流体送りが採用されている。荷重手段433に供給する流体の圧力を所定の圧力に設定することにより、上側エッジ用研磨部材41が所定の研磨圧で、安定してワークWに接触するようにしている。
【0047】
上側エッジ用研磨部材41はスライダー432に固定されているので、荷重手段433と自重によって、必要な研磨圧でワークWの上側エッジaに接触するとともに、往復送り装置42によって上側エッジ用研磨部材41がワークWと接触する位置を絶えずあるいは定期的に変化させることができる。
【0048】
これによって、ワークWの上側エッジaを良好に研磨することができる。図3(2)に示すように、上側エッジ用研磨部材41の研磨面は、ワークWの上側エッジaに沿った湾曲面を有しており、湾曲面内側に不織布等の研磨布が貼り付けられたものである。
【0049】
* 下側エッジ用研磨ユニット
図3は、下側エッジ用研磨ユニット5の構造を説明するための縦断面図である。下側エッジ用研磨ユニット5は、ワークスピンドル22を挟んで、上側エッジ用研磨ユニット4と対向した位置に配置されている。下側エッジ用研磨ユニット5には、往復送り装置52、押圧送り装置53が備えられており、下側エッジ用研磨部材51に往復送りと押圧送りをさせることができる。
【0050】
下側エッジ用往復動機構をなす往復送り装置52は、ワークスピンドル22の中心軸に向かって下降方向に傾斜したガイド方向を有し、フレーム11に固定されたガイドウェイ521、及び、このガイドウェイ521によってガイドされるスライダー522を備えている。なお、上記傾斜はワークWの下側エッジcに沿うような傾斜である。
【0051】
スライダー522は送りナット525を有し、これと螺合する送りねじ524、この送りねじ524を回転駆動する送りモータ523によって、スライダー522がワークスピンドル22に向かう方向(及び、その反対方向)に、傾斜して往復動できる。
【0052】
この往復動のストロークの長さ、位置、及び速度は、送りモータ523を制御することにより制御される。送りモータ523をステッピングモータとし、数値制御装置によってこれを制御することができる。
【0053】
押圧送り装置53は、上記スライダー522上にあり、上記ガイドウェイ521と直交する上下方向に向かうガイドウェイ531、及び、このガイドウェイ531によってガイドされるスライダー532を備えている。スライダー532は、ワークスピンドル22の中心軸線に対して僅かに傾斜した下方向に向かって、荷重手段533及びスライダー532等の自重によって、押圧力を付与することが可能になっている。この荷重手段533は、また、スライダー532を上方の退避位置に後退させることもできる。
【0054】
この例では、荷重手段533には、ピストン、ピストンロッドとシリンダーとからなる流体送りが採用されている。荷重手段533に供給する流体の圧力を所定の圧力に設定することにより、下側エッジ用研磨部材51が所定の研磨圧で、安定してワークWに接触するようにしている。
【0055】
下側エッジ用研磨部材51はスライダー532に固定されているので、荷重手段533と自重によって、必要な研磨圧でワークWに接触するとともに、往復送り装置52によって、下側エッジ用研磨部材51がワークWと接触する位置を、絶えずあるいは定期的に変化させることができる。これによって、ワークWの下側エッジcを良好に研磨することができる。図3(2)に示すように、下側エッジ用研磨部材51の研磨面は、ワークWの下側エッジcに沿った湾曲面を有しており、湾曲面内側に不織布等の研磨布が貼り付けられたものである。
【0056】
* ノッチ用研磨ユニット
図2の下方左半分及び図4は、ノッチ用研磨ユニット6の構造を説明するための縦断面図である。ノッチ用研磨ユニット6には、往復送り装置62、押圧送り装置63が備えられており、ノッチ用研磨部材61に往復送りと押圧送りをさせることができる。
【0057】
押圧送り装置63は、上記ワークスピンドル22の在る方向に向かって、フレーム11に固定された水平なガイドウェイ631、及び、このガイドウェイ631によってガイドされるスライダー632を備え、スライダー632は荷重手段633によってワークスピンドル22に向かう前進方向に押圧可能になっている。この荷重手段633は、また、スライダー632を退避位置に後退させることもできる。
【0058】
この例では、荷重手段633には、ピストン、ピストンロッドとシリンダーとからなる流体送りが採用されている。荷重手段633に供給する流体の圧力を所定の圧力に設定することにより、ノッチ用研磨部材61が、所定の研磨圧で、安定してワークWに接触する。
【0059】
ノッチ用往復動機構をなす往復送り装置62は、上記スライダー632に設けられ、ワークスピンドル22と平行な方向に向かうガイドウェイ621、及び、このガイドウェイ621によってガイドされるスライダー622を備えている。スライダー622は送りナット625を有し、これと螺合する送りねじ624、この送りねじ624を回転駆動する送りモータ623によって、スライダー622がワークスピンドル22と平行な方向に往復動できる。
【0060】
この往復動のストロークの長さ、位置及び速度は、送りモータ623を制御することにより制御される。送りモータ623をステッピングモータとし、数値制御装置によってこれを制御するようにすることができる。
【0061】
スライダー622の上面に固定された工具スピンドルユニット64は、水平な中心軸線の回りに回転可能に支持される工具スピンドル641と、この工具スピンドル641の一端に固定されたノッチ用研磨部材61を有している。
【0062】
更に、スライダー622の下面には、工具スピンドル641を回転駆動するための駆動モータ642が備えられている。駆動モータ642の出力軸と工具スピンドル641の他端が、任意の伝動機構、例えばプーリーとベルトからなる巻掛け伝動機構643によって、動力的に結合されている。
【0063】
ノッチ用研磨部材61は、不織布等の研磨布で形成され、その研磨面は、ワークWの外周のノッチdの略V字状の凹部とほぼ一致する略V字状の外周縁部を有している。
【0064】
ノッチ用研磨部材61とワークWのノッチdが対向する角度位置で、チャック手段21を非回転状態に保持し、荷重手段633を作動し、回転するノッチ用研磨部材61を荷重手段633の付勢力でノッチに嵌合、当接させる。その状態で、往復送り装置62によってノッチ用研磨部材61を、ガイドウェイ621に沿って、ワークスピンドル22の中心軸線に沿って上方と下方とにゆっくりと往復移動させる。
【0065】
ノッチ用研磨部材61は、荷重手段633によって常時ワークWの半径方向に付勢されているため、ノッチdとの接触点を支点として、ワークスピンドル22の中心軸線方向と半径方向とに、ノッチ用研磨部材61は揺動的に変移し、その揺動によってノッチdの内面全体が完全に研磨される。
【0066】
* 作用、動作の第1の工程
図7は本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置1でワークWを研磨する第1の工程を示す説明図である。まず、ウェハ搬送装置7は、不図示のカセットのワークWを把持爪723でセンタリングして把持し、カセットからワークWを取り出す。続いて、図7の矢印82に示すように下降して、ワークWの中心をチャック手段21の中心軸線に一致するように搬入する。チャック手段21は、真空吸着によって、チャック手段21の上面にワークWを吸着して固定する。このとき全ての研磨ユニットは、ウェハ搬送装置7によるワークWの搬入の障害とならないように、退避位置に後退している。
【0067】
* 作用、動作の第2の工程
図8は本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置1でワークWを研磨する第2の工程を示す説明図であり、(2)は(1)のD−D断面図である。フィンガー部材722および把持爪723を開き、ワークWの把持を解除する。続いて、ノッチ位置検出センサ73の流体シリンダ734によって、スライダー733をワークWの半径方向内側に移動する。光学式センサ731は、ワークWの外周の円筒面bに近接した検出位置に移動する。
【0068】
* 作用、動作の第3の工程
図9は本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置1でワークWを研磨する第3の工程を示す説明図であり、(2)は(1)のE−E断面図である。駆動モータ23を駆動し、ワークスピンドル22、チャック手段21を介してワークWを回転させる。
【0069】
ノッチ位置検出センサ73の光学式センサ731がワークWのノッチdを検出すると、その検出信号によって制御手段(図示せず)がチャック手段21の回転を減速させる。ノッチ位置決めピン74の流体シリンダ744のピストンロッドをワークWの半径方向内側に移動し、ばね746の付勢力によって、スライダー743を、ワークWの半径方向内側に移動する。
【0070】
ピン部741の先端がワークWの円筒面bに当接し、ピン部741の先端がワークWの円筒面bに押し付けられる。この状態で、さらにワークWを回転すると、ピン部741の先端がワークWのノッチdに侵入して係合する。その結果、ノッチdがノッチ用研磨ユニット6と対向する角度位置に位置決めされ、ノッチdを所定の方向に向けるアライニング作業が完了する。
【0071】
ピン部741の先端がワークWのノッチdに係合すると、近接センサ745が、ピン部741がノッチdに係合したことを検出する。この検出信号によって、制御手段(図示せず)が駆動モータ23を停止させ、チャック手段21(ワークW)の回転を停止させる。
【0072】
本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置1では、ウェハ搬送装置7とチャック手段21を使用してウェハのアライニング作業が行われる。従って、アライニング作業を行わせるための特別な設置スペースが不要となるため、研磨対象となるウェハが大口径ウェハであっても、装置を小型化できるとともに、製造コストの上昇を抑制することが可能となる。
【0073】
* 作用、動作の第4の工程
図10は本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置1でワークWを研磨する第4の工程を示す説明図である。ノッチ位置決めピン74の流体シリンダ744のピストンロッドをワークWの半径方向外側に移動し、スライダー743を、ワークWの半径方向外側に移動して、ピン部741の先端をワークWのノッチdから離間させる。続いて、ウェハ搬送装置7を、図10の矢印83に示すように上昇させて、ワークWの研磨加工の邪魔にならないように退避させる。
【0074】
ノッチ用研磨ユニット6の荷重手段633を作動し、回転するノッチ用研磨部材61を荷重手段633の付勢力でノッチdに嵌合、当接させる。その状態で、往復送り装置62によってノッチ用研磨部材61を、ワークスピンドル22の中心軸線に沿って上方と下方とにゆっくりと往復移動させる。
【0075】
これによりノッチ用研磨部材61は、荷重手段633によって常時ワークWの半径方向に付勢されているため、ノッチdとの接触点を支点として、ワークスピンドル22の中心軸線方向と半径方向とに揺動的に変移し、その揺動によってノッチdの内面全体が研磨される。この研磨動作時に、スラリー供給用の研磨液供給手段からスラリーを吐出する。
【0076】
* 作用、動作の第5の工程
図11は本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置1でワークWを研磨する第5の工程を示し、ノッチ用研磨ユニット6と円筒面用研磨ユニット3を示す説明図である。図12は図11と同じ第5の工程を示し、上側エッジ用研磨ユニット4と下側エッジ用研磨ユニット5を示す説明図である。図11に示すように、ノッチdの研磨加工が終了すると、ノッチ用研磨ユニット6の荷重手段633を作動し、ノッチ用研磨ユニット6を矢印84の方向に移動し、退避位置に後退させる。
【0077】
続いて、ワークスピンドルユニット2の駆動モータ23を駆動し、ワークスピンドル22、チャック手段21を介してワークWを回転させる。次に、円筒面用研磨ユニット3、上側エッジ用研磨ユニット4、下側エッジ用研磨ユニット5の送りモータ323、423、523を駆動することにより、各研磨部材31、41、51を作業面に沿う方向にゆっくりと往復動させる。同時に、荷重手段333、433、533を駆動することにより、各研磨部材31、41、51を退避位置からワークWに向かって前進させる。
【0078】
各研磨部材31、41、51が作業位置まで進み、ワークWに接触してそれ以上の前進を停止するが、このとき既にスラリー供給用の研磨液供給手段からスラリーが吐出している。この後も引き続き各荷重手段333、433、533には押圧力が付与され続け、研磨部材31、41、51の往復動、チャック手段21の回転も継続させる。
【0079】
各研磨部材31、41、51がゆっくりと往復動する間、ワークWは回転を続けるので、供給されたスラリーと各研磨部材31、41、51の作用によってそれぞれの接触部で研磨が同時に進行する。充分な時間だけ研磨を行った後、各研磨部材31、41、51が退避位置に後退し、スラリーの供給、研磨部材31、41、51の往復動、チャック手段21の回転が停止する。
【0080】
研磨が終了すると、ウェハ搬送装置7は下降し、ワークWを把持爪723でセンタリングして把持する。ウェハ搬送装置7は上昇し、チャック手段21からワークWを搬出して、次工程に搬送し、新たなワークWがチャック手段21上に搬入されて、上記動作を繰り返す。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置のチャック手段と4種類の研磨ユニットとの関係を示す平面図である。
【図2】本発明の実施例のウェハ搬送装置、チャック手段、円筒面用研磨ユニット、ノッチ用研磨ユニットの構造を説明するための縦断面図である。
【図3】(1)は本発明の実施例のウェハ搬送装置、チャック手段、上側エッジ用研磨ユニット、下側エッジ用研磨ユニットの構造を説明するための縦断面図、(2)は湾曲面内側に不織布等の研磨布を貼り付けた円筒面用研磨部材、上側エッジ用研磨部材、及び、下側エッジ用研磨部材を示す斜視図である。
【図4】図2のA−A断面図であって、本発明の実施例のノッチ用研磨ユニットの構造を説明するための縦断面図である。
【図5】(1)は本発明の実施例のウェハ搬送装置の平面図であって、(2)のC−C断面図、(2)は(1)のB−B断面図である。
【図6】(1)は半導体ウェハの全体平面図、(2)は(1)の一部を断面した側面図である。
【図7】本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置でワークWを研磨する第1の工程を示す説明図である。
【図8】本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置でワークWを研磨する第2の工程を示す説明図であり、(2)は(1)のD−D断面図である。
【図9】本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置でワークWを研磨する第3の工程を示す説明図であり、(2)は(1)のE−E断面図である。
【図10】本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置でワークWを研磨する第4の工程を示す説明図である。
【図11】本発明の実施例のウェハ周辺部研磨装置でワークWを研磨する第5の工程を示し、ノッチ用研磨ユニットと円筒面用研磨ユニットを示す説明図である。
【図12】図11と同じ第5の工程を示し、上側エッジ用研磨ユニットと下側エッジ用研磨ユニットを示す説明図である。
【符号の説明】
【0082】
1 周辺部研磨装置
11 フレーム
2 ワークスピンドルユニット
21 チャック手段
22 ワークスピンドル
23 駆動モータ
24 巻掛け伝動機構
3 円筒面用研磨ユニット
31 円筒面用研磨部材
4 上側エッジ用研磨ユニット
41 上側エッジ用研磨部材
5 下側エッジ用研磨ユニット
51 下側エッジ用研磨部材
6 ノッチ用研磨ユニット
61 ノッチ用研磨部材
7 ウェハ搬送装置
71 アーム
72 把持部材
721 エアチャック
722 フィンガー部材
723 把持爪
73 ノッチ位置検出センサ
731 光学式センサ
732 ガイドウェイ
733 スライダー
734 流体シリンダ
735 近接センサ
74 ノッチ位置決めピン
741 ピン部
742 ガイドウェイ
743 スライダー
744 流体シリンダ
745 近接センサ
746 ばね
64 工具スピンドルユニット
641 工具スピンドル
642 駆動モータ
643 巻掛け伝動機構
81、82、83、84,85 矢印
32、42、52、62 往復送り装置
33、43、53、63 押圧送り装置
323、423、523、623 送りモータ
324、424、524、624 送りねじ
325、425、525、625 送りナット
321、331、421、431、521、531、621、631 ガイドウェイ
322、332、422、432、522、532、622、632 スライダー
333、433、533、633 荷重手段
W ワーク
a 上側エッジ
b 円筒面
c 下側エッジ
d ノッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外周縁部にノッチを有する円板形のウェハをチャックして軸線の回りに回転させるチャック手段、
上記ウェハを上記チャック手段に搬入搬出するウェハ搬送装置、
上記ウェハ搬送装置に設けられ、上記ウェハをその中心が予め定められた位置にくるように把持する把持部材、
上記ウェハ搬送装置に設けられ、上記チャック手段を回転させてチャック手段にチャックされたウェハのノッチを検出するノッチ位置検出センサ、
上記ウェハ搬送装置に設けられ、上記チャック手段にチャックされたウェハのノッチに係合して、ノッチを予め定められた角度位置に位置決めするノッチ位置決めピン、
上記チャック手段にチャックされ、予め定められた角度位置に位置決めされたウェハのノッチを研磨するノッチ用研磨ユニット、
上記チャック手段を回転させてウェハの円筒面を研磨する円筒面用研磨ユニット、
上記チャック手段を回転させてウェハの傾斜した上側エッジを研磨する上側エッジ用研磨ユニット、
上記チャック手段を回転させてウェハの傾斜した下側エッジを研磨する下側エッジ用研磨ユニットを備えたこと
を特徴とするウェハ周辺部研磨装置。
【請求項2】
請求項1に記載されたウェハ周辺部研磨装置において、
上記ウェハ搬送装置によって上記ウェハを上記チャック手段に搬入して、チャック手段がウェハをチャックし、上記把持部材がウェハの把持を解除した後、チャック手段を回転させて、チャック手段にチャックされたウェハのノッチを上記ノッチ位置検出センサが検出し、上記ノッチ位置検出センサがノッチを検出して上記チャック手段の回転が減速されると、上記ノッチ位置決めピンがノッチと係合可能な位置に付勢され、上記ノッチ位置決めピンがノッチに係合し、ノッチが予め定められた角度位置に位置決めされると、上記チャック手段の回転を停止すること
を特徴とするウェハ周辺部研磨装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−137328(P2010−137328A)
【公開日】平成22年6月24日(2010.6.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−316206(P2008−316206)
【出願日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(000107745)スピードファム株式会社 (62)
【Fターム(参考)】