説明

コンバイン

【課題】本発明は、穀稈屑の動力伝達部への落下が防止されたコンバインを提供する。
【解決手段】本発明は、フィーダハウス25の底部25cに、刈取穀稈に付着した付着物等を篩い落とす篩い落とし部42を設け、この篩い落とし部42の縁部には、付着物等の落下方向を案内する案内体41を垂設すると共に、この案内体41は、少なくとも側方の動力伝達部40側と、後方の脱穀部5側とを仕切るように形成したことを特徴とするコンバインAである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送部のフィーダハウスの篩い落とし部があるコンバインに関する。
【背景技術】
【0002】
コンバインで圃場の穀稈を刈取ると、刈取部や、刈取った刈取穀稈を脱穀部に搬送するフィーダハウスの周辺で粉塵や穀稈屑が発生し、フィーダハウスの周辺に飛散あるいは落下して、フィーダハウスの周辺に付着しやすい。付着した穀稈屑は故障の原因になったりする。そこで、フィーダハウスに吸排塵ファンなどを設けて、粉塵や穀稈屑を効率よく所定の向きに排出できるようになっているものがある。
【特許文献1】特開2001−69840号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、たとえばコンバインで大豆を刈取る場合、搬送部のフィーダハウス底部に形成された篩い落とし部に底板を取り付け、底板を介して篩い落とし部から刈取穀稈の屑をフィーダハウスの下方に排出させるようになっている。ところが、フィーダハウスの篩い落とし部から排出された穀稈屑が、隣接して配置される動力伝達部に落下しやすい。落下した穀稈屑は、たとえば動力伝達ベルトに挟まってスリップを発生させ、動力伝達効率を低下させたり、故障の原因になったりするおそれがある。
【0004】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、穀稈に付着した付着物の動力伝達部への落下が防止されたコンバインを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、圃場の穀稈を刈り取る刈取部と、同刈取部により刈り取られた穀稈を搬送する搬送部と、同搬送部により搬送された刈取穀稈を脱穀する脱穀部と、これら各部にエンジンからの動力を伝達すべく上記搬送部の側方に配置した動力伝達部とを装備し、前記搬送部は、前後方向に伸延する筒状のフィーダハウス内に刈取穀稈搬送手段を配設して、同刈取穀稈搬送手段により刈取穀稈を前方の刈取部側から後方の脱穀部側へフィーダハウスの底部上を摺らせながら搬送するようにしたコンバインにおいて、前記フィーダハウスの底部に、刈取穀稈に付着した付着物等を篩い落とす篩い落とし部を設け、同篩い落とし部の縁部には、付着物等の落下方向を案内する案内体を垂設すると共に、同案内体は、少なくとも側方の動力伝達部側と、後方の脱穀部側とを仕切るように形成したことを特徴とするコンバインである。
【0006】
そして、前記案内体は、上端を篩い落とし部に垂設し、下端を前記動力伝達部から離し、且つ、走行部のクローラ上に配するコンバインでもよい。前記案内体は、前記動力伝達部側の位置に横側シート部材を設けると共に、後側シート部材を設けたコンバインでもよい。前記案内体は、前記横側シート部材と前記後側シート部材を一体としたコンバインでもよい。前記案内体は、下端を凹んだ湾曲形状であるコンバインでもよい。前記案内体は、格子状の底板に装着され、前記底板を篩い落とし部に装着するコンバインでもよい。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、前記フィーダハウス内の穀稈に付着した付着物を放出する篩い落とし部が設けられ、前記篩い落とし部に案内体を垂設したので、フィーダハウスの篩い落とし部から落下した付着物などの排出物が案内体をつたわって落下するため動力伝達部に落下するようなことが確実に防止される。
【0008】
案内体の下端を動力伝達部から離し、且つ走行部のクローラ上に配するので、案内体をつたわって付着物を動力伝達部から離れた位置、すなわちクローラ上に落下させて地上に放出することができる。付着物が機体上に堆積することなく、安定的に排出することができる。
【0009】
横側シート部材と前記後側シート部材は一体のシート部材であると、横側シート部材および後側シート部材の立体形状が安定し、形状が安定することで、さらに位置が安定するので、フィーダハウス底部の篩い落とし部から排出された付着物などの排出物の排出方向がより安定する。
【0010】
そして、シート部材を凹んだ湾曲形状にすると立体形状が安定し、形状が安定することで、さらに位置が安定するので、篩い落とし部から排出された付着物などの排出物をコンバインの機体から離れる向きに確実に排出させることができる。
【0011】
案内体は格子状の底板に装着され底板を篩い落とし部に装着するので、容易に案内体付き底板と通常の底板の交換を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係るコンバインの実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1乃至図4に示すAは、本発明に係るコンバインであり、同コンバインAは、走行機体1の前部に刈取部2を取り付けて構成している。
【0013】
走行機体1は、左右一対のクローラ式の走行部3,3上に機体フレーム4を設け、同機体フレーム4上の左側部に脱穀部5と選別部6と上下に位置させて配設する一方、機体フレーム4の右側部に前方から後方へ向けて運転部7と貯留部8と原動機部9と穀粒搬出オーガ10とを配設している。クローラ39に動力を伝達するミッションケース55が設けられ、ミッションケース55上の動力伝達部40には、旋回用モータ(図示せず)や直進用モータ(図示せず)を有し、さらにワンウェイクラッチを介して刈取部2に動力を与えるPTOプーリ57やプーリ56や動力伝達ベルトが配設されている。PTOプーリ57やプーリ56や動力伝達ベルトは、ミッションケース55上に一定の間隔を設けて配設しており、特に筐体等に格納されておらず、外部に露出している。
【0014】
脱穀部5は、扱室22内に軸流式のスクリュ形の扱胴11等を前後方向に軸線を向けて横架し、同扱胴11をその軸線廻りに回動させることにより、刈取部2により刈り取られた穀桿を脱穀することができるようにしている。
【0015】
選別部6は、上記脱穀部5にて脱穀された穀粒を揺動選別する揺動選別体12と、同揺動選別体12により選別された選別物をさらに風選する第1唐箕13及び第2唐箕14と、これらの唐箕13,14により風選された一番穀粒を回収する一番コンベア15及び二番穀粒を回収する二番コンベア16等を具備している。
【0016】
運転部7は、キャビン17内の前部に操作コラム18を立設し、同操作コラム18の上端部にハンドル19を設け、同ハンドル19の後方に運転席20を配設している。
【0017】
貯留部8は、前記選別部6に設けた一番コンベア15により回収した一番穀粒を貯留することができるようにしている。
【0018】
原動機部9は、エンジン21等を搭載して、各構成部、すなわち、刈取部2、走行部3,3、脱穀部5、選別部6、貯留部8、及び、穀粒搬出オーガ10を駆動するようにしている。
【0019】
穀粒搬出オーガ10は、前記貯留部8内に貯留している一番穀粒を運搬車の荷台等に搬出することができるようにしている。
【0020】
刈取部2は、前後方向に伸延する四角形筒状のフィーダハウス25の基端部(後端部)を、脱穀部5の前部に左右方向の軸線廻りに回動自在に枢支して、フィーダハウス25を昇降自在となすと共に、同フィーダハウス25の後端に開口させた搬出口部26を脱穀部5の扱室22と連通連結している。
【0021】
そして、フィーダハウス25の前端に開口させた搬入口部27にプラットフォーム28の右側後部を連通連結し、同プラットフォーム28内に左右方向に軸線を向けた横送りオーガ29を横架し、同横送りオーガ29の前下方に位置するプラットフォーム28の前端縁部に往復駆動型刈刃30を設け、同往復駆動型刈刃30の前方に位置させてプラットフォーム28の左右側壁前端部間にディバイダー31を配置し、同ディバイダー31の上方位置に昇降機構32を介して掻込みリール33を配置している。
【0022】
また、フィーダハウス25内には、搬送用コンベアを配設しており、フィーダハウス25内の前部と後部において、フィーダハウス25内の後部に駆動軸体37が軸支されていると共に前部に従動軸体36が軸支されており、両軸体36,37の間に巻回された左右一対の搬送用チェン38、38と、この両搬送用チェン38、38間に搬送方向の間隔をあけて横架された多数の搬送用スラットとを備える搬送用コンベアがフィーダハウス25内に設置されている。
【0023】
このようにして、ディバイダー31と掻込みリール33とを協働させて未刈り穀稈をプラットフォーム28側へ掻込み、掻き込んだ未刈り穀稈の株元を往復駆動型刈刃30により刈り取り、刈り取った穀稈を横送りオーガ29により略中央部に横送りすると共に、フィーダハウス25の搬入口部27より同フィーダハウス25内に搬送する。
【0024】
そして、フィーダハウス25内に搬送された穀稈は、搬送用コンベア35(刈取穀稈搬送手段に相当)の搬送用スラットによりフィーダハウス25の底部25cに沿わせて後上方へ掻き上げられるようにして摺動され、同フィーダハウス25の搬出口部26より脱穀部5の扱室22内に搬送されるようにしている。
【0025】
さらに、フィーダハウス25の後部の底部25cに穀稈の付着物を排出する篩い落とし部42が設けられ、この篩い落とし部42に底板43が装着されている。このフィーダハウス25の底部25cの篩い落とし部42の動力伝達部40側直下には、動力伝達部40のプーリ56やPTOプーリ57や動力伝達ベルトが露出して配設されている。
【0026】
上記のような構成において、本発明の要旨は、図1及び図3乃至図6に示すように、フィーダハウス25の底部25cに、刈取穀稈に付着した付着物等を篩い落とす篩い落とし部42を設け、この篩い落とし部42の縁部には、付着物等の落下方向を案内する案内体41を垂設すると共に、この案内体41は、少なくとも側方の動力伝達部40側と、後方の脱穀部5側とを仕切るように形成したことにある。
【0027】
そして、案内体41は、図3及び図5に示すように、上端50a、50bを篩い落とし部42に垂設し、下端51aを動力伝達部40から離しつつ且つ、下端51bを走行部3のクローラ39上に配する。案内体41の上端の取り付け部を底板43に金属板で押さえて金具で固定する。
【0028】
しかも、このシート状の案内体41は、動力伝達部40側の位置に横側シート部材44を設けると共に、後側シート部材45を設けた。案内体41は、下端51a、51bの内側面が凹んだ湾曲形状になり、この横側シート部材44および後側シート部材45の下端51aを動力伝達部40から離れるように傾け、後部のクローラ39上に配するように傾斜している。これら横側シート部材44および後側シート部材45の傾斜は、各シート部材44、45の一方を傾けてもよいし、両方を傾けるようにしてもよい。原料のシート材をせん断して、傾斜形状にすることで底板43に案内体41である各シート部材44、45を取り付けたときに傾斜状態となる。
【0029】
さらに、フィーダハウス25の底部25cの篩い落とし部42の動力伝達部40側の位置に横側シート部材44を設けると共に、篩い落とし部42の後側に後側シート部材45を設けているので、フィーダハウス25の篩い落とし部42から落下した付着物および穀稈屑などの排出物が、クローラ上面に落下して地上に放出されるので、動力伝達部40のプーリ56やPTOプーリ57に落下するようなことが確実に防止され、さらにミッションケース55上面に堆積することを防ぐことができる。付着物は例えば石、砂、泥等である。
【0030】
また、案内体41は横側シート部材44と後側シート部材45は一体のシート部材であると、横側シート部材44および後側シート部材45の位置が安定するので、フィーダハウス25の後方の底部25cの篩い落とし部42から排出された付着物および穀稈屑などの排出物の排出方向がより安定する。図6に示す図は、案内体41の展開図であるが、横側シート部材44と後側シート部材45の折り線を一点鎖線で記載しているが、柔軟な素材を用いた場合、下端は、折り線を中心に凹状に湾曲した形状となる。フィーダハウス25は、上下に駆動する機構となっているが、フィーダハウス25が下に降下した状態のとき、案内体41の下端51a、51bが地面に対して平行な状態になるように案内体の形状を形成している。
【0031】
そして、案内体41を内側に凹んだ湾曲形状にして、さらに内側に傾斜させると、開口から排出された穀稈屑などの排出物をコンバインAの機体から離れる向きに確実に排出させることができる。
【0032】
その結果、フィーダハウス25の底部25cの篩い落とし部42から排出された付着物及び穀稈屑が、シート部材をつたって、確実に排出される。よって、下端51aが動力伝達部40のプーリ56、PTOプーリ57やミッションケース55から離れるようにクローラ39上に向けられているため、付着物および穀稈屑が、動力伝達部40のプーリ56、PTOプーリ57に直接落下したり、また、ミッションケース55上面に堆積してプーリ56、PTOプーリ57に巻き込むこともなくなり、また、刈取部2に動力を伝達する動力伝達ベルト(図示せず)に挟まってスリップすることもなくなる。また、下端51bもクローラ39上に向けられているので、周囲に塵屑を撒き散らすことなく、付着物等の塵埃をクローラ上面に落下させて、地上に排出することができる。下端51a、51b共にクローラ39上を向いているので、クローラ39によってすばやく地面に払い落とすことでき、塵屑の巻き上げを防止することができる。よって、コンバインAのメンテナンスの回数を削減することができると共に、搬送機能を長期間良好に確保することができる。
【0033】
また、フィーダハウス25後部の底部25cの篩い落とし部42に案内体41を設けているため、構造簡易にして低コストで穀稈屑の排出機能を良好に確保することができる。
【0034】
さらに、底板43は、着脱可能なため、穀物の種類によって、案内体41付き格子状の底板43を用いたり、もしくは孔を設けていない通常の底板と取り替えて用いることができる。
【0035】
また、案内体41は、横側シート部材44と後側シート部材45による一体のシート部材形状で安定するから、柔軟な素材を用いても、風程度で揺れることがなく、巻き込みを防止される。案内体41の材質は、例えばゴムや柔軟な樹脂などでもよい。さらに、透明なシート部材であれば、動力伝達部40周辺やクローラ39の走行部3周辺に積もる塵屑を早期に目視でき、メンテナンスを容易に行うことができる。案内体41が壁となり脱穀吸引ファン(図示せず)による塵等の吸い込みを防止することができる。また、動力伝達部40には、プーリ56、PTOプーリ57、動力伝達ベルトや、駆動部品があり、本案内体を設けたことで、付着物や塵屑等の堆積を防ぐことができる。横側シート部材44の下端51aがクローラ39上にかかるように傾斜を設けた形状としているので、付着物や塵屑等の堆積を防ぐことができる。篩い落とし部からの付着物及び塵屑等が多いとき横側シート部材44の下端51aが傾斜を持たない場合、駆動伝達部40のプーリ56、PTOプーリ57やミッションケース55の上面に付着物や塵屑等の堆積する可能性がある。
【0036】
案内体41は、シート部材を丸めて、上端から下端に向けて略垂形のごとくして、取り付けてもよい。案内体の形状は、上述したものに限定されるものではない。また、案内体41は、底板43に取り付けたが、フィーダハウス25に直接取り付けるようにしてもよい。案内体41は、柔軟な材料でもよいし、強固な板状の材料でもよい。その場合材料としては、例えば金属材、プラスチック、強化ガラス、炭素繊維等でもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に係るコンバインを示す側面図である。
【図2】本発明に係るコンバインを示す平面図である。
【図3】本発明に係るコンバインの案内体の位置を示す模式の正面図である。
【図4】本発明に係るコンバインの案内体の位置を示す模式の側面図である。
【図5】本発明に係るコンバインの案内体を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るコンバインの案内体を示す展開図である。
【符号の説明】
【0038】
1 走行機体
2 刈取部
3 走行部
4 機体フレーム
5 脱穀部
6 選別部
7 運転部
8 貯留部
9 原動機部
10 穀粒搬出オーガ
11 扱胴
12 揺動選別体
13 第1唐箕
14 第2唐箕
15 一番コンベア
16 二番コンベア
17 キャビン
18 操作コラム
19 ハンドル
20 運転席
21 エンジン
22 扱室
25 フィーダハウス
26 搬出口部
27 搬入口部
28 プラットフォーム
29 横送りオーガ
30 往復駆動型刈刃
31 ディバイダー
32 昇降機構
33 リール
35 搬送用コンベア
36 従動軸体
37 駆動軸体
38 搬送用チェン
39 クローラ
40 動力伝達部
41 案内体
42 篩い落とし部
43 底板
44 横側シート部材
45 後側シート部材
50a、50b 上端
51a、50b 下端
55 ミッションケース
56 プーリ
57 PTOプーリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圃場の穀稈を刈り取る刈取部と、同刈取部により刈り取られた穀稈を搬送する搬送部と、同搬送部により搬送された刈取穀稈を脱穀する脱穀部と、これら各部にエンジンからの動力を伝達すべく上記搬送部の側方に配置した動力伝達部とを装備し、
前記搬送部は、前後方向に伸延する筒状のフィーダハウス内に刈取穀稈搬送手段を配設して、同刈取穀稈搬送手段により刈取穀稈を前方の刈取部側から後方の脱穀部側へフィーダハウスの底部上を摺らせながら搬送するようにしたコンバインにおいて、
前記フィーダハウスの底部に、刈取穀稈に付着した付着物等を篩い落とす篩い落とし部を設け、同篩い落とし部の縁部には、付着物等の落下方向を案内する案内体を垂設すると共に、
同案内体は、少なくとも側方の動力伝達部側と、後方の脱穀部側とを仕切るように形成したことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】
前記案内体は、上端を篩い落とし部に垂設し、下端を前記動力伝達部から離し、且つ、走行部のクローラ上に配する
請求項1記載のコンバイン。
【請求項3】
前記案内体は、前記動力伝達部側の位置に横側シート部材を設けると共に、後側シート部材を設けた
請求項2記載のコンバイン。
【請求項4】
前記案内体は、前記横側シート部材と前記後側シート部材を一体とした
請求項3に記載のコンバイン。
【請求項5】
前記案内体は、下端を凹んだ湾曲形状である
請求項4に記載のコンバイン。
【請求項6】
前記案内体は、格子状の底板に装着され、前記底板を篩い落とし部に装着する
請求項5に記載のコンバイン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−182903(P2008−182903A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−16832(P2007−16832)
【出願日】平成19年1月26日(2007.1.26)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】