説明

シューズのソール構造体

【課題】 シャンク剛性を低下させることなく、シューズの中足部のフィット性を向上できるソール構造体を提供する。
【解決手段】 シューズのソール構造体1において、ソール構造体の上側に配置され、ソール構造体の中足部に延在する上部プレート部材2と、ソール構造体の下側において、上部プレート部材2との間に空隙を介して配置されるとともに、ソール構造体の中足部に延在する下部プレート部材3とを設ける。上部プレート部材2の中足部における幅Wuを下部プレート部材3の中足部における幅Wdの0.24〜0.54倍にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シューズのソール構造に関し、詳細には、シャンク剛性を低下させることなく、シューズの中足部(土踏まず部)のフィット性を向上させるためのソール構造の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
シューズにおいて、中足部のフィット性を向上させたいとする要請がある。そのための方策として、シューズの中足部の幅寸法を小さくすることにより、シューズの中足部の形状を足のアーチ部の形状に沿わせるようにすることが考えられる。しかしながら、この場合には、シューズの中足部の捩り剛性および曲げ剛性が低下してシャンク剛性が低下することになるため、シューズとしての安定性を損なうおそれがある。
【0003】
本発明は、このような観点からなされたものであり、シャンク剛性を低下させることなく、シューズの中足部のフィット性を向上させることを主眼としている。そして、本発明においては、ソールが2層のプレート部材から構成されたソール構造体に着目した。
【0004】
ところで、2層のプレート部材からなる従来のソール構造体は、たとえば、特開2003−9906号公報や特開2003−339405号公報に記載されている。特開2003−9906号公報に示すものでは、踵部から中足部にかけてソールプレートが2層構造になっており、特開2003−339405号公報に示すものでは、中足部においてソールプレートが2層構造になっている。
【0005】
しかしながら、これらいずれのソール構造体においても、シューズの中足部を2層構造とすることで中足部のシャンク剛性を高めることのみを意図して構成されており、このように上下2層のプレート部材が同一幅を有している場合には、上プレート部材に甲被を固着したときにシューズの中足部において甲被と足の間に隙間ができるため、中足部のフィット性向上の観点からは、十分なものとはいえない。
【特許文献1】特開2003−9906号公報(図3参照)
【特許文献2】特開2003−339405号公報(図2参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされてものであり、本発明が解決しようとする課題は、シャンク剛性を低下させることなく、シューズの中足部のフィット性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明に係るシューズのソール構造体は、当該ソール構造体の上側に配置され、当該ソール構造体の少なくとも中足部に延在する上部プレート部材と、当該ソール構造体の下側において、上部プレート部材との間に空隙を介して配置されるとともに、当該ソール構造体の少なくとも中足部に延在する下部プレート部材とを備えている。上部プレート部材の中足部における幅は、下部プレート部材の中足部における幅よりも小さくなっている。
【0008】
請求項1の発明によれば、中足部において上方(つまり、着用者の足により接近した位置)に配置された上部プレート部材の方が下部プレート部材よりも幅が狭くなっているので、シューズの中足部を着用者の足のアーチ部の形状に容易に沿わせることができるようになってフィット性を向上できるとともに、中足部において上部プレート部材の下方に配置されかつ上部プレート部材よりも幅の広い下部プレート部材によって、中足部の捩り剛性を確保できるので、中足部のシャンク剛性を向上できる。
【0009】
中足部において、下部プレート部材に対する上部プレート部材の幅の比は、好ましくは、請求項2の発明に記載されているように、0.22〜0.63であり、より好ましくは、請求項3の発明に記載されているように、0.24〜0.54である。
【0010】
一般に、足の土踏まず部の最も幅狭の個所の前後方向位置は、人によって異なるが、この位置を足の全長(足長)に対する踵後端からの距離の比で表すことにして、多数の人からデータを収集すると、図6に示す表中の「踵後端からの土踏まず長さ/足長」の欄に示すようになる。
【0011】
同表中、「High-1〜6」は、アーチ部の高さの高い、いわゆるハイアーチの人6名のデータを示し、同様に「Low-1〜6」は、アーチ部の高さの低い、いわゆるローアーチの人6名のデータを示している。「High-average」は、ハイアーチの人6名のデータの平均値を示し、同様に「Low-average」は、ローアーチの人6名のデータの平均値を示し、「All-average」は、ハイアーチおよびローアーチ全員のデータの平均値を示している。また、「High-S.D.」は、ハイアーチの人6名のデータの標準偏差を示し、同様に「Low-S.D.」は、ローアーチの人6名のデータの標準偏差を示し、「All-S.D.」は、ハイアーチおよびローアーチ全員のデータの標準偏差を示している。
【0012】
これらのデータから、(踵後端からの土踏まず長さ)/(足長)の値の範囲を決定する。その手法としては、ハイアーチおよびローアーチ全員の平均値および標準偏差に基づいて、0.39±0.06(つまり、0.33〜0.45)を採用した。したがって、足の土踏まず部の最も幅狭の個所の前後方向位置は、足長をLとするとき、踵後端から0.33L〜0.45Lの距離にあることになる。
【0013】
また、足のアーチ部の高さも人によって異なるが、足裏が接地面と接触しているときの土踏まず部接地領域の幅寸法Aと、足の中足部の接地面への鉛直投影ラインによって描かれる中足部領域における幅寸法Bとの比A/Bについて、多数の人のデータを収集すると、図6に示す表中の「A/B」の欄に示すようになる。
【0014】
これらのデータから、A/Bの値の範囲を決定する。その一つの手法としては、ハイアーチおよびローアーチ双方の人を含むように、ハイアーチおよびローアーチそれぞれの平均値および標準偏差から、A/Bの下限値として、0.30−0.08=0.22を採用し、上限値として、0.48+0.15=0.63を採用する。もう一つの手法としては、ハイアーチおよびローアーチ全員の平均値および標準偏差から、A/Bの下限値として、0.39−0.15=0.24を採用し、上限値として、0.39+0.15=0.54を採用する。
【0015】
請求項2の発明では前者の手法を採用し、請求項3の発明では後者の手法を採用するとともに、上記幅寸法A,Bをそれぞれ上部プレート部材の幅および下部プレート部材の幅に置き換えたのである。すなわち、請求項2の発明では、上部プレート部材の幅と下部プレート部材の幅との比を(0.22〜0.63):1にし、請求項3の発明では、前記比を(0.24〜0.54):1にしている。
【0016】
次に、足の土踏まず部接地領域の幅方向位置も人によって異なるが、足裏が接地面と接触しているときの土踏まず部接地領域の中心線の位置を、足の接地面への鉛直投影ラインにより描かれる中足部領域の内甲側からの距離と外甲側からの距離との比で表すことにして、多数の人のデータを収集すると、図6に示す表中の「土踏まず部接地領域中心線の内甲側からの比率」の欄に示すようになる。
【0017】
これらのデータから、「土踏まず部接地領域中心線の内甲側からの比率」の値を決定する。その手法としては、ハイアーチおよびローアーチ全員の平均値に基づいて、0.7の値を採用した。したがって、足の土踏まず部接地領域の中心線は、足の接地面への鉛直投影ラインにより描かれる中足部領域の幅を1とするとき、内甲側縁部から0.7の距離にあることになる。
【0018】
請求項4の発明は、ソール構造体の上部プレート部材の幅方向位置を実際の足に適合させるべくなされたものであって、上部プレート部材の中足部における中心線を、ソール構造体の中足部の内甲側対外甲側の比率で7:3の位置に配置するようにしたものである。
【0019】
請求項4の発明によれば、シューズの中足部のフィッティング性能をさらに高めることができるようになる。
【0020】
請求項5の発明では、上部プレート部材が、ソール構造体の中足部の内甲側において内方に湾曲しつつくびれている。
【0021】
この場合には、内アーチが大きい平均的な足に対して、シューズの中足部内甲側のフィット性を向上できるとともに、内アーチの立体形状に適合したシューズを実現できる。
【0022】
請求項6の発明では、上部プレート部材が、ソール構造体の中足部の外甲側において、内方に湾曲しつつくびれている。
【0023】
この場合には、とくにインドアシューズにおいて、シューズの中足部外甲側のフィット性を高めることができるので、サイドステップなどの横方向の動きを確実にサポートできるようになる。
【0024】
請求項7の発明では、上部プレート部材が、ソール構造体の中足部の内甲側および外甲側において、内方に湾曲しつつくびれている。
【0025】
この場合には、シューズの中足部の内甲側および外甲側双方のフィット性を向上できるので、ランニング系およびインドアスポーツ系双方に適合したシューズを実現できる。
【0026】
請求項8の発明では、上下部プレート部材が、ソール構造体の踵部から中足部をへて前足部まで延びており、いずれもシューズ構造体の全長にわたって延設されている。
【0027】
この場合には、ソール構造体の全長にわたって捩り剛性および曲げ剛性を向上できるので、着地してから離地するまでの走行安定性を向上できる。
【0028】
請求項9の発明では、上部プレート部材が、その上側に配設されたミッドソール部材を介してシューズの甲被部の下部に固着されている。
【0029】
この場合には、中足部のクッション性を確保できるので、初心者のランナーに好適のシューズを実現できる。
【0030】
請求項10の発明では、上部プレート部材が、シューズの甲被部の下部に直接固着されている。
【0031】
この場合には、シューズの中足部のフィット性をさらに高めることができ、シューズ内での足のブレを小さくできるので、甲被部およびソール構造体の一体感を向上できる。したがって、この場合には、スピードを追求するエリートランナーに好適のシューズを実現できる。
【0032】
請求項11の発明では、中足部における上部プレート部材の下面において、下部プレート部材に向かって突出しかつ前後方向に延びるリブが設けられている。
【0033】
この場合には、当該リブによって、上部プレート部材の前後方向の曲げ剛性を高くすることができるので、シューズ着地時などの載荷時に上部プレートの過度の沈み込みを防止でき、走行安定性を向上できる。
【発明の効果】
【0034】
以上のように本発明によれば、中足部に上下2層の上下部プレート部材を設けるとともに、上部プレート部材の幅を下部プレート部材の幅よりも狭くするようにしたので、シャンク剛性を低下させることなく、シューズの中足部のフィット性を向上できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例によるシューズ用ソール構造体の平面図であり、図2は、図1のII-II線におけるシューズの断面部分図である。
【0036】
図1および図2に示すように、ソール構造体1は、ソール構造体1の上側に配置され、ソール構造体1の少なくとも中足部に延在する上部プレート部材2と、ソール構造体1の下側において、上部プレート部材2との間に空隙を介して配置されるとともに、ソール構造体1の少なくとも中足部に延在する下部プレート部材3とを備えている。図1に示す例では、上部プレート部材2および下部プレート部材3は、ソール構造体1の踵部から中足部をへて前足部まで延びており、ソール構造体1の全長にわたって延設されている。
【0037】
図1に示すように、ソール構造体1の中足部において、上部プレート部材2の幅は、下部プレート部材3の幅よりも小さくなっている。ここで、ソール構造体1の全長をLとするとき、ソール構造体1の中足部の位置を、踵後端Heから0.33L〜0.45L(言い換えれば、0.39L±0.06L)と定義することにする。その根拠は、図6の表を用いてすでに説明したとおりであり、ソール構造体1の中足部の位置を、平均的な足の土踏まず部の最も幅狭の個所に対応させるためである。
【0038】
上部プレート部材2は、中足部の内甲側において、内方に湾曲しつつくびれた形状を有している。また、上部プレート部材2は、ソール構造体1の踵後端Heから0.39Lの位置において、もっとも幅が狭くなっているのが好ましい。これに対して、下部プレート部材3は、足の鉛直方向投影ラインに沿った形状を有している。
【0039】
ここで、上部プレート部材2の中足部における中心線Cの位置は、ソール構造体全体の中足部における幅(ここでは下部プレート部材3の幅に等しい)をWdとするとき、内甲側縁部から0.7Wd(言い換えれば外甲側縁部から0.3Wd)の距離に配置されている。その根拠は、図6の表を用いてすでに説明したとおりであり、平均的な足の土踏まず部に対応させるためである。
【0040】
中足部において、上部プレート部材2の幅をWuとし、下部プレート部材3の幅をWdとするとき、好ましくは、
Wu/Wd=0.22〜0.63
になっており、より好ましくは、
Wu/Wd=0.24〜0.54
になっている。
これらの根拠は、図6の表を用いてすでに説明したところであり、平均的な足の土踏まず部に対応させるためである。
【0041】
図2に示すように、上部プレート部材2は、その上側に配設されたミッドソール部材4を介してシューズの甲被部5の下部に固着されている。なお、これとは異なり、上部プレート部材2は、シューズの甲被部の下部に直接固着されていてもよい。
【0042】
この場合には、中足部において上方(つまり、着用者の足により接近した位置)に配置された上部プレート部材2の方が下部プレート部材3よりも幅が狭くなっているので、シューズの中足部を着用者の足のアーチ部の形状に容易に沿わせることができるようになってフィット性を向上できるとともに、中足部において上部プレート部材2の下方に配置されかつ上部プレート材2よりも幅の広い下部プレート部材3によって、中足部の捩り剛性を確保できるので、中足部のシャンク剛性を向上できる。
【0043】
また、この場合には、中足部の内甲側において、上部プレート部材2が内方にくびれていることにより、内アーチが大きい平均的な足に対して、シューズの中足部内甲側のフィット性を向上できるとともに、内アーチの立体形状に適合したシューズを実現できる。
【0044】
なお、前記実施例では、上部プレート部材が中足部の内甲側にのみ内方に湾曲しつつくびれている例を示したが、本発明は、図4に示すように、上部プレート部材が中足部の外甲側にのみ内方にくびれたものにも適用でき、さらに、図5に示すように、上部プレート部材2が中足部の内甲側および外甲側の双方において内方にくびれたものにも適用できる。好ましくは、内甲側のくびれ度合いが外甲側のくびれ度合いよりも大きくなっている。
【0045】
図4に示す例では、とくにインドアシューズにおいて、シューズの中足部外甲側のフィット性を高めることができるので、サイドステップなどの横方向の動きを確実にサポートできるようになる。また、図5の例では、シューズの中足部の内甲側および外甲側双方のフィット性を向上できるので、ランニング系およびインドアスポーツ系双方に適合したシューズを実現できる。
【0046】
図3に示すように、中足部において上部プレート部材2の下面には、下部プレート部材3に向かって下方に突出しかつ前後方向(同図紙面垂直方向)に延びるリブ6が設けられていてもよい。
【0047】
この場合には、リブ6によって、上部プレート部材2の前後方向の曲げ剛性を高くすることができるので、シューズ着地時などの載荷時に上部プレート2の過度の沈み込みを防止でき、走行安定性を向上できる。なお、リブ6は、下部プレート部材3まで到達する長さを有していてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の一実施例によるソール構造体の平面図である。
【図2】前記ソール構造体(図1)のII-II線におけるシューズの断面部分図である。
【図3】図2の変形例を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例によるソール構造体の平面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例によるソール構造体の平面図である。
【図6】ハイアーチの人およびローアーチの人の足の各種データを示す表である。
【符号の説明】
【0049】
1: ソール構造体

2: 上部プレート部材
3: 下部プレート部材
4: ミッドソール部材
6: リブ

Wu: 上部プレート部材の幅
Wd: 下部プレート部材の幅
L: シューズ全長(足長)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シューズのソール構造体であって、
前記ソール構造体の上側に配置され、前記ソール構造体の少なくとも中足部に延在する上部プレート部材と、
前記ソール構造体の下側において、前記上部プレート部材との間に空隙を介して配置されるとともに、前記ソール構造体の少なくとも中足部に延在する下部プレート部材とを備え、
前記上部プレート部材の前記中足部における幅が、前記下部プレート部材の前記中足部における幅よりも小さくなっている、
ことを特徴とするシューズのソール構造体。
【請求項2】
請求項1において、
前記上部プレート部材の前記中足部における幅が、前記下部プレート部材の前記中足部における幅を1とするとき、0.22〜0.63である、
ことを特徴とするシューズのソール構造体。
【請求項3】
請求項1において、
前記上部プレート部材の前記中足部における幅が、前記下部プレート部材の前記中足部における幅を1とするとき、0.24〜0.54である、
ことを特徴とするシューズのソール構造体。
【請求項4】
請求項1において、
前記上部プレート部材の前記中足部における中心線が、前記ソール構造体の前記中足部において内甲側対外甲側の比率で7:3の位置に配置されている、
ことを特徴とするシューズのソール構造体。
【請求項5】
請求項1において、
前記上部プレート部材が、前記ソール構造体の前記中足部の内甲側において、内方に湾曲しつつくびれている、
ことを特徴とするシューズのソール構造体。
【請求項6】
請求項1において、
前記上部プレート部材が、前記ソール構造体の前記中足部の外甲側において、内方に湾曲しつつくびれている、
ことを特徴とするシューズのソール構造体。
【請求項7】
請求項1において、
前記上部プレート部材が、前記ソール構造体の前記中足部の内甲側および外甲側において、内方に湾曲しつつくびれている、
ことを特徴とするシューズのソール構造体。
【請求項8】
請求項1において、
前記上部プレート部材および下部プレート部材が、前記ソール構造体の踵部から前記中足部をへて前足部まで延びている、
ことを特徴とするシューズのソール構造体。
【請求項9】
請求項1において、
前記上部プレート部材が、その上側に配設されたミッドソール部材を介してシューズの甲被部の下部に固着されている、
ことを特徴とするシューズのソール構造体。
【請求項10】
請求項1において、
前記上部プレート部材が、シューズの甲被部の下部に直接固着されている、
ことを特徴とするシューズのソール構造体。
【請求項11】
請求項1において、
前記中足部において前記上部プレート部材の下面には、前記下部プレート部材に向かって下方に突出しかつ前後方向に延びるリブが設けられている、
ことを特徴とするシューズのソール構造体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−267948(P2007−267948A)
【公開日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−97118(P2006−97118)
【出願日】平成18年3月31日(2006.3.31)
【出願人】(000005935)美津濃株式会社 (239)
【Fターム(参考)】