説明

テレビレンズの操作装置

【課題】本発明は、回動操作端をカメラマンの手で感じ取ることができるマニュアル操作を実現するとともに、オートフォーカス制御において同一の回動操作部材により修正操作を行うことができ、且つ、オートフォーカス制御において回動操作端を感じることなく回動操作することができるテレビレンズの操作装置を提供する。
【解決手段】フォーカスデマンド28には、マニュアルモードとオートフォーカスモードを切り替える切替装置74を有している。切替装置74は、クリックボール76によって操作ノブ34が採り得る二つの位置に応じてマニュアルモードとオートフォーカスモードに切り替える装置である。クリックボール76を溝84に係合させると、ピン90が連結板96の凹部94に係合するので、操作ノブ34の回転が軸78、ギヤ88、連結板96を介してポテンショメータ66に伝達される。また、連結板96のストッパ98がストッパ100に当接されるため、ポテンショメータ66は0°〜約360°の範囲でその回動が規制される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はテレビレンズの操作装置に係り、特にフォーカスレンズを至近端から無限遠までの焦点位置に移動させるフォーカスデマンド等のテレビレンズの操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
フォーカスデマンドの操作ノブを回動操作してフォーカシングを行うフォーカス操作装置が特許文献1により知られている。また、特許文献2には、回動操作端をカメラマンの手で感じ取ることができるマニュアル操作を実現するとともに、オートフォーカス制御において同一の操作ノブにより修正操作を行うことを可能としたテレビレンズのフォーカス操作装置が開示されている。
【0003】
このフォーカス操作装置によれば、所定回転角度の第1作動範囲(0°〜720°)及び第1作動範囲外で第1作動範囲内のトルクよりも大きいトルクで回転する無限の第2作動範囲を設定した操作ノブと、第1作動範囲内の操作ノブの回転位置を検出するポテンショメータと、第1作動範囲及び第2作動範囲内での回転状態を検出するロータリエンコーダとを備えており、マニュアルモードではポテンショメータからの出力に基づいてフォーカスレンズを駆動し、オートフォーカスモードではロータリエンコーダの出力に基づいてフォーカスレンズを修正駆動する。
【特許文献1】特開平11−271041号公報
【特許文献2】特開平8−139983号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2のフォーカス操作装置は、マニュアルモード時においてトルクの差により回動操作端を手で感じ取ることができるが、この回動操作端はマニュアルモード時のみ感じ取れればよいものであって、オートフォーカスモードでは感じ取る必要がない。しかしながら、特許文献1のフォーカス操作装置は、オートフォーカスモード時の回動操作時においても前記回動操作端を手で感じ取ることができるため、カメラマンは現モードがオートフォーカスモードでありながらマニュアルモードであると錯覚してしまうという問題があった。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、回動操作端をカメラマンの手で感じ取ることができるマニュアル操作を実現するとともに、オートフォーカス制御において同一の回動操作部材により修正操作を行うことができ、且つ、オートフォーカス制御において回動操作端を感じることなく回動操作することができるテレビレンズの操作装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、本体と、前記本体に回動自在に設けられた回動操作部材と、前記回動操作部材の回動操作量に基づいてレンズを移動させるレンズ制御部と、前記回動操作部材の回動範囲を規制する規制部材と、前記規制部材による前記規制を実行/解除する切替手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、規制部材による回動操作部材の回動範囲の規制を、切替手段によって実行/解除する。例えば、フォーカスのマニュアル操作時には、切替手段によって規制部材を実行側に切り替える。これにより、本発明は、回動操作部材の回動操作端をカメラマンの手で感じ取ることができるマニュアル操作を実現できる。また、オートフォーカス制御時には、切替手段によって規制部材を解除側に切り替える。これにより、オートフォーカス制御において同一の回動操作部材により修正操作を行うことができ、且つ、オートフォーカス制御において回動操作端を感じることなく回動操作することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記規制部材が前記切替手段によって前記規制を実行する側に切り替えられると、前記レンズ制御部は、前記回動操作部材の回動操作量を検出する絶対位置検出手段からの検出情報に基づきレンズを移動させ、前記規制部材が前記切替手段によって前記規制を解除する側に切り替えられると、前記レンズ制御部は、前記回動操作部材の回動操作量を検出する相対位置検出手段からの検出情報に基づきレンズを移動させることを特徴としている。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、規制部材が切替手段によって規制を実行する側に切り替えられると、回動操作部材は両回動操作端で停止するため、レンズ制御部は、回動操作部材の回動操作量を検出する絶対位置検出手段からの検出情報に基づきレンズを移動させる。一方、規制部材が切替手段によって規制を解除する側に切り替えられると、回動操作部材は無限の範囲で回動するため、前記レンズ制御部は、回動操作部材の回動操作量を検出する相対位置検出手段からの検出情報に基づきレンズを移動させる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記テレビレンズの操作装置は、テレビレンズのフォーカスレンズを操作する操作装置であり、前記絶対位置検出手段は、ポテンショメータであり、前記相対位置検出手段は、ロータリエンコーダであることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、テレビレンズの操作装置は、テレビレンズのフォーカスレンズを操作する操作装置であり、絶対位置検出手段は、至近端から無限遠までの焦点位置に対応する絶対位置を検出するポテンショメータであり、相対位置検出手段は、無限の範囲で回転量を検出するロータリエンコーダである。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように本発明に係るテレビレンズの操作装置によれば、フォーカスのマニュアル操作時には、切替手段によって規制部材を実行側に切り替えるので、回動操作部材の回動操作端をカメラマンの手で感じ取ることができるマニュアル操作を実現できる。また、オートフォーカス制御時には、切替手段によって規制部材を解除側に切り替えるので、オートフォーカス制御において同一の回動操作部材により修正操作を行うことができ、且つ、オートフォーカス制御において回動操作端を感じることなく回動操作することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下添付図面に従って、本発明に係るテレビレンズの操作装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0014】
図1は、実施の形態に係るテレビレンズの操作装置が適用されたテレビカメラ10の斜視図である。
【0015】
同図に示すテレビカメラ10は、レンズ装置12とカメラ本体14から構成され、このテレビカメラ10は、ペデスタルドリー16の上部に設置された雲台18に、パン方向及びチルト方向に移動自在に支持される。雲台18には、カメラマンが両手で操作する2本のパン棒22、23が後方に向けて延設されている。パン棒22の端部には、レンズ装置12にケーブル25を介して接続されたズームデマンド26が取り付けられ、パン棒23の端部には、レンズ装置12にケーブル27を介して接続されたフォーカスデマンド(テレビレンズの操作装置)28が取り付けられる。
【0016】
ズームデマンド26には、基準位置から両方向に回動可能なサムリング30が設けられている。サムリング30がカメラマンにより回転操作されると、その基準位置からの操作量、すなわち回転方向及び回転量に応じたズーム指令信号がズームデマンド26からレンズ装置12に与えられ、レンズ装置12のズームレンズがワイド側又はテレ側に移動される。これにより、ズーミングがマニュアル操作により実行される。
【0017】
一方、パン棒23に固定されるフォーカスデマンド28の本体32には、操作ノブ(回動操作部材)34が回動自在に設けられている。操作ノブ34がカメラマンにより回転操作されると、その操作量、すなわち回転方向及び回転量に応じたフォーカス指令信号がフォーカスデマンド28からレンズ装置12に与えられ、レンズ装置12のフォーカスレンズが至近側又は無限遠側に移動される。これにより、フォーカシングがマニュアル操作により実行される。
【0018】
図2は、レンズ装置12のオートフォーカス装置の構成が示され、図3及び図4にはフォーカスデマンド28の断面図が示されている。
【0019】
図2において、レンズ装置12にはフォーカスレンズ36が設けられ、レンズ装置12の後方にはCCD38が配置される。CCD38には、所定の信号処理を施して映像信号を得るための映像回路40が接続され、映像回路40で形成された映像信号はビューファインダ42及びモニタへ出力される。
【0020】
また、映像回路40から出力される輝度(Y)信号に基づいて、オートフォーカスのための信号処理が行われる。この回路には、輝度信号の高域周波数成分を取り出す高域通過フィルタ(HPF)44、デジタル処理のために必要となるA/D変換器46、画面上の測定エリア内の信号を抽出するゲート回路48、測定エリア内の信号を加算する加算器50、オートフォーカス制御を統轄するCPU52が設けられる。したがって、この回路によれば、輝度信号の高域周波数成分により焦点評価値(焦点電圧)を形成し、CPU52によってフォーカスレンズ36の前後の微小移動時における焦点評価値により、合焦位置(最大焦点評価値)を検出する。
【0021】
また、フォーカスレンズ36には、現在のレンズ位置を検出する位置検出器54が設けられるとともに駆動用のモータ56が配置される。モータ56には、フォーカスレンズ駆動回路58が接続され、このレンズ駆動回路58とCPU52との間には、デジタル演算処理を確保するために、A/D変換器60及びD/A変換器62が接続されている。このレンズ駆動回路58によれば、前述した合焦位置までの距離信号をCPU52から入力し、位置検出器54の検出値に基づきモータ56を駆動することによって、フォーカスレンズ36を合焦位置まで移動させることができる。
【0022】
一方、CPU52には、A/D変換器64を介して、絶対位置検出手段であるポテンショメータ(可変抵抗器)66が接続される。また、CPU52には、カウンタ68を介して相対位置検出手段であるロータリーエンコーダ70が接続される。このポテンショメータ66及びロータリーエンコーダ70は、図3、図4の如くフォーカスデマンド28の本体32内に配置されており、それぞれの検出手段によって操作ノブ34の回転方向及び回転量を検出することができる。
【0023】
更に、図2の如くCPU52にはマニュアルモードとオートフォーカスモードを切り替えるモード切替えスイッチ72が接続されている。このモード切替えスイッチ72がOFF操作されると、CPU52はポテンショメータ66からの検出値を選択し、また、モード切替えスイッチ72がON操作されると、CPU52はとロータリーエンコーダ70からの検出値を選択する。モード切替えスイッチ72もフォーカスデマンド28の本体32内に配置されている。
【0024】
このように構成されたオートフォーカス装置によれば、まず、モード切替えスイッチ72にて選択されているモードがオートフォーカスモードか否かを判定し、マニュアルモードのときは、ポテンショメータ66の検出値を選択する。一方、オートフォーカスモードであることが判定されたときは、操作ノブ34が回転しているか否かの判定が行われ、操作ノブ34が操作されていないときは、通常のオートフォーカス動作が行われる。すなわち、フォーカスレンズ36を前後に僅かに動かしながら、図2のHPF44から加算器50で検出された焦点電圧から最大焦点評価値が演算され、この最大焦点評価値の位置(合焦位置)までフォーカスレンズ36を移動させる。次に、最大焦点評価値を検出したか否かが判定され、この最大焦点評価値を検出したとき、その位置でフォーカスレンズ36を停止させる。
【0025】
また、オートフォーカスモード時に操作ノブ34が操作されていると判定されると、ロータリーエンコーダ70の検出値を選択して入力する。そして、操作ノブ34の回転量に対応した量だけ、また操作ノブ34の左右の回転方向に対応した近距離方向又は遠距離方向へフォーカスレンズ36を移動させる。このようにして、カメラマンはオートフォーカスによって制御された位置から、更に修正動作を行うことができるので、撮影状態に最適なフォーカス状態を得ることができる。
【0026】
図3、図4にはマニュアルモードとオートフォーカスモードを切り替える切替装置(切替手段)74の構造図が示され、図3はマニュアルモードの状態、図4はオートフォーカスモードの状態をそれぞれ示している。
【0027】
この切替装置74は、クリックボール76によって操作ノブ34が採り得る二つの位置に応じてマニュアルモードとオートフォーカスモードに切り替える装置である。クリックボール76は、操作ノブ34の回転軸78が本体32に挿入される挿入孔80の内周面に設けられるとともに、挿入孔80の内周面に埋設されたスプリング82の付勢力によって挿入孔80の中心に向けて突出付勢されている。また、クリックボール76が係合する溝84、86が操作ノブ34の回転軸78に形成され、クリックボール76が溝84に係合することにより、操作ノブ34が図3のマニュアルモード位置に保持され、クリックボール76が溝86に係合することにより、操作ノブ34が図4のオートフォーカスモード位置に保持される。
【0028】
操作ノブ34の回転軸78の端部には、ギヤ88が取り付けられている。このギヤ88の図3上で左側面にはピン90が設けられ、ピン90はギヤ88に埋設されたスプリング92の付勢力によってギヤ88の左側面から外方に突出付勢されている。また、ピン90が係合する凹部94が形成された連結板96が設けられ、この連結板96はポテンショメータ66の回転軸67に固定されている。
【0029】
したがって、クリックボール76を溝84に係合させると、図3の如くギヤ88が連結板96に接近し、この状態で操作ノブ34を回動させることにより、ピン90が連結板96の凹部94に係合する。これによって、操作ノブ34の回転が軸78、ギヤ88、連結板96を介してポテンショメータ66に伝達される。
【0030】
また、連結板96の左側面にストッパ(規制部材)98が固着され、このストッパ98が当接されるストッパ(規制部材)100が本体32に固着されている。このストッパ98は、連結板96が略一回転することによりストッパ100に当接されるため、ポテンショメータ66は0°〜約360°の範囲でその回動が規制されている。これにより、操作ノブ34を回動するカメラマンは、ストッパ98がストッパ100に当接する0°〜約360°の範囲の両端(回動規制端)を手で感じ取ることができる。また、この時、モード切替えスイッチ72はOFF状態であるので、CPU52はポテンショメータ66からの検出値を選択し、フォーカスレンズ36を駆動する。
【0031】
一方、ギヤ88にはギヤ102が噛合され、このギヤ102は回転軸104を介してロータリエンコーダ70の回転軸71に連結されている。
【0032】
また、図4の如く、クリックボール76を溝86に係合させると、ギヤ88が連結板96から退避し、ピン90が凹部94から外れるため、ポテンショメータ66への回動伝達が遮断されるが、ギヤ88とギヤ102の噛合は保持される。よって、この状態で操作ノブ34を回動させると、操作ノブ34の回転が軸78、ギヤ88、ギヤ102を介してロータリエンコーダ70に伝達される。また、この時、モード切替えスイッチ72はギヤ88に押されてON状態となるので、CPU52はロータリエンコーダ70からの検出値を選択し、フォーカスレンズ36を駆動する。
【0033】
したがって、前記の如く構成された切替装置74によれば、操作ノブ34の位置を図3、図4の如く変更することにより、ストッパ98、100による操作ノブ34の回動範囲の規制を実行(図3参照)/解除(図4参照)することができる。
【0034】
すなわち、フォーカスのマニュアル操作時には、図3の如く操作ノブ34を本体32に押し込んでストッパ98、100による規制を実行側に切り替えるとともに、ポテンショメータ66からの検出値を選択する。これにより、実施の形態のフォーカスデマンド28によれば、マニュアル操作時において、カメラマンは操作ノブ34の回動操作端を手で感じ取ることができる。
【0035】
また、オートフォーカス制御時には、図4の如く操作ノブ34を本体32から引き出してストッパ98、100による規制を解除側に切り替えるとともに、ロータリエンコーダ70からの検出値を選択する。これにより、カメラマンは、オートフォーカス制御において同一の操作ノブ34により修正操作を行うことができ、且つ、オートフォーカス制御において回動操作端を感じることなく操作ノブ34を回動操作することができる。
【0036】
図5は、切替装置174の他の実施の形態が示され、図3、図4に示した切替装置74と同一又は類似の部材については同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0037】
図5に示す切替装置174は、切替用のツマミ106がフォーカスデマンド28の本体32に回転自在に設けられ、ツマミ106の回転軸108の端部に設けられた偏心ピン110が、ギヤ88の周囲に形成された溝112に係合されている。ギヤ88は、操作ノブ34の回転軸78に沿ってスライド自在に嵌合されている。
【0038】
したがって、図5に示したツマミ106を半回転させると、回転軸108に対して偏心した位置にある偏心ピン110が回転軸108を中心に半回転する。これにより、偏心ピン110が溝112を介してギヤ88を回転軸78に沿って押すため、ギヤ88が回転軸78に沿って図5の左方に移動する。この動作によって、ギヤ88に取り付けられたピン90が連結板96の凹部94に係合するので、操作ノブ34の回転を軸78、ギヤ88、連結板96を介してポテンショメータ66に伝達する動力伝達系が構成される。また、この時、ギヤ88がモード切替えスイッチ72から離間し、モード切替えスイッチ72がOFFになるので、CPU52はポテンショメータ66からの検出値を選択し、フォーカスレンズ36を駆動する。また、この時、ストッパ98、100による操作ノブ34の回動範囲の規制が実行される。
【0039】
次に、この状態でツマミを半回転させると、偏心ピン110が回転軸108を中心に半回転し、偏心ピン110が溝112を介してギヤ88を回転軸78に沿って押すため、ギヤ88が回転軸78に沿って図5の右方に移動する。この動作によって、図5の如くピン90が連結板96の凹部94から離間するので、操作ノブ34の回転を軸78、ギヤ88、ギヤ102を介してロータリエンコーダ70に伝達する動力伝達系が構成される。また、この時、ギヤ88がモード切替えスイッチ72を押圧し、モード切替えスイッチ72がONになるので、CPU52はロータリエンコーダ70からの検出値を選択し、フォーカスレンズ36を駆動する。また、この時、ストッパ98、100による操作ノブ34の回動範囲の規制が解除される。
【0040】
したがって、前記の如く構成された切替装置174によれば、ツマミ106を半回転毎回動させることにより、ストッパ98、100による操作ノブ34の回動範囲の規制を実行/解除(図5参照)することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】実施の形態のテレビレンズの操作装置が適用されたテレビカメラの斜視図
【図2】図1に示したテレビレンズのオートフォーカス装置の構成を示したブロック図
【図3】マニュアルモードの状態を示すフォーカスデマンドの断面図
【図4】オートフォーカスモードの状態を示すフォーカスデマンドの断面図
【図5】モード切替装置の他の実施の形態を示したフォーカスデマンドの断面図
【符号の説明】
【0042】
10…テレビカメラ、12…レンズ装置、14…カメラ本体、28…フォーカスデマンド、32…本体、34…操作ノブ、36…フォーカスレンズ、52…CPU、66…ポテンショメータ、70…ロータリーエンコーダ、72…モード切替えスイッチ、74、174…切替装置、76…クリックボール、90…ピン、98、100…ストッパ、106…ツマミ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
前記本体に回動自在に設けられた回動操作部材と、
前記回動操作部材の回動操作量に基づいてレンズを移動させるレンズ制御部と、
前記回動操作部材の回動範囲を規制する規制部材と、
前記規制部材による前記規制を実行/解除する切替手段と、
を備えたことを特徴とするテレビレンズの操作装置。
【請求項2】
前記規制部材が前記切替手段によって前記規制を実行する側に切り替えられると、前記レンズ制御部は、前記回動操作部材の回動操作量を検出する絶対位置検出手段からの検出情報に基づきレンズを移動させ、
前記規制部材が前記切替手段によって前記規制を解除する側に切り替えられると、前記レンズ制御部は、前記回動操作部材の回動操作量を検出する相対位置検出手段からの検出情報に基づきレンズを移動させることを特徴とする請求項1に記載のテレビレンズの操作装置。
【請求項3】
前記テレビレンズの操作装置は、テレビレンズのフォーカスレンズを操作する操作装置であり、
前記絶対位置検出手段は、ポテンショメータであり、
前記相対位置検出手段は、ロータリエンコーダであることを特徴とする請求項2に記載のテレビレンズの操作装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−313235(P2006−313235A)
【公開日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−135942(P2005−135942)
【出願日】平成17年5月9日(2005.5.9)
【出願人】(000005430)フジノン株式会社 (2,231)
【Fターム(参考)】