ビーズまたは他の捕捉物を用いた分子または粒子の超高感度検出
本発明は、流体試料中のアナライト分子または粒子を検出するための、いくつかの場合においては流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するためのシステムおよび方法に関する。本発明の方法は、複数のアナライト分子または粒子を複数の捕捉物に対して固定化することを含むことができる。複数の捕捉物の少なくとも一部は、複数の区画に空間的に分離することができる。流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度は、捕捉物に対して固定化されたアナライト分子を含む反応器の数に、少なくとも部分的に基づいて決定することができる。いくつかの場合、アッセイはさらに、結合リガンド、前駆標識剤および/または酵素成分を含むステップを含むことができる。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を各々が含む複数の捕捉物を、前記少なくとも1種のアナライト分子または粒子を含有するかまたは含有する疑いのある溶液に暴露すること;
アナライト分子または粒子を、前記複数の捕捉物に対して、少なくともいくつかの捕捉物は少なくとも1つのアナライト分子または粒子に結びつき、かつ捕捉物の統計的に有意な割合はいかなるアナライト分子または粒子にも結びつかないような様式で固定化すること;
固定化ステップを経た捕捉物の少なくとも一部を、複数の別々の区画に空間的に分別すること;
空間的分別ステップを経た複数の区画の少なくとも一部にアドレスし、アナライト分子または粒子を含む前記区画の数を決定すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、アナライト分子または粒子を含むと決定された区画の数に少なくとも部分的に基づいて決定すること;
を含む、前記方法。
【請求項2】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を各々が含む複数の捕捉物を、前記少なくとも1種のアナライト分子または粒子を含有するかまたは含有する疑いのある溶液に暴露して、少なくとも1つの固定化されたアナライト分子または粒子を含む捕捉物を形成すること;
暴露ステップで調製された捕捉物を、複数の結合リガンドと、少なくともいくつかの捕捉物は1つの結合リガンドに結びつき、かつ捕捉物の統計的に有意な割合はいかなる結合リガンドにも結びつかないような様式で混合すること;
混合ステップを経た捕捉物の少なくとも一部を、複数の区画に空間的に分別すること;
空間的分別ステップを経た複数の区画の少なくとも一部にアドレスし、結合リガンドを含む区画の数を決定すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、結合リガンドを含むと決定された区画の数に少なくとも部分的に基づいて決定すること;
を含む、前記方法。
【請求項3】
少なくとも1つのアナライト分子または粒子および/または結合リガンドと結びついた捕捉物のパーセンテージが、捕捉物総数の約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満、約10%未満、または約5%未満、または約1%未満、または約0.5%未満、または約0.1%未満である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
いかなるアナライト分子または粒子および/または結合リガンドとも結びつかない捕捉物のパーセンテージが、捕捉物総数の少なくとも約20%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約75%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%、または少なくとも約95%、または少なくとも約99%、または少なくとも約99.5%、または少なくとも約99.9%である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
アドレスするステップにおいて、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含み、かつアナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含まない捕捉物を含む区画の数を決定する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含みかつアナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含有する捕捉物を含むと決定された区画の数の、アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含むと決定された区画の総数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含みかつアナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含有する捕捉物を含むと決定された区画の数の、アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含むが、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含みかつアナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含有するいかなる捕捉物も含まないと決定された区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含みかつアナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含有する捕捉物を含むと決定された区画の数の、アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含まない区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項1または2に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む複数の捕捉物が、複数のビーズを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項10】
複数の区画が、複数の反応器を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項11】
複数の反応器が、光ファイバー束の端部に形成されている、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
アナライト分子または粒子の少なくとも一部が、少なくとも1つの結合リガンドに結びついている、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
アナライト分子または粒子が酵素成分を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
結合リガンドが酵素成分を含む、請求項2または12に記載の方法。
【請求項15】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度が、約50×10−15M未満、または約40×10−15M未満、または約30×10−15M未満、または約20×10−15M未満、または約10×10−15M未満、または約5×10−15M未満、または約1×10−15M未満である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項16】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、測定されたパラメータと校正標準の比較により少なくとも部分的に決定する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項17】
固定化ステップの間に、アナライト分子または粒子の少なくとも約10%、または少なくとも約20%、または少なくとも約30%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%、または少なくとも約95%が、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物に対して固定化される、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
混合ステップの間に、固定化されたアナライト分子または粒子の少なくとも約10%、または少なくとも約20%、または少なくとも約30%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%が、結合リガンドに結びつく、請求項2に記載の方法。
【請求項19】
空間的分別ステップの間に、固定化ステップを経た捕捉物の少なくとも約5%、または少なくとも約10%、または少なくとも約20%、または少なくとも約30%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%が、複数の区画に空間的に分離される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項20】
アドレスするステップにおいてアドレスされる反応器の数が、反応器の総数の少なくとも約5%、または少なくとも約10%、または少なくとも約20%、または少なくとも約30%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%である、請求項10に記載の方法。
【請求項21】
少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物の一部が、複数の区画を複数の捕捉物を含む溶液に暴露することにより、空間的に分離される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項22】
空間的分別のステップに続いて、区画を前駆標識剤に暴露する、請求項2または12に記載の方法。
【請求項23】
前駆標識剤が、結合リガンドに暴露されると標識剤に変換される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
アナライト分子もしくは粒子または標識剤を含有する捕捉物を含む区画の数を、標識剤を含む区画の数を決定することにより決定する、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
標識剤が色原体、蛍光体、または化学発光体である、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
アナライト分子または粒子がタンパク質である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項27】
アナライト分子または粒子が核酸である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項28】
複数の反応器が、封着要素の少なくとも一部を基板の少なくとも一部と合わせることにより形成される、請求項10に記載の方法。
【請求項29】
複数の反応器が、平らな基板に形成される、請求項10に記載の方法。
【請求項30】
複数の反応器の平均容積が、約10アトリットルから約100ピコリットルの間である、請求項10に記載の方法。
【請求項31】
複数の反応器の平均容積が、約1フェムトリットルから約1ピコリットルの間である、請求項10に記載の方法。
【請求項32】
複数のビーズの平均直径が、約0.1μmから約100μmの間である、請求項9に記載の方法。
【請求項33】
複数のビーズの平均直径が、約1μmから約10μmの間である、請求項9に記載の方法。
【請求項34】
少なくとも1つの洗浄ステップをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項35】
複数の反応器を密封することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項36】
複数の区画を、光学技術を用いてアドレスする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項37】
結合表面が複数の捕捉成分を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項38】
アドレスするステップにおいてアドレスされ、アナライト分子または粒子を含むと決定された区画のパーセンテージが、アドレスされた区画の総数の約10%未満、または約5%未満、または約1%未満、または約0.1%未満である、請求項1に記載の方法。
【請求項39】
アドレスするステップにおいてアドレスされ、結合リガンドを含むと決定された区画のパーセンテージが、アドレスされた区画の総数の約10%未満、または約5%未満、または約1%未満、または約0.1%未満である、請求項2に記載の方法。
【請求項40】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
少なくともその一部がビーズを含んでいる複数の区画を含む基板であって、基板上に存在するビーズの総数に関して、少なくとも1つのアナライト分子または粒子を含むビーズの、アナライト分子または粒子を含まないビーズに対する比率が約8:1から約1:10,000,000の間である、前記基板を供給すること;
複数の区画の少なくとも一部にアドレスすること、ここで、アドレスするステップの間に、複数の区画の少なくとも2つに、少なくとも部分的に同時にアドレスすること;
アドレスした各区画において、ビーズの有無および、もし存在する場合は該ビーズが任意のアナライト分子または粒子を含むかどうかを検出すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、少なくとも1種のアナライト分子または粒子を含むビーズを含むアドレスした区画の数を決定することにより、少なくとも部分的に決定すること、
を含む、前記方法。
【請求項41】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
少なくともその一部がビーズを含んでいる複数の区画を含む基板であって、基板上に存在するビーズの総数に関して、結合リガンドに結びついた少なくとも1つのアナライト分子または粒子を含むビーズの、結合リガンドに結びついたアナライト分子または粒子を含まないビーズに対する比率が、約8:1から約1:10,000,000の間である、前記基板を供給すること;
複数の区画の少なくとも一部にアドレスすること、ここで、アドレスするステップの間に、複数の区画の少なくとも2つに、少なくとも部分的に同時にアドレスすること;
アドレスした各区画において、ビーズの有無および、もし存在する場合は該ビーズが結合リガンドに結びついた任意のアナライト分子または粒子を含むかどうかを検出すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、結合リガンドに結びついた少なくとも1つのアナライト分子または粒子を含むビーズを含むアドレスした区画の数を決定することにより、少なくとも部分的に決定すること、
を含む、前記方法。
【請求項42】
比率が、約2:1から約1:1,000,000の間である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項43】
比率が、約1:10から約1:100,000の間である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項44】
比率が、約2:1から約1:10の間である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項45】
アドレスするステップにおいて、ビーズを含むが、アナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含むいかなるビーズも含まない区画の数を決定する、請求項40または41に記載の方法。
【請求項46】
アドレスするステップにおいて、ビーズを含む区画の数を決定する、請求項40または41に記載の方法。
【請求項47】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、アドレスするステップにおいてアドレスされ、アナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含むビーズを含むと決定された区画の数の、アドレスするステップにおいてアドレスされ、ビーズを含むと決定された区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、アドレスするステップにおいてアドレスされ、アナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含むビーズを含むと決定された区画の数の、アドレスするステップにおいてアドレスされ、ビーズを含むが、アナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含むいかなるビーズも含まないと決定された区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項45に記載の方法。
【請求項49】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、アドレスするステップにおいてアドレスされ、アナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含むビーズを含むと決定された区画の数の、アドレスされた区画の総数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項40または41に記載の方法。
【請求項50】
複数の区画が、複数の反応器を含む、請求項40または41に記載の方法。
【請求項51】
複数の反応器が、光ファイバー束の端部に形成されている、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
少なくとも1つのビーズを含む区画のパーセントが、約50%より大、または約60%より大、または約70%より大、または約80%より大、または約90%より大、または約95%より大である、請求項3または4に記載の方法。
【請求項53】
アナライト分子または粒子が、タンパク質または核酸である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項54】
アナライト分子または粒子の少なくとも一部が、少なくとも1つの結合リガンドと結びついている、請求項40に記載の方法。
【請求項55】
結合リガンドが、酵素成分を含む、請求項41または54に記載の方法。
【請求項56】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度が、約50×10―15M未満である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項57】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度を、測定されたパラメータと校正標準の比較により少なくとも部分的に決定する、請求項40または41に記載の方法。
【請求項58】
少なくとも1つのアナライト分子を含む捕捉物の各々が、1、2、3、4、または5つのアナライト分子を含む、請求項40または41に記載の方法。
【請求項59】
供給するステップに続いて、区画を前駆標識剤に暴露する、請求項41または54に記載の方法。
【請求項60】
前駆結合リガンドが、結合リガンドに暴露されると標識剤に変換される、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含み、かつアナライト分子もしくは粒子または標識剤を含有する捕捉物を含むと決定される区画の数を、アドレスされ、標識剤を含む区画の数を決定することにより決定する、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
標識剤が色原体、蛍光体、または化学発光体である、請求項59に記載の方法。
【請求項63】
複数の反応器が、封着要素の少なくとも一部を第2基板の少なくとも一部と合わせることにより形成される、請求項50に記載の方法。
【請求項64】
複数の反応器の各々の容積が、約10アトリットルから約100ピコリットルの間である、請求項50に記載の方法。
【請求項65】
ビーズの平均直径が、約0.1μmから約100μmの間である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項66】
ビーズの平均直径が、約1μmから約10μmの間である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項67】
少なくとも1つの洗浄ステップを実施することさらに含む、請求項40または41に記載の方法。
【請求項68】
複数の区画を、光検出を用いてアドレスする、請求項40または41に記載の方法。
【請求項69】
ビーズが、複数の捕捉成分を含む、請求項40または41に記載の方法。
【請求項70】
アドレスされる反応器の数が、反応器の総数の少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、または少なくとも約90%である、請求項50に記載の方法。
【請求項71】
物品またはキットであって、
約0.1μmから約100μmの間の平均直径を有する複数のビーズ;および
複数の反応器を含む基板であって、反応器の平均深さがビーズの平均直径の約1.0倍から約1.5倍の間であり、反応器の平均直径がビーズの平均直径の約1.0倍から約1.9倍の間である、前記基板、
を含む、前記物品またはキット。
【請求項72】
複数ビーズの平均直径が、約1μmから約10μmの間である、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項73】
複数ビーズの平均直径が、約1μmから約5μmの間である、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項74】
複数反応器が、光ファイバー束の端部に形成される、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項75】
物品がさらに封着要素を含む、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項76】
複数反応器の平均深さが、ビーズの平均直径の約1.1倍から約1.3倍の間である、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項77】
複数反応器の平均直径が、ビーズの平均直径の約1.3倍から約1.8倍の間である、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項78】
複数反応器の平均容積が、約10アトリットルから約100ピコリットルの間である、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項79】
複数反応器の平均容積が、約1フェムトリットルから約1ピコリットルの間の間である、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項80】
複数ビーズが、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項81】
結合表面が、複数の捕捉成分を含む、請求項80に記載の物品またはキット。
【請求項82】
基板が、約1,000から約1,000,000の反応器を含む、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項83】
基板が、約10,000から約100,000の反応器を含む、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項84】
複数の対照ビーズをさらに含む、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項85】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を各々が含む複数の捕捉物を、前記少なくとも1種のアナライト分子または粒子を含有するかまたは含有する疑いのある溶液に暴露すること、ここで少なくともいくつかの捕捉物は、少なくとも1つのアナライト分子または粒子と結びつき;
暴露ステップで調製された複数の捕捉物を、酵素成分を含む複数の結合リガンドと、少なくとも1つのアナライト分子または粒子と結びついた捕捉物の統計的に有意な割合が1つの結合リガンドと結びつくような様式で、混合すること;
混合ステップを経た捕捉物の少なくとも一部を、複数の別々の区画に空間的に分別すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、空間的分別のステップを経た複数の区画の少なくとも一部にアドレスして、酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物の存在を決定することに、少なくとも部分的に基づいて決定すること;
を含む、前記方法。
【請求項86】
アナライト分子または粒子がタンパク質である、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
結合表面が複数の捕捉成分を含む、請求項85に記載の方法。
【請求項88】
酵素成分が関与する反応が、酵素成分を前駆標識剤に暴露することを含む、請求項85に記載の方法。
【請求項89】
前駆標識剤が、酵素成分に暴露されると標識剤に変換される、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
標識剤が色原体、蛍光体、または化学発光体である、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
酵素成分が、西洋ワサビペルオキシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ、またはアルカリホスファターゼを含む、請求項85に記載の方法。
【請求項92】
複数の区画が、複数の反応器を含む、請求項85に記載の方法。
【請求項93】
複数の反応器が、光ファイバー束の端部に形成されている、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
決定するステップでアドレスされて酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含むと決定された区画の数を決定することをさらに含む、請求項85に記載の方法。
【請求項95】
決定するステップでアドレスされて少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含むと決定されたが、しかし酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含まないと決定された区画の数を決定することをさらに含む、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
決定するステップでアドレスされて少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含むと決定された区画の数を決定することをさらに含む、請求項94に記載の方法。
【請求項97】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、決定するステップでアドレスされて酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含むと決定された区画の数に少なくとも部分的に基づく、請求項94に記載の方法。
【請求項98】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、決定するステップでアドレスされて酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含むと決定された区画の数の、決定するステップでアドレスされて少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含むと決定された区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項96に記載の方法。
【請求項99】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、決定するステップでアドレスされて酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含むと決定された区画の数の、決定するステップでアドレスされて少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含むと決定されたが、しかし酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含まないと決定された区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項95に記載の方法。
【請求項100】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、決定するステップでアドレスされて酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含むと決定された区画の数の、アドレスされた区画の総数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項94に記載の方法。
【請求項101】
区画が光学的にアドレスされる、請求項85に記載の方法。
【請求項102】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
複数のアナライト分子または粒子を複数ビーズに対して固定化すること;
複数ビーズの少なくとも一部を、複数の別々の区画に空間的に分別すること;
複数の区画の少なくともいくつかにアドレスし、ビーズを含む区画の数を決定すること;
ビーズおよびアナライト分子または粒子を含む前記区画の数をさらに決定すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、ビーズおよびアナライト分子および粒子を含む区画の数の、ビーズを含む区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づいて決定すること;
を含む、前記方法。
【請求項103】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
複数のアナライト分子または粒子を複数ビーズに対して固定化すること;
複数ビーズの少なくとも一部を、複数の別々の区画に空間的に分別すること;
複数の区画の少なくともいくつかにアドレスし、ビーズを含む区画の数を決定すること;
ビーズおよびアナライト分子または粒子を含む前記区画の数をさらに決定すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、ビーズおよびアナライト分子および粒子を含む区画の数の、ビーズを含むがいかなるアナライト分子または粒子も含まない区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づいて決定すること;
を含む、前記方法。
【請求項104】
ビーズを含む区画の数を、光学技術を用いて決定する、請求項102または103に記載の方法。
【請求項105】
ビーズを含む区画の数を、白色光を用いて決定する、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
ビーズおよびアナライト分子または粒子を含む区画の数を、蛍光を用いて決定する、請求項104に記載の方法。
【請求項107】
光学技術が、CCD検出器の使用を含む、請求項104に記載の方法。
【請求項108】
光学技術が、CID、CMOS、sCMOSまたはTDI装置の使用を含む、請求項104に記載の方法。
【請求項109】
複数の区画が複数の反応器を含む、請求項102または103に記載の方法。
【請求項110】
複数の反応器が、光ファイバー束の端部に形成されている、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
アナライト分子または粒子の少なくとも一部が、少なくとも1つの結合リガンドと結びついている、請求項102または103に記載の方法。
【請求項112】
アナライト分子または粒子が、酵素成分を含む、請求項102または103に記載の方法。
【請求項113】
結合リガンドが酵素成分を含む、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度が、約50×10−15M未満、または約40×10−15M未満、または約30×10−15M未満、または約20×10−15M未満、または約10×10−15M未満、または約1×10−15M未満である、請求項102または103に記載の方法。
【請求項115】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、測定されたパラメータを校正標準と比較することにより少なくとも部分的に決定する、請求項102または103に記載の方法。
【請求項116】
空間的分別ステップの間に、固定化ステップを経た捕捉物の少なくとも約5%、または少なくとも約10%、または少なくとも約20%、または少なくとも約30%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%が、複数の区画に空間的に分離される、請求項102または103に記載の方法。
【請求項117】
アドレスするステップにおいてアドレスされる区画の数が、区画の総数の少なくとも約5%、または少なくとも約10%、または少なくとも約20%、または少なくとも約30%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%である、請求項102または103に記載の方法。
【請求項118】
複数のビーズの各々が、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む、請求項102または103に記載の方法。
【請求項119】
空間的分別ステップに続いて、区画を前駆標識剤に暴露する、請求項102または103に記載の方法。
【請求項120】
前駆標識剤が、結合リガンドに暴露されると標識剤に変換される、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
アナライト分子もしくは粒子または標識剤を含有する捕捉物を含む区画の数を、標識剤を含む区画の数を決定することにより決定する、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
標識剤が色原体、蛍光体、または化学発光体である、請求項120に記載の方法。
【請求項123】
アナライト分子または粒子がタンパク質である、請求項102または103に記載の方法。
【請求項124】
アナライト分子または粒子が核酸である、請求項102または103に記載の方法。
【請求項125】
複数の反応器の平均容積が、約10アトリットルから約100ピコリットルの間である、請求項109に記載の方法。
【請求項126】
複数の反応器の平均容積が、約1フェムトリットルから約1ピコリットルの間である、請求項109に記載の方法。
【請求項127】
複数のビーズの平均直径が、約0.1μmから約100μmの間である、請求項102または103に記載の方法。
【請求項128】
複数のビーズの平均直径が、約1μmから約10μmの間である、請求項102または103に記載の方法。
【請求項129】
少なくとも1つの洗浄ステップを行うことをさらに含む、請求項102または103に記載の方法。
【請求項130】
複数の反応器を密封することをさらに含む、請求項109に記載の方法。
【請求項131】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
各々が、1つのアナライト分子または粒子と結びついたか、またはいかなるアナライト分子または粒子からもフリーである、複数の捕捉物を供給すること;
捕捉物の少なくとも一部に個別にアドレスし、アナライト分子または粒子と結びついた前記捕捉物の数を決定すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、アドレスするステップを経てアナライト分子または粒子と結びついたと決定された捕捉物の数に少なくとも部分的に基づいて決定すること、
を含む、前記方法。
【請求項132】
捕捉物の各々が、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含み、形成するステップが、複数の捕捉物を、前記少なくとも1種のアナライト分子または粒子を含有するかまたは含有する疑いのある溶液に暴露することを含む、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
アナライト分子または粒子を、複数の捕捉物に対して、捕捉物の統計的に有意な割合は1つのアナライト分子または粒子に結びつき、捕捉物の統計的に有意な割合はいかなるアナライト分子または粒子からもフリーであるような様式で固定化することを含む、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
固定化ステップを経た捕捉物の少なくとも一部を、捕捉物の該一部の残り部分から個別に分離するステップを含む、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
捕捉物が、少なくともアドレスするステップの間にそれが懸濁される流体内に混合しない液滴を含むか、また該液滴内に含まれる、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
アナライト分子または粒子の少なくとも一部が、少なくとも1つの結合リガンドに結びついた、請求項131に記載の方法。
【請求項137】
アナライト分子または粒子が、酵素成分を含む、請求項131に記載の方法。
【請求項138】
結合リガンドが、酵素成分を含む、請求項136に記載の方法。
【請求項139】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度が、約50×10−15M未満、または約40×10−15M未満、または約30×10−15M未満、または約20×10−15M未満、または約10×10−15M未満、または約5×10−15M未満、または約1×10−15M未満である、請求項131に記載の方法。
【請求項140】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、測定されたパラメータを校正標準と比較することにより少なくとも部分的に決定する、請求項131に記載の方法。
【請求項141】
複数の区画を、光学技術を用いてアドレスする、請求項131に記載の方法。
【請求項1】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を各々が含む複数の捕捉物を、前記少なくとも1種のアナライト分子または粒子を含有するかまたは含有する疑いのある溶液に暴露すること;
アナライト分子または粒子を、前記複数の捕捉物に対して、少なくともいくつかの捕捉物は少なくとも1つのアナライト分子または粒子に結びつき、かつ捕捉物の統計的に有意な割合はいかなるアナライト分子または粒子にも結びつかないような様式で固定化すること;
固定化ステップを経た捕捉物の少なくとも一部を、複数の別々の区画に空間的に分別すること;
空間的分別ステップを経た複数の区画の少なくとも一部にアドレスし、アナライト分子または粒子を含む前記区画の数を決定すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、アナライト分子または粒子を含むと決定された区画の数に少なくとも部分的に基づいて決定すること;
を含む、前記方法。
【請求項2】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を各々が含む複数の捕捉物を、前記少なくとも1種のアナライト分子または粒子を含有するかまたは含有する疑いのある溶液に暴露して、少なくとも1つの固定化されたアナライト分子または粒子を含む捕捉物を形成すること;
暴露ステップで調製された捕捉物を、複数の結合リガンドと、少なくともいくつかの捕捉物は1つの結合リガンドに結びつき、かつ捕捉物の統計的に有意な割合はいかなる結合リガンドにも結びつかないような様式で混合すること;
混合ステップを経た捕捉物の少なくとも一部を、複数の区画に空間的に分別すること;
空間的分別ステップを経た複数の区画の少なくとも一部にアドレスし、結合リガンドを含む区画の数を決定すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、結合リガンドを含むと決定された区画の数に少なくとも部分的に基づいて決定すること;
を含む、前記方法。
【請求項3】
少なくとも1つのアナライト分子または粒子および/または結合リガンドと結びついた捕捉物のパーセンテージが、捕捉物総数の約50%未満、約40%未満、約30%未満、約20%未満、約10%未満、または約5%未満、または約1%未満、または約0.5%未満、または約0.1%未満である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
いかなるアナライト分子または粒子および/または結合リガンドとも結びつかない捕捉物のパーセンテージが、捕捉物総数の少なくとも約20%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約75%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%、または少なくとも約95%、または少なくとも約99%、または少なくとも約99.5%、または少なくとも約99.9%である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
アドレスするステップにおいて、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含み、かつアナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含まない捕捉物を含む区画の数を決定する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含みかつアナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含有する捕捉物を含むと決定された区画の数の、アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含むと決定された区画の総数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含みかつアナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含有する捕捉物を含むと決定された区画の数の、アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含むが、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含みかつアナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含有するいかなる捕捉物も含まないと決定された区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含みかつアナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含有する捕捉物を含むと決定された区画の数の、アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含まない区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項1または2に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む複数の捕捉物が、複数のビーズを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項10】
複数の区画が、複数の反応器を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項11】
複数の反応器が、光ファイバー束の端部に形成されている、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
アナライト分子または粒子の少なくとも一部が、少なくとも1つの結合リガンドに結びついている、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
アナライト分子または粒子が酵素成分を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
結合リガンドが酵素成分を含む、請求項2または12に記載の方法。
【請求項15】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度が、約50×10−15M未満、または約40×10−15M未満、または約30×10−15M未満、または約20×10−15M未満、または約10×10−15M未満、または約5×10−15M未満、または約1×10−15M未満である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項16】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、測定されたパラメータと校正標準の比較により少なくとも部分的に決定する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項17】
固定化ステップの間に、アナライト分子または粒子の少なくとも約10%、または少なくとも約20%、または少なくとも約30%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%、または少なくとも約95%が、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物に対して固定化される、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
混合ステップの間に、固定化されたアナライト分子または粒子の少なくとも約10%、または少なくとも約20%、または少なくとも約30%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%が、結合リガンドに結びつく、請求項2に記載の方法。
【請求項19】
空間的分別ステップの間に、固定化ステップを経た捕捉物の少なくとも約5%、または少なくとも約10%、または少なくとも約20%、または少なくとも約30%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%が、複数の区画に空間的に分離される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項20】
アドレスするステップにおいてアドレスされる反応器の数が、反応器の総数の少なくとも約5%、または少なくとも約10%、または少なくとも約20%、または少なくとも約30%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%である、請求項10に記載の方法。
【請求項21】
少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物の一部が、複数の区画を複数の捕捉物を含む溶液に暴露することにより、空間的に分離される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項22】
空間的分別のステップに続いて、区画を前駆標識剤に暴露する、請求項2または12に記載の方法。
【請求項23】
前駆標識剤が、結合リガンドに暴露されると標識剤に変換される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
アナライト分子もしくは粒子または標識剤を含有する捕捉物を含む区画の数を、標識剤を含む区画の数を決定することにより決定する、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
標識剤が色原体、蛍光体、または化学発光体である、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
アナライト分子または粒子がタンパク質である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項27】
アナライト分子または粒子が核酸である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項28】
複数の反応器が、封着要素の少なくとも一部を基板の少なくとも一部と合わせることにより形成される、請求項10に記載の方法。
【請求項29】
複数の反応器が、平らな基板に形成される、請求項10に記載の方法。
【請求項30】
複数の反応器の平均容積が、約10アトリットルから約100ピコリットルの間である、請求項10に記載の方法。
【請求項31】
複数の反応器の平均容積が、約1フェムトリットルから約1ピコリットルの間である、請求項10に記載の方法。
【請求項32】
複数のビーズの平均直径が、約0.1μmから約100μmの間である、請求項9に記載の方法。
【請求項33】
複数のビーズの平均直径が、約1μmから約10μmの間である、請求項9に記載の方法。
【請求項34】
少なくとも1つの洗浄ステップをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項35】
複数の反応器を密封することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項36】
複数の区画を、光学技術を用いてアドレスする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項37】
結合表面が複数の捕捉成分を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項38】
アドレスするステップにおいてアドレスされ、アナライト分子または粒子を含むと決定された区画のパーセンテージが、アドレスされた区画の総数の約10%未満、または約5%未満、または約1%未満、または約0.1%未満である、請求項1に記載の方法。
【請求項39】
アドレスするステップにおいてアドレスされ、結合リガンドを含むと決定された区画のパーセンテージが、アドレスされた区画の総数の約10%未満、または約5%未満、または約1%未満、または約0.1%未満である、請求項2に記載の方法。
【請求項40】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
少なくともその一部がビーズを含んでいる複数の区画を含む基板であって、基板上に存在するビーズの総数に関して、少なくとも1つのアナライト分子または粒子を含むビーズの、アナライト分子または粒子を含まないビーズに対する比率が約8:1から約1:10,000,000の間である、前記基板を供給すること;
複数の区画の少なくとも一部にアドレスすること、ここで、アドレスするステップの間に、複数の区画の少なくとも2つに、少なくとも部分的に同時にアドレスすること;
アドレスした各区画において、ビーズの有無および、もし存在する場合は該ビーズが任意のアナライト分子または粒子を含むかどうかを検出すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、少なくとも1種のアナライト分子または粒子を含むビーズを含むアドレスした区画の数を決定することにより、少なくとも部分的に決定すること、
を含む、前記方法。
【請求項41】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
少なくともその一部がビーズを含んでいる複数の区画を含む基板であって、基板上に存在するビーズの総数に関して、結合リガンドに結びついた少なくとも1つのアナライト分子または粒子を含むビーズの、結合リガンドに結びついたアナライト分子または粒子を含まないビーズに対する比率が、約8:1から約1:10,000,000の間である、前記基板を供給すること;
複数の区画の少なくとも一部にアドレスすること、ここで、アドレスするステップの間に、複数の区画の少なくとも2つに、少なくとも部分的に同時にアドレスすること;
アドレスした各区画において、ビーズの有無および、もし存在する場合は該ビーズが結合リガンドに結びついた任意のアナライト分子または粒子を含むかどうかを検出すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、結合リガンドに結びついた少なくとも1つのアナライト分子または粒子を含むビーズを含むアドレスした区画の数を決定することにより、少なくとも部分的に決定すること、
を含む、前記方法。
【請求項42】
比率が、約2:1から約1:1,000,000の間である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項43】
比率が、約1:10から約1:100,000の間である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項44】
比率が、約2:1から約1:10の間である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項45】
アドレスするステップにおいて、ビーズを含むが、アナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含むいかなるビーズも含まない区画の数を決定する、請求項40または41に記載の方法。
【請求項46】
アドレスするステップにおいて、ビーズを含む区画の数を決定する、請求項40または41に記載の方法。
【請求項47】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、アドレスするステップにおいてアドレスされ、アナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含むビーズを含むと決定された区画の数の、アドレスするステップにおいてアドレスされ、ビーズを含むと決定された区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、アドレスするステップにおいてアドレスされ、アナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含むビーズを含むと決定された区画の数の、アドレスするステップにおいてアドレスされ、ビーズを含むが、アナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含むいかなるビーズも含まないと決定された区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項45に記載の方法。
【請求項49】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、アドレスするステップにおいてアドレスされ、アナライト分子もしくは粒子または結合リガンドを含むビーズを含むと決定された区画の数の、アドレスされた区画の総数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項40または41に記載の方法。
【請求項50】
複数の区画が、複数の反応器を含む、請求項40または41に記載の方法。
【請求項51】
複数の反応器が、光ファイバー束の端部に形成されている、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
少なくとも1つのビーズを含む区画のパーセントが、約50%より大、または約60%より大、または約70%より大、または約80%より大、または約90%より大、または約95%より大である、請求項3または4に記載の方法。
【請求項53】
アナライト分子または粒子が、タンパク質または核酸である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項54】
アナライト分子または粒子の少なくとも一部が、少なくとも1つの結合リガンドと結びついている、請求項40に記載の方法。
【請求項55】
結合リガンドが、酵素成分を含む、請求項41または54に記載の方法。
【請求項56】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度が、約50×10―15M未満である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項57】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度を、測定されたパラメータと校正標準の比較により少なくとも部分的に決定する、請求項40または41に記載の方法。
【請求項58】
少なくとも1つのアナライト分子を含む捕捉物の各々が、1、2、3、4、または5つのアナライト分子を含む、請求項40または41に記載の方法。
【請求項59】
供給するステップに続いて、区画を前駆標識剤に暴露する、請求項41または54に記載の方法。
【請求項60】
前駆結合リガンドが、結合リガンドに暴露されると標識剤に変換される、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
アドレスするステップにおいてアドレスされ、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含み、かつアナライト分子もしくは粒子または標識剤を含有する捕捉物を含むと決定される区画の数を、アドレスされ、標識剤を含む区画の数を決定することにより決定する、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
標識剤が色原体、蛍光体、または化学発光体である、請求項59に記載の方法。
【請求項63】
複数の反応器が、封着要素の少なくとも一部を第2基板の少なくとも一部と合わせることにより形成される、請求項50に記載の方法。
【請求項64】
複数の反応器の各々の容積が、約10アトリットルから約100ピコリットルの間である、請求項50に記載の方法。
【請求項65】
ビーズの平均直径が、約0.1μmから約100μmの間である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項66】
ビーズの平均直径が、約1μmから約10μmの間である、請求項40または41に記載の方法。
【請求項67】
少なくとも1つの洗浄ステップを実施することさらに含む、請求項40または41に記載の方法。
【請求項68】
複数の区画を、光検出を用いてアドレスする、請求項40または41に記載の方法。
【請求項69】
ビーズが、複数の捕捉成分を含む、請求項40または41に記載の方法。
【請求項70】
アドレスされる反応器の数が、反応器の総数の少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、または少なくとも約90%である、請求項50に記載の方法。
【請求項71】
物品またはキットであって、
約0.1μmから約100μmの間の平均直径を有する複数のビーズ;および
複数の反応器を含む基板であって、反応器の平均深さがビーズの平均直径の約1.0倍から約1.5倍の間であり、反応器の平均直径がビーズの平均直径の約1.0倍から約1.9倍の間である、前記基板、
を含む、前記物品またはキット。
【請求項72】
複数ビーズの平均直径が、約1μmから約10μmの間である、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項73】
複数ビーズの平均直径が、約1μmから約5μmの間である、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項74】
複数反応器が、光ファイバー束の端部に形成される、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項75】
物品がさらに封着要素を含む、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項76】
複数反応器の平均深さが、ビーズの平均直径の約1.1倍から約1.3倍の間である、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項77】
複数反応器の平均直径が、ビーズの平均直径の約1.3倍から約1.8倍の間である、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項78】
複数反応器の平均容積が、約10アトリットルから約100ピコリットルの間である、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項79】
複数反応器の平均容積が、約1フェムトリットルから約1ピコリットルの間の間である、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項80】
複数ビーズが、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項81】
結合表面が、複数の捕捉成分を含む、請求項80に記載の物品またはキット。
【請求項82】
基板が、約1,000から約1,000,000の反応器を含む、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項83】
基板が、約10,000から約100,000の反応器を含む、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項84】
複数の対照ビーズをさらに含む、請求項71に記載の物品またはキット。
【請求項85】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を各々が含む複数の捕捉物を、前記少なくとも1種のアナライト分子または粒子を含有するかまたは含有する疑いのある溶液に暴露すること、ここで少なくともいくつかの捕捉物は、少なくとも1つのアナライト分子または粒子と結びつき;
暴露ステップで調製された複数の捕捉物を、酵素成分を含む複数の結合リガンドと、少なくとも1つのアナライト分子または粒子と結びついた捕捉物の統計的に有意な割合が1つの結合リガンドと結びつくような様式で、混合すること;
混合ステップを経た捕捉物の少なくとも一部を、複数の別々の区画に空間的に分別すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、空間的分別のステップを経た複数の区画の少なくとも一部にアドレスして、酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物の存在を決定することに、少なくとも部分的に基づいて決定すること;
を含む、前記方法。
【請求項86】
アナライト分子または粒子がタンパク質である、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
結合表面が複数の捕捉成分を含む、請求項85に記載の方法。
【請求項88】
酵素成分が関与する反応が、酵素成分を前駆標識剤に暴露することを含む、請求項85に記載の方法。
【請求項89】
前駆標識剤が、酵素成分に暴露されると標識剤に変換される、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
標識剤が色原体、蛍光体、または化学発光体である、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
酵素成分が、西洋ワサビペルオキシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ、またはアルカリホスファターゼを含む、請求項85に記載の方法。
【請求項92】
複数の区画が、複数の反応器を含む、請求項85に記載の方法。
【請求項93】
複数の反応器が、光ファイバー束の端部に形成されている、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
決定するステップでアドレスされて酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含むと決定された区画の数を決定することをさらに含む、請求項85に記載の方法。
【請求項95】
決定するステップでアドレスされて少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含むと決定されたが、しかし酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含まないと決定された区画の数を決定することをさらに含む、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
決定するステップでアドレスされて少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含むと決定された区画の数を決定することをさらに含む、請求項94に記載の方法。
【請求項97】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、決定するステップでアドレスされて酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含むと決定された区画の数に少なくとも部分的に基づく、請求項94に記載の方法。
【請求項98】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、決定するステップでアドレスされて酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含むと決定された区画の数の、決定するステップでアドレスされて少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含むと決定された区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項96に記載の方法。
【請求項99】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、決定するステップでアドレスされて酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含むと決定された区画の数の、決定するステップでアドレスされて少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む捕捉物を含むと決定されたが、しかし酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含まないと決定された区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項95に記載の方法。
【請求項100】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度が、決定するステップでアドレスされて酵素成分または酵素成分が関与する反応の産物を含むと決定された区画の数の、アドレスされた区画の総数に対する比率に少なくとも部分的に基づく、請求項94に記載の方法。
【請求項101】
区画が光学的にアドレスされる、請求項85に記載の方法。
【請求項102】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
複数のアナライト分子または粒子を複数ビーズに対して固定化すること;
複数ビーズの少なくとも一部を、複数の別々の区画に空間的に分別すること;
複数の区画の少なくともいくつかにアドレスし、ビーズを含む区画の数を決定すること;
ビーズおよびアナライト分子または粒子を含む前記区画の数をさらに決定すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、ビーズおよびアナライト分子および粒子を含む区画の数の、ビーズを含む区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づいて決定すること;
を含む、前記方法。
【請求項103】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
複数のアナライト分子または粒子を複数ビーズに対して固定化すること;
複数ビーズの少なくとも一部を、複数の別々の区画に空間的に分別すること;
複数の区画の少なくともいくつかにアドレスし、ビーズを含む区画の数を決定すること;
ビーズおよびアナライト分子または粒子を含む前記区画の数をさらに決定すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、ビーズおよびアナライト分子および粒子を含む区画の数の、ビーズを含むがいかなるアナライト分子または粒子も含まない区画の数に対する比率に少なくとも部分的に基づいて決定すること;
を含む、前記方法。
【請求項104】
ビーズを含む区画の数を、光学技術を用いて決定する、請求項102または103に記載の方法。
【請求項105】
ビーズを含む区画の数を、白色光を用いて決定する、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
ビーズおよびアナライト分子または粒子を含む区画の数を、蛍光を用いて決定する、請求項104に記載の方法。
【請求項107】
光学技術が、CCD検出器の使用を含む、請求項104に記載の方法。
【請求項108】
光学技術が、CID、CMOS、sCMOSまたはTDI装置の使用を含む、請求項104に記載の方法。
【請求項109】
複数の区画が複数の反応器を含む、請求項102または103に記載の方法。
【請求項110】
複数の反応器が、光ファイバー束の端部に形成されている、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
アナライト分子または粒子の少なくとも一部が、少なくとも1つの結合リガンドと結びついている、請求項102または103に記載の方法。
【請求項112】
アナライト分子または粒子が、酵素成分を含む、請求項102または103に記載の方法。
【請求項113】
結合リガンドが酵素成分を含む、請求項112に記載の方法。
【請求項114】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度が、約50×10−15M未満、または約40×10−15M未満、または約30×10−15M未満、または約20×10−15M未満、または約10×10−15M未満、または約1×10−15M未満である、請求項102または103に記載の方法。
【請求項115】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、測定されたパラメータを校正標準と比較することにより少なくとも部分的に決定する、請求項102または103に記載の方法。
【請求項116】
空間的分別ステップの間に、固定化ステップを経た捕捉物の少なくとも約5%、または少なくとも約10%、または少なくとも約20%、または少なくとも約30%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%が、複数の区画に空間的に分離される、請求項102または103に記載の方法。
【請求項117】
アドレスするステップにおいてアドレスされる区画の数が、区画の総数の少なくとも約5%、または少なくとも約10%、または少なくとも約20%、または少なくとも約30%、または少なくとも約40%、または少なくとも約50%、または少なくとも約60%、または少なくとも約70%、または少なくとも約80%、または少なくとも約90%である、請求項102または103に記載の方法。
【請求項118】
複数のビーズの各々が、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含む、請求項102または103に記載の方法。
【請求項119】
空間的分別ステップに続いて、区画を前駆標識剤に暴露する、請求項102または103に記載の方法。
【請求項120】
前駆標識剤が、結合リガンドに暴露されると標識剤に変換される、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
アナライト分子もしくは粒子または標識剤を含有する捕捉物を含む区画の数を、標識剤を含む区画の数を決定することにより決定する、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
標識剤が色原体、蛍光体、または化学発光体である、請求項120に記載の方法。
【請求項123】
アナライト分子または粒子がタンパク質である、請求項102または103に記載の方法。
【請求項124】
アナライト分子または粒子が核酸である、請求項102または103に記載の方法。
【請求項125】
複数の反応器の平均容積が、約10アトリットルから約100ピコリットルの間である、請求項109に記載の方法。
【請求項126】
複数の反応器の平均容積が、約1フェムトリットルから約1ピコリットルの間である、請求項109に記載の方法。
【請求項127】
複数のビーズの平均直径が、約0.1μmから約100μmの間である、請求項102または103に記載の方法。
【請求項128】
複数のビーズの平均直径が、約1μmから約10μmの間である、請求項102または103に記載の方法。
【請求項129】
少なくとも1つの洗浄ステップを行うことをさらに含む、請求項102または103に記載の方法。
【請求項130】
複数の反応器を密封することをさらに含む、請求項109に記載の方法。
【請求項131】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を決定するための方法であって、
各々が、1つのアナライト分子または粒子と結びついたか、またはいかなるアナライト分子または粒子からもフリーである、複数の捕捉物を供給すること;
捕捉物の少なくとも一部に個別にアドレスし、アナライト分子または粒子と結びついた前記捕捉物の数を決定すること;および
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、アドレスするステップを経てアナライト分子または粒子と結びついたと決定された捕捉物の数に少なくとも部分的に基づいて決定すること、
を含む、前記方法。
【請求項132】
捕捉物の各々が、少なくとも1種のアナライト分子または粒子に対して親和性を有する結合表面を含み、形成するステップが、複数の捕捉物を、前記少なくとも1種のアナライト分子または粒子を含有するかまたは含有する疑いのある溶液に暴露することを含む、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
アナライト分子または粒子を、複数の捕捉物に対して、捕捉物の統計的に有意な割合は1つのアナライト分子または粒子に結びつき、捕捉物の統計的に有意な割合はいかなるアナライト分子または粒子からもフリーであるような様式で固定化することを含む、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
固定化ステップを経た捕捉物の少なくとも一部を、捕捉物の該一部の残り部分から個別に分離するステップを含む、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
捕捉物が、少なくともアドレスするステップの間にそれが懸濁される流体内に混合しない液滴を含むか、また該液滴内に含まれる、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
アナライト分子または粒子の少なくとも一部が、少なくとも1つの結合リガンドに結びついた、請求項131に記載の方法。
【請求項137】
アナライト分子または粒子が、酵素成分を含む、請求項131に記載の方法。
【請求項138】
結合リガンドが、酵素成分を含む、請求項136に記載の方法。
【請求項139】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度が、約50×10−15M未満、または約40×10−15M未満、または約30×10−15M未満、または約20×10−15M未満、または約10×10−15M未満、または約5×10−15M未満、または約1×10−15M未満である、請求項131に記載の方法。
【請求項140】
流体試料中のアナライト分子または粒子の濃度の測度を、測定されたパラメータを校正標準と比較することにより少なくとも部分的に決定する、請求項131に記載の方法。
【請求項141】
複数の区画を、光学技術を用いてアドレスする、請求項131に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19AB】
【図19C】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25AB】
【図25C】
【図25D】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29A−C】
【図29D】
【図30A】
【図30B】
【図31】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19AB】
【図19C】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25AB】
【図25C】
【図25D】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29A−C】
【図29D】
【図30A】
【図30B】
【図31】
【公表番号】特表2013−521499(P2013−521499A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−556164(P2012−556164)
【出願日】平成23年3月1日(2011.3.1)
【国際出願番号】PCT/US2011/026645
【国際公開番号】WO2011/109364
【国際公開日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(512228495)クワンテリクス コーポレーション (2)
【氏名又は名称原語表記】QUANTERIX CORPORATION
【住所又は居所原語表記】One Kendall Square, Building 1400, 2nd Floor, Cambridge, MA 02139 U.S.A.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月1日(2011.3.1)
【国際出願番号】PCT/US2011/026645
【国際公開番号】WO2011/109364
【国際公開日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(512228495)クワンテリクス コーポレーション (2)
【氏名又は名称原語表記】QUANTERIX CORPORATION
【住所又は居所原語表記】One Kendall Square, Building 1400, 2nd Floor, Cambridge, MA 02139 U.S.A.
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]