説明

ピンジョイント装置及びガス遮断弁

【課題】簡単な構造で適正な引き抜き力を得ることが可能なピンジョイント装置と、該ピンジョイント装置を使用するガス遮断弁を提供すること。
【解決手段】ピンジョイント装置は、先端付近に全周にわたって形成されOリング(14)が装着される溝(11b)と、軸方向に対して直交方向に形成されると共にOリング(14)の一部がその内部に露出する位置に形成された第1のピン挿入孔(11a)とを有する第1の軸(11)と、先端に軸方向に形成され第1の軸(11)が挿入される軸孔(12a)と、軸孔(12a)に対して直交方向に形成された第2のピン挿入孔(12b)とを有する第2の軸(12)と、第1及び第2のピン挿入孔(11a,12b)に挿入されて第1及び第2の軸(11,12)を連結するピン(13)であって、連結時にOリング(14)の一部がはまるように全周にわたって形成された溝(13b)を有するピン(13)とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの軸を連結したり連結解除したりするためのピンジョイント装置と、該ピンジョイント装置を使用するガス遮断弁に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図7は、従来のピンジョイント装置の一例を示す略断面図である。図7では、一方の軸111が他方の軸112に設けられた軸孔112aに挿入され、両軸に形成されたピン挿入孔にピン113を貫通するように挿入して両軸を連結し、ピン113の貫通部分に設けられたボール113aでピン113の抜け止めを行っている。また、連結解除時には、ピン113の内軸113bをバネ113cに抗して押して、ボール113aを内側に移動させることによって、ピン113を矢印方向に引き抜くことができるようになっている。
【0003】
また、図8は、従来のピンジョイント装置の他の例を示す略断面図である。図8では、一方の軸111が他方の軸112に設けられた軸孔112aに挿入され、両軸に形成されたピン挿入孔にピン113を貫通するように挿入して両軸を連結し、ピン113の先端付近に形成された溝113dに装着したゴム製のO(オー)リング114で抜け止めを行っている。また、連結解除時には、ピン113を引っ張ることによって、Oリング114をピン挿入孔の内壁でつぶしながら、ピン113を矢印方向に引き抜くことができるようになっている。
【特許文献1】特開2000−130129号公報(図6)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、図7のピンジョイント装置は、ピンの構成部品が多いため値段が高くなり、また、ピン113を抜く場合は、内軸113bを押しながらピン113を引き抜くという2つの動作が必要となるという問題がある。
【0005】
また、図8のピンジョイント装置は、ピン113を安価に作成することができるが、ピンを引き抜くときは、Oリング114の全周にわたってその外径をつぶしながら縮径させて引き抜くため、大きな引き抜き力を必要とするという問題がある。そして、ピン113を引き抜くときの最適な引き抜き力を得るためには、縮径寸法維持のために、Oリング114の硬度や太さと、Oリング114につぶしを与えるピン挿入孔の内径に高い精度が要求される。
【0006】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑み、簡単な構造で適正な引き抜き力を得ることが可能なピンジョイント装置と、該ピンジョイント装置を使用するガス遮断弁を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明のピンジョイント装置は、先端付近に全周にわたって形成されOリング(14)が装着される溝(11b)と、軸方向に対して直交方向に形成されると共に前記Oリング(14)の一部がその内部に露出する位置に形成された第1のピン挿入孔(11a)とを有する第1の軸(11)と、先端に軸方向に形成され前記第1の軸(11)が挿入される軸孔(12a)と、前記軸孔(12a)に対して直交方向に形成された第2のピン挿入孔(12b)とを有する第2の軸(12)と、前記第1及び第2のピン挿入孔(11a,12b)に挿入されて前記第1及び第2の軸(11,12)を連結するピン(13)であって、連結時に前記Oリング(14)の一部がはまるように全周にわたって形成された溝(13b)を有するピン(13)と、を含むことを特徴とする。
【0008】
記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明のガス遮断弁は、ガス配管に接続されてガスの供給及び遮断を行う弁体(4)を内蔵した遮断弁(1)と、該弁体(4)を駆動する駆動機構を内蔵した弁駆動部(2)と、請求項1記載のピンジョイント装置とを備えたガス遮断弁であって、前記弁体(4)に結合された従動軸が前記遮断弁(1)の外部に露出されるとともに、前記弁駆動部(2)には、前記従動軸と連結されて前記従動軸を駆動する前記駆動機構の駆動軸が設けられ、前記駆動軸は前記第1の軸(11)であり、前記従動軸は前記第2の軸(12)であることを特徴とする。
【0009】
なお、上述の課題を解決するための手段の説明における参照符号は、以下の発明を実施するための最良の形態の説明における参照符号に対応しているが、これらは、特許請求の範囲の解釈を限定するものではない。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載のピンジョイント装置によれば、ピンを挿入した両軸の連結時には、第1の軸に装着したOリングの一部がピンの外周で縮径されると共に他の一部がピンの溝にはまるため、ピンが抜け落ちることがない。また、両軸の連結を解除するためにピンを引き抜く場合は、ピンの溝にはまっているOリングの一部を容易に溝から脱出させることができ、ピンの外周部分で縮径される部分が、2箇所の接触部分のみとなっているので、軽い引き抜き力で引き抜くことができる。また、引き抜き力は、ピンの外径と、Oリングの一部が露出する第1の軸の第1のピン挿入孔の位置とを適宜設定することで、容易に調整することができる。
【0011】
請求項2に記載のガス遮断弁によれば、駆動軸と従動軸から外して該駆動軸と従動軸を非連結状態にするためにピンを軽い引き抜き力で引き抜くことができる。また、ピンが外されることから軸カバーを軸方向に移動することができ、露出した治具掛け部にスパナ等の治具を掛けて弁体部内の遮断弁の手動による開閉を行うことができる。かつ、ピンを外さなければこのピンが一部露出しているので、軸カバーを移動できずに治具掛け部を覆った状態であり、スパナ等の治具により手動による開閉を行うことができないので、弁駆動部の駆動機構の破損を防止することができる。また、いたずら等による手動操作も防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るピンジョイント装置を示す略断面図、図2は、ピンジョイント装置を構成する駆動軸の略図、図3は、ピンジョイント装置を構成する従動軸の略図、図4は、ピンジョイント装置を構成するピンの略図である。
【0013】
図1において、ピンジョイント装置は、一方の被連結部材である駆動軸11(請求項における第1の軸に相当)と、他方の被連結部材である従動軸12(請求項における第2の軸に相当)と、これら2つの軸を貫通して挿入されて連結するピン13とから構成されている。
【0014】
図2に示すように、駆動軸11の先端部分には、軸に対して直交するように駆動軸11を貫通する円形のピン挿入孔11a(請求項における第1のピン挿入孔に相当)が形成されている。また、この先端部分には、全周にわたって軸方向に直交する溝11bが形成され、この溝11bに、エチレンプロピレンゴム(EPDM)等のゴム製であって円形の断面を有するOリング14が装着されている。
【0015】
なお、駆動軸11の先端部分は、他の部分よりも外径が細くされている。その理由は、駆動軸11を従動軸12の軸孔12aに挿入し易くするためと、Oリング14の外径を小さくして軸孔12aの内縁に接触しないようにするためである。
【0016】
また、ピン挿入孔11aは、半径d1を表す、駆動軸11の最も先端寄りの内壁に沿って孔の両端間に引いた直線が、溝11bに装着されたOリング14の一部を横切るように、たとえばOリング14の太さの直径を延長した線と一致するように形成される。したがって、Oリング14が駆動軸11に装着された場合、その一部(図1における円形断面として示した部分)が、ピン挿入孔11a内に露出している状態となる。
【0017】
図3に示すように、従動軸12には、その端部に駆動軸11を挿入するための軸孔12aが形成されると共に、この軸孔12aに対して直交するように従動軸12を貫通する長穴形状のピン挿入孔12b(請求項における第2のピン挿入孔に相当)が形成されている。
【0018】
図4に示すように、ピン13は、外径d2の円柱状の頭部にリング状の取手13aが設けられていると共に、連結時にOリング14に対応する位置の全周にわたってR状の溝13bが形成されている。
【0019】
軸を連結する際には、Oリング14を装着した駆動軸11の先端を従動軸12の軸孔12aに挿入し、駆動軸11のピン挿入孔11aと従動軸12のピン挿入孔12bを合致させた状態で、ピン13をピン挿入孔12bに挿入し、続いて、ピン挿入孔11aに押し込む。
【0020】
それにより、ピン13の外周部分が、Oリング14のピン挿入孔11a内に露出している部分(図1における円形断面として示した部分)に接触し、その部分を縮径させてつぶしながらピン挿入孔11a内を進む。その途中で、Oリング14の図1における左側円形断面部分がピン13の溝13bにはまると、この左側円形断面部分の縮径がなくなるので、いったん押し込みに要する力が軽くなる。
【0021】
さらにピン13を押し込むと、左側円形断面部分が溝13bから出て再び縮径され、続いて、右側円形断面部分が縮径されるため、押し込みに対する抵抗力が大きくなる。この抵抗力に抗してピン13をさらに押し込むと、ピン13の先端がピン挿入孔11aおよび12bを貫通した後、右側円形断面部分がピン13の溝13bにはまるため、右側円形断面部分の縮径がなくなり、押し込みに要する力が軽くなる。この時点で、ピン13の押し込みを終了し、図1のように両軸の連結が完了する。
【0022】
連結完了状態では、Oリング14の左側円形断面部分の縮径は維持されていると共に、右側円形断面部分が溝13bにはまりこんでいるので、ピン13は、ピン挿入孔11a及び12bから抜けて脱落することはない。
【0023】
軸の連結を解除する場合は、ピン13の取手13aを持って引っ張ると、溝13bのR状内壁に沿ってOリング14の右側円形断面部分を縮径させながら引き抜き方向に移動し、続いて左側円形断面部分の溝13bへのはまり込みと縮径を経て、ピン13をピン挿入孔11a及び12bから引き抜くことができる。それにより、駆動軸11を従動軸12の軸孔12aから外して、連結を解除することができる。
【0024】
このように、本発明のピンジョイント装置によれば、ピン13を挿入した両軸の連結時には、駆動軸12に装着したOリング14の一部がピン13の外周で縮径されると共に他の一部が溝13bにはまっているため、ピンが抜け落ちることがない。
【0025】
また、両軸の連結を解除するためにピン13を引き抜く場合は、ピン13の溝13bにはまっているOリング14の一部を容易に溝から脱出させることができ、ピン13の外周部分で縮径される部分が、従来のようにOリングの全周ではなく2箇所の接触部分のみとなっているので、従来より軽い引き抜き力で引き抜くことができる。
【0026】
また、引き抜き力は、ピン13の外径d2と、Oリング14の一部が露出する駆動軸11のピン挿入孔11aの位置(すなわち、内径の中心線からの半径d1を表す直線の位置)とを適宜設定することで、容易に調整することができる。たとえば、半径d1が小さくなると、Oリング14のつぶし量が減り、ピン13の引き抜き荷重が小さくなり、抜きやすくなり、逆に半径d1が大きくなると、Oリング14のつぶし量が増え、ピン13の引き抜き荷重が大きくなり、抜きにくくなる。
【0027】
次に、本発明のピンジョイント装置の使用例について説明する。ここでは、本発明のピンジョイント装置をガス遮断弁に使用した場合を説明する。
【0028】
図5は、本発明のピンジョイント装置を使用したガス遮断弁の一部破断正面図、図6は同ガス遮断弁における駆動軸と従動軸の連結部分の構造を示す図である。図5において、ガス遮断弁は、ボールバルブとして知られている遮断弁1と、弁駆動部2とで構成されている。
【0029】
遮断弁1は、管状の弁ハウジング3を有している。この弁ハウジング3には、図示しないガス管がネジ接続されるテーパーネジからなる第1ポート31と第2ポート32が形成されており、この第1ポート31と第2ポート32との間には、弁室33と管路34が形成されている。弁室33の第1ポート31側及び管路34側には弁座35,35が配設されており、この弁室33内には、ボール状弁体4が弁座35,35に密接するように配設されている。そして、図6に示すように、ボール状弁体4に結合された従動軸12が、弁ハウジング3に設けられた軸受け36によって軸支されるとともに、この従動軸12は、シール部材37により弁室33の気密を保って、弁ハウジング3の外側に露出されている。なお、弁ハウジング3には、弁駆動部2を取り付けるための取付座3Aが形成されている。
【0030】
弁駆動部2は、弁駆動用モータ5を内蔵した下ケース部2Aと、回転力伝達機構6と図示しない制御回路等を内蔵した上ケース部2Bとを有している。なお、下ケース部2Aと上ケース部2Bの外装部は一体に形成されている。弁駆動用モータ5は、下ケース部2A内でその主軸51を上ケース部2B内に突出させている。また、上ケース部2A内の回転力伝達機構6は、互いに歯合する小歯車61と大歯車62とで構成されており、小歯車61は、弁駆動用モータ5の主軸51に取り付けられ、大歯車62は、軸受け22で軸支された駆動軸11に取り付けられている。そして、この駆動軸11は、上ケース部2Bから遮断弁1側に露出され、この駆動軸11は、ピン13によって従動軸12に連結されている。
【0031】
そして、ピン13により駆動軸11と従動軸12が連結されている状態では、弁駆動用モータ5の回転力が小歯車61を介して大歯車62に伝達されて大歯車62が回転し、ボール状弁体4の全開状態と全閉状態が切り換わる。なお、弁駆動部2の修理や交換等を行うときは、この弁駆動部2を取り外す。このときは、ピン13を引き抜いて、弁駆動部2側の駆動軸11と弁ハウジング3側の従動軸12の連結を解除し、図示しないボルトを緩めて駆動部2を取付座3Aから取り外す。また、ピン13は、後述のようにボール状弁体4を手動で開閉操作するときも引き抜く。
【0032】
図2に示すように、駆動軸11には、軸に直交するようにピン挿入孔11aが形成されている。また、従動軸12の上端には、駆動軸11を挿入する軸孔12aが形成されるとともに、この軸孔12aに直交するようにピン挿入孔12bが形成されている。ピン挿入孔11aおよび12bは、ピン13の外径に整合する形状である。また、従動軸12には、スパナによって手動で遮断弁4を開閉するためのスパナ掛け部12cが形成されている。
【0033】
また、従動軸12の周囲には、軸方向に摺動自在な筒状の軸カバー42が嵌合されている。なお、図5では、軸カバー42は簡略化して一点鎖線で図示してある。この軸カバー42の端部には、従動軸12と軸カバー42の内側に入り込んだ異物等を排出するための切欠き42aが形成されている。そして、図6(A)に示すように、駆動軸11を従動軸12の軸孔12a内に挿入した状態で軸カバー42を弁ハウジング3側にし、ピン13がピン挿入孔12b,11aに挿入され、従動軸12は駆動軸11に連結固定されている。これにより、弁駆動用モータ5により遮断弁4の開閉が可能となる。一方、図6(B)に示すように、ピン13を引き抜くと、従動軸12は、駆動軸11に対して自由に回転できる構造であり、スパナ掛け部12cにスパナを掛けて従動軸12を回転させて遮断弁4の手動による開閉操作が可能となる。
【0034】
ここで、従動軸12の周囲の軸カバー42は、ピン13を引き抜いた状態では従動軸12の軸方向に摺動自在であるが、図6(A)のようにピン13によって従動軸12と駆動軸11が連結されている状態では、軸カバー42は、駆動軸側にスライドさせようとしてもピン13に当接するためスライドできない。すなわち、この軸カバー42は、ピン13を抜いて上にスライドさせない限り、スパナ掛け部12cが露出しないので、不用意に手動操作ができないようになっている。したがって、従動軸12と駆動軸11との連結状態を解除しなければ手動操作できないので、弁駆動部2の回転力伝達機構6や弁駆動用モータ5を誤って破損することもない。また、このカバー42は、弁ハウジング3側の軸受け36及びシール部材37の部分への埃等の進入を防止する役目もする。
【0035】
なお、従動軸12と駆動軸11は、ピン13をピン挿入孔12b,11aに挿入するだけで連結でき、また、引き抜くことで連結を解除することができるので、構造が簡単でしかも操作も簡単になる。例えば、従来のガス遮断弁のように、弁駆動用モータを切り離す機構として手動式クラッチを用いると、弁駆動用モータを切り離すために複雑な機構を要し、手動操作するためのハンドル等を設ける必要があり、手動開閉の作業性も悪く、かつコストが高価なものとなる。この実施形態ではこのような問題がない。
【0036】
以上の通り、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
【0037】
たとえば、上述の実施の形態では、軸孔は、従動軸側に設けられているが、これに代えて駆動軸側に設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施の形態に係るピンジョイント装置を示す略断面図である。
【図2】ピンジョイント装置を構成する駆動軸の略図である。
【図3】ピンジョイント装置を構成する従動軸の略図である。
【図4】ピンジョイント装置を構成するピンの略図である。
【図5】ピンジョイント装置を使用したガス遮断弁の一部破断正面図である。
【図6】ガス遮断弁における従動軸と駆動軸との連結部分の詳細図であり、(A)はピン挿入後の状態、(B)はピン挿入前の状態を示す図である。
【図7】従来のピンジョイント装置の一例を示す略断面図である。
【図8】従来のピンジョイント装置の他の例を示す略断面図である。
【符号の説明】
【0039】
1 遮断弁
2 弁駆動部
4 ボール状弁体
5 弁駆動用モータ
6 回転力伝達機構
11 駆動軸(第1の軸)
11a ピン挿入孔(第1のピン挿入孔)
11b 溝
12 従動軸(第2の軸)
12a 軸孔
12b ピン挿入孔(第2のピン挿入孔)
13 ピン
13b 溝
14 Oリング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端付近に全周にわたって形成されOリングが装着される溝と、軸方向に対して直交方向に形成されると共に前記Oリングの一部がその内部に露出する位置に形成された第1のピン挿入孔とを有する第1の軸と、
先端に軸方向に形成され前記第1の軸が挿入される軸孔と、前記軸孔に対して直交方向に形成された第2のピン挿入孔とを有する第2の軸と、
前記第1及び第2のピン挿入孔に挿入されて前記第1及び第2の軸を連結するピンであって、連結時に前記Oリングの一部がはまるように全周にわたって形成された溝を有するピンと、
を含むことを特徴とするピンジョイント装置。
【請求項2】
ガス配管に接続されてガスの供給及び遮断を行う弁体を内蔵した遮断弁と、該弁体を駆動する駆動機構を内蔵した弁駆動部と、請求項1記載のピンジョイント装置とを備えたガス遮断弁であって、
前記弁体に結合された従動軸が前記遮断弁の外部に露出されるとともに、
前記弁駆動部には、前記従動軸と連結されて前記従動軸を駆動する前記駆動機構の駆動軸が設けられ、
前記駆動軸は前記第1の軸であり、
前記従動軸は前記第2の軸であることを特徴とするガス遮断弁。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−250314(P2009−250314A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−97492(P2008−97492)
【出願日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【出願人】(000220262)東京瓦斯株式会社 (1,166)
【出願人】(000000284)大阪瓦斯株式会社 (2,453)
【出願人】(000221834)東邦瓦斯株式会社 (440)
【Fターム(参考)】