説明

プロジェクタレンズ及びその製造方法並びにこのプロジェクタレンズを用いた自動車用ヘッドランプ

【課題】研磨剤加工による微小凹凸面あるいはサンドブラスト加工によるシボ形状を高精度に制御することができ、カットオフライン近傍のスペクトル色領域のスペクトル色の発生を完全に抑制できるプロジェクタレンズを提供する。
【解決手段】凸状部4aが形成されるプロジェクタレンズ4の球面表面には格子状に複数の交点Eが設定される。交点Eの設定範囲は、焦点F2に互い直交するX軸、Y軸、Z軸(光軸)と設定すると、X軸を含む所定範囲内で回転する平面Aと、Y軸を含み所定範囲内で回転する平面Bと、プロジェクタレンズ4の球面表面との交点によって設定される。凸状部4aはその高さH及び大きさPによって規定される。凸状部4aの球状面の半径Rは、R=(P+4H)/8Hとなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は投影レンズ(以下、プロジェクタレンズとする)及びその製造方法並びにこのプロジェクタレンズを用いた自動車用ヘッドランプに関する。
【背景技術】
【0002】
図5は第1の従来の自動車用ヘッドランプを示し、(A)は断面図、(B)はシミュレーション画像である(参照:特許文献1の第3図、第4図)。このヘッドランプはロービーム配光パターン用である。
【0003】
図5においては、自動車前後方向に延びた光軸X上の二焦点式の楕円反射鏡101の第1の焦点位置F1に光源102を設け、楕円反射鏡101の第2の焦点位置F2近傍にカットオフライン(明暗境界線とも言う)形成用のシェード103を設け、楕円反射鏡101での反射光を平凸レンズよりなるプロジェクタレンズ104を介して前方にほぼ平行光Lを配光している。
【0004】
しかしながら、図5のプロジェクタレンズ104の屈折率は波長に応じて異なる、つまり、分散する。一般に、波長が短い程、屈折率は大きくなる。この分散に起因して軸上色収差が発生する。たとえば、青色光B、緑色光G及び赤色光Rは、スクリーンSB、SG及びSR上に現われる。尚、図5の(A)におけるプロジェクタレンズ104とスクリーンSB、SG、SRとの距離は大きくたとえば10mである。すなわち、図6に示すごとく、配光パターンのカットオフライン105に沿ったスペクトル色領域106にスペクトル色が現われる。たとえば、スペクトル色は、赤色、緑色あるいは青色等の単色もしくはこれらの複数の色よりなる。従って、対向車のドライバにとっては、視線が上述のスペクトル色の赤色領域にあるときは、ヘッドランプの光は赤色に見え、緑色領域にあるときには、ヘッドランプの光は緑色に見え、青色領域にあるときには、ヘッドランプの光は青色に見えるという不具合がある。
【0005】
図7は図5のプロジェクタレンズを示し、(A)は拡大斜視図、(B)は拡大断面図、(C)はカットオフライン近傍の配光パターン光のシミュレーション画像である。
【0006】
図7の(A)、(B)に示すように、プロジェクタレンズ104はレンズホルダ107に嵌め込まれている。また、図7の(C)において、プロジェクタレンズ104からのカットオフライン105近傍のカットオフライン配光パターン光108の下方には、図7の(C)には図示していないが、図7の(B)の平行光Lが存在するので、図6の(B)のカットオフライン105近傍のスペクトル色領域106にスペクトル色が現われると考えられる。
【0007】
第2の従来の自動車用ヘッドランプはプロジェクタレンズ104の光の出射側表面にプロジェクタレンズ104の出射光の一部を分散させるための微小凹凸面を研磨剤によって形成することにより、上述のカットオフライン105上に沿ったスペクトル色領域106のスペクトル色の発生を抑制している (参照:特許文献1の第2図)。あるいは、プロジェクタレンズ104の出射側表面をサンドブラスト加工によるシボ形状にすることによってもカットオフライン105近傍のスペクトル色領域106のスペクトル色の発生を抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開平3−122902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述の第2の従来の自動車用ヘッドランプにおいては、研磨剤加工による微小凹凸面あるいはサンドブラスト加工によるシボ形状は高精度に制御することができず、この結果、スペクトル色領域のスペクトル色の発生を完全に抑制することはできないという課題があった。また、シミュレーションによる再現ができず、この結果、試作コストの上昇を招き、この結果、製造コストが高くなるという課題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述の課題を解決するために、本発明に係るプロジェクタレンズは、カットオフラインを有する配光パターンを形成するためのプロジェクタレンズにおいて、プロジェクタレンズの前方側表面のカットオフライン近傍に対応する所定範囲に複数の凸状部もしくは凹状部を規則的に設けたものである。
【0011】
また、本発明に係るプロジェクタレンズの製造方法は、カットオフラインを有する配光パターンを形成するためのプロジェクタレンズの製造方法において、プロジェクタレンズの前方側表面のカットオフライン近傍に対応する所定範囲に複数の凸状部もしくは凹状部を規則的に設定してカットオフライン近傍のスペクトル色領域のスペクトル色を観察するシミュレーション工程と、所定範囲と凸状部もしくは凹状部の設定位置及び形状とを変更してシミュレーション工程を繰返して所定範囲と凸状部もしくは凹状部の設定位置及び形状とを最適化するフィードバック工程とを具備するものである。
【0012】
さらに、本発明に係る自動車用ヘッドランプは、楕円反射鏡と、楕円反射鏡の第1の焦点位置に設けられた光源と、楕円反射鏡の第2の焦点位置近傍に設けられたカットオフライン形成用シェードと、楕円反射鏡の第2の焦点位置を焦点とするプロジェクタレンズとを具備し、プロジェクタレンズの前方側表面のカットオフライン近傍に対応する所定範囲に複数の凸状部もしくは凹状部を規則的に設けたものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、複数の凸状部もしくは凹状部が高精度に制御できるので、カットオフライン近傍のスペクトル色領域のスペクトル色の発生を完全に抑制できる。また、複数の凸状部もしくは凹状部がシミュレーションによって再現できるので、試作コストの抑制ができ、従って、製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明に係るプロジェクタレンズの実施の形態を示し、(A)は拡大斜視図、(B)は拡大断面図、(C)は(A)、(B)のプロジェクタレンズのカットオフライン近傍のカットオフライン配光パターン光のシミュレーション画像である。
【図2】図1のプロジェクタレンズの凸状部を説明するための図であって、(A)は凸状部が形成されるプロジェクタレンズの球面上の交点を示す斜視図、(B)は(A)の交点の作成方法を示す斜視図、(C)は凸状部のサイズを説明するための図である。
【図3】図1、図2のプロジェクタレンズの製造方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】図2の(C)の凸状部の代りの凸状部を説明する図である。
【図5】第1の従来の自動車用ヘッドランプを示し、(A)は断面図、(B)はシミュレーション画像である。
【図6】図4のカットオフライン配光パターンを説明するための図であって、(A)は道路上におけるカットオフライン及びスペクトル色領域を示し、(B)はそのシミュレーション画像を示す。
【図7】図5のプロジェクタレンズを示し、(A)は拡大斜視図、(B)は拡大断面図、(C)は(A)、(B)のプロジェクタレンズのカットオフライン近傍のカットオフライン配光パターン光のシミュレーション画像である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1は本発明に係るプロジェクタレンズの実施の形態を示し、(A)は斜視図、(B)は断面図、(C)は(A)、(B)のプロジェクタレンズのカットオフライン近傍のカットオフライン配光パターン光のシミュレーション画像である。
【0016】
図1の(A)、(B)に示すように、平凸レンズよりなるプロジェクタレンズ4はレンズホルダ7に嵌め込まれている。プロジェクタレンズ4の前方の凸側表面のカットオフライン付近のみに複数の凸状部4aを規則的に施す。この結果、図1の(C)に示すごとく、カットオフライン近傍のカットオフライン配光パターン光6は分散されると共にその拡がりは10m前方においてたとえば5度以内とする。これにより、カットオフライン配光パターン光8の下方には、図1の(C)には図示していない図7の(B)の平行光Lが存在するが、この平行光Lの配光パターンの均一の乱れを最小とすることができる。
【0017】
図2は図1のプロジェクタレンズ4の凸状部4aを説明するための図であって、(A)は凸状部4aが形成されるプロジェクタレンズの球面上の交点を示す斜視図、(B)は(A)の交点の作成方法を示す斜視図、(C)は(A)、(B)の凸状部4aのサイズを説明するための図である。
【0018】
図2の(A)に示すように、凸状部4aが形成されるプロジェクタレンズ4の球面表面には格子状に複数の交点Eが設定される。図2の(B)に示すように、この交点Eの設定範囲は、焦点F2に互い直交するX軸、Y軸、Z軸を設定する。この場合、Z軸はプロジェクタレンズ4の光軸である。各交点Eは、X軸を含む所定範囲内で所定角θX毎に回転する平面Aと、Y軸を含み所定範囲内で所定角θYで回転する平面Bと、プロジェクタレンズ4の球面表面との交点によって設定される。この場合、交点Eの設定範囲は、平面Aの上下最大回転角度及び平面Bの左右最大回転角度によって規定される。但し、この場合、後者の平面Bの左右最大回転角度はプロジェクタレンズの直径に依存して固定とする。
【0019】
また、図2の(C)に示すように、凸状部4aはその高さH及び大きさPによって規定される。この場合の凸状部4aの球状面の半径Rは、
R = (P2+ 4H2)/8H
となる。
【0020】
すなわち、図1の凸状部4aは、次の4つのパラメータによって規定される。
1)凸状部4aの設定範囲つまりX軸を回転する平面Aの回転範囲。
2)交点Eのピッチ(密度)つまりX軸を回転する平面A及びY軸を回転する平面Bの回転角度θX、θY
3)凸状部4aの球面の高さH。
4)凸状部4aの球面の大きさP。
【0021】
図3は図1、図2のプロジェクタレンズの製造方法つまり凸状部の設計方法を説明するためのフローチャートである。尚、このフローチャートはCPU、ROM、RAM等によって構成されるコンピュータによって実行される。
【0022】
始めに、ステップ301において、上述の4つのパラメータの初期値を設定する。すなわち、
1)初期値としての交点設定範囲は平面Aの上下角度を10度とする。尚、平面Bの左右角度はプロジェクタレンズ4の直径に合致させて一定値とする。
2)交点Eの初期値としてのピッチつまり回転角度θX、θYは交点Eのピッチ0.6mmに相当する値とする。
3)凸状部4aの初期値としての高さHは0.002mmとする。
4)凸状部4aの初期値としての大きさPは0.3mmとする。
【0023】
ステップ302、303は、交点設定範囲を可変とするシミュレーション工程であり、ステップ304はステップ302、303を観察スペクトル色に基づいて繰返して交点設定範囲を最適化するフィードバック工程である。
【0024】
すなわち、ステップ302にて、交点設定範囲を平面Aの上下角度の範囲8度〜15度内でたとえば1度毎に変更させ、ステップ303にて図5の(A)の自動車用ヘッドランプの設計データをも用いてシミュレーションを行い、カットオフライン近傍のスペクトル色領域のスペクトル色のシミュレーション像を得て観察する。このステップ302、303をフィードバックステップ304によって繰り返し、この結果、スペクトル色がなくなった平面Aの上下角度の最小値を最適化角度として固定してステップ305に進む。尚、平面Aの可変範囲の最大値たとえば15度はカットオフライン規格によって規定されるものである。
【0025】
ステップ305、306は、交点設定角度(ピッチ)θX、θYを可変とするシミュレーション工程であり、ステップ307はステップ306、307を観察スペクトル色に基づいて繰返して交点設定角度θX、θYを最適化するフィードバック工程である。
【0026】
すなわち、ステップ305にて、交点設定角度θX、θYを凸状部4aの間隔の範囲(ピッチ)0.4mm〜1.0mm相当の角度範囲内でたとえば0.1mm毎に変更させ、ステップ306にて図5の(A)の自動車用ヘッドランプの設計データをも用いてシミュレーションを行い、カットオフライン近傍のスペクトル色領域のスペクトル色のシミュレーション像を得て観察する。このステップ305、306をフィードバックステップ307によって繰り返し、この結果、スペクトル色がなくなった角度θX、θYの最大値を最適化角度として固定してステップ308に進む。尚、この場合、角度θX、θYは同一値でも異なる値でもよい。
【0027】
ステップ308、309は凸状部4aの高さHを可変とするシミュレーション工程であり、ステップ310はステップ308、309を観察スペクトル色に基づいて繰返して凸状部4aの高さHを最適化するフィードバック工程である。
【0028】
すなわち、ステップ308にて、凸状部4aの高さHを範囲0.002mm〜0.005mm内でたとえば0.001mm毎に変更させて球状面の半径Rを計算し、ステップ309にて図5の(A)の自動車用ヘッドランプの設計データをも用いてシミュレーションを行い、カットオフライン近傍のスペクトル色領域のスペクトル色のシミュレーション像を得て観察する。このステップ308、309をフィードバックステップ310によって繰り返し、この結果、スペクトル色がなくなった凸状部4aの高さHの最小値を最適化高さとして固定してステップ311に進む。
【0029】
ステップ311、312は凸状部4aの大きさPを可変とするシミュレーション工程であり、ステップ313はステップ311、312を観察スペクトル色に基づいて繰返して凸状部4aの大きさPを最適化するフィードバック工程である。
【0030】
すなわち、ステップ311にて、凸状部4aの大きさPを範囲0.2mm〜0.5mm内でたとえば0.1mm毎に変更させて球状面の半径Rを計算し、ステップ312にて図5の(A)の自動車用ヘッドランプの設計データをも用いてシミュレーションを行い、カットオフライン近傍のスペクトル色領域のスペクトル色のシミュレーション像を得て観察する。このステップ311、312をフィードバックステップ313によって繰り返し、この結果、スペクトル色がなくなった凸状部4aの大きさPの最小値を最適化大きさとして固定してステップ314に進む。
【0031】
このようにして、上述の4つのパラメータは最適化される。尚、ステップ302、303、304のフロー、ステップ305、306、307のフロー、ステップ308、309、310のフロー、及びステップ311、312、313のフローの順序は適宜変更できる。
【0032】
図4は図2の(C)の変更例を示し、図1、図2、図3の凸状部4aの代りに凹状部(ディンプル)4bを用いている。すなわち、凹状部(ディンプル)4bの場合には高さHが反転されて深さD(D=H)となるが、凹状部4bは凸状部4aと同様の設計条件の基で同一の作用をなす。
【符号の説明】
【0033】
4:プロジェクタレンズ
4a:凸状部
4b:凹状部(ディンプル)
7:レンズホルダ
8:カットオフライン配光パターン光
101:楕円反射鏡
102:光源
103:シェード
104:プロジェクタレンズ
105:カットオフライン
106:スペクトル色領域
107:レンズホルダ
108:カットオフライン配光パターン光
E:交点


【特許請求の範囲】
【請求項1】
カットオフラインを有する配光パターンを形成するためのプロジェクタレンズにおいて、
該プロジェクタレンズの前方側表面の前記カットオフライン近傍に対応する所定範囲に複数の凸状部もしくは凹状部を規則的に設けたことを特徴とするプロジェクタレンズ。
【請求項2】
前記プロジェクタレンズの焦点に、該プロジェクタレンズの光軸に直交しかつ互いに直交する第1の軸、第2の軸を設定し、
前記所定範囲に、該第1の軸を含み該第1の軸に関して前記所定範囲の第1の範囲内で第1の角度毎に回転する第1の平面と、前記第2の軸を含み該第2の軸に関して前記所定範囲の第2の範囲内で第2の角度毎に回転する第2の平面と、前記プロジェクタレンズの前方側表面との交点を設定し、
該各交点に前記凸状部もしくは凹状部を設けた請求項1に記載のプロジェクタレンズ。
【請求項3】
前記凸状部もしくは凹状部は、
半径R = (P2 + 4H2)/8H
但し、Hは前記凸状部もしくは凹状部の高さもしくは深さ、
Pは前記凸状部もしくは凹状部の大きさ
によって規定される球面を有する請求項1に記載のプロジェクタレンズ。
【請求項4】
カットオフラインを有する配光パターンを形成するためのプロジェクタレンズの製造方法において、
該プロジェクタレンズの前方側表面の前記カットオフライン近傍に対応する所定範囲に複数の凸状部もしくは凹状部を規則的に設定して前記カットオフライン近傍のスペクトル色領域のスペクトル色を観察するシミュレーション工程と、
前記所定範囲と前記凸状部もしくは凹状部の設定位置及び形状とを変更して前記シミュレーション工程を繰返して前記所定範囲と前記凸状部もしくは凹状部の設定位置及び形状とを最適化するフィードバック工程と
を具備することを特徴とするプロジェクタレンズの製造方法。
【請求項5】
前記プロジェクタレンズの焦点に、該プロジェクタレンズの光軸に直交しかつ互いに直交する第1の軸、第2の軸を設定し、
前記所定範囲に、該第1の軸を含み該第1の軸に関して前記所定範囲の第1の範囲内で第1の角度毎に回転する第1の平面と、前記第2の軸を含み該第2の軸に関して前記所定範囲の第2の範囲内で第2の角度毎に回転する第2の平面と、前記プロジェクタレンズの前方側表面との交点を設定し、
該各交点に前記凸状部もしくは凹状部を設け、
前記シミュレーション工程は、
前記所定範囲の前記第1、第2の範囲の少なくとも1つを可変とする範囲可変工程と、
前記第1、第2の角度を可変とする角度可変工程と、
前記凸状部あるいは凹状部のサイズを可変とするサイズ可変工程と
を具備する請求項4に記載のプロジェクタレンズの製造方法。
【請求項6】
前記凸状部もしくは凹状部は、
半径R = (P2 + 4H2)/8H
但し、Hは前記凸状部もしくは凹状部の高さもしくは深さ、
Pは前記凸状部もしくは凹状部の大きさ
によって規定される球面を有し、
前記サイズ可変工程は、
前記凸状部もしくは凹状部の高さもしくは深さを可変とする工程と、
前記凸状部もしくは凹状部の大きさを可変とする工程と
を具備する請求項5に記載のプロジェクタレンズの製造方法。
【請求項7】
楕円反射鏡と、
該楕円反射鏡の第1の焦点位置に設けられた光源と、
前記楕円反射鏡の第2の焦点位置近傍に設けられたカットオフライン形成用シェードと、
前記楕円反射鏡の前記第2の焦点位置を焦点とするプロジェクタレンズと
を具備し、
前記プロジェクタレンズの前方側表面の前記カットオフライン近傍に対応する所定範囲に複数の凸状部もしくは凹状部を規則的に設けた自動車用ヘッドランプ。


【図3】
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【図4】
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【図1】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−93105(P2013−93105A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−232642(P2011−232642)
【出願日】平成23年10月24日(2011.10.24)
【出願人】(000002303)スタンレー電気株式会社 (2,684)
【Fターム(参考)】