説明

ユーザインタフェース装置

【構成】メインCPU46は、鏡筒BL1,ズームレンズ12,フォーカスレンズ14およびシャッタ機構16をユーザ操作に従う態様で駆動する。駆動された可動部材の特定位置への到達が検知されると、メインCPU46は、駆動された可動部材に対応する振動パターンがレジスタRGSTに登録された複数の振動パターンの中から特定し、特定された振動パターンに従う振動の発生をバイブレータ52に命令する。ユーザは、所望の可動部材5特定位置に到達したことを振動によって認識する。
【効果】操作性の向上が図られる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ユーザインタフェース装置に関し、特にユーザ操作に応答して振動を発生させる、ユーザインタフェース装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、パワーウィンドウ装置は、直流モータによって駆動される。開閉スイッチが操作されると、可聴帯域内の所定周波数の交流成分が加重された駆動電圧が制御装置によって生成され、これによって直流モータが駆動される。加重された交流成分は直流モータのトルク変動となり、このトルク変動が振動となって所定周波数の作動音が相対的に強調される。したがって、所定周波数の値を好適に調整することで、作動音の品質が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−171831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、背景技術では、振動はウィンドウガラスの開閉動作と並列して発生されるため、ウィンドウガラスの開き具合を振動によって把握することはできない。このため、背景技術では操作性に限界がある。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、操作性を高めることができる、ユーザインタフェース装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に従うユーザインタフェース装置(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、1または2以上の可動部材(BL1, 12, 14, 16)の各々をユーザ操作に従う態様で駆動する駆動手段(S1, S9, S11, S15, S23, S29)、駆動手段によって駆動された可動部材の特定位置への到達を検知する第1検知手段(S71, S77, S83, S97, S105)、駆動手段によって駆動された可動部材に対応する振動パターンを予め登録された1または2以上の振動パターンの中から特定する第1特定手段(S73, S79, S85, S99, S107)、および第1特定手段によって特定された振動パターンに従う振動を第1検知手段の検知に応答して発生する第1発生手段(S75, S81, S87, S101, S109)を備える。
【0007】
好ましくは、1または2以上の可動部材は1または2以上のレンズ(12, 14)を収めた鏡筒(BL1)を含み、駆動手段は電源オン/オフ操作に応答して鏡筒を駆動する鏡筒駆動手段(S1, S11)を含み、鏡筒に対応する特定位置は鏡筒可動範囲の端部に相当する。
【0008】
或る局面では、1または2以上のレンズはズームレンズ(12)を含み、駆動手段はズーム操作に応答してズームレンズを駆動するズームレンズ駆動手段(S15)を含み、ズームレンズに対応する特定位置はワイド端および/またはテレ端に相当する。
【0009】
他の局面では、1または2以上のレンズはフォーカスレンズ(14)を含み、駆動手段は合焦操作に応答してフォーカスレンズを駆動するフォーカスレンズ駆動手段(S23)を含み、フォーカスレンズに対応する特定位置は合焦点に相当する。
【0010】
その他の局面では、1または2以上の可動部材はシャッタ(16)を含み、駆動手段は記録操作に応答してシャッタを駆動するシャッタ駆動手段(S29)を含み、シャッタに対応する特定位置は遮光位置に相当する。
【0011】
好ましくは、着脱部材の装着を検知する第2検知手段(S89)、着脱部材に対応する振動パターンを1または2以上の振動パターンの中から特定する第2特定手段(S91)、および第2特定手段によって特定された振動パターンに従う振動を第2検知手段の検知に応答して発生する第2発生手段(S93)がさらに備えられる。
【0012】
好ましくは、ヒンジ機構(HG1)によって支持されて第1角度および第2角度の間で回転する回転部材(32)、回転部材の回転角度の第1角度および/または第2角度への到達を検知する第2検知手段(S113)、回転部材に対応する振動パターンを1または2以上の振動パターンの中から特定する第2特定手段(S115)、および第2特定手段によって特定された振動パターンに従う振動を第2検知手段の検知に応答して発生する第2発生手段(S117)がさらに備えられる。
【0013】
この発明に従う外部制御プログラムは、ユーザインタフェース装置(10)のプロセッサ(46)に、1または2以上の可動部材(BL1, 12, 14, 16)の各々をユーザ操作に従う態様で駆動する駆動ステップ(S1, S9, S11, S15, S23, S29)、駆動ステップによって駆動された可動部材の特定位置への到達を検知する検知ステップ(S71, S77, S83, S97, S105)、駆動ステップによって駆動された可動部材に対応する振動パターンを予め登録された1または2以上の振動パターンの中から特定する特定ステップ(S73, S79, S85, S99, S107)、および特定ステップによって特定された振動パターンに従う振動を検知ステップの検知に応答して発生する発生ステップ(S75, S81, S87, S101, S109)を実行させるための、I/F制御プログラムである。
【0014】
この発明に従うI/F制御方法は、ユーザインタフェース装置(10)によって実行されるI/F制御方法であって、1または2以上の可動部材(BL1, 12, 14, 16)の各々をユーザ操作に従う態様で駆動する駆動ステップ(S1, S9, S11, S15, S23, S29)、駆動ステップによって駆動された可動部材の特定位置への到達を検知する検知ステップ(S71, S77, S83, S97, S105)、駆動ステップによって駆動された可動部材に対応する振動パターンを予め登録された1または2以上の振動パターンの中から特定する特定ステップ(S73, S79, S85, S99, S107)、および特定ステップによって特定された振動パターンに従う振動を検知ステップの検知に応答して発生する発生ステップ(S75, S81, S87, S101, S109)を備える。
【0015】
この発明に従う外部制御プログラムは、メモリ(62)に保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサ(46)を備えるユーザインタフェース装置(10)に供給される外部制御プログラムであって、1または2以上の可動部材(BL1, 12, 14, 16)の各々をユーザ操作に従う態様で駆動する駆動ステップ(S1, S9, S11, S15, S23, S29)、駆動ステップによって駆動された可動部材の特定位置への到達を検知する検知ステップ(S71, S77, S83, S97, S105)、駆動ステップによって駆動された可動部材に対応する振動パターンを予め登録された1または2以上の振動パターンの中から特定する特定ステップ(S73, S79, S85, S99, S107)、および特定ステップによって特定された振動パターンに従う振動を検知ステップの検知に応答して発生する発生ステップ(S75, S81, S87, S101, S109)を内部制御プログラムと協働してプロセッサに実行させるための、外部制御プログラムである。
【0016】
この発明に従うユーザインタフェース装置(10)は、外部制御プログラムを取り込む取り込み手段(64)、および取り込み手段によって取り込まれた外部制御プログラムとメモリ(62)に保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサ(46)を備えるユーザインタフェース装置であって、外部制御プログラムは、1または2以上の可動部材(BL1, 12, 14, 16)の各々をユーザ操作に従う態様で駆動する駆動ステップ(S1, S9, S11, S15, S23, S29)、駆動ステップによって駆動された可動部材の特定位置への到達を検知する検知ステップ(S71, S77, S83, S97, S105)、駆動ステップによって駆動された可動部材に対応する振動パターンを予め登録された1または2以上の振動パターンの中から特定する特定ステップ(S73, S79, S85, S99, S107)、および特定ステップによって特定された振動パターンに従う振動を検知ステップの検知に応答して発生する発生ステップ(S75, S81, S87, S101, S109)を内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する。
【発明の効果】
【0017】
この発明によれば、ユーザ操作に従う態様で駆動された可動部材が特定位置に到達すると、この可動部材に対応する振動パターンで振動が発生する。ユーザは、所望の可動部材が特定位置に到達したことを振動によって認識することができる。これによって、操作性の向上が図られる。
【0018】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】この発明の一実施例の基本的構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】撮像面における評価エリアの割り当て状態の一例を示す図解図である。
【図4】図2実施例に適用されるレジスタの構成の一例を示す図解図である。
【図5】(A)は鏡筒が収納されたカメラを横から眺めた状態を示す図解図であり、(B)は鏡筒が繰り出されたカメラを横から眺めた状態を示す図解図である。
【図6】(A)はLCDモニタが閉じられたカメラを後方から眺めた状態を示す図解図であり、(B)はLCDモニタが開かれたカメラを後方から眺めた状態を示す図解図である。
【図7】(A)はLCDモニタが閉じられたカメラを上方から眺めた状態を示す図解図であり、(B)はLCDモニタが開かれたカメラを上方から眺めた状態を示す図解図である。
【図8】図2実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。
【図9】図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。
【図10】図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。
【図11】図2実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。
【図12】図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。
【図13】図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。
【図14】図2実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。
【図15】この発明の他の実施例の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
[基本的構成]
【0021】
図1を参照して、この実施例のユーザインタフェース装置は、基本的に次のように構成される。駆動手段1は、1または2以上の可動部材5の各々をユーザ操作に従う態様で駆動する。第1検知手段2は、駆動手段1によって駆動された可動部材5の特定位置への到達を検知する。第1特定手段3は、駆動手段1によって駆動された可動部材5に対応する振動パターンを予め登録された1または2以上の振動パターンの中から特定する。第1発生手段4は、第1特定手段3によって特定された振動パターンに従う振動を第1検知手段2の検知に応答して発生する。
【0022】
ユーザ操作に従う態様で駆動された可動部材5が特定位置に到達すると、この可動部材5に対応する振動パターンで振動が発生する。ユーザは、所望の可動部材5が特定位置に到達したことを振動によって認識することができる。これによって、操作性の向上が図られる。
[実施例]
【0023】
図2を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、ズームレンズ12およびフォーカスレンズ14を収納する鏡筒BL1,シャッタ機構16および絞り機構18を含む。鏡筒BL1の繰り出しおよび収納はドライバ22aによって実行され、ズームレンズ12はドライバ22bによってテレ端およびワイド端の間を移動し、そしてフォーカスレンズ14はドライバ22cによって無限端および至近端の間を移動する。また、シャッタ機構16および絞り機構18は、ドライバ22dおよび22eによってそれぞれ駆動される。
【0024】
ディジタルカメラ10はまた、電源回路58を含む。電源回路58は、互いに異なる電圧値を各々が示す複数の直流電源を生成する。生成された複数の直流電源の一部はサブCPU54に直接的に与えられ、生成された複数の直流電源の他の一部は主電源スイッチ60を介してメインシステムMS1に与えられる。
【0025】
電源回路58からの直流電源によってオンされたサブCPU54は、電源ボタン56による電源オン操作に応答して主電源スイッチ60をオンし、電源ボタン56による電源オフ操作に応答して主電源スイッチ60をオフする。したがって、メインシステムMS1は、主電源スイッチ60のオンによって起動し、主電源スイッチ60のオフによって停止する。
【0026】
電源オン操作によって起動したメインCPU46は、撮像タスクの下で、鏡筒BL1を繰り出す。鏡筒BL1は、図3(A)に示す要領でカメラ筐体CB1に収納された状態から、図3(B)に示すようにカメラ筐体CB1から繰り出された状態に遷移する。メインCPU46は続いて、シャッタ機構16を開く。被写界の光学像は、ズームレンズ12,フォーカスレンズ14,シャッタ機構16および絞りユニット16を経て、イメージセンサ20の撮像面に照射される。
【0027】
なお、電源オフ操作が行われると、対応する通知がサブCPU54からメインCPU46に与えられる。メインCPU46は、シャッタ機構16を閉じるとともに鏡筒BL1を収納する。鏡筒BL1は、図3(B)に示す状態から図3(A)に示す状態に遷移する。主電源スイッチ60は、鏡筒BL1が収納されてから既定時間(=たとえば1秒)が経過した後にオフされる。
【0028】
電源オン操作によって起動したメインCPU46は、動画取り込み処理を実行するべく、プリ露光および間引き読み出しの繰り返しをドライバ22fに命令する。ドライバ22fは、周期的に発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、撮像面を露光し、これによって生成された電荷の一部をラスタ走査態様で撮像面から読み出す。この結果、被写界を表す低解像度の生画像データが、イメージセンサ20から繰り返し出力される。信号処理回路24は、イメージセンサ20からの生画像データに色分離,白バランス調整,YUV変換などの処理を施す。これによって作成されたYUV形式の画像データは、メモリ制御回路26によってSDRAM28に書き込まれる。
【0029】
図4(A)〜図4(B)および図5(A)〜図5(B)を参照して、カメラ筐体CB1の背面には、ヒンジ機構HG1が設けられる。カバーCV1は板状に形成され、ヒンジ機構HG1によって支持される。ヒンジ機構HG1を形成する軸AX1はカメラ筐体CB1の上面に直交する方向に延び、カバーCV1は軸AX1の回り方向を0°〜180°の範囲で回転する。カバーCV1の一方主面は、0°の回転角度に対応して前方を向き、180°の回転角度に対応して後方を向く。LCDモニタ32は、カバーCV1の一方主面に埋め込まれる。したがって、LCDモニタ32は、カバーCV1の回転角度が0°のときにカメラ筐体CB1によって覆われ、カバーCV1の回転角度が180°のときに後方に向かって露出する。
【0030】
図2に戻って、カバーCV1の開閉状態は開閉センサ34によって検知される。検知結果は、カバーCV1の回転角度が0°のときに“00”を示し、カバーCV1の回転角度が1°〜179°の範囲にあるときに“01”を示し、カバーCV1の回転角度が180°のときに“11”を示す。
【0031】
メインCPU46は、表示制御タスクの下でカバーCV1の開閉状態を判別し、判別結果に応じてLCDドライバ30をオン/オフする。LCDドライバ30は、開閉センサ34の検知結果が“11”を示すとき(カバーCV1の回転角度が180°のとき)に起動され、開閉センサ34の検知結果が“00”または“01”を示すとき(カバーCV1の回転角度が0°〜179°のとき)に停止される。
【0032】
表示制御タスクの下で起動したLCDドライバ30は、SDRAM28に格納された画像データをメモリ制御回路26を通して繰り返し読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ32を駆動する。したがって、撮像タスクが起動している状態でカバーCV1が開かれると、被写界を表すリアルタイム動画像(スルー画像)がモニタ画面に表示される。
【0033】
図6を参照して、撮像面には評価エリアEVAが割り当てられる。評価エリアEVAは水平方向および垂直方向の各々において16分割され、合計256個の分割エリアが撮像面にマトリクス状に配置される。信号処理回路24は、YUV形式の画像データを形成するYデータをAE/AF評価回路36に与える。
【0034】
AE/AF評価回路36は、与えられたYデータを分割エリア毎に積分し、合計256個の積分値を輝度評価値として作成する。AE/AF評価回路36はまた、与えられたYデータの高周波成分を分割エリア毎に積分し、合計256個の積分値をAF評価値として作成する。これらの積分処理は、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に繰り返し実行される。この結果、256個の輝度評価値および256個のAF評価値が、垂直同期信号Vsyncに応答してAE/AF評価回路36から出力される。
【0035】
キー入力装置48に設けられたシャッタボタン48shが非操作状態にあるとき、メインCPU46は、AE/AF評価回路36から出力された256個の輝度評価値に基づいて簡易AE処理を実行し、適正EV値を算出する。算出された適正EV値を定義する絞り量および露光時間はドライバ22eおよび22fに設定され、これによって信号処理回路24から出力される画像データの輝度が大まかに調整される。
【0036】
キー入力装置48に設けられたズームボタン48zmが操作されると、メインCPU46は、ズーム処理を実行する。ズームレンズ12はテレ端またはワイド端に向けて移動し、この結果、撮像面に照射される光学像の倍率が変化する。
【0037】
シャッタボタン48shが半押しされると、メインCPU46は、輝度評価値を参照した厳格AE処理を実行し、最適EV値を算出する。算出された最適EV値を定義する絞り量および露光時間もまたドライバ22eおよび22fに設定され、これによって信号処理回路24から出力される画像データの輝度が厳格に調整される。メインCPU46はまた、AE/AF評価回路36から出力された256個のAF評価値に基づいてAF処理を実行する。フォーカスレンズ12はAF処理によって発見された合焦点に配置され、これによって信号処理回路24から出力される画像データの鮮鋭度が向上する。
【0038】
シャッタボタン48shが全押しされると、メインCPU46は、厳格AE処理によって調整された露光時間に対応するタイミングでシャッタ機構16を閉じ、効果音の発生をサウンドジェネレータ50に命令する。ユーザは、サウンドジェネレータ50から出力された効果音によってシャッタ機構16が閉じられたことを認識する。
【0039】
メインCPU46は続いて、静止画取り込み処理を実行するべく、全画素読み出しの実行をドライバ22fに命令する。ドライバ22fは、シャッタ機構16が閉じられる直前に撮像面で生成された電荷の全てをラスタ走査態様で読み出す。この結果、1フレームに相当する高解像度の生画像データがイメージセンサ20から出力され、これに基づくYUV形式の画像データがSDRAM28に取り込まれる。
【0040】
メインCPU46はその後、記録処理の実行をメモリI/F38に命令する。メモリI/F38は、静止画取り込み処理によって取り込まれた画像データをメモリ制御回路26を通してSDRAM28から読み出し、読み出された画像データをファイル形式で記録媒体40に記録する。シャッタ機構16は記録処理が完了した後に開かれ、上述した動画取り込み処理が再開される。
【0041】
UBケーブルCBLのUSB_I/F42への着脱は、着脱センサ44によって検知される。USBケーブルCBLがUSB_I/F42に装着されると、メインCPU46は、転送制御タスクの下で、撮像タスクを停止するとともに、転送設定を有効化する。転送処理は、有効化された転送設定に従って実行される。記録媒体40に記録された画像データは、USB_I/F42によって読み出され、USBケーブルCBLを介して外部装置(図示せず)に転送される。USBケーブルCBLがUSB_I/F42から抜去されると、メインCPU46は、転送設定を解除し、撮像タスクを起動する。
【0042】
図7を参照して、レジスタRGSTには、振動パターン1〜7が予め登録される。振動パターン1は鏡筒BL1の繰り出し動作または収納動作が開始されたことを報知するための振動パターンに相当し、振動パターン2は鏡筒BL1の繰り出し動作または収納動作が終了されたことを報知するための振動パターンに相当する。
【0043】
また、振動パターン3はシャッタ機構16が閉じられたことを報知するための振動パターンに相当し、振動パターン4はUSBケーブルCBLがUSB_I/F42に装着されたことを報知するための振動パターンに相当する。
【0044】
さらに、振動パターン5はフォーカスレンズ14がAF処理によって合焦点に到達したことを報知するための振動パターンに相当し、振動パターン6はズームレンズ12がズーム処理によってテレ端またはワイド端に到達したことを報知するための振動パターンに相当する。また、振動パターン7は、カバーCV1の開閉動作によって回転角度が0°または180°に到達したことを報知するための振動パターンに相当する。
【0045】
メインCPU46は、レジスタRGSTを参照した振動制御を、振動制御タスクの下で以下の要領で実行する。
【0046】
電源オン操作または電源オフ操作によって鏡筒BL1の繰り出し動作または収納動作が開始されると、メインCPU46は、振動パターン1をレジスタRGSTから読み出し、読み出された振動パターン1に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ユーザは、鏡筒BL1の繰り出し動作または収納動作の開始をバイブレータ52の振動によって認識する。
【0047】
鏡筒BL1の繰り出し動作または収納動作が終了されると(鏡筒BL1が可動範囲の端部に達すると)、メインCPU46は、振動パターン2をレジスタRGSTから読み出し、読み出された振動パターン2に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ユーザは、鏡筒BL1の繰り出し動作または収納動作の終了をバイブレータ52の振動によって認識する。なお、鏡筒BL1の繰り出し動作または収納動作の終了は、ドライバ22aの出力に基づいて判別される。
【0048】
シャッタボタン48shの全押しまたは電源オフ操作によってシャッタ機構16が閉じられると(シャッタ機構16が遮光位置に到達すると)、メインCPU46は、振動パターン3をレジスタRGSTから読み出し、読み出された振動パターン3に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ユーザは、シャッタ機構16が閉じられたことをバイブレータ52の振動によって認識する。
【0049】
USBケーブルCBLがUSB_I/F42に装着されると、メインCPU46は、振動パターン4をレジスタRGSTから読み出し、読み出された振動パターン4に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ユーザは、USBケーブルCBLの装着をバイブレータ52の振動によって認識する。
【0050】
AF処理によってフォーカスレンズ14が合焦点に到達すると、メインCPU46は、振動パターン5をレジスタRGSTから読み出し、読み出された振動パターン5に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ユーザは、フォーカスレンズ14が合焦点に到達したことをバイブレータ52の振動によって認識する。
【0051】
ズーム処理によってズームレンズ12がテレ端またはワイド端に到達すると、メインCPU46は、振動パターン6をレジスタRGSTから読み出し、読み出された振動パターン6に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ユーザは、ズームレンズ14がテレ端またはワイド端に到達したことをバイブレータ52の振動によって認識する。なお、ズームレンズ12のテレ端またはワイド端への到達は、ドライバ22bの出力に基づいて判別される。
【0052】
カバーCV1の開閉動作が完了すると(カバーCV1の回転角度が0°または180°に達すると)、メインCPU46は、振動パターン7をレジスタRGSTから読み出し、読み出された振動パターン7に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ユーザは、カバーCV1の開閉動作の完了をバイブレータ52の振動によって認識する。
【0053】
メインCPU46は、図8〜図9に示す撮像制御タスク,図10に示す表示制御タスク,図11に示す転送制御タスク,および図12〜図14に示す振動制御タスクを含む複数のタスクをマルチタスクOSの制御の下で並列的に実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ62に記憶される。
【0054】
図8を参照して、ステップS1では鏡筒BL1を繰り出し、ステップS3ではシャッタ機構16を開き、そしてステップS5では動画取り込み処理を実行する。これによって、被写界を表す低解像度の生画像データがイメージセンサ20から繰り返し出力される。ステップS7では電源ボタン56による電源オフ操作がサブCPU54から通知されたか否かを判別し、ステップS13ではズームボタン48zmが操作されたか否かを判別し、ステップS17ではシャッタボタン48shが半押しされたか否かを判別する。
【0055】
電源ボタン56,ズームボタン48zmおよびシャッタボタン48shのいずれも操作されなければステップS19に進み、AE/AF評価回路36から出力された輝度評価値に基づく簡易AE処理を実行する。この結果、信号処理回路24から出力される画像データの輝度が大まかに調整される。ステップS19の処理が完了すると、ステップS7に戻る。
【0056】
電源オフ操作が通知されると、ステップS7でYESと判別し、ステップS9でシャッタ機構16を閉じるとともに、ステップS11では鏡筒BL1を収納する。撮像タスクは、ステップS11の処理の後に終了される。
【0057】
ズームボタン48zmが操作されると、ステップS13でYESと判別し、ステップS15でズーム処理を実行する。ズームレンズ12はテレ端またはワイド端に向かって移動し、これによって撮像面に照射される光学像の倍率が変化する。ステップS15の処理が完了すると、ステップS7に戻る。
【0058】
シャッタボタン48shが半押しされると、ステップS17でYESと判別し、AE/AF評価回路36から出力された輝度評価値に基づく厳格AE処理をステップS21で実行する。これによって、信号処理回路24から出力される画像データの輝度が厳格に調整される。続くステップS23では、AE/AF評価回路36から出力されたAF評価値に基づくAF処理を実行する。フォーカスレンズ14は合焦点に配置され、これによって信号処理回路24から出力される画像データの鮮鋭度が向上する。
【0059】
AF処理が完了すると、シャッタボタン48shが全押しされたか否かをステップS25で判別し、シャッタボタン48shの全押しが解除されたか否かをステップS27で判別する。ステップS27の判別結果がYESであればステップS7に戻り、ステップS25の判別結果がYESであればステップS29に進む。
【0060】
ステップS29では厳格AE処理によって調整された露光時間に対応するタイミングでシャッタ機構16を閉じ、ステップS31ではサウンドジェネレータ50に効果音の発生を命令する。ユーザは、サウンドジェネレータ50から出力された効果音によってシャッタ機構16が閉じられたことを認識する。
【0061】
ステップS33では静止画取り込み処理を実行し、ステップS35では記録処理の実行をメモリI/F38に命令する。シャッタ機構16が閉じられる直前に撮像面で生成された電荷に基づく高解像度の画像データは、静止画取り込み処理によってSDRAM28に取り込まれる。また、取り込まれた画像データは、記録処理を命令されたメモリI/F38によってファイル形式で記録媒体40に記録される。記録処理が完了すると、ステップS35でシャッタ機構16を開き、その後にステップS5に戻る。
【0062】
図10を参照して、ステップS41では、カバーCV1が開状態であるか否かを開閉センサ34の出力に基づいて判別する。判別結果がYESであればステップS43でLCDドライバ30を起動する一方、判別結果がNOであればステップS45でLCDドライバ30を停止する。ステップS43またはS45の処理が完了すると、ステップS41に戻る。
【0063】
図11を参照して、ステップS51では、USBケーブルCBLがUSB_I/F42に装着されたか否かを着脱センサ44の出力に基づいて判別する。判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS53で撮像タスクを停止し、ステップS55で転送設定を有効化する。ステップS57では、転送処理を実行する。記録媒体40に記録された画像データは、USB_I/F42によって読み出され、USBケーブルCBLを介して外部装置(図示せず)に転送される。
【0064】
ステップS59ではUSBケーブルCBLがUSB_I/F42から抜去されたか否かを判別し、判別結果がNOであればステップS57に戻る一方、判別結果がYESであればステップS61に進む。ステップS61では転送設定を解除し、続くステップS63では撮像タスクを起動する。起動処理が完了すると、ステップS51に戻る。
【0065】
図12を参照して、ステップS71では鏡筒BL1の繰り出し動作または収納動作が開始されたか否かを判別し、ステップS77では鏡筒BL1の繰り出し動作または収納動作が終了されたか否かを判別する。また、ステップS83ではシャッタ機構16が閉じられたか否かを判別し、ステップS89ではUSBケーブルCBLがUSB_I/F42に装着されたか否かを判別する。
【0066】
ステップS71の判別結果がYESであればステップS73に進み、振動パターン1をレジスタRGSTから読み出す。ステップS75では、読み出された振動パターン1に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ステップS75の処理が完了すると、ステップS71に戻る。ステップS77の判別結果がYESであればステップS79に進み、振動パターン2をレジスタRGSTから読み出す。ステップS81では、読み出された振動パターン2に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ステップS81の処理が完了すると、ステップS71に戻る。
【0067】
ステップS83の判別結果がYESであればステップS85に進み、振動パターン3をレジスタRGSTから読み出す。ステップS81では、読み出された振動パターン3に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ステップS87の処理が完了すると、ステップS71に戻る。ステップS89の判別結果がYESであればステップS91に進み、振動パターン4をレジスタRGSTから読み出す。ステップS93では、読み出された振動パターン4に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ステップS93の処理が完了すると、ステップS71に戻る。
【0068】
ステップS71,S77,S83およびS89のいずれもNOであれば、ステップS15のAF処理が実行中であるか否かをステップS95で判別し、ステップS23のズーム処理が実行中であるか否かをステップS103で判別し、カバーCV1の開閉動作が実行中であるか否か(開閉センサ34の出力が“01”であるか否か)をステップS111で判別する。
【0069】
ステップS95の判別結果がYESであれば、フォーカスレンズ14が合焦点に到達したか否かをステップS97で判別する。判別結果がNOからYESに更新されるとステップS99に進み、振動パターン5をレジスタRGSTから読み出す。ステップS101では、読み出された振動パターン5に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ステップS101の処理が完了すると、ステップS71に戻る。
【0070】
ステップS103の判別結果がYESであれば、ズームレンズ12がテレ端またはワイド端に到達したか否かをステップS105で判別する。判別結果がNOであればそのままステップS71に戻り、判別結果がYESであればステップS107〜S109の処理を経てステップS71に戻る。ステップS107では、振動パターン6をレジスタRGSTから読み出す。ステップS109では、読み出された振動パターン6に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。
【0071】
ステップS111の判別結果がYESであれば、LCDモニタ32の開閉動作が完了したか否か(開閉センサ34の出力が変化したか否か)をステップS113で判別する。判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS115に進み、振動パターン7をレジスタRGSTから読み出す。ステップS117では、読み出された振動パターン7に従う1サイクルの振動の発生をバイブレータ52に命令する。ステップS117の処理が完了すると、ステップS71に戻る。
【0072】
以上の説明から分かるように、メインCPU46は、鏡筒BL1,ズームレンズ12,フォーカスレンズ14およびシャッタ機構16をユーザ操作に従う態様で駆動する(S1, S9, S11, S15, S23, S29)。駆動された可動部材の特定位置への到達が検知されると(S71, S77, S83, S97, S105)、メインCPU46は、駆動された可動部材に対応する振動パターンがレジスタRGSTに登録された振動パターン1〜7の中から特定し(S73, S79, S85, S99, S107)、特定された振動パターンに従う振動の発生をバイブレータ52に命令する(S75, S81, S87, S101, S109)。ユーザは、所望の可動部材5特定位置に到達したことを振動によって認識することができる。これによって、操作性の向上が図られる。
【0073】
さらに、この実施例では、マルチタスクOSおよびこれによって実行される複数のタスクに相当する制御プログラムは、フラッシュメモリ62に予め記憶される。しかし、図15に示すように通信I/F64をディジタルカメラ10に設け、一部の制御プログラムを内部制御プログラムとしてフラッシュメモリ62に当初から準備する一方、他の一部の制御プログラムを外部制御プログラムとして外部サーバから取得するようにしてもよい。この場合、上述の動作は、内部制御プログラムおよび外部制御プログラムの協働によって実現される。
【0074】
また、この実施例では、CPU46によって実行される処理を上述の要領で複数のタスクに区分するようにしている。しかし、各々のタスクをさらに複数の小タスクに区分してもよく、さらには区分された複数の小タスクの一部を他のタスクに統合するようにしてもよい。また、各々のタスクを複数の小タスクに区分する場合、その全部または一部を外部サーバから取得するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0075】
10 …ディジタルカメラ
12 …ズームレンズ
14 …フォーカスレンズ
16 …シャッタ機構
20 …イメージセンサ
24 …信号処理回路
46 …メインCPU
52 …バイブレータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1または2以上の可動部材の各々をユーザ操作に従う態様で駆動する駆動手段、
前記駆動手段によって駆動された可動部材の特定位置への到達を検知する第1検知手段、
前記駆動手段によって駆動された可動部材に対応する振動パターンを予め登録された1または2以上の振動パターンの中から特定する第1特定手段、および
前記第1特定手段によって特定された振動パターンに従う振動を前記第1検知手段の検知に応答して発生する第1発生手段を備える、ユーザインタフェース装置。
【請求項2】
前記1または2以上の可動部材は1または2以上のレンズを収めた鏡筒を含み、
前記駆動手段は電源オン/オフ操作に応答して前記鏡筒を駆動する鏡筒駆動手段を含み、
前記鏡筒に対応する特定位置は鏡筒可動範囲の端部に相当する、請求項1記載のユーザインタフェース装置。
【請求項3】
前記1または2以上のレンズはズームレンズを含み、
前記駆動手段はズーム操作に応答して前記ズームレンズを駆動するズームレンズ駆動手段を含み、
前記ズームレンズに対応する特定位置はワイド端および/またはテレ端に相当する、請求項2記載のユーザインタフェース装置。
【請求項4】
前記1または2以上のレンズはフォーカスレンズを含み、
前記駆動手段は合焦操作に応答して前記フォーカスレンズを駆動するフォーカスレンズ駆動手段を含み、
前記フォーカスレンズに対応する特定位置は合焦点に相当する、請求項2または3記載のユーザインタフェース装置。
【請求項5】
前記1または2以上の可動部材はシャッタを含み、
前記駆動手段は記録操作に応答して前記シャッタを駆動するシャッタ駆動手段を含み、
前記シャッタに対応する特定位置は遮光位置に相当する、請求項2ないし4のいずれかに記載のユーザインタフェース装置。
【請求項6】
着脱部材の装着を検知する第2検知手段、
前記着脱部材に対応する振動パターンを前記1または2以上の振動パターンの中から特定する第2特定手段、および
前記第2特定手段によって特定された振動パターンに従う振動を前記第2検知手段の検知に応答して発生する第2発生手段をさらに備える、請求項1ないし5のいずれかに記載のユーザインタフェース装置。
【請求項7】
ヒンジ機構によって支持されて第1角度および第2角度の間で回転する回転部材、
前記回転部材の回転角度の前記第1角度および/または前記第2角度への到達を検知する第2検知手段、
前記回転部材に対応する振動パターンを前記1または2以上の振動パターンの中から特定する第2特定手段、および
前記第2特定手段によって特定された振動パターンに従う振動を前記第2検知手段の検知に応答して発生する第2発生手段をさらに備える、請求項1ないし6のいずれかに記載のユーザインタフェース装置。
【請求項8】
ユーザインタフェース装置のプロセッサに、
1または2以上の可動部材の各々をユーザ操作に従う態様で駆動する駆動ステップ、
前記駆動ステップによって駆動された可動部材の特定位置への到達を検知する検知ステップ、
前記駆動ステップによって駆動された可動部材に対応する振動パターンを予め登録された1または2以上の振動パターンの中から特定する特定ステップ、および
前記特定ステップによって特定された振動パターンに従う振動を前記検知ステップの検知に応答して発生する発生ステップを実行させるための、I/F制御プログラム。
【請求項9】
ユーザインタフェース装置によって実行されるI/F制御方法であって、
1または2以上の可動部材の各々をユーザ操作に従う態様で駆動する駆動ステップ、
前記駆動ステップによって駆動された可動部材の特定位置への到達を検知する検知ステップ、
前記駆動ステップによって駆動された可動部材に対応する振動パターンを予め登録された1または2以上の振動パターンの中から特定する特定ステップ、および
前記特定ステップによって特定された振動パターンに従う振動を前記検知ステップの検知に応答して発生する発生ステップを備える、I/F制御方法。
【請求項10】
メモリに保存された内部制御プログラムに従う処理を実行するプロセッサを備えるユーザインタフェース装置に供給される外部制御プログラムであって、
1または2以上の可動部材の各々をユーザ操作に従う態様で駆動する駆動ステップ、
前記駆動ステップによって駆動された可動部材の特定位置への到達を検知する検知ステップ、
前記駆動ステップによって駆動された可動部材に対応する振動パターンを予め登録された1または2以上の振動パターンの中から特定する特定ステップ、および
前記特定ステップによって特定された振動パターンに従う振動を前記検知ステップの検知に応答して発生する発生ステップを前記内部制御プログラムと協働して前記プロセッサに実行させるための、外部制御プログラム。
【請求項11】
外部制御プログラムを取り込む取り込み手段、および
前記取り込み手段によって取り込まれた外部制御プログラムとメモリに保存された内部制御プログラムとに従う処理を実行するプロセッサを備えるユーザインタフェース装置であって、
前記外部制御プログラムは、
1または2以上の可動部材の各々をユーザ操作に従う態様で駆動する駆動ステップ、
前記駆動ステップによって駆動された可動部材の特定位置への到達を検知する検知ステップ、
前記駆動ステップによって駆動された可動部材に対応する振動パターンを予め登録された1または2以上の振動パターンの中から特定する特定ステップ、および
前記特定ステップによって特定された振動パターンに従う振動を前記検知ステップの検知に応答して発生する発生ステップを前記内部制御プログラムと協働して実行するプログラムに相当する、ユーザインタフェース装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−118165(P2012−118165A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−266075(P2010−266075)
【出願日】平成22年11月30日(2010.11.30)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】