説明

光学体、窓材、建具および日射遮蔽装置

【課題】入射角の変化による色調変化を抑制することができる光学体を提供する。
【解決手段】光学体は、高屈折率層と金属層とが交互に積層された5層構成の波長選択反射層を有する。高屈折率層全体の光学膜厚daに対する金属層全体の光学膜厚dbの比率αと、第1の光学層側および第2の光学層側のいずれか一方から見て、1層目の高屈折率層の光学膜厚d1に対する3層目の高屈折率層の光学膜厚d3の比率β(=d3/d1)とが所定の領域内に含まれるようにする。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
凹凸面を有する第1の光学層と、
上記凹凸面上に形成された波長選択反射層と、
上記波長選択反射層上に形成された第2の光学層と
を備え、
上記波長選択反射層は、高屈折率層と金属層とが交互に積層された5層構成を有し、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが80nmである場合、
上記高屈折率層全体の光学膜厚daに対する上記金属層全体の光学膜厚dbの比率α(=db/da)、および上記第1の光学層側および上記第2の光学層側のいずれか一方から見て、1層目の上記高屈折率層の光学膜厚d1に対する3層目の上記高屈折率層の光学膜厚d3の比率β(=d3/d1)が、下記式(1)〜式(4)で囲まれた第1の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが90nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、下記式(5)〜式(8)で囲まれた第2の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが80nm<L<90nmである場合、
上記第1の領域の周辺C1を式(1)と式(3)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC1i(iは、0からnの自然数)とし、上記第2の領域の周辺C2を式(5)と式(7)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC2iとし、ΔC1i、ΔC2iを両短辺とする矩形状の各微小領域をΔSiとしたとき、
上記比率αおよび上記比率βが、上記微小領域ΔSiからなる群により形成される周面Sで囲まれる領域に含まれる光学体。
α=−0.0004β2+0.0053β+0.0065 ・・・(1)
α=−1×10-5β2+0.0007β+0.0066 ・・・(2)
α=−1×10-5β2+0.0005β+0.0119 ・・・(3)
α=0.012114 ・・・(4)
α=−0.0002β2+0.0039β+0.0087 ・・・(5)
α=−3×10-5β2+0.0014β+0.0038 ・・・(6)
α=−2×10-5β2+0.0006β+0.0112 ・・・(7)
α=0.010589 ・・・(8)
【請求項2】
凹凸面を有する第1の光学層と、
上記凹凸面上に形成された波長選択反射層と、
上記波長選択反射層上に形成された第2の光学層と
を備え、
上記波長選択反射層は、高屈折率層と金属層とが交互に積層された5層構成を有し、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが90nmである場合、
上記高屈折率層全体の光学膜厚daに対する上記金属層全体の光学膜厚dbの比率α(=db/da)、および上記第1の光学層側および上記第2の光学層側のいずれか一方から見て、1層目の上記高屈折率層の光学膜厚d1に対する3層目の上記高屈折率層の光学膜厚d3の比率β(=d3/d1)が、下記式(5)〜式(8)で囲まれた第1の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが100nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、下記式(9)〜式(12)で囲まれた第2の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが90nm<L<100nmである場合、
上記第1の領域の周辺C1を式(5)と式(7)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC1i(iは、0からnの自然数)とし、上記第2の領域の周辺C2を式(9)と式(11)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC2iとし、ΔC1i、ΔC2iを両短辺とする矩形状の各微小領域をΔSiとしたとき、
上記比率αおよび上記比率βが、上記微小領域ΔSiからなる群により形成される周面Sで囲まれる領域に含まれる光学体。
α=−0.0002β2+0.0039β+0.0087 ・・・(5)
α=−3×10-5β2+0.0014β+0.0038 ・・・(6)
α=−2×10-5β2+0.0006β+0.0112 ・・・(7)
α=0.010589 ・・・(8)
α=−0.0002β2+0.0055β+0.0057 ・・・(9)
α=−0.0002β2+0.0045β−0.0067 ・・・(10)
α=−4×10-5β2+0.001β+0.0099 ・・・(11)
α=0.009403 ・・・(12)
【請求項3】
凹凸面を有する第1の光学層と、
上記凹凸面上に形成された波長選択反射層と、
上記波長選択反射層上に形成された第2の光学層と
を備え、
上記波長選択反射層は、高屈折率層と金属層とが交互に積層された5層構成を有し、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが100nmである場合、
上記高屈折率層全体の光学膜厚daに対する上記金属層全体の光学膜厚dbの比率α(=db/da)、および上記第1の光学層側および上記第2の光学層側のいずれか一方から見て、1層目の上記高屈折率層の光学膜厚d1に対する3層目の上記高屈折率層の光学膜厚d3の比率β(=d3/d1)が、下記式(9)〜式(12)で囲まれた第1の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが120nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、下記式(13)〜式(16)で囲まれた第2の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが100nm<L<120nmである場合、
上記第1の領域の周辺C1を式(9)と式(11)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC1i(iは、0からnの自然数)とし、上記第2の領域の周辺C2を式(13)と式(15)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC2iとし、ΔC1i、ΔC2iを両短辺とする矩形状の各微小領域をΔSiとしたとき、
上記比率αおよび上記比率βが、上記微小領域ΔSiからなる群により形成される周面Sで囲まれる領域に含まれる光学体。
α=−0.0002β2+0.0055β+0.0057 ・・・(9)
α=−0.0002β2+0.0045β−0.0067 ・・・(10)
α=−4×10-5β2+0.001β+0.0099 ・・・(11)
α=0.009403 ・・・(12)
α=−0.0003β2+0.0074β+0.0033 ・・・(13)
α=−0.0014β2+0.0191β−0.0422 ・・・(14)
α=−9×10-5β2+0.0015β+0.0084 ・・・(15)
α=0.007709 ・・・(16)
【請求項4】
凹凸面を有する第1の光学層と、
上記凹凸面上に形成された波長選択反射層と、
上記波長選択反射層上に形成された第2の光学層と
を備え、
上記波長選択反射層は、高屈折率層と金属層とが交互に積層された5層構成を有し、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが120nmである場合、
上記高屈折率層全体の光学膜厚daに対する上記金属層全体の光学膜厚dbの比率α(=db/da)、および上記第1の光学層側および上記第2の光学層側のいずれか一方から見て、1層目の上記高屈折率層の光学膜厚d1に対する3層目の上記高屈折率層の光学膜厚d3の比率β(=d3/d1)が、下記式(13)〜式(16)で囲まれた第1の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが140nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、下記式(17)〜式(20)で囲まれた第2の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが120nm<L<140nmである場合、
上記第1の領域の周辺C1を式(13)と式(15)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC1i(iは、0からnの自然数)とし、上記第2の領域の周辺C2を式(17)と式(19)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC2iとし、ΔC1i、ΔC2iを両短辺とする矩形状の各微小領域をΔSiとしたとき、
上記比率αおよび上記比率βが、上記微小領域ΔSiからなる群により形成される周面Sで囲まれる領域に含まれる光学体。
α=−0.0003β2+0.0074β+0.0033 ・・・(13)
α=−0.0014β2+0.0191β−0.0422 ・・・(14)
α=−9×10-5β2+0.0015β+0.0084 ・・・(15)
α=0.007709 ・・・(16)
α=−0.0014β2+0.0136β−0.0027 ・・・(17)
β=10132α2−241.39α+4.747 ・・・(18)
α=−0.0001β2+0.002β+0.0074 ・・・(19)
α=0.006523 ・・・(20)
【請求項5】
凹凸面を有する第1の光学層と、
上記凹凸面上に形成された波長選択反射層と、
上記波長選択反射層上に形成された第2の光学層と
を備え、
上記波長選択反射層は、高屈折率層と金属層とが交互に積層された5層構成を有し、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが140nmである場合、
上記高屈折率層全体の光学膜厚daに対する上記金属層全体の光学膜厚dbの比率α(=db/da)、および上記第1の光学層側および上記第2の光学層側のいずれか一方から見て、1層目の上記高屈折率層の光学膜厚d1に対する3層目の上記高屈折率層の光学膜厚d3の比率β(=d3/d1)が、下記式(17)〜式(20)で囲まれた第1の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが160nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、下記式(21)〜式(25)で囲まれた第2の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが140nm<L<160nmである場合、
上記第1の領域の周辺C1を式(17)と式(19)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC1i(iは、0からnの自然数)とし、上記第2の領域の周辺C2を式(21)と式(24)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC2iとし、ΔC1i、ΔC2iを両短辺とする矩形状の各微小領域をΔSiとしたとき、
上記比率αおよび上記比率βが、上記微小領域ΔSiからなる群により形成される周面Sで囲まれる領域に含まれる光学体。
α=−0.0014β2+0.0136β−0.0027 ・・・(17)
β=10132α2−241.39α+4.747 ・・・(18)
α=−0.0001β2+0.002β+0.0074 ・・・(19)
α=0.006523 ・・・(20)
α=−0.005β2+0.0273β−0.0145 ・・・(21)
α=0.0043β2−0.0332β+0.07 ・・・(22)
β=2.875 ・・・(23)
α=−0.0001β2+0.0025β+0.0062 ・・・(24)
α=0.005676 ・・・(25)
【請求項6】
凹凸面を有する第1の光学層と、
上記凹凸面上に形成された波長選択反射層と、
上記波長選択反射層上に形成された第2の光学層と
を備え、
上記波長選択反射層は、高屈折率層と金属層とが交互に積層された5層構成を有し、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが160nmである場合、
上記高屈折率層全体の光学膜厚daに対する上記金属層全体の光学膜厚dbの比率α(=db/da)、および上記第1の光学層側および上記第2の光学層側のいずれか一方から見て、1層目の上記高屈折率層の光学膜厚d1に対する3層目の上記高屈折率層の光学膜厚d3の比率β(=d3/d1)が、下記式(21)〜式(25)で囲まれた第1の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが180nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、下記式(26)〜式(29)で囲まれた第2の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが160nm<L<180nmである場合、
上記第1の領域の周辺C1を式(21)と式(24)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC1i(iは、0からnの自然数)とし、上記第2の領域の周辺C2を式(26)と式(28)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC2iとし、ΔC1i、ΔC2iを両短辺とする矩形状の各微小領域をΔSiとしたとき、
上記比率αおよび上記比率βが、上記微小領域ΔSiからなる群により形成される周面Sで囲まれる領域に含まれる光学体。
α=−0.005β2+0.0273β−0.0145 ・・・(21)
α=0.0043β2−0.0332β+0.07 ・・・(22)
β=2.875 ・・・(23)
α=−0.0001β2+0.0025β+0.0062 ・・・(24)
α=0.005676 ・・・(25)
α=−0.0103β2+0.047β−0.0322 ・・・(26)
α=0.0093β2−0.0677β+0.1212 ・・・(27)
α=−0.0003β2+0.0036β+0.0046 ・・・(28)
α=0.00498 ・・・(29)
【請求項7】
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが80nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、上記式(2)、式(3)および下記式(30)で囲まれた第3の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが90nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、上記式(6)、式(7)および下記式(31)で囲まれた第4の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが80nm<L<90nmである場合、
上記第3の領域の周辺C3を上記式(3)と式(30)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC3i(iは、0からnの自然数)とし、上記第4の領域の周辺C4を上記式(7)と式(31)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC4iとし、ΔC3i、ΔC4iを両短辺とする矩形状の各微小領域をΔSiとしたとき、
上記比率αおよび上記比率βが、上記微小領域ΔSiからなる群により形成される周面Sで囲まれる領域に含まれる請求項1に記載の光学体。
α=−6×10-6β2+0.0002β+0.0141 ・・・(30)
α=−1×10-5β2+0.0002β+0.0125 ・・・(31)
【請求項8】
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが90nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、上記式(6)、式(7)および下記式(31)で囲まれた第3の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが100nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、上記式(10)、式(11)および下記式(32)で囲まれた第4の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが90nm<L<100nmである場合、
上記第3の領域の周辺C3を上記式(7)と式(31)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC3i(iは、0からnの自然数)とし、上記第4の領域の周辺C4を上記式(11)と式(32)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC4iとし、ΔC3i、ΔC4iを両短辺とする矩形状の各微小領域をΔSiとしたとき、
上記比率αおよび上記比率βが、上記微小領域ΔSiからなる群により形成される周面Sで囲まれる領域に含まれる請求項2に記載の光学体。
α=−1×10-5β2+0.0002β+0.0125 ・・・(31)
α=−3×10-5β2+0.0004β+0.0113 ・・・(32)
【請求項9】
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが100nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、上記式(10)、式(11)および下記式(32)で囲まれた第3の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが120nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、上記式(14)、式(15)および下記式(33)で囲まれた第4の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが100nm<L<120nmである場合、
上記第3の領域の周辺C3を上記式(11)と式(32)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC1i(iは、0からnの自然数)とし、上記第4の領域の周辺C4を上記式(15)と式(33)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC4iとし、ΔC3i、ΔC4iを両短辺とする矩形状の各微小領域をΔSiとしたとき、
上記比率αおよび上記比率βが、上記微小領域ΔSiからなる群により形成される周面Sで囲まれる領域に含まれる請求項3に記載の光学体。
α=−3×10-5β2+0.0004β+0.0113 ・・・(32)
α=−7×10-5β2+0.0007β+0.0097 ・・・(33)
【請求項10】
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが120nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、上記式(14)、式(15)および下記式(33)で囲まれた第3の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが140nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、上記式(18)、式(19)および下記式(34)で囲まれた第4の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが120nm<L<140nmである場合、
上記第3の領域の周辺C3を上記式(15)と式(33)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC3i(iは、0からnの自然数)とし、上記第4の領域の周辺C4を上記式(19)と式(34)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC4iとし、ΔC3i、ΔC4iを両短辺とする矩形状の各微小領域をΔSiとしたとき、
上記比率αおよび上記比率βが、上記微小領域ΔSiからなる群により形成される周面Sで囲まれる領域に含まれる請求項4に記載の光学体。
α=−7×10-5β2+0.0007β+0.0097 ・・・(33)
α=−0.0001β2+0.0011β+0.0083 ・・・(34)
【請求項11】
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが140nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、上記式(18)、式(19)および下記式(34)で囲まれた第3の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが160nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、上記式(21)〜式(24)および下記式(35)で囲まれた第4の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが140nm<L<160nmである場合、
上記第3の領域の周辺C3を上記式(19)と式(34)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC3i(iは、0からnの自然数)とし、上記第4の領域の周辺C4を上記式(21)と式(35)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC4iとし、ΔC3i、ΔC4iを両短辺とする矩形状の各微小領域をΔSiとしたとき、
上記比率αおよび上記比率βが、上記微小領域ΔSiからなる群により形成される周面Sで囲まれる領域に含まれる請求項5に記載の光学体。
α=−0.0001β2+0.0011β+0.0083 ・・・(34)
α=−0.0002β2+0.0016β+0.0067 ・・・(35)
【請求項12】
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが160nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、上記式(21)〜式(24)および下記式(35)で囲まれた第3の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが180nmである場合、
上記比率αおよび上記比率βが、上記式(26)〜式(28)および下記式(36)で囲まれた第4の領域に含まれ、
上記波長選択反射層全体の幾何膜厚Lが160nm<L<180nmである場合、
上記第3の領域の周辺C3を上記式(21)と式(35)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC3i(iは、0からnの自然数)とし、上記第4の領域の周辺C4を上記式(26)と式(36)との交点を始点としてn等分に分割して形成される各微小辺をΔC4iとし、ΔC3i、ΔC4iを両短辺とする矩形状の各微小領域をΔSiとしたとき、
上記比率αおよび上記比率βが、上記微小領域ΔSiからなる群により形成される周面Sで囲まれる領域に含まれる請求項6に記載の光学体。
α=−0.0002β2+0.0016β+0.0067 ・・・(35)
α=−0.0003β2+0.0021β+0.0055 ・・・(36)
【請求項13】
上記第1の光学層側および上記第2の光学層側のいずれか一方から見て、1層目および5層目の上記高屈折率層の膜厚が略等しく、かつ、2層目および4層目の上記金属層の膜厚が略等しい請求項1〜6のいずれかに記載の光学体。
【請求項14】
上記高屈折率層は、上記金属層に対して高屈折率を有する請求項1〜6のいずれかに記載の光学体。
【請求項15】
上記高屈折率層の屈折率が、1.7以上2.6以下である請求項1〜6のいずれかに記載の光学体。
【請求項16】
上記高屈折率層は、酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化チタンおよび酸化タンタルからなる群より選ばれる少なくとも1種を含み、
上記金属層は、Ag合金を含んでいる請求項1〜6のいずれかに記載の光学体。
【請求項17】
請求項1〜6のいずれかに記載の光学体を備える窓材。
【請求項18】
請求項1〜6のいずれかに記載の光学体を採光部に備える建具。
【請求項19】
日射を遮蔽する1または複数の日射遮蔽部材を備え、
上記日射遮蔽部材が、請求項1〜6のいずれかに記載の光学体を備える日射遮蔽装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図16】
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【公開番号】特開2013−83899(P2013−83899A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−225389(P2011−225389)
【出願日】平成23年10月12日(2011.10.12)
【出願人】(000108410)デクセリアルズ株式会社 (595)
【Fターム(参考)】