説明

回転式砕土装置

【課題】外周に砕土支杆を斜め外方へ放射状に突設した回転砕土輪を、作物列の左右側に配設する回転式砕土装置の提供。
【解決手段】水平バー2に中央部から畦間寸法を隔てて取付けた分割締付け体10の後方に上下揺動体14を連結し、その一側に前進方向に沿って定規輪20を設ける。上下揺動体14の下部前端部から水平バー2の前方に水平バー2と平行に、畦間寸法より短いフロント水平バー28を畦間中央部上方に突設し、その左、右の下方に前進方向に沿って左、右側の平行四辺形リンク32、33を設け、それぞれの下部に左右に旋回固定自在にフランジ付軸受60を設ける。左右側のフランジ軸受60のフランジ61の下面から下方に突設したころがり軸受65に、接地回転する左側回転砕土輪34および右側回転砕土輪35を着脱可能に取付け、作物列Pの左右側に配設する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、斜軸周りに接地回転する回転円盤の外周に放射状に砕土支杆を突設する回転砕土輪を、作物列を挟んで左右に配設する回転式砕土装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
庄司英信著昭和46年2月20日株式会社養賢堂第12版発行農業機械学概論第161頁〜170頁、第4章砕土機具によると、土塊を破砕する作用は、原理的に、打砕き、押砕き、切割り、刺割り、圧砕の5種類とされ、従来から前記原理に基づく各種の砕土機が提供されている。例えば切割刃回転型のものとして、ディスクハロー、花型ロータやかごロータ等が周知である。
【0003】
また、畑等に作物を蒔きつけた後に雨が降り、その後急に天気が回復した場合、圃場が固くなり、作物に重大な損傷を与える事を未然に防ぎ、作物の生育を促進させる機械として、特開平10−14317号公報に回転式土壌破砕機が提案されている。
【0004】
前記回転式土壌破砕機は、一対の縦枠の間に回転可能に支持された軸と、この軸の中心から外側に向かって次第に寸法を大にして左右対称的に配設された複数の破砕刃からなる破砕刃群を備え、前記破砕刃は、直角の角部を有する複数の角刃を中心軸周りに等角度で配設したものである。砕土原理としては縦方向の切割り作用に属しするものと考えられる。
【特許文献1】特開平10−14317号公報
【非特許文献1】庄司英信著:農業機械学概論 昭和46年2月20日株式会社養賢堂第12版発行第161頁〜170頁。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前進方向に対し斜軸周りに接地回転する回転砕土輪で、作物両側の土壌を砕土できる回転式砕土装置を得ることを課題にし、また、回転砕土輪を簡単に交換できる構成を得ることも、解決しようとする課題である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前進方向に対し左右に延びる水平バーを備えるツールバーにおいて、前記水平バーの中央部から左右に順次畦間寸法を隔てて畦間中央部上方に配設した分割締付け体の後方に、上下揺動体を連結する。前記上下揺動体の下部側面に中間部を枢着し、前進方向に沿って設けた定規輪用アームの前端部に定規輪を軸支する。また、前記定規輪の高低調節手段を設ける。
【0007】
前記上下揺動体の下部前端部から前記水平バーの前方に水平バーと平行に、畦間寸法より短いフロント水平バーを右移動可能に畦間中央部上方に突設する。前記フロント水平バーの左右両端部に移動固定可能に設けた取付け体に上部を連結し、前進方向に沿って左右側の平行四辺形リンクを設ける。そして、この平行四辺形リンクの下部に前進方向に対し左右に旋回固定可能にフランジ付軸受を設ける。このフランジ付軸受のフランジの下面から、外周に上下のスタンプハウジングを回動自在に外嵌したころがり軸受を突設する。前記スタンプハウジングに複数のボルト・ナットで、裏面に接地駆動突片を設けた回転円盤を取付け、この回転円盤の外周に複数の砕土支杆を放射状に突設した回転砕土輪を、作物列を挟んで左右対向に設ける。
【0008】
前記定規輪の高低調節手段は、前記上下揺動体の上部から後方に突設したブラケットの後端部に円筒体を前後揺動自在に枢着し、前記円筒体の外周に止めねじを設ける。前記円筒体に挿通した定規輪高低調節レバーの下端部を、前記定規輪用アーム中間部の枢着部よりも後方に枢着し、この高低調節レバーの上下動によって前端部に定規輪を軸支した定規輪用アームを中間部の枢着周りに旋回させ、定規輪を上下動して高低を調節するものである。
【0009】
前記の左右側の平行四辺形リンクは、前記フロント水平バーの左右に移動固定可能に取付ける取付け体に上端部を取付けた前部縦リンクの中間部および下部横リンクの前端部に、前進方向に沿って上部横リンクをそれぞれ接触面にスラスト軸受を介在させて連結し、前記上部横リンクの前記連結部の後方と下部横リンクの後端部に、接触面にスラスト軸受を介在させ後部縦リンクの中間部と中間部の下方を連結する。そして、前記上部横リンクと下部横リンクの前後連結中心間の寸法を等しくし、前記前部縦リンクと後部縦リンクの上下連結中心間の寸法を等しくする。また、回転砕土輪の浮き上がりを防ぐために、前記平行四辺形リンクの上部横リンクの前部または後部に、着脱自在に重りを装着する。
【0010】
前記のフランジ付軸受は、前記左右側の平行四辺形の後部縦リンクの下端部に前進方向と直交に固着した長方形板に、前進方向に沿って貫通に設けた旋回中心ボルト軸周りに旋回動自在に取付けた円筒体の外周にフランジを水平に突設し、前記円筒体を前記旋回中心ボルト軸の端末に螺着するナットで長方形板に固定するものである。また、前記フランジ付軸受の前記長方形板に対する固定を確実にするために、前記長方形板に先端が前記円筒体の後端面に接する止めねじを螺着する。
【0011】
前記回転砕土輪は、浅皿状の外周斜壁部の外面に等間隔に支杆取付け凹部を形成し、中心部に前記ころがり軸受の嵌入穴を設け、この嵌入穴の外方に前記ころがり軸受に回動自在に外嵌するスタンプハウジングが備える取付け穴と同心位置に取付け穴を設け、裏面に複数の接地駆動用突片を突設して浅皿状回転円盤に形成し、この浅皿状回転円盤を前記スタンプハウジングに前記取付け穴を介し複数のボルト・ナットで取付け、外端面に刃部を形成した複数の刃付長方形砕土支杆を前記支杆取付け凹部に基端部を溶着し、斜め外方に放射状に突設して形成する。
【0012】
また、別な回転砕土輪を次のように形成する。すなわち、外周縁部の裏面に等間隔に支杆取付け凹部を形成し、中心部に前記ころがり軸受の嵌入穴を設け、前記ころがり軸受に回動自在に外嵌するスタンプハウジングに複数のボルト・ナットを介し取付けた平板状回転円盤を、前記スタンプハウジングに前記取付け穴を介し複数のボルト・ナットで取付け、複数の先端長湾曲の丸棒砕土支杆を前記支杆取付け凹部に基端部を溶着し斜め外方に放射状に突設するとともに、一つおきに前記丸棒支杆の下端部を前記平板状回転円盤の裏面に突出する接地駆動用突片にしたものである。
【0013】
さらに別な回転砕土輪を次のように形成する。すなわち、平板状回転円盤を、外周縁部の裏面に等間隔に支杆取付け凹部を形成し、中心部に前記ころがり軸受の嵌入穴を設け、この嵌入穴の外方に前記ころがり軸受に回動自在に外嵌するスタンプハウジングが備える取付け穴と同心位置に回転円盤取付け穴を設ける。そして、この平板状回転円盤に、広幅先端部の外端面に刃部を形成した平板状砕土支杆の基端部と、接地駆動用突片の基端部とを一つおきに前記支杆取付け凹部に溶着するとともに、前記接地駆動用突片を下向きにし、前記平板状砕土支杆を斜め外方に放射状に突設して形成する。
【発明の効果】
【0014】
請求項1は、水平バーの中央部から順次左右に畦間寸法を隔てて配設した分割締付け体の後方に上下揺動体を連結し、この上下揺動体の一側に前進方向に沿って定規輪を設けたので、地表面の高低にならって前進する定規輪によって下揺動体を上下動させることができる。また、前記定規輪の高低調節手段を設けたので、定規輪の高低を調節することができる。
【0015】
そして、前記上下揺動体の下部前端部から前記水平バーの前方に水平バーと平行に左右移動可能に畦間寸法より短いフロント水平バーを畦間中央部上方に突設したので、フロント水平バーを前記上下揺動体と一体に上下動させることができる。また、前記フロント水平バーの左右に移動固定可能に設けた取付け体に上部を連結した左右側の平行四辺形リンクの下部に、前進方向に対し左右に旋回固定可能にフランジ付軸受を設け、このフランジ付軸受のフランジ下面から下方に、外周に上下のスタンプハウジングを回動自在に外嵌したころがり軸受を突設し、前記スタンプハウジングに接地駆動突片を裏面に設けた回転円盤を複数のボルト・ナットで取付け、この回転円盤の外周に複数の砕土支杆を斜め
外方へ放射状に突設し、作物列を挟んで左右対向に回転砕土輪を設けた。
【0016】
畦間中央部の上方に位置するフロント水平バーが畦間寸法より短いので、左右に隣接するフロント水平バーの左右端末間にできる間隙を、作物列の上方にすることができる。したがって、隣接するフロント水平バーの左右に対向する端末部の下方に設ける回転砕土輪で、作物列を挟んで砕土することができる。
【0017】
前記フロント水平バーの左右に移動固定可能に設ける取付け体に、前進方向に沿って連結した左右側の平行四辺形リンクの後部下端部に、左右に旋回固定可能に設けたフランジ付軸受のフランジの下面から下方に突設したころがり軸受に複数のボルト・ナットで回転砕土輪を取付けたので、フランジ付軸受を左右旋回することによって、回転砕土輪の傾斜を調節し良好な砕土作用を得ることができる。
【0018】
前記左右側の平行四辺形リンクは、前部縦リンク、上部横リンク、下部横リンクおよび後部縦リンクを、接触面にスラスト軸受を介在して連結したので、軽快に上下動するものにできるとともに、後部縦リンクの下方に設ける回転砕土輪が地表面にならって上下動し、砕土することができる。回転砕土輪は、裏面に突設した接地駆動用突片によって前進を回転に転換し、外周に突設した砕土支杆で地表の土壌を砕土することができる。そして、回転砕土輪は、複数のボルト・ナットで前記のスタンプハウジングに取付けるものにしたので、ボルト・ナットの着脱という簡単な操作で取付けや交換ができる。
【0019】
請求項2は、定規輪の高低調節手段であり、前記上下揺動体の上端部から後方に突設したブラケットの後端部に円筒体を前後揺動自在に枢着し、この円筒体の外周に止めねじを螺着し、前記円筒体に挿通した定規輪高低調節レバーの下端部を、上下動体に中間部を枢着した定規輪用アームに前記枢着箇所の後方で枢着したものである。
【0020】
すなわち、定規輪高低調節レバーの上、下動によって、定規輪を前端部に軸支した定規輪用アームが、その中間部の枢着周りに前端が下降、上昇し、定規輪の高低を調節することができる。また、定規輪高低調節レバーを、前記円筒体に外周の止めねじで固定すると、定規輪高低調節レバーが定規輪用アームに固定され、定規輪を上下揺動体に固定することができる。
【0021】
請求項3は、前部縦リンク、上部横リンク、下部横リンクおよび後部縦リンクを、接触面にスラスト軸受を介在させて平行四辺形リンクを構成したので、前記スラスト軸受によって平行四辺形リンクが軽快に作動するものになる。請求項4の発明は、前記上部横リンクの前端部または後端部に重りを着脱自在に装着するものであり、重りを前部に取付ければ回転砕土輪が前方に押圧され、後部に取り付ければ後方に押圧され、回転砕土輪の浮き上がりを防ぐことができる。
【0022】
請求項5は、フランジ付軸受を、前記左右側の平行四辺形リンクの後部縦リンクの下端部に固着した長方形板に、前進方向に沿って貫通する旋回中心ボルト軸周りに左右旋回動自在に取付け、前記旋回中心軸の端末に螺着するナットで固定するものである。したがって、前記ナットを緩め、フランジ付軸受を旋回中心ボルト軸周りに旋回すると、フランジ付軸受のフランジ下面から下方に突設したころがり軸受に取付けた回転砕土論の傾斜を調節し、良好な砕土状態を得ることができる。また、前記旋回中心軸の端末に螺着するナットよって、フランジ付軸受を前記長方形板に固定し、回転砕土輪の傾斜を固定することができる。
【0023】
請求項6は、前記長方形板の後面に、先端部がフランジ付軸受の後端面に接する止めねじを螺着するものなので、この止めねじをフランジ付軸受の後端面に締付けると、フランジ付軸受を長方形板に確実に固定することができる。
【0024】
請求項7は、前記回転砕土輪が、浅皿状回転盤の外周斜壁に等間隔に支杆取付け凹部を形成し、外端面を刃にした複数の刃付長方形支杆を前記支杆取付け凹部に基端部を固着し、斜め外方に放射状に突設したものである。したがって、回転によって刃付長方形支杆の刃が土壌を切削し細かく砕土することができる。
【0025】
請求項8は、前記回転砕土輪が、外周縁部の裏面に等間隔に支杆取付け凹部を形成した平板状回転円盤に、複数の先端長円形湾曲の丸棒支杆を前記支杆取付け凹部にそれぞれ基端部を溶着し、斜め外方に放射状に突設したものである。したがって、回転時に先端部の長円形湾曲部が土壌面を幅広く引き掻き、効果的に砕土することができる。
【0026】
請求項9は、前記回転砕土輪が、外周縁部の裏面に等間隔に支杆取付け凹部を形成した平板状回転円盤に、広幅先端部の外端面に刃を形成した平板状支杆の基端部と、接地駆動用突片とを一つおきに前記支杆取付け凹部に溶着するとともに、前記接地駆動用突片を下向きにし、前記平板状支杆を斜め外方に突設したものである。したがって、一つおきに設けた平板状支杆の間隔を大きくすることができ、平板状支杆の間に挟まる小石等があってもこれを脱落させ、支障なく砕土することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図中、矢印Fは前進方向を示し、左右はF方向に見ての表示である。
【0028】
図1は、本発明に係る回転式砕土装置の正面図、図2は同じく平面図である。図1、図2において、1はツールバー、2は75mm×75mmの角パイプを用いた水平バーである。水平バー2は、中央部の左右に、上部クランプ体5、下部クランプ体6をクランプボルト7で連結した上下分割クランプ体4が適当な間隔に取付られている。8はブラケットであり、上端面が左右の下部クランプ体6の下端面に溶着され、左右に併設されている。
【0029】
3はマストであり、左右の下端部を左右のブラケット8にそれぞれ溶着し、水平バー2の前方に立設し、上部の平行部にトップリンクピン穴3Aを設けている(図3参照)。9はロアーリンクピンであり、左右のブラケット8の前端部に、水平に突設している。10は分割締付け体であり、前部締付け板11と後部締付け体12で前後に水平バー2を挟み、クランプボルト13で締付け、水平バー2の中央部から順次左右に畦間寸法を隔てて取付けている。図1、図2中のPは作物列である。
【0030】
A−A線矢視の断面図である図3も参照して説明すると、14は上下揺動体であり、後部締付け体12の後方に、上部平行リンク39、下部平行リンク40と、図4に示す上部平行リンク49と下部平行リンク50とで上下揺動自在に連結されている。上下揺動体14には、例えば、カルチベータの中耕爪を取付けることができる。図1において、15はスペーサであり、前記スタンド3上半部の平行部の間隔を保持するため、平行部の下部に溶着している。17はマスト用ブレースであり、前端部を前記スペーサの中央部に溶着し、後端部を後部締付け体12の上面後部に立設したブラケット16にボルト・ナットで連結し、スタンド3の立設状態を保持している。後部締付け体12は、中間部が水平バー2の後面に外嵌する枠金37の前後方向中心線上に、垂直板38を溶着している。
【0031】
図4は、図1のB−B線矢視断面図であり、図5は図4のC−C線矢視の背面図である。これらの図も参照して説明すると、19は定規輪用アームであり、上下揺動体14の右側下部中央に固設した突起18(図5参照)に中間部左側面を当接し、ボルト・ナット48で枢着している。20は、前進方向に沿って定規輪用アーム19の先端部に車軸47で軸支した定規輪である。41は、上下揺動体14の上端面に固着した天板である。上下揺動体14は、下部前端部に前記の垂直板38の下端面と上端面が間隙を介して対向する四角形突出部42を形成している。
【0032】
次に、前記定規輪の高低調節手段について説明する。図3、図4において、上下揺動体14の上部後端からブラケット24を後方に突設し、その後端部に円筒体25を前後揺動自在に取付ける。円筒体25は、外周面に設けた突軸26をブラケット24の後端部に回動自在に貫通し、突軸26端末部のねじ部にナット51を螺着し、側方への抜け止めをしている。21は定規輪高低調節レバーであり、定規輪用アーム19との間隔を保つために、図5に示すように、突起22を下端部に固着した平鋼板の下端部を、定規輪用アーム19の左側にボルト23で枢着してナット止めをし、円筒体25に挿通している。27は止めねじで、円筒体25の外周に貫通に設け、定規輪高低調節レバー21を円筒体25に固定するものである。36は、定規輪高低調節レバー21の側面に貼着した目盛板である。
【0033】
図4において、止めねじ27をA点、ボルト23の位置をB点、ボルト・ナット48の位置をC点とすると、定規輪高低調節レバー21を止めねじ27で円筒体25に固定すると、A,B,C点が形成する三角形が固定状態になる。したがって、定規輪用アーム19が上下揺動体14に固定され、上下揺動体14を定規輪20と一体に上下動させることができる。
【0034】
図6は、A−A線矢視断面図における定規輪の高低調節の説明図である。すなわち、定規輪高低調節レバー21を矢印aに上昇すると、p1点にあった定規輪調節レバー21の下端部がp2点に上昇し、定規輪用アーム19がボルト・ナット48周りに下方旋回し、定規輪20がレベルL1から レベルL2に下降する。定規輪高低調節レバー21を矢印aと反対に下降すると、定規輪用アーム19の先端が上昇し定規輪20が上昇する。定規輪高低調節レバー21の上昇、下降量を変えると、定規輪20の高低量を変えることができる。定規輪20が所望の高さになれば、図5に示す止めねじ27で定規輪高低調節レバー21を円筒体25に固定し、定規輪20を上下揺動体14に固定する。
【0035】
図7は、B―B線矢視断面図において上下揺動体の下降状態の説明図であり、図8は、同じく上昇状態の説明図である。定規輪20が地表の高低によって上昇、下降すると、上下揺動体14が前後分割締付け体10の右側面に連結する上部平行リンク49、下部平行リンク50と、分割締付け体10の左側面に連結する上部平行リンク39、下部平行リンク40(図6参照)によって、定規輪20とともに上下揺動体14が上昇、下降するようになっている。
【0036】
図4において、28はフロント水平バーであり、上下揺動体14の下部前端部にボルト・ナット52で基端部を固定し、前方に突設したブラケット43の前端部に止めねじ44で取付けたホルダー29に左右に移動固定可能に挿通し、水平バー2の前方に水平バー2と平行に設け、上下揺動体14とともに上昇、下降するようになっている。53は、ホルダー29に設けたフロント水平バー28の止めねじである。フロント水平バー28の左右側には、鋳鉄製の取付け体30を移動固定可能に取付けている(図2参照)。
【0037】
図9は、図1D部の拡大斜視図であり、図10は、図9における要部の分解斜視図である。図9において、前述した定規輪用アーム19は、上下揺動体14に中間部を枢着するボルト・ナット48から車軸47までの長さが320mm、全長890mmの平鋼板である(図4参照)。定規輪20は、幅85mm、直径250mmのゴムタイヤである。フロント水平バー28は、長さ280mmの30mm角パイプである。取付け体30は、フロント水平バー28に移動自在に外嵌し、止めねじ54で固定している。取付け体30には、前端部に形成した長方形縦穴30Aに前部縦リンク31の上端部を挿入し、止めねじ55で固定している。45は重りで、上部横リンク56の前部または後部に移動自在に外嵌して止めねじ46で固定し、回転砕土輪35の浮き上がりを防止するものである。
【0038】
図1に戻り説明すると、32および33は、フロント水平バー28の左側および右側の下方に、前進方向沿って設けた左側および右側の平行四辺形リンクであり、右側平行四辺形リンク33が作物列Pの左側に、左側平行四辺形リンク32が作物列Pの右側に設けている。そして、左側および右側の平行四辺形リンク32および33は、前部縦リンク31の外方に相似形に形成しいる。
【0039】
右側平行四辺形リンク33は、図9、図10に示すように、上部横リンク56の中間部が前部縦リンク31中間部のボルト穴72を貫通するボルト71が、接触面にスラスト軸受73を介在してボルト穴74を貫通し、さらにスラスト軸受89を貫通しナット75を緊締し連結されている。57は下部横リンクであり、図10に示すように、ボルト76がスラスト軸受77、ボルト穴78、スラスト軸受79、ボルト穴80を連通し、ナット81を緊締し、前部縦リンク31に連結されている。
【0040】
図9において、58は後部縦リンクであり、図10に示すように、上部にボルト穴90、中間部にボルト穴85を設け、前述の上部横リンク56のボルト穴74の後方に設けたボルト穴88にボルト87を貫通し、さらにボルト87がスラスト軸受Eを貫通してボルト穴90を貫通し、貫通端部にナット91を緊締し、上部横リンク56に連結されている。 また、図10に示すように、ボルト82が下部横リンク57後端部のボルト穴83とスラスト軸受84、後部縦リンク58中間部のボルト穴85を連通し、端末にナット86を緊締し、後部縦リンク58の中間部が下部横リンク57の後端部に連結されている。
【0041】
右側平行四辺形リンク33は、下部横リンク57の前、後端部のボルト穴78とボルト穴83の中心間寸法と、上部横リンク56のボルト穴74と88の中心間寸法とが等しく、前部縦リンク31のボルト穴72と80の中心間寸法と、後部縦リンク58のボルト穴90と85の中心間寸法とを等しくして、平行四辺形リンクを形成している。
【0042】
図9、図10において、59は長方形板であり、上部左側を後部縦リンク58の下端部に溶着し、後部縦リンク58と直交に右側へ突設している。60はフランジ付軸受であり、長方形板59の下端部を前進方向に沿って貫通する旋回中心ボルト軸62周りに旋回動自在に取付けた円筒体97の外周に、フランジ61を水平に突設している。旋回中心ボルト軸62は、長方形板59に設けるボルト穴92を貫通した端末にナット93を螺着し、ナット93の緊締によってフランジ付軸受60を長方形板59に固定している。また、ボルト穴92の付近にねじ孔95を設けて止めねじ94を螺着し、円筒体97の後端面に止めねじ94の先端部を当接し、フランジ付軸受60を長方形板59に固定するようになっている。
【0043】
図10における63はボルト軸であり、下方から順次、ワッシャー98、浅皿状回転円盤67の中心部、ころがり軸受65、間隔円筒96、フランジ61に設けたボルト穴99を連通し、端末部をナット64で緊締している。100は、浅皿状回転円盤67をころがり軸受け65に取付ける角根丸頭ボルトであり、102はそのナットである。ころがり軸受65には、防塵を施し外周にスタンプハウジング66を回動自在に外嵌した日本ピローブロック製造株式会社(本社工場、堺市)製のSB2形を使用した。スタンプハウジング66は、同社のPFL2菱形である。
【0044】
図11は、図10中の一部分の拡大斜視図である。図11において、108は菱形スタンプハウジング(上)であり、両端部に取付け用穴107を設けている。110はハウジング部で、ころがり軸受65の軸受外輪103に回動自在に外嵌している。104はボス部であり、中心部にボルト軸貫通穴105を形成し、外周に六角穴付き止めねじ106を備え、図10に示すボルト軸63に固定するようになっている。109は菱形スタンプハウジング(下)であり、菱形スタンプハウジング(上)108とともに軸受外輪103に、ハウジング部111が回動自在に外嵌している。
【0045】
図12は図9における右側回転砕土輪の側面図、図13は図12の平面図、図14は同じく裏面図、図15は同じく裏面の斜視図である。これらの図において、67は浅皿状回転円盤であり、水平線HLに対し外方傾斜角αが20度ないし40度の斜壁外周部113の外周面に、等間隔に支杆取付け凹部69を形成している。
【0046】
図13において、117は、外周に円形スカート部118を周設した円形底板である。115は、ころがり軸受65の下周縁部が内嵌するころがり軸受嵌入穴であり、円形底板117の中心部に形成している。114は取付け穴であり、図11で示した取付け用穴107と同心位置になるように、円形底板117の直径線上で左右等位置に設け、図10に示した角根丸頭ボルト100が貫通するようになっている。70は接地駆動用突片で、直径5mm、長さ50mmの丸鋼棒を、一つおきの支杆取付け凹部69の裏面に基端部を溶着し、斜め外方下向きに突設している。
【0047】
68は刃付長方形砕土支杆であり、外端面を刃部112にした小刀状に形成し、基端部を縦にして支杆取付け凹部69に溶着し、斜め外方へ放射状に突設している。放射状突設の外方傾斜角は、前述の斜壁外周部113の外方傾斜角αと同じである。実施例は、浅皿状回転円盤67の直径が14cm、支杆取付け凹部が14個、右側回転砕土輪35の砕土支杆先端部の直径が27cm、刃付長方形砕土支杆68が厚さ3mm、幅14mmの硬鋼板製である。
【0048】
図16は、別形式の回転砕土輪の斜視図であり、図17は図16の裏面斜視図である。図16、図17において、65はころがり軸受、66はスタンプハウジング、100は角根丸頭ボルト、102はナットで、図10で説明したものである。119は直径27cmの先端湾曲丸棒支杆付回転砕土輪であり、直径14cmの平板状回転円盤101の外周縁部の裏面に等間隔に形成した支杆取付け凹部123の裏面に、先端長円形湾曲の丸棒砕土支杆120を縦方向にして基端部を溶着し、斜め外方へ放射状に突設している。外方へ放射状に突設する角度は、水平線に対し斜め上方へ20度ないし30度である。先端長円形湾曲の丸棒砕土支杆120は、径5mmの丸鋼で先端部を長さ5cmの長円形湾曲先端部121に形成し、本数が12本または14本である。122は接地駆動用突片であり、一つおきの先端長円形湾曲の丸棒砕土支杆120の下端部を延長して平板状回転円盤101の外周から斜め外方下向きに突出している。
【0049】
図18は、さらに別形式の回転砕土輪の側面図、図19は同じく斜視図、図20は裏面の斜視図である。これらの図において、124は平板形支杆付回転砕土輪であり、外周縁部に等間隔に12個または14個の支杆取付け凹部131を形成している。125は、厚さ3mmの平鋼板製の平板形砕土支杆であり、先端部の広幅先端部126の下方を次第に細くして内曲げ腕部130に接続させ、広幅先端部の外縁部が刃部127になっている。平板状砕土支杆125は、縦にして一つおきの支杆取付け凹部131に基端部を溶着するとともに、水平線HLに対する外縁部傾斜角βが約30度、同じく内縁部傾斜角γが約70度で、平板状回転円盤128の外周縁から外方へ放射状に突設している。
【0050】
115は、ころがり軸受65の下周縁部が内嵌するころがり軸受嵌入穴である。114は取付け穴であり、ころがり軸受嵌入穴115の外方に平板状回転円盤128の直径線上に前述したスタンプハウジングの取付け用穴107と同心位置に設けている。129は接地駆動用突片であり、半円形の先端部から基端部へ次第に細い台形状に、厚さ3mmの鋼板で長さ5cmに形成し、隣設の平板状砕土支杆125の中間部の支杆取付け凹部131に、垂直下向きにして基端部を溶着し、平板状回転円盤128の外周から約2,5cm外方に突出している。
【0051】
図1における左側回転砕土輪34および右側回転砕土輪35は、構成が同一であるが、左側回転砕土輪34はフランジ軸受60の進行方向左側に突出するフランジ61から下方に突設するころがり軸受65に、上辺から下辺へ正面視斜め左傾斜に設け、右側回転砕土輪35は、図9に示したように、進行方向右側に突出するフランジ61から下方に突設するころがり軸受65に、上辺から下辺へ正面視斜め右傾斜に設けている。
【0052】
そして、本発明の回転式砕土装置は、作物列Pの右側に左側回転砕土輪34を配置し、作物列Pの左側に右側回転砕土輪35を配置し、作物列Pの両側の土壌を砕土できるようになっている。また、左側回転砕土輪34と右側回転砕土輪35は、それぞれ土壌条件に対応して、図12に示す刃付長方形砕土支杆68、図16に示す先端長円形湾曲の丸棒砕土支杆120、図18に示す平板形砕土支杆125を備えた平板形支杆付回転砕土輪124に取り換えるものである。すなわち、刃付長方形砕土支杆68、平板形砕土支杆125は切削作用があるので、比較的固い重粘土壌の砕土に適し、先端長円形湾曲の丸棒砕土支杆120は長円形湾曲部で一般的な土壌を能率的に砕土するのに適するのである。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明に係る回転式砕土装置の正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図1のA−A線矢視の断面図である。
【図4】図1のB−B線矢視断面図である。
【図5】図4のC−C線矢視の背面図であう。
【図6】A―A線矢視断面図における定規輪の高低調節の説明図である。
【図7】B−B線矢視断面図における上下揺動体の下降状態の説明図である。
【図8】同じく上昇状態の説明図である。
【図9】図1D部の拡大斜視図である。
【図10】図9における要部の分解斜視図である。
【図11】図10中の一部分の拡大分解斜視図である。
【図12】図9中のおける右側回転式砕土輪の側面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】同じく裏面図である。
【図15】同じく裏面の斜視図である。
【図16】別な回転砕土輪の上方斜視図である。
【図17】同じく裏面斜視図である。
【図18】さらに別な形式の回転砕土輪の側面図である。
【図19】同じく上面斜視図である。
【図20】同じく裏面の斜視図である。
【符号の説明】
【0054】
1 ツールバー
2 水平バー
10 分割締付け体
14 上下揺動体
19 定規輪用アーム
20 定規輪
21 高低調節レバー
24 ブラケット
25 円筒体
27 止めねじ
28 フロント水平バー
30 取付け体
31 前部縦リンク
32 左側平行四辺形リンク
33 右側平行四辺形リンク
34 左側回転砕土輪
35 右側回転砕土輪
39、49 上部平行リンク
40、50 下部平行リンク
45 重り
56 上部横リンク
57 下部横リンク
58 後部縦リンク
59 長方形板
60 フランジ付軸受
61 フランジ
62 旋回中心ボルト軸
65 ころがり軸受
66 スタンプハウジング
67 浅皿状回転円盤
68 刃付長方形砕土支杆
69 支杆取付け凹部
70 接地駆動用突片
73、77,79 スラスト軸受
84、89 スラスト軸受
93 ナット
94 止めねじ
101 平板状回転円盤
102 ナット
112 刃部
113 浅皿状の外周斜壁部
115 ころがり軸受の嵌入穴
119 先端長円形丸棒支杆付回転砕土輪
120 先端長円形湾曲の丸棒砕土支杆
122 接地駆動用突片
123 支杆取付け凹部
124 平板状支杆付回転砕土輪
125 平板状砕土支杆
126 広幅先端部
127 刃部
128 平板状回転円盤
129 接地駆動用突片
131 支杆取付け凹部

















【特許請求の範囲】
【請求項1】
前進方向に対し左右に延びる水平バーを備えるツールバーにおいて、前記水平バーの中央部から左右に順次畦間寸法を隔てて畦間中央部上方に配設した分割締付け体の後方に連結した上下揺動体と、前記上下揺動体の下部側面に中間部を枢着し、前進方向に沿って設けた定規輪用アームの前端部に軸支した定規輪と、前記定規輪の高低調節手段と、前記上下揺動体の下部前端部から前記水平バーの前方に水平バーと平行に突設し、左右に移動可能に畦間中間部上方に設けた畦間寸法より短いフロント水平バーと、前記フロント水平バーの左右に移動固定可能に設けた取付け体に上部を連結し、前進方向に沿って設けた左右側の平行四辺形リンクと、この左右側の平行四辺形リンクの下部に前進方向に対し左右に旋回固定可能に設けたフランジ付軸受のフランジの下面から下方に突設し、外周に上下のスタンプハウジングを回動自在に外嵌したころがり軸受と、前記スタンプハウジングに複数のボルト・ナットで取付け、裏面に接地駆動突片を設けた回転円盤の外周に、複数の砕土支杆を斜め外方へ放射状に突設し、作物列を挟んで設けた左右側の回転砕土輪とを、備えた回転式砕土装置。
【請求項2】
前記定規輪の高低調節手段が、前記上下揺動体の上部から後方に突設したブラケットの後端部に前後揺動自在に枢着し、外周に止めねじを設けた円筒体と、前記定規輪用アーム中間部の枢着部より後方に下端部を枢着し、前記円筒体に挿通した定規輪高低調節レバーとで成るものでる、請求項1記載の回転式砕土装置。
【請求項3】
前記左右側の平行四辺形リンクが、前記取付け体に上端部を取付ける前部縦リンクの中間部および下端部に、前進方向に沿って上部横リンクの中間部および下部横リンクの前端部を、それぞれ接触面にスラスト軸受を介在させて連結し、前記上部横リンクの前記連結部の後方と前記下部横リンクの後端部とを、接触面にスラスト軸受を介在させ後部縦リンクの中間部および中間部下方に連結し、前記上部横リンクと下部横リンクの前後連結穴中心間の寸法が等しく、前記前部縦リンクと後部縦リンクの上下連結穴中心間の寸法が等しいものである請求項1記載の回転式砕土装置。
【請求項4】
前記左右側の平行四辺形リンクが、前記上部横リンクの前部または後部に重りを着脱自在に装着したものである請求項1又は3記載の回転式砕土装置。
【請求項5】
前記フランジ付軸受が、前記左右側の平行四辺形リンクの後部縦リンクの下端部に前進方向と直交に固着した長方形板に、前進方向に沿って貫通に設けた旋回中心ボルト軸周りに左右旋回動自在に取付け、前記旋回中心ボルト軸の端末に螺着するナットで前記長方形板に固定した円筒体の外周に、フランジを外方へ水平に突設したものである請求項1記載の回転式砕土装置。
【請求項6】
前記長方形板が、先端が前記フランジ付軸受の円筒体の後端面に接する止めねじを螺着したものである請求項1記載の回転式砕土装置。
【請求項7】
前記左右側の回転砕土輪が、浅皿状の外周斜壁部の外面に等間隔に支杆取付け凹部を形成し、中心部に前記ころがり軸受の嵌入穴を設け、この嵌入穴の外方に前記ころがり軸受に回動自在に外嵌するスタンプハウジングが備える取付け穴と同心に取付け穴を設け、裏面に複数の接地駆動用突片を同心円周上に突設した浅皿状回転円盤を、前記スタンプハウジングに前記取付け穴を介し複数のボルト・ナットで取付け、外端面を刃部に形成した複数の刃付長方形砕土支杆を、前記支杆取付け凹部に基端部を溶着し、斜め外方へ放射状に突設したものである、請求項1記載の回転式砕土装置。
【請求項8】
前記左右側の回転砕土輪が、外周縁部の裏面に等間隔に支杆取付け凹部を形成し、中心部に前記ころがり軸受の嵌入穴を設け、前記ころがり軸受に回動自在に外嵌するスタンプジハウジングに複数のボルト・ナットを介し取付けた平板状回転円盤の外周に、複数の先端長円形湾曲の丸棒砕土支杆を前記支杆取付け凹部に基端部を溶着し、斜め外方へ放射状に突設するとともに、一つおきに前記丸棒砕土支杆の下端部を前記平板状回転円盤の裏面に突出する接地駆動用突片にした先端長円形丸棒支杆付回転円盤である、請求項1記載の回転式砕土装置。
【請求項9】
前記左右側の回転砕土輪が、外周縁部の裏面に等間隔に支杆取付け凹部を形成し、中心部に前記ころがり軸受の嵌入穴を設け、前記ころがり軸受に回動自在に外嵌するスタンプジハウジングに複数のボルト・ナットを介し取付けた平板状回転円盤に、広幅先端部の外端面に刃部を形成した平板状砕土支杆の基端部と、接地駆動用突片の基端部とを一つおきに前記支杆取付け凹部の裏面に溶着するとともに、前記接地駆動用突片を下向きにし、前記平板状砕土支杆を斜め外方に放射状に突設した平板状支杆付回転砕土輪である、請求項1記載の回転式砕土装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2006−211942(P2006−211942A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−27270(P2005−27270)
【出願日】平成17年2月3日(2005.2.3)
【出願人】(595034891)株式会社キュウホー (14)
【Fターム(参考)】