説明

土壌押入種蒔施肥施水具

【課題】 本発明は、中空状円筒本体の上端内壁にねじ山を螺刻し、そのねじ山に任意形状の施水容器やペットボトル等を螺着できて着脱自在となり、底に開けた孔から水を注水することで、点在する施水場所や施水に遠い所に有用で、また水量を定める施水に計量容器を螺着すれば必要量の施水が可能となり、施水容器を外せば種蒔や施肥にも利用できる土壌押入種蒔施肥施水具を得る。
【解決手段】 中空状円筒本体の上端内壁にねじ山を螺刻し、下部を尖形にし周壁に所要数で任意となる孔を設け、上端のねじ山に任意形状の施水容器を螺着でき着脱自在となる手段を講ずる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、園芸に用いる土壌押入種蒔施肥施水具に関する。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】 特願2000−332036 特開2002−130551
【特許文献2】 特願2004−113668
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の園芸施水具は、パイプ状の形状のもので土中に押入し種蒔や、施水に便利なものがあるが、施水には直接に水道ホースを接続しない問題があった。
【0004】
本発明は、中空状円筒本体の上端内壁にねじ山を螺刻し、そのねじ山に任意形状の施水容器やペットボトル等を螺着できて着脱自在となり、底に開けた孔から水を注水することで、点在する施水場所や施水に遠い所に有用で、また水量を定める施水に計量容器を螺着すれば必要量の施水が可能となり、施水容器を外せば種蒔や施肥にも利用できる土壌押入種蒔施肥施水具の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の課題を達成するため、中空状円筒本体の上端内壁にねじ山を螺刻し、下部を尖形にし周壁に所要数で任意となる孔を設け、上端のねじ山に任意形状の施水容器を螺着でき着脱自在となる手段を講ずる。
【0006】
また、中空状円筒本体の上端内壁のねじ山に、ペットボトルが螺着でき着脱自在となることが好ましい。
【0007】
さらに、中空状円筒本体の上端内壁のねじ山に、水量目盛を設けた計量容器を螺着でき着脱自在となることが好ましい。
【0008】
そして、ペットボトルの底部に欠切注水孔を開けていることが好ましい。
【0009】
また、請求項4のペットボトルと一体化させてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の、土壌押入種蒔施肥施水具により、上端内壁にねじ山を螺刻し、そのねじ山に施水容器やペットボトル等を螺着できて着脱自在となるので、ペットボトルには底に孔を開け水を注水でき、直接に水道ホースを接続注水しなくて済み、点在する施水場所や施水に遠い所、また水量を定める施水に有用なものであるとともに、容器を外せば、種蒔や施肥にも利用できるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
発明の実施するための最良の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。図1〜図2で示す実施例では、中空状円筒本体1の上端内壁にねじ山2を螺刻し、下部を尖形3にし周壁4に所要数で任意となる孔5を設け、上端のねじ山2に任意形状の施水容器6を螺着でき着脱自在となるようにしている。
【0012】
また、図3で示す実施例では、中空状円筒本体1の上端内壁のねじ山2にペットボトル7が螺着でき着脱自在となり、
【0013】
また、図4で示す実施例では、中空状円筒本体1の上端内壁のねじ山2に計量容器8が螺着でき着脱自在になるようにし、計量容器8の上端部分9に欠切注水孔10を設け、計量容器8の側壁に設けた水量目盛11で必要水量を注水できるようにしている。
【0014】
そして、図5で示す実施例では、ペットボトル7の底部12に開けた欠切注水孔10から注水できるようにしている。
【0015】
さらに、図6で示す実施例では、底部12に欠切注水孔10を開けたペットボトル7と一体化にしている。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】 本発明の土壌押入種蒔施肥施水具の実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の土壌押入種蒔施肥施水具に施水容器の螺着を示す側面からの要部透視図である。
【図3】 本発明の土壌押入種蒔施肥施水具にペットボトルの螺着を示す側面からの要部透視図である。
【図4】 本発明の土壌押入種蒔施肥施水具に計量容器の螺着を示す側面からの要部透視図である。
【図5】 底部に欠切注水孔が開くペットボトルの実施例を示す要部斜視図である。
【図6】 本発明の土壌押入種蒔施肥施水具と底部に欠切注水孔を開けたペットボトルと一体化した実施例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
【0017】
1 中空状円筒本体
2 ねじ山
3 尖形
4 周壁
5 孔
6 施水容器
7 ペットボトル
8 計量容器
9 上端部分
10 欠切注水孔
11 水量目盛
12 底部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中空状円筒本体の上端内壁にねじ山を螺刻し、下部を尖形にし周壁に所要数で任意となる孔を設け、上端のねじ山に任意形状の施水容器を螺着でき着脱自在となることを特徴とする土壌押入種蒔施肥施水具。
【請求項2】
前記中空状円筒本体の上端内壁のねじ山に、ペットボトルが螺着でき着脱自在となる請求項1記載の土壌押入種蒔施肥施水具。
【請求項3】
前記中空状円筒本体の上端内壁のねじ山に、水量目盛を設けた計量容器を螺着でき着脱自在となる請求項1記載の土壌押入種蒔施肥施水具。
【請求項4】
前記ペットボトルの底部に欠切注水孔を開けている請求項2記載の土壌押入種蒔施肥施水具。
【請求項5】
請求項4のペットボトルと一体化させたことを特徴とする土壌押入種蒔施肥施水具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−204268(P2006−204268A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−35079(P2005−35079)
【出願日】平成17年1月14日(2005.1.14)
【出願人】(500537981)
【Fターム(参考)】