説明

履物の通気構造

【課題】 履物の内部の空気を履物の外側の空気と入れ替えることができることによって、足裏の蒸れや悪臭を防止することができる履物の通気構造を提供すること。
【解決手段】 ミッドソール12の上面に中底15が配置されている運動靴11において、ミッドソール12の踏み付け部19及び踵部20のそれぞれの上面に形成した第1及び第2空気溝17、18と、ミッドソール12の土踏まず部13に設けられ、第1及び第2空気溝17、18と連通すると共に、運動靴11の左右の各側面で外側に開口する通気口22aを有する通気部材14とを備え、中底15が通気性を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば運動靴、ビジネスシューズ、及び長靴に適用することができる履物の通気構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の履物の通気構造として、例えば図10に示すものがある(例えば、特許文献1参照。)。この履物の通気構造1は、同図に示すように、靴底2を形成するミッドソール3とアウトソール4との間に空気室5が形成されており、この空気室5は連通孔6を介して通気口7と連通している。この通気口7は、靴8のつま先側に設けられており、靴8の内部8aに開口している。そして、空気室5は、靴底2の踵部に形成されている。
【0003】
この履物の通気構造1によると、着用者の体重が靴底2の踵部に掛かると、空気室5が圧縮されて、空気室5内の空気が連通孔6及び通気口7を通って靴8の内部8aに吹き出される。そして、体重が靴底2の踵部から除去されると、ミッドソール3の復元力によって空気室5が拡大して元の形状に戻る。これによって、靴8の内部8aの空気が通気口7及び連通孔6を通って空気室5内に吸い込まれる。このように、この靴8を着用して例えば歩行すると、空気室5内の空気が通気口7から吹き出されたり、靴8の内部8aの空気が通気口7から吸い込まれるので、足裏の蒸れを低減することができる。
【特許文献1】実開平4−112605号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、図10に示す従来の履物の通気構造1では、空気室5内の空気と、靴8の内部8aの空気とが、それぞれの空間の間で移動する構成であるので、その移動する空気自体が蒸れてくると、足裏が蒸れるという問題がある。つまり、空気室5内の空気及び靴内部8aの空気を、靴8の外側の空気と全く入れ替えることができないので、靴内部8aの空気が蒸れてきて足裏が蒸れることとなる。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、履物の内部の空気を履物の外側の空気と入れ替えることができることによって、足裏の蒸れや悪臭を防止することができる履物の通気構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る履物の通気構造は、ソール部の上面に中底が配置されている履物において、前記ソール部の上面に形成した空気溝と、前記ソール部に設けられ前記空気溝と連通すると共に、前記履物の外側に開口する通気路を有する通気部材とを備え、前記中底が通気性を有することを特徴とするものである。
【0007】
この発明に係る履物の通気構造によると、履物の内部の空気は、通気性を有する中底を通ってソール部上面の空気溝に流入して、この空気溝と連通する通気路を通って履物の外側に流出することができる。これによって、履物の内部の空気を履物の外側に排出することができる。そして、履物の外側の空気は、通気路から流入して空気溝及び中底を通って履物内部に流入する。これによって、履物の外側の乾燥した空気を履物の内部に行き渡らせることができる。また、この履物を着用して例えば歩行すると、中底に体重が掛かったり除去されることが繰り返されるので、中底と空気溝とによって形成されている空間が、圧縮されたり、中底及びソール部の復元力によって拡大する。これによって、履物内部の空気と、外側の乾燥した空気とを強制的に循環させることができる。
【0008】
また、ソール部と通気部材とを別個の部材とすることによって、ソール部には、歩行がし易いように屈曲性を有する部材によって形成することができ、通気部材には、体重等によって通気路が閉じないように、所定の硬さの部材によって形成することができる。
【0009】
そして、この発明に係る履物の通気構造において、前記通気部材が前記履物の土踏まず部に設けられ、前記通気路が前記履物の側面で開口するようにできる。このように通気部材を履物の土踏まず部に設けることによって、通気部材の通気路が体重によって圧縮変形して閉じることを防止するようにできる。そして、土踏まず部に設けられている通気部材は、履物の略中央に配置されるので、履物内部の踏み付け部側及び踵部側のそれぞれの空気を効率よく外部の空気と入れ替えることができる。そして、通気路が履物の側面で開口しているので、この通気路に形成されている通気路から外部の水や埃が入ることを抑制することができる。
【0010】
また、この発明に係る履物の通気構造において、前記空気溝を、前記ソール部の踏み付け部及び踵部に形成することができる。このようにすると、履物内部の踏み付け部側及び踵部側のそれぞれの空気を、それぞれの部分に形成されている空気溝を介して効率よく外部の空気と入れ替えることができる。
【0011】
更に、この発明に係る履物の通気構造において、前記通気部材は、前記ソール部よりも硬質の材料で形成され、着用者の体重によって前記通気路が閉じない程度の弾力性を有するものとすることができる。このようにすると、通気部材の通気路が体重によって閉じることを防止することができるので、履物内部の空気を効率よく外部の空気と入れ替えることができる。そして、ソール部を通気部材よりも軟質材料で形成することによって、ソール部に掛かる体重の変化によって、ソール部の空気溝が縮小したり拡大するようにできる。よって、履物内部の空気を効率よく強制的に外側の空気と入れ替えることができる。
【0012】
そして、この発明に係る履物の通気構造において、前記履物のアッパー部の吊り込み代が前記ソール部の外周縁に配置され、前記吊り込み代が通気性を有するようにできる。このようにすると、吊り込み代によって、ソール部の上面に形成されている空気溝を覆うことがあっても、この吊り込み代によって空気溝と履物の内部との空気の流通を妨げないようにすることができる。これによって、吊り込み代を備える履物に対して本発明を適用することができる。
【発明の効果】
【0013】
この発明に係る履物の通気構造によると、通気性を有する中底、ソール部上面の空気溝、及び通気路を介して、履物の内部の空気と、外側の乾燥した空気とが自然に循環するし、例えば歩行することによって、強制的に循環させることができるので、足裏の蒸れや悪臭を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明に係る履物の通気構造の実施形態を図1〜図9を参照して説明する。この通気構造10は、図1(a)、(b)に示すように、運動靴11に適用したものであり、この運動靴11は、ミッドソール(ソール部)12の土踏まず部13に通気部材14が設けられている。そして、このミッドソール12及び通気部材14の上面に中底15が設けられており、ミッドソール12の下面にアウトソール16が接着されている。なお、図1(b)では、中底15を省略してある。
【0015】
ミッドソール12は、図1(a)、(b)に示すように、略足裏形状に形成された板状体であり、その上面に深さが約3mmの第1及び第2空気溝17、18が形成されている。この第1及び第2空気溝17、18は、図1(b)に示すように、ミッドソール12の踏み付け部19、及び踵部20のそれぞれの上面の略全範囲に亘って形成されている。
【0016】
つまり、第1空気溝17は、図1(b)に示すように、ミッドソール12の踏み付け部19の外周縁に沿って形成された第1環状空気溝17aを備えており、この第1環状空気溝17aの内側に足幅方向に形成された4本の第1横空気溝17bが配置されている。そして、ミッドソール12の長さ方向に形成されて、これら4本の各第1横空気溝17bの略中央部と交差する1本の第1縦空気溝17cを備えている。これら各空気溝17a、17b、17cは互いに接続している。そして、第2空気溝18は、第1空気溝17と同様に、ミッドソール12の踵部20の外周縁に沿って形成された第2環状空気溝18a、足幅方向に形成された2本の第2横空気溝18b、及びミッドソール12の長さ方向に形成された1本の第2縦空気溝18cを備えており、各空気溝18a、18b、18cは互いに接続している。図2及び図3は、この運動靴11を図1(b)のB−B方向、及びC−C方向から見た断面図である。
【0017】
通気部材14は、図1(a)、(b)に示すように、ミッドソール12の土踏まず部13に形成されている凹部21に装着されて、この凹部21に接着剤によって接着されている。そして、通気部材14は、図4及び図5に示すように、その上面14aがミッドソール12の上面と略一致するように形成されている。そして、この通気部材14の上面14aには、通気路22が形成されている。この通気路22は、第3空気溝23を備えている。
【0018】
この第3空気溝23は、図1(b)に示すように、ミッドソール12の長さ方向に形成された1本の第3縦空気溝23a、及び足幅方向に形成された4本の第3横空気溝23bを備えており、この第3縦空気溝23aは、4本の各第3横空気溝23bの略中央部と交差して接続している。そして、第3縦空気溝23aは、両方の各端部が第1及び第2縦空気溝17c、18cと接続している。また、この第3縦空気溝23aには、この溝方向に沿って補強用の3つの突条24が設けられている。各突条24は、その断面が第3縦空気溝23aの断面よりも小さく形成されており、第3縦空気溝23aの空気の流通機能は確保されている。これら突条24は、通気部材14の上面14aと同一の高さに形成されている。この突条24は、体重が中底15に掛かったときに、中底15が変形して第3縦空気溝23a内に進入して、この第3縦空気溝23aを閉塞させないようにするためのものである。
【0019】
また、図1(a)、(b)に示すように、4本のそれぞれの第3横空気溝23bの両端部には、合計8個の通気口22a、・・・が形成されている。各通気口22aは、図4の断面図に示すように、第3横空気溝23bの内側面、通気部材14の上縁14b、及びミッドソール12の上縁12bによって形成されている。従って、これら8個の各通気口22aは、運動靴11の外側に向かって開口しており、第1〜第3の各空気溝17、18、23と接続している。このようにして、図4に示すように、4個の通気口22aは、この運動靴11の内側の側面11aに形成されており、他の4個の通気口22aは、この運動靴11の外側の側面11bに形成されている。
【0020】
なお、図6は、通気部材14を示す平面図である。この平面図に示すように、4つの第3横空気溝23bのそれぞれの両端部に、合計8個の開口部が形成されており、各開口部の一部が通気口22aとしての機能を果たしている。図7は、通気部材14の側面図であり、図8は通気部材14の底面図である。
【0021】
図9(a)、(b)、(c)は、図6に示す通気部材14をF−F方向、G−G方向、H−H方向から見た断面図であり、通気部材14の第3横空気溝23bが形成されていない部分、及び第3横空気溝23bが形成されている部分を示している。
【0022】
また、図1(a)、(b)に示すように、ミッドソール12及び通気部材14の外周縁の上面には、この運動靴11のアッパー部25の吊り込み代26が接着剤によって散点的に接着されている。この吊り込み代26は、通気性を有しており、その外周縁がアッパー部25に縫合されている。アッパー部25は、甲被材及び内装材(図示せず)から成っている。
【0023】
中底15は、図1(b)に示すミッドソール12及び通気部材14の平面形状と対応する形状の例えば板状部材又は布状体であって、通気性を有している。この中底15は、その外周部がアッパー部25及び吊り込み代26に縫合されている。この吊り込み代26は、図1(a)に示すように、ミッドソール12の外周縁と中底15との間に配置されている。
【0024】
なお、この実施形態では、図1(a)に示す中底15は、多数の貫通孔15a、15a、・・・を有する板状部材である。ただし、これ以外に例えば、メッシュ状のものとしてもよいし、通気性を有する連続気泡体の例えば発泡ポリウレタン製としてもよい。吊り込み代26は、通気性を有する布であり、例えばナイロンやポリエステル製である。通気部材14は、ミッドソール12よりも硬質の例えばポリ塩化ビニル等の合成樹脂製であり、着用者の体重によって通気路22(通気口22a)が閉じない程度の弾力性を有すると共に、そのような構造に形成されている。ミッドソール12及びアウトソール16は、耐摩耗性を有する例えば合成ゴム製であってもよいし、合成ゴムと天然ゴムとをブレンドしたものであってもよい。アウトソール16は、ミッドソール12よりも耐磨耗性を有している。
【0025】
上記のように構成された図1(a)、(b)に示す運動靴11によると、運動靴11の内部11cの空気は、中底15の貫通孔15a、・・・を通り、ミッドソール12及び通気部材14の上面に形成された第1〜第3空気溝17、18、23に流入して、これらの空気溝と連通する各通気口22a、・・・を通って運動靴11の外側に流出することができる。これによって、運動靴11の内部11cの空気を靴11の外側に排出することができる。そして、運動靴11の外側の空気は、通気口22a、・・・から流入して、第1〜第3空気溝17、18、23及び中底15の貫通孔15a、・・・を通って運動靴11の内部11cに流入する。これによって、運動靴11の外側の乾燥した空気を運動靴11の内部11cに行き渡らせることができる。よって、この運動靴11を着用して歩行等しない状態であっても、靴内部11cの空気と、外側の乾燥した空気とが自然に循環して、足裏の蒸れや悪臭を防止することができる。
【0026】
また、この運動靴11を着用して例えば歩行すると、中底15に体重が掛かったり除去されることが繰り返されるので、中底15と、第1及び第2空気溝17、18とによって形成されている空間が、圧縮されたり、中底15及びミッドソール12の復元力によって拡大する。これによって、靴内部11cの空気と、外側の乾燥した空気とを強制的に循環させることができる。よって、歩行したり運動するときは、効果的に足裏の蒸れや悪臭を防止することができる。
【0027】
そして、図1(a)、(b)に示すように、通気部材14を運動靴11の土踏まず部13に設けることによって、通気部材14の通気路22が体重によって圧縮変形して閉じることを防止できる。そして、土踏まず部13に設けられている通気部材14は、運動靴11の略中央に配置されるので、運動靴11の内部11cの踏み付け部19側及び踵部20側のそれぞれの空気を効率よく外部の空気と入れ替えることができる。そして、各通気路22が運動靴11の内側及び外側の各側面11a、11bで開口しているので、各通気口22aから外部の水や埃が入ることを抑制することができる。
【0028】
また、図1(a)、(b)に示すように、第1及び第2空気溝17、18をそれぞれミッドソール12の踏み付け部19及び踵部20に形成することによって、運動靴11の内部11cの踏み付け部19側及び踵部20側のそれぞれの空気を、それぞれの部分に形成されている空気溝17、18を介して効率よく外部の空気と入れ替えることができる。
【0029】
更に、通気部材14は、着用者の体重によって通気路22が閉じない程度の弾力性を有しているので、通気路22が体重によって閉じることを防止することができる。よって、運動靴11の内部11cの空気を効率よく外部の空気と入れ替えることができる。そして、ミッドソール12を通気部材14よりも軟質材料で形成してあるので、ミッドソール12に掛かる体重の変化によって、ミッドソール12の第1及び第2空気溝17、18が縮小したり拡大する。よって、靴の内部11cの空気を効率よく強制的に外側の空気と入れ替えることができる。
【0030】
そして、図1(a)、(b)に示す吊り込み代26は、通気性を有するものとしたので、ミッドソール12の上面に形成されている例えば第1及び第2環状空気溝17a、18aを覆うことがあっても、吊り込み代26によって空気溝17a、18aと運動靴11の内部11cとの空気の流通を妨げないようにすることができる。これによって、吊り込み代26を備える運動靴11に対して本発明を適用することができる。
【0031】
ただし、上記実施形態では、図1(a)、(b)に示すように、本発明を運動靴11に適用した例を示したが、これに代えて、例えばビジネスシューズ、及び長靴に適用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
以上のように、本発明に係る履物の通気構造は、履物の内部の空気を履物の外側の空気と入れ替えることができることによって、足裏の蒸れや悪臭を防止することができる優れた効果を有し、このような履物の通気構造等に適用するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】この発明の実施形態に係る運動靴を示す断面図であり、(a)はA−A断面図、(b)はアッパー部及び中底を省略した横断面図である。
【図2】同実施形態に係る運動靴を示すB−B断面図である。
【図3】同実施形態に係る運動靴を示すC−C断面図である。
【図4】同実施形態に係る運動靴を示すD−D断面図である。
【図5】同実施形態に係る運動靴を示すE−E断面図である。
【図6】同実施形態に係る運動靴の通気部材を示す平面図である。
【図7】同実施形態に係る運動靴の通気部材を示す側面図である。
【図8】同実施形態に係る運動靴の通気部材を示す底面図である。
【図9】同実施形態に係る運動靴の通気部材を示す断面図であり、(a)はF−F端面図、(b)はG−G端面図、(c)はH−H端面図である。
【図10】従来の履物の通気構造を示す部分断面側面図である。
【符号の説明】
【0034】
10 履物の通気構造
11 運動靴
11a 運動靴の内側の側面
11b 運動靴の外側の側面
11c 運動靴の内部
12 ミッドソール
12a ミッドソールの上縁
13 土踏まず部
14 通気部材
14a 通気部材の上面
14b 通気部材の上縁
15 中底
15a 貫通孔
16 アウトソール
17 第1空気溝
17a 第1環状空気溝
17b 第1横空気溝
17c 第1縦空気溝
18 第2空気溝
18a 第2環状空気溝
18b 第2横空気溝
18c 第2縦空気溝
19 踏み付け部
20 踵部
21 凹部
22 通気路
22a 通気口
23 第3空気溝
23a 第3縦空気溝
23b 第3横空気溝
24 突条
25 アッパー部
26 吊り込み代

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソール部の上面に中底が配置されている履物において、
前記ソール部の上面に形成した空気溝と、前記ソール部に設けられ前記空気溝と連通すると共に、前記履物の外側に開口する通気路を有する通気部材とを備え、前記中底が通気性を有することを特徴とする履物の通気構造。
【請求項2】
前記通気部材が前記履物の土踏まず部に設けられ、前記通気路が前記履物の側面で開口することを特徴とする請求項1記載の履物の通気構造。
【請求項3】
前記空気溝は、前記ソール部の踏み付け部及び踵部に形成されていることを特徴とする請求項2記載の履物の通気構造。
【請求項4】
前記通気部材は、前記ソール部よりも硬質の材料で形成され、着用者の体重によって前記通気路が閉じない程度の弾力性を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の履物の通気構造。
【請求項5】
前記履物のアッパー部の吊り込み代が前記ソール部の外周縁に配置され、前記吊り込み代が通気性を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の履物の通気構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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