説明

廃水中の有価金属回収方法。

【課題】有価金属を含有する高窒素濃度及び高塩類濃度の廃水を嫌気性処理装置によりグラニュール菌を使用し、上記産業廃水を希釈することなく脱窒処理すると同時に有価金属をグラニュール菌中に吸着し、それを生物汚泥中へ効率よく捕捉する、有価金属回収方法を提供する。
【解決手段】有価金属を含有する廃水12を、低級アルコール13及び脂肪族有機酸14又はその塩と共に、グラニュール菌2を充填した嫌気性処理槽1へ投入し、20〜60℃に加熱し、該グラニュール菌2を培養して高活性グラニュール菌を生成した後、これに有価金属を含有する廃水12、低級アルコール13及び脂肪族有機酸14又はその塩を供給して脱窒処理し、嫌気性処理槽1及び活性汚泥槽16に蓄積された汚泥中に有価金属を捕捉する。生物汚泥中へ捕捉した有価金属は、汚泥を固液分離し、炭化または焼却後、溶解或いは抽出により有価金属を回収する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、塩類濃度及び窒素酸化物濃度が高い廃水中の有価金属回収方法に関する。
【背景技術】
【0002】
産業廃水などに含まれる貴金属などの有用金属を低コストで効率よく回収する方法として、金属が溶解した金属溶液に水素吸蔵合金を作用させることによって、前記水素吸蔵合金に吸蔵されている原子状水素で前記金属溶液中の貴金属を還元して、前記金属が不溶態化した不溶性金属物質を生成し、この不溶性金属物質を前記金属溶液から分離することで、金属を回収することが知られている。例えば、(特許文献1参照)
【0003】
また、有価金属含有水を排出する複数の事業所から有価金属含有水を収集し、
収集された有価金属含有水の組成から混合処理可能かどうかを判定し、混合処理かのうと判断された有価金属含有水のみを混合すると共に、個々の有価金属含有水の組成から混合された有価金属含有水の前処理条件を決定し、決定された前処理条件に従って混合された有価金属含有水の前処理を行い、前処理後の有価金属含有水から有価金属を分離する方法が開示されている。例えば、(特許文献2参照)
【0004】
工業洗浄浴から貴金属のような有価金属を回収するにあたり、工業洗浄浴を濃縮し、逆滲透を施した後、得られた濃縮液から妨害物を化学的処理により分離し、さらに濃縮液に沈殿、凝集、吸着、イオン交換体による処理、ろ過等を施すことによって所望成分を得ることが知られている。例えば(特許文献3参照)
【0005】
しかし、上記の金属が溶解した金属溶液に水素吸蔵合金を作用させることによって、前記水素吸蔵合金に吸蔵されている原子状水素で前記金属中の金属を還元して、前記金属が不溶態化した不溶性金属物質を生成し、この不溶性金属物質を前記金属溶液から分離する上記の金属の回収方法を、特に高塩濃度、高窒素濃度の工場廃水中に微量に含有する白金、パラジウム等の有価金属回収に適用した場合、白金、パラジウムの窒素化合物は非常に安定であるため、還元によっても白金、パラジウムは不溶態化して分離することが極めて困難であった。
また、イオン交換樹脂、活性炭、キレート樹脂等の吸着処理剤を用いて有価金属含有廃水から有価金属を分離する回収方法も知られているが、高塩濃度、高窒素濃度の工場廃水の場合、塩類の影響により吸着処理剤への有価金属の吸着が十分行われない問題があった。
さらに、生物処理法により高塩濃度、高窒素濃度の工場廃水に含有する有価金属を回収しようとした場合、高塩濃度、高窒素濃度下では、従来の生物処理法によると塩濃度が1%を越えると急激に生物菌の活動が阻害されるため工場廃水を5〜10倍に希釈しなければならなかった。また、希釈したことにより排水中の有価金属濃度が非常に少なくなるためチェック分析もコスト高になり採算ベースに乗せるところまでいかなかった。更に、希釈による処理廃水量の増加によりエネルギーコストが高くなる問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−281830号公報
【特許文献2】特開2002−80918号公報
【特許文献3】特開昭49−84904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、有価金属を含有する高窒素濃度及び高塩類濃度の廃水を嫌気性処理槽へ投入し、これにグラニュール菌、低級アルコールおよび脂肪族有機酸を加えて該グラニュール菌を培養して高活性グラニュール菌を生成した後、更に、該嫌気性処理槽へ有価金属を含有する廃水を、低級アルコール及び脂肪族有機酸又はその塩と共に供給することにより、高窒素濃度及び高塩類濃度の廃水処理が有効に行われ、生物汚泥中に有価金属が極めてよく捕捉されることを知見したことに基づくものである。また、生物汚泥中へ捕捉した有価金属は、汚泥を固液分離し、炭化または焼却後、炭化物或いは焼却物を蓄積しておき、ある程度たまった段階で溶解法或いは抽出法により微量の有価金属まで効率よく回収できることを知見して本発明に到達したものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は、以下の内容をその要旨とする発明である。
(1)有価金属を含有する廃水を、低級アルコール及び脂肪族有機酸又はその塩と共に、グラニュール菌を充填した嫌気性処理槽へ投入し、20〜60℃に加熱し、該グラニュール菌を培養して高活性グラニュール菌を生成した後、これに有価金属を含有する廃水、低級アルコール及び脂肪族有機酸又はその塩を供給して脱窒処理し、嫌気性処理槽及び活性汚泥槽に蓄積された汚泥中に有価金属を捕捉することを特徴とする廃水中の有価金属回収方法。
(2)有価金属がAu、Ag、Pt及びPdである請求項1に記載する廃水中の有価金属回収方法。
(3)有価金属を捕捉した汚泥を固液分離し、汚泥固形分を乾燥後、500℃〜1200℃で炭化又は焼却し、得られた炭化物又は焼却物から有価金属を分離、回収することを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかにに記載する廃水中の有価金属回収方法。
(4)有価金属を含有する廃水が高塩濃度、高窒素含有の廃水であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する廃水中の有価金属回収方法。
(5)グラニュール菌が糖蜜系食品加工廃水の処理から得られたグラニュール菌であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載する廃水中の有価金属回収方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高窒素濃度及び高塩類濃度の廃水も無希釈又は僅かな希釈で処理することができる。そのため、従来、困難であった高窒素濃度及び高塩類濃度の産業廃水中に微量に含有する有価金属も生物汚泥中に捕捉し回収することが可能となり回収コストを低減することができる。また、本発明の方法は、高密度生物処理法のため発熱反応となりエネルギーコストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明を実施する有価金属回収装置を示す系統図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明で使用される有価金属含有の廃水とは、貴金属めっき工場、貴金属化合物製造工場、プリント基板製造工場、リサイクル工場等から排出される主に工場廃水で特に高濃度の硝酸性窒素及び塩類を含み、有価金属としてAu、Ag、Pt及びPd等を含有するものである。
以下に図面を参照して本発明における廃水(以下、原廃水とも云う)中の有価金属回収方法の実施形態につき詳細に説明する。
【実施例】
【0012】
図1は本発明の一実施例を示すもので、1は嫌気性処理槽であり、上部には嫌気性循環水6がポンプ5によって循環し、ヘッドタンク8に投入される。このヘッドタンク8には、さらに原廃水12、低級アルコール13及び脂肪族有機酸14が投入され、pH調整がなされる。次いで、ヘッドタンク8により混合された原廃水12は、供給パイプ11を通じて嫌気性処理槽1の底部に設けた液拡散フイルター4を経て嫌気性処理槽1へ供給される。
嫌気性処理槽内1には糖蜜系食品加工廃水の処理から得られたグラニュール菌2が充填されている。
【0013】
前記の低級アルコールを加える目的は、分解し易い栄養源となるため安価なCOD成分として活用できる。また、高密度な栄養源で発熱量が多く、加熱・加温に要するエネルギーが少なくて済むからである。
低級アルコールは、COD−Cr値は高いが、BOD値は低いため、通常の活性汚泥式生物処理では分解が困難であるが本発明方法においては、容易に生物処理装置の栄養源とすることができる。本発明で使用する低級アルコールは、メタン発酵よりも炭酸ガスの発生量が多く発熱反応が優先され、しかも高濃度な有機物の消費で発熱量が充分に発生するため、本発明の実施に必要な中温以上の加熱・加温がふようになる。
本発明で使用する低級アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール及びイソプロピルアルコール等が挙げられる。
【0014】
また、前記の脂肪族有機酸を加える目的は、pH調製、スケール発生の抑制及び栄養源としてある。本発明では、硝酸塩の分解により処理液がアルカリ性になるため、pH調整を行わなければならず、それには硫酸や塩酸を添加する必要が生じてくる。しかしながら、硫酸や塩酸の添加は無機塩類濃度の上昇をきたし生物処理の阻害となるため好ましくない。そのため、本発明では硫酸、塩酸等の無機酸に脂肪族有機酸を併用し、無機塩類濃度の上昇を抑制するものである。
本発明では、メタン発酵よりも炭酸ガスの発生量が優先されるため、廃水中にカルシウム分が存在すると、炭酸カルシウムとなってスケールが沈積し、装置の随所でトラブル発生の原因となる。しかしながら、本発明では、脂肪族有機酸を使用するので、カルシウムが存在しても有機酸カルシウムとなり、該有機酸カルシウムは溶解性が高いためスケールの発生が防止される効果がある。
本発明で使用される脂肪族有機酸としては、例えば、ギ酸、クエン酸、クエン酸アンモニウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、リンゴ酸、リンゴ酸アンモニウム、リンゴ酸アンモニウム、リンゴ酸ナトリウム、リンゴ酸カリウム、マレイン酸、蓚酸などが挙げられる。
【0015】
本発明では、前記の糖蜜系食品加工廃水の処理から得られたグラニュール菌を採択使用するものであるが、このグラニュール菌はグラニュール菌の中でも特に高窒素濃度及び高塩類濃度溶液に対して優れた耐性があり死滅する心配が殆んどないものである。
【0016】
嫌気性処理槽1内の温度は20〜60℃に保持されており、嫌気性処理槽1内でグラニュール菌2を予め有価金属を含有する高窒素濃度及び高塩類濃度の産業廃水中でpHを5.0〜11.0、好ましくはpHを6.5〜9.5に保ち、5日〜30日間培養、馴化させ高活性グラニュール菌を生成させる。
本発明では、この高活性グラニュール菌が生成した後、嫌気性処理槽へ高窒素濃度及び高塩類濃度の有価金属含有原廃水を循環させ脱窒処理を迅速に行うものである。
【0017】
嫌気性処理槽1内で高活性グラニュール菌が生成したら有価金属を含有する高窒素濃度及び高塩類濃度の原廃水12をヘッドタンク8へ連続投入する。その際、低級アルコール13及び脂肪族有機酸14を投入してpHを6.5〜9.5に調整する。pH調整された原廃水は、供給パイプ11によって嫌気性処理槽1の底部より液整流装置4を通じて流入、処理される。処理廃水は嫌気性循環水6としてポンプ5によってヘッドタンク8へ送られる。また、処理済の溢流水3は嫌気性処理槽1の上部から排出され活性汚泥槽16へ送られる。一方、嫌気性処理槽1の底部に蓄積された汚泥は汚泥吸引管15によって生物汚泥タンク9に送られる。この生物汚泥タンク9に蓄積した汚泥の中には有価金属が捕捉含有されている。次いで、有価金属含有の汚泥は、固液分離装置10に送り固液分離する。
固液分離装置10から排出される処理後の原廃水は、有価金属含有量及び硝酸性窒素濃度を測定し、基準値以下であることを確認した後、排水処分する。一方、得られた固形分17は120℃〜150℃で乾燥を行ない更に700℃〜800℃で焼却する。冷却して得た焼却灰は、非常に少量であるため有価金属回収に適した量となるまで容器へ蓄積して置く。蓄積した焼却灰からの有価金属の回収に際しては、溶解、溶媒抽出、電解処理等によって有価金属を回収する。
【0018】
実施例1
(運転前の調製)
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
図1に示す液循環方式の嫌気性処理槽1(200リットル実験槽)に糖蜜系食品加工廃水で使用されたグラニュール菌体(薄茶白色粒状、粒径0.1〜2mmφ)を40リットル充填する。
一方、ヘッドタンク8に有価金属としてAu、Ag、Pt、Pdを含有する回収用原廃水(塩濃度7%、硝酸性窒素濃度6,300ppm、Au 0.07mg/L、Ag 0.19mg/L、Pt 0.13mg/L、Pd 0.50mg/L含有)160リットルを投入し、メタノール2リットルとクエン酸を添加し、pHを8〜9に調整する。pH調整の済んだ有価金属含有の回収用原廃水は、嫌気性処理槽1へ送りグラニュール菌2を上記原廃水中で7日間培養、馴化させ高活性グラニュール菌を生成させる。
(連続運転)
次いで、高活性グラニュール菌を生成させた嫌気性処理槽1へAu、Ag、Pt、Pdを含有する回収用原廃水(有価金属濃度Au 0.07mg/L、Ag 0.19mg/L、Pt 0.13mg/L、Pd 0.50mg/L)をヘッドタンク8より40リットル/日の流量で5日間投入循環させ脱窒処理を行う。
Au、Ag、Pt、Pdは生物汚泥中に捕捉され生物汚泥タンク9に蓄積される。この生物汚泥を固液分離装置10に投入し、有価金属は含水固形物として回収し、120℃〜150℃で乾燥を行ない更に700℃〜800℃で焼却する。冷却して得た焼却灰は、非常に少量であるため有価金属回収に適した量となるまで容器へ蓄積して置く。蓄積した焼却灰からの有価金属の回収に際しては、溶解、溶媒抽出、電解処理等によって有価金属を回収する。
一方、固液分離装置から排出される処理後の原廃水に含まれるAu、Ag、Pt、Pd量を分析した結果、Au 0.00mg/L、Ag 0.01mg/L、Pt 0.03mg/L、Pd 0.02mg/Lであり、前記有価金属の捕捉率はそれぞれAu100%、Ag94.7%、Pt76.9%、Pd96.0%であり、有価金属の回収性に優れていた。
【0019】
実施例2〜3
Au、Ag、Pt、Pdの含有量の異なる回収用原廃水を実施例1と同様にして回収処理した結果、有価金属捕捉率は表1の通りであった。
【0020】
比較例1
活性炭を各100リットル充填した2塔連続式の有価金属回収装置(図示せず)へ有価金属としてAu、Ag、Pt、Pdを含有する回収用原廃水(塩濃度7%、硝酸性窒素濃度6,300ppm、Au 0.07mg/L、Ag 0.31mg/L、Pt 0.13mg/L、Pd 0.54mg/L含有)を流量200リットル/hrsで流通し、有価金属回収装置から排出される処理後の原廃水に含まれるAu、Ag、Pt、Pd量を分析した結果Au 0.02mg/L、Ag 0.11mg/L、Pt 0.04mg/L、Pd 0.38mg/Lであり前記有価金属の捕捉率は、Au71.4%、Ag64.5%、Pt69.2%、Pd29.6%であり、特にPdの捕捉率は本発明の回収方法と比べてかなり劣るものであった。
【0021】
比較例2〜3
Au、Ag、Pt、Pdの含有量の異なる回収用原廃水を比較例1と同様にして回収処理した結果捕捉率は表1の通りであり、やはりPdの捕捉率はかなり劣っていた。
【0022】
【表1】

【0023】
表1に示すとおり本発明の方法によれば、高窒素濃度、高塩類濃度の産業廃水中の有価金属、特にAu、Ag及びPd等を極めてよく捕捉することができるので、従来、捕捉できずに排水中へ流出させてしまった損出を防ぎ収益向上を計ることができた。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明の廃水中の有価金属回収方法は、Au、Ag、Pt及びPd等を含有する塩類濃度が高い硝酸性窒素含有廃水でもそれを水で希釈せずそのまま処理して生物菌中へ効率よく捕捉することができる。また、脱窒処理も同時に行えるので、従来の有価金属回収方法と比べて微量の有価金属回収及び脱窒処理を効率的に実施できるので、ランニングコストの低減に有用である。
【符号の説明】
【0025】
1 嫌気性処理槽
2 グラニュール菌
3 溢流水
4 液整流装置
5 ポンプ
6 嫌気性循環水
7 バイオガス排気口
8 ヘッドタンク
9 生物汚泥タンク
10 固液分離装置
11 供給パイプ
12 処理前の原廃水
13 低級アルコール
14 脂肪族有機酸
15 汚泥吸引管
16 活性汚泥槽
17 含水固形物
18 処理後の原廃水






















【特許請求の範囲】
【請求項1】
有価金属を含有する廃水を、低級アルコール及び脂肪族有機酸又はその塩と共に、グラニュール菌を充填した嫌気性処理槽へ投入し、20〜60℃に加熱し、該グラニュール菌を培養して高活性グラニュール菌を生成した後、これに有価金属を含有する廃水、低級アルコール及び脂肪族有機酸又はその塩を供給して脱窒処理し、嫌気性処理槽及び活性汚泥槽に蓄積された汚泥中に有価金属を捕捉することを特徴とする廃水中の有価金属回収方法。
【請求項2】
有価金属がAu、Ag、Pt及びPdである請求項1に記載する廃水中の有価金属回収方法。
【請求項3】
有価金属を捕捉した汚泥を固液分離し、汚泥固形分を乾燥後、500℃〜1200℃で炭化又は焼却し、得られた炭化物又は焼却物から有価金属を分離、回収することを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかにに記載する廃水中の有価金属回収方法。
【請求項4】
有価金属を含有する廃水が高塩濃度、高窒素含有の廃水であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する廃水中の有価金属回収方法。
【請求項5】
グラニュール菌が糖蜜系食品加工廃水の処理から得られたグラニュール菌であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載する廃水中の有価金属回収方法。














【図1】
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【公開番号】特開2011−241475(P2011−241475A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−77657(P2011−77657)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(393017188)小島化学薬品株式会社 (13)
【Fターム(参考)】