説明

携帯型刈払い機における操作レバーの防振機構

【課題】防振材の撓み量を調整して、刈払い機本体の状況に合わせて最適な防振効果を得る。
【解決手段】棹の先端にカッター等の作業部を設け、作業部を駆動するエンジンとエンジンの作動を制御するスロットルワイヤ8を引き、戻し操作可能なレバー装置を棹の基部側に設け、作業部とエンジンとを伝動軸で連結する携帯型刈払い機において、棹には、レバー装置の両端に防振材12を介してレバー装置を支持する支持部材を配置し、レバー装置の両端に棹軸方向に突出した突起部14を設け、防振材12には上記突起部14が挿入される開口溝を設け、支持部材には、防振材12を収納する収納凹部を設けるとともに、支持部材とレバー装置とで防振材12を棹の軸方向で挟み込むように取り付けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、刈払い機本体の状況に合わせて最適な防振効果が得られ、棹に対する防振材の組付けや交換の作業やワイヤルートの確保が容易な携帯型の刈払い機における操作レバーの防振機構に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、刈払い機は、作業部を駆動するエンジンを棹の基部に設け、棹の先端にカッターを備え、カッターとエンジンとを伝導軸で連結したものであり、棹の中途部に設けられたハンドルに手を掛け、その近傍に配置されたレバー類により運転操作するものであるが、エンジンの振動がそのまま直接作業者の手に伝わるので、長時間の刈払い作業を長時間続けると人体への悪影響を与えるという問題がある。そのため、防振対策を施した機械も知られている。この防振対策は通常、エンジンと把持部間に防振ゴムや金属バネ等からなる防振材を配置し、エンジンからの振動を該防振材の介在により減衰させて極力上記把持部に伝達しないようにしている。
【0003】
これらの刈払い機のエンジンと把持部間に配置される防振材は、エンジンと棹との間に設けられ、防振材の外側に2つ割りにしたレバー装置を取り付け、エンジンの振動が棹からレバー装置に伝達されないような構成になっている (例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−225011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上述の防振構造では、防振材とレバー装置との取付けが固定されてしまっているので、防振材の撓み度合いを調整するということはできなカッター。
【0006】
なお、防振材は筒状に形成されていたので、棹に装着する場合は棹の端部から挿入して組み付けなければならず、防振材の組み付けや交換が面倒であった。また、ワイヤは筒状防振材に形成された貫通孔を通さなければならないので、ワイヤの組み付けが困難であった。
【0007】
本発明は上記問題点を解消し、防振材の撓み量を調整して防振特性を変化させ、刈払い機本体の状況に合わせて最適な防振効果を得ることができる携帯型刈払い機における操作レバーの防振機構を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、棹の先端にカッター等の作業部を設け、作業部を駆動するエンジンとエンジンの作動を制御するスロットルワイヤを引き、戻し操作可能なレバー装置を棹の基部側に設け、上記作業部とエンジンとを伝動軸で連結する携帯型刈払い機において、上記棹には、上記レバー装置の棹軸方向の両端に防振材を介してレバー装置を支持する支持部材を配置し、上記レバー装置の両端には棹軸方向に突出した突起部を設け、上記防振材には上記突起部が挿入される開口溝を設け、上記支持部材には、上記防振材を収納する収納凹部を設けるとともに、支持部材とレバー装置とで防振材を棹の軸方向で挟み込むように取り付けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記レバー装置に設けた突起部及び突起部が挿入される防振材の開口溝はH字型に形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において、上記支持部材の収納凹部の開口面積を、防振材よりも大きく形成したことを特徴とする。
【0011】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに係る発明において、上記防振材及び支持部材は、それぞれ上下に分割形成され、分割された上下の防振材及び支持部材の間に上記棹を挟んで固定したことを特徴とする。
【0012】
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、上記エンジン側の上記スロットルワイヤ側には、上記支持部材と防振材とに代えて、防振材を備えない支持体を設け、この支持体と上記スロットルワイヤと反対側の支持部材との間に上記棹を挟んで固定したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る発明によれば、レバー装置の装置本体は、防振材を介して支持部材に固定され、支持部材は棹に固定されるので、棹の振動は防振材に吸収されて減衰し、装置本体には伝わる振動が軽減される。支持部材には、防振材を収納する収納凹部を設けるとともに、支持部材とレバー装置とで防振材を棹の軸方向で挟み込むように取り付けたので、防振材は棹に対して直交する方向、つまり支持部材の振動方向に変形可能となるから、振動を効率よく吸収することができる。
【0014】
また、レバー装置の装置本体は支持部材に直接に固定されるわけではないので、防振材を保持する支持部材を軸方向に、わずかに装置本体から離反する方向にスライドさせて棹に固定することができ、これによって防振材を緩やかに、つまり装置本体と支持部材との間で撓むことができる程度に保持し、あるいは支持部材を装置本体に接近又は当接させる方向にスライドさせた状態で棹に固定することによって、防振材を強く圧迫する状態で保持することができる。これにより、防振材に対する圧力を加減し、防振材の撓み量を調整し、防振特性を変化させることができる。つまり、刈払い機本体の種類の違いや作業部を構成するカッターの違いによりレバーに伝わる振動状況が変化するから、防振特性を変えることで刈払い機本体の状況に合わせて最適な防振効果を得るように設定することができる。また、カッターの回転数によっても、振動状況が変化するので、常用する回転数に合わせ最適な防振特性に設定することもできる。
【0015】
請求項2に係る発明によれば、レバー装置に設けた突起部及び突起部が挿入される防振材の開口溝はH字型に形成されているので、突起部の上下の動きは開口溝の上下の溝壁で、左右の動きは開口溝の垂直の溝壁でそれぞれ規制されるから、レバー装置と支持部材との間の位置決めが確実に行われる。
【0016】
請求項3に係る発明によれば、支持部材の収納凹部の開口面積を、防振材よりも大きく形成することにより、たわみ量を大きく設定することができ、防振材の変形を有効に吸収することができる。
【0017】
請求項4に係る発明は、請求項1〜4のいずれかに係る発明において、防振材及び支持部材は、それぞれ上下に分割形成され、分割された上下の防振材及び支持部材の間に上記棹を挟んで固定したので、防振材の組付けや交換時には、棹に沿ってスライドさせる必要がなく、単に支持部材や防振材を上下に分割し、または分割された支持部材を上下に合せて結合するだけでよいので、作業を簡単に行うことができる。
【0018】
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、上記エンジン側の上記スロットルワイヤ側には、上記支持部材と防振材とに代えて、防振材を備えない支持体を設け、この支持体と上記スロットルワイヤと反対側の支持部材との間に上記棹を挟んで固定した構成とし、支持体には容積の大きい防振材を配置しないようにしたので、レバー装置から引き出されたスロットルワイヤの障害にならない。したがって、スロットルワイヤを通すスペースは容易に確保することができる。また、スロットルワイヤはレバー装置の取り付け部品と関係なく設けることができるので、取り付け、交換等の作業も楽である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】(a)(b)はそれぞれ本発明の携帯型刈払い機の平面図及び側面図
【図2】上記レバーの縦断面図
【図3】図2のA―A線上の断面図
【図4】図2のB―B線上の断面図
【図5】レバー装置の要部の分解斜視図
【図6】レバー装置の装置本体を分割して図5とは別角度からみた分解斜視図
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の携帯型刈払い機は、図1(a)(b)に示されているとおり、エンジン1と、その基部が該エンジン1に連結されてエンジン1から延びる棹2を備えており、棹2の先端にはカッター3(作業部)が回転可能に支持され、棹2のエンジン寄りの位置にはエンジンの作動を制御するスロットルワイヤを引き戻し操作可能なレバーを有するレバー装置4が取付けられている。刈払い作業をするときは、作業者が上記刈払い機を吊り下げ、棹2に設けられたハンドル5を持ってカッター3の角度と方向を制御し、レバー装置4によってエンジン1の出力を調整操作しながら行うように構成されている。
【0021】
棹2は中空管であり、その管の内部には、図示されない駆動伝導軸が回転自在に支持されており、駆動伝導軸はその基部がクラッチを介してエンジン1に駆動連結され、棹2の先端に回転可能に支持されたカッター3を回転駆動するようになされている。
【0022】
レバー装置4は、棹2の中途部であるエンジン1寄りの位置に取付けられており、この取付け位置の選択により、レバー装置4のレバーを握って行なう作業は適切な刈払い機の重量バランスの下で効率的に行うことができる。
【0023】
なお、レバー装置4は手で握り易い筒形状に形成され、内部にはいくつかのレバーとスロットルワイヤが作動操作できるように保持されている。すなわち、図2に示されるように、手で握った状態において容易に操作できる位置にはスロットルレバー7aが設けられ、該レバー7aの操作によりスロットルワイヤ8を介してエンジン1の出力制御が行なえるようになっている。また、指でスライド操作するエンジン停止スイッチ9、スロットルレバー7aの作動をロックするセーフティレバー7b等の公知のレバー等が設けられている。
【0024】
刈払い機は概ね上述のような構造を備えており、これらの構造は既に知られたところである。
【0025】
棹2とレバー装置4とは防振構造を介して連結されている。ここで、その操作レバーの防振機構を図2〜図6に基づいて詳しく説明する。
【0026】
レバー装置4の装置本体4aは予め左右に分割された2つの本体部材6a、6bを固定手段によって結合して一体としたもので、装置本体4aの中央には、棹2の挿通孔10(図5参照)が形成されているとともに、エンジン1側の端部の壁の上部には制御用スロットルワイヤ8の挿通孔11(図6参照)が形成されている。
【0027】
そして、レバー装置4の棹軸方向の両端には防振材12を介してレバー装置4を支持する支持部材13a、13bが配置されている。支持部材13a、13bは棹2に固定されている。
【0028】
すなわち、レバー装置4の装置本体4aは筒状に形成され、そのカッター3側の端部の上下部には棹軸方向に突出した突起部14が形成されている。この突起部14は、中央片14aとその両端の端片14bとから略H形に形成されている。中央片14aは円弧状に湾曲している。エンジン1側の端部の下部にも、棹軸方向に同じ形状の突起部14が突出形成されている。
【0029】
防振材12はエラストマーなどの弾性体から構成され、両側面が平行で上面と下面が湾曲したブロックで、上面(外側面)と下面(内側面)の中央部には凹部15、16が形成され、また凹部15、16の間には、中央部が円弧状に湾曲した略H字形の開口溝17が貫通形成されている。この開口溝17はレバー装置4の突起部14が挿入可能な形状と大きさになっている。防振材12はレバー装置4の突起部14に対応して、カッター3側では上下に対称的に形成され、棹2を挟んで上下配置され、エンジン1側には1個が設けられている。
【0030】
次に、支持部材13a、13bはレバー装置4の前後両端を防振材12を介して支持するもので、支持部材13a、13bはそれぞれ上下に分割形成されている。すなわち、レバー装置4のカッター3側の支持部材13aは上下部支持部材18、19によって対称的に分割形成され、エンジン1側の支持部材13bは、上部支持体20と下部支持部材21とから分割構成され、下部支持部材21は、上記下部支持部材19と同様の形状である。上下部支持部材18、19(21)は、円弧状部と底面部とから構成される半円形盤状の部材で、円弧状部の両端には凹部が形成され、凹部の底部にはネジの挿通孔22が形成されている。底面部の中央には棹2と同じ曲率の半円形の凹面部23が形成されている。また、上下部支持部材18、19(21)の裏側、つまりレバー装置4に対面する側には、防振材12の収納凹部24が形成されている。
【0031】
なお、エンジン1側の上部支持体20は弓形の部材で、底面の中央部には、下部支持部材21の半円形の凹面部23と同じ形状、同じ大きさの凹面部23が形成され、その両端にはネジの挿通孔22が形成されている。
【0032】
次に、支持部材13a、13bに防振材12を介してレバー装置4を取り付けるときは、まず一方の本体部材6aのスロットルレバー7aにスロットルワイヤ8を取り付け、本体部材6aに形成された挿通孔11を通した後、左右2つの本体部材6a、6bを棹2を挟んでボルト、ナット等で結合固定する。このとき、装置本体4aと棹2との間にはわずかな隙間が形成される。次に、装置本体4aの前後に突出した突起部14をそれぞれ防振材12の開口溝17に挿入し、さらに防振材12の外側から上下部支持部材18、19を配置し、カッター3側においては、棹2を挟んで上下の防振材12を上下部支持部材18、19の収納凹部24の内部に収納し、両端の底部のボルト挿通孔22を利用してボルト、ナットで締結固定する。同様に、エンジン1側においても、下部の防振材12は同様にして下部支持部材21の収納凹部24に収納し、棹2を挟んで上部支持体20とボルト挿通孔22を利用してボルト、ナットで締結固定すればよい。なお、防振材12の厚さは支持部材18、19、21の収納凹部24の深さによりも大きくなるように形成されている。
【0033】
上記構成によれば、レバー装置4の装置本体4aは、防振材12を介して支持部材13a、13bに固定されるが、装置本体4aと棹2との間にはわずかな隙間が形成されているので、棹2の振動は装置本体4aにダイレクトに伝達されることはなく、防振材12を介して装置本体4aに伝達される。防振材12は棹2の振動を吸収するので、棹2の振動は防振材12に吸収されて減衰し、装置本体4aに伝わる振動は軽減される。支持部材13a、13bには、防振材12を収納する収納凹部24を設けるとともに、支持部材13a、13bとレバー装置4との間に防振材12を棹2の軸方向で挟み込むように取り付けたので、防振材12は棹2に対して直交する方向、つまり支持部材13a、13bの振動方向に変形可能となるから、振動を効率よく吸収することができる。
【0034】
上述のように、レバー装置4の装置本体4aとその支持部材13a、13bとは防振材12を介して固定され、支持部材13a、13bに直接に装置本体4aが固定されているわけではないので、防振材12を保持する支持部材13a、13bを棹軸方向に、わずかに装置本体4aから離反する方向にスライドさせて棹2に固定することによって防振材12を緩やかに、つまり装置本体4aと支持部材13a、13bとの間で撓むことができるように保持し、あるいは支持部材13a、13bを装置本体4aに接近又は当接させる方向にスライドさせた状態で棹2に固定することによって、防振材12を強く圧迫する状態で保持することができる。これにより、防振材に対する圧力を加減し、防振材の撓み量を調整し、防振特性を変化させることができる。つまり、刈払い機本体の種類の違いやカッターの違いによりレバー装置4に伝わる振動状況は変化するから、防振特性を変えることで刈払い機本体の状況に合わせて最適な防振効果を得るように設定することができる。また、カッター3の回転数によっても、振動状況が変化するので、常用する回転数に合わせ最適な防振特性に設定することもできる。したがって、刈払い機の状況に合わせて最適な防振効果を得るように設定することができる。
【0035】
一般には、防振効果を上げるためゴム硬度を柔らかく設定するのが好ましいが、柔らかいと変形も大きく、レバー装置4・支持部材13a、13b間の位置決めが確実に行われにくい。しかし、上記実施形態では、レバー装置4に設けた突起部14及び突起部14が挿入される防振材12の開口溝17はH字型に形成されているので、突起部14の中央片14aの上下の動きは開口溝17の中央の部分で、端片14bの左右の動きは開口溝17の両側の垂直部分でそれぞれ規制されるから、レバー装置4と支持部材13a、13bとの間の位置決めが確実に行われる。
【0036】
なお、防振材12に凹部15、16を設け、支持部材13a、13bの収納凹部24の開口面積を、防振材12よりも大きく形成することにより、たわみ量を大きく設定することができ、防振材12の変形を有効に吸収することができる。
【0037】
また、従来は、特許文献1に示されるように防振材が筒状に形成されていたので、棹に対して着脱する場合は棹2の端部から挿入し、長い距離をスライドさせて組み付け、あるいは長い距離をスライドさせて棹の端部から外さなければならず、防振材の組み付けや交換が面倒であった。これに対し、上記実施形態によれば、支持部材13a、13bは上下に分割形成され、分割された上下部支持部材18、19(21)、上部支持体20の間に上記棹2を挟んだので、防振材12の組付けや交換時には、支持部材13a、13bや防振材12を上下に分割し、または分割された支持部材と支持体を上下に合せて結合するだけでよいので、作業を簡単に行うことができる。
【0038】
さらに、上記レバー装置4のエンジン側の端部に設けられた1個の防振材12と上部支持体20と下部支持部材19は、スロットルワイヤ8を回避する位置に配置し、スロットルワイヤ8側には容積の大きい防振材12を配置しないようにしたので、上部支持体20はレバー装置4から引き出されたスロットルワイヤ8の障害にならない。したがって、スロットルワイヤ8を通すスペースは容易に確保することができる。また、スロットルワイヤ8はレバー装置4の取り付け部品と関係なく設けることができるので、取り付け、交換等の作業も楽である。
【0039】
上述のように、上記レバー装置4の取付機構を携帯型刈払い機に適用すると、操作を快適に行うことができ、作業性が向上する。
【符号の説明】
【0040】
2 棹
3 カッター
4 レバー装置
4a 装置本体
8 スロットルワイヤ
12 防振材
13a、13b 支持部材
14 突起部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
棹の先端にカッター等の作業部を設け、作業部を駆動するエンジンとエンジンの作動を制御するスロットルワイヤを引き、戻し操作可能なレバー装置を棹の基部側に設け、上記作業部とエンジンとを伝動軸で連結する携帯型刈払い機において、
上記棹には、上記レバー装置の棹軸方向の両端に防振材を介してレバー装置を支持する支持部材を配置し、上記レバー装置の両端には棹の軸方向に突出した突起部を設け、上記防振材には上記突起部が挿入される開口溝を設け、上記支持部材には、上記防振材を収納する収納凹部を設けるとともに、支持部材とレバー装置とで防振材を棹の軸方向で挟み込むように取り付けた
ことを特徴とする携帯型刈払い機における操作レバーの防振機構。
【請求項2】
上記レバー装置に設けた突起部及び突起部が挿入される防振材の開口溝はH字型に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の携帯型刈払い機における操作レバーの防振機構。
【請求項3】
上記支持部材の収納凹部の開口面積を、防振材よりも大きく形成したことを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の携帯型刈払い機における操作レバーの防振機構。
【請求項4】
上記防振材及び支持部材は、それぞれ上下に分割形成され、分割された上下の防振材及び支持部材の間に上記棹を挟んで固定したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の携帯型刈払い機における操作レバーの防振機構。
【請求項5】
上記エンジン側の上記スロットルワイヤ側には、上記支持部材と防振材とに代えて、防振材を備えない支持体を設け、この支持体と上記スロットルワイヤと反対側の支持部材との間に上記棹を挟んで固定したことを特徴とする、請求項4に記載の携帯型刈払い機における操作レバーの防振機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−44975(P2012−44975A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−192914(P2010−192914)
【出願日】平成22年8月30日(2010.8.30)
【出願人】(391014000)スターテング工業株式会社 (48)
【Fターム(参考)】