携帯用便器
【課題】持ち運びに便利で、使い易く、臭わず、衛生面に優れた携帯用便器を提供する。
【解決手段】周壁が底にいくほどすぼまる傾斜面を有する便器２をケース１内に収容し、この便器２に取っ手３付きの蓋４を被せるようにし、この蓋４の周縁にゴムまたは軟質樹脂などの軟質材５を嵌着し、該蓋４を便器２に被せたときに蓋４が傾斜面に沿って落とし込まれ、該便器２を密閉するようにした。また前記ケース１の上部開口に左右に開閉式の便座６を取付け、この便座６の前面に着脱自在な尿の飛散防止片８を装着した。
【解決手段】周壁が底にいくほどすぼまる傾斜面を有する便器２をケース１内に収容し、この便器２に取っ手３付きの蓋４を被せるようにし、この蓋４の周縁にゴムまたは軟質樹脂などの軟質材５を嵌着し、該蓋４を便器２に被せたときに蓋４が傾斜面に沿って落とし込まれ、該便器２を密閉するようにした。また前記ケース１の上部開口に左右に開閉式の便座６を取付け、この便座６の前面に着脱自在な尿の飛散防止片８を装着した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ドライブ中または屋外での排尿排便を容易にした携帯用の便器に関する。
【背景技術】
【０００２】
野外やドライブ中、またはベッドの下において直ぐ使用できる携帯便器がいろいろと下記の特許文献に開示されている。
【特許文献１】特開２００２―１５３４００号公報
【特許文献２】特開２００２―３５５１８８号公報
【特許文献３】特開２００２―７８６３９号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明は従来の改良型として持ち運びに便利で、使い易く、臭わず、衛生面に優れた携帯用便器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明の携帯用便器は、周壁が底にいくほどすぼまる傾斜面を有する便器２をケース１内に収容し、この便器２に取っ手３付きの蓋４を被せるようにすると共に、この蓋４の周縁にゴムまたは軟質樹脂からなる軟質材５を嵌着し、この蓋４を便器２に被せたときに蓋４が傾斜面に沿って落とし込まれ、該便器２を密閉するようにした。
【０００５】
また前記ケース１の上部開口に左右に開閉する便座６を取付け、さらにこの便座６に常時は開閉式の便座６が開かないようにし、また放尿時に尿の飛散防止をする尿の飛散防止片８を着脱自在に取付けたことを特徴としている。
【発明の効果】
【０００６】
携帯式の便器を左右に開閉式の便座をつけた小型の箱形ケースに収容するようにしたので見栄えが良く、使い勝手が良く、また持ち運びも便利である。さらに便器を周縁に軟質材を嵌着した蓋で密閉できるようにしたので臭気が洩れず、また傾いても内部の汚物が洩れる心配が無い。さらに便器はステンレス製またはプラスチック製なので清潔であり、着脱も容易で汚物の処理が手軽にできる等の利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
本発明の携帯用便器は、周壁が底にいくほどすぼまる傾斜面を有する便器２をケース１内に収容し、この便器２に取っ手３付きの蓋４を被せるようにしたものであり、この蓋４の周縁にゴムまたは軟質樹脂などの軟質材５を嵌着し、該蓋４を便器２に被せたときに蓋４が傾斜面に沿って落とし込まれ便器２が密閉されるようにしたものである。
【０００８】
以下、本発明のひとつの実施例を図面に基づき説明する。図１に示す本発明の携帯用の便器は、ステンレスまたはプラスチック製の便器２を直方体のケース１内に収容したものである。そしてこの便器２の周壁は底にいくほどすぼまる傾斜面にしてある。またこの便器２に被せる取っ手３付きの蓋４は便器２の傾斜面に合わせてその周縁を傾斜面とし、ゴムまたは軟質樹脂などの軟質材５で覆ってある。
【０００９】
従ってこの蓋４を便器２に被せたときに蓋４が傾斜面に沿って落とし込まれ、便器２が密閉されて臭気が外部に洩れない。またケース１の上部開口には左右に開く開閉式の便座６が蝶番７で取付けられている。また便座６の前面に常時は開閉式の便座６が開かないようにすると共に、また尿の飛散防止の機能を有する三日月形の弾性のある薄い合成樹脂製の尿の飛散防止片８を着脱自在に止め金具９に取付けた。
【００１０】
自動車の渋滞時や、便所の設備のないキャンプ場、小型船舶、釣りの現場などで使用するときは、先ず尿の飛散防止片８を外して開閉式の便座６を左右に開き、取っ手３を持って蓋４を外し便器２に放尿、排便をする。そして使用後は臭気が室内に漂わないように蓋４を被せ、開閉便座６を閉じ、飛散防止片８を止め金具9に止めて開閉便座６が開かないようにしておく。そしてトイレに流すときは便器４をケース１から取り出してトイレに持参し、その場で蓋４を外して汚物をトイレに捨てる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】本発明の携帯便器の斜視図である。
【図２】携帯便器の側断面図である。
【図３】携帯便器の分解図である。
【符号の説明】
【００１２】
１ ケース
２ 便器
３ 取っ手
４ 蓋
５ 軟質材
６ 左右開閉式便座
７ 蝶番
８ 飛尿防止片
９ 止め金具
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ドライブ中または屋外での排尿排便を容易にした携帯用の便器に関する。
【背景技術】
【０００２】
野外やドライブ中、またはベッドの下において直ぐ使用できる携帯便器がいろいろと下記の特許文献に開示されている。
【特許文献１】特開２００２―１５３４００号公報
【特許文献２】特開２００２―３５５１８８号公報
【特許文献３】特開２００２―７８６３９号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明は従来の改良型として持ち運びに便利で、使い易く、臭わず、衛生面に優れた携帯用便器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明の携帯用便器は、周壁が底にいくほどすぼまる傾斜面を有する便器２をケース１内に収容し、この便器２に取っ手３付きの蓋４を被せるようにすると共に、この蓋４の周縁にゴムまたは軟質樹脂からなる軟質材５を嵌着し、この蓋４を便器２に被せたときに蓋４が傾斜面に沿って落とし込まれ、該便器２を密閉するようにした。
【０００５】
また前記ケース１の上部開口に左右に開閉する便座６を取付け、さらにこの便座６に常時は開閉式の便座６が開かないようにし、また放尿時に尿の飛散防止をする尿の飛散防止片８を着脱自在に取付けたことを特徴としている。
【発明の効果】
【０００６】
携帯式の便器を左右に開閉式の便座をつけた小型の箱形ケースに収容するようにしたので見栄えが良く、使い勝手が良く、また持ち運びも便利である。さらに便器を周縁に軟質材を嵌着した蓋で密閉できるようにしたので臭気が洩れず、また傾いても内部の汚物が洩れる心配が無い。さらに便器はステンレス製またはプラスチック製なので清潔であり、着脱も容易で汚物の処理が手軽にできる等の利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
本発明の携帯用便器は、周壁が底にいくほどすぼまる傾斜面を有する便器２をケース１内に収容し、この便器２に取っ手３付きの蓋４を被せるようにしたものであり、この蓋４の周縁にゴムまたは軟質樹脂などの軟質材５を嵌着し、該蓋４を便器２に被せたときに蓋４が傾斜面に沿って落とし込まれ便器２が密閉されるようにしたものである。
【０００８】
以下、本発明のひとつの実施例を図面に基づき説明する。図１に示す本発明の携帯用の便器は、ステンレスまたはプラスチック製の便器２を直方体のケース１内に収容したものである。そしてこの便器２の周壁は底にいくほどすぼまる傾斜面にしてある。またこの便器２に被せる取っ手３付きの蓋４は便器２の傾斜面に合わせてその周縁を傾斜面とし、ゴムまたは軟質樹脂などの軟質材５で覆ってある。
【０００９】
従ってこの蓋４を便器２に被せたときに蓋４が傾斜面に沿って落とし込まれ、便器２が密閉されて臭気が外部に洩れない。またケース１の上部開口には左右に開く開閉式の便座６が蝶番７で取付けられている。また便座６の前面に常時は開閉式の便座６が開かないようにすると共に、また尿の飛散防止の機能を有する三日月形の弾性のある薄い合成樹脂製の尿の飛散防止片８を着脱自在に止め金具９に取付けた。
【００１０】
自動車の渋滞時や、便所の設備のないキャンプ場、小型船舶、釣りの現場などで使用するときは、先ず尿の飛散防止片８を外して開閉式の便座６を左右に開き、取っ手３を持って蓋４を外し便器２に放尿、排便をする。そして使用後は臭気が室内に漂わないように蓋４を被せ、開閉便座６を閉じ、飛散防止片８を止め金具9に止めて開閉便座６が開かないようにしておく。そしてトイレに流すときは便器４をケース１から取り出してトイレに持参し、その場で蓋４を外して汚物をトイレに捨てる。
【図面の簡単な説明】
【００１１】
【図１】本発明の携帯便器の斜視図である。
【図２】携帯便器の側断面図である。
【図３】携帯便器の分解図である。
【符号の説明】
【００１２】
１ ケース
２ 便器
３ 取っ手
４ 蓋
５ 軟質材
６ 左右開閉式便座
７ 蝶番
８ 飛尿防止片
９ 止め金具
【特許請求の範囲】
【請求項１】
周壁が底にいくほどすぼまる傾斜面を有する便器（２）をケース（１）内に収容し、この便器（２）に取っ手（３）付きの蓋（４）を被せるようにした携帯用便器。
【請求項２】
前記蓋（４）の周縁にゴムまたは軟質樹脂等からなる軟質材（５）を嵌着し、この蓋（４）を便器（２）に被せたときに蓋（４）が傾斜面に沿って落とし込まれ、該便器（２）を密閉するようにした請求項１記載の携帯用便器。
【請求項３】
前記ケース（１）の上部開口に左右に開閉する便座（６）を取付けた請求項１記載の携帯用便器。
【請求項４】
前記開閉式の便座（６）に常時は開閉式の便座（６）が開かないようにする尿の飛散防止片（８）を着脱自在に取付けた請求項３記載の携帯用便器。
【請求項１】
周壁が底にいくほどすぼまる傾斜面を有する便器（２）をケース（１）内に収容し、この便器（２）に取っ手（３）付きの蓋（４）を被せるようにした携帯用便器。
【請求項２】
前記蓋（４）の周縁にゴムまたは軟質樹脂等からなる軟質材（５）を嵌着し、この蓋（４）を便器（２）に被せたときに蓋（４）が傾斜面に沿って落とし込まれ、該便器（２）を密閉するようにした請求項１記載の携帯用便器。
【請求項３】
前記ケース（１）の上部開口に左右に開閉する便座（６）を取付けた請求項１記載の携帯用便器。
【請求項４】
前記開閉式の便座（６）に常時は開閉式の便座（６）が開かないようにする尿の飛散防止片（８）を着脱自在に取付けた請求項３記載の携帯用便器。
【図１】
【図２】
【図３】
【図２】
【図３】
【公開番号】特開２００７−２６７９８５（Ｐ２００７−２６７９８５Ａ）
【公開日】平成１９年１０月１８日（２００７．１０．１８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−９７８００（Ｐ２００６−９７８００）
【出願日】平成１８年３月３１日（２００６．３．３１）
【出願人】（３９１０５２９９８）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年１０月１８日（２００７．１０．１８）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年３月３１日（２００６．３．３１）
【出願人】（３９１０５２９９８）
【Ｆターム（参考）】
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