説明

油圧モータ駆動装置

【課題】装置の大型化を招来することなく油圧モータの駆動を正確に制御すること。
【解決手段】油圧ポンプ20から油圧ファンモータ10に至る油の供給通路42に介在し、EPC弁50によって制御される方向切替弁30を備えた油圧モータ駆動装置であって、EPC弁50の出力圧ポート53を方向切替弁30の制御圧力室57に接続し、EPC弁50の出力圧ポート53から吐出される油の流量に従って方向切替弁30を動作させるようにしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ポンプから油圧モータに至る油の供給通路に介在し、電磁比例制御弁によって制御される流量制御弁を備えた油圧モータ駆動装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
建設機械に搭載されるエンジンでは、ラジエータに送風を行う冷却ファンの駆動源として油圧モータ(油圧ファンモータ)が適用されている。油圧モータは、油圧ポンプから吐出された油によって回転駆動し、その出力軸に設けた冷却ファンを回転させるものである。油圧ポンプから油圧モータに至る油の供給通路には方向切替弁が設けてあり、この方向切替弁によって油の供給方向を変更し、油圧モータの回転方向を正転/逆転に切り替えるようにしている。この種の油圧モータを備える油圧モータ駆動装置には、方向切替弁のスプールを電磁比例制御弁によって制御するようにしたものがある。すなわち、電磁比例制御弁を動作させることによってスプールの一方の端面に作用している油の圧力を減圧させ、スプールの位置を切り替えるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2001−221316号公報(図7)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載された油圧モータ駆動装置では、スプールの一方の端面に作用している油を元圧として電磁比例制御弁が動作するように構成されている。従って、電磁比例制御弁としては、油圧ポンプから供給された油を十分に通過させるだけの機能を有している必要がある。つまり、電磁比例制御弁が動作したにも関わらず十分な量の油を通過させることができない場合、スプールの一方の端面に作用している油の圧力を正確に制御することが困難となり、油圧モータの駆動制御に影響を及ぼす恐れがあるため、大流量の油を通過させることのできるものを適用する必要がある。
【0005】
しかしながら、大流量の油を通過させることのできる電磁比例制御弁は、その外径寸法も大きくならざるを得ず、適用する油圧モータ駆動装置の大型化を招来するのは否めない。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みて、装置の大型化を招来することなく油圧モータの駆動を正確に制御することのできる油圧モータ駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る油圧モータ駆動装置は、油圧ポンプから油圧モータに至る油の供給通路に介在し、電磁比例制御弁によって制御される流量制御弁を備えた油圧モータ駆動装置であって、前記電磁比例制御弁の出力圧ポートを前記流量制御弁の制御圧力ポートに接続し、電磁比例制御弁の出力圧ポートから吐出される油の流量に従って前記流量制御弁を動作させることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の請求項2に係る油圧モータ駆動装置は、上述した請求項1において、
前記流量制御弁は、前記油圧モータを正転させる方向に油を供給する第1位置と、前記油圧モータを逆転させる方向に油を供給する第2位置とに切り替わるスプールを有し、少なくとも油圧モータが正転している際に電磁比例制御弁からの油の供給量に従って油圧ポンプから油圧モータに供給する油をブリードオフ制御することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項3に係る油圧モータ駆動装置は、上述した請求項2において、前記流量制御弁は、スプールを第1位置に維持するバネ部材を有し、前記電磁比例制御弁から油を供給した場合に、前記バネ部材の押圧力に抗して第1位置から第2位置に切り替わることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項4に係る油圧モータ駆動装置は、上述した請求項1において、前記油圧モータは、駆動軸に冷却ファンを具備し、正転した場合に熱交換器に対して送風を行う油圧ファンモータであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、電磁比例制御弁の出力圧ポートから吐出される油の流量に従って流量制御弁を動作させるようにしているため、電磁比例制御弁としては流量制御弁を動作させるだけの油を供給できるものを適用すれば良い。従って、装置の大型化を招来することなく流量制御弁を介して油圧モータの駆動を正確に制御することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る油圧モータ駆動装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態である油圧モータ駆動装置の油圧回路図である。ここで例示する油圧モータ駆動装置は、建設機械に搭載されるエンジンのラジエータ(熱交換器)1に送風を行う冷却ファン2を駆動するためのもので、油圧ファンモータ10、油圧ポンプ20及び方向切替弁(流量制御弁)30を備えている。
【0014】
油圧ファンモータ10は、第1給排ポート11及び第2給排ポート12を有し、これらの給排ポート11,12に対する油の給排方向を変更することによって正転/逆転駆動する固定容量型のものである。この油圧ファンモータ10には、その出力軸13に冷却ファン2が設けてある。冷却ファン2は、油圧ファンモータ10が正転した場合にラジエータ1に対して送風を行うものである。油圧ファンモータ10の第1給排ポート11には、第1給排通路40が接続してある一方、油圧ファンモータ10の第2給排ポート12には、第2給排通路41が接続してある。
【0015】
油圧ポンプ20は、例えば建設機械に搭載されたエンジンによって駆動される固定容量型のもので、その吐出ポート21に供給通路42が接続してある。
【0016】
方向切替弁30は、油圧ポンプ20の吐出ポート21に接続した供給通路42と、油タンク43に接続した排出通路44と、油圧ファンモータ10の各給排ポート11,12に接続した第1給排通路40及び第2給排通路41との間の接続態様を変更することによって油圧ポンプ20から油圧ファンモータ10に対する油の供給方向を切り替えるものである。本実施の形態では、図2〜図4に示すように、弁本体31に対してスプール32が3つの動作位置に移動することによって油の供給方向を切り替えるように構成した方向切替弁30を適用している。
【0017】
より具体的に説明すると、方向切替弁30は、弁本体31にスプール孔33を有するとともに、スプール孔33にスプール32を備えている。弁本体31においてスプール孔33の内周面には、軸方向に沿って第1タンクポート34、第1入出力ポート35、ポンプポート36、第2入出力ポート37及び第2タンクポート38が順番に形成してある。第1タンクポート34及び第2タンクポート38は、上述した排出通路44を介して油タンク43に接続したものである。第1入出力ポート35は、第1給排通路40を介して油圧ファンモータ10の第1給排ポート11に接続してある一方、第2入出力ポート37は、第2給排通路41を介して油圧ファンモータ10の第2給排ポート12に接続してある。ポンプポート36は、上述した供給通路42を介して油圧ポンプ20の吐出ポート21に接続してある。
【0018】
方向切替弁30のスプール32は、スプール孔33の軸方向に沿って移動可能である。スプール32の一端面と弁本体31との間には、その弾性力によってスプール32を第1位置30Aに維持するバネ部材39が配設してある。スプール32の外周面には、第1切欠32a、第2切欠32b及び第3切欠32cが形成してある。第1切欠32a及び第2切欠32bは、スプール32の外周面全周に亘って形成した円環状の凹所である。第3切欠32cは、スプール32の軸方向に沿って形成した複数のスリット状凹所であり、第1切欠32aの端部に連通するように設けてある。これら第1切欠32a、第2切欠32b、第3切欠32cは、スプール32が軸方向に沿って3つの動作位置に移動した場合に第1タンクポート34、第1入出力ポート35、ポンプポート36、第2入出力ポート37及び第2タンクポート38の接続態様を変更するためのものである。
【0019】
方向切替弁30の第1位置30Aは、図2においてスプール32がバネ部材39の押圧力により弁本体31に対して最も右側に移動した状態である。この第1位置30Aでは、第1切欠32aによって第1入出力ポート35とポンプポート36とを接続することにより油圧ポンプ20の供給通路42と油圧ファンモータ10の第1給排通路40とを接続する。さらに、第2切欠32bによって第2入出力ポート37と第2タンクポート38とを接続することにより油タンク43に通じる排出通路44と油圧ファンモータ10の第2給排通路41とを接続した状態となる。すなわち、方向切替弁30が第1位置30Aにある場合には、油圧ポンプ20から吐出された油が供給通路42、ポンプポート36、第1切欠32a、第1入出力ポート35、第1給排通路40及び第1給排ポート11を通じて油圧ファンモータ10に供給される。一方、油圧ファンモータ10の第2給排ポート12から吐出された油は、第2給排通路41、第2入出力ポート37、第2切欠32b、第2タンクポート38及び排出通路44を通じて油タンク43に排出される。これにより、方向切替弁30が第1位置30Aにある場合には、油圧ファンモータ10が正転される。
【0020】
方向切替弁30の第2位置30Bは、図3に示すように、スプール32がバネ部材39の押圧力に抗して図中の左側に移動し、第1位置30Aと後述する第3位置30Cとの間の中間位置に配置された状態である。この第2位置30Bでは、第1切欠32aによって第1入出力ポート35とポンプポート36とを接続するとともに、第2切欠32bによって第2入出力ポート37とポンプポート36とを接続する。さらに第3切欠32cによって第1入出力ポート35と第1タンクポート34とを同時に接続する。これにより、油圧ポンプ20の供給通路42、第1給排通路40及び第2給排通路41がそれぞれ排出通路44に接続した状態となる。すなわち、方向切替弁30が第2位置30Bにある場合には、油圧ポンプ20から吐出された油が供給通路42、ポンプポート36、第1切欠32a、第1入出力ポート35、第3切欠32c、第1タンクポート34、排出通路44を通じて油タンク43に排出され、油圧ファンモータ10が回転することはない。
【0021】
方向切替弁30の第3位置30Cは、図4においてスプール32がバネ部材39の押圧力に抗し弁本体31に対して最も左側に移動した状態である。この第3位置30Cでは、第1切欠32aによって第1入出力ポート35と第1タンクポート34とを接続することにより油タンク43に通じる排出通路44と油圧ファンモータ10の第1給排通路40とを接続する。さらに、第2切欠32bによって第2入出力ポート37とポンプポート36とを接続することにより油圧ポンプ20の供給通路42と油圧ファンモータ10の第2給排通路41とを接続した状態となる。すなわち、方向切替弁30が第3位置30Cにある場合には、油圧ポンプ20から吐出された油が供給通路42、ポンプポート36、第2切欠32b、第2入出力ポート37、第2給排通路41及び第2給排ポート12を通じて油圧ファンモータ10に供給される。一方、油圧ファンモータ10の第1給排ポート11から吐出された油は、第1給排通路40、第1入出力ポート35、第1切欠32a、第1タンクポート34及び排出通路44を通じて油タンク43に排出される。これにより、方向切替弁30が第2位置30Bにある場合には、油圧ファンモータ10が逆転される。
【0022】
方向切替弁30が第1位置30Aにある場合にスプール32が第2位置30Bに向けて移動すると、スプール32が第2位置30Bに至る以前、つまりポンプポート36と第2入出力ポート37とが接続する以前において、第1入出力ポート35と第1タンクポート34とが第3切欠32cによって接続する状態となる。図には明示していないが、第3切欠32cは、第1入出力ポート35から第1タンクポート34に至る油の通過流量が、スプール32の第1位置30Aから第2位置30Bに向かう移動量に応じて漸次増大するように構成してある。従って、油圧ファンモータ10の正転時においてスプール32を第2位置30Bに向けて移動させると、第1入出力ポート35から油圧ファンモータ10に供給される油の流量が減少することになり、方向切替弁30が流量制御弁として機能する。第1入出力ポート35から油圧ファンモータ10に供給される油の流量は、図5に示すように、スプール32の第1位置30Aから第2位置30Bに向かう移動量に応じて減少することになる。つまり、上記油圧モータ駆動装置では、油圧ファンモータ10へ流入する油の量を油タンク43にバイパスすることで、油圧ファンモータ10への油の量を制御するようにした、いわゆるブリードオフ制御を行うようにしている。
【0023】
一方、上記油圧モータ駆動装置には、図1に示すように、電磁比例制御弁(以下、「EPC弁50」という)が設けてある。EPC弁50は、図1及び図2に示すように、コントローラ60から与えられた制御信号に従って移動する電磁式の制御スプール51を備えたもので、この制御スプール51の位置に応じて元圧ポート52、出力圧ポート53及びドレンポート54の接続態様を切り替えるものである。EPC弁50の元圧ポート52は、供給通路42から分岐した元圧通路55を介して油圧ポンプ20の吐出ポート21に接続してある。EPC弁50の出力圧ポート53は、出力圧通路56を介して制御圧力室(制御圧力ポート)57に接続してある。制御圧力室57は、図2〜図4において右側に位置するスプール32の他端面が臨む密閉空間である。ドレンポート54は、ドレン通路58を介して油タンク43に接続してある。
【0024】
尚、図1中の符号70は、供給通路42の圧力が予め設定した圧力を超えた場合に油を油タンク43に排出するための安全弁である。
【0025】
以下、EPC弁50の動作について説明し、併せて油圧モータ駆動装置の特徴部分についてさらに詳述する。
【0026】
コントローラ60から制御信号が与えられていない場合、EPC弁50は、内蔵された復帰バネ59の押圧力によって制御スプール51の位置が規定され、図1及び図2に示すように、元圧ポート52とドレンポート54とが互いに接続された状態となる。この結果、油圧ポンプ20が駆動した場合にも、EPC弁50の出力圧ポート53から油が吐出されることはなく、方向切替弁30のスプール32がバネ部材39の押圧力により第1位置30Aに維持される。これにより、油圧ポンプ20から吐出された油が第1給排通路40を通じて油圧ファンモータ10に供給され、油圧ファンモータ10が正転してエンジンのラジエータ1が冷却されるようになる。
【0027】
上述した状態において、例えば油圧ファンモータ10の出力軸13を検出対象として設けた回転センサ61を介して冷却ファン2からラジエータ1に対する送風が過剰であると判断した場合、コントローラ60は、EPC弁50に対して所定電流値の制御信号を与える。
【0028】
コントローラ60から制御信号が与えられたEPC弁50では、復帰バネ59の押圧力に抗して制御スプール51が移動し、元圧ポート52と出力圧ポート53とが接続することにより、出力圧ポート53から制御圧力室57に対して油が吐出される。尚、EPC弁50では、コントローラ60から与えられた電流値に応じて制御スプール51が移動することになり、出力圧ポート53から吐出される油の流量がコントローラ60から与えられた電流値に応じたものとなる。
【0029】
出力圧ポート53から制御圧力室57に圧力が与えられると、方向切替弁30のスプール32がバネ部材39の押圧力に抗して第1位置30Aから第2位置30Bに向けて移動することになり、油圧ファンモータ10に対する油の供給量が減少する。従って、冷却ファン2の回転数が小さくなり、ラジエータ1に対する送風量を減らすことができるようになる。
【0030】
上述した状態からさらにEPC弁50に対する制御信号の電流値を増やすと、やがて方向切替弁30のスプール32が第2位置30Bとなり、油圧ファンモータ10に対する油の供給が停止して冷却ファン2からラジエータ1に対する送風も停止することになる。
【0031】
第2位置30Bの状態からさらにEPC弁50に対して電流値の大きな制御信号を与えると、方向切替弁30のスプール32が第3位置30Cとなる。この状態においては、油圧ポンプ20から吐出された油が第2給排通路41を通じて油圧ファンモータ10に供給され、油圧ファンモータ10が逆転することになる。従って、例えばラジエータ1に対して逆方向に空気を通過させ、ゴミを除去することができるようになる。
【0032】
上述した動作の間、上記油圧モータ駆動装置によれば、EPC弁50の出力圧ポート53から吐出される油の流量に従って方向切替弁30を動作させるようにしているため、EPC弁50としては方向切替弁30のスプール32を動作させるだけの油を供給できるものを適用すれば良い。従って、装置の大型化を招来することなく方向切替弁30を介して油圧ファンモータ10の駆動を正確に制御することが可能となる。
【0033】
尚、上述した実施の形態では、流量制御弁として機能する方向切替弁30を適用した油圧モータ駆動装置を例示しているが、必ずしも方向切替弁30である必要はなく、流量制御機能のみを有した弁であれば良い。
【0034】
また、上述した実施の形態では、冷却ファン2が取り付けられた油圧ファンモータ10を駆動するための駆動装置を例示しているが、適用対象は油圧ファンモータに限らない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施の形態である油圧モータ駆動装置の油圧回路図である。
【図2】図1に示した油圧モータ駆動装置の要部を示す断面図である。
【図3】図1に示した油圧モータ駆動装置の要部を示す断面図である。
【図4】図1に示した油圧モータ駆動装置の要部を示す断面図である。
【図5】図1に示した油圧モータ駆動装置で適用する流量制御弁のスプールストロークと油圧ファンモータの回転数(流量)との関係を例示するグラフである。
【符号の説明】
【0036】
10 油圧ファンモータ
20 油圧ポンプ
30 方向切替弁
30A 第1位置
30B 第2位置
30C 第3位置
32 スプール
39 バネ部材
40 第1給排通路
41 第2給排通路
42 供給通路
43 油タンク
44 排出通路
50 EPC弁
51 制御スプール
52 元圧ポート
53 出力圧ポート
54 ドレンポート
57 制御圧力室

【特許請求の範囲】
【請求項1】
油圧ポンプから油圧モータに至る油の供給通路に介在し、電磁比例制御弁によって制御される流量制御弁を備えた油圧モータ駆動装置であって、
前記電磁比例制御弁の出力圧ポートを前記流量制御弁の制御圧力ポートに接続し、電磁比例制御弁の出力圧ポートから吐出される油の流量に従って前記流量制御弁を動作させることを特徴とする油圧モータ駆動装置。
【請求項2】
前記流量制御弁は、前記油圧モータを正転させる方向に油を供給する第1位置と、前記油圧モータを逆転させる方向に油を供給する第2位置とに切り替わるスプールを有し、少なくとも油圧モータが正転している際に電磁比例制御弁からの油の供給量に従って油圧ポンプから油圧モータに供給する油をブリードオフ制御することを特徴とする請求項1に記載の油圧モータ駆動装置。
【請求項3】
前記流量制御弁は、スプールを第1位置に維持するバネ部材を有し、
前記電磁比例制御弁から油を供給した場合に、前記バネ部材の押圧力に抗して第1位置から第2位置に切り替わることを特徴とする請求項2に記載の油圧モータ駆動装置。
【請求項4】
前記油圧モータは、駆動軸に冷却ファンを具備し、正転した場合に熱交換器に対して送風を行う油圧ファンモータであることを特徴とする請求項1に記載の油圧モータ駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−162350(P2009−162350A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−2353(P2008−2353)
【出願日】平成20年1月9日(2008.1.9)
【出願人】(000001236)株式会社小松製作所 (1,686)
【Fターム(参考)】