説明

焼結体

【課題】金属系バインダーを含有せずに、高い硬度、高い強度、および慣用の超硬材料に匹敵する熱伝導率を有する焼結体の提供。
【解決手段】99体積%以下のWCと、1体積%以上のAlN−Y23混合物とを含み、40W/mK以上100W/mK未満の熱伝導率を有し、不可避不純物以外の金属系バインダーを含まないことを特徴とする焼結体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はWCを基とする焼結体に関する。より詳細には、本発明は、99体積%以下のWCと、1体積%以上のAlN−Y23混合物とを含み、高い熱伝導率および高い抗折力を有する焼結体に関する。
【背景技術】
【0002】
切削工具として実用されている焼結体は、高い硬度、高い強度などを要求される。特に高負荷かつ高温という過酷な条件で実用される場合には、硬度および強度に加えて、刃先温度上昇も工具摩耗が進行する一因である。刃先部での温度を低下させるためには、油剤またはエアブローの使用などの強制的な冷却手段が一般的である。最近になって、工具の熱伝導率を高めて切削温度を低減させる取り組みがなされてきている。このような要求から開発された切削工具として、熱伝導率の高い窒化アルミニウムAlNの特性を利用し、窒化アルミニウムを1〜25体積%と、Ti(Cx,Ny,Oz)で表される少なくとも1種のチタン化合物を75〜99体積%とを含有するセラミックス焼結体切削工具が提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
また、同様の要求を満たすことを目的として、AlNの特性を利用したAlN基サーメット工具が提案されている(特許文献2参照)。AlN基サーメット工具は、鉄系元素とアルミニウムとを主成分とする金属相5〜30体積%と、周期律表第4族および第5族元素の窒化物の少なくとも1種を主成分とする第1硬質相5〜30体積%と、残部の窒化アルミニウムを主成分とする第2硬質相と、不可避不純物とを含む焼結体である(特許文献2参照)。
【0004】
しかしながら、これらの焼結体がTi(Cx,Ny,Oz)またはTiNのようなチタン系化合物を多量に含有することから、焼結体の熱伝導率の向上は不充分である.実際、前述のセラミックス焼結体切削工具の構成する焼結体は30W/mK以下の熱伝導率を有する(特許文献1参照)。また、前述の窒化アルミニウム基サーメット工具を構成する焼結体は、30W/mK以下の熱伝導率を有するとされるTiNなどを多く含み、十分な放熱性能を有するとは言い難い。
【0005】
また、高強度を有する、いわゆるバインダーレス炭化タングステン系超硬質材料も提案されている(特許文献3参照)。このバインダーレス炭化タングステン系超硬質材料は、0.3μm未満の平均粒径を有する原料粉末を使用して作製される。しかしながら、バインダーレスであるため、他の添加物の効果は検討されていない。加えて、バインダーレス炭化タングステン系超硬質材料の熱伝導率に関しても何ら言及されていない。
【0006】
一方、超硬K種(WC−Co)は、金属系バインダーのコバルトを含むことにより、高い強度と高い熱伝導率を実現している。しかしながら、金属系バインダーを含むことから、高速機械加工の高い温度で金属系バインダーの融解または被削材の溶着が発生し、工具寿命が短くなるという欠点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2001−114562号公報
【特許文献2】特開2005−297132号公報
【特許文献3】特開2004−91241号公報
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】中島利勝、鳴瀧則彦著、「機械加工学(機械系大学講義シリーズ27)」、コロナ社、1983年10月、p.70
【非特許文献2】日本熱物性学会編、「新編熱物性ハンドブック」、養賢堂、2008年3月、p.291−294
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
よって、本発明が解決しようとする課題は、高い硬度および高い強度を兼ね備えると同時に、金属系バインダーを含まずに、工具材料の中でも比較的高い熱伝導率(約90W/mK)を有するとされる超硬K10に匹敵する熱伝導率を有する焼結体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、チタン系化合物の含有量を極力減らして、熱伝導率の高い炭化タングステン(WC)を主成分とする、切削温度低減による切削工具の長寿命化および切削速度の高速化による能率向上を検討した。特に、金属系バインダーを含まずに高い強度および高い熱伝導率を達成するために検討を重ねた結果、WCとAlNとの組み合わせにおいて高い性能を得るという知見を得た。本発明は、これらの知見に基づいて完成するに至ったものである。
【発明の効果】
【0011】
本究明の構成を採ることによって、切削温度(刃先部最高温度)を低下させるのに十分な高い熱伝導率を有すると同時に、切削工具に要求される高い強度などの特性を満たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】評価2における切削速度300m/minにおける工具摩耗進行線を示すグラフである。
【図2】評価2における切削速度400m/minにおける工具摩耗進行線を示すグラフである。
【図3】実施例1で得られた7W(0.2)−3Aの走査電子顕微鏡写真である。
【図4】比較例1で得られたW(0.2)の走査電子顕微鏡写真である。
【図5】評価4における工具摩耗進行線を示すグラフである。
【図6】評価4における30秒間の旋削実験終了時のK10(Com)の工具摩耗を示す写真である。
【図7】評価4における30分間の旋削実験終了時のWC(uf)−AlN焼結体の工具摩耗を示す写真である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の焼結体は、99体積%以下のWCと、1体積%以上のAlN−Y23混合物(以下、AlN+Y23と称する)とを含む。本発明の焼結体は、51体積%以上99体積%以下のWCと、1体積%以上49体積%以下のAlN+Y23とを含むことが望ましい。さらに、本発明の焼結体は、WCおよびAlN+Y23中に含まれる不可避不純物以外の金属系バインダーを含まない。本発明における「金属系バインダー」とは、Fe、Co、Niなどの鉄系元素(周期律表第8〜10族元素)およびAlを含む金属または合金を意味する。本発明の焼結体は、不可避不純物を除いて、WCとAlN+Y23とからなることが望ましい。
【0014】
上記の組成から成る本発明の焼結体は、40W/mK以上100W/mK未満の熱伝導率を有する。本発明の焼結体は、より好ましくは80W/mK以上100W/mK未満の熱伝導率を有する。
【0015】
さらに、本発明の焼結体は、950MPa以上、好ましくは1000MPa以上の抗折力を有することが望ましい。
【0016】
本発明の焼結体は、原料となるWC粒子およびAlN+Y23粒子を、慣用の湿式または乾式混合した粉末混合物の焼結により作製される。WC粒子およびAlN+Y23粒子の混合には、ボールミル、乳鉢などの当該技術において知られている任意の装置を使用することができる。湿式混合法を採用した場合には、焼結前に慣用の乾燥工程を適用して、乾燥状態の粉末混合物を得ることが望ましい。本発明においては、1μm未満の平均粒径を有するWC粒子を用いることが望ましい。粉末混合物の焼結は、WCからなる連続相が形成されることを条件として、放電プラズマ焼結(SPS)法、一軸加圧焼結法、静水圧加圧焼結法(HIP)、雰囲気加圧焼結、真空焼結、無加圧焼結などの当該技術において知られている任意の方法を用いて実施することができる。
【0017】
本発明の焼結体は、切削工具、および特に切削用チップの材料として有用である。切削工具および切削用チップのように、狭い領域に集中する熱源から発生する熱を三次元的に拡散させたい場合、それらを構成する材料は等方的な熱伝導率を有することが望ましい。三次元的に等方的な熱伝導率を実現するためには、多量成分が連続相となり、少量成分が連続層中に分散する複数の粒子(分散相)から成る粒子分散型の構造が望ましい。本発明の焼結体においては、その大半を占めるWCが連続相を形成することが望ましい。本発明において「連続相を形成する」とは、任意の組織写真の視野内において、ある成分(たとえば、WC)が端から端まで連結された構造を有することを意味する。また、本発明の焼結体は、99%以上の相対密度を有することが望ましい。本発明における「相対密度」とは、マイクロポアなどの空隙が存在しないことを仮定して構成材料の密度および混合比率から計算される理論密度に対する、実際に測定される見掛け密度の比を意味する。
【0018】
また、本発明の焼結体を用いて切削工具または切削用チップを作製する際には、焼結体表面に対して、当該技術において知られている任意の硬質皮膜などのコーティング層を付加してもよい。
【実施例】
【0019】
(実施例1)
70体積%のWC粒子(約0.2μm、0.45μmおよび1μmの平均粒径を有する)および30体積%のAlN+Y23粒子(約1μmの平均粒径を有する)を秤量し、イソプロピルアルコールを分散剤として用いボールミル中で分散させた。分散物を乾燥して、粉末混合物を得た。得られた粉末混合物をカーボンダイス中に充填した。1700℃の温度および10MPaの圧力条件下、60分間にわたって放電プラズマ焼結(SPS)法によって焼結させて、焼結体を得た。本実施例において、約0.2μm、0.45μmおよび1μmの平均粒径を有するWC粒子を用いて得られた焼結体を、それぞれ、7W(0.2)−3A、7W(0.45)−3Aおよび7W(1.0)−3Aと称する。
【0020】
(比較例1)
100体積%のWC粒子(約0.2μm、0.45μmおよび1μmの平均粒径を有する)をカーボンダイス中に充填し、1700℃の温度および10MPaの圧力条件下、60分間にわたって放電プラズマ焼結(SPS)法によって焼結させて、焼結体を得た。本比較例において、約0.2μm、0.45μmおよび1μmの平均粒径を有するWC粒子を用いて得られた焼結体を、それぞれ、W(0.2)、W(0.45)およびW(1.0)と称する。
【0021】
(評価1)
実施例1で得られた7W(0.2)−3Aおよび7W(1.0)−3A、ならびに比較例1で得られたW(0.2)およびW(1.0)に関して、抗折力および熱伝導率を測定した。結果を第1表に示す。抗折力は、試験片の幅を3.1mmとし、試験片の全長を20mmとし、支点間距離を16mmとし、試験片の数を3個としたことを除いて、JIS R1601に規定される方法を用いて測定した。
【0022】
【表1】

【0023】
第1表から明らかなように、AlN+Y23を含む実施例1の焼結体は、WCのみから形成される比較例1の焼結体よりも大きな抗折力を有した。また、AlN+Y23を含む実施例1の組成においても、WCのみからなる比較例1の組成においても、WC粒子の平均粒径が小さい方が、より高い抗折力を示すことが分かった。
【0024】
また、熱伝導率に関しては、AlN+Y23を含む実施例1の組成と、WCのみからなる比較例1の組成との間に、大きな差は認められなかった。ここで、AlN+Y23を含む実施例1の組成においても、WCのみからなる比較例1の組成においても、WC粒子の平均粒径が大きい方が、より高い熱伝導率を示すことが分かった。
【0025】
(評価2)
実施例1および比較例1で得られた焼結体を切削工具形状に成形し、ダクタイル鋳鉄(FCD400)の旋削実験を行った。旋削実験は、強制冷却を行わない乾式条件で行った。また、切込深さを0.5mmに設定し、送り量を0.1mm/revに設定した。図1に、300m/minの切削速度における工具摩耗進行線図を示した。また、図2に、400m/minの切削速度における工具摩耗進行線図を示した。
【0026】
300m/minおよび400m/minの切削速度の両方において、AlN+Y23を含む実施例1の焼結体を成形した切削工具が、WCのみからなり、AlN+Y23を含有しない比較例1の焼結体を成形した切削工具よりも長い寿命(すなわち、同一切削時間におけるより少ない摩耗量)を示した。さらに、AlN+Y23を含む実施例1の焼結体を成型した切削工具の中でも、1μm未満の平均粒径を有するWC粒子を用いた7W(0.45)−3Aおよび7W(0.2)−3Aがより長い寿命を示した。
【0027】
(評価3)
図3に、実施例1で得られた7W(0.2)−3Aの走査電子顕微鏡写真を示す。図3中に、白色の縁で囲まれた塊は、主としてAlN+Y23から構成される部分であり、その周囲の部分が主としてWCから構成される部分である。図3から、本発明に係る7W(0.2)−3Aが、WCを連続相とし、AlN+Y23を分散相とする粒子分散型構造を有することが分かる。ここで、連続相であるWCは、図3に示した視野内において、左端から右端まで、および上端から下端まで連続した構造を有する。
【0028】
一方、図4に、比較例1で得られたW(0.2)の走査電子顕微鏡写真を示す。0.5μm以下の平均粒径を有する超微粒子WC粉末から、マイクロポアが存在しないバインダーレス焼結体を作製することは困難であることが知られている(特許文献3、特に「発明が解決しようとする課題」の記載を参照)。図4においても、黒色部および白色部として、点在するマイクロポアが確認できる。ここで、W(0.2)の相対密度が97.5%(理論密度を15.60g/cm3として算出)であったのに対し、7W(0.2)−3Aの相対密度は99.5%(理論密度を11.94g/cm3として算出)であった。これらのことから、本発明に係る7W(0.2)−3Aが、より緻密で健全な焼結体であることが分かる。
【0029】
(実施例2)
70体積%のWC粒子(約0.2μmおよび1μmの平均粒径を有する)および30体積%のAlN+Y23粒子(約1μmの平均粒径を有する)を秤量し、イソプロピルアルコールを分散剤として用いて分散させた。分散物を乾燥して、粉末混合物を得た。得られた粉末混合物をカーボンダイス中に充填した。1700℃の温度および10MPaの圧力条件下、60分間にわたって放電プラズマ焼結(SPS)法によって焼結させて、焼結体を得た。本実施例において、約0.2μmおよび1μmの平均粒径を有するWC粒子を用いて得られた焼結体を、それぞれ、WC(uf)−AlN、およびWC−AlNと称する。
【0030】
得られたWC(uf)−AlN焼結体は、1200MPaの抗折力および87W/mKの熱伝導率を有した。また、得られたWC−AlN焼結体は、800MPaの抗折力および130W/mKの熱伝導率を有した。
【0031】
(評価4)
実施例2で得られた焼結体を切削工具形状に成形し、市販材料の切削工具との比較のためのダクタイル鋳鉄(FCD400)の旋削実験を行った。ここで、市販材料として、超硬K10(「K10(Com)」と称する)、純アルミナセラミック(「Al2O3(Com)」と称する)、およびTiC添加アルミナセラミック(「Al2O3−TiC(Com)」と称する)を成形した工具を準備した。
【0032】
なお、公知文献から、Al2O3(Com)は800MPa(HIP)の抗折力および17W/mKの熱伝導率を有し、Al2O3−TiC(Com)は900MPa(HIP)の抗折力および21W/mKの熱伝導率を有することが知られている(非特許文献1参照)。また、切削工具に一般的に使用される主要なセラミック材料であるアルミナ、炭化チタン、および窒化ケイ素は、それぞれ33W/mK(@293.15K)、31.8W/mK(@300K)、および31W/mK(@300K)の熱伝導率を有することが知られている(非特許文献2参照)。
【0033】
旋削実験は、強制冷却を行わない乾式条件で行った。また、切込深さを0.5mmに設定し、送り量を0.1mm/revに設定し、切削速度を300m/minに設定した。図5に、本評価における工具摩耗進行線図を示した。図5から明らかなように、WC(uf)−AlNから成形した工具は、市販材料の工具に比べて著しく長い寿命を有することが分かった。
【0034】
また、WC(uf)−AlN焼結体およびK10(Com)で作製した切削工具に関して、前述の旋削実験終了時の表面観察を行った。図6は、K10(Com)の30秒間の旋削実験終了時の工具摩耗を示す写真である。図7は、WC(uf)−AlN焼結体の30分間の旋削実験終了時の工具摩耗を示す写真である。
【0035】
図6から、K10(Com)の工具においては、わずか30秒間の旋削実験においても、工具表面に凝着物が観察され、実験初期において大きく摩耗していることが認められた。この結果は、前述のようにK10(Com)が金属バインダーであるコバルトを含むことにより、高強度および高熱伝導率を実現しているものの、300m/minの切削速度のような高速加工時の高い温度により金属バインダーの融解または被旋削材の溶着が発生し、工具寿命が短くなったものと考えられる。
【0036】
一方、図7から、本発明に係るWC(uf)−AlN焼結体の工具においては、K10(Com)の60倍の時間に及ぶ旋削実験終了時においても、凝着物は観察されず、かつ摩耗量も少なかった。
【0037】
さらに、市販材料であるAl2O3(Com)およびAl2O3−TiC(Com)で形成した工具については、抗折力および熱伝導率の低さから、短い工具寿命を示したと考えられる。
【0038】
以上のように、本発明の焼結体は、慣用のアルミナ系セラミック焼結体および金属系バインダーを含有する超硬材料に比較して、高い抗折力(強度)および高い熱伝導率を示す傾向がある。特に高温が発生する高切削速度条件において、本発明の焼結体から成形された切削工具は長い使用寿命を示す。このことは加工効率を向上させることを可能にする。本発明の焼結体の効果の一因は、鉄系材料との反応性が低いことであると考えている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
99体積%以下のWCと、1体積%以上のAlN−Y23混合物とを含み、40W/mK以上100W/mK未満の熱伝導率を有し、不可避不純物以外の金属系バインダーを含まないことを特徴とする焼結体。
【請求項2】
950MPa以上の抗折力を有することを特徴とする請求項1に記載の焼結体。
【請求項3】
1μm未満の平均粒径を有するWC粉末を原料として用いる焼結によって作製されていることを特徴とする請求項1に記載の焼結体。
【請求項4】
WCが連続相を形成していることを特徴とする請求項1に記載の焼結体。
【請求項5】
相対密度が99%以上であることを特徴とする請求項1に記載の焼結体。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載の焼結体を用いて形成されていることを特徴とする切削工具。
【請求項7】
請求項1から5のいずれかに記載の焼結体を用いて形成されていることを特徴とする切削用チップ。
【請求項8】
40W/mK以上100W/mK未満の熱伝導率を有し、不可避不純物以外の金属系バインダーを含まない焼結体の製造方法であって、
99体積%以下のWCと、1体積%以上のAlN−Y23混合物とを混合して粉末混合物を形成する工程と、
前記粉末混合物を焼結する工程と
を含み、前記WCは1μm未満の平均粒径を有する粉末であることを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−98846(P2011−98846A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−253165(P2009−253165)
【出願日】平成21年11月4日(2009.11.4)
【出願人】(591282205)島根県 (122)
【Fターム(参考)】